JP2015192234A - 撮像素子、測定装置、測定方法、及び撮像装置 - Google Patents

撮像素子、測定装置、測定方法、及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】クロストークを正確かつ簡便に測定可能な撮像素子、測定装置、測定方法、及び撮像装置を得る。【解決手段】第1の赤色フォトダイオード104r1、第1の青色フォトダイオード104b1、第1の緑色フォトダイオード104g1、及び第2の緑色フォトダイオード104g2の周囲にある電子部品は、位置及び構成が各々異なる。一方、全ての第1の赤色フォトダイオード104r1の周囲にある電子部品は、位置及び構成が互いに同じである。そこで、複数の第1の赤色フォトダイオード104r1に異なる開口率のマスク103を取り付ければ、第1の赤色フォトダイオード104r1におけるマスク103の開口率と出力電荷とのグラフを得て、これにより、第1の赤色フォトダイオード104r1のクロストークを算出できる。【選択図】図3

Description

本発明は、クロストークを測定可能な撮像素子、測定装置、測定方法、及び撮像装置に関する。
撮像素子を小型化しながら画素数を増やすためには、画素の形状を小さくする必要がある。しかしながら画素の形状を小さくすると、画素から電荷が漏れやすくなり、画素が出力する信号に、隣接する画素から漏れ出た電荷が混入することがある。これをクロストークという。クロストークは、撮影された画像における色再現性を低下させるため、抑制されなければならない。クロストークを抑制するためには、クロストークがどの程度発生しているかを調べる必要がある。そこで、赤、青、緑の3つの波長ごとにMTF値を測定し、測定結果を比較することにより、クロストークを測定する(特許文献1)。
特開2012−147334号公報
しかし、複数の波長の光を用いてMTF値を測定するのでは、少なくとも3回は撮像を行う必要があり、煩雑かつ効率が悪い。また、複数の波長を用いる手法では、それぞれの波長が正確でないと、正確にクロストークを測定することができない。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、クロストークを正確かつ簡便に測定可能な撮像素子、測定装置、測定方法、及び撮像装置を得ることを目的とする。
本願第1の発明による撮像素子は、光を電荷に変換する複数の光電変換素子と、所定の開口率を有し、開口率に応じて光を通過させる複数のマスクとを備え、1つのマスクが1つの光電変換素子に設けられ、複数のマスクは、異なる開口率を有することを特徴とする。
光電変換素子の間に電子部品が形成され、光電変換素子の周囲に設けられる電子部品の構成が同じである複数の光電変換素子に、異なる開口率を有するマスクが設けられることが好ましい。これにより、光電変換素子が出力する出力電荷に対するマスクの開口率のグラフを得る。
光電変換素子の間に電子部品が形成され、周辺に設けられる電子部品の構成が異なる複数の光電変換素子に、マスクが設けられることが好ましい。これにより、電子部品の構成が異なる複数の光電変換素子ごとに、クロストークを測定できる。
マスクは、光電変換素子の間に設けられる電子部品により形成されることが好ましい。
光電変換素子は、光を受信する受光面を備え、マスクは、受光面の中心及びその周囲に到達する光の一部を透過することが好ましい。
光電変換素子に光を集光する複数のレンズをさらに備え、1つのレンズが1つの光電変換素子に設けられることが好ましい。
所定の波長の光を透過する複数のフィルタをさらに備え、複数のフィルタは、各々異なる波長の光を透過し、1つのフィルタが1つの光電変換素子に設けられることが好ましい。
本願第2の発明による測定装置は、前記撮像素子が備える光電変換素子におけるクロストークを測定する測定装置であって、光電変換素子が出力する電荷と、その光電変換素子に設けられたマスクの開口率とに基づいてクロストークを測定する演算部とを備えることを特徴とする。
白色光を撮像素子に投射する白色光源をさらに備え、演算部は、白色光を受光した光電変換素子が出力する電荷と、その光電変換素子に設けられたマスクの開口率とに基づいてクロストークを測定することが好ましい。
本願第3の発明による測定方法は、前記撮像素子が備える光電変換素子におけるクロストークを測定する方法であって、光電変換素子が出力する電荷を受信する受信ステップと、その光電変換素子に設けられたマスクの開口率と、受信ステップで受信した電荷に基づいてクロストークを測定するステップとを備えることを特徴とする。
本願第4の発明による撮像装置は、前記撮像素子と、光電変換素子が出力した電荷を、その光電変換素子に設けられたマスクの開口率に基づいて増幅する処理部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、クロストークを正確かつ簡便に測定可能な撮像素子、測定装置、測定方法、及び撮像装置を得る。
CMOSの一部断面図を示した図である。 CMOSの撮像面の一部を示した図である。 CMOSの撮像面の一部を示した図である。 出力電荷と開口率との関係を示したグラフである。 50%の開口率を有するマスクを示した図である。 37.5%の開口率を有するマスクを示した図である。 37.5%の開口率を有するマスクを示した図である。 31.25%の開口率を有するマスクを示した図である。 25%の開口率を有するマスクを示した図である。 25%の開口率を有するマスクを示した図である。 12.5%の開口率を有するマスクを示した図である。 12.5%の開口率を有するマスクを示した図である。 本願発明によるCMOSを備える測定装置を示したブロック図である。 CMOSを備える撮像装置を示したブロック図である。
以下、本発明の一実施形態による撮像素子であるCMOS100について説明する。
図1を参照すると、CMOS100は、複数のマイクロレンズ101と、複数のカラーフィルタ102と、複数のマスク103と、複数の光電変換素子であるフォトダイオード104とを主に備える。これらを規則的に並べることにより、CMOS100の撮像面108が形成される。
マイクロレンズ101は、樹脂又は無機の透明な材質から成り、外部からの光をフォトダイオード104に集光する。
カラーフィルタ102は、所定の波長の光を透過するフィルタであって、青色光を主に透過する青色フィルタ、赤色光を主に透過する赤色フィルタ、及び緑色光を主に透過する緑色フィルタを備える。
マスク103は、CMOS100内部に形成される電子部品によって形成され、フォトダイオード104に入射する光路の一部を塞ぐ。本実施形態では、電子部品は、アンプなどの機能性部品に加えて、電気配線も含む。フォトダイオード104の受光面105の面積に対する、マスク103において光路が透過される面積の割合を開口率という。いいかえると、フォトダイオード104の縦横画素間隔の積に対するマスク103の開口の面積の割合を開口率という。複数のマスク103は、複数の異なる開口率を有する。
フォトダイオード104は、受光面105で受光した光を電荷に変換して出力する。以下、出力された電荷を出力電荷という。入射した光の光量と出力電荷の量は比例する。
フォトダイオード104どうしの間には、電子部品が設けられる。フォトダイオード104が出力した出力電荷は、電圧変換された後に電気配線に伝達され、周辺回路によって所定の処理が施されたのち、CMOS100の外部に電気信号として出力される。
1つのフォトダイオード104には、1つのマイクロレンズ101と、1つのカラーフィルタ102と、1つのマスク103とが設けられる。フォトダイオード104の受光面105の前に、マスク103が設けられ、マスク103の前にカラーフィルタ102が設けられ、カラーフィルタ102の前にマイクロレンズ101が設けられる。
CMOS100に入射した光は、まずマイクロレンズ101に入射する。マイクロレンズ101は、光を屈折させて、受光面105に集光させる。マイクロレンズ101を通過した光は、カラーフィルタ102に入射する。カラーフィルタ102は、入射した光のうち、所定の波長の光を透過する。カラーフィルタ102を透過した光は、マスク103によって、その一部が遮られ、残りの一部がフォトダイオード104に入射する。フォトダイオード104は、マスク103を通過した光を電荷に変換して出力する。
次に、図2を用いて、マスク103の配置について説明する。図2は、CMOS100を撮像面108側から見た図であって、赤色フィルタが取り付けられたフォトダイオード104に設けられたマスク103を示す。
マスク103は、50%の開口率を有するマスクAと、37.5%の開口率を有するマスクBと、31.25%の開口率を有するマスクCと、25%の開口率を有するマスクDと、12.5%の開口率を有するマスクEとを有する。
マスクAは、標準となる開口率を有するマスク103であって、通常の設計により電子部品をフォトダイオード104の間に設けた場合に形成されるマスク103である。
マスクB、マスクC、マスクD、及びマスクEは、CMOS100を形成する工程において、マスクAよりも電子部品の範囲を故意に広げることにより形成される。また、マスクB、マスクC、マスクD、及びマスクEは、できうる限りランダムに配置される。すなわち、同じ行及び同じ列に同じ開口率を有するマスク103が位置しないように配置される。ランダムに配置されることにより、撮像された画像において、マスクB、マスクC、マスクD、及びマスクEの位置が人間の目に認識されにくくなる。また、マスクB、マスクC、マスクD、及びマスクEは、できうる限り受光面105の中心付近に配置されることが好ましい。フォトダイオード104の中心とマイクロレンズ101の光軸とは、撮像面108の中心において一致するが、撮像面108の縁付近では、多少ずれる場合がある。マスクB、マスクC、マスクD、及びマスクEを撮像面108の中心付近に配置することにより、フォトダイオード104の中心とマイクロレンズ101の光軸とのずれに影響されることなく、正確にクロストークを測定できる。
次に、図3を用いて、フォトダイオード104と、電子部品と、カラーフィルタ102との位置関係について説明する。図3は、CMOS100を撮像面108側から見た図である。説明のため、マイクロレンズ101を省略している。
CMOS100の一部に、赤色フィルタが取り付けられた第1の赤色フォトダイオード104r1、第2の赤色フォトダイオード104r2、及び第3の赤色フォトダイオード104r3と、青色フィルタが取り付けられた第1の青色フォトダイオード104b1及び第2の青色フォトダイオード104b2と、緑色フィルタが取り付けられた第1の緑色フォトダイオード104g1、第2の緑色フォトダイオード104g2、第3の緑色フォトダイオード104g3、第4の緑色フォトダイオード104g4、及び第5の緑色フォトダイオード104g5とが設けられる。図3に示されるように配置された第1の赤色フォトダイオード104r1、第1の青色フォトダイオード104b1、第1の緑色フォトダイオード104g1、及び第2の緑色フォトダイオード104g2を1単位として、複数の単位を碁盤の目状に反復して規則的に並べることによって、撮像面108が形成される。各フォトダイオード104どうしの間には、水平方向に第1の水平電気配線106U及び第2の水平電気配線106Dが設けられ、水平方向に対して最も左端に位置するフォトダイオードの左側には、垂直方向に垂直電気配線106Lが設けられる。
第1の赤色フォトダイオード104r1と、図3において第1の赤色フォトダイオード104r1の上側に位置する第3の緑色フォトダイオード104g3との間に、第1の水平電気配線106Uと、第1の赤色アンプ107r1と、第3の緑色アンプ107g3とが設けられ、図3において第1の赤色フォトダイオード104r1の左側に垂直電気配線106Lが設けられる。第3の緑色アンプ107g3は回路の一部を第1の赤色アンプ107r1と共有する。第1の赤色フォトダイオード104r1においては、第1の赤色アンプ107r1、第1の水平電気配線106U、及び第1の垂直電気配線106L、又はこれらのうちのいずれか1つ若しくは2つがマスク103を形成する。第1の赤色アンプ107r1、第1の水平電気配線106U、及び垂直電気配線106Lが電子部品を成す。
第1の緑色フォトダイオード104g1と、図3において第1の緑色フォトダイオード104g1の上側に位置する第2の青色フォトダイオード104b2との間に、第1の水平電気配線106Uと、第1の緑色アンプ107g1と、第2の青色アンプ107b2とが設けられる。第2の青色アンプ107b2は回路の一部を第1の緑色アンプ107g1と共有する。第1の緑色フォトダイオード104g1においては、第1の緑色アンプ107g1及び第1の水平電気配線106U、又はこれらのうちのいずれか1つがマスク103を形成する。第1の緑色アンプ107g1及び第1の水平電気配線106Uが電子部品を成す。
第1の水平電気配線106Uにより行選択された第1の赤色フォトダイオード104r1と第1の緑色フォトダイオード104g1とが電荷を出力すると、第1の赤色アンプ107r1と第1の緑色アンプ107g1とが電荷を各々電圧変換し、垂直電気配線106Lに伝達する。
第2の緑色フォトダイオード104g2と、図3において第2の緑色フォトダイオード104g2の下側に位置する第2の赤色フォトダイオード104r2との間に、第2の水平電気配線106Dと、第2の緑色アンプ107g2と、第2の赤色アンプ107r2とが設けられ、図3において第2の緑色フォトダイオード104g2の左側に垂直電気配線106Lが設けられる。第2の緑色アンプ107g2は回路の一部を第2の赤色アンプ107r2と共有する。第2の緑色フォトダイオード104g2においては、第2の緑色アンプ107g2、第2の水平電気配線106D、及び第1の垂直電気配線106L、又はこれらのうちのいずれか1つ若しくは2つがマスク103を形成する。第2の緑色アンプ107g2、第2の水平電気配線106D、及び第1の垂直電気配線106Lが電子部品を成す。
第1の青色フォトダイオード104b1と、図3において第1の青色フォトダイオード104b1の下側に位置する第4の緑色フォトダイオード104g4との間に、第2の水平電気配線106Dと、第1の青色アンプ107b1と、第4の緑色アンプ107g4とが設けられる。第1の青色アンプ107b1は回路の一部を第4の緑色アンプ107g4と共有する。第1の青色フォトダイオード104b1においては、第1の青色アンプ107b1及び第2の水平電気配線106D、又はこれらのうちのいずれか1つ若しくは2つがマスク103を形成する。第1の青色アンプ107b1及び第2の水平電気配線106Dが電子部品を成す。
第2の水平電気配線106Dにより行選択された第2の緑色フォトダイオード104g2と第1の青色フォトダイオード104b1とが電荷を出力すると、第2の緑色アンプ107g2と第1の青色アンプ107b1とが電荷を各々電圧変換し、垂直電気配線106Lに伝達する。
図4を用いて、クロストークを算出する原理について説明する。フォトダイオード104が蓄積した電荷は、フォトダイオード104間に設けられる隔壁や、電子部品を透過して、隣接するフォトダイオード104に漏れることがある。電荷の漏れは、隔壁や電子部品の構造に依存する。そこで、同様の隔壁及び電子部品の構造を持つフォトダイオード104に関して、異なる開口率を持つマスク103を設け、フォトダイオード104が出力する出力電荷を測定し、そのフォトダイオード104におけるマスク103の開口率と出力電荷とのグラフを得る。ここで、マスク103の開口率が0%になればフォトダイオード104に入力する光が0になるため、理論的には、フォトダイオード104の出力電荷が0にならなければならない。しかし、クロストークが発生している場合、隣接するフォトダイオードから漏れ出た電荷が出力電荷に混じるため、フォトダイオード104の出力電荷が0にならず、隣接するフォトダイオードから漏れ出た電荷を出力電荷として出力する。そこで、前述のグラフを用いて開口率が0%であるときの出力電荷を求めれば、求めた値がクロストークの値となる。そしてさらに、この処理を、異なる隔壁及び電子部品の構造を持つフォトダイオード104ごとに実行すれば、すべてのフォトダイオード104に関するクロストークを測定することができる。
図2及び3を参照して、これを具体的に説明する。図3を参照すると、第1の赤色フォトダイオード104r1、第1の青色フォトダイオード104b1、第1の緑色フォトダイオード104g1、及び第2の緑色フォトダイオード104g2の周囲にある電子部品は、位置及び構成が各々異なる。一方、前述のように、第1の赤色フォトダイオード104r1、第1の青色フォトダイオード104b1、第1の緑色フォトダイオード104g1、及び第2の緑色フォトダイオード104g2を1単位として、複数の単位を碁盤の目状に反復して規則的に並べることによって、撮像面108が形成される。そのため、全ての第1の赤色フォトダイオード104r1の周囲にある電子部品は、位置及び構成が互いに同じである。そこで、図2に示すように、複数の第1の赤色フォトダイオード104r1に異なる開口率のマスク103を取り付ければ、第1の赤色フォトダイオード104r1におけるマスク103の開口率と出力電荷とのグラフを得て、これにより、第1の赤色フォトダイオード104r1のクロストークを算出できる。さらに、第1の青色フォトダイオード104b1、第1の緑色フォトダイオード104g1、及び第2の緑色フォトダイオード104g2について、第1の赤色フォトダイオード104r1と同様の処理を行うことにより、第1の青色フォトダイオード104b1、第1の緑色フォトダイオード104g1、及び第2の緑色フォトダイオード104g2のクロストークを算出できる。
次に、図5から12を用いて、マスク103について説明する。
図5は、開口率50%であるマスクAを示す。マイクロレンズ101の光軸に沿ってマスクA及びフォトダイオード104を見たとき、マスクAの中心はフォトダイオード104の受光面105の中心と一致する。マスクAの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形である。
図6は、開口率37.5%であるマスクBの一例を示す。マスクBの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形から、その矩形の1つの角を、開口と相似かつ1/4の面積を持つ矩形で切除して得られる六角形形状である。マスクBは、マイクロレンズ101の光軸を中心とする所定の直径を持つ円において、1/4の面積を遮蔽し、3/4を透過する。すなわち、受光面105に到達する光のうち、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/4を遮蔽し、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の3/4を透過する。
図7は、開口率37.5%であるマスクBの一例を示す。マスクBの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形から、その矩形の対角線で区切られて成る二等辺三角形を切除して得られる五角形形状である。マスクBは、マイクロレンズ101の光軸を中心とする所定の直径を持つ円において、1/4の面積を遮蔽し、3/4を透過する。すなわち、受光面105に到達する光のうち、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/4を遮蔽し、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の3/4を透過する。
図8は、開口率31.25%であるマスクCの一例を示す。マスクCの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形から、その矩形の1つの角を、開口と相似かつ1/4の面積を持つ矩形で切除するとともに、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形から、その矩形の対角線で区切られて成る三角形を切除して得られる五角形形状である。マスクCは、マイクロレンズ101の光軸を中心とする所定の直径を持つ円において、3/8の面積を遮蔽し、5/8を透過する。すなわち、受光面105に到達する光のうち、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の3/8を遮蔽し、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の5/8を透過する。
図9は、開口率25%であるマスクDの一例を示す。マスクDの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形を、その矩形の中心を通り、かつその矩形の一辺と平行な直線で分割し、一方を切除して得られる四角形形状である。マスクDは、マイクロレンズ101の光軸を中心とする所定の直径を持つ円において、1/2の面積を遮蔽し、1/2を透過する。すなわち、受光面105に到達する光のうち、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/2を遮蔽し、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/2を透過する。
図10は、開口率25%であるマスクDの一例を示す。マスクDの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形を、その矩形における1本の対角線で分割し、一方を切除して得られる三角形形状である。マスクDは、マイクロレンズ101の光軸を中心とする所定の直径を持つ円において、1/2の面積を遮蔽し、1/2を透過する。すなわち、受光面105に到達する光のうち、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/2を遮蔽し、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/2を透過する。
図11は、開口率12.5%であるマスクEの一例を示す。マスクEの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形から、その矩形の3つの角を、開口と相似かつ1/4の面積を持つ矩形で切除して得られる四角形形状である。マスクEは、マイクロレンズ101の光軸を中心とする所定の直径を持つ円において、3/4の面積を遮蔽し、1/4を透過する。すなわち、受光面105に到達する光のうち、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の3/4を遮蔽し、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/4を透過する。
図12は、開口率12.5%であるマスクEの一例を示す。マスクEの開口は、フォトダイオード104の受光面105と相似である矩形を、その矩形における2本の対角線で分割し、分割されて成る4つの二等辺三角形のうち、3つを切除して得られる三角形形状である。マスクEは、マイクロレンズ101の光軸を中心とする所定の直径を持つ円において、3/4の面積を遮蔽し、1/4を透過する。すなわち、受光面105に到達する光のうち、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の3/4を遮蔽し、受光面105の中心及びその周囲に到達する光の1/4を透過する。
マイクロレンズ101は、受光面105の中心付近に像を結像させる。受光面105の中心付近の光を主に遮蔽及び透過することにより、効果的かつ確実に光を遮蔽及び透過することができる。
次に、図13を用いて、CMOS100を備える測定装置200について説明する。
測定装置200は、CMOS100と、演算部201と、白色光源202と、白色板203と、集光レンズ204とを主に備える。
白色光源202は、白色光を発光して、白色板203に向けて投射する。白色板203は、全面が単一の白色によって塗りつぶされた板である。白色光を反射する。
集光レンズ204は、白色板203からの光をCMOS100に集光する。
CMOS100は、集光レンズ204からの光を撮像して、電気信号を演算部201に送信する。すなわち、フォトダイオード104は、光を電荷に変換して出力する。
演算部201は、各フォトダイオード104の位置と、取り付けられたカラーフィルタ102の色及びマスク103の開口率を予め記憶している。そこで、各フォトダイオード104が出力した電荷に基づいて、前述の手段を実行し、クロストークを求める。より詳細に説明すると、複数の第1の赤色フォトダイオード104r1からの電荷を用いて、第1の赤色フォトダイオード104r1におけるマスク103の開口率と出力電荷とのグラフを得る。次に、出力電荷軸方向に対するグラフのずれから、第1の赤色フォトダイオード104r1のクロストークを算出する。同様にして、第1の青色フォトダイオード104b1、第1の緑色フォトダイオード104g1、及び第2の緑色フォトダイオード104g2のクロストークを算出する。
これにより、白色光を用いて1回だけ撮像するのみで、クロストークを測定することができる。
次に、図14を用いて、CMOS100を用いた撮像装置である内視鏡装置300について説明する。内視鏡装置300は、観察対象物を撮像して画像データを出力する内視鏡スコープ310と、内視鏡スコープ310から画像を受信して画像処理を行うプロセッサ320とを主に備える。
内視鏡スコープ310は、CMOS100と、スコープ信号処理回路(処理部)313と、スコープシステムコントローラ316と、ライトガイドファイバ317とを主に備える。
CMOS100は、例えば人体の内部を撮像し、電気信号を出力する。
スコープ信号処理回路313は、電気信号に種々の処理を施して、画像信号をプロセッサ320に送信する。
スコープシステムコントローラ316は、スコープ信号処理回路313を制御する。ライトガイドファイバ317は、プロセッサ320から受光した照明光を観察対象物に照射する。
プロセッサ320は、プロセッサ信号処理回路321と、プロセッサシステムコントローラ324と、光源326とを主に備える。
プロセッサシステムコントローラ324は、プロセッサ320の動作を制御するとともに、スコープシステムコントローラ316に接続され、内視鏡スコープ310に所定の命令を送信する。
プロセッサ信号処理回路321は、スコープ信号処理回路313から画像信号を受信して、所定の画像処理を施す。モニタ303は、プロセッサ信号処理回路321から画像信号を受信して表示する。
光源326は、プロセッサシステムコントローラ324からの信号に応じて、白色光を発光する。白色光は、ライトガイドファイバ317に入射して、内視鏡スコープ310の遠位端に伝達され、観察対象物を照明する。
スコープ信号処理回路313が実行する処理について説明する。スコープ信号処理回路313は、各フォトダイオード104の位置と、取り付けられたカラーフィルタ102の色及びマスク103の開口率を予め記憶しており、これらに基づいて、標準となる開口率未満の開口率を有するマスク103が取り付けられたフォトダイオード104が出力した電荷を増幅する処理を行う。具体的に説明すると、スコープ信号処理回路313は、標準となる開口率未満の開口率を有するマスク103が取り付けられたフォトダイオード104が出力した電荷に対して、そのマスク103の開口率を所定の割合だけ増幅する。例えば、標準となる開口率が50%である場合、37.5%の開口率を有するマスク103が取り付けられたフォトダイオード104が出力した電荷を、8/6倍して出力する。31.25%の開口率を有するマスク103が取り付けられたフォトダイオード104が出力した電荷を、8/5倍して出力する。25%の開口率を有するマスク103が取り付けられたフォトダイオード104が出力した電荷を、2倍して出力する。12.5%の開口率を有するマスク103が取り付けられたフォトダイオード104が出力した電荷を、4倍して出力する。
本実施形態によれば、白色光のみでクロストークを測定可能でありながら、実際の製品に搭載可能なCMOS100を得る。また、本願発明によるCMOS100を使用可能な撮像装置を得る。
なお、5種類の開口率を有するマスクを用いる構成について説明したが、マスクの開口率は、少なくとも3種類あればよい。3種類の開口率を有すれば、マスク103の開口率と出力電荷とのグラフを得ることができる。
マスクの開口は、受光面105の中心及びその周囲に到達する光を遮蔽するものでなくてもよく、受光面105の中心以外を遮蔽するものであってもよい。また、マスクの開口の形状は、前述の形状に限定されない。
電子部品の位置関係は、前述のものに限定されない。例えば、水平電気配線又は垂直電気配線が前述の位置に設けられなくてもよく、水平電気配線が1つ設けられてもよく、垂直電気配線が複数設けられてもよい。
垂直電気配線にアンプが接続され、電荷が垂直電気配線を介して水平電気配線に転送されても良い。
前述の説明において電子部品が設けられていない場所に、配線など、光を透過しない部品を設けて、マスクの一部を成してもよい。
カラーフィルタ102が透過する光の波長は、前述の色に限定されない。
開口率は、前述の値に限定されない。
CMOS100が用いられる装置は、内視鏡装置300に限定されず、撮像素子を用いる装置であればよい。
CMOS100でなく、他の個体撮像素子、例えばCCD等を用いてもよい。
100 CMOS
101 マイクロレンズ
102 カラーフィルタ
103 マスク
104 フォトダイオード
104b1 第1の青色フォトダイオード
104b2 第2の青色フォトダイオード
104g1 第1の緑色フォトダイオード
104g2 第2の緑色フォトダイオード
104g3 第3の緑色フォトダイオード
104g4 第4の緑色フォトダイオード
104g5 第5の緑色フォトダイオード
104r1 第1の赤色フォトダイオード
104r2 第2の赤色フォトダイオード
104r3 第3の赤色フォトダイオード
105 受光面
106D 第2の水平電気配線
106L 垂直電気配線
106U 第1の水平電気配線
107b1 第1の青色アンプ
107b2 第2の青色アンプ
107g1 第1の緑色アンプ
107g2 第2の緑色アンプ
107g3 第3の緑色アンプ
107g4 第4の緑色アンプ
107r1 第1の赤色アンプ
107r2 第2の赤色アンプ
108 撮像面
200 測定装置
201 演算部
202 白色光源
203 白色板
204 集光レンズ
300 内視鏡装置
303 モニタ
310 内視鏡スコープ
313 スコープ信号処理回路
316 スコープシステムコントローラ
317 ライトガイドファイバ
320 プロセッサ
321 プロセッサ信号処理回路
324 プロセッサシステムコントローラ
326 光源

Claims (11)

  1. 光を電荷に変換する複数の光電変換素子と、
    所定の開口率を有し、前記開口率に応じて光を通過させる複数のマスクとを備え、
    1つの前記マスクが1つの前記光電変換素子に設けられ、
    前記複数のマスクは、異なる開口率を有する撮像素子。
  2. 前記光電変換素子の間に電子部品が形成され、
    周辺に設けられる電子部品の構成が同じである複数の光電変換素子に、異なる開口率を有する前記マスクが設けられる請求項1に記載の撮像素子。
  3. 前記光電変換素子の間に電子部品が形成され、
    前記光電変換素子の周囲に設けられる電子部品の構成が異なる複数の光電変換素子に、前記マスクが設けられる請求項1又は2に記載の撮像素子。
  4. 前記マスクは、前記光電変換素子の間に設けられる電子部品により形成される請求項1から3のいずれかに記載の撮像素子。
  5. 前記光電変換素子は、光を受信する受光面を備え、
    前記マスクは、前記受光面の中心及びその周囲に到達する光の一部を透過する請求項1から4のいずれかに記載の撮像素子。
  6. 前記光電変換素子に光を集光する複数のレンズをさらに備え、
    1つの前記レンズが1つの前記光電変換素子に設けられる請求項1から5のいずれかに記載の撮像素子。
  7. 所定の波長の光を透過する複数のフィルタをさらに備え、
    前記複数のフィルタは、各々異なる波長の光を透過し、
    1つの前記フィルタが1つの前記光電変換素子に設けられる請求項1から6のいずれかに記載の撮像素子。
  8. 請求項1に記載の撮像素子が備える光電変換素子におけるクロストークを測定する測定装置であって、
    前記光電変換素子が出力する電荷と、その光電変換素子に設けられたマスクの開口率とに基づいてクロストークを測定する演算部とを備える測定装置。
  9. 白色光を前記撮像素子に投射する白色光源をさらに備え、
    前記演算部は、前記白色光を受光した前記光電変換素子が出力する電荷と、その光電変換素子に設けられたマスクの開口率とに基づいてクロストークを測定する請求項8に記載の測定装置。
  10. 請求項1に記載の撮像素子が備える光電変換素子におけるクロストークを測定する方法であって、
    前記光電変換素子が出力する電荷を受信する受信ステップと、
    その光電変換素子に設けられたマスクの開口率と、前記受信ステップで受信した電荷に基づいてクロストークを測定するステップと
    を備える測定方法。
  11. 請求項1に記載の撮像素子と、
    前記光電変換素子が出力した電荷を、その光電変換素子に設けられたマスクの開口率に基づいて増幅する処理部とを備える撮像装置。
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