JP5159570B2 - メダルゲーム機におけるメダル払い出し装置 - Google Patents
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Description
このようなメダルゲーム機を多数備えたマルチメダルゲーム装置が実施されている。
特許文献1はこの種のホッパー装置を提案するもので、メダル供給装置により1枚ずつ送出されるメダル14の両側面を1対のローラ外周面でもって挟み付け、この1対のローラをそれぞれ相互に逆方向へ回転させることによりメダルを標的に向けて発射させるものであった。
本発明の請求項2記載の発明は請求項1記載の発明において前記メダル受け部は第1のメダル受け部と第2のメダル受け部よりなり、前記纏め払い出し機構は前記第1のメダル受け部に補充されたメダルを纏め払い出しし、前記メダルホッパー機構は前記第2のメダル受け部に補充されたメダルを1枚いちまい飛び出させることを特徴とする。
本発明の請求項3記載の発明は請求項1または2記載の発明において前記メダルゲーム機は、前記移動通路を挟んで前部と後部にそれぞれメダルゲーム機単体を複数個横一列に配置したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の発明は請求項1,2または3記載の発明において前記メダル払い出し部は、船形状の筐体で構成されたことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の発明は請求項2記載の発明において前記第1のメダル受け部は船形状の筐体の上面に設けられ、前記メダルホッパー機構は前記第2のメダル受け部に補充されたメダルを船形状の筐体の側面に設けられた複数の払い出し窓より払い出すことを特徴とする。
本発明の請求項6記載の発明は請求項4記載の発明において前記メダル払い出し部がメダルを纏めて払い出す場合、船形状の筐体がメダルを払い出す条件が発生したメダルゲーム機単体のプレイフィールド前に移動したとき、前記船形状の筐体の先頭部分を前記プレイフィールドに向くように回転させた後、前記船形状の筐体を前記プレイフィールド側に傾ける機構を設けたことを特徴とする。
図1は、本発明によるメダル払い出し装置を用いたメダルゲーム機の外観を示す概略図である。
メダルゲーム機1はメダルゲーム機単体であるターミナル装置5aおよび5bがメダルゲーム機1の前面側に横一線で並設されており、後面側にも同様に2つのターミナル装置が設置されている。ターミナル装置5aおよび5bと背面のターミナル装置との間に船の形状をした中央払い出しギミック2が配置されている。中央払い出しギミック2の移動通路(図示されていない)の両端側にメダル補充部3aおよび3bが設置されている。メダル補充部3aおよび3bにメダルを供給するためのメダル案内レール8aおよび8bが設けられている。
中央払い出しギミック2は払い出しパターンを2種類持っており、賞に応じていずれかの払い出しパターンで払い出す。
また、中央払い出しギミック2はメダルの払い出しによりメダル受け皿7のメダルが不足すると、メダル補充部3aまたは3bまで移動してメダルの補充を受ける。
図2(a)において中央払い出しギミック2の上部にメダル受け皿7を有し、メダル受け皿7の側面に第1のホッパー部の窓12a,第2のホッパー部の窓12bおよび第3のホッパー部の窓12cが設けられている。各窓からメダルが1個ずつ賞対応の枚数だけ飛び出すように各ホッパー部は構成されている。中央払い出しギミック2の背後の側面にも同様に3個の窓が設置されている。
図2(b)にメダル受け皿7にメダル6が補充され堆積された状態を示す。
中央払い出しギミック2にホッパー部11a,11bおよび11cおよび各ホッパーを駆動するホッパ駆動モータ(図示されていない)が内蔵されている。また、中央払い出しギミック2を傾斜させるための傾斜モータ41および水平方向に回転させる回転モータ46ならびに左右に移動させるための移動モータ50が内蔵されている(各モータは図4A〜図4Cを参照)。
傾斜モータ41を駆動することにより、傾斜モータ41の回転は直線運動に変換され船筐体の一部を押し上げ、傾斜回転軸15に取り付けられた傾斜回転軸嵌合環18を固定軸19に対し回転させ中央払い出しギミックを傾斜させる。メダルの払い出しを終了した後は、傾斜モータ41が逆回転して中央払い出しギミックは元の水平状態に戻される。
つぎに回転モータ46を駆動することにより、回転モータ46の回転出力は回転軸17に伝達され回転軸17を水平方向回転軸嵌合部14とともに回転させ中央払い出しギミックを前または後ろ方向に90度回転させる。メダルの払い出しを終了した後は、回転モータ46が逆回転し中央払い出しギミックは元の角度位置(スライド棒と平行状態)に戻される。
移動モータ50を駆動することにより移動モータ50の回転出力は直線移動に変換され直線移動出力をスライド嵌合環13に伝達しスライド嵌合環13をスライド棒16でスライドさせ目的の位置まで中央払い出しギミックを移動させる。目的位置に達した後は、中央払い出しギミックは元の位置または他の位置に移動する。
中央払い出しギミック2はメダル受け皿およびホッパー部を備える砲台部2aと砲台部2aを支持する船筐体2bより構成される。船筐体2b内に保持枠40を有し、この保持枠40内に各機構部およびモータが取り付けられている。傾斜回転軸15の両端は図4A(b)に示すように保持枠40を貫いて船筐体2bに固定されている。船筐体2bは傾斜回転軸15を中心に図4A(a)に示すように傾斜させられる。
保持枠40の内壁に傾斜モータ41が固定され、傾斜モータ41の出力軸は減速ギヤ42を介して円板43に取り付けられている。円板43の円周部付近にピン44が植設され、該ピン44に伝達杆45の一端が回転可能に取り付けられている。伝達杆45の他端は船筐体2bに固定されたピン49に回転可能に取り付けられている。
傾斜モータ41が回転すると、円板43の回転により伝達杆45が突出し船筐体2bは傾斜回転軸15を支点に船の背後が持ち上げられ傾斜するため、メダル受け皿のメダルが払い出される。
水平方向回転軸嵌合部14を取り付けた回転軸17にはギヤ48が固定されている。固定軸19は水平方向回転軸嵌合部14を回転可能に支持している。
保持枠40の内壁に回転モータ46が固定され、回転モータ46の出力軸46aはギヤ47a〜47eよりなる減速ギヤ群47を介してギヤ48に接続されている。
回転モータ46が駆動すると、その出力は減速されてギヤ48に伝達され、回転軸17を回転させるため、船筐体2bは水平方向に前後に向きを変えさせられる。
図4Cはスライド棒付近の平面図であり、各機構はメダルゲーム機筐体側に取り付けられている。
スライド棒16の両端はメダルゲーム機筐体の両側壁にそれぞれ固定されている。
スライド嵌合環13はスライド棒16を案内に左右に移動可能である。スライド嵌合環13の上面に固定軸19が固定されている。また、側面に結合部55が固定され、結合部55の先端はチェーン54に取り付けられている。
歯車52,53はメダルゲーム機筐体に回転可能に取り付けられ、歯車52と53の間にチェーン54が掛け渡されている。
移動モータ50が駆動すると、その回転速度は減速され歯車52に伝達され、チェーン54が回転するため、スライド嵌合環13はスライド棒16を移動し中央払い出しギミック2を搭載した固定軸19を左右に移動させることができる。
砲台部2aに内蔵されたホッパー部は補充されるメダルを集積するメダル集積部56を有し、メダル集積部56の下部にモータで回転させられるロータリーディスク57が設置されている。ロータリーディスク57は5個のメダル落とし孔57aを持ち、メダル集積部56に堆積されたメダルはロータリーディスク57の回転によってメダル落とし孔57aに落ち込む。ロータリーディスク57の下面にメダルを押すためのピンが植設されており、このピンによりメダル落とし孔57aに落ちたメダルを円周方向に押していく。
ホッパー部11の底面に誘導ピンが設けられ、押されてきたメダルはこの誘導ピンによりメダル移送部58内に誘導され、メダル移送部58に送り出される。メダル移送部58内ではメダルは数珠つなぎ状態で押されていき、メダル移送部58の先端部よりメダルが射出される。メダルが1枚メダル移送部58内に入れば、1枚のメダルがその先端部より射出される。
メダルの払い出し方法は2種類あり、その払い出し方法は賞に対応している。
図5(a)は小さい賞が発生した場合の払い出し方法であり、賞が発生したターミナル装置の前まで移動し、中央払い出しギミックの姿勢を変えることなく3つのホッパー部からメダルを1枚ずつ払い出す。
図5(b)は例えばジャックポットなどの大きな賞が発生した場合で、賞が発生したターミナル装置の前まで移動し、90°向きを変え、船の先端部を下げてメダル受け皿のメダルを纏めて払い出す。
メダルの払い出しによりメダル受け皿のメダルが不足した場合、中央払い出しギミック2は両側のいずれかのメダル補充部(3aまたは3b)の位置まで移動し、90度回転してメダル払い出し窓20からメダルの補充を受ける。メダルの補充を受けた後は、所定の位置まで戻り、その位置に停止したり、つぎの払い出しが発生するまでの間、左右の移動を繰り返したりする。メダル受け皿に受けたメダルの一部は、図示しないメダル受け皿の一部に設けられた孔よりホッパー部のメダル集積部に送られる。
この図は、メダルゲーム機全体を制御するための回路例で、中央払い出しギミックの動作に注目して記載したものである。各ターミナル装置の回路はCPU24を代表して記載し、他の部分は省略してある。
ROM29にはメダルゲーム機全体を制御する制御プログラムおよび払い出しを実行するための払い出し起動プログラムおよび必要なデータが格納されている。
メモリ部22はCPU21などで行う演算,処理の作業エリアとして用いられるとともに一時的にデータを保存する。
CPU21はゲーム開始前の待ち受け時やゲーム中に電飾などの点灯,点滅などの制御を行う。またサウンド出力インターフェース25を介してサウンド出力装置26(図1には図示されていない)より音楽などを出力する。さらに映像出力インターフェース27を介して映像出力装置28によって表示部(図1には図示されていない)に映像を出力する。
メダルの補充が終了すると、中央払い出しギミック2はメダル補充部3aまたは3bから離れて90度回転し元の姿勢(移動通路と平行状態)に戻る。
中央払い出しギミック60は図8Aに示すように当初位置として2つのターミナル装置の略中間位置に控えている。手前左側のターミナル装置63にジャックポットなどの大払い出しが発生すると、中央払い出しギミック60は図8Bに示すようにターミナル装置63の前に移動する。
また、メダルゲーム機として手前に2台のターミナル装置を、背後に2台のターミナル装置をそれぞれ横一列に配置したものを示したが、前後のターミナル装置はそれぞれ2台に限らず3台,4台・・・と設置することもできる。
2 中央払い出しギミック
3a,3b メダル補充部
4a,4b メダル報酬口
5a,5b ターミナル装置
6 メダル
7 メダル受け皿
11,11a〜11c ホッパー部
12,12a〜12c 窓
13 スライド嵌合環
14 水平方向回転軸嵌合部
15 傾斜回転軸
16 スライド棒
17 回転軸
18 傾斜回転軸嵌合環
20 払い出し窓
21 CPU
22 メモリ部
23 I/O制御系
24 ターミナル装置CPU
25 サウンド出力インターフェース
26 サウンド出力装置
27 映像出力インターフェース
28 映像出力装置
29 ROM
30 補充ホッパー駆動回路
31 内部ホッパー駆動回路
32 X軸スライド制御回路
33 Y軸回転制御回路
34 Z軸回転制御回路
Claims (6)
- 払い出されるメダルを受けるプレイフィールドを持つメダルゲーム機単体を複数個横一列に配置したメダルゲーム機のメダル払い出し装置であって、
前記横一列に配置した複数のメダルゲーム機単体の背後上にメダル払い出し部を横方向に移動させる移動通路と、
前記メダルゲーム機単体にメダルを払い出す条件が発生した場合、該条件が発生したメダルゲーム機単体位置まで前記メダル払い出し部を移動させ、該メダル払い出し部が移動したメダルゲーム機単体のプレイフィールドにメダルを払い出すメダル払い出し機構と、 を備え、
前記メダル払い出し部は、メダル受け部を有し、
前記メダル受け部に補充されたメダルを前記メダル払い出し部を傾けて纏めてメダルゲーム機単体のプレイフィールドに払い出す纏め払い出し機構と、
前記メダル受け部に補充されたメダルを、メダル単体を連続して飛び出させてメダルゲーム機単体のプレイフィールドに払い出すメダルホッパー機構とを備えたことを特徴とするメダルゲーム機におけるメダル払い出し装置。 - 前記メダル受け部は第1のメダル受け部と第2のメダル受け部よりなり、
前記纏め払い出し機構は前記第1のメダル受け部に補充されたメダルを纏め払い出しし、
前記メダルホッパー機構は前記第2のメダル受け部に補充されたメダルを1枚いちまい飛び出させることを特徴とする請求項1記載のメダルゲーム機におけるメダル払い出し装置。 - 前記メダルゲーム機は、
前記移動通路を挟んで前部と後部にそれぞれメダルゲーム機単体を複数個横一列に配置したことを特徴とする請求項1または2記載のメダルゲーム機におけるメダル払い出し装置。 - 前記メダル払い出し部は、船形状の筐体で構成されたことを特徴とする請求項1,2または3記載のメダルゲーム機におけるメダル払い出し装置。
- 前記第1のメダル受け部は船形状の筐体の上面に設けられ、
前記メダルホッパー機構は前記第2のメダル受け部に補充されたメダルを船形状の筐体の側面に設けられた複数の払い出し窓より払い出すことを特徴とする請求項2記載のメダルゲーム機におけるメダル払い出し装置。 - 前記メダル払い出し部がメダルを纏めて払い出す場合、船形状の筐体がメダルを払い出す条件が発生したメダルゲーム機単体のプレイフィールド前に移動したとき、前記船形状の筐体の先頭部分を前記プレイフィールドに向くように回転させた後、前記船形状の筐体を前記プレイフィールド側に傾ける機構を設けたことを特徴とする請求項4記載のメダルゲーム機におけるメダル払い出し装置。
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