JP2009016059A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】照明光の色温度を照明光が途切れないように連続的又は段階的に可変できる照明装置を提供する。
【解決手段】照明装置1はLED13と可変色部材21とを具備する。可変色部材21を、LED13と対向しかつLED13が発する光の光軸Aが延びる方向にLED13に対して相対的に移動可能に配設する。この可変色部材21は複数の波長変換部23,24を有する。これら波長変換部23,24を、LED13が発した光で励起されて発光する蛍光体を含んで光軸Aを基準に同心的に設けるとともに、互いの発光波長が夫々異なるように形成する。それにより、LED13と可変色部材21との間の距離を変えることで、LED13が発した光の色温度を可変するようにしたことを特徴としている。
【選択図】 図1
【解決手段】照明装置1はLED13と可変色部材21とを具備する。可変色部材21を、LED13と対向しかつLED13が発する光の光軸Aが延びる方向にLED13に対して相対的に移動可能に配設する。この可変色部材21は複数の波長変換部23,24を有する。これら波長変換部23,24を、LED13が発した光で励起されて発光する蛍光体を含んで光軸Aを基準に同心的に設けるとともに、互いの発光波長が夫々異なるように形成する。それにより、LED13と可変色部材21との間の距離を変えることで、LED13が発した光の色温度を可変するようにしたことを特徴としている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、LED(発光ダイオード)等の半導体発子素子が発した光の色温度を可変して照明をする照明装置に関する。
従来、口金を有してスポットライトのように使用される照明器具において、LEDが発した光を機械的な可変色手段で制御することで、照明環境に合わせて、電球色、昼白色、昼光色等に変更して照明ができるようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この照明器具では、中央部に紫外線を発するLEDが実装された円形のプリント配線基板を、ケースの円形をなした開口凹部の内底面に配置するとともに、ケースの開口凹部に可変色手段を取付けている。可変色手段は、開口凹部から起立した軸に、プリント配線基板と平行な回転板を回転可能に支持し、この回転板に蛍光体シートを取付けている。蛍光体シートは、青色、緑色、黄色、オレンジ色、赤色の蛍光体が円周方向に沿って順に配置され、これらは、回転板に設けた5個の円形貫通孔の夫々を塞いでいる。回転板を手で回転させるために、この回転板の周部の一部がケース外に突出されている。
したがって、回転板を回転させることにより、その内の一つの円形貫通孔が選択されてLEDに対向されるので、LEDの発光色を、この発光色とLEDに対向した蛍光体との関係で決まる色の光に波長変換できる。それにより、照明環境に合わせて蛍光体を選択して、電球色、昼白色、昼光色等に照明光の色温度を変更できる。
特開2007-59260号公報(段落0133−0153、図8-図10)
特許文献1の技術では、円形で異種の蛍光体を円形の回転板にその円周方向に沿って設けた可変色手段を採用している。このため、回転板を回転させて蛍光体を選択する際に蛍光体間の部位によって照明光が遮光され照明が途切れてしまう。しかも、特許文献1の技術では、回転板の回転により選択して使用される蛍光体とLEDとの距離が変わらないので、照明光の色温度の変更は連続性がない。
本発明の目的は、照明光の色温度を照明光が途切れないように連続的又は段階的に可変するのに好適な照明装置を提供することにある。
請求項1の発明の照明装置は、半導体発光素子と;この半導体発光素子と対向しかつ前記半導体発光素子が発する光の光軸が延びる方向に前記半導体発光素子に対して相対的に移動可能に配設された可変色部材であって、前記半導体発光素子が発した光で励起されて発光する蛍光体を含んで前記光軸を基準に同心的に設けられ互いの発光波長が夫々異なるように形成された複数の波長変換部を有する前記可変色部材と;を具備することを特徴としている。
この発明及び以下の各発明で、半導体発光素子には、紫外線或いは青色の光を発するLEDを好適に用いることができる。これとともにLEDは、フリップチップ実装されるLEDであっても、基板に表面実装されるSMD型のLEDチップであってもよい。
この発明で、半導体発光素子に対して可変色部材が相対的に移動可能であるとは、可変色部材と発光体の内のいずれか一方が固定で他方が動き得ることを指している。
この発明及び以下の各発明で、波長変換部とは、半導体発光素子が発した光で励起されて発光する蛍光体によって、半導体発光素子の発光色を、この色とは異なる色に変換し、照明光の色温度を変えるものを指している。
この発明及び以下の各発明で、「蛍光体を含んでいる」とは、可変色部材が透光性のベースを有する場合、このベースの光入射面又は光出射面に、蛍光体の層を塗布した態様、又は、蛍光体が混ぜられた透光性合成樹脂自体によって波長変換部が形成される態様を含んでいる。なお、後者の態様では、可変色部材は透光性のベースを有していない。
この発明及び以下の各発明で、複数の波長変換部が半導体発光素子の光軸を基準に同心的に設けられるとは、外形が互いに相似形をなす各波長変換部の中心が光軸に一致していて、同じ平面に沿って設けられている配置を指している。この同心的配置として、代表的には同心円状の配置を挙げることができるが、これに制約されるものではない。
この発明及び以下の各発明で、各波長変換部での発光波長が夫々異なるように形成された可変色部材は、互いに異種の蛍光体を有した複数の波長変換部で形成することができ、或いは、同種の蛍光体を有した複数の波長変換部の厚みを夫々異ならせることで形成することもできる。更に、後者の場合、互いの波長変換部の厚み変化は段階的であることの他、グラジュエーション的に連続的に変化していてもよい。
この発明及び以下の各発明での前記同心的配置において、複数の波長変換部の耐光性及び耐熱性が、含有される蛍光体により相対的に異なる場合には、耐光性及び耐熱性が相対的に強い蛍光体が含有された波長変換部を可変色部材の中央部に配設し、耐光性及び耐熱性が相対的に弱い蛍光体が含有された波長変換部を可変色部材の周部側に寄せて配設するとよい。このようにすることで、可変色部材の長寿命化を図ることが可能である。
この発明及び以下の各発明で、アクリル等の透光性樹脂からなるベースに複数の波長変換部を塗布して可変色部材を形成する場合、波長変換部を可変色部材の光入射面に配置させることは、半導体発光素子からの放射熱にベースが直接晒されることを各波長変換部で防止できるに伴い、熱によりベースが黄色味を帯びて変色する(黄変)ことを抑制できるので、照明装置の寿命を長く維持できる点で好ましい。
請求項1の発明では、半導体発光素子と可変色部材との内の一方を、半導体発光素子が発する光の光軸が延びる方向に移動させて、半導体発光素子と可変色部材との離間距離を調整することにより、照明光の色温度を変えることができる。
即ち、離間距離が短い(なお、この状態は、半導体発光素子に可変色部材の中央位置が接して両者が離間していない状態も含んでいる。)場合、半導体発光素子が発した光は可変色部材の中央位置の波長変換部に限定して入射し、その波長変換部に含まれた蛍光体が励起されるので、こうして励起された蛍光体の発光色と半導体発光素子の発光色とによって決まる色温度の光で照明できる。そして、離間距離を長くする程、半導体発光素子が発した光は前記中央位置の波長変換部だけではなくその周囲に設けられている他の波長変換部に入射して、それらの波長変換部に含まれた蛍光体が励起される。このため、半導体発光素子の発光色と複数の波長変換部で励起された蛍光体の発光色とによって決まる色温度の光で照明できる。
そして、以上のように離間距離を調整して照明光の色温度を変えるので、照明光が途切れることがない。又、前記離間距離の調整は無段階にも段階的にすることができるため、それにより、色温度を連続的又は段階的に変えることができる。
請求項2の発明の照明装置は、口金と;この口金が一端部に配設されるとともに、他端部にバルブ支持部及び基板取付け部を有したハウジングと;前記基板取付け部に取付けられる基板及びこの基板に実装された半導体発光素子を有して前記ハウジングに取付けられた発光体と;前記半導体発光素子が発する光の光軸が延びる方向に移動可能となるように前記バルブ支持部に支持されたバルブと;前記半導体発光素子が発した光で励起されて発光する蛍光体を含んで前記光軸を基準に同心的に設けられ互いの発光波長が夫々異なるように形成された複数の波長変換部を有して、前記半導体発光素子に対向して前記バルブに固定された可変色部材と;を具備することを特徴としている。
この発明で、ハウジングは半導体発光素子の熱を外部に放出するために金属製とすることが好ましく、このハウジングの基板取付け部に固定される発光体の基板には、セラミック基板、合成樹脂基板、或いは金属ベースド基板等を用いることができる。
又、この発明で、半導体発光素子と可変色部材との離間距離を調整するためにバルブをバルブ支持部に移動可能にする工夫として、例えば、バルブに形成したねじ部をバルブ支持部に形成したねじ部にねじ込み、バルブ支持部に対するバルブのねじ込み深さを無段階に変えられるようにした調整手段等を好適に用いることができる。
同様に、例えば、バルブ支持部又はバルブの一方にその周方向に延びるとともに両端部の高さ位置が異なる複数のガイド溝を設け、他方に、このガイド溝に摺動可能に係合しかつ前記両端部に挿脱可能に保持される係合突起を複数設けて、バルブの回転操作により係合突起をガイド溝の両端部の内のいずれか一方に選択的に保持させることで、バルブをバルブ支持部に段階的に移動可能にする調整手段等を用いることも可能である。更に、このような二段階ではなく、バルブをバルブ支持部に多階的に移動可能にする調整手段を用いて、半導体発光素子と可変色部材との離間距離を複数段階に調整することも可能である。
請求項2の発明では、ハウジングのバルブ支持部に移動可能に支持されたバルブを移動させて、このバルブに固定された可変色部材を、ハウジングに固定された発光体が発する光の光軸が延びる方向に移動可能させることにより、可変色部材と半導体発光素子との離間距離を調整できる。そのため、請求項1の発明で説明したのと同じ理由により、照明光の色温度を照明光が途切れることなく変えることができるとともに、その際の離間距離の無段階又は段階的な調整により、色温度を連続的又は段階的に変えることができる。
請求項3の発明の照明装置は、前記可変色部材の光入射面と前記半導体発光素子との間の距離変化に追従して変形可能で、かつ、透光性を有した導光部材を、前記可変色部材の光入射面と前記半導体発光素子との間に挟み込んだことを特徴としている。
この発明で、導光部材には、透光性のシリコーンジェル、又は透光性のダイアフラム状の容器内に透光性のシリコーンオイルを満たしたものを好適に使用できる。
請求項3の発明では、半導体発光素子と可変色部材の光入射面との間に空気層がなくなり、半導体発光素子が発した光の一部が光入射面で反射されることが抑制されるので、光の利用効率を向上できる。
請求項1,2の発明の照明装置によれば、照明光の色温度を照明光が途切れないように連続的又は段階的に可変できる。
請求項3の発明の照明装置によれば、光入射面での反射損を低減して、光の利用効率を向上できる。
図1及び図2を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1中符号1はランプとして使用される照明装置を示している。この照明装置1は、ハウジング2、口金8、点灯装置9、発光体11、バルブ15、及び可変色部材21を備えている。
ハウジング2は、アルミニウム合金等の金属の一体成形品であり、その外表面は空気中への放熱面として利用される。このハウジング2の一端部に口金8が電気的に絶縁された状態で装着されている。口金8は図示しないソケットに着脱可能にねじ込まれてランプである照明装置1をソケットに電気的かつ機械的に接続するのに使用される。
ハウジング2はその他端部に基板取付け部3とバルブ支持部4を有している。基板取付け部3を正面から見た形状は円形である。バルブ支持部4を正面から見た形状は円環形で、かつ、基板取付け部3より大径であり、このバルブ支持部4は基板取付け部3の周囲を囲んで基板取付け部3に対して同心円的に設けられている。
基板取付け部3の外周面とバルブ支持部4の内周面との間には円環形の隙間が形成されている。バルブ支持部4の先端は基板取付け部3の先端面よりも図1において下方に突出されている。このバルブ取付け部4の内周面に雌ねじ4aが形成されている。
発光体11は、例えば金属ベースド基板からなる基板12と、この基板12の好ましくは白色の絶縁層からなる表面に実装された半導体発光素子例えば青色の光を発するLED13を有して形成されている。LED13は、以下ものに限定されることはないが、例えば表面から裏面にわたる一対の端子が取付けられたLED基板上に、前記端子と電気的に接続して青色発光をするLEDベアチップを取付けるとともに、このLEDベアチップを包囲しかつ収容するリフレクタを取付け、リフレクタ内のチップ収容部に透明シリコーン樹脂を封止樹脂として充填して形成されたものである。このLED13は、その一対の端子を基板12の導体パターンにフリップチップにより実装されている。なお、本実施形態ではLED13を一個用いたが複数用いることもできる。
発光体11は、その基板12の金属からなる裏面を基板取付け部3の先端面に密着してハウジング2に固定されている。LED13の発光を制御するための点灯装置9は、ハウジング2と口金8との間に形成された収容空間内に配置されていて、これは発光体11の基板12に電気的に接続されている。
バルブ15は、透明又は拡散透光性の材料、例えば透光性アクリル樹脂で成形されていて、本実施形態では内面にサンドブラスト処理によって細かな凹凸(図示しない)が付されて、拡散透光性を得ている。バルブ15の開放端側の部位は、縮径されていて、バルブ15の周方向に連続する段部16と、この段部16からバルブ15の開放端にわたる螺合筒部17を有している。段部16は後述のように部材取付け部として機能する。螺合筒部17はその外周面に雄ねじ17aを有している。
螺合筒部17の雄ねじ17aをバルブ取付け部4の雌ねじ4aに螺合してバルブ15がハウジング2に取付けられている。雌ねじ4aと雄ねじ17aとは調整手段を形成している。ハウジング2に対してバルブ15を回転操作することによる雌ねじ4aと雄ねじ17aとの噛み合いの変化で、バルブ支持部4に対するバルブ15のねじ込み深さが可変され、それに伴い、LED13の光軸(ランプの光軸でもある。)Aが延びる方向にバルブ15が進退されるようになっている。なお、図1中符号θはLED13が発したビームの光軸Aを中心とする開き角を示している。
図1及び図2に示すように可変色部材21は、ベース22の一面に複数の波長変換部23,24を同心円状に設けて作られている。相対的に内側に位置された波長変換部23の面積に対して、相対的に外側に位置された波長変換部24の面積は大きい。
ベース22は、透明ガラス又はアクリル樹脂等の透光性樹脂の透光性材料製であって、例えば円形のシート状をなしている。なお、ここに透光性とは、透明だけではなく拡散透光性である場合も含んでいる。
波長変換部23,24は、LED13が発した光で励起されて発光する蛍光体を含有して形成されている。蛍光体は波長変換部23,24において好ましくは均一に分散された状態にある。そして、例えば、可変色部材21の中央部に位置された波長変換部23は、LED13の青色光で励起されて色温度の高い光を発光する蛍光体を含有しているとともに、この波長変換部23に好ましくは隙間なく連続して可変色部材21の周部側に位置された波長変換部24は、LED13の青色光で励起されて色温度の低い光を発光する蛍光体を含有している。
可変色部材21は、そのベース22の周部を段部16に位置決めしてバルブ15に固定されている。したがって、可変色部材21の波長変換部23はベース22を通してLED13に対向している。
前記構成の照明装置1では、バルブ15を回転操作することによって、ハウジング2に対するバルブ15のねじ込み深さが変わるので、それに従い、バルブ15に固定された可変色部材21がLED13の光軸Aが延びる方向に移動されて、この可変色部材21とLED13との間の離間距離が無段階に調整される。
照明装置1の点灯状態で前記調整を行って、前記離間距離を縮めて可変色部材21を図1中実線で示すようにLED13に接近させると、LED13が発した開き角θの光が、可変色部材21の中央部に位置した波長変換部23のみを透過するようになる。そのため、波長変換部23に含まれた蛍光体が励起されるので、励起された蛍光体が発光した光の色と、波長変換部23を透過するLED13の発光色とによって決まる色温度の光で照明できる。この場合、本実施形態では色温度の高い照明光となるので、涼しげな照明環境を与えることができる。
前記調整により、図1中二点鎖線で示すようにLED13と可変色部材21との離間距離を広げると、LED13が発した開き角θの光は、波長変換部23だけではなくその周囲の波長変換部24を透過するようになる。そのため、波長変換部24に含まれた蛍光体が励起されてそれによって発光された光の色と波長変換部24を透過するLED13の発光色とによって決まる光の色と、既述のように波長変換部23に含まれた蛍光体の励起によって発光された光の色と波長変換部23を透過するLED13の発光色とによって決まる光の色とによって決まる色温度の光で照明できる。
この場合、波長変換部24は波長変換部23に比較して面積が大きいので、可変色部材21がLED13から遠ざかるほど、LED13が発した光は波長変換部24をより多く透過するようになる。そのため、可変色部材21がLED13から遠ざかるほど、波長変換部23から出射される光量よりも波長変換部24から出射される光量が増加する。その結果として、本実施形態の場合には、色温度の低い照明光となるので、暖かい照明環境を与えることができる。
以上のように前記構成の照明装置1は、そのバルブ15を回転操作することで、LED13と可変色部材21との離間距離を調整して、照明光の色温度を照明光が途切れることがなく使用者の好みに応じて変えることができる。しかも、既述のようにハウジング2の雌ねじ4aとバルブ15の雄ねじ15との噛み合いの変化で前記離間距離が無段階に調整されるので、連続的に色温度を変えることができる。
図3及び図4を参照して本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態は以下説明する事項以外は第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と同じ構成については、第1実施形態と同じ符号を付してその作用の説明とともに省略する。
第2実施形態では、発光体11に臨んだベース22の面、言い換えれば、可変色部材21の光入射面22aとLED13との間に空気層が形成されないように、光入射面22aとLED13との間に導光部材31が挟み込まれている。
導光部材31は、光入射面22aとLED13との間の距離変化に追従して変形可能で、かつ、透光性を有した材料、好ましくはLED13が有した封止部材と略同じ屈折率を有する材料、例えば透明シリコーンジェルで作られている。図4に導光部材31が圧縮状態に変形した状態を示されており、この状態からLED13と可変色部材21との離間距離が広がるに従い、導光部材31はそれ自体の弾性復元力により形状が変化するが、その場合にも光入射面22aとLED13とに対する密着状態は維持するようになっている。以上説明した事項以外は第1実施形態と同じである。
したがって、この第2実施形態でも、第1実施形態で説明したのと同じ理由によって、本発明の課題を解決できる。しかも、導光部材31を備えたことにより、LED13と可変色部材21の光入射面22aとの間に空気層がない照明装置1を形成できる。これにより、LED13が発した光の一部が、可変色部材21が備えたベース22の光入射面22aで反射されることが抑制され、反射損を低減できるので、それに伴い光の利用効率を向上できる。更に、シリコーンジェル等のシリコーン系材料は熱伝導性が良好であるので、導光部材31を介してLED13が発する熱の一部を可変色部材21に伝導させて、LED13の温度上昇を抑制できる。
図5を参照して本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態は以下説明する事項以外は第2実施形態と同じであるので、第2実施形態と同じ構成については、第2実施形態と同じ符号を付してその作用の説明とともに省略する。
第3実施形態では、光入射面22aとLED13との間に挟み込まれた導光部材31が、透明シリコーン樹脂からなるダイアフラム状の容器31a内に透光性のシリコーンオイル31bを満たして形成されている。以上説明した事項以外は第1実施形態と同じである。
したがって、この第3実施形態でも、第1実施形態で説明したのと同じ理由によって、本発明の課題を解決できるとともに、ベース22の光入射面22aで反射損を低減して光の利用効率を向上できる。
1…照明装置、2…ハウジング、3…基板取付け部、4…バルブ支持部、4a…雌ねじ(調整手段)、8…口金、11…発光体、12…基板、13…LED(半導体発光素子)、15…バルブ、16…段部、17…螺合部、17a…雄ねじ(調整手段)、21…可変色部材、22…ベース、22a…光入射面、23,24…波長変換部、31…導光部材、A…光軸
Claims (3)
- 半導体発光素子と;
この半導体発光素子と対向しかつ前記半導体発光素子が発する光の光軸が延びる方向に前記半導体発光素子に対して相対的に移動可能に配設された可変色部材であって、前記半導体発光素子が発した光で励起されて発光する蛍光体を含んで前記光軸を基準に同心的に設けられ互いの発光波長が夫々異なるように形成された複数の波長変換部を有する前記可変色部材と;
を具備することを特徴とする照明装置。 - 口金と;
この口金が一端部に配設されるとともに、他端部にバルブ支持部及び基板取付け部を有したハウジングと;
前記基板取付け部に取付けられる基板及びこの基板に実装された半導体発光素子を有して前記ハウジングに取付けられた発光体と;
前記半導体発光素子が発する光の光軸が延びる方向に移動可能となるように前記バルブ支持部に支持されたバルブと;
前記半導体発光素子が発した光で励起されて発光する蛍光体を含んで前記光軸を基準に同心的に設けられ互いの発光波長が夫々異なるように形成された複数の波長変換部を有して、前記半導体発光素子に対向して前記バルブに固定された可変色部材と;
を具備することを特徴とする照明装置。 - 前記可変色部材の光入射面と前記半導体発光素子との間の距離変化に追従して変形可能で、かつ、透光性を有した導光部材を、前記可変色部材の光入射面と前記半導体発光素子との間に挟み込んだことを特徴とする請求項1又は2に記載の照明装置。
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