JP5163319B2 - 画像信号補正装置、撮像装置、画像信号補正方法、およびプログラム - Google Patents

画像信号補正装置、撮像装置、画像信号補正方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、CMOSイメージセンサなどの固体撮像素子を有する撮像装置における隣接画素間の混色(カラークローストーク)等を補正する画像信号補正装置、撮像装置、画像信号補正方法、およびプログラムに関するものである。
一般に、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ(CIS)などの撮像素子では、隣接画素の影響を受ける混色(カラークロストーク)がおきている。
混色は大きく分けて、基板内部の拡散電荷混入による電気的混色と、入射光が隣接画素に乱反射などで漏れ込む光学的混色に分かれる。
これらの混色によって、色再現性を劣化させるなどの画質に悪影響を及ぼす要因となっている。
そこで、色毎に混色補正用の係数を持たせ、面内一律の補正を可能とする技術や、F値によって、同様に面内一律で補正する技術等が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
また、一般に混色と同時に画素内では、光の吸収などによりフォトダイオードの光電変換に寄与しない光量が存在し、画素単位でケラレが発生している。
このようなケラレを画素シェーディングといい、界面反射やトランジスタを構成するポリシリコンなどへの光吸収などが影響しており、混色と同様に面内分布を持ち、画質を劣化させる要因となっている。
そこで、この画素シェーディングに関してのみ、撮像面内分布を考慮した補正装置が提案されている(特許文献2,3参照)。これらは、混色を無視したセンサ出力からの信号をシェーディング補正するというシステムになっている。
特開平10−271519号公報 特開2003−169255号公報 特開2006−134157号公報
しかし、携帯電話に搭載されているような小型カメラなどにおいて、画素ピッチの微細化、射出瞳距離の短距離化により、センサの中央画素と周辺画素における入射角度の差は大きくなってきている(周辺に行くほど主光線が傾く)。
そのため、周辺へ行くほど隣接画素への光の混入が増え、またマイクロレンズからフォトダイオードまでの間において、隣の画素までのAl配線構造など画素単位で対称でないため光の乱反射がフォトダイオードに到達するまでに複雑におきている。
つまり、これらの要因から混色率が面内一律ではなくなってきている。したがって、面内一律の混色補正が難しくなってきている。
また、特許文献2,3に開示された補正装置は、混色を無視したセンサ出力からの信号をシェーディング補正するというシステムになっている。
一般的に混色は、周辺画素からの光の吸収過程に依存し、シェーディングは対象画素の光の散逸過程に依存するため、両者は熱力学的に見て等価になりえないものである。
ところが、前記先行文献におけるシェーディング補正システムでは、光の散逸過程のみを考慮しており、吸収過程における変位分は考慮されていないため、正しい信号量を見積もることが困難である。
したがって、上記シェーディング補正システムでは、精度の高い補正をすることは困難である。
本発明は、面内一律の混色補正を実現でき、また、精度の高い補正を実現することが可能な画像信号補正装置、撮像装置、画像信号補正方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の観点の画像信号補正装置は、カラーの撮像素子で光電変換された画像信号を受けて、当該画像信号に含まれる混色成分を補正する混色補正部と、上記撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を保存する記憶部と、上記混色補正部で混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行うシェーディング補正部と、を少なくとも有し、上記混色補正部は、混色補正時に上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得し、当該取得した混色率を用いて混色成分の補正を行う。
本発明の第2の観点の撮像装置は、被写体像を撮像するカラーの撮像素子と、カラーの撮像素子で光電変換された画像信号を受けて補正を行う画像信号補正装置と、を有し、上記画像信号補正装置は、カラーの撮像素子で光電変換された画像信号に含まれる混色成分を補正する混色補正部と、上記撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を保存する記憶部と、上記混色補正部で混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行うシェーディング補正部と、を少なくとも有し、上記混色補正部は、混色補正時に上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得し、当該取得した混色率を用いて混色成分の補正を行う。
好適には、上記混色補正部は、複数の代表点を設定し、代表点間を補間して各画素の混色率を決定する。
好適には、上記混色補正部は、取得した混色率と入力画像信号との積和演算を行い、入力画像信号と当該積和演算結果の減算処理を行って混色補正を行う。
好適には、上記記憶部に保存される混色補正係数は、一のカラー画素からの他のカラー画素の混色率としてあらかじめ測定されて保存される。
好適には、上記撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された画素シェーディング補正係数を保存する第2の記憶部を有し、上記シェーディング補正部は、上記第2の記憶部に保存された画素シェーディング補正係数を補間により近似して必要な画素位置での補正係数を取得し、当該取得した補正係数を用いてシェーディング補正を行う。
好適には、上記シェーディング補正部は、取得した補正係数と上記被混色補正画像信号との積算を行ってシェーディング補正を行う。
本発明の第3の観点の画像信号補正方法は、カラーの撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を記憶部から読み出すステップと、上記撮像素子で光電変換された画像信号を受けて、上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得するステップと、上記取得した混色率を用いて混色成分の補正を行うステップと、混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行うステップとを有する。
本発明の第4の観点は、カラーの撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を記憶部から読み出す処理と、上記撮像素子で光電変換された画像信号を受けて、上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得する処理と、上記取得した混色率を用いて混色成分の補正を行う処理と、混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行う処理とを有する画像信号補正処理をコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、カラーの撮像素子で光電変換された画像信号が混色補正部に入力される。
混色補正部においては、混色補正時に記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率が取得される。
そして、混色補正部では、取得した混色率を用いて混色成分の補正が行われる。
本発明によれば、面内分布に応じて混色補正を実現でき、また、精度の高い補正を実現することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像信号補正装置を適用した撮像装の構成例を示すブロック図である。
本撮像装置10は、図1に示すように、レンズ系11、撮像素子12、A/D変換器13、クランプ部14、画像信号補正装置15、デモザイク部16、リニアマトリクス部17、ガンマ補正部18、輝度クロマ信号生成部19を有する。
また、輝度クロマ信号生成部19の出力側にはビデオインタフェース(I/F)20が配置されている。
レンズ系11は、絞り111を含み、被写体像を撮像素子12の撮像面に結像する。
撮像素子12は、CMOSイメージセンサ等により形成され、複数の単位画素がマトリクス状に配列されている。各画素には、対応してカラーフィルタが配置されている。
撮像素子12は、その画素配列として、たとえば図2に示すようなベイヤ配列が採用される。
図3は、本実施形態に係る撮像素子12の単位画素の構成例を示す回路図である。
図3は、本実施形態に係る4つのトランジスタで構成されるCMOSイメージセンサの画素の一例を示している。
各画素120は、図3に示すように、たとえばフォトダイオードからなる光電変換素子121を有する。
そして、画素120は、この1個の光電変換素子121に対して、転送トランジスタ122、リセットトランジスタ123、増幅トランジスタ124、および選択トランジスタ125の4つのトランジスタを能動素子として有する。
光電変換素子121は、入射光をその光量に応じた量の電荷(ここでは電子)に光電変換する。
転送トランジスタ122は、光電変換素子121とフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、転送制御線LTxを通じてそのゲート(転送ゲート)に制御信号である送信信号TGが与えられる。
これにより、転送トランジスタ122は、光電変換素子121で光電変換された電子をフローティングディフュージョンFDに転送する。
リセットトランジスタ123は、電源ラインLVDDとフローティングディフュージョンFDとの間に接続され、リセット制御線LRSTを通してそのゲートに制御信号であるリセット信号RSTが与えられる。
これにより、リセットトランジスタ123は、フローティングディフュージョンFDの電位を電源ラインLVDDの電位にリセットする。
フローティングディフュージョンFDには、増幅トランジスタ124のゲートが接続されている。増幅トランジスタ124は、選択トランジスタ125を介して信号線LSGNに接続され、画素部外の定電流源126とソースフォロアを構成している。
そして、選択制御線LSELを通してアドレス信号に応じた制御信号である選択信号SELが選択トランジスタ125のゲートに与えられ、選択トランジスタ125がオンする。
選択トランジスタ125がオンすると、増幅トランジスタ124はフローティングディフュージョンFDの電位を増幅してその電位に応じた電圧を信号線LSGNに出力する。信号線LSGNを通じて、各画素から出力された電圧は、カラム読み出し回路に出力される。
これらの動作は、たとえば転送トランジスタ122、リセットトランジスタ123、および選択トランジスタ125の各ゲートが行単位で接続されていることから、1行分の各画素について同時に行われる。
撮像素子12は、画素アレイ部に配線されているリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELが一組として画素配列の各行単位で配線されている。
これらのリセット制御線LRST、転送制御線LTx、および選択制御線LSELは、図示しない垂直走査回路により駆動される。
また、信号線LSGNは、CDS回路(相関二重サンプリング回路)等を含むカラム読み出し回路に接続される。
図4は、撮像素子のデバイス構造を模式的に示し、かつ混色について説明するための図である。
図4において、撮像素子12は、光電変換素子であるフォトダイオードPDの受光面に対して、導波路WGDを挟んでカラーフィルタCFが配置され、各カラーフィルタCFの光入射側にマイクロレンズMLがそれぞれ位置された多層配線構造を有する。
導波路WGDには、Al配線や層間膜などが形成されている。
混色は、CMOSイメージセンサなど多層配線構造をもつ撮像素子に多く見られる。主な原因としては、斜めに入射した光の乱反射の成分がAl遮光膜を抜け隣接画素に漏れ込むことから起こる。
ここでは、これを光学混色と呼ぶ。
そのほか、フォトダイオードPD間で電子の拡散による混色などもあるが、現在のプロセスでは混色の主要因ではない。
混色現象は、導波路カラーフィルタCFからフォトダイオードPDまでの経路を形成する導波路WGD内での乱反射により、周辺画素から入射あるいは、周辺画素へ散逸したりする光の収支がフォトダイオードPDに到達するまでに複雑に起こっている。
一般に画素の構造が隣接間で対称でないため、乱反射の推定も困難である。
本発明での混色補正およびシェーディング補正については、後で詳述する。
A/D変換器13は、撮像素子12による画像信号をアナログ信号からデジタル信号に変換してクランプ部14に出力する。
クランプ部14は、A/D変換器13によるデジタル画像信号の黒レベルを補正し、画像信号補正装置15に出力する。
画像信号補正装置15は、撮像素子12の撮像面に合わせてマトリクス状(メッシュ状)に区分した領域毎に推定された実効的な混色率θに用い、この混色率を必要な画素位置(座標)でのθを補間により近似して得られるθに関連付けた混色補正を行う。
画像信号補正装置15は、混色補正が施された画像信号に対してシェーディング補正を行う。
画像信号補正装置15は、混色補正およびシェーディング補正時に、たとえば撮像素子12の撮像面(補正対象面)に合わせてマトリクス状(メッシュ状)に区分し、メッシュ単位の複数の代表点に対する各重み付け係数を用いて、いわゆるBスプライン補間を行う。
画像信号補正装置15は、図1に示すように、混色補正部151、画素シェーディング補正部152、第1の記憶部153、および第2の記憶部154を有する。
記憶部153は、撮像素子12の撮像面に合わせてマトリクス状(メッシュ状)に区分した領域毎に推定された実効的な混色率θが保存される。
混色補正部151は、記憶部153に保存されている混色率θのうち、混色補正時に必要な画素位置(座標)でのθを補間により近似して算出し、この近似された混色率θを用いて混色補正を行う。
混色補正部151は、記憶部153に保存されている混色率(補正係数)を用いたBスプライン補間を行って混色補正を行う。
記憶部154は、撮像素子12の撮像面に合わせてマトリクス状(メッシュ状)に区分した領域毎に定義された補正係数が保存される。
シェーディング補正部152は、記憶部154に保存されている補正係数を用いたBスプライン補間を行ってシェーディング補正を行う。
画像信号補正装置15における混色補正およびシェーディング補正については、後でさらに詳述する。
画像信号補正装置15は、混色補正した後に、シェーディング補正された画像信号をデモザイク部16に出力する。
混色補正した後に、シェーディング補正された画像信号は、デモザイク部16で同時化処理が施され、リニアマトリクス部17で色再現処理が施され、ガンマ補正部18でガンマ補正された後、輝度クロマ信号生成部19に供給される。
そして、輝度クロマ信号生成部19で輝度信号、クロマ信号が生成され、ビデオI/F20を通して図示しない表示デバイスに映像が表示される。
以下、画像信号補正装置15における混色補正およびシェーディング補正について、原理的な説明も含めて具体的に説明する。
図5は、光の散逸、吸収過程のイメージ図である。
図6は、光の散逸、吸収逆過程のイメージ図である。
図5は、画素0における入射光Qから光電変換直前までの光qの散逸・吸収過程を示している(Q→q)。
図6は、画素0における入射光Qへの逆過程を示している(q→Q)。
この場合、散逸過程(ケラレ)と吸収過程(混色)は同一ではない。すなわち、散逸過程(ケラレ)≠吸収過程(混色)である。
混色は、図5に示すように、周辺画素からの光の吸収過程に依存し、シェーディングは対象画素の光の散逸過程に依存するため、両者は熱力学的に見て等価になりえないものである。
したがって、図6に示すように、光の散逸・吸収過程を逆に辿っていくと、まず周辺画素からの吸収量を補正し(これを混色補正という)、光の散逸量を補正する(これを画素シェーディング補正という)という順序で行わなければならないことがわかる。
既存技術におけるシェーディング補正システムでは、光の散逸過程のみを考慮しており、吸収過程における変位分は考慮されていないため、正しい信号量が見積もれないことが原理的にいえる。
つまり、混色と画素シェーディングは両者を排他的に補正する必要があり、この点を考慮したシステムが必要不可欠といる。
すなわち、混色補正とシェーディング補正は独立にかつ混色補正→シェーディング補正の順序で行わなければならないことがわかる。
本実施形態の画像信号補正装置15は、混色補正した後に、シェーディング補正を行うように構成されている。
ここで、光学混色をモデル化してみる。
図7は、画素間混色モデルを示す図である。
図8は、各画素における光の散逸、吸収モデルを示す図である。
図7にある対象画素0番の光量収支を表すのに、光学通路内(カラーフィルからフォトダイオードまでのパス)で起こる光の散乱、吸収量が、各カラーフィルタ通過直後の光量Qに比例した係数(ξ,η)でおのおのξQ、ηQとして、図8に示すように定義する。
ここで、ξQは画素iから周辺画素へ散逸する光量または電圧を、ηQは画素jから乱反射して入射した光量または電圧(=画素iの吸収光量または電圧)を、q は画素iのセンサ出力信号量(光量または電圧またはデジタル信号値)をそれぞれ表している。
また、図9(A)および(B)は撮像素子(センサ)12の入出力信号の例を示す図である。図9(A)は撮像素子(センサ)12のカラーフィルタ通過直後の入力信号を示し、図9(B)は撮像素子(センサ)12の出力信号を示している。
この混色モデルを定式化すると、次のようになる。
Figure 0005163319
ここで、qは対象画素に対する光電変換後の電圧またはそれをAD変換したデジタル信号量を示す。
は対象画素のカラーフィルタ通過直後の光量を電圧で換算した量またはそれをAD変換したデジタル信号量を示す。
は対象画素に隣接する画素のカラーフィルタ通過直後の光量を電圧に換算した量またはそれをAD変換したデジタル信号量を示す。
ξ0jは対象画素から周辺へ散逸する光量(=対象画素の信号量qに寄与しないQの部分光量)を対象画素の入射光量Qで割った無次元係数を示す。一般に、0.0<ξ0j<1.0である。
ηj0は周辺から対象画素へ散乱してきた光量(=Q以外に対象画素の信号量qに寄与する周辺Qからの部分光量)を各周辺画素の入射光量Qで割った無次元係数を示す。一般に、0.0<ηj0<1.0である。
χは吸収係数、対象画素と周辺画素との間で行われる光量収支に無関係な対象画素の信号量qに寄与しないQに対する吸収率(例:画素周辺のトランジスタのポリシリコンへの吸収など)を示す。ここでは、0<χ<1である。
nは対象画素に隣接する画素数を示す。
式1を変形して、式2に示すように画素入射光の信号量を表すことができる。
Figure 0005163319
式2は、光学系路内に起こる光の散乱吸収を補正した信号量を表している。
光学経路とは、図4のカラーフィルタCFからフォトダイオードPDまでの経路を形成する導波路WGD内の光学通路である。
つまり、式2の分母は、光が散逸され対象画素の信号成分に寄与しない量を補正するための画素シェーディング補正を意味する。
式2の分子は、周辺画素から散乱された光が対象画素の信号成分へ寄与してしまう混色量を補正する、という意味になっている。
なお、画素シェーディングとはいわゆる画素におけるケラレのことである。ここではレンズシェーディングと区別するため画素シェーディングと呼んでいる。
次に、混色補正式について述べる。
混色補正後の信号量Cは、式2を変形して次のように表される。
Figure 0005163319
式3の右辺の第2項の意味は、たとえば、対象画素0番の周辺画素(n個)をξQで積和演算するということを意味する。
さて、本発明の実施形態におけるモデルでは、式3から明らかなように、まず混色補正を行い、続いて画素シェーディング補正を行えば、対象画素のQ0が求められる。
ところで、式3の右辺にあるQは、図9(A)に示すような、カラーフィルタ通過直後の光量であるため、一般に測定不能量である。
したがって、図9(B)に示すような、測定可能なセンサ出力qで、後で示す式4〜式6のように別途展開する必要がある。
図10は、本実施形態に係る画像信号補正装置15の信号処理の流れを示す図である。
図11は、モデル式2に応じた補正処理を示す図である。
本実施形態の画像信号補正装置15において、図10に示すように、あるセンサ出力qに対し、混色補正を施すことで、後段の画素シェーディング補正が正しく行えることがわかる。
もし、本信号処理を実施しないと(スキップすると)、式3から分かるように、ΣηQ項がシェーディングゲイン分だけ増幅され最終的にQが正しく再現できないことがわかる。
以上の点を踏まえて、式2を隣接画素測定可能量qで展開すると、次式4のようになる。
Figure 0005163319
この式4は、図11に示すように、隣接、次隣接、次々隣接画素・・・の混色補正、シェーディング補正を対象画素の遠い方から順次施し、最後に対象画素0番の補正を行うという漸化式になっている。
同様に、混色補正式である式3を隣接画素の測定可能量qを使って展開すると、次式5のようになる。
Figure 0005163319
さらに、この混色補正式5を隣接および次隣接画素まで展開すると、次式6のようになる。
Figure 0005163319
この式6の右辺第5項は測定不能量Qを含む。
さて、各画素の散乱収支は高々画素に入射する光量の数%〜十数%程度であるとすると、η+Σξ+Χ<1が成り立つ。
つまりβ<1であることから、式6からわかるように、補正Cはq−Σβqまでの近似で十分表すことができる。β<<1になればなるほど混色・画素シェーディングが少ない良質なセンサ(撮像素子)であるといえる。
したがって、本発明の実施形態において基本となる混色補正式は、次式7の下線部のようになる。
Figure 0005163319
さて、式7の右辺第2項の加算部(Σβq)は、対象画素の混色量そのものである。
そこでたとえば赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタをモザイク配列した撮像素子12において、βを次の方法で原理的に求めることができる。
ここで実験的に混色量を求めるため以後、β→θと定義し、式7の右辺第2項の加算部をΣθqと書き直す。そしてθを新たに実効的な混色率と定義する。
<混色率θの求め方>:
図12は、本実施形態に係る混色量の測定系の一例を示す図である。
図13は、単色光Rによる各画素の応答と混色量について示す図である。
図12の混色量の測定系30は、白色光源31、バンドパスフィルタ(BPF)32、レンズ33、および撮像素子34を含んで構成される、撮像素子34は、図1の撮像素子12と同様の構成、機能を有する。
たとえば図12に示すように、各カラーフィルタCFの感度最大の波長付近のバンドパスフィルタ32を通過した単色光を用意する。各色の単色光を撮像素子34にレンズ33を通して照射し、各画素の応答量を求める。
そして、各色の光源別に求めた画素値から混色量をもとめる。
すなわち、図13の例のように、単色光Rを照射させると、バンドパスフィルタの特性がG画素とB画素に寄与しない場合は、基本的にG画素およびB画素は、G,Bカラーフィルタで吸収されるため、R光に直接応答しない。なお、単色光R(カラーフィルタRの感度が最大になり且つ、波長帯域に制限をもつ光源:白色光源にR波長付近のバンドパスフィルタを通過させたものなどで実現する。
したがって、このような条件下において、図13に示すように、G画素とB画素に存在する応答量(信号量)は、隣接R画素からの混色量に相当する。
同様にG画素およびB画素に対しても各G光、B光を照射することで互いに混色量を測定することができる。
たとえば、R画素からG画素の混色率θRGは次式8で求めることができる。
Figure 0005163319
同様にG画素からR画素へ、G画素からB画素へ、・・・と各画素ごとに求めることができる。
そして、本実施形態における混色補正式は、下記の式9、式10のように表すことができる。
Figure 0005163319
Figure 0005163319
これまでは、各画素ごとに混色量を定義し、測定によって混色率を求めてきた。
このように、全画素ごとの混色率を保持し補正するには膨大な記憶部が必要になるため、本実施形態では、好適な方法として以下の方法を採用する。
すなわち、代表点を作り、代表点の間をスプライン、ベジェ、線形補間といった手法で各画素の混色率を決定していく方法である。
図14は、代表点による混色率θの推定例について説明するための図である。
画像信号補正装置15においては、図14に示すように、撮像素子12の撮像面に合わせてマトリクス状(メッシュ状)に区分した領域毎に推定された実効的な混色率θが記憶部153に保存される。
図14の例は、4×5のマトリクス状に区分した例で、混色率θ〜θ19が示されている。
混色補正部151は、記憶部153に保存されている混色率θのうち、混色補正時に必要な画素位置(座標)でのθを補間により近似して算出し、この近似された混色率θを用いて混色補正を行う。
混色補正部151は、混色補正を上記式9に従って行う。
図15は、本実施形態に係る混色補正部151における混色補正例(原理)を模式的に示す図である。
図15の例では、記憶部153には混色補正係数代表点テーブルTBL1が色ごとに保存されている。
混色補正部151は、混色補正時に記憶部153から必要な混色率θを読み出し、所定のタイミングで代表点の間をスプライン、ベジェ、線形補間といった手法で各画素の混色率を決定していく。
そして、混色補正部151は、補正前のクランプ部14からの画像信号と決定した混色率について積和演算器1511で積和演算し、減算器1512で積和演算結果と補正前の画像信号の減算処理を行うことにより混色補正を行う。
図16は、本実施形態に係るシェーディング補正部152におけるシェーディング補正例(原理)を模式的に示す図である。
図16の例では、記憶部154にはシェーディング補正係数代表点テーブルTBL2が色ごとに保存されている。
シェーディング補正部152は、シェーディング補正時に記憶部154から必要なシェーディング補正係数を読み出し、所定のタイミングで代表点の間をスプライン、ベジェ、線形補間といった手法で各画素の補正係数を決定していく。
そして、シェーディング補正部152は、混色補正部151で混色補正されたシェーディング補正前の画像信号と決定した補正係数とを乗算器1521で積算処理を行うことによりシェーディング補正を行う。
図17は、本実施形態に係る混色、画素シェーディング補正の補間演算の実例を示す図である。
補間演算においては、代表点間(メッシュ単位)をN等分(2のべき乗)して、図17に示すように、3つの代表点に対するそれぞれの重み係数を各メッシュで定義して、[各代表点×補間位置における重み係数]で求める。
ここで、t=0〜1.0をとり、1/Nステップ=1画素ステップとする。
そして、次のように、いわゆるBスプライン補間で行う。
[数11]
補間位置t0の値=w1(t0)・代表点1の値(θ1)
+w2(t0)・代表点2の値(θ2)
+w3(t0)・代表点3の値(θ3)
以上説明したように、本実施形態の画像信号補正装置15は、以下の特徴的な構成を有している。
画像信号補正装置15は、撮像素子12の撮像面に合わせてマトリクス状(メッシュ状)に区分した領域毎に推定された実効的な混色率θに用い、この混色率を必要な画素位置(座標)でのθを補間により近似して得られるθに関連付けた混色補正を行う。
画像信号補正装置15は、混色補正が施された画像信号に対してシェーディング補正を行う。
画像信号補正装置15は、混色補正およびシェーディング補正時に、たとえば撮像素子12の撮像面(補正対象面)に合わせてマトリクス状(メッシュ状)に区分し、メッシュ単位の複数の代表点に対する各重み付け係数を用いて、いわゆるBスプライン補間を行う。
したがって、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
すなわち、面内分布に応じた混色補正を実現できる。
また、本実施形態においては、光の散逸過程のみならず、吸収過程における変位分を考慮した補正を行っているため、正しい信号量を見積もることが可能である。
その結果、精度の高い補正を実現することができる。
なお、以上詳細に説明した方法は、上記手順に応じたプログラムとして形成し、CPU等のコンピュータで実行するように構成することも可能である。
また、このようなプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク等の記録媒体、この記録媒体をセットしたコンピュータによりアクセスし上記プログラムを実行するように構成可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像信号補正装置を適用した撮像装置の構成例を示すブロック図である。 画素配列例としてベイヤ配列を示す図である。 本実施形態に係る撮像素子の単位画素の構成例を示す回路図である。 撮像素子のデバイス構造を模式的に示し、かつ混色について説明するための図である 光の散逸、吸収過程のイメージ図である。 光の散逸、吸収逆過程のイメージ図である。 画素間混色モデルを示す図である。 各画素における光の散逸、吸収モデルを示す図である。 撮像素子(センサ)の入出力信号の例を示す図である。 本実施形態に係る画像信号補正装置の信号処理の流れを示す図である。 モデル式2に応じた補正処理を示す図である。 本実施形態に係る混色量の測定系の一例を示す図である。 単色光Rによる各画素の応答と混色量について示す図である。 代表点による混色率θの推定例について説明するための図である。 本実施形態に係る混色補正部における混色補正例(原理)を模式的に示す図である。 本実施形態に係るシェーディング補正部におけるシェーディング補正例(原理)を模式的に示す図である。 本実施形態に係る混色、画素シェーディング補正の補間演算の実例を示す図である。
符号の説明
10・・・撮像装置、11・・・レンズ系、12・・・撮像素子、13・・・A/D変換器、14・・・クランプ部、15・・・画像信号補正装置、151・・・混色補正部、152・・・画素シェーディング補正部、153,154・・・記憶部、16・・・デモザイク部、17・・・リニアマトリクス部、18・・・ガンマ補正部、19・・・輝度クロマ信号生成部。

Claims (14)

  1. カラーの撮像素子で光電変換された画像信号を受けて、当該画像信号に含まれる混色成分を補正する混色補正部と、
    上記撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を保存する記憶部と、
    上記混色補正部で混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行うシェーディング補正部と、を少なくとも有し、
    上記混色補正部は、
    混色補正時に上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得し、当該取得した混色率を用いて混色成分の補正を行う
    画像信号補正装置。
  2. 上記混色補正部は、
    複数の代表点を設定し、代表点間を補間して各画素の混色率を決定する
    請求項1記載の画像信号補正装置。
  3. 上記混色補正部は、
    取得した混色率と入力画像信号との積和演算を行い、入力画像信号と当該積和演算結果の減算処理を行って混色補正を行う
    請求項1または2記載の画像信号補正装置。
  4. 上記記憶部に保存される混色補正係数は、一のカラー画素からの他のカラー画素の混色率としてあらかじめ測定されて保存される
    請求項1から3のいずれか一に記載の画像信号補正装置。
  5. 上記撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された画素シェーディング補正係数を保存する第2の記憶部を有し、
    上記シェーディング補正部は、
    上記第2の記憶部に保存された画素シェーディング補正係数を補間により近似して必要な画素位置での補正係数を取得し、当該取得した補正係数を用いてシェーディング補正を行う
    請求項1から4のいずれか一に記載の画像信号補正装置。
  6. 上記シェーディング補正部は、
    取得した補正係数と上記被混色補正画像信号との積算を行ってシェーディング補正を行う
    請求項5記載の画像信号補正装置。
  7. 被写体像を撮像するカラーの撮像素子と、
    カラーの撮像素子で光電変換された画像信号を受けて補正を行う画像信号補正装置と、を有し、
    上記画像信号補正装置は、
    カラーの撮像素子で光電変換された画像信号に含まれる混色成分を補正する混色補正部と、
    上記撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を保存する記憶部と、
    上記混色補正部で混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行うシェーディング補正部と、を少なくとも有し、
    上記混色補正部は、
    混色補正時に上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得し、当該取得した混色率を用いて混色成分の補正を行う
    撮像装置。
  8. 上記混色補正部は、
    複数の代表点を設定し、代表点間を補間して各画素の混色率を決定する
    請求項7記載の撮像装置。
  9. 上記混色補正部は、
    取得した混色率と入力画像信号との積和演算を行い、入力画像信号と当該積和演算結果の減算処理を行って混色補正を行う
    請求項7または8記載の撮像装置。
  10. 上記記憶部に保存される混色補正係数は、一のカラー画素からの他のカラー画素の混色率としてあらかじめ測定されて保存される
    請求項7から9のいずれか一に記載の撮像装置。
  11. 上記撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された画素シェーディング補正係数を保存する第2の記憶部を有し、
    上記シェーディング補正部は、
    上記第2の記憶部に保存された画素シェーディング補正係数を補間により近似して必要な画素位置での補正係数を取得し、当該取得した補正係数を用いてシェーディング補正を行う
    請求項7から10のいずれか一に記載の撮像装置。
  12. 上記シェーディング補正部は、
    取得した補正係数と上記被混色補正画像信号との積算を行ってシェーディング補正を行う
    請求項11記載の撮像装置。
  13. カラーの撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を記憶部から読み出すステップと、
    上記撮像素子で光電変換された画像信号を受けて、上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得するステップと、
    上記取得した混色率を用いて混色成分の補正を行うステップと、
    混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行うステップと
    を有する画像信号補正方法。
  14. カラーの撮像素子の撮像面に対応させて複数に区分けした各領域ごとにあらかじめ設定された混色補正係数を記憶部から読み出す処理と、
    上記撮像素子で光電変換された画像信号を受けて、上記記憶部から読み出した混色補正係数を補間により近似して必要な画素位置での混色率を取得する処理と、
    上記取得した混色率を用いて混色成分の補正を行う処理と、
    混色補正された画像信号を受けて、当該被混色補正画像信号に対して画素シェーディング補正を行う処理と
    を有する画像信号補正処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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