JP5161908B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光装置、表示装置、発光体および発光体の製造方法に関する。
LD(半導体レーザダイオード)やLED等の半導体発光素子は広く表示装置、照明装置、記録装置等に用いられている。最近新たな応用として固体照明の開発が進められている。既存の白熱電球の置き換えとしては効率が高く、発熱が少ない点が優っており今後も置き換えが進むと考えられる。
もっとも、半導体発光素子と蛍光体を組み合わせた白色発光装置においては、蛍光体が理想的に配置されておらず蛍光体同士の再吸収が生じて光の取り出し効率が低下する現象があった。また、発光の色が照射方向により異なり、照らす方向により色が異なって見える現象があった。
特許文献1には、蛍光体同士の再吸収を避けるために、複数の蛍光体を光路方向に重ならないように面上に配設する発光装置が記載されている。また、特許文献2には、LEDに対して蛍光板の距離を可変にすることによって照射パターンを変え、色温度を可変とする発光装置が開示されている。
特開2008−258171号公報 特開2009−16059号公報
もっとも、特許文献1に記載の発光装置のように、平面上に複数の蛍光体を互いに重ならないよう形成することは製造上困難である。特に、微細な構造を製造することは極めて困難といえる。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、複数の蛍光体が互いに重ならないように配置される、製造容易な発光装置、表示装置、発光体および発光体の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様の発光装置は、励起光を出射する光源と、平面である第1の面と、前記第1の面と傾斜して交わる平面である第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有し、複数の前記第1の面がすべて同一の傾斜角を備え、複数の前記第2の面がすべて同一の傾斜角を備える基板と、前記第1の面上に形成され、前記励起光を吸収し第1の蛍光を発する第1の蛍光体層と、前記第2の面上に形成され、前記励起光を吸収し前記第1の蛍光と異なる波長の第2の蛍光を発する第2の蛍光体層と、前記励起光の前記第1および第2の面に対する入射角が可変となるように、前記励起光の出射方向と前記基板とを相対的に移動させる入射角可変機構を備え前記基板が透明ガラスで形成され、前記第1の蛍光体層および前記第2の蛍光体層上に金属層が形成され、前記励起光を前記透明ガラス側から入射し、前記第1および第2の蛍光を透明ガラス側から取り出すよう構成されることを特徴とする。
上記態様の発光装置において、前記第1の面と前記第2の面のなす角度が90度以下であることが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記第1の蛍光体層の発光効率が、前記第2の蛍光体層の発光効率より大きい場合には、前記第1の面の総面積が前記第2の面の総面積よりも小さくなるよう構成され、前記第1の蛍光体層の発光効率が、前記第2の蛍光体層の発光効率より小さい場合には、前記第1の面の総面積が前記第2の面の総面積よりも大きくなるよう構成されることが望ましい。
上記態様の発光装置において、さらに、第3の面と第4の面を備え、前記第1、第2、第3および第4の面が四角錘形状を形成し、第3の面上に第3の蛍光体層、第4の面上に第4の蛍光体層が形成されることが望ましい。
上記態様の発光装置において、前記光源が半導体レーザダイオードであることが望ましい。
本発明の一態様の表示装置は、レーザ光を出射する光源と、画像を表示するスクリーンと、前記レーザ光を選択的に透過または反射するライトバルブと、前記ライトバルブを介した前記レーザ光を前記スクリーンに一括投射する投射光学系とを有する表示装置であって、前記スクリーンは、第1の面と、前記第1の面と交わる第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板と、前記第1の面上に形成され、前記励起光を吸収し第1の蛍光を発する第1の蛍光体層と、前記第2の面上に形成され、前記励起光を吸収し前記第1の蛍光と異なる波長の第2の蛍光を発する第2の蛍光体層とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様の表示装置は、レーザ光を出射する光源と、画像を表示するスクリーンと、前記レーザ光を平行光とする光学系と、平行光となった前記レーザ光を前記スクリーン上に2次元的に走査する走査機構とを有する表示装置であって、前記スクリーンは、第1の面と、前記第1の面と交わる第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板と、前記第1の面上に形成され、前記励起光を吸収し第1の蛍光を発する第1の蛍光体層と、前記第2の面上に形成され、前記励起光を吸収し前記第1の蛍光と異なる波長の第2の蛍光を発する第2の蛍光体層とを備えることを特徴とする。
本発明の一態様の発光体の製造方法は、第1の面と、前記第1の面と交わる第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板を準備する工程と、溶媒中に第1の蛍光体粒子を分散させた第1の溶液を準備する工程と、溶媒中に第1の蛍光体粒子と異なる第2の蛍光体粒子を分散させた第2の溶液を準備する工程と、前記基板を、前記第1の面が前記第1の溶液の液面側を向くように前記第1の溶液中に浸漬し、前記第1の面上に前記第1の蛍光体粒子を堆積する工程と、前記基板を、前記第2の面が前記第2の溶液の液面側を向くように前記第2の溶液中に浸漬し、前記第2の面上に前記第2の蛍光体粒子を堆積する工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の蛍光体が互いに重ならないように配置される、製造容易な発光装置、表示装置、発光体および発光体の製造方法を提供することが可能となる。
第1の実施の形態の発光体の概略図である。 第1の実施の形態の発光体の作用を説明する図である。 第1の実施の形態の第1の製造方法を示す図である。 第1の実施の形態の第2の製造方法を示す図である。 第1の実施の形態の発光体の変形例の概略図である。 第1の実施の形態の発光体の別の変形例の概略図である。 第1の実施の形態の発光体のさらに別の変形例の概略図である。 第1の実施の形態の発光体のさらに別の変形例の概略図である。 図8の発光体の作用を説明する図である。 第2の実施の形態の発光装置の概略図である。 第2の実施の形態の発光装置の作用を説明する図である。 第2の実施の形態の入射角可変機構の変形例の概略図である。 第2の実施の形態の入射角可変機構の別の変形例の概略図である。 第2の実施の形態の入射角可変機構のさらに別の変形例の概略図である。 第2の実施の形態の入射角可変機構のさらに別の変形例の概略図である。 第3の実施の形態の表示装置の概略図である。 第3の実施の形態の変形例の表示装置の概略図である。 第3の実施の形態の変形例の作用の説明図である。 第4の実施の形態の表示装置の概略図である。
以下、図面を用いて実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。
(第1の実施の形態)
本実施の形態の発光体は、第1の面と、前記第1の面と交わる第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板と、第1の面上に形成される第1の蛍光体層と、第2の面上に形成され第1の蛍光体層と異なる波長の蛍光を発する第2の蛍光体層とを備える。
本実施の形態の発光体は、上記構成を備えることにより、複数の蛍光体が互いに重ならない、または、重なりの小さい配置を容易に実現することが可能となる。また、本実施の形態の発光体を用いることにより色温度を可変であり、かつ、発光効率に優れた発光装置を実現することが可能となる。
図1は、本実施の形態の発光体の概略図である。図1(a)が断面図、図1(b)が平面図である。
図1の発光体は、例えば透明ガラスで形成される基板10と、その一方の表面に形成される第1の蛍光体層12と、第1の蛍光体層と異なる波長の蛍光を発する第2の蛍光体層14を備えている。また、第1の蛍光体層および第2の蛍光体層の上面には金属層16が形成されている。なお、図1(b)は透明な基板10側から見た蛍光体層のパターンを示す平面図である。
基板10の表面には、第1の面22とこの第1の面22に対して傾斜して交わる第2の面24とが周期的に形成されている。したがって、基板10の一方の表面はこの第1の面22と第2の面24とが交互に繰り返される凹凸形状を有している。
そして、第1の面22上に第1の蛍光体層12が形成され、第2の面24上に第2の蛍光体層14が形成されている。第1の蛍光体層12は、例えば、紫外光を励起光として青色光を発する青色蛍光体層である。また、第2の蛍光体層14は、例えば、紫外光を励起光として青色光よりも長い波長の黄色光を発する黄色蛍光体層である。
金属層16は、例えば、銀(Ag)を材料とする膜である。この金属層16は、発光体のヒートシンクとして機能する。また、蛍光体層に入射される励起光や蛍光体層の発する蛍光の反射材としても機能する。
本実施の形態の発光体においては、第1の蛍光体層12および第2の蛍光体層14が互いに重ならないように、または、重なりが最小限になるように形成されている。したがって、紫外レーザ等の光源を有する発光装置に用いた場合に、第1の蛍光体層12と第2の蛍光体層14同士による蛍光の再吸収を最小限に抑制できる。よって、発光効率の高い発光装置を実現することができる。
さらに、本実施の形態の発光体を用いれば、光源から発せられる励起光の出射方向と、基板10との相対位置を変化させることにより、容易に色温度を変化させることが可能となる。したがって、本実施の形態の発光体を発光装置に用いることにより、容易に色温度を変化させることが可能な発光装置が実現できる。
図2は、本実施の形態の発光体の作用を説明する図である。この発光体は、励起光を透明ガラス側から入射し、第1および第2の蛍光を透明ガラス側から取り出す構成の反射型の発光体である。
ここで、例えば、励起光となる紫外光を発する半導体レーザダイオード(LD)26と、基板10とを図2(a)の位置関係におくとする。この場合、励起光は第1の蛍光体層12と第2の蛍光体層14に均等に入射されることにより、色温度が中程度の昼光色の蛍光が励起光の入射方向に発せられる。
これに対し、図2(b)に示すように、半導体レーザダイオード26と基板10とを図2(a)の位置関係から相対的に傾けるとする。この場合、励起光は青色蛍光体である第1の蛍光体層12により多く入射されることになる。したがって、色温度が図2(a)の場合より高い蛍光が励起光の入射方向に発せられることになる。
また、図2(c)に示すように、半導体レーザダイオード26と基板10とを図2(a)の位置関係から図2(b)の場合と逆方向に相対的に傾けるとする。この場合、励起光は、黄色蛍光体である第2の蛍光体層14により多く入射されることになる。したがって、色温度が図2(a)の場合より低い電球色の蛍光が励起光の入射方向に発せられることになる。
図3は、本実施の形態の第1の製造方法を示す図である。この方法は蛍光体層を沈降法により形成する。最初に、図3(a)に示すように、第1の面22と、第1の面22と傾斜を持って交わる第2の面24とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板10を準備する。基板10は、例えば、透明ガラス基板である。
次に、例えば、溶媒となる水に青色蛍光体粒子を分散させた第1の溶液32を準備する。また、溶媒となる水に黄色蛍光体粒子を分散させた第2の溶液34を準備する。
次に、図3(b)に示すように、基板10を、第1の面22が第1の溶液32の液面側を向くように第1の溶液32中に浸漬する。すなわち、第1の面12が液面に対し、略平行となるよう浸漬する。例えば、この状態で1時間程度放置する。このような向きに浸漬することで、溶液中に分散された青色蛍光体粒子が、重力方向に沈降し、第1の面22上に選択的に堆積される。その後、基板10を第1の溶液32から取り出し、例えば、120℃で3時間程度以上乾燥させる。
次に、図3(c)に示すように、基板10を、第2の面24が第2の溶液34の液面側を向くように第2の溶液34中に浸漬する。例えば、この状態で1時間程度放置する。このような向きに浸漬することで、溶液中に分散された黄色蛍光体粒子が第2の面24上に選択的に堆積される。その後、基板10を第2の溶液34から取り出し、例えば、120℃で3時間程度以上乾燥させる。
次に、第1の蛍光体層12および第2の蛍光体層14を覆うように、例えば、銀の金属層を形成する。銀の金属層は、例えば、真空蒸着または無電解メッキ法等により形成可能である。
このようにして、図1に示す発光体を極めて容易な工程で形成することが可能である。そして、この方法においては第1や第2の面の幅や面積が微細となっても、原理的には蛍光体層をそれぞれの面に選択的に形成することが可能である。
上記製造方法において、第1の蛍光体層22と第2の蛍光体層24の上面の保護層を形成することが望ましい。この保護層は例えば二酸化珪素の水ガラスである。上記第1および第2の溶液を準備する際に、例えばBa(NOとNaSiOを加えることで、二酸化珪素の水ガラスである保護層を形成することが可能である。特に、第1の蛍光体層12および第2の蛍光体層14上に金属層を形成する際に、蛍光体層を保護する観点からこの保護層の形成は有効である。
また、金属層の形成後に、金属層を加圧して、金属層の基板と反対側の面を平坦化する工程を設けても構わない。このように、金属層の一面を平坦化することによって、発光体の実装が容易になるとともに、発光体の下にヒートシンクを設ける場合に、ヒートシンクと金属層の密着性が向上し、放熱特性が向上するという利点がある。
図4は、本実施の形態の第2の製造方法を示す図である。この方法は、蛍光体層を真空蒸着法により形成する製造方法である。最初に、第1の面22と交わる第2の面24とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板10を準備する。基板10は、例えば、透明ガラス基板である。
次に、図4(a)に示すように第1の蛍光体層形成のための第1の蒸着源32を準備し真空蒸着器(図示せず)に配置する。そして、基板10を真空蒸着器内に導入して蒸着を実行する。
この時、第1の面22が第1の蒸着源32に略平行となるよう基板10を設置する。このように設置することにより、蒸着時に第2の面24が第1の蒸着源32に対して影となり、第1の面22上にのみ第1の蛍光体層12が形成される。この後、真空蒸着器より、基板10を取り出す。
次に、図4(b)に示すように第2の蛍光体層形成のための第2の蒸着源34を準備し真空蒸着器(図示せず)に配置する。そして、基板10を真空蒸着器内に導入して蒸着を実行する。
この時、第2の面24が第2の蒸着源34に略平行となるよう基板10を設置する。このように設置することにより、蒸着時に第1の面22が第2の蒸着源34に対して影となり、第2の面24上にのみ第2の蛍光体層14が形成される。この後、真空蒸着器より、基板10を取り出す。
その後、第1の蛍光体層12および第2の蛍光体層14上に金属層を形成する点については第1の製造方法と同様である。以上のようにして、図1に示す発光体を製造することが可能となる。
また、第2の製造方法では真空蒸着法により蛍光体層を形成したが、第3の製造方法としてスパッタ法により蛍光体層を形成することも可能である。この場合は、第1の蛍光体層を形成するための第1のターゲットと、第2の蛍光体層を形成するための第2のターゲットをそれぞれ準備する。
そして、真空蒸着法の場合と同様に、第1の面が第1のターゲットに略平行となるよう基板をスパッタ装置内に設置してスパッタを行い、第1の蛍光体層を形成する。また、第2の面が第2のターゲットに略平行となるよう基板をスパッタ装置内に設置してスパッタを行い、第2の蛍光体層を形成する。
その後は、第1または第2の製造方法と同様にして、図1に示す発光体を製造することが可能となる。
このように、本実施の形態の発光体は、第1および第2の面で形成される凹凸形状が基板に設けられることにより、上記のような製造方法を用いて極めて容易に製造することが可能である。
図5は、本実施の形態の発光体の変形例の概略図である。図5(a)、図5(b)ともに、透明ガラスの基板10の、蛍光体層を形成した側と反対側の面に凹凸を有する発光体である。
このように、凹凸を設けることで、ガラスと空気の屈折率による反射を低減することができ、発光効率のよい発光体が実現できる。また、励起光に対して基板が傾いた場合でも反射による影響を低減できる。
そして、各蛍光体層から発せられる蛍光が分離して見えることを防止できる。各蛍光体層から発せられる蛍光が分離して見えないようにするために、凹凸の周期は、蛍光体層が設けられる面の凹凸の周期よりも小さい周期にする必要がある。
図5(a)は凹凸がランダムな場合であり、図5(b)は凹凸が周期的な場合である。特に、図5(b)の場合、凹凸の周期は、蛍光が分離して見えないようにする観点から300μm以下であることが望ましい。
図6は、本実施の形態の発光体の別の変形例の概略図である。この発光体は、第1の蛍光体層の発光効率が、第2の蛍光体層の発光効率より大きい場合には、第1の面の総面積が第2の面の総面積よりも小さくなるよう構成され、第1の蛍光体層の発光効率が、第2の蛍光体層の発光効率より小さい場合には、第1の面の総面積が第2の面の総面積よりも大きくなるよう構成される。
すなわち、第1の面22と第2の面24の面積を、第1の蛍光体層12と第2の蛍光体層14の発光効率に合わせて形成している。図6の場合は、例えば、第1の蛍光体層12の発光効率が、第2の蛍光体層14の発光効率よりも小さく、それぞれの発光量を揃えたいような場合である。発光量や色調を合わせる場合に、それぞれの蛍光体層の膜厚でも調整可能であるが、本変形例のように、基板10の形状でも調整が可能である。
図7は、本実施の形態の発光体のさらに別の変形例の概略図である。図7(a)に示すように、本変形例の発光体は、蛍光体層の上側に、金属層が無い点で図1の発光体と異なっている。
図1が、反射型の発光体であるのに対し、本変形例の発光体は透過型の発光体である。図7(b)に示すように、例えば、半導体レーザダイオード26からの励起光を、透明ガラスの基板10の蛍光体層側から入射し、基板10の反対面側から蛍光を出す。
図の場合は、励起光が第1の蛍光体層12と第2の蛍光体層14のそれぞれに均等に照射されるため、色温度が中程度の蛍光が得られる。本変形例においても、図2で説明したように、半導体レーザダイオード26と基板10とを図7(b)の位置関係から相対的に傾けることにより、色温度を変化させることが可能である。
図8は、本実施の形態の発光体のさらに別の変形例の概略図である。図8(a)が上面図、図8(b)が図8(a)のAA断面図、図8(c)が図8(a)のBB断面図である。
本変形例は、第1の面22、第2の面24に加え、第3の面52、第4の面54を備えている。そして、第1、第2、第3および第4の面が四角錘形状を形成する。さらに、第1、第2、第3および第4の面それぞれの上に、第1の蛍光体層12、第2の蛍光体層14、第3の蛍光体層42、第4の蛍光体層44が形成される。
ここで、例えば、第1の蛍光体層12は青色蛍光体層、第2の蛍光体層14は黄色蛍光体層、第3の蛍光体層42は緑色蛍光体層、第4の蛍光体層44は赤色蛍光体層である。
図9は、本変形例の作用を説明する図である。点線で囲まれる領域が励起光となるレーザビームが照射される領域を示す。このように、レーザビームの照射領域を限定し、その照射パターンを図9(a)〜(e)のように様々に変化させることで、多様な色温度の光を発することが可能となる。
なお、本変形例の発光体は、第3および第4の面に対して、上記第1ないし第3の製造方法で第1および第2の面に適用した方法を、順次繰り返すことで容易に製造可能である。
本実施の形態の発光体およびその変形例において、異なる面のなす角度が90度以下であることが望ましい。これは、製造する際に、特定の面へ選択的に蛍光体層を形成することが容易となるからである。
(第2の実施の形態)
本実施の形態の発光装置は、励起光を出射する光源と、第1の面と、第1の面と交わる第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板と、第1の面上に形成され、励起光を吸収し第1の蛍光を発する第1の蛍光体層と、第2の面上に形成され、励起光を吸収し第1の蛍光と異なる波長の第2の蛍光を発する第2の蛍光体層とを備える。すなわち、光源と、第1の実施の形態で説明した発光体とを備える発光装置である。
本実施の形態の発光装置は、上記構成を備えることにより、異なる蛍光体層間の蛍光の再吸収が抑制され、高い発光効率を実現できる。そして、このような発光装置を容易に製造することが可能である。
さらに、本実施の形態の発光装置は、励起光の第1および第2の面に対する入射角が可変となるように、励起光の出射方向と基板とを相対的に移動させる入射角可変機構を備えている。この構成を備えることで、色温度の異なる光を発することが可能となる。
図10は、本実施の形態の発光装置の概略図である。図10(a)は全体図、図10(b)は発光体部分の拡大図である。この発光装置は、白熱電球の置き換え用途のLD電球である。
本実施の形態の発光装置は、励起光となるレーザ光を出射する、例えば、AlGaInN系の半導体レーザダイオード60を備えている。半導体レーザダイオード60は、放熱部を兼ねる基板62の上面に、基板62に接触して設けられている。基板62は、例えば、アルミニウム等の金属で形成されている。
また、基板62に支柱64が設けられ、この支柱64によって図1で説明した発光体66が支持されている。発光体66は支点68を軸として、傾斜可能に支持されている。発光体66の傾斜角は、スイッチ70の上下動に伴い、接続棒72が発光体66を動かすことで制御される。
半導体レーザダイオード60には光ファイバー74が取り付けられている。そして、この光ファイバー74を介してレーザ光が、発光体66の透明ガラスである基板10側から蛍光体層に入射されるよう構成されている。
基板62には、半導体レーザダイオード60、発光体66を覆う透明なガラスもしくはプラスチックのグローブ76が取り付けられている。このグローブ76は、球体形状を有し、内部の半導体レーザダイオード60、発光体66を保護する機能を有する。例えば、半導体レーザダイオード60や発光体66が空気と触れることで劣化することを防止するため、グローブ76内部を真空にしたり、アルゴンガス等で封入したりしても良い。
基板62のグローブ76の反対側には、例えば合成樹脂製の絶縁部材78が取り付けられている。そして、この絶縁部材78を介して口金80が形成されている。なお、基板62には、例えば、半導体レーザダイオード60の制御回路が設けられている。そして、口金80と制御回路が、例えば絶縁部材78内に設けられた配線を介して電気的に接続される。
本実施の形態においては、支柱64、支点68、スイッチ70、接続棒72を用いた発光体66の傾斜角変更機構が、励起光の出射方向と発光体66の基板10とを相対的に移動させる入射角可変機構となっている。この入射角可変機構により、励起光の第1および第2の面に対する入射角が可変となる。
なお、半導体レーザダイオード60は、白色光を効率よく発生させる観点から、430nm以下の波長領域の青から紫外の発光ピーク波長を有するものを用いるのが望ましい。
図11は、本実施の形態の発光装置の作用を説明する図である。例えば、光ファイバー74からのレーザビームの出射方向と、発光体66の基板10とを図11(a)の位置関係におくとする。この場合、励起光が第1の蛍光体層12と第2の蛍光体層14に均等に入射されることにより、色温度が中程度の昼光色の蛍光が励起光の入射方向に発せられる。
これに対し、図11(b)に示すように、スイッチ70を押し下げると、接続棒72により発光体66が引っ張られる。このようにして、光ファイバー74からのレーザビームの出射方向と、発光体66の基板10とを図11(a)の位置関係から相対的に傾けるとする。この場合、例えば、励起光は青色蛍光体である第1の蛍光体層に、より多く入射されることになる。したがって、色温度が図11(a)の場合より高い蛍光が励起光の入射方向に発せられることになる。
また、図11(c)に示すように、スイッチ70を押し上げると、接続棒72により発光体66が押される。このようにして、光ファイバー74からのレーザビームの出射方向と、発光体66の基板10とを図11(a)の位置関係から図11(b)の場合と逆方向に相対的に傾けるとする。この場合、例えば、励起光は黄色蛍光体である第2の蛍光体層に、より多く入射されることになる。したがって、色温度が図11(a)の場合より低い電球色の蛍光が励起光の入射方向に発せられることになる。
このように、本実施の形態の発光装置によれば、色温度を所定の範囲で変化させることが可能となる。
本実施の形態においては、光源として半導体レーザダイオードを用いる場合を例に説明した。高い輝度を得る観点からは半導体レーザダイオードを光源とすることが望ましいが、その他の光源、例えばLEDを用いることも可能である。
また、励起光としてレーザを用いる場合には、高いエネルギーによって生ずる発熱による発光体層の劣化等を低減する観点から、本実施の形態の反射型の発光体を用いることが望ましい。しかしながら、透過型の発光体を適用することも可能である。
図12は、入射角可変機構の変形例の概略図である。図11(b)と異なり、支点68が、発光体66の中央部ではなく端部に設けられている。
図13は、入射角可変機構の別の変形例の概略図である。この入射角変更機構は、湾曲した光ファイバー自体を回転させることにより、励起光の出射方向と発光体66の基板10とを相対的に移動させる。
図13(a)の位置関係におくことにより、青色蛍光体である第1の蛍光体層12への励起光照射量の割合が増加し、色温度の高い光が発せられる。一方、図13(b)の位置関係におくことにより、黄色蛍光体である第2の蛍光体層14への励起光照射量の割合が増加し、色温度の低い光が発せられる。
図14は、入射角可変機構のさらに別の変形例の概略図である。この入射角変更機構は、支柱64が発光体66の中央下部に固定され、支柱64を軸に発光体66が回転するよう構成されている。そして、半導体レーザダイオード60からの励起光を、発光体66の基板10に対し、斜め方向から入射させることにより、励起光の出射方向と発光体66の基板10とを相対的に移動させる。これによって、発光体から発せられる光の色温度が可変となる。
図15は、入射角可変機構のさらに別の変形例の概略図である。この入射角可変機構は、半導体レーザダイオード60と発光体66との間に凸レンズ82が設けられている。さらに、発光体66に対して、励起光の出射位置を移動させる移動機構(図示せず)を備えている。
励起光の出射位置と凸レンズ82の位置関係を図15(a)のようにすることで、青色蛍光体である第1の蛍光体層12への励起光照射量の割合が増加し、色温度の高い光が発せられる。一方、図15(b)の位置関係におくことにより、黄色蛍光体である第2の蛍光体層14への励起光照射量の割合が増加し、色温度の低い光が発せられる。
(第3の実施の形態)
本実施の形態の表示装置は、レーザ光を出射する光源と、画像を表示するスクリーンと、レーザ光を選択的に透過または反射するライトバルブと、ライトバルブを介したレーザ光をスクリーンに一括投射する投射光学系とを有する表示装置である。そして、スクリーンは、第1の面と、第1の面と交わる第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板と、第1の面上に形成され、励起光を吸収し第1の蛍光を発する第1の蛍光体層と、第2の面上に形成され、励起光を吸収し第1の蛍光と異なる波長の第2の蛍光を発する第2の蛍光体層とを備える。
本実施の形態の表示装置は、第1の実施の形態で説明した発光体でスクリーンが形成されていることを特徴とする。
図16は、本実施の形態の表示装置の概略図である。図16(a)が全体図、図16(b)がスクリーンの発光体部分の拡大図である。
本実施の形態の表示装置は、光源である半導体レーザダイオード60と、画像を表示するスクリーン90と、レーザ光を選択的に透過または反射するライトバルブ92と、ライトバルブ92を介したレーザ光を、スクリーンに一括投射する投射光学系94とを有する表示装置である。
半導体レーザダイオード60は、紫外光を励起光として出射する。スクリーン90は図16(b)に示すように、第1の実施の形態において、図8を用いて説明した蛍光体層を4層、四角錘形状で有する発光体が集合して構成されている。例えば、第1の蛍光体層12は青色蛍光体層、第2の蛍光体層14は黄色蛍光体層、第3の蛍光体層42は緑色蛍光体層、第4の蛍光体層44は赤色蛍光体層である。
ライトバルブ92は、レーザ光を選択的に透過または反射することにより変調する機能を有する。ライトバルブ92は例えば、DMD(Degital Micromirror Device)である。投射光学系94は、レンズやミラー等を組み合わせることで構成される。
ライトバルブ92で変調されたレーザ光は、投射光学系94を通って、スクリーン90に一括投射される。図16(b)に示す4つの蛍光体層が1画素として機能する。点線で囲んだ領域がDMDの1スポットに対応するレーザ光の照射領域である。このように、DMDの4スポットで1画素が構成される。
本実施の形態によれば、1画素を構成する複数の蛍光体が互いに重ならないような配置を有するスクリーンを容易に形成できるため、発光効率に優れた表示装置を安価に製造することが可能である。。また、微細な画素も容易に製造することが可能である。
図17は、本実施の形態の変形例の表示装置の概略図である。図17(a)が側面図、図17(b)が上面図である。また、図18は、本変形例の作用の説明図である。図16においては、半導体レーザダイオード60、ライトバルブ92、投射光学系94を1組だけ有する表示装置を例に説明した。本変形例は、それぞれの蛍光体層に対応する上下左右4組の半導体レーザダイオード60a〜d、ライトバルブ92a〜d、投射光学系94a〜dを備える。
そして、図17に示すようそれぞれ最適な角度からレーザ光を蛍光体層に照射する構成とすることで、図18の様に色のクロストークが防止された照射が可能となる。すなわち、図18に示すように斜面に形成されていることにより、励起光のそれぞれの入射方向について、照射されない面に蛍光体層の配置することが可能である。したがって、各色の蛍光体層が適切な斜面にくるように配置をコントロールすることにより、隣接する異なった色を照射することで生じる色のクロストークを防止することができる。よって、さらに高輝度な表示装置を実現することも可能である。
(第4の実施の形態)
本実施の形態の表示装置は、レーザ光を出射する光源と、画像を表示するスクリーンと、レーザ光を平行光とする光学系と、平行光となったレーザ光をスクリーン上に2次元的に走査する走査機構とを有する表示装置である。そして、スクリーンは、第1の面と、第1の面と交わる第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有する基板と、第1の面上に形成され、励起光を吸収し第1の蛍光を発する第1の蛍光体層と、第2の面上に形成され、励起光を吸収し第1の蛍光と異なる波長の第2の蛍光を発する第2の蛍光体層とを備える。
本実施の形態の表示装置は、第1の実施の形態で説明した発光体でスクリーンが形成されていることを特徴とする。
図19は、本実施の形態の表示装置の概略図である。図19(a)が全体図、図19(b)がスクリーンの発光体部分の拡大図である。
本実施の形態の表示装置は、光源である半導体レーザダイオード60と、画像を表示するスクリーン90と、レーザ光を平行光とする光学系98と、平行光となったレーザ光をスクリーン上に2次元的に走査する走査機構96とを有する表示装置である。
半導体レーザダイオード60は、紫外光を励起光として出射する。スクリーン90は図19(b)に示すように、第1の実施の形態において、図8を用いて説明した蛍光体層を4層、四角錘形状で有する発光体が集合して構成されている。例えば、第1の蛍光体層12は青色蛍光体層、第2の蛍光体層14は黄色蛍光体層、第3の蛍光体層42は緑色蛍光体層、第4の蛍光体層44は赤色蛍光体層である。
走査機構96は、レーザ光を二次元的に走査する機能を有する。走査機構96は例えば、2次元スキャンMEMSである。光学系98は、レンズやミラー等を組み合わせることで構成される。
走査機構96で走査されるレーザ光は、スクリーン90上を走査する。例えば、図19(b)に示す白矢印が走査線となる。レーザ光をオンオフさせながら、白矢印のように走査し、所望の色を発現させる。
本実施の形態によれば、画素を構成する複数の蛍光体が互いに重ならないような配置を有するスクリーンを容易に形成できるため、発光効率に優れた表示装置を安価に製造することが可能であるさらに、微細な画素も容易に製造することが可能である。
また、図19においては、半導体レーザダイオード60、走査機構96、光学系98を1組だけ有する表示装置を例に説明した。しかし、第3の実施の形態の変形例と同様に、例えば、それぞれの蛍光体層に対応する4組の半導体レーザダイオード60、光学系98、走査機構96を備え、それぞれ最適な角度からレーザ光を蛍光体層に照射することで、色のクロストークが防止された照射が可能となる。この構成によれば、さらに、高輝度な表示装置を実現することも可能である。
また、スクリーン90における、四角錐の配置は格子状でなくても良く、走査機構の走査ラインに沿った円弧上に配置することで、半導体レーザダイオード60や走査機構96をスクリーンに近づけて配置することが可能となる。また、走査機構96とスクリーン90の間に反射光学系を設置し光路を折りたたむことでもスクリーンと、半導体レーザダイオード60や走査機構96の配置を近づけることが可能となる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。上記、実施の形態はあくまで、例として挙げられているだけであり、本発明を限定するものではない。また、実施の形態の説明においては、発光装置、表示装置、発光体、発光体の製造方法等で、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる発光装置、表示装置、発光体、発光体の製造方法等に関わる要素を適宜選択して用いることができる。
例えば、蛍光体層の材料としては、紫外から青色までの波長領域の光を吸収して可視光を放射する材料で形成されるものが用いられる。例えば、珪酸塩系蛍光体材料、アルミン酸塩蛍光体材料、窒化物系蛍光体材料、硫化物系蛍光体材料、酸硫化物系蛍光体材料、YAG系蛍光体材料、硼酸塩系蛍光体材料、燐酸塩硼酸塩系蛍光体材料、燐酸塩系蛍光体、及びハロリン酸塩系蛍光体材料等の蛍光体材料を使用することができる。各蛍光体材料の組成を下記に示す。
(1)珪酸塩系蛍光体材料:(Sr(1−x−y−z)BaCaEuSi(2+2w)(0≦x<1、0≦y<1、0.05≦z≦0.2、0.90≦w≦1.10) 上記式により表される珪酸塩系蛍光体材料の中では、x=0.19、y=0、z=0.05、w=1.0の組成が望ましい。なお、結晶構造を安定化したり、発光強度を高めるたりするために、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、及びカルシウム(Ca)の一部をMg及びZnの少なくともいずれか一方に置き換えてもよい。他の組成比の珪酸塩系蛍光体材料としては、MSiO、MSiO、MSiO、MSiO、及びMSi(MはSr、Ba、Ca、Mg、Be、Zn、及びYからなる群から選択される少なくとも1つの元素)が使用可能である。なお、発光色を制御するために、Siの一部をゲルマニウム(Ge)に置き換えてもよい(例えば、(Sr(1−x−y−z)BaCaEu(Si(1−u))Ge)O)。また、Ti、Pb、Mn、As、Al、Pr、Tb、及びCeからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素を賦活剤として含有してもよい。
(2)アルミン酸塩系蛍光体材料:MAl1017(但し、Mは、Ba、Sr、Mg、Zn、及びCaからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素) 賦活剤として、Eu及びMnの少なくとも1つを含む。他の組成比のアルミン酸塩系蛍光体材料としては、MAl、MAl17、MAl13、MAl1219、MAl1917、MAl1119、MAl12、MAl1627、及びMAl12(MはBa、Sr、Ca、Mg、Be及びZnからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素)が使用可能である。また、Mn、Dy、Tb、Nd、及びCeからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素を賦活剤として含有していてもよい。
(3)窒化物系蛍光体材料(主にシリコンナイトライド系蛍光体材料):LSi(2x/3+4y/3):Eu、又はLSi(2x/3+4y/3−2z/3):Eu(LはSr、Ca、Sr及びCaからなる群からなる群から選択される少なくとも1つの元素) 上記組成において、x=2かつy=5、又はx=1かつy=7であることが望ましいが、x及びyは、任意の値とすることができる。上記式により表される窒化物系蛍光体材料として、Mnが賦活剤として添加された(SrCa(1−x)Si:Eu、SrSi:Eu、CaSi:Eu、SrCa(1−x)Si10:Eu、SrSi10:Eu、CaSi10:Eu等の蛍光体材料を使用することが望ましい。これらの蛍光体材料には、Mg、Sr、Ca、Ba、Zn、B、Al、Cu、Mn、Cr、及びNiからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素が含有されてもよい。また、Ce,Pr、Tb、Nd、及びLaからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素を、賦活剤として含有してもよい。
(4)硫化物系蛍光体材料:(Zn(1−x)Cd)S:M(Mは、Cu、Cl、Ag、Al、Fe、Cu、Ni、及びZnからなる群から選択される少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値) なお、Sを、Se及びTeの少なくともいずれかに置き換えてもよい。
(5)酸硫化物蛍光体材料:(Ln(1−x)Eu)OS(LnはSc、Y、La、Gd、及びLuからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値) なお、Tb、Pr、Mg、Ti、Nb、Ta、Ga、Sm、及びTmからなる群から選ばれる少なくとも1種を、賦活剤として含有してもよい。
(6)YAG系蛍光体材料:(Y(1−x−y−z)GdLaSm(Al(1−v)Ga12:Ce,Eu(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1.0≦v≦1) なお、CrおよびTbの少なくとも一種を、賦活剤として含有してもよい。
(7)硼酸塩系蛍光体材料:MBO:Eu(MはY、La、Gd、Lu、及びInからなる群から選択される少なくとも1つの元素) なお、賦活剤として、Tbを含有してもよい。他の組成比の硼酸塩系蛍光体材料として、CdO5:Mn、(Ce,Gd,Tb)MgB10:Mn、GdMgB10:Ce,Tbなどが使用可能である。
(8)燐酸塩硼酸塩系蛍光体材料:2(M(1−x)M’)O・aP・bB(MはMg、Ca、Sr、Ba、及びZnからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、M’はEu、Mn、Sn、Fe、及びCrからなる群から選択される少なくとも1つの元素、x、a、bは0.001≦x≦0.5、0≦a≦2、0≦b≦3、0.3<(a+b)を満足する数値)
(9)燐酸塩系蛍光体:(Sr(1−x)Ba(PO:Eu、又は(Sr(1−x)Ba:Eu、Sn なお、Ti及びCuのいずれか一方を、賦活剤として含有してもよい。
(10)ハロリン酸塩系蛍光体材料:(M(1−x)Eu10(POCl、又は(M(1−x)Eu(POCl(MはBa、Sr、Ca、Mg、及びCdからなる群から選ばれる少なくとも1つの元素、xは0≦x≦1を満足する数値) なお、Clの少なくとも一部を、フッ素(F)に置き換えてもよい。また、Sb及びMnの少なくとも1つを、賦活剤として含有してもよい。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての発光装置、表示装置、発光体、発光体の製造方法は、本発明の範囲に包含される。本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその均等物の範囲によって定義されるものである。
10 基板
12 第1の蛍光体層
14 第2の蛍光体層
16 金属層
22 第1の面
24 第2の面
26 半導体レーザダイオード
32 第1の溶液
34 第2の溶液
42 第3の蛍光体層
44 第4の蛍光体層
52 第3の面
54 第4の面
60 半導体レーザダイオード
90 スクリーン
92 ライトバルブ
94 投射光学系
96 走査機構
98 光学系

Claims (3)

  1. 励起光を出射する光源と、
    平面である第1の面と、前記第1の面と傾斜して交わる平面である第2の面とが周期的に形成された凹凸形状を有し、複数の前記第1の面がすべて同一の傾斜角を備え、複数の前記第2の面がすべて同一の傾斜角を備える基板と、
    前記第1の面上に形成され、前記励起光を吸収し第1の蛍光を発する第1の蛍光体層と、
    前記第2の面上に形成され、前記励起光を吸収し前記第1の蛍光と異なる波長の第2の蛍光を発する第2の蛍光体層と、
    前記励起光の前記第1および第2の面に対する入射角が可変となるように、前記励起光の出射方向と前記基板とを相対的に移動させる入射角可変機構を備え
    前記基板が透明ガラスで形成され、前記第1の蛍光体層および前記第2の蛍光体層上に金属層が形成され、
    前記励起光を前記透明ガラス側から入射し、前記第1および第2の蛍光を透明ガラス側から取り出すよう構成されることを特徴とする発光装置。
  2. 前記第1の面と前記第2の面のなす角度が90度以下であることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記光源が半導体レーザダイオードであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の発光装置。
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