JP5164562B2 - パラ線供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばモータ、発電機等の回転電気機械に用いるコイルを製造するためのコイル巻線装置などに、複数本の電線を所定間隔で一列に配列させて供給するパラ線供給装置に関する。
近年、電気自動車などのモータの開発に際し、自動車に搭載可能な低電圧の電源によって大きな駆動力が得られるようにするため、電線の断面積を大きくして大電流を流すことにより、大きな駆動力が得られるようにしたモータが望まれている。しかしながら、電線の直径を大きくした場合には、巻線操作やステータコアへのコイル挿入操作が困難となると共に、ステータコアのスロット内における電線のスペースファクタ(空間占有率)も小さくなるという問題があった。
このため、複数本の電線を並列して巻いて(パラ巻きして)コイルを形成することにより、巻線操作やコイル挿入操作に支障をきたすことなく、電線の断面積を大きくする試みがなされている。そして、電線をパラ巻きする巻線装置としては、例えば下記特許文献1、特許文献2、特許文献3などに示される装置が知られている。
また、近年のモータ制御においては、高周波電流を流すものが多くなりつつあり、高周波電流においては、電線の表層の方が抵抗が少ないという特性があるため、電線の表面積を大きくして高周波電流の抵抗を下げる上でも、パラ巻線は有効であった。
このようなパラ巻線においては、複数本の電線を、一列に整列させた状態で、巻線装置に供給する必要がある。このようなパラ線の供給装置として、下記特許文献4には、電線を固定できるように挟持した状態と、電線を開放することなく線方向に摺動可能に挟持した状態と、電線を開放できるように開いた状態の少なくとも3段階の開閉状態を取り得るクランプ部を2つ有し、これらのクランプ部が平行に閉じた状態とY字状に開いた状態とに開閉可能とされたグリッパを有する電線受け渡し手段が開示されている。
特開平11−332184号公報 特開2005−65431号公報 特許3762929号公報 特開2004−23968号公報
しかしながら、パラ巻線装置においては、モータ等の仕様によって、パラ巻きする電線の本数が異なっていることが多く、適用すべきモータ等が変更されると、パラ巻きする電線の本数を変更しなければならなかった。しかし、パラ巻きする電線の本数を変更するためには、電線を引き出すリールや、電線を整列させて保持する保持具などの構成を変える必要が生じ、段取り変えに多大な労力と時間がかかるという問題があった。
上記特許文献4に記載された電線受け渡し手段も、整列された電線を一括して把持する構造をなしており、パラ巻きする電線の本数を変えるためには、段取り変えをする必要があった。
したがって、本発明の目的は、巻線装置等へパラ線を供給する装置において、供給すべきパラ線の数を簡単に変更できるようにしたパラ線供給装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明によるパラ線供給装置は、複数本の電線を所定間隔で一列に配置させる整列手段と、整列された電線を配列方向に沿って2つに分けて開閉可能にクランプする2つのクランパと、前記2つのクランパでクランプする境界となる電線間に進退可能に差し込まれ、該電線間を押し広げるスプリッタと、該クランパよりも電線の走行方向前方に配置され、電線を挟持して正逆回転する一対のローラと、該一対のローラよりも電線の走行方向前方に配置されたカッターとを備え、前記2つのクランパ及び前記スプリッタは、電線の配列方向に沿って移動することにより、前記クランパのそれぞれがクランプする電線の数及び前記スプリッタが差し込まれる位置を変更可能とされ、一方のクランパは、電線の走行方向にも進退動作できるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、電線の各先端を一対のローラの手前に位置させ、2つのクランパを開いた状態で、電線の配列方向に沿って移動することにより、各クランパによって把持される電線の本数を変更することができる。そして、電線の走行方向に進退動作できる一方のクランパが把持すべき電線の本数が、モータ等の仕様に合った本数となったところで、クランパの移動を停止させ、2つのクランパを閉じて電線を保持させる。次いで、一方のクランパを一対のローラ方向に移動させると、一方のクランパに保持された電線の端部が一対のローラの間に当接される。この状態で一対のローラを電線の送り出し方向に回転させると、一方のクランパに保持された電線が一対のローラに挟まれて送り出されるので、それと同時に一方のクランパを開いて電線が移動できるようにすれば、一方のクランパによって把持されて押出された電線だけが巻線装置等へ供給されることになる。また、残りの電線は、他方のクランパによって保持し続けることにより、ローラに挟まれ移動してしまうのを防止することができる。こうして、一方のクランパによって挟んだ数の電線だけを整列させて供給することができる。
また、巻線装置における巻線操作が終了し、仕様の異なるモータ用の巻線を開始するために、パラ線の本数を変更する必要が生じた場合には、一対のローラの前方に供給されている電線をカッターで切断し、一対のローラを逆転させて、電線の先端が一対のローラで挟まれない位置まで後退させる。この状態で、2つのクランパを開いて電線の配列方向に移動させ、一方のクランパが仕様に適合する本数の電線を把持する位置となるように配置する。そして、再び上記操作を繰り返すことにより、電線の本数を仕様に適合するように変更して供給を開始することができる。このように、本発明によれば、供給するパラ線の本数を容易に変更することができるので、段取り変えに要する作業時間を短縮させて生産性を高めると共に、作業者の労力を軽減することができる。
また、本発明のパラ線供給装置は、前記2つのクランパでクランプする境界となる電線間に進退可能に差し込まれ、該電線間を押し広げるスプリッタを有しており、スプリッタを押し込むことによって、2つのクランパでクランプする境界となる電線間の間隙を広げることができるので、一方のクランパで把持する電線と、他方のクランパで把持する電線とを明確に分けることができ、供給すべき一方のクランパで把持する電線の本数を正確に定めることができる。
また、前記各クランパは、挟持面に弾性材が装着された開閉可能な一対の把持棒で構成されていることが好ましい。この態様によれば、挟持面に弾性材が装着された開閉可能な一対の把持棒で電線を把持することにより、モータ等のコイルに使用される絶縁被膜で覆われた電線の絶縁被膜を損傷することなく、かつ、電線が滑ることなく確実に把持することができる。
更に、前記一対のローラの少なくとも一方は、電線が1本ずつ入るように所定間隔で平行に形成された複数の環状の溝を周面に有し、該各環状の溝は、溝方向に対して直交する断面が開口部に向けて広がる形状をなしていることが好ましい。この態様によれば、ローラの環状の溝に電線が1本ずつ入ることにより、電線を整列させた状態で送り出すことができると共に、電線が溝の内周に少なくとも2箇所で当接することによって、ローラと電線との接触面積を大きくとってローラの回転力を電線に正確に伝えることができる。
更にまた、前記一対のローラは、その少なくとも一方が、クラッチ機構を介して、回転駆動機構に連設されており、クラッチ機構が接続状態にあるとき、回転駆動機構によって正逆回転できるように構成されていることが好ましい。この態様によれば、所定本数の電線がローラの回転によって送り出され、巻線装置に供給されて巻線操作が開始された場合には、前記クラッチ機構を切り離し状態にしてローラの回転をフリーにすることにより、巻線装置のフライヤの回転等による引張り力によって、電線が自動的に引き出されるようにすることができる。
本発明によれば、巻線装置等に供給するパラ線の本数を容易に変更することができるので、段取り変えに要する作業時間を短縮させて生産性を高めると共に、作業者の労力を軽減することができる。
以下、図面を参照して本発明によるパラ線供給装置の一実施形態を説明する。
図1に示すように、このパラ線供給装置10は、図示しない電線リールから繰り出される複数本の電線Wを整列させて、図示しない巻線装置に供給するものである。このパラ線供給装置10は、複数本の電線Wを整列させる整列手段20と、所定間隔で一列に整列した電線Wを把持するクランプ装置30と、整列した電線Wの所定の間隙に挿入されるスプリッタ50と、電線Wを挟持して進退動作させる送り出し装置60と、電線Wをカットするカッター70とを備えている。
整列手段20は、ガイド板24に所定間隔で櫛歯状に突設されたガイドピン21と、送り出し装置60のフレームの縦壁65に複数個のガイドリブ25を立設し(図2参照)、それらの間に形成したガイド溝22と、上記縦壁65の上下に所定間隔で設けられた一対のガイドローラ23とを有している。図示しない電線リールから繰り出された複数本の電線Wは、ガイドピン21の間に一本ずつ挿入され、次いで縦壁65の対応するガイド溝22に一本ずつ挿入され、最後に一対のガイドローラ23によって所定の幅に揃えられて、送り出し装置60に供給される。
クランプ装置30は、図2、3に示すように、図示しない装置フレームに固定された支柱33を有し、この支柱33の上部にサーボモータ34が設置されている。支柱33の長さ方向に沿ってボールネジ35が配設されており、サーボモータ34によりボールネジ35が正逆回転する。また、支柱33に沿って図示しないガイドレールが配設され、このガイドレールに沿って移動するスライドブロック37が取付けられている。スライドブロック37は、上下に2つ設けられ、両ブロック37は、上下スライドベース38に連結されている。スライドブロック37は、ボールネジ35に螺合するナット36を内蔵し、ボールネジ35の回転によって上下移動するようになっている。
上下スライドベース38の上部には、水平方向に延びるエアシリンダ39が取付けられている。このエアシリンダ39には、水平スライドベース40が設けられており、水平スライドベース40は、エアシリンダ39の作動によって電線Wの走行方向に進退動作するようになっている。
水平スライドベース40には、支持板41を介して、第1クランパ31がその先端を下方に向けて取付けられている。第1クランパ31は、エアシリンダ48によって開閉動作する一対の把持棒42,43を有し、把持棒42,43どうしの把持面には、シリコンゴム等からなる弾性材44が装着されている。第1クランパ31は、水平スライドベース40の移動により、電線Wの走行方向に進退可能とされている。
また、支柱33の下部には、支持板45を介して、第2クランパ32がその先端を上方に向けて取付けられている。第1クランパ31が電線Wの走行方向に対して後退した位置にあるとき、第2クランパ32は、第1クランパ31と上下に整合して、かつ、先端どうしを突き合わせて配置され、これらのクランパ31,32間に全ての電線Wを挟めるようなっている。第2クランパ32は、エアシリンダ49によって開閉動作する一対の把持棒46,47を有し、把持棒46,47どうしの把持面には、シリコンゴム等からなる弾性材44が装着されている。
スプリッタ50は、クランプ装置30に対して電線Wの走行方向前方に隣接して配置されており、図8に示すように、支持板51に取付けられたエアシリンダ52と、このエアシリンダ52によってクランパ31,32方向に進退動作するスプリット刃53を有している。スプリット刃53は、上下に配設された第1クランパ31と第2クランパ32との境界に位置しており、第1クランパ31と第2クランパ32とで電線Wを把持する際に、第1クランパ31で把持される電線Wの先端のものと、第2クランプ32で把持される電線Wの先端のものとの間に侵入してそれらの間隔を広げ、第1クランパ31で把持される電線Wと第2クランパ32で把持される電線Wとが明確に分かれるようにする。なお、第1クランパ31と第2クランパ32が電線Wを把持した後は、エアシリンダ52の作動によって、スプリット刃53は、第1クランパ31の電線走行方向への移動を妨げない位置まで後退する。
送り出し装置60は、図2及び図4に示すように、上方フレーム63と、下方フレーム64と、それらの間を連結する縦壁65とを有している。前述したように、縦壁65には、電線Wの整列手段20であるガイド溝22と、ガイドローラ23とが配設されている。そして、上方フレーム63と、下方フレーム64との間に、第1ローラ61と第2ローラ62とが、回転軸68,69を介して、回転可能に支持されている。第1ローラ61及び第2ローラ62の周面には、電線Wが1本ずつ嵌合する、複数本の環状の溝61a、62aが平行に形成されている。各環状の溝61a、62aは、その溝方向に対して直交する断面がほぼV字状をなしており、一対のローラ61,62で挟持したとき、電線Wの外周が環状の溝61a、62aの内周に少なくとも2箇所で接触し、電線Wに対する強いグリップ力を与えて、ローラ61,62の回転によって電線Wを確実に移動できるようにしている。なお、環状の溝61a、62aの断面形状は、V字状の他、台形状、円弧状などでもよく、要するに開口部に向けて広がる形状をなしていればよい。
また、第1ローラ61に装着されたギヤ61bと、第2ローラ62に装着されたギヤ62bとが歯合しており、第1ローラ61と第2ローラ62とは、上記ギヤ61b、62bを介して連動し、互いに反対方向に回転するようになっている。
更に、下方フレーム64の下面には、モータ66及びクラッチ67が設置され、モータ66が、クラッチ67を介して、第1ローラ61の回転軸68を正逆回転させるようになっている。そして、第1ローラ61の正逆回転により、上記ギヤ61b、62bを介して、第2ローラ62も正逆転し(ただし回転方向は第1ローラ61と反対)、第1ローラ61及び第2ローラ62に挟持された電線Wが、電線走行方向の前方又は後方に移動するようになっている。
更にまた、第2ローラ62の回転軸69を、第1ローラ61の回転軸68に向けて押圧する押圧手段76、77が設けられており、第1ローラ61と第2ローラ62との間で電線Wを挟持する圧力を調整できるようになっている。
カッター70は、送り出し装置60に対して電線走行方向の前方に隣接して配置されている。カッター70は、フレームに固定されたエアシリンダ71の作動ロッド72に固定されて昇降動作する昇降板73から、電線Wのラインに向けて垂下するように取付けられている。そして、巻線操作が終了して電線Wを切断する際に、エアシリンダ71の作動によって下降し、一対の切断刃74を開閉させて電線Wをカットし、エアシリンダ71の作動によって再び上昇するように構成されている。
次に、上記構成からなるパラ線供給装置10の作用について、図5〜11を参照して説明する。
図5に示すように、所定本数の電線Wが供給されて巻線操作が終了し、次に仕様の異なるモータ用のコイル巻線を行うため、電線Wの本数を変更する必要が生じた場合には、図5に示すように、カッター70が下降して、巻線装置側へ送出されている電線Wをカットする。電線Wをカットした後、カッター70は上昇して元の位置に復帰する。
次に、図6に示すように、モータ66の作動により、第1ローラ61が逆転して、第1ローラ61及び第2ローラ62に挟持された電線Wが、電線走行方向に対して後方に移動し、第1ローラ61及び第2ローラ62の後方に押し戻された状態とする。その結果、全ての電線Wの先端が第1ローラ61及び第2ローラ62の後方に整列して位置した状態となる。なお、この操作までは、第1クランパ31、第2クランパ32は開いた状態にあり、スプリッタ20は電線Wに干渉しない位置に後退した状態にある。
次に、図7に示すように、モータ34の作動によってボールネジ35が回転し、上下スライドベース38が上下移動して、第1クランパ31及び第2クランパ32が上下移動する。この場合、供給すべき電線Wの本数を増やしたい場合には、両クランパ31、32を下降させて、第1クランパ31によって把持される電線Wの数を増やし、供給すべき電線Wの本数を減らしたい場合には、両クランパ31,32を上昇させて、第1クランパ31によって把持される電線Wの数を減らせばよい。図7に示した例においては、両クランパ31,32が下降して、供給すべき電線Wの数を増やすようにしている。また、全ての電線Wを供給したい場合には、第1クランパ31だけで全ての電線Wを保持できる位置まで両クランパ31,32を下降させればよい。
次に、図8に示すように、エアシリンダ52を作動させて、スプリッタ50のスプリット刃53を、第1クランパ31で把持される電線Wの下端のものと、第2クランプ32で把持される電線Wの上端のものとの間に侵入させて、それらの間隔を広げる。
次に、図9に示すように、エアシリンダ48、49を作動させて、第1クランパ31及び第2クランパ32を閉じて、それぞれに対応する電線Wを保持させる。このとき、前記のように、スプリット刃53により、第1クランパ31で把持される電線Wの下端のものと、第2クランプ32で把持される電線Wの上端のものとの間隔が広げられているので、それぞれのクランパ31,32によって保持される電線Wを明確に分けて、第1クランパ31によって保持される電線Wの本数を正確に設定できる。両クランパ31,32が閉じて電線Wが保持されたら、スプリッタ50がエアシリンダ52の作動によって後退し、元の位置に復帰する。
次に、図10に示すように、エアシリンダ39(図3参照)の作動により、水平スライドベース40が電線走行方向の前方に所定距離だけ移動し、第1クランパ31が電線走行方向の前方に所定距離だけ移動する。その結果、第1クランパ31で保持された電線Wが電線走行方向の前方に押出され、それらの先端が第1ローラ61及び第2ローラ62の間に当接される。なお、第2クランパ32に保持された電線Wは、電線走行方向の前方に移動することなく、そのままの状態に保持される。
この状態で、図11に示すように、モータ61(図1参照)の作動により第1ローラ61を正転させると、第1クランパ31で押出された電線Wが、第1ローラ61及び第2ローラ62の間に挟持されて、両ローラ61、62の回転によって電線走行方向の前方に押出される。電線Wが両ローラ61,62に保持されて送り出されるときには、第1クランパ31は開いて、電線Wの移動を許容し、電線走行方向の後方に移動して元の位置に復帰する。なお、第2クランパ32は、電線Wを保持し続けることにより、第2クランパ32に保持された電線Wは、ローラ61,62に挟まれて送り出されないようにすることができる。こうして、第1クランパ31に保持された電線Wのみが図示しない巻線装置に供給されることになり、巻線装置に供給される電線Wの本数を変更することができる。
なお、巻線装置においては、送り出し装置60から供給された電線Wを受け取って巻線操作を開始する。その結果、以後電線Wは、巻線装置によって引張り出されることになるので、モータ66のクラッチ67を切り離して、ローラ61,62がフリーで回転するようにし、電線Wが巻線装置の引張り力だけで引き出されるようにする。
以上のように、本発明によれば、巻線装置へ供給するパラ線の本数を簡単に変更することができ、段取り変えに要求される時間を短縮し、労力を軽減することができる。
本発明によるパラ線供給装置の一実施形態を示す斜視図である。 同パラ線供給装置の正面図である。 同パラ線供給装置の右側面図である。 同パラ線供給装置の送り出し装置を示す左側面図である。 同パラ線供給装置のパラ線を切断する状態を示す説明図である。 同パラ線供給装置のローラに挟まれたパラ線を送り戻した状態を示す説明図である。 同パラ線供給装置のクランパを移動させて、第1クランパに保持させるパラ線の本数を変更している状態を示す説明図である。 同パラ線供給装置のスプリッタを電線間に侵入させた状態を示す説明図である。 同パラ線供給装置のクランパで電線を保持させた状態を示す説明図である。 同パラ線供給装置の第1クランパを電線走行方向前方に移動させて、所定本数の電線を押し出した状態を示す説明図である。 同パラ線供給装置において、一対のローラで電線を送り出した状態を示す説明図である。
符号の説明
10 パラ線供給装置
20 整列手段
21 ガイドピン
22 ガイド溝
23 ガイドローラ
25 ガイドリブ
30 クランプ装置
31 第1クランパ
32 第2クランパ
42,43 把持棒
44 弾性材
46,47 把持棒
50 スプリッタ
53 スプリット刃
60 送り出し装置
61 第1ローラ
61a 環状の溝
62 第2ローラ
62a 環状の溝
67 クラッチ
70 カッター
74 切断刃

Claims (4)

  1. 複数本の電線を所定間隔で一列に配置させる整列手段と、整列された電線を配列方向に沿って2つに分けて開閉可能にクランプする2つのクランパと、前記2つのクランパでクランプする境界となる電線間に進退可能に差し込まれ、該電線間を押し広げるスプリッタと、該クランパよりも電線の走行方向前方に配置され、電線を挟持して正逆回転する一対のローラと、該一対のローラよりも電線の走行方向前方に配置されたカッターとを備え、前記2つのクランパ及び前記スプリッタは、電線の配列方向に沿って移動することにより、前記クランパのそれぞれがクランプする電線の数及び前記スプリッタが差し込まれる位置を変更可能とされ、一方のクランパは、電線の走行方向にも進退動作できるように構成されていることを特徴とするパラ線供給装置。
  2. 前記各クランパは、挟持面に弾性材が装着された開閉可能な一対の把持棒で構成されている請求項に記載のパラ線供給装置。
  3. 前記一対のローラの少なくとも一方は、電線が1本ずつ入るように所定間隔で平行に形成された複数の環状の溝を周面に有し、該各環状の溝は、溝方向に対して直交する断面が開口部に向けて広がる形状をなしている請求項1又は2に記載のパラ線供給装置。
  4. 前記一対のローラは、その少なくとも一方が、クラッチ機構を介して、回転駆動機構に連設されており、クラッチ機構が接続状態にあるとき、回転駆動機構によって正逆回転できるように構成されている請求項1〜のいずれか1つに記載のパラ線供給装置。
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