JP5159670B2 - センタリング装置 - Google Patents

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本発明は、水晶振動子、弾性表面波フィルタ等の電子部品を収容した容器の開口部に、蓋体であるリッドを接合することで該容器を気密封止する封止作業において使用する装置に関する。詳しくは、吸着搬送機構でリッドを吸着保持し、容器の開口部に位置決めしてリッドを載置する際、所望の位置と姿勢で吸着ノズルがリッドを吸着保持できるようにリッドの位置合せをするセンタリング装置に関するものである。
従来から、水晶振動子、弾性表面波フィルタ等の電子部品を容器に気密封止する方法として、マイクロパラレルシーム接合法が広く用いられている。図4は従来からあるシールリング付き容器の断面図であり、まずセラミック基板51に金属製シールリング52をろう接してなる容器53の内部に水晶振動子等の電子部品54を収納し、この電子部品54をワイヤ55によって外リード56に電気的に接続したものを準備する。そしてこの容器53の開口部にはコバール等からなるリッド57が位置決めされて載置される。
次にリッド57が位置ずれしないように、スポット接合によって容器開口部に仮固定する。その後図5で示すように、ローラ電極によるシーム接合が行なわれる。図5には、容器53とこれに仮固定されたリッド57が斜視図で示されており、これに一対のローラ電極58が転接している様子が描かれている。ここでは例として上面視長方形の容器53とリッド57が示されており、図5(a)ではローラ電極58はリッド57の対向する一対の長辺に転接しているところが示されている。
このようにローラ電極58がリッド57に転接するのと同時に両電極間に電圧が印加されると、リッド57の対向する一対の長辺は抵抗発熱によりその一端から他端まで容器53に接合される。この接合が終了するとローラ電極58を上方に退避させ、容器53を載置している図示しないステージを水平面上で90度回転させる。その後再びローラ電極58を下降させ、図5(b)で示すようにリッド57の対向する一対の短辺を前記長辺と同様の方法で接合する。
このようなシーム接合を行なう自動装置が特許文献1に記載されている。ここで記載されたシーム接合装置において、特許文献1の図4に基づいて記載されている仮付け手段に関して説明する。また、この文献に記載された仮付け手段はセンタリング(位置決め)動作を2重化して作業時間を短縮しているため構造が複雑なので、これを簡略化した図6に基づいて説明する。図6において符号59はパーツフィーダーであり、リッド57を供給するためのリッド供給部に位置する。符号60はセンタリング装置であり、載置された一枚のリッドを所定の位置と姿勢に整えるものである。
符号61は電子部品を収容しているが開口部に未だリッド57が載置されていない状態の容器53を多数搭載したトレイである。符号62はパーツフィーダー59からリッド57を一枚ずつピックアップして移動し、センタリング装置60に載置する第1の吸着ノズルである。符号63はセンタリング装置でその位置と姿勢が整えられたリッド57をピックアップして移動し、トレイ61に搭載されている容器53の開口部に載置する第2の吸着ノズルである。また、第2の吸着ノズル63は一対の溶接電極63Aを備えており、リッド57を容器53に載置した直後に溶接電極63Aをリッド57に当接させて電流を流し、スポット接合によるリッド57の仮固定をおこなうものである。
ここで、図6(a)は第1の吸着ノズル62がパーツフィーダー59からリッド57をピックアップするのと同時に、第2の吸着ノズル63がセンタリング装置60からリッド57をピックアップする動作を示している。また図6(b)は第1の吸着ノズル62が搬送してきたリッド57をセンタリング装置60に載置するのと同時に、第2の吸着ノズル63がトレイ61上の容器53にリッド57を載置して仮固定する動作を示している。トレイ61は水平方向に移動可能であり、次々とリッド仮固定位置に容器53が位置するように移動する。そして第2の吸着ノズルは、センタリング装置60により所望の位置と姿勢に整えられたリッド57を吸着し搬送するので、容器53上の所望の位置にリッド57を載置することができる。
次に図7に基づいて従来のセンタリング装置の構成を説明する。ここで、図7(a)はセンタリング装置の平面図、図7(b)は図7(a)におけるX−X矢視図(側面図)である。符号64A、64B、64C、64Dは押圧片であり、中央の吸着ステージ65に向かって夫々矢印ア、イ、ウ、エの方向に移動する。吸着ステージ65はその中央に吸着孔が設けられ、載置されたリッドを吸着保持する。図7(b)においては押圧片64Aと64B、およびこれら2つの押圧片に関連する構成要素のみが描いてある。
図7(b)において符号66A、66Bは連結ブロックであり両者は同一の形状ある。この連結ブロック66A、66Bは、上面に押圧片64A、64Bが螺設してあり下面はカムフォロア67A、67Bを回転自在に支持している。また、中間部はガイドレール68A、68Bに固定されている。このガイドレール68A、68Bはベースプレート69に固定されたスライドレール68´とこれに係合して直線的に滑らかに移動するスライドブロック68´´で構成されており、図7(b)ではスライドブロック68´´は断面ではないが斜線のハッチングを施して示してある。
また、連結ブロック66A、66Bの中間部には引っ張りコイルばね70A、70Bがベースプレート69とのあいだに懸架されており、連結ブロック66A、66Bと共に押圧片64A、64B、カムフォロア67A、67B、スライドブロック68´´を、夫々矢印ア、イの方向に付勢している。さらに、図7(b)で示す符号71はカムプレートであり、上面視は変形した円盤形状をなし、この端面がカムフォロア67A、67Bおよび残り2つのカムフォロアに当接している。
そしてこのカムプレート71がベースプレート69の中心を回転軸として水平方向に回転することで、引っ張りコイルばね70A、70Bおよび残り2つの引っ張りコイルばねの付勢力に抗して、その半径の変化で押圧片64A、64B、64C、64Dを矢印ア、イ、ウ、エの方向に前進・後退させる。この押圧片64A、64B、64C、64Dの移動により、その先端が吸着ステージ65に載置されたリッドの4辺の端面に当接して付勢するので、リッドはその位置および姿勢(上方から見たときの回転角度)が所望の位置および角度に修正され、この状態のリッド57を前述した第2の吸着ノズル63がピックアップする。
特開2003−46011号公報(第3頁、図4)
しかしながら、従来のセンタリング装置はその位置と姿勢を修正する精度が要求を十分満足するレベルに達していなかった、この理由を図8に基づいて説明する。図8で示す一点鎖線のライン(カ)、(キ)、(ク)は、リッド57の主面あるいは主面の延長と垂直に交わる面であって、紙面を見て前後方向の面を線で表したものである。ここでライン(カ)は、リッド57を直接押圧する押圧片64Aの移動方向の中心線とカムフォロア67Aの中心線とに一致した面である。また、ライン(キ)は、ガイドレール68Aの摺動方向の中心線と一致した面である。また、ライン(ク)は、引っ張りコイルばね70Aの付勢方向の中心線と一致した面である。
ここで、ライン(キ)を中心に考えると、このガイドレール70Aの摺動方向の中心から離隔した位置にあるライン(カ)において、リッド57を押圧する力の反力が紙面を見て手前方向に作用し、さらにカムフォロア67Aがカムプレートに押圧される力も紙面を見て手前方向に作用する。これに加えてライン(キ)から見てライン(カ)と反対方向に離隔したライン(ク)上の引っ張りコイルばね68Aは、その付勢力を紙面裏側の方向に作用させる。このようにガイドレール68Aに作用する力のベクトルがオフセットしているため、そのガタが皆無ではないガイドレール68Aにモーメントを与え、その結果押圧片64Aの作用端(先端)の位置と角度の精度を下げている。
また、図7(a)で示す符号72A、72Bは突き当てピンであり、連結ブロック66Aと66Bのみに設けてある。これは、センタリング動作の際、まず押圧片64Aと64Bのみが他の押圧片よりも若干先に移動し、突き当てピン72A、72Bがベースプレート69に設けられた貫通穴73A、73Bの側壁に当接して押圧片の先端を所定の位置に静止させる。そしてその直後押圧片64C、64Dが対向する方向からリッド57を挟み込むように押圧するようになっているからである。しかし図8で示すように、吸着ステージ65は吸着ステージベース65Aから突設させたものであり、この吸着ステージベース65Aはベースプレート69にボルト73で螺設したものであるから、ベースプレート69に当接する突き当てピン72A、72Bと吸着ステージ65先端との位置合せが困難であり、したがってリッド57の位置決め精度を上げるのも困難である。
さらに、押圧片64A、64B、64C、64Dは例えばステンレス鋼のような磁性を帯びる金属を成形したものなので、コバール等からなるリッド57と繰り返し接触することで磁性による吸着力が発生し、これら押圧片の先端がリッド57から離隔しようとするとき、吸着ステージ65の吸着力を上回る力でリッド57をずらしてしまう問題が発生する。発明者は、これまで述べた問題を解決することによりリッドの位置決め精度に優れたセンタリング装置を提供するものである。
本発明は第1の態様として、電子部品を収容する容器の開口部にリッドを載置し、このリッドの周縁を前記開口部に接合する封止作業において、前記リッドを前記容器に位置決めして載置する吸着搬送機構のセンタリング装置であって、主面が矩形であるリッドの4辺の端面を四方から押圧する4つの押圧片と、この押圧片の押圧の動作である前記リッドの主面と平行方向の直線運動をガイドするガイドレールと、前記押圧片を前記リッドの方向に付勢するコイルばねと、このコイルばねによる前記押圧片の前記リッドの方向への移動を阻止するカムプレートと、前記押圧片と一体的に移動すると共に前記カムプレートに当接して移動するカムフォロアとを有し、前記リッドの4辺の、夫々一つの辺の端面を押圧するための組合わせである前記押圧片と前記ガイドレールと前記コイルばねと前記カムフォロアとは、その移動方向あるいは伸縮方向の中心線が、前記リッドの主面と垂直に交わる一つの平面上に存在することを特徴とするセンタリング装置を提供する。
また本発明は第2の態様として、少なくとも前記4つの押圧片のうち隣り合う2つの押圧片の作用端近傍には、前記リッドの端面に当接する押圧面と、吸着ステージと一体に形成された位置決めブロックに当接して押圧動作の位置決めを行なう位置決め当接面とを有することを特長とする第1の態様として記載のセンタリング装置を提供する。
さらに本発明の第3の態様として、前記押圧片は非磁性金属からなり、少なくともその作用端近傍は炭素被膜で覆われていることを特徴とする第1又は第2のいずれかの態様として記載のセンタリング装置を提供する。
本発明の第1の態様によれば、ガイドレールに作用する外力の全てがガイドレールの摺動方向の中心線と同一の平面上に存在するので、ガイドレールにリッドの主面方向のモーメントが加わらず、押圧片の先端の位置と角度との精度が良くなるため、リッドの位置決め精度も向上し、シーム接合の品質を高くすることができる。
本発明の第2の態様によれば、吸着ステージと一体に形成された位置決めブロックに押圧片作用端近傍の位置決め当接面が当接して該押圧片の押圧面が位置決めされるので、吸着ステージおよび位置決めブロックの加工精度と、押圧片作用端近傍の加工精度を上げることで、前記押圧面の位置制度も向上する。したがってリッドの位置決め精度が向上し、シーム接合の品質を高くすることができる。
本発明の第3の態様によれば、押圧片がリッドの位置決めを終えてリッドから離隔するときにもリッドが押圧片に付着して位置ずれを起こすことがないので、確実にリッドの位置決めが維持でき、センタリング装置としての信頼性が向上する。
本発明の実施形態を示すセンタリング装置の平面図および側面図 本発明の実施形態を示すセンタリング装置の側面図 本発明の実施形態を示すセンタリング装置の側面図 従来の技術を示す容器の断面図 従来の技術を示すローラ電極の斜視図 従来の技術を示すリッドの搬送機構の斜視図 従来の技術を示すセンタリング装置の平面図および側面図 従来の技術を示すセンタリング装置の側面図
次に、添付図面を参照して本発明に係るセンタリング装置の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明に係るセンタリング装置を描いたものである。ここで、図1(a)はセンタリング装置の平面図、図1(b)は図1(a)におけるY−Y矢視図(側面図)である。符号1は全体の基盤となるベースプレート、符号2A、2B、2C、2Dは押圧片であり、中央の吸着ステージ7に向かって夫々が移動する。吸着ステージ7はその中央に吸着孔が設けられ、載置されたリッドを吸着保持する。また吸着ステージ7のベースプレート1側には略直方体の位置決めグロック8が一体的に形成されている。
図1(b)においては押圧片2Aと2B、およびこれら2つの押圧片に関連する構成要素のみが描いてある。図1(b)において符号9A、9Bは連結ブロックであり両者は略コの字型をした同一の形状ある。この連結ブロック9A、9Bは、上面に押圧片2A、2Bが螺設してあり下面はカムフォロア6A、6Bを回転自在に支持している。また、中間部はガイドレール3A、3Bに固定されている。このガイドレール3A、3Bはベースプレート1に固定されたスライドレール3´とこれに係合して直線的に滑らかに移動するスライドブロック3´´で構成されており、図1(b)ではスライドブロック3´´は断面ではないが斜線のハッチングを施して示してある。
また、連結ブロック9A、9Bの中間部には引っ張りコイルばね4A、4Bがベースプレート1とのあいだに懸架されており、連結ブロック9A、9Bと共に押圧片2A、2B、カムフォロア6A、6B、スライドブロック3´´を、夫々吸着ステージ7の方向に付勢している。さらに、図1(b)で示す符号5はカムプレートであり、上面視は変形した円盤形状をなし、この端面がカムフォロア6A、6Bおよび残り2つのカムフォロアに当接している。
そしてこのカムプレート5がベースプレート1の中心を回転軸として水平方向に回転することで、引っ張りコイルばね4A、4Bおよび残り2つの引っ張りコイルばねの付勢力に抗して、その半径の変化で押圧片2A、2B、2C、2Dを吸着ステージ7の方向に前進・後退させる。この押圧片2A、2B、2C、2Dの移動により、その先端が吸着ステージ7に載置されたリッドの4辺の端面に当接して付勢することで、リッドはその位置および姿勢(上方から見たときの回転角度)が所望の位置および角度に修正される。
このときの構成要素の位置関係について図2に基づいて説明する。図2においてライン(ケ)はリッド10の主面に垂直に交わる平面を示している。このライン(ケ)が示す平面上には、押圧片2A、ガイドレール3A、引っ張りコイルばね4A、カムフォロア6Aの移動方向あるいは伸縮方向の中心線が存在している。ガイドレール3Aを除くこれら構成要素は、全てガイドレールの摺動方向に応力を与えるものであり、これらの中心線がライン(ケ)で示す平面上に存在し、ガイドレー3Aの摺動方向の中心線とは水平方向にオフセットしていない。したがって、ガイドレール3Aに対して水平方向(リッドの主面の方向)にモーメントを加えることがなく、押圧片2Aの作用端の位置および角度の精度を向上させる。ここでは押圧片2Aとこれに組合わせる構成要素を例にとって説明したが、他の押圧片2B、2C、2Dとこれらに組合わせる構成要素との関係も同様であり、ライン(ケ)で示される平面に相当する面が四方に放射状に存在するものである。
次に図3に基づいて押圧片作用端近傍の構造に関して説明する。図3(a)は図2と同様の側面図であるが連結ブロック9Aの上部と押圧片2Aの図示を省略してある。また一点鎖線の円(コ)で囲んだ部分が図3(b)に拡大して描いてある。ここでカムプレート5が回転し、引っ張りコイルばね4Bの付勢力によってカムフォロア6Bがベースプレート1の中心方向に移動すると、押圧片2Bは吸着ステージ7の方向に移動する。このときの様子を図3(b)に基づいて説明する。図3(b)において符号10はリッド、7は吸着ステージ、11は吸着孔、8は位置決めブロックである。そして押圧片2Bの作用端(先端)近傍にはリッド10の端面に当接する押圧面2B´と、吸着ステージ7と一体に形成された位置決めブロック8に当接する顎状の位置決め当接面2B´´が設けられている。
そして押圧片2Bが吸着ステージ7の方向に移動すると位置決め当接面2B´´は位置決めブロック8の肩部に当接し停止する。このときの押圧面2B´の位置が、リッド10の端面の所定の位置となる。本実施形態ではこのような位置決め当接面2B´´を押圧片2Aと2Bの二つに設けてある。図1に基づいて説明すると、前記位置決め当接面2B´´に相当する位置決め当接面は4つの押圧片のうち2Aと2Bの2つの押圧片に設けてあり(押圧片2Aの位置決め当接面を2A´´、押圧面を2A´とする)、カムプレート5の回転で、押圧片2Aと2Bは2Cと2Dよりも僅かに早く吸着ステージ7に接近するようになっている。そして、夫々の位置決め当接面2A´´と2B´´が位置決めブロック8に当接して押圧片2A、2Bの移動が停止する。
この段階でリッド10の所定の位置および姿勢をリッド10の隣り合う2辺の端面に対応する押圧面2A´と2B´で規定することができる。その直後に押圧辺2C、2Dがリッド10を押圧辺2A、2Bの方向に押圧することでリッド10は所定の位置と姿勢に位置決めされる。このようにリッド10の位置決めがなされた後さらにカムプレート5が回転し、4つの押圧辺がリッド10の4辺の端面から離隔する。ここで、本実施形態では押圧片2A、2B、2C、2Dの素材を非磁性超硬合金とし、さらにこれに対しDLCコーティング(Diamond Like Carbonコーティング)を施してある。このコーティングにより炭素被膜で覆われた押圧片作用端は、さらに磁性を帯びにくく表面も滑らかになる。したがってリッド10が付着することがないので、離隔する際にリッド10の位置をずらしてしまうことがない。
1 ベースプレート
2A、2B、2C、2D 押圧片
3A、3B ガイドレール
4A、4B 引っ張りコイルばね
5 カムプレート
6A、6B、(6D) カムフォロア
7 吸着ステージ
8 位置決めブロック
9A、9B、9C、9D 連結ブロック
10 リッド
11 吸着孔

Claims (3)

  1. 電子部品を収容する容器の開口部にリッドを載置し、このリッドの周縁を前記開口部に接合する封止作業において、前記リッドを前記容器に位置決めして載置する吸着搬送機構のセンタリング装置であって、主面が矩形であるリッドの4辺の端面を四方から押圧する4つの押圧片と、この押圧片の押圧の動作である前記リッドの主面と平行方向の直線運動をガイドするガイドレールと、前記押圧片を前記リッドの方向に付勢するコイルばねと、このコイルばねによる前記押圧片の前記リッドの方向への移動を阻止するカムプレートと、前記押圧片と一体的に移動すると共に前記カムプレートに当接して移動するカムフォロアとを有し、前記リッドの4辺の、夫々一つの辺の端面を押圧するための組合わせである前記押圧片と前記ガイドレールと前記コイルばねと前記カムフォロアとは、その移動方向あるいは伸縮方向の中心線が、前記リッドの主面と垂直に交わる一つの平面上に存在することを特徴とするセンタリング装置。
  2. 少なくとも前記4つの押圧片のうち隣り合う2つの押圧片の作用端近傍には、前記リッドの端面に当接する押圧面と、吸着ステージと一体に形成された位置決めブロックに当接して押圧動作の位置決めを行なう位置決め当接面とを有することを特長とする請求項1に記載のセンタリング装置。
  3. 前記押圧片は非磁性金属からなり、少なくともその作用端近傍は炭素被膜で覆われていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のセンタリング装置。
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