JP4758458B2 - 部品接合用治具及び電子部品パッケージの製造方法 - Google Patents

部品接合用治具及び電子部品パッケージの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、枠状の金属フレームに2つのセラミック部品が接合された電子部品パッケージの製造にあたり、金属フレームに2つのセラミック部品を接合する際に用いる部品接合用治具、及び、上記電子部品パッケージの製造方法に関する。
従来より、枠状の金属フレームに2つのセラミック部品が接合された電子部品パッケージであって、第1セラミック部品の第1面と、第2セラミック部品の第2面が所定の位置関係で対向しているものがある。
例えば、図24〜図28に示す電子部品パッケージ901が挙げられる。なお、図24は基板主面902側から見た平面図を、図25は第1基板側面904s側から見た側面図を、図26は第4基板側面904v側から見た側面図を示す。また、図27は図24におけるAA断面図を、図28は図24におけるBB断面図を示す。
この電子部品パッケージ901は、基板主面902と基板裏面903と4つの基板側面(第1基板側面904s、第2基板側面904t、第3基板側面904u及び第4基板側面904v)とを有する概略直方体状をなす。
電子部品パッケージ901には、図示しない電子部品を収容するための収容部911が設けられている。この収容部911は、基板主面902側に大きく開口すると共に、第1基板側面904s側にも小さく開口している。
電子部品パッケージ901は、シールリング921と、2つのセラミック部品(第1セラミック部品931及び第2セラミック部品941)と、2つのリード金具(第1リード金具951及び第2リード金具961)と、金属フレーム971と、パイプ981と、ベース991とから構成されている。
このうち、シールリング921は、枠状をなす金属製のリングである。
第1セラミック部品931及び第2セラミック部品941は、互いに対称な形状をなす。第1セラミック部品931は、主面932と裏面933と4つの側面(第1側面934s、第2側面934t、第3側面934u及び第4側面934v)を有する概略棒状をなす。また、第1セラミック部品931の主面932側は段状(凸状)をなし、主面931と同じ方向を向く第1接続面935と第2接続面936を有する。同様に、第2セラミック部品941は、主面942と裏面943と4つの側面(第1側面944s、第2側面944t、第3側面944u及び第4側面944v)を有する概略棒状をなす。また、第2セラミック部品941の主面942側も段状(凸状)をなし、主面941と同じ方向を向く第1接続面945と第2接続面946を有する。第1,第2セラミック部品931,941は、それぞれシールリング921の長辺に沿ってシールリング921に接合されている。そして、第1セラミック部品931の第2側面(第1面)932tと第2セラミック部品941の第2側面(第2面)942tが、所定の間隔をあけて対向している。
第1リード金具951及び第2リード金具961は、互いに同様な形状をなす。これら第1リード金具951及び第2リード金具961は、それぞれ7本のリードを有する。第1リード金具951は、第1セラミック部品931の第2接続面936に接合され、第2リード金具961は、第2セラミック部品941の第2接続面946に接合されている。
金属フレーム971は、平面視口字状、側面視コ字状の枠状形状をなす。金属フレーム971は、シールリング921と第1セラミック部品931と第2セラミック部品941に接合され、これらにより、収容部911の壁部を構成している。
パイプ981は、筒状をなす。パイプ981は、金属フレーム971の側面に接合されている。
ベース991は、略板状をなす。ベース991は、金属フレーム971に接合され、収容部911の底部を構成している。
このような電子部品パッケージ901は、次のように製造する。
即ち、まず、シールリング921、第1,第2セラミック部品931,941、第1,第2リード金具951,961、金属フレーム971、パイプ981、ベース991を用意する。そして、第1セラミック部品931と第2セラミック部品941を金属フレーム971に熱をかけてロウ付け接合する。続いて、これにベース991を熱をかけてロウ付け接合する。次に、これにシールリング921を熱をかけてロウ付け接合する。さらに、これに第1リード金具951及び第2リード金具961を熱をかけてロウ付け接合し、また、パイプ981を熱をかけてロウ付け接合すれば、電子部品パッケージ901が完成する。
なお、シールリングのロウ付け接合に関連する技術として、例えば以下の特許文献1が挙げられる。
特開2001−352003号公報
しかしながら、上記のような電子部品パッケージ901では、第1セラミック部品931と第2セラミック部品941が独立している。このため、第1セラミック部品931と第2セラミック部品941を金属フレーム971に熱をかけて接合するにあたり、第1セラミック部品931の第2側面(第1面)934tと第2セラミック部品941の第2側面(第2面)944tの位置精度を向上させることが困難であった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面の位置精度を向上させることができるように、第1セラミック部品と第2セラミック部品を金属フレームに接合することができる部品接合用治具、及び、第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面の位置精度を向上させることができるように、第1セラミック部品と第2セラミック部品を金属フレームに接合することができる電子部品パッケージの製造方法を提供することを目的とする。
その解決手段は、枠状の金属フレームと、第1面を有する第1セラミック部品と、上記第1セラミック部品とは独立し第2面を有する第2セラミック部品とを備え、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品は、上記第1面と上記第2面が対向するようにして、上記金属フレームに接合されている電子部品パッケージを製造するにあたり、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品とを位置決めして上記金属フレームに熱をかけて接合するための部品接合用治具であって、第1の斜面及び第2の斜面が設けられた治具本体と、上記第1面を当接させる第1当接面と、上記第2面を当接させる第2当接面とを有する当接部材であって、上記金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなり、上記治具本体に載置される当接部材と、上記治具本体に載置され、上記第1面で上記第1当接面を押圧するように、上記第1セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第1付勢部材と、上記第1の斜面に載置され、上記第1付勢部材に当接してこれを上記第1セラミック部品に向けて付勢する第1のおもりと、上記治具本体に載置され、上記第2面で上記第2当接面を押圧するように、上記第2セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第2付勢部材と、上記第2の斜面に載置され、上記第2付勢部材に当接してこれを上記第2セラミック部品に向けて付勢する第2のおもりと、を備える部品接合用治具である。
本発明の部品接合用治具は、枠状の金属フレームと、第1面を有する第1セラミック部品と、第2面を有する第2セラミック部品とを備える電子部品パッケージであって、第1面と第2面が対向するようにして、第1,第2セラミック部品が金属フレームに接合されている電子部品パッケージを製造するためのものである。より具体的には、第1セラミック部品と第2セラミック部品とを位置決めして金属フレームに熱をかけて接合するための治具である。そして、本発明によれば、この部品接合用治具は、第1面を当接させる第1当接面と、第2面を当接させる第2当接面とを有する当接部材であって、金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなる当接部材を備える。さらに、この部品接合用治具は、第1の斜面及び第2の斜面が設けられた治具本体と、第1セラミック部品に当接してこれを当接部材に向けて付勢する第1付勢部材と、第1の斜面に載置され、第1付勢部材に当接してこれを第1セラミック部品に向けて付勢する第1のおもりと、第2セラミック部品に当接してこれを当接部材に向けて付勢する第2付勢部材と、第2の斜面に載置され、第2付勢部材に当接してこれを第2セラミック部品に向けて付勢する第2のおもりとを備える。
このような部品接合用治具を用いれば、第1セラミック部品の第1面を当接部材の第1当接面に当接させると共に、第2セラミック部品の第2面を当接部材の第2当接面に当接させることで、第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面とを高い精度で位置合わせすることができる。そして、この状態で第1セラミック部品と第2セラミック部品を金属フレームに加熱して接合することにより、第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面との位置精度を向上させることができる。
しかも、当接部材は、金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなるため、加熱して接合した後には、当接部材は冷却に伴って大きく収縮するのに対し、金属フレームはそれよりも小さくしか収縮しない。このため、接合後、第1,2セラミック部品と当接部材との間にはわずかな隙間ができる。その結果、当接部材から第1,第2セラミック部品を容易に取り外すことができる。そしてその際、第1セラミック部品や第2セラミック部品が欠けたり、第1セラミック部品の第1面や第2セラミック部品の第2面に傷が付いたりするのを防止することができると共に、当接部材が欠けたり、当接部材の第1当接面や第2当接面に傷が付いたりすることも防止することができる。
さらに、上記の部品接合用治具であって、前記電子部品パッケージは、前記第1セラミック部品の第1面と前記第2セラミック部品の第2面のうち、少なくともいずれかの面の少なくとも一部に、メタライズ層を備える部品接合用治具とすると良い。
第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面は、それぞれ当接部材に当接させるため、これらの面にメタライズ層が形成されている場合には、第1,第2セラミック部品を金属フレームに接合した後、これを部品接合用治具から取り外す際に、メタライズ層が擦れたり、メタライズ層にキズが付きやすい。
しかし、本発明では、前述したように、当接部材の熱膨張率が金属フレームの熱膨張率よりも大きいため、メタライズ層を傷つけることなく、接合した部品を部品接合用治具から取り外すことができる。
さらに、上記のいずれかに記載の部品接合用治具であって、前記第1面で前記第1当接面を押圧するように、前記第1セラミック部品を付勢する第1付勢手段と、前記第2面で前記第2当接面を押圧するように、前記第2セラミック部品を付勢する第2付勢手段と、を備える部品接合用治具とすると良い。
本発明によれば、部品接合用治具は、第1面で第1当接面を押圧するように第1セラミック部品を付勢する第1付勢手段を備える。また、第2面で第2当接面を押圧するように第2セラミック部品を付勢する第2付勢手段を備える。
このため、第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面との位置関係をより精度良く合わせることができる。そしてその結果、金属フレームへの接合後における第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面との位置精度を向上させることができる。さらに、第1,第2セラミック部品をセットした部品接合用治具を取り扱う際に、第1セラミック部品や第2セラミック部品が位置ずれしにくくなるため、その取り扱いが容易となる。
また、他の解決手段は、枠状の金属フレームと、第1面を有する第1セラミック部品と、上記第1セラミック部品とは独立し第2面を有する第2セラミック部品とを備え、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品は、上記第1面と上記第2面が対向するようにして、上記金属フレームに接合されている電子部品パッケージの製造方法であって、第1の斜面及び第2の斜面が設けられた治具本体と、上記第1面を当接させる第1当接面と、上記第2面を当接させる第2当接面とを有する当接部材であって、上記金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなり、上記治具本体に載置される当接部材と、上記治具本体に載置され、上記第1面で上記第1当接面を押圧するように、上記第1セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第1付勢部材と、上記第1の斜面に載置され、上記第1付勢部材に当接してこれを上記第1セラミック部品に向けて付勢する第1のおもりと、上記治具本体に載置され、上記第2面で上記第2当接面を押圧するように、上記第2セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第2付勢部材と、上記第2の斜面に載置され、上記第2付勢部材に当接してこれを上記第2セラミック部品に向けて付勢する第2のおもりと、を備える部品接合用治具を用いて、上記第1面を上記第1当接面に当接させると共に、上記第2面を上記第2当接面に当接させて、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品の位置を合わせる位置合わせ工程と、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品に対し上記金属フレームの位置を合わせ、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品を上記金属フレームに熱をかけて接合する接合工程と、を備える電子部品パッケージの製造方法である。
本発明によれば、第1,第2セラミック部品と金属フレームとを有する電子部品パッケージの製造にあたり、部品接合用治具を用いる。この部品接合用治具は、第1セラミック部品の第1面を当接させる第1当接面と、第2セラミック部品の第2面を当接させる第2当接面とを有する当接部材であって、金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなる当接部材を備える。さらに、この部品接合用治具は、第1の斜面及び第2の斜面が設けられた治具本体と、第1セラミック部品に当接してこれを当接部材に向けて付勢する第1付勢部材と、第1の斜面に載置され、第1付勢部材に当接してこれを第1セラミック部品に向けて付勢する第1のおもりと、第2セラミック部品に当接してこれを当接部材に向けて付勢する第2付勢部材と、第2の斜面に載置され、第2付勢部材に当接してこれを第2セラミック部品に向けて付勢する第2のおもりとを備える。
そして、本発明の製造方法では、第1セラミック部品の第1面を当接部材の第1当接面に当接させると共に、第2セラミック部品の第2面を当接部材の第2当接面に当接させて、第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面の位置を合わせる。そして次に、第1セラミック部品と第2セラミック部品に対し金属フレームの位置を合わせ、第1セラミック部品と第2セラミック部品を金属フレームに熱をかけて接合する。
このため、第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面とを高い精度で位置合わせすることができる。そして、金属フレームへ接合された第1セラミック部品の第1面と第2セラミック部品の第2面との位置精度を向上させることができる。
しかも、当接部材は、金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなるため、加熱して接合した後には、当接部材は冷却に伴って大きく収縮するのに対し、金属フレームはそれよりも小さくしか収縮しない。このため、接合後、第1,2セラミック部品と当接部材との間にはわずかな隙間ができる。その結果、当接部材から第1,第2セラミック部品を容易に取り外すことができる。そしてその際、第1セラミック部品や第2セラミック部品が欠けたり、第1セラミック部品の第1面や第2セラミック部品の第2面に傷が付いたりするのを防止することができると共に、当接部材が欠けたり、当接部材の第1当接面や第2当接面に傷が付いたりすることも防止することができる。
さらに、上記の電子部品パッケージの製造方法であって、前記パッケージは、前記第1セラミック部品の第1面及び前記第2セラミック部品の第2面のうち、少なくともいずれかの面の少なくとも一部に、メタライズ層を備える電子部品パッケージの製造方法とすると良い。
前述したように、第1セラミック部品の第1面や第2セラミック部品の第2面にメタライズ層があると、第1,第2セラミック部品を金属フレームに接合した後、接合された部品を部品接合用治具から取り外す際に、メタライズ層が擦れたり、メタライズ層にキズがつきやすい。
しかし、本発明では、前述したように、当接部材の熱膨張率が金属フレームの熱膨張率よりも大きいため、メタライズ層を傷つけることなく、接合した部品を部品接合用治具から取り外すことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る電子部品パッケージ101について、図1に基板主面102側から見た平面図を、図2に第1基板側面104s側から見た側面図を、図3に第4基板側面104v側から見た側面図を示す。また、図4に図1におけるAA断面図を、図5に図1におけるBB断面図を示す。
この電子部品パッケージ101は、基板主面102と基板裏面103と4つの基板側面(第1基板側面104s、第2基板側面104t、第3基板側面104u及び第4基板側面104v)とを有する概略直方体形状である。
電子部品パッケージ101には、図示しない電子部品を収容するために略凹状の収容部111が設けられている。この収容部111は、基板主面102側に平面視口字形状に大きく開口すると共に、第1基板側面104s側に平面視円形状に小さく開口している。従って、電子部品を収容部111に収容した後に、基板主面102に蓋をして電子部品を封止することができる。
電子部品パッケージ101は、基板主面102側から順に見ると、シールリング121と、2つのセラミック部品(第1セラミック部品131及び第2セラミック部品141)と、2つのリード金具(第1リード金具151及び第2リード金具161)と、金属フレーム171と、パイプ181と、ベース191とから構成されている。
このうち、シールリング121は、図6にその主面122側から見た平面図を、図7に図6におけるAA断面図を示すように、平面視口字状の枠状をなす。その外形は、約20.79mm×約12.66mm×約1.47mmであり、また、開口は、約18.83mm×約10.70mmである。従って、シールリング121の幅は、約0.98mmである。シールリング121は、コバールからなる金属製のリングである。シールリング121の主面122は、図1〜図4に示すように、電子部品パッケージ101の基板主面102でもある。一方、シールリング121の裏面123は、次述する第1セラミック部品131及び第2セラミック部品141と、後述する金属フレーム171に接合されている。
第1セラミック部品131及び第2セラミック部品141は、互いに対称な外形をなす。
第1セラミック部品131に着目して説明すると、図8にその主面132側から見た平面図を、図9に図8におけるAA断面図を示すように、主面132と裏面133と4つの側面(第1側面134s、第2側面(第1面)134t、第3側面134u及び第4側面134v)(いずれも平面)を有する概略棒状をなす。また、第1セラミック部品131の主面132側は段状(凸状)をなし、主面132と同じ方向を向く第1接続面135と第2接続面136を有する。第1セラミック部品131の外形は、約17.78mm×約3.75mm×約2.53mmである。また、主面132の幅は約1.35mm、第1接続面135の幅は約1.40mm、第2接続面136の幅は約1.00mmであり、主面132から第1接続面135までの高さは約1.51mm、主面132から第2接続面136までの高さは約0.56mmである。
同様に、第2セラミック部品141も、主面142と裏面143と4つの側面(第1側面144s、第2側面(第2面)144t、第3側面144u及び第4側面144v)(いずれも平面)を有する概略棒状をなす。また、主面142側は段状(凸状)をなし、主面142と同じ方向を向く第1接続面145と第2接続面146を有する。また、各部の大きさも第1セラミック部品131と同じである。
第1セラミック部品131は、アルミナからなる5層のセラミック層により形成されている。そして、その主面132には、略全面にWからなるメタライズ層(図示しない)が形成されている。このメタライズ層は、図1〜図4に示すように、上記シールリング121の裏面123に、Agロウ材によりロウ接されている。また、第1接続面135と第2接続面136には、それぞれ所定パターンのメタライズ層(図示しない)が形成されている。このうち、第1接続面135のメタライズ層は、収容部111内に位置し、収容する電子部品の端子と接続される。一方、第2接続面136のメタライズ層は、収容部111の外部に位置し、次述する第1リード金具151に、Agロウ材によりロウ接されている。また、第2側面134tと第4側面134vにも、所定パターンのメタライズ層(図示しない)が形成されている。第2側面134tのメタライズ層は、上記第1接続面135のメタライズ層と接続している。また、第4側面134vのメタライズ層は、上記第2接続面136のメタライズ層と接続している。また、第1側面134sと第3側面134uには、略全面にメタライズ層がそれぞれ形成されている。また、裏面132にも、略全面にメタライズ層が形成されている。さらに、第1セラミック部品131の内部には、メタライズ層同士を接続するビア導体等の導体(図示しない)が形成されている。
なお、第2セラミック部品141にも、一部パターンが異なるが、第1セラミック部品131と同様に表面にメタライズ層が形成され、また、内部に導体が形成されている。主面142のメタライズ層は、上記シールリング121の裏面123に、Agロウ材によりロウ接されている。また、第1接続面145のメタライズ層は、収容部111内に位置し、収容する電子部品の端子と接続される。一方、第2接続面146のメタライズ層は、収容部111の外部に位置し、次述する第2リード金具161に、Agロウ材によりロウ接されている。
第1セラミック部品131は、シールリング121の裏面123のうち第4側面124v側の部分に、シールリング121に沿って接合されている。一方、第2セラミック部品141は、シールリング121の裏面123のうち第2側面124t側の部分に、シールリング121に沿って接合されている。そして、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tが、所定の間隔をあけて対向している。この間隔は、約7.70mmであるが、その寸法公差が0.1mm程度以内と厳しく規定されている。
次に、第1リード金具161及び第2リード金具171について説明すると、これらは互いに同様な形状をなす。第1リード金具161及び第2リード金具171は、それぞれ7本のリードを有し、一端で略矩形状の金具と繋がり一体となっている。各リードの幅は約0.50mmであり、厚さは約0.25mmである。第1リード金具161の7本のリードは、第1セラミック部品131の第2接続面136に形成されたメタライズ層に、それぞれAgロウ材によりロウ接されている。また、第2リード金具171の7本のリードは、第2セラミック部品141の第2接続面146に形成されたメタライズ層に、それぞれAgロウ材によりロウ接されている。
金属フレーム171は、図10にその主面172側から見た平面図を、図11にその第1側面174s側から見た側面図を、図12にその第4側面174v側から見た側面図を、図13に図10におけるAA断面図を示すように、平面視口字状、側面視コ字状をなす。また、第1側面174sには、中央のやや上方に直径1.8mmの開口が形成されている。この金属フレーム171の外形は、約20.79mm×約12.66mm×約4.53mmである。また、第2側面174t及び第4側面174vのうち、低くなっている部分の高さは、約1.97mmである。また、主面172側から見た開口は、約18.83mm×約10.70mmであり、主面172側から見たフレームの幅は、約0.98mmである。
金属フレーム171は、コバールからなる。熱膨張率は、約10.6×10-6/℃である。金属フレーム171の主面172は、図1〜図4に示すように、シールリング121の裏面123に、Agロウ材によりロウ接されている。また、金属フレーム171のうち、低くされた部分の主面172と同じ方向を向く面は、第1セラミック部品131の裏面133と第2セラミック部品141の裏面143に、それぞれAgロウ材によりロウ接されている。また、金属フレーム171のうち、低くされた部分の第1側面174sに対向する面と第3側面174uに対向する面は、第1セラミック部品131の第1側面134s及び第3側面134uと、第2セラミック部品141の第1側面144s及び第3側面144uに、それぞれAgロウ材によりロウ接されている。従って、シールリング121と第1セラミック部品131と第2セラミック部品141と金属フレーム171とによって、収容部111の壁部が構成されている。
なお、金属フレーム171の第1側面174sの開口には、図1〜図4に示すように、コバールからなる筒状のパイプ181が、Agロウ材によりロウ接されている。このパイプ181の内部には、光学部品として図示しないレンズが取り付けられる。
ベース191は、図14にその主面192側から見た平面図を、図15に側面図を示すように、略板状をなす。その外形は、約30.00mm×約12.70mm×約1.50mmである。また、両端の低くなっている部分の高さは、約0.75mmである。このベース191も、コバールからなる。ベース191の主面192は、上記金属フレーム171の裏面173に、Agロウ材によりロウ接され、電子部品パッケージ101の収容部111の底部を構成している。
このような電子部品パッケージ101は、次のように製造する。
即ち、まず、シールリング121、第1,第2セラミック部品131,141、第1,第2リード金具151,161、金属フレーム171、パイプ181、及びベース191の各部品を用意する。なお、第1,第2セラミック部品131,141は、公知の多層セラミック基板の製法に従って製造すればよい。
また一方で、図16〜図21に示す部品接合用治具201を用意する。この部品接合用治具201は、治具本体211と当接部材221と2つの付勢部材(第1付勢部材231及び第2付勢部材241)と2つのおもり251,252とからなる。図16は治具本体211の主面212側から見た平面図を、図17は治具本体211の図16におけるAA断面図を示す。また、図18は当接部材221の主面222側から見た平面図を、図19は当接部材221の第4側面224v側から見た側面図を示す。また、図20は第1付勢部材231の主面232側から見た平面図を、図21は第1付勢部材231の図20におけるAA断面図を示す。
このうち、治具本体211は、図16及び図17に示すように、主面212と裏面213と4つの側面214とを有する略直方体状をなす。その外形は、約55.00mm×約55.00mm×約7.00mmである。治具本体211には、主面212に開口する凹部215が形成されている。この凹部215には、後述するように、第1セラミック部品131及び第2セラミック部品141を載置することができると共に、第1付勢部材231及び第2付勢部材241とおもり251,252を載置することができる。また、凹部215内の略中央には、凸部216が設けられており、この凸部216の頂面には、後述するように、当接部材221を載置することができる。治具本体211は、カーボン材からなる。
当接部材221は、図18及び図19に示すように、主面222と裏面223と4つの側面(第1側面224s、第2側面(第1当接面)224t、第3側面224u及び第4側面(第2当接面)224v)とを有する略直方体状をなす。その外形は、約9.80mm×約7.70mm×約2.00mmである。第2側面224tと第4側面224vは、中央部が幅約4.80mmにわたって若干凹んでいるため、両端部(幅約2.50mm)がそれぞれ僅かに突出した形状となっている。これらの端部は、第1セラミック部品や第2セラミック部品と当接する部分である。即ち、当接部材221の第2側面224tは、第1当接面224tでもあり、第4側面224vは、第2当接面224vでもある。当接部材221は、SUS304からなる。従って、熱膨張率は、約19.5×10-6/℃である。この熱膨張率は、前述した電子部品パッケージ101を構成する金属フレーム171(熱膨張率約10.6×10-6/℃)よりも大きくされている。
第1付勢部材231と第2付勢部材241は、互いに同様な形状をなす。第1付勢部材231に着目して説明すると、第1付勢部材231は、主面232と裏面233と4つの側面(第1側面234s、第2側面234t、第3側面234u及び第4側面234v)とを有する略直方体状をなす。その外形は、約17.84mm×約7.00mm×約5.00mmである。第4側面234vは、段状をなし主面232側が凹んでいる。そして、凹んだ部分のうち、両端近傍の部分がそれぞれ凸状にされている。この凸状にされた部分は、第1セラミック部品に当接する部分である。第1,第2付勢部材231,241は、カーボン材からなる。
おもり151,152は、円柱形状をなす。おもりは、カーボン材からなる。
次に、このような部品接合用治具201を用いて、第1セラミック部品131と第2セラミック部品141を金属フレーム171に接合する。
まず、図22に治具本体211の主面212側から見た平面図を、図23に断面図を示すように、治具本体211の凸部216の頂面に当接部材221を載置する。
続いて、位置合わせ工程において、第1セラミック部品131を治具本体211の所定の位置に載置し、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tを当接部材221の第2側面(第1当接面)224tに当接させる。また同様に、第2セラミック部品141を治具本体211の所定の位置に載置し、第2セラミック部品141の第2側面(第2面)124tを当接部材221の第4側面(第2当接面)224vに当接させる。
さらに、第1付勢部材231を治具本体221の所定の位置に載置し、さらに、円柱状のおもり251を治具本体211の凹部215の斜面に置いて、第2側面(第1面)134tが第2側面(第1当接面)224tを押圧するように、第1セラミック部品131を当接部材221に付勢する。また同様に、第2付勢部材241を治具本体211の所定の位置に載置し、さらに、円柱状のおもり252を治具本体211の凹部215の斜面に置いて、第2側面(第2面)124tが第4側面(第2当接面)224vを押圧するように、第2セラミック部品141を当接部材221に付勢する。
なお、本実施形態では、第1付勢部材231とおもり251と治具本体211の凹部215の斜面により、第1付勢手段が構成されている。また、第2付勢部材241とおもり252と治具本体211の凹部215の斜面により、第2付勢手段が構成されている。
次に、接合工程において、まず、第1セラミック部品131及び第2セラミック部品141上に、金属フレーム171を位置合わせをして載置する。その後、部品取付用治具201等をリフロー炉に入れ、熱をかけて、Agロウ材により第1,第2セラミック部品131,141と金属フレーム171とを接合する。その後、これらの部品が十分に冷え後に、接合して一体となった部品を部品接合用治具201から取り外す。具体的には、おもり251,252と第1,第2付勢部材231,241を治具本体211から取り除いた後、接合した部品を上方に持ち上げて部品取付用治具201から取り外す。
次に、第1,第2セラミック部品131,141を接合した金属フレーム171の裏面173にベース191を位置合わせをして、熱をかけてAgロウ材により接合する。
次に、シールリング121を接合する。即ち、第1セラミック部品131の主面132、第2セラミック部品141の主面142及び金属フレーム171の主面172と、シールリング121の裏面123とを位置合わせをして、熱をかけてAgロウ材により接合する。
また、第1,第2リード金具151,161を接合する。即ち、第1セラミック部品131の第2接続面236に第1リード金具251を接合すると共に、第2セラミック部品141の第2接続面246に第2リード金具261を、熱をかけてAgロウ材により接合する。
さらに、金属フレーム171の第1側面174sの開口部分に、パイプ181を、熱をかけてAgロウ材により接合する。
このようにして、電子部品パッケージ101が完成する。
以上で説明したように、本実施形態の部品接合用治具201は、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tを当接させる第2側面(第1当接面)224tと、第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tを当接させる第4側面(第2当接面)224vとを有する当接部材であって、金属フレーム271よりも熱膨張率が大きい材質からなる当接部材221を備える。
このような部品接合用治具201を用いれば、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tを当接部材221の第2側面(第1当接面)224tに当接させると共に、第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tを当接部材221の第4側面(第2当接面)224vに当接させることで、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tとを高い精度で位置合わせすることができる。そして、この状態で第1セラミック部品131と第2セラミック部品141を金属フレーム171に加熱して接合することにより、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tとの位置精度を向上させることができる。
しかも、当接部材221は、金属フレーム171よりも熱膨張率が大きい材質からなるため、加熱して接合した後には、当接部材221は冷却に伴って大きく収縮するのに対し、金属フレーム171はそれよりも小さくしか収縮しない。このため、接合後、第1,2セラミック部品131,141と当接部材221との間にはわずかな隙間ができる。その結果、当接部材221から第1,第2セラミック部品131,141を容易に取り外すことができる。そしてその際、第1セラミック部品131や第2セラミック部品141が欠けたり、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tや第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tに傷が付いたりするのを防止することができると共に、当接部材221が欠けたり、当接部材221の第2側面(第1当接面)224tや第4側面(第2当接面)224vに傷が付いたりすることも防止することができる。
また、本実施形態では、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tに、それぞれメタライズ層が形成されているが、上述したように、当接部材221の熱膨張率が金属フレーム171の熱膨張率よりも大きいため、これらのメタライズ層を傷つけることなく、接合した部品(第1,第2セラミック部品131,141及び金属フレーム171)を部品接合用治具201から取り外すことができる。
さらに、本実施形態では、部品接合用治具201は、第2側面(第1面)134tで第2側面(第1当接面)224tを押圧するように第1セラミック部品131を付勢する第1付勢手段を備える。また、第2側面(第2面)144tで第4側面(第2当接面)224vを押圧するように第2セラミック部品141を付勢する第2付勢手段を備える。
このため、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tとの位置関係をより精度良く合わせることができる。そしてその結果、金属フレーム171への接合後における第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tとの位置精度を向上させることができる。さらに、第1,第2セラミック部品131,141等をセットした部品接合用治具201を取り扱う際に、第1セラミック部品131や第2セラミック部品141が位置ずれしにくくなるため、その取り扱いが容易となる。
また、本実施形態の製造方法では、上述の部品接合用治具201を用い、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tを当接部材221の第2側面(第1当接面)224tに当接させると共に、第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tを当接部材221の第4側面(第2当接面)224vに当接させて、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tの位置を合わせる。そして次に、第1セラミック部品131と第2セラミック部品141に対し金属フレーム171の位置を合わせ、第1セラミック部品131と第2セラミック部品141を金属フレーム171に熱をかけて接合する。
このため、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tを高い精度で位置合わせすることができる。そして、金属フレーム171へ接合された第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tとの位置精度を向上させることができる。
しかも、本製造方法においては、上述したように、当接部材221は、金属フレーム171よりも熱膨張率が大きい材質からなるため、加熱して接合した後には、当接部材221は冷却に伴って大きく収縮するのに対し、金属フレーム171はそれよりも小さくしか収縮しない。このため、接合後、第1,2セラミック部品131,141と当接部材221との間にはわずかな隙間ができる。その結果、当接部材221から第1,第2セラミック部品131,141を容易に取り外すことができる。そしてその際、第1セラミック部品131や第2セラミック部品141が欠けたり、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tや第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tに傷が付いたりするのを防止することができると共に、当接部材221が欠けたり、当接部材221の第2側面(第1当接面)224tや第4側面(第2当接面)224vに傷が付いたりすることも防止することができる。
さらに、本実施形態の製造方法においては、上述したように、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tに、それぞれメタライズ層が形成されているが、当接部材221の熱膨張率が金属フレーム171の熱膨張率よりも大きいため、これらのメタライズ層を傷つけることなく、接合した部品(第1,第2セラミック部品131,141及び金属フレーム171)を部品接合用治具201から取り外すことができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、第1セラミック部品131の第2側面(第1面)134tと第2セラミック部品141の第2側面(第2面)144tに、それぞれメタライズ層が形成されている。しかし、これらの面のいずれかにだけメタライズ層が形成されている場合にも、上記と同様な効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、第1付勢手段は、第1付勢部材231とおもり251と治具本体211の凹部215の斜面により構成され、第2付勢手段は、第2付勢部材241とおもり252と治具本体211の凹部215の斜面により構成されている。しかし、第1付勢手段は、第2側面(第1面)134tで第2側面(第1当接面)224tを押圧するように第1セラミック部品131を付勢するものであれば、いかなるものであってもよく、同様に、第2付勢手段は、第2側面(第2面)144tで第4側面(第2当接面)224vを押圧するように第2セラミック部品141を付勢するものであれば、いかなるものであってもよい。例えば、スプリングを利用して第1,第2付勢手段を構成することもできる。また、クリップを利用して第1,第2付勢手段を構成することもできる。なお、第1付勢手段と第2付勢手段は、別途独立している必要はなく、両者が一体となったものでもよい。
また、上記実施形態では、メタライズ層がWからなるものについて示したが、メタライズ層の材質はこれに限るものではない。例えば、Ag、Ag−Pd、Ag−Pt、あるいは、Au等としてもよい。
また、上記実施形態では、セラミック層はアルミナからなるものについて示したが、セラミック層の材質はこれに限るものではない。例えば、ムライト、窒化アルミニウム、ガラスセラミック、あるいは、低温焼成セラミック(約1000℃以下の比較的低温で焼成可能なセラミック)等としてもよい。
実施形態に係る電子部品パッケージの基板主面側から見た平面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージの第1基板側面側から見た側面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージの第4基板側面側から見た側面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージの図1におけるAA断面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージの図1におけるBB断面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、シールリングの主面側から見た平面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、シールリングの図6におけるAA断面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、第1セラミック部品の主面側から見た平面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、第1セラミック部品の図8におけるAA断面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、金属フレームの主面側から見た平面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、金属フレームの第1側面側から見た側面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、金属フレームの第4側面側から見た側面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、金属フレームの図10におけるAA断面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、ベースの主面側から見た平面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージを構成する部品のうち、ベースの第4側面側から見た側面図である。 実施形態に係る部品接合用治具の主面から見た平面図である。 実施形態に係る部品接合用治具の図16におけるAA断面図である。 実施形態に係る部品取付用治具のうち、当接部材の主面から見た平面図である。 実施形態に係る部品取付用治具のうち、当接部材の第1側面側から見た側面図である。 実施形態に係る部品取付用治具のうち、第1付勢部材の主面から見た平面図である。 実施形態に係る部品取付用治具のうち、第1付勢部材の図20におけるAA断面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージの製造方法に関し、第1,第2セラミック部品を金属フレームに接合する前の状態を、治具本体の主面側から見た平面図である。 実施形態に係る電子部品パッケージの製造方法に関し、第1,第2セラミック部品を金属フレームに接合する前の状態を示す断面図である。 従来技術に係る電子部品パッケージの基板主面から見た平面図である。 従来技術に係る電子部品パッケージの第1基板側面側から見た側面図である。 従来技術に係る電子部品パッケージの第4基板側面側から見た側面図である。 従来技術に係る電子部品パッケージの図24におけるAA断面図である。 従来技術に係る電子部品パッケージの図24におけるBB断面図である。
符号の説明
101 電子部品パッケージ
131 第1セラミック部品
134t (第1セラミック部品の)第2側面(第1面)
141 第2セラミック部品
144t (第2セラミック部品の)第2側面(第2面)
171 金属フレーム
201 部品接合用治具
221 当接部材
224t (当接部材の)第2側面(第1当接面)
224v (当接部材の)第4側面(第2当接面)
231 第1付勢部材
241 第2付勢部材


Claims (4)

  1. 枠状の金属フレームと、第1面を有する第1セラミック部品と、上記第1セラミック部品とは独立し第2面を有する第2セラミック部品とを備え、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品は、上記第1面と上記第2面が対向するようにして、上記金属フレームに接合されている電子部品パッケージを製造するにあたり、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品とを位置決めして上記金属フレームに熱をかけて接合するための部品接合用治具であって、
    第1の斜面及び第2の斜面が設けられた治具本体と、
    上記第1面を当接させる第1当接面と、上記第2面を当接させる第2当接面とを有する当接部材であって、上記金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなり、上記治具本体に載置される当接部材と、
    上記治具本体に載置され、上記第1面で上記第1当接面を押圧するように、上記第1セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第1付勢部材と、
    上記第1の斜面に載置され、上記第1付勢部材に当接してこれを上記第1セラミック部品に向けて付勢する第1のおもりと、
    上記治具本体に載置され、上記第2面で上記第2当接面を押圧するように、上記第2セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第2付勢部材と、
    上記第2の斜面に載置され、上記第2付勢部材に当接してこれを上記第2セラミック部品に向けて付勢する第2のおもりと、
    を備える部品接合用治具。
  2. 請求項1に記載の部品接合用治具であって、
    前記電子部品パッケージは、前記第1セラミック部品の第1面と前記第2セラミック部品の第2面のうち、少なくともいずれかの面の少なくとも一部に、メタライズ層を備える
    部品接合用治具。
  3. 枠状の金属フレームと、第1面を有する第1セラミック部品と、上記第1セラミック部品とは独立し第2面を有する第2セラミック部品とを備え、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品は、上記第1面と上記第2面が対向するようにして、上記金属フレームに接合されている電子部品パッケージの製造方法であって、
    第1の斜面及び第2の斜面が設けられた治具本体と、
    上記第1面を当接させる第1当接面と、上記第2面を当接させる第2当接面とを有する当接部材であって、上記金属フレームよりも熱膨張率が大きい材質からなり、上記治具本体に載置される当接部材と、
    上記治具本体に載置され、上記第1面で上記第1当接面を押圧するように、上記第1セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第1付勢部材と、
    上記第1の斜面に載置され、上記第1付勢部材に当接してこれを上記第1セラミック部品に向けて付勢する第1のおもりと、
    上記治具本体に載置され、上記第2面で上記第2当接面を押圧するように、上記第2セラミック部品に当接してこれを上記当接部材に向けて付勢する第2付勢部材と、
    上記第2の斜面に載置され、上記第2付勢部材に当接してこれを上記第2セラミック部品に向けて付勢する第2のおもりと、
    を備える部品接合用治具を用いて、
    上記第1面を上記第1当接面に当接させると共に、上記第2面を上記第2当接面に当接させて、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品の位置を合わせる位置合わせ工程と、
    上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品に対し上記金属フレームの位置を合わせ、上記第1セラミック部品と上記第2セラミック部品を上記金属フレームに熱をかけて接合する接合工程と、
    を備える電子部品パッケージの製造方法。
  4. 請求項3に記載の電子部品パッケージの製造方法であって、
    前記パッケージは、前記第1セラミック部品の第1面及び前記第2セラミック部品の第2面のうち、少なくともいずれかの面の少なくとも一部に、メタライズ層を備える
    電子部品パッケージの製造方法。
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