JP5161652B2 - 船舶の多軸推進装置 - Google Patents
船舶の多軸推進装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5161652B2 JP5161652B2 JP2008131390A JP2008131390A JP5161652B2 JP 5161652 B2 JP5161652 B2 JP 5161652B2 JP 2008131390 A JP2008131390 A JP 2008131390A JP 2008131390 A JP2008131390 A JP 2008131390A JP 5161652 B2 JP5161652 B2 JP 5161652B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- turbine
- propeller
- shaft system
- gear
- drive shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
Description
しかしながら、複数のタービンによって、2本以上の推進軸を最高の推進効率で以って、推進する技術については、複数のタービンの駆動性能、減速機構の性能等の解決すべき課題が多い。
第1のタービンにより駆動され減速歯車により減速を行った第1タービン回転軸系と第2のタービンにより駆動され減速歯車により減速を行った第2タービン回転軸系とを、前記第1プロペラ駆動軸系及び第2プロペラ駆動軸系に、それぞれ連結したことを特徴とする(請求項1)。
これにより、前記第1プロペラ軸に直結される出力歯車と第2プロペラ軸に直結される出力歯車とを軸方向に相対的にずらすことにより、第1プロペラ駆動軸系と第2プロペラ駆動軸系との中心距離が小さくなって、その分装置を小型化できる。
第1のタービン及び第2タービンを直結して駆動され第1段減速歯車で減速を行った回転軸系を2組備えて、前記2組の回転軸系をそれぞれ第1プロペラ駆動軸系と第2プロペラ駆動軸系に連結したことを特徴とする(請求項3)。
かかる発明によれば、第1のタービン及び第2タービンを直結して駆動され第1段減速歯車で減速を行った回転軸系を2組備えるので、タービン車室が第1のタービン及び第2タービンの2個ですむ。
第1のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系と第2のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系とを、前記第1プロペラ駆動軸系及び第2プロペラ駆動軸系に、それぞれ連結するともに、前記2つの出力歯車間に連結歯車を設置して該連結歯車により前記出力歯車を連結したことを特徴とする(請求項4)。
第1のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系と第2のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系とを、前記第1プロペラ駆動軸系及び第2プロペラ駆動軸系に、それぞれ連結するとともに、前記第1プロペラ駆動軸系及び第2プロペラ駆動軸系にそれぞれ発電機/モーターを設置し、該2つの発電機/モーターを電気的に接続したことを特徴とする(請求項5)。
第1のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系と第2のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系とを、前記第1プロペラ駆動軸系及び第2プロペラ駆動軸系に、それぞれ連結するとともに、前記第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系の出力端の一方に発電機を設置し他方にモーターを設置して、該2つの発電機及びモーターを電気的に接続したことを特徴とする(請求項6)。
また、前記第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系の出力端の一方に発電機を設置し他方にモーターを設置して、該2つの発電機及びモーターを電気的に接続したので、発電機及びモーターを第1、第2プロペラ駆動軸系よりも回転数の高い状態で使用できるので、発電機及びモーターを小型化できる。
また、電気的に接続した発電機及びモーターで、第1プロペラ駆動軸系と第2プロペラ駆動軸系の推力バランスを調整できる。
第1のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系と第2のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系とを、前記第1プロペラ駆動軸系及び第2プロペラ駆動軸系に、それぞれ連結するとともに、前記第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系の出力端の一方に油圧ポンプを設置し他方に該油圧ポンプの油圧により駆動される油圧モーターを設置して、該油圧ポンプ及び油圧モーターを配管で接続したことを特徴とする(請求項7)。
前記第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系の出力端の一方に油圧ポンプを設置し他方に該油圧ポンプの油圧により駆動される油圧モーターを設置して、該油圧ポンプ及び油圧モーターを配管で接続したことにより、第1プロペラ駆動軸系と第2プロペラ駆動軸系の推力バランスを調整できる。
第1のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系と第2のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系との一方側に逆転タービンを連結して、該第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系を前記第1プロペラ駆動軸系及び第2プロペラ駆動軸系に、それぞれ連結するとともに、発電機を設置して該発電機を伝達歯車を介して、前記第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系の出力端それぞれ連結したことを特徴とする(請求項8)。
逆転タービンは、前記第1のタービンまたは第2のタービンのいずれかに連結する。また、第1タービン回転軸系と第2タービン回転軸系との出力バランス時にも、伝達歯車の負荷がゼロにならないように、発電機を設置して軽負荷から負荷増大による損傷を回避する。
第1のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系と第2のタービンにより駆動され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系との一方側に逆転タービンを連結して、前記伝達歯車を介して2つの出力歯車を連結するとともに第1タービン回転軸系と第2タービン回転軸系を出力歯車にそれぞれ連結し、前記第1プロペラ駆動軸系と第2プロペラ駆動軸系のいずれかに発電機を設置したことを特徴とする(請求項9)。
また、中間伝達歯車の数を減少できるとともに、逆転タービンは、第1のタービンまたは第2のタービンのいずれかに連結すればよい。
第1のタービン及び第2タービンを直結して駆動されて逆転タービンを連結してなる可逆的回転軸系を備え、該可逆的回転軸系の一方側を減速歯車列を介して前記第1プロペラ駆動軸系に接続するとともに、他方側を前記減速歯車列とは異なる減速比の減速歯車を介して前記第2プロペラ駆動軸系に接続することを特徴とする(請求項10)。
従って、逆転タービンも1個で成立し、タービン車室も1個に低減できる。
第1のタービンにより駆動され第1段減速傘歯車を備えた第1タービン傘歯車系と、第2のタービンにより駆動され第2段減速傘歯車を備えた第2タービン傘歯車系と、該第1タービン傘歯車系及び第2タービン傘歯車系に直角方向に噛み合い減速する減速傘歯車と、該減速傘歯車の同軸歯車を前記第1プロペラ駆動軸系の出力歯車及び第2プロペラ駆動軸系の出力歯車に噛み合わせてなることを特徴とする(請求項11)。
第1のタービン及び第2タービンを直結して駆動されるともに逆転タービンを連結した減速傘歯車を備えたタービン傘歯車系と、該タービン傘歯車系と噛み合い減速する減速傘歯車を該直角方向に2個設け、前記第1プロペラ駆動軸系の入口端に傘歯車を連結して前記減速傘歯車と噛み合わせ、前記第2プロペラ駆動軸系の入口端に減速歯車と傘歯車を連結して前記減速傘歯車と噛み合わせてなることを特徴とする(請求項12)。
さらに、傘歯車を4個直交して設けるので、動力のバランスがよい。
第1のタービンにより駆動される第1タービン回転軸系の歯車及び、第2のタービンにより駆動される第2タービン回転軸系の歯車を1つの減速歯車に噛み合わせて第1段減速を行い、該1つの減速歯車の歯車列を介して、前記第1プロペラ駆動軸系の出力歯車及び第2プロペラ駆動軸系の出力歯車にそれぞれ連結することを特徴とする(請求項13)。
また、前記のように1つの減速歯車に集約するので、歯車数を低減でき、また逆転タービンも1個でよい。
電動モーターの出力軸を太陽歯車に構成し、第1のタービンにより駆動される第1タービン回転軸系を第1の遊星歯車と、第2のタービンにより駆動される第2タービン回転軸系を第2の遊星歯車に構成して、これらを前記太陽歯車に噛み合わせ、該第1の遊星歯車及び第2の遊星歯車を支持するキャリアを歯車に連結し、該歯車を第1プロペラ駆動軸系の出力歯車及び第1プロペラ駆動軸系の出力歯車に噛み合わせたことを特徴とする(請求項14)。
また、第1タービン回転軸系と第2タービン回転軸系との出力バランス時にも、伝達歯車の負荷がゼロにならないように、太陽歯車に発電機を設置して軽負荷から負荷増大による損傷を回避する。また逆転タービンも1個でよい。
第1のタービンにより駆動される第1タービン回転軸系を減速歯車で減速して前記第1プロペラ駆動軸系に連結するとともに、該第1プロペラ軸にプロペラ軸発電機を設け、
第2のタービンにより駆動される第2タービン回転軸系を減速歯車で減速して前記ポッドモータに駆動電力を供給するポッドモータ用発電機を設け、前記プロペラ軸発電機とポッドモータ用発電機とを電気的に結合したことを特徴とする(請求項15)。
また、ポッドモータ用発電機を逆転することにより逆転タービンは1個ですむ。
第1のタービンにより駆動される第1タービン回転軸系を減速歯車で減速して前記第1プロペラ駆動軸系の出力歯車に連結するとともに第2減速歯車で減速して前記第2プロペラ駆動軸系の出力歯車に連結し、第2のタービンにより駆動される第2タービン回転軸系を第3減速歯車で減速して前記第1プロペラ駆動軸系の出力歯車に連結するとともに第4減速歯車で減速して前記第2プロペラ駆動軸系の出力歯車に連結したことを特徴とする(請求項16)。
また、プロペラの逆転による駆動系の二重反転効果により、省エネルギー効果が向上する。また逆転タービンは1個ですむ。
図1において、第1のプロペラ1を駆動する第1プロペラ軸2を船尾軸受3で回転自在に支持し、該第1プロペラ軸2には所定の減速比で減速を行い出力歯車11が直結されており、以上により第1プロペラ駆動軸系100を構成する。
また、第2のプロペラ1aを駆動する第2プロペラ軸2aを船尾軸受3で回転自在に支持し、該第2プロペラ軸2aには所定の減速比で減速を行い出力歯車11aが直結されており、以上により第2プロペラ駆動軸系200を構成する。
また、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンを直結したタービン駆動され減速歯車8b及び9により減速を行った第2タービン回転軸系400を減速歯車10で再減速して、前記第2プロペラ駆動軸系200の出力歯車11aに連結する。
そしてかかる第1実施例においては、前記のように、前記第1タービン回転軸系500と第2タービン回転軸系400を、前記第1プロペラ駆動軸系100及び第2プロペラ駆動軸系200に、それぞれ連結している。
図2において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、HP(高圧)タービン、IP(中圧)タービン、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結し、減速歯車で減速したタービン回転軸系300を2組備えて、前記2組のタービン回転軸系300を減速歯車10を介して再減速して、出力歯車11、出力歯車11aにそれぞれ連結する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
図3において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを、前記出力歯車11と11aを、互いに干渉することなく軸方向に相対的にずらすことによって配置する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
図4において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結し減速歯車で減速した第2タービン回転軸系500を減速歯車10で2段に減速し、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンとを直列に連結し減速歯車で減速した第1タービン回転軸系400を減速歯車10で2段に減速し、第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200の出力歯車11、出力歯車11aにそれぞれ連結する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
図5において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン回転軸系500に接続される第1プロペラ駆動軸系100と、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第1タービン回転軸系600に接続される第2プロペラ駆動軸系200とを並設し、前記第1プロペラ駆動軸系100に発電機/モーター14及び前記第2プロペラ駆動軸系200に発電機/モーター15をそれぞれ設置し、該2つの発電機/モーター14,15を電気的に接続している。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
また、電気的に接続した発電機/モーター14、15で、第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200の推力バランスを調整できる。
図6において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結し減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系500と、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第1タービン回転軸系に接続され減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系600とを、前記第1プロペラ駆動軸系100及び第2プロペラ駆動軸系200にそれぞれ連結する。
そして、前記第1タービン回転軸系の出力端に発電機17を設置し、他方の第2タービン回転軸系にモーター16を設置して、該2つの発電機17及びモーター16を電気的に接続している。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
また、前記第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系の出力端の一方に発電機17を設置し他方にモーター16を設置して、該2つの発電機17及びモーター16を電気的に接続したので、発電機17及びモーター16を第1、第2プロペラ駆動軸系200よりも回転数の高い状態で使用できるので、発電機17及びモーター16を小型化できる。
また、電気的に接続した発電機17及びモーター16で、第1プロペラ駆動軸系と第2プロペラ駆動軸系の推力バランスを調整できる。
図7において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン軸系に接続され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系500と、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第1タービン軸系に接続され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系600とを、前記第1プロペラ駆動軸系100及び第2プロペラ駆動軸系200にそれぞれ連結する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
また、前記第1タービン回転軸系及び第2タービン回転軸系の出力端の一方に油圧ポンプ18を設置し他方に油圧モーター16を設置して、該2つの油圧ポンプ18および油圧モーター16を電気的に接続したので、油圧ポンプ18および油圧モーター16を、第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200の推力バランスを調整できる。
図8において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン軸系に接続され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系500と、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンとを直列に連結した第1タービン軸系に接続され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系700とを、前記第1プロペラ駆動軸系100系及び第2プロペラ駆動軸系200に、それぞれ減速歯車9,10にて減速して連結する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
逆転タービン7は、前記第1タービン回転軸系500(または第1タービン回転軸系700でもよい)に連結する。また、第1タービン回転軸系500と第2タービン回転軸系700との出力バランス時にも、伝達歯車19,20,21の負荷がゼロにならないように、発電機14´を設置して軽負荷から負荷増大による損傷を回避する。
図9において、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン軸系に接続され第1段減速歯車で減速を行った第1タービン回転軸系500を減速歯車8a,9,10を第1プロペラ駆動軸系100の出力歯車11に連結し、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンを直列に連結した第1タービン軸系に接続され第1段減速歯車で減速を行った第2タービン回転軸系700を、減速歯車8a,9,10,21を通して、第2プロペラ駆動軸系200の出力歯車11aに連結する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
また、中間伝達歯車の数を減少できるとともに、逆転タービン7は、前記第1タービン回転軸系500または第2タービン回転軸系700のいずれかに連結すればよい。
図10においては、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、HP(高圧)タービン、IP(中圧)タービン、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結し、減速歯車8で減速した可逆的なタービン回転軸系300を備え、該可逆的なタービン回転軸系300の一方側を2段の減速歯車8,22と23及び減速歯車8,22´と23´の歯車列を介して前記第1プロペラ駆動軸系100の出力歯車11に接続するとともに、該可逆的なタービン回転軸系300の他方側を2段の減速歯車8,22と23及び減速歯車8,22´と23´の歯車列を介して前記第2プロペラ駆動軸系200の出力歯車11aに接続する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
従って、逆転タービン7も1個で成立し、タービン車室も1個に低減できる。
図11においては、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、HP(高圧)タービン、IP(中圧)タービン、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結し、減速歯車8で減速した可逆的なタービン回転軸系300を備え、該可逆的なタービン回転軸系300の一方側を1段の減速歯車8,22と23の歯車列を介して前記第1プロペラ駆動軸系100の出力歯車11に接続するとともに、該可逆的なタービン回転軸系300の他方側を1段の減速歯車8,22と23の歯車列を介して前記第2プロペラ駆動軸系200の出力歯車11aに接続する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
従って、逆転タービン7も1個で成立し、タービン車室も1個に低減できる。
図12においては、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、HP(高圧)タービン、IP(中圧)タービンを直列に連結して減速傘歯車28を備えた第1タービン傘歯車系701と、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結して減速傘歯車28を備えた第2タービン傘歯車系702とを備えている。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
図13においては、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、HP(高圧)タービン、IP(中圧)タービン、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結し、減速傘歯車35で減速したタービン回転軸系301を備えている。
そして、前記減速傘歯車33と同軸の傘歯車32を前記第1プロペラ駆動軸系100の入口端に設けた傘歯車31に噛み合わせ、第1プロペラ駆動軸系100に伝達する。
また、前記減速傘歯車33´と同軸の傘歯車32´を前記第2プロペラ駆動軸系200の入口端に設けた傘歯車31´に噛み合わせ、減速歯車29,30を介して第2プロペラ駆動軸系200に伝達する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
さらに、傘歯車を4個35,33,33´,34直交して設けるので、動力のバランスがよい。
図14においては、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン軸系に接続され歯車8aを備えた第1タービン回転軸系500と、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンとを直列に連結した第1タービン軸系に接続され歯車8bを備えた第2タービン回転軸系700とを、1つの減速歯車36に噛み合わせて第1段減速を行っている。
そして、前記1つの減速歯車36と同軸の歯車37を介して前記第1プロペラ駆動軸系100の出力歯車11に連結し、前記1つの減速歯車36と同軸の歯車37及び歯車38を介して前記第1プロペラ駆動軸系100の出力歯車11aに連結する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
また、前記のように1つの減速歯車36に集約するので、歯車数を低減でき、また逆転タービン7も1個でよい。
図15においては、前記第1プロペラ駆動軸系100と第2プロペラ駆動軸系200とを並設した2軸駆動の船舶の推進装置において、電動モーター39の出力軸を太陽歯車40に構成し、該太陽歯車40に噛み合う第1の遊星歯車41に、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン軸系を連結し、該太陽歯車40に噛み合う第2の遊星歯車41´に、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンとを直列に連結した第1タービン軸系を連結して、これらの3つの歯車を支持するキャリア42によって遊星歯車装置800を構成する。
その他の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部材は同一の符号で示す。
また、前記第1タービン回転軸系と第2タービン回転軸系との出力バランス時にも、伝達歯車の負荷がゼロにならないように、太陽歯車40に発電機39を設置して軽負荷から負荷増大による損傷を回避する。また逆転タービン7も1個でよい。
図16においては、LP(低圧)タービンと逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン軸系に接続され歯車8aを備えた第1タービン回転軸系500を減速歯車9,10で減速して前記第1プロペラ駆動軸系100(プロペラ軸発電機46を備えている)に連結するとともに、HP(高圧)タービンとIP(中圧)タービンを直列に連結した第1タービン軸系に接続され歯車8bを備えた第2タービン回転軸系700を減速歯車9で減速して前記ポッドモータ46に駆動電力を供給するポッドモータ用発電機47に連結している。
そして、前記プロペラ軸発電機46とポッドモータ用発電機47とを電気的に結合(48は電線)して、推力バランスをとっている。
また、ポッドモータ用発電機47を逆転することにより、逆転タービン7は1個ですむ。
図17においては、LP(低圧)タービン6と逆転タービン(AST)7とを直列に連結した第2タービン軸系に接続され歯車8aを備えた第1タービン回転軸系500と、HP(高圧)タービン4とIP(中圧)タービン5とを直列に連結した第1タービン軸系に接続され歯車8bを備えた第2タービン回転軸系700とを備え、第1のプロペラ1を駆動する第1プロペラ軸2と、減速を行い該第1プロペラ軸2に直結される出力歯車11cとを備えた第1プロペラ駆動軸系901に前記第1タービン回転軸系500を連結し、
第1プロペラ軸2内に挿入された第2のプロペラ51を駆動する第2プロペラ軸50と減速を行い該第2プロペラ軸50に直結される出力歯車52とを備えた第2プロペラ駆動軸系902に第2タービン回転軸系700を連結して、互いに逆転する2軸反転プロペラを構成する。
また、前記第1タービン回転軸系500の他方の出力端を減速歯車57,56を介して前記出力歯車52に連結し、前記第2タービン回転軸系700を減速歯車54,53,10bを介して前記出力歯車11cに連結する。
また、プロペラの逆転による駆動系の二重反転効果により、省エネルギー効果が向上する。また逆転タービン7は1個ですむ。
2、2a 第1プロペラ軸
3、3a 船尾軸受
4 HP(高圧)タービン
5 IP(中圧)タービン
6 LP(低圧)タービン
7 逆転タービン(AST)
11、11a 出力歯車
100 第1プロペラ駆動軸系
200 第2プロペラ駆動軸系
300 タービン回転軸系
400 第2タービン回転軸系
500 第1タービン回転軸系
Claims (3)
- 第1のプロペラを駆動する第1プロペラ軸と、減速を行い該第1プロペラ軸に直結される出力歯車とを備えた第1プロペラ駆動軸系と、第2のプロペラを駆動する第2プロペラ軸と、減速を行い該第2プロペラ軸に直結される出力歯車とを備えた第2プロペラ駆動軸系とを備えた2軸駆動の船舶の多軸推進装置において、
第1のタービン及び第2タービンを直結して駆動され第1段減速歯車で減速を行った回転軸系を2組備えて、前記2組の回転軸系をそれぞれ第1プロペラ駆動軸系と第2プロペラ駆動軸系に連結したことを特徴とする船舶の多軸推進装置。 - 第1のプロペラを駆動する第1プロペラ軸と、減速を行い該第1プロペラ軸に直結される出力歯車とを備えた第1プロペラ駆動軸系と、第2のプロペラを駆動する第2プロペラ軸と、減速を行い該第2プロペラ軸に直結される出力歯車とを備えた第2プロペラ駆動軸系とを備えた2軸駆動の船舶の多軸推進装置において、
第1のタービンにより駆動され第1段減速傘歯車を備えた第1タービン傘歯車系と、第2のタービンにより駆動され第2段減速傘歯車を備えた第2タービン傘歯車系と、該第1タービン傘歯車系及び第2タービン傘歯車系に直角方向に噛み合い減速する減速傘歯車と、該減速傘歯車の同軸歯車を前記第1プロペラ駆動軸系の出力歯車及び第2プロペラ駆動軸系の出力歯車に噛み合わせてなることを特徴とする船舶の多軸推進装置。 - 第1のプロペラを駆動する第1プロペラ軸と、減速を行い該第1プロペラ軸に直結される出力歯車とを備えた第1プロペラ駆動軸系と、第2のプロペラを駆動する第2プロペラ軸と、減速を行い該第2プロペラ軸に直結される出力歯車とを備えた第2プロペラ駆動軸系とを備えた2軸駆動の船舶の多軸推進装置において、
第1のタービン及び第2タービンを直結して駆動されるともに逆転タービンを連結した減速傘歯車を備えたタービン傘歯車系と、該タービン傘歯車系と噛み合い減速する減速傘歯車を該直角方向に2個設け、前記第1プロペラ駆動軸系の入口端に傘歯車を連結して前記減速傘歯車と噛み合わせ、前記第2プロペラ駆動軸系の入口端に減速歯車と傘歯車を連結して前記減速傘歯車と噛み合わせてなることを特徴とする船舶の多軸推進装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008131390A JP5161652B2 (ja) | 2008-05-19 | 2008-05-19 | 船舶の多軸推進装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008131390A JP5161652B2 (ja) | 2008-05-19 | 2008-05-19 | 船舶の多軸推進装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009279975A JP2009279975A (ja) | 2009-12-03 |
JP5161652B2 true JP5161652B2 (ja) | 2013-03-13 |
Family
ID=41450922
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008131390A Expired - Fee Related JP5161652B2 (ja) | 2008-05-19 | 2008-05-19 | 船舶の多軸推進装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5161652B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016004836A1 (zh) * | 2014-07-10 | 2016-01-14 | 浙江风神海洋工程技术有限公司 | 一种恒速变距直翼全向推进器 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1145633A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Alpha Techno Co Ltd | キーパッドおよびその製造法 |
JP2011148399A (ja) * | 2010-01-21 | 2011-08-04 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶および船舶の運用方法 |
CN102673764B (zh) * | 2012-05-24 | 2014-08-06 | 山东大学 | 一种船用联合动力齿轮传动系统 |
JP6290533B2 (ja) * | 2012-12-10 | 2018-03-07 | 三菱重工業株式会社 | 舶用推進システムおよびその運用方法 |
JP6157432B2 (ja) * | 2013-09-24 | 2017-07-05 | 日本バイオマス発電株式会社 | ディーゼルエンジンの潤滑油供給システム |
JP6415997B2 (ja) * | 2015-01-23 | 2018-10-31 | 三菱重工業株式会社 | 船舶の統合制御装置、それを備えた船舶、及び統合制御方法並びにプログラム |
KR102328977B1 (ko) * | 2020-02-03 | 2021-11-18 | 한국조선해양 주식회사 | 선박용 다중 구동 가변추진장치 |
CN111470052A (zh) * | 2020-05-31 | 2020-07-31 | 陈泽进 | 行星齿轮桨扇组合发动机装置 |
CN112682495B (zh) * | 2020-12-25 | 2022-04-22 | 杭州前进齿轮箱集团股份有限公司 | 一种齿轮箱 |
CN114313191B (zh) * | 2022-01-12 | 2023-05-16 | 中国船舶集团有限公司第七一一研究所 | 动力装置、全回转舵桨及船舶 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4946152Y1 (ja) * | 1972-07-05 | 1974-12-17 | ||
DE2850045C2 (de) * | 1978-11-15 | 1984-05-03 | Mannesmann AG, 4000 Düsseldorf | Schiffsgetriebe für zwei Propeller |
JPS5996092A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-02 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 2重反転プロペラ装置 |
JPS59188004A (ja) * | 1983-04-09 | 1984-10-25 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスタ−ビンコンバインドサイクル舶用推進プラントを有する動力装置 |
JPS6470296A (en) * | 1987-09-10 | 1989-03-15 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Power transmission for twin-screw ship |
JP2691054B2 (ja) * | 1990-06-29 | 1997-12-17 | 三菱重工業株式会社 | タービン推進機関船舶における二重反転プロペラ駆動装置 |
JP3253995B2 (ja) * | 1991-11-19 | 2002-02-04 | 三菱重工業株式会社 | 舶用推進装置 |
JPH086713Y2 (ja) * | 1992-02-24 | 1996-02-28 | 川崎重工業株式会社 | 舶用推進軸系構造 |
JP3476931B2 (ja) * | 1994-11-30 | 2003-12-10 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 船舶の推進機関 |
JP2004106582A (ja) * | 2002-09-13 | 2004-04-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 船舶およびその運用方法 |
-
2008
- 2008-05-19 JP JP2008131390A patent/JP5161652B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016004836A1 (zh) * | 2014-07-10 | 2016-01-14 | 浙江风神海洋工程技术有限公司 | 一种恒速变距直翼全向推进器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009279975A (ja) | 2009-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5161652B2 (ja) | 船舶の多軸推進装置 | |
JP5202310B2 (ja) | 船舶推進ユニット及び船舶推進方法 | |
KR101762693B1 (ko) | 유성기어열을 이용한 동력분기식 선박추진용 감속기 | |
KR101205147B1 (ko) | 역회전 가능한 2개 이상의 회전자와 기계식 토크 보상 장치를 구비한 추진기 및, 추진기를 포함하는 추진기 장치 | |
JP4878367B2 (ja) | ボールミルの駆動のための重量荷重用の伝動装置 | |
TW201223826A (en) | Marine propulsion apparatus | |
JP2010540870A (ja) | 発電用の伝達システム | |
JPS6251800B2 (ja) | ||
RU2011130604A (ru) | Приводной механизм для избирательного переключения привода между режимом тяги и режимом векторизации крутящего момента | |
CN102556315A (zh) | 一种船舶对桨式吊舱推进器装置 | |
US20120063902A1 (en) | Energy generation plant, in particular wind power plant | |
JP2012061939A (ja) | 舶用推進装置 | |
CN103402867A (zh) | 推进系统 | |
US20150139803A1 (en) | Electrically driven, retractable rudder propeller including a step-down gear unit | |
NO20181437A1 (en) | Drive arrangement | |
JP4444894B2 (ja) | ギヤドモータのシリーズ及びギヤドモータの製造方法 | |
JP5283624B2 (ja) | 多段の減速ギア装置 | |
JP5433336B2 (ja) | 旋回式プロペラ装置 | |
CN203461076U (zh) | 船舶用l型升降式全回转推进器 | |
CN201209648Y (zh) | 航模直升机传动机构 | |
JP5606272B2 (ja) | 二重反転プロペラ式船舶推進装置 | |
KR20130000961A (ko) | 포드형 추진기 및 이를 구비하는 선박 | |
CN102358410B (zh) | 潜水器用三维矢量推进装置 | |
JP6925596B2 (ja) | 船舶推進装置 | |
CN113650488B (zh) | 具有双电机动力耦合功能的传动系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100721 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111215 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120817 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121214 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |