JP5159699B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、シート(記録材)の両面に画像を形成する、複写機、プリンタ等の、電子写真方式或いは静電記録方式による画像形成装置に関し、特にシートの第一面と第二面とに形成される画像の位置合わせを正確に行うための構成に関する。
近年の画像形成装置は、カラー化、デジタル化、高速化等が進むことにより、軽印刷(ショートラン印刷、小部数の印刷)の市場に進出しつつあり、一部は既に進出している状態である。この分野においては、画像形成を終え排出されたシートを、製本したり綴じたりする需要が非常に多い。このような需要に対応するために、シートの両面に画像を形成するが、両面に画像を形成したシートに対して製本等の処理を行う際は、これまで以上に確実な、シートの両面の画像の位置を合わせる性能が要求される。
具体的には、シートをまとめて綴じたりした場合に、両面にそれぞれ形成された画像の位置が互いにずれていると、例えば、次のような不都合が生じる。即ち、両面の余白の大きさが違ったり、製本部においてシート束の中央を中綴じした時に両面の画像の中央位置がずれたり、見開きの左右の画像がずれてしまう等の不都合が生じる。このため、より確実な両面の画像の位置を合わせる性能が要求される。
従来、特にデジタル方式の複写機で多く用いられる、両面複写時の画像位置合わせの構成は、シートの端部(紙端)を基準として行うものが一般的である。例えば、シートの片面である第一面の画像を形成した(定着させた)後、裏面である第二面の画像を形成するために、シートを搬送(両面搬送)する搬送経路中にフラグ式センサ等を設ける。そして、フラグ式センサ等を用いてシートの端部を検出し、その端部位置の情報からシートの第二面に形成すべき画像の位置(シートの搬送方向に直交する方向の画像書き出し位置)の補正を行う。
一方、両面の画像のずれを補正する方法として、例えば、シートの第一面に特定のパターンを付加し、シートの第二面の画像を形成する際に、シートの端部及びパターンを読み取るようにしたものがある(特許文献1参照)。具体的には、カラー印刷を行う場合に、シートの第一面に所定のパターンを黄色で印刷する。次いで、図9に示すように、シートの第二面に画像を形成するための搬送経路中のうち、画像形成のタイミングと合わせてシートを転写部1に送るレジストローラ2の直前に配置された検出手段3で、シートの端部及びパターンを検出する。この発明の場合、検出手段3の検出部に青色のフィルタを配置して、黄色で印刷されたパターンを検出している。そして、検出したパターンから画像のずれを演算し、演算結果に基づいて補正した画像を、第二面に転写する。
また、他の方法として、シートの第一面の画像形成時に、第一面の画像の4隅または搬送方向に直交する2個所に印を書き込み、第二面の画像形成時に、シートの端部及び各印を検出するようにしたものがある(特許文献2参照)。そして、この方法では、図10に示すように、各印の位置や各印が検出手段3を通過する速度等から、両面の画像のずれを補正する。図10に示した構造の場合、検出手段3をレジストローラ2と転写部1との間に配置している。
特開平10−190975号公報 特開2003−156974号公報
上述した各構造のうち、第二面の画像形成時に、シートの端部位置から画像位置の補正を行う構造の場合、シートの端部を基準としているため、第一面に形成された画像と第二面に形成される画像との位置補正を、正確に行えない可能性がある。特に、シートの第一面に画像を形成した後、第二面に画像を形成すべく、シートを反転させる機構を、スイッチバックにより行う場合、第一面の画像形成時の搬送方向後端が、第二面目の画像形成時の搬送方向先端となる。即ち、第一面と第二面との画像形成時で、搬送方向に関する先後端が入れ替わる。このため、シートの端部位置を基準として画像位置の補正を行う場合、第一面の画像形成時と第二面の画像形成時とで、基準となる端部位置が異なることから、画像にずれが生じる可能性がある。
一方、シートの第一面に書き込んだ印あるいはパターンを検出する方法の場合、シートの第一面にパターンあるいは印を書き込むため、パターンあるいは印を検出しにくいと考えられる。即ち、第一面に形成される画像とパターンとが混在し、パターンの判別がしにくくなると考えられる。なお、図9に示した発明の場合、黄色で付されたパターンを青色のフィルタを介して検出するようにしているが、このような構成を設ける分、コストが嵩むことが避けられない。
一方、図10に示した他の方法の場合、具体的な印に就いて記載されていないが、例えば、印が目立たないように、第一面の画像を構成する色よりも薄い色で印を書き込んだ場合、印が検出手段3により検出しにくくなる。なお、この発明の場合、印を付けた部分を裁断するようにすれば、目立つように印を付けても、印が画像に与える影響はないと考えられる。
何れにしても、シートの第一面にパターンあるいは印を書き込んだ場合、第二面の画像形成の際には、パターンあるいは印が第一面の画像と重なったり、混在する可能性があり、この場合には、パターンあるいは印を検出しにくくなる。そして、パターンあるいは印の検出を十分に行えなければ、第一面と第二面とに形成される画像の位置合わせを正確に行えない可能性がある。なお、パターンあるいは印を目立つように書き込んで、検出を容易に行うことも考えられるが、パターンあるいは印が第一面の画像に影響を与えるため、好ましくない。
また、図9、10に示した発明の場合、検出したシートの端部とパターンあるいは印との関係により、第二面の画像位置をどのように補正するかを演算し、その演算結果に基づいて第二面の画像を形成している。具体的には、シートの搬送速度とパターンあるいは印が検出手段3を通過するタイミングとを演算し、シート上でのパターンあるいは印の位置関係を求め、この結果に基づいて、第二面の画像位置の補正を行っていると考えられる。従って、特許文献1、2に記載された発明の場合、このような演算が必要な分、第二面の画像形成までの時間が長くなる。
特に、図10に示した発明の場合、検出手段3が転写部1の直前に配置されているため、検出値を演算器に送れるのは、第二面の画像を転写する直前となる。従って、シートが転写部1の直前にあるにも拘らず、前述したような複雑な演算を行い、演算結果を反映したトナー像を感光体ドラム4、4に形成するまでの間、シートの搬送を停止しておく必要がある。この結果、印刷にかかる時間が長くなると考えられる。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、シートの第一面と第二面とに形成される画像の搬送方向に関する位置合わせを正確に行える、画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、トナー像をシートに転写する転写部と、画像形成のタイミングと合わせてシートを前記転写部に送る搬送部と、シートを反転して前記搬送部に搬送する反転搬送部と、を備え、シートの第一面に画像を形成した後、前記第一面の裏面である第二面に画像を形成する画像形成装置において、前記第一面の画像を形成する際に、前記第二面に、前記第一面に形成される画像と前記第二面に形成される画像との位置合わせを行う基準となる印を書き込む書き込み手段と、前記第二面に画像を形成する前に、前記印を検出する検出手段と、を備え、前記検出手段により検出した印を基準として、前記搬送部によりシートを前記転写部に送るタイミングを計り、前記第一面に形成された画像と前記第二面に形成される画像との搬送方向に関する位置合わせを行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、両面の画像の位置合わせの基準となる印が、シートの第二面に書き込まれるため、第一面の画像と印とが重なったり、混在する等して、印が検出しにくくなることはない。これにより、シートの第一面と第二面とに形成される画像の搬送方向に関する位置合わせを正確に行える。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図。 レジストユニットから二次転写部までの構成の概略を、第一面の画像形成時でシートがレジストユニットに搬送された状態を示す平面図。 同じく、第一面の画像形成時でシート先端位置を検出している状態を示す平面図。 同じく、第一面の画像形成時で印の書き込みを行っている状態を示す平面図。 同じく、第二面の画像形成時で印の検出を行っている状態を示す平面図。 同じく、第二面の画像形成を行っている状態を示す平面図。 本発明の実施の形態の制御の流れを示すフローチャート。 同じく、制御のブロック図。 従来の画像形成装置の第1例の概略構成の一部を示す図。 同じく第2例の概略構成を示す図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラー画像形成装置の概略構成を示す図である。図1において、50はカラー画像形成装置、50Aはカラー画像形成装置本体(以下、装置本体という)である。この装置本体50Aには、画像形成部513と、シートSを搬送するシート給送部50Bと、画像形成部513で形成されたトナー画像をシート給送部50Bにより給送されたシートSに転写する転写部50Cとを備えている。
ここで、画像形成部513は、それぞれ感光体508、露光装置511、現像器510、一次転写装置507、及び感光体クリーナ509等からなる画像形成ユニットから構成される。画像形成ユニットは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色である。つまり、本実施の形態におけるカラー画像形成装置50は、画像形成部513として4色の画像形成ユニットを後述する中間転写ベルト506上に並べて配置した中間転写タンデム方式のものである。なお、各画像形成ユニットの形成する色は、これら4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。また、シートにトナー像を転写する方式は、トナー像を転写ベルトを介さずに直接シートに転写する、直接転写方式としても良い。
また、シート給送部50Bは、シートSをリフトアップ装置52の上に積載される形で収納するシート収納部51と、シート収納部51に収納されたシートSを送り出すシート給送手段53とを備えている。なお、このシート給送手段53としては給紙ローラ等による摩擦分離を利用する方式や、エアによる分離吸着を利用する方式等が挙げられるが、本実施の形態においては、給紙ローラによる給紙方式を例に挙げている。
また、転写部50Cは、駆動ローラ504、テンションローラ505及び二次転写内ローラ503等のローラ類によって張架され、図中矢印Bの方向へと搬送駆動される中間転写ベルト506を備えている。ここで、この中間転写ベルト506は、一次転写装置507により与えられる所定の加圧力及び静電的負荷バイアスにより、感光体上に形成されたトナー像が転写されるものである。また、略対向する二次転写内ローラ503及び二次転写外ローラ56により形成される二次転写部520において所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることでシートSへ未定着画像を吸着させるものである。
そして、このような構成のカラー画像形成装置50において、次のように画像を形成する。まず、予め不図示の帯電手段により表面を一様に帯電され、図中矢印Aの方向に回転する感光体508に対し、送られてきた画像情報の信号に基づいて露光装置511が発光し、この光を反射手段512等を適宜経由して照射することにより潜像が形成される。なお、感光体508上に僅かに残った転写残トナーは感光体クリーナ509により回収され、再び次の画像形成に備える。
次に、このようにして感光体508上に形成された静電潜像に対して、現像装置510によるトナー現像が行われ、感光体508上にトナー像が形成される。この後、一次転写装置507により所定の加圧力及び静電的負荷バイアスが与えられ、中間転写ベルト506上にトナー像が転写される。なお、画像形成部513のY、M、C及びBkの各画像形成ユニットによる画像形成は、中間転写ベルト506上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。この結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト506上に形成される。
また、シートSは、シート給送手段53により画像形成部513の画像形成タイミングに合わせて送り出され、この後、このシートSはシート搬送装置54に設けられた搬送パス10を通過する。そして、画像形成のタイミングと合わせてシートSを転写部50Cに送る搬送部である、レジストユニット55へと搬送される。このレジストユニット55において、後述するように、シートSの斜行及び幅方向の位置の補正やタイミング補正を行う。その後、シートSは、二次転写内ローラ503及び二次転写外ローラ56により形成される二次転写部520へと搬送され、二次転写部520においてシートS上にフルカラーのトナー像が二次転写される。二次転写で転写されずに残留したトナーは、クリーナ12により回収される。
次に、このようにトナー像が二次転写されたシートSは定着前搬送部57により定着装置58へと搬送される。そして、この定着装置58において、略対向するローラもしくはベルト等による所定の加圧力と、一般的にはヒータ等の熱源による加熱効果を加えてシートS上にトナーを溶融固着させる。
次に、このようにして得られた定着画像を有するシートSは分岐搬送装置59により、シートSの片面(第一面)にのみ画像を形成する場合には、そのまま排紙トレー500上に排出される。これに対して、シートSの両面に画像を形成する場合には、不図示の切替フラッパの切替により、この後、反転搬送部である反転搬送装置501へと搬送される。ここで、このように反転搬送装置501へと搬送されると、シートSはスイッチバック動作を行うことで先後端を入れ替え、両面搬送装置502へと搬送される。この後、シート給送部50Bから搬送されてくる後続ジョブのシートとのタイミングを合わせてシート搬送装置54が有する再給紙パス11から合流し、同様に二次転写部520へと送られる。そして、第一面の画像形成と同様に、第一面の裏面である第二面に画像を形成する。
ところで、本実施の形態の場合、シートSの第一面に画像を形成する際に、第二面に、両面にそれぞれ形成される画像の位置合わせを行う基準となる印を書き込む。そして、第二面に画像を形成する際に、印を検出して、第一面に形成された画像と第二面に形成される画像との位置合わせを行っている。例えば、画像の位置合わせの基準となる位置を、第一面の画像形成領域の搬送方向後端部で、シート幅方向中央部に相当する位置とする。そして、第二面の画像形成領域の搬送方向前端部で、シート幅方向中央部が、当該位置に書き込んだ印に一致するように、第二面の画像を形成する。なお、画像形成領域とは、画像を形成可能な領域を言い、必ずしも、実際に画像が形成されている必要はない。
このような印の書き込み及び検出を行うために、二次転写部520の搬送方向上流側に、インクジェット方式等による書き込み手段521と、例えばCCDラインセンサからなる検出手段522とを配置している。検出手段522は、後述するように、書き込み手段521により書き込んだ印を検出する他、シートSを二次転写部520に搬送するタイミングを計るべく、シート搬送方向前端縁を検出するための搬送センサを兼ねている。
本実施の形態の場合、書き込み手段521及び検出手段522を、二次転写部520とレジストユニット55との間に、シート表裏方向に関し互いに対向するように配置している。即ち、シートSの転写部50Cにより画像が形成される側の面を表面とすると、書き込み手段521をシート表裏方向に関し裏側に対向する位置に、検出手段522を同じく表側に対向する位置に、それぞれ配置する。なお、書き込み手段521は、二次転写部520と定着装置58との間に配置しても良い。この場合、第一面に転写された画像と印との位置関係を適正にし易くするために、二次転写部520に隣接した位置(即ち、二次転写部520の搬送方向直後)とすることが好ましい。
そして、シートSの最初に画像を形成する側である第一面の画像形成時に、書き込み手段521により、第二面に印を書き込む。印を書き込む場所は、第二面の、第一面に形成される画像領域内に相当する部分とすることが好ましい。このような位置に印を書き込めば、第一面の画像領域から外れた余白部分に書き込む場合よりも印を目立たなくすることができ、印が第二面に形成される画像に与える影響を少なくできる。本実施の形態の場合、印を書き込む位置を、第一面の画像形成領域のうち、第一面の画像形成時の搬送方向後端部に相当する部分としている。
なお、本実施の形態の場合、印を第二面の所望の位置に書き込めるように、書き込み手段521をシート幅方向に移動可能としている。これに合わせて、印を検出する検出手段522も、シート幅方向に移動可能としている。このために、書き込み手段521と検出手段522とは、同一の移動手段により、シート幅方向に一緒に移動可能としている。また、インクジェットである書き込み手段521のノズルの中心と、CCDラインセンサである検出手段522の幅方向中央位置とを、シート幅方向に直交する同一仮想平面上に配置している。即ち、シート幅方向に関して同じ位置(シート搬送方向に関しては、ずれてても、同じ位置でも良い)としている。そしてこの状態を維持したまま、移動手段523により、書き込み手段521と検出手段522とを、シート幅方向に一緒に移動させている。なお、シート搬送方向に関する位置は、シートSをレジストユニット55を構成するレジストローラ551により調整することにより設定できる。
また、書き込み手段521により書き込む印は、透明で光沢のあるものや黄色等のなるべく目立たない色で、点として書き込むことが好ましい。なお、印が、このような目立たない色の場合、余白部分に書き込んでも良い。あるいは、第一面の画像のうち、画像形成装置のメモリに蓄積された第二面の画像データよりも濃度の高い部分に印を書き込んでも良い。また、書き込み手段521が多色により書き込むことが可能である場合には、第二面に形成される画像の一部と一致する位置の色と同色、あるいは、当該色よりも濃度の低い色で書き込んでも良い。これにより、印が、第二面の画像形成によりほぼ完全に見えなくなる。なお、色の濃度とは、光の反射率の高低を表すものであり、反射率が低ければ濃度が高く、反射率が高ければ濃度が低い。
一方、第二面の画像形成の際には、検出手段522により印を検出する。前述したように、印は、第二面の、第一面の画送形成領域で、第一面の画像形成時の搬送方向後端部に相当する部分に書き込まれている。このため、第二面の画像形成時には、シートSの先後端が入れ替わり、第一面の画像形成領域に相当する部分のうち、搬送方向前端部に印が存在する。そして、検出手段522により検出した印を基準として、転写部50Cにシートを送るタイミングを計る。
上述したような、書き込み手段521による印の書き込み、及び、検出手段522による印の検出は、レジストユニット55と連動して行う。この点について、図2〜6により説明する。先ず、レジストユニット55は、レジストローラ551と、突き当て板552と、斜送ローラ対553とを備える。このうちのレジストローラ551は、シートを画像形成のタイミングに合わせて、二次転写内ローラ503及び二次転写外ローラ56により形成される二次転写部520へと搬送するものである。また、突き当て板552は、レジストローラ551の上流側で、シートSのシート搬送方向と直交する幅方向の一端縁と当接する基準面554を有する基準部材である。基準面554は、シートSの幅方向位置の基準となる。また、斜送ローラ対553は、シートSを突き当て板552に向けて移動させる幅方向の搬送成分が得られるように、搬送方向に対し所定角度傾斜した状態で配置されている。そして、シートSの幅方向の一端縁を基準面554に突き当て可能としている。突き当て板552と斜送ローラ対553とで、斜行補正手段を構成している。
次に、両面に画像を形成するための動作について、図2〜6に加えて図7、8を参照しつつ説明する。シートSの第一面の画像を形成すべく(S100)、図2に示すように、シートSがレジストユニット55に搬送されると、シートSは、斜送ローラ対553により、突き当て板552に向かって斜めに搬送される。そして、シートSの幅方向の一端縁が基準面554に押し付けられ、シートSの斜行及び幅方向の位置を補正する。
次に、図3に示すように、シートSが、幅方向の一端縁を基準面554に押し付つけながら(当接させながら)搬送されることにより、シートSの斜行及び幅方向の位置ズレが補正された状態で、レジストローラ551に送り込まれる。そして、検出手段522によりシートSの先端を検出する(S101)。更に、図4に示すように、検出手段522により検出したシートSの先端位置を基準とし、第一面の画像形成のタイミングに合わせてレジストローラ551を駆動(レジタイミング調整)して(S102)、二次転写部520にシートSを送り込む。そして、第一面に画像を転写する(S103)。
この際、両面に画像を形成する場合(S104のY)には、第二面の、第一面の画像形成領域で搬送方向後端部に相当する位置に、書き込み手段521により印を書き込む(S105)。この場合、書き込み手段521を移動手段523により移動させ、シート幅方向に関し所望の位置に配置しておく。この際、検出手段522も一緒に移動する。一方、両面に画像を形成しない場合(S104のN)には、印を書き込まずに、第一面の画像を定着させる(S106)。
両面に画像を形成する場合には、印を書き込んだシートSを定着装置58に搬送し、第一面の画像を定着させる(S106)。第一面の画像形成が終了した後、両面に画像を形成しない場合(S107のN)には、シートSを排紙する。一方、両面に画像を形成する場合(S107のY)には、シートSを反転搬送装置501に搬送し、反転搬送装置501によりシート搬送方向の先後端を入れ替えながらシートSを反転(スイッチバック反転)させる(S108)。次いで、シートSを、シート搬送装置54を介して、レジストユニット55に再搬送する。
第二面の画像を形成すべく、シートSがレジストユニット55に搬送されると、第一面の画像形成時と同様に、斜送ローラ対553及び突き当て板552により、シートSの斜行及び幅方向の位置が補正される。この状態で、図5に示すように、シートSをレジストローラ551により搬送し、先端部分を検出手段522に対向させ、第二面に書き込まれた印を検出手段522により検出する(S109)。
なお、検出手段522は、シート幅方向に関し、書き込み手段521が書き込みを行った位置に、書き込み手段521と共にそのまま留まったままとすれば、印を容易に検出し易い。あるいは、検出手段522と書き込み手段521とを、書き込み時の位置からずらす場合、この位置を記憶しておけば、検出手段522を、シート幅方向に関し書き込みを行った位置に容易に配置できる。
印を検出したならば、印を基準として、第二面に形成される画像と第一面に形成された画像との搬送方向に関する位置が一致するように、画像形成のタイミングと合わせてレジストローラ551を駆動(レジタイミング調整)する(S110)。そして、シートSを二次転写部520に搬送し、図6に示すように、第二面に画像を転写する(S103)。この際、印が画像によって上書きされる。その後、シートSを定着装置58に搬送し、第二面に画像を定着させる(S104のN→S106)。このように両面に画像を形成したシートSは、分岐搬送装置59を介して排紙トレー500上に排出される(S107のN)。
なお、図8に示すコントローラは、レジストローラ551の駆動(レジ駆動)のタイミング、書き込み手段521と検出手段522との移動、更には、書き込み手段521による書き込み及び検出手段による検出のタイミングを制御するものである。コントローラは、例えば、画像形成装置全体を制御する中央演算処理装置に組み込まれるが、別途、設けても良い。
上述した本実施の形態によれば、第一面と第二面とにそれぞれ形成した画像同士を一致させることができる。先ず、シート幅方向に関する位置は、第一面の画像形成時と第二面の画像形成時との何れの場合も、シートSの幅方向の一端縁を突き当て板552の基準面554に突き当てることにより、補正される。
次に、シート搬送方向に関する位置は、第一面の画像形成時に第二面に書き込んだ印を検出し、印を基準として、画像形成と搬送とのタイミングを計ることにより、補正される。印は、第一面の画像と第二面の画像との位置合わせを行う基準となる位置に書き込まれている。このため、第二面の画像形成時に、印を基準として、画像形成とシート搬送とのタイミングを計ることにより、第一面の画像と第二面の画像とのシート搬送方向に関する位置合わせを、容易に行える。
また、本実施の形態によれば、両面の画像の位置合わせの基準となる印が、シートSの第二面に書き込まれるため、第一面の画像と印とが重なったり、混在する等して、印が検出しにくくなることはない。これにより、シートSの第一面と第二面とに形成される画像の搬送方向に関する位置合わせを正確に行える。
また、書き込み手段521及び検出手段522を、移動手段523によりシート幅方向に移動可能としているため、印の書き込み及び検出を任意の位置で行える。これにより、前述したような目立たない位置等に印を書き込むことができ、印が第二面に形成される画像に及ぼす影響を少なくし易い。
また、本実施の形態の場合、印の位置を基準として、レジストユニット55のレジストローラ551でシートSの搬送タイミングを計ることにより、搬送方向に関する画像の位置合わせを行っている。このため、シートSの搬送速度と印が検出手段522を通過するタイミングとを演算する必要がなく、画像の位置合わせを迅速且つ容易に行える。
なお、第二面に形成すべき画像のサイズを、予め設定した、シートSの第一面の画像定着前後の収縮率から補正し、サイズ補正をした画像を第二面に転写しても良い。即ち、画像の定着を熱定着により行った場合、シートSに含まれる水分が蒸発して熱収縮を起こす。従って、予め、この熱収縮分を見込んで第二面のトナー像のサイズを決定しておけば、第一面に形成された画像と第二面に形成される画像とのサイズを、より高精度に一致させることができる。
また、本実施の形態の場合、印の書き込み及び検出を、レジストユニット55により、シートSの斜行及びシート幅方向の位置を補正した後に行っている。このため、第一面に形成された画像と第二面に形成される画像との位置合わせを、より正確に行える。即ち、シートSがレジストユニット55に搬送されるまでは、シートが斜行していたり、幅方向の位置がずれたりする可能性がある。従って、レジストユニット55の上流側で印の書き込み及び検出を行った場合には、書き込み時と検出時とで、シートの搬送方向に関する傾斜角度あるいはシート幅方向の位置が一致していない可能性がある。この結果、書き込み時の印の位置と検出時の印の位置との関係が不明確となり、印に応じた補正が正確に行えない可能性がある。これに対して本実施の形態の場合、このような不都合が生じることはない。
なお、上述した実施の形態では、電子写真方式のカラー画像形成装置について説明したが、本発明は、静電潜像を電極から直接帯電させる静電記録方式のものにも、更には、単色画像形成装置にも適用できる。
10・・・搬送パス、11・・・再給紙パス、50・・・カラー画像形成装置、50A・・・カラー画像形成装置本体(装置本体)、50B・・・シート給送部、50C・・・転写部、53・・・シート給送手段、54・・・シート搬送装置、55・・・レジストユニット、56・・・二次転写外ローラ、58・・・定着装置、59・・・分岐搬送装置、500・・・排紙トレー、501・・・反転搬送装置、502・・・両面搬送装置、503・・・二次転写内ローラ、506・・・中間転写ベルト、513・・・画像形成部、520・・・二次転写部、521・・・書き込み手段、522・・・検出手段、523・・・移動手段、551・・・レジストローラ、552・・・突き当て板、553・・・斜送ローラ対、554・・・基準面、S・・・シート

Claims (12)

  1. トナー像をシートに転写する転写部と、画像形成のタイミングと合わせてシートを前記転写部に送る搬送部と、シートを反転して前記搬送部に搬送する反転搬送部と、を備え、シートの第一面に画像を形成した後、前記第一面の裏面である第二面に画像を形成する画像形成装置において、
    前記第一面の画像を形成する際に、前記第二面に、前記第一面に形成される画像と前記第二面に形成される画像との位置合わせを行う基準となる印を書き込む書き込み手段と、
    前記第二面に画像を形成する前に、前記印を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記検出手段により検出した印を基準として、前記搬送部によりシートを前記転写部に送るタイミングを計り、前記第一面に形成された画像と前記第二面に形成される画像との搬送方向に関する位置合わせを行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記書き込み手段は、前記転写部と前記搬送部との間に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検出手段は、前記転写部と前記搬送部との間に配置されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記印は、前記第二面の、前記第一面に形成される画像領域に相当する部分に書き込まれることを特徴とする、請求項1ないし3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記印が、前記第二面に形成される画像の一部と一致する位置で、前記位置の画像の色と同色、あるいは、濃度の低い色で書き込まれることを特徴とする、請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記反転搬送部は、シートを反転させる際にシート搬送方向の先後端を入れ替えてから、シートを前記搬送部に再搬送し、前記第二面の、前記第一面の画像形成領域で、第一面の画像形成時の搬送方向後端部に相当する部分に、前記印を書き込むことを特徴とする、請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 前記検出手段は、シートを前記転写部に送るタイミングを計るべくシート搬送方向前端縁を検出するための搬送センサを兼ね、前記第一面の画像形成の際にシート搬送方向前端縁を検出し、前記第二面の画像形成の際に前記印を検出することを特徴とする、請求項1ないし6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記搬送部は、シートの搬送方向と直交する幅方向の一端縁と当接し、シートの幅方向位置の基準となる基準部材と、シートの幅方向の一端縁を前記基準部材に突き当てる突き当て手段とを有する斜行補正手段を備え、前記斜行補正手段により、シートの幅方向の一端縁を前記基準部材に突き当てて、シートの斜行及び幅方向の位置を補正した後、前記第一面及び第二面の画像形成をそれぞれ行うことを特徴とする、請求項1ないし7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 予め設定した、シートの第一面の画像定着前後の収縮率から、前記第二面に形成すべき画像のサイズを補正することを特徴とする、請求項1ないし8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記書き込み手段は、シート幅方向に移動可能であることを特徴とする、請求項1ないし9の何れか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記検出手段は、シート幅方向に移動可能であることを特徴とする、請求項1ないし10の何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記書き込み手段と前記検出手段とが対向した位置に配置され、この状態を維持したままシート幅方向に移動可能であることを特徴とする、請求項10又は11に記載の画像形成装置。
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