JP5159402B2 - 遠隔操作式の水栓装置 - Google Patents
遠隔操作式の水栓装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5159402B2 JP5159402B2 JP2008104093A JP2008104093A JP5159402B2 JP 5159402 B2 JP5159402 B2 JP 5159402B2 JP 2008104093 A JP2008104093 A JP 2008104093A JP 2008104093 A JP2008104093 A JP 2008104093A JP 5159402 B2 JP5159402 B2 JP 5159402B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve body
- valve
- push
- operation unit
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Fluid-Driven Valves (AREA)
- Mechanically-Actuated Valves (AREA)
Description
この場合、水栓装置における操作装置と弁装置とを別々に構成してそれらを離隔して配置し、弁装置を操作装置にて遠隔操作するようになすことが考えられる。
この特許文献1に開示のものでは、操作部に加えられた操作力をラック部材からピニオンギヤに、更にピニオンギヤからラック部材に、更にラック部材からピニオンギヤへと伝達し、回転式の弁体を操作するようになしている。
また操作装置と弁装置とを別々に離して設置できるため、水栓装置の設置の際のレイアウトの自由度が高まる。
また連結部材を曲り状態に配置するに際し、これを所定個所に設けた滑車等に掛けるようにして配置し、これを曲り状態に且つ引張状態に設けることができる。
また請求項4を上記の湯水混合弁装置に適用して、プッシュ操作部を例えば湯側弁体の開閉を行う開閉操作部として構成し、そのプッシュ操作部によって湯側弁体を開弁状態と閉弁状態とに状態切替えすることで、湯水混合弁装置を、混合水吐水状態と水のみを吐水する水吐水状態とに状態切替えするようになすことができる。
ここで請求項5を上記の単水栓装置等に適用し、弁体の開弁量調節を行う回転操作部を、流調操作部として構成することができる。
また請求項5を上記の湯水混合弁装置に適用し、回転操作部を、例えば湯側弁体の開弁量調節によって湯水混合比率、即ち混合水温度を調節する温調操作部として構成することができる。
従って上記の単水栓装置にあっては、止水状態から吐水状態に状態切替えしたときに、予め調節済みの流量で吐水を行わせることができる。
また湯水混合弁装置において、例えば湯側弁体を閉弁状態から開弁状態に状態切替えしたとき、即ち水吐水状態から混合水吐水状態に状態切替えしたとき、予め調節済みの混合水温度で混合水吐水を行わせることができる。
またそのラッチ機構は操作装置の側に備えてあるため、ラッチ機構による切替えの感触が手に直接伝わり、切替動作が行われたことを手で直接感じ取ることができ、使用者に良好な操作感を感じさせることができる。
即ちかかるばねを、伝達機構におけるギヤのバックラッシに拘らず歯面と歯面とを常に操作力の伝達方向に接触させるためのものとして働かせることができるとともに、ラッチ機構の動作用のばねとして働かせることができる。
これにより下方の洗面器置台の上に載せた洗面器に対し、上方のカウンタ部の吐水口から良好に吐水を行うことができる。
この場合において、上記伝達機構を操作装置側の始端のラック部材,これに噛み合うピニオンギヤ,更にこれに噛み合うラック部材,更にこれに噛み合うピニオンギヤ,そして弁装置側の最終のラック部材とを含んで構成しておくことができる。
図1は、浴室の内部を表している。
図中1は浴槽で、2は浴室の壁Wに取り付けられたカウンタ部材である。
カウンタ部材2は、壁Wから室内側に突出した下カウンタ部と、上カウンタ部3、及びそれらを上下に連絡する連絡部4を有している。
ここで下カウンタ部は洗面器置台5を成している。
またカウンタ部材2の上側には壁付のミラーMが設けられている。
尚、水栓装置6は水だけを吐水する単水栓の水栓装置となしておくこともできるし、また混合水を吐水する水栓装置となしておくこともできる。
ここで伝達機構12は、操作装置7に加えられた操作力を弁装置10に伝達して弁装置10を動作させる。
尚14は伝達機構12に備えられたケースである。
同図において、16は弁装置10におけるボデーで、その内部に主水路を形成する1次側の流入通路18,2次側の流出通路20が形成されている。
尚22は流入口で、24は流出口である。
弁カートリッジは、ボデー16内部に挿入された状態でボデー16への固定ナット30のねじ込みにより抜止状態に固定されている。
この主弁体32は、主弁座38に対して図中左右方向に進退移動して主水路を開閉し、また主水路の開度を変化させる。
詳しくは、主弁座38への着座によって主水路を遮断し、また主弁座38から図中左向きに離間することによって主水路を開放する。
また主弁座38からの離間量に応じて主水路の開度を大小変化させ、主水路を流れる水の流量即ち吐水部からの流量を調節する。
背圧室40は、内部の圧力を主弁体32に対して図中右向きの閉弁方向の押圧力として作用させる。
主弁体32には、これを貫通して1次側の流入通路18と背圧室40とを連通させる導入小孔42が設けられている。
この導入小孔42は、流入通路18からの水を背圧室40に導いて背圧室40の圧力を増大させる。
このパイロット水路44は、背圧室40内の水を流出通路20に抜いて、背圧室40の圧力を減少させる。
50はこのパイロット弁座48におけるシール部で、環状溝内部に環状をなす弾性シールリングとしてのOリング52を保持ししている。
詳しくは、このパイロット弁体46は、断面円形をなし且つ図中左右方向即ち進退方向において外径が同径のシール部54と、これより先端側(図7中下側,図5中右側)の環状の凹所56とを有している。
環状の凹所56の軸方向の各端部は、凹所56の最小径部に向かって漸次小径となるテーパ面とされており、そのテーパ面の大径側の各端部に段付部58,60が形成されている。
またこのとき主弁体32は主弁座38に着座した状態(閉弁状態)にあって、主水路は閉鎖された状態にある。
この実施形態では、流調の際にパイロット弁体46はパイロット水路44を閉鎖することはなく、その移動によってパイロット水路44の開度だけを変化させる。
後述の流調操作部としての回転操作部113に対する回転操作量がそのように規制されている。
そこで主弁体32が流入通路18との圧力差により図中上向きに後退移動し、そして図7(II)に示しているように、流入通路18の圧力と背圧室40の圧力とがバランスする位置で主弁体32の後退移動が停止する。
即ち、主弁体32がパイロット弁体46の後退移動に追従するようにして共に後退移動し、そしてパイロット弁体46の停止とともに主弁体32もまた停止する。
このとき、パイロット弁体46と主弁体32との間には微小な間隙(追従間隙)が保持される。
主弁体32は以後もこの一定の微小間隙を保持しつつパイロット弁体46とともに移動する。
このときにもパイロット弁体46と主弁体32との間には一定の微小間隙(追従間隙)が保持される。
このようにして背圧室40の圧力が一時的に増大すると、その増大した圧力により主弁体32が図中下向きに前進移動して、背圧室40の圧力と流入通路18の圧力とをバランスさせる位置で停止する。
このとき主弁体32と主弁座38との間の隙間は小さくなって、即ち主水路の開度が小さくなって、主水路を流れる水の流量が減少する(図8(II)参照)。
この背圧室形成部材28はまた、主弁体押えとしての働きもなしている。
これらOリング64は、後述の作用軸66の外周面に全周に亘り弾性接触して、作用軸66と背圧室形成部材28との間、即ち背圧室40との間を水密にシールする。
尚、カートリッジケース26における右部26-2にもまたその外周面にOリング68が保持されており、このOリング68にてボデー16との間が水密にシールされている。
尚、この作用軸66の図5中右端部にはEリングから成る弾性止め輪62が装着されている。この止め輪62は、主弁体46の中心部に形成された貫通孔よりも大径をなしている。
ラック部材72は、作用軸66に対し球面軸受部74で連結されており、かかる作用軸66が、即ちこれに一体に構成されたパイロット弁体46がラック部材72と一体に左右方向に直線的に移動するようになっている。
上記ラック部材88は、図12に示しているように概略円筒形状をなしており、その上面にラックギヤ70が設けられている。
また側面には挿入部92,94が設けられ、これら挿入部92,94がケース90側の挿通孔96,98に挿通されている。
そしてこのことによって、ラック部材88がケース90により図中左右方向に移動可能且つ回転方向に移動不能に保持されている。
尚、ラック部材88のラックギヤ70は、ケース90に設けられた貫通の挿通孔100に図中左右方向に移動可能に挿通されている。
このラック部材88には、その内周面に雌ねじ部102が設けられている。
締結軸108は、図9中右端部に大径の頭部110を有しており、この頭部110と反対側の端部に弾性的に嵌められた止め輪112とによって挟持される状態に、ガイド部材106がケース90の底部に回転可能に軸方向に固定されている。
このガイド部材106の外周面には、図12,図13に示すようにガイド部107が設けられている。
これら回転部材114とラック部材88とは、ねじ送りで図9中左右方向に伸縮する伸縮軸120を構成している。
この伸縮軸120は、回転部材114が一方向に回転させられると、ラック部材88が図9中左方向に前進して伸縮軸120全体が伸張する。
また回転部材114が逆方向に回転させられると、ねじ送りでラック部材88が図9中右方向に後退移動し、伸縮軸120が全体として収縮する。
またその内周面には、周方向の複数個所に軸方向に延びる突条126が形成されている。
また径方向外向きのフランジ部117とは反対側の端部に、図12(B)に示すように径方向内向きのフランジ部128が設けられている。
中間リング116にはまた、周方向の複数個所に回転方向の位置決用の切欠き140が形成されており、更にそれら切欠き140と140との間の位置において、回転操作部113との組付用の弾性爪142が設けられている。
即ち、回転操作部113を回転操作すると、その回転運動が中間リング116に伝えられ、更にこの中間リング116を経て回転部材114に伝えられる。
その結果、回転部材114とラック部材88とから成る上記の伸縮軸120が、図9においてラック部材88の図中左右方向の進退移動を伴って左右方向、即ち軸方向に伸縮動作する。
尚回転操作部113の内周面には、軸方向に延びるリブ状の当り部148が設けられており、図11の部分拡大図に示しているように、この当り部148に対して中間リング116の鍔状部150が軸方向に当ることによって、中間リング116と回転操作部113との軸方向の相対位置が規定されるようになっている。
このプッシュ操作部152には、一端に径方向外向きのフランジ部154が設けられており、このフランジ部154の、回転操作部113の内向きのフランジ部156への当接によって、プッシュ操作部152が図9中右方向に抜け防止されている。
このプッシュ操作部152の底部には、図11中左向きに立上った円弧形状の立上り部158が設けられている。この立上り部158の外周面には、回転方向の位置決用の軸方向に延びる突条160が設けられている。
プッシュ操作部152は、この円弧形状の立上り部158を、ケース90側の図中右方向の円弧形状の立上り部162に内嵌させ、そして突条160をケース90側の立上り部162に形成した切欠部164に係合させることで、ケース90に対し回転規制される。即ちプッシュ操作部152は、回転阻止された状態で軸方向にのみ移動可能とされている。
詳しくはこの押込部材166には、内周面に軸方向の複数の突条167が設けられていて、この突条167が、ガイド部材106の外周面の凹条168に嵌合して、ガイド部材106に対し相対回転規制され、また外周面には軸方向の凹条170が設けられていて、この凹条170が、回転部材114の内周面の突条126に嵌合され、回転部材114に対し相対回転規制されている。
そしてこのことによって図5のパイロット弁体46が図5に示す止水位置に到り、弁装置10が閉弁状態となる。即ち止水状態となる。
また逆に押込部材166が引込運動すると、伸縮軸120が伸縮運動することなく同じ伸縮量を保ったまま、設定ストローク図9中右方向に移動し、これによりパイロット弁体46が図5中左方向に移動して、弁装置10が開弁状態となる。即ち吐水状態となる。
この係合歯176の図中左面(図14,図15参照)には、回転子174を押込部材166の図9中左向きの押込運動と右向きの引込運動とによって、カム作用で回転させるための駆動カム面178が形成されている。
また周方向の同じ個所において、径方向内側に突出する形態で鋸歯状を成す係合歯182が同じく図中右向きに設けられている。
ここで第1従動カム面184の傾斜角度は、押込部材166側の駆動カム面178と同一角度とされている。
一方内側の係合歯182においてもまた、その斜辺に沿った右面が傾斜した第2従動カム面186とされている。
この実施形態では、第1従動カム面184と第2従動カム面186との傾斜角度が異ならせてあり、第2従動カム面186の傾斜角度が急角度をなし、これに対して第1従動カム面184の傾斜角度が小角度とされている。
尚、図12に示しているように回転子174には周方向に溝188が設けられているが、この溝は回転子174を回転部材114内部に挿入する際に突条126との干渉を避けるためのもので、フランジ部128に当った状態では溝188は突条126と嵌り合っておらず、回転子174はフランジ部128の面上を自在に回転摺動可能である。
即ちこの実施形態では、弁装置10側に配設されたコイルばね78がスラストロック機構120の動作用のばねとして利用されている。
このガイド部107は図中左端に係合歯190を有している。
この係合歯190の左面にもまた、回転子174をカム作用で回転させるための、回転子174の第2従動カム面186に対応した傾斜形状の案内カム面192が形成されている。
ここで案内カム面192の傾斜角度は、回転子174の第2従動カム面186と同じ傾斜角度とされている。
回転子174は、内方への突出形状をなす係合歯182を嵌入溝194に位置させる回転位置となったとき、かかる係合歯182を嵌入溝194の内部に嵌入させることによって、図中右方への後退運動が許容される。
本実施形態では、ガイド部材106,回転子174,押込部材166の係合歯176及び上記のコイルばね78等にてスラストロック機構172が構成されている。
尚このとき、プッシュ操作部152は押込位置で停止し、押込位置に保持される。
すると押込部材166の駆動カム面178と回転子174の第1従動カム面184とのカム作用で、回転子174が図14中左方向に所定角度回転させられ、そして押込部材166の係合歯176と回転子174の係合歯180とが丁度噛み合った位置(第1ストッパ位置)で回転停止させられる。図14(III)(A)はこのときの状態を表している。
ここにおいて係合歯182が嵌入溝194に嵌入するに至って、回転子174がプッシュ操作部152及び押込部材166とともにコイルばね78の付勢力によって図9中右向き(図15中上向き)に後退運動させられ(図15(VI))、プッシュ操作部152が図4,図9中右向きに引き込まれて、その引込位置に位置保持されるとともに、伸縮軸120の位置が図9中右位置の後退位置に位置切替えされ、パイロット弁体46が開弁状態(吐水状態)となって、主水路に水の流れが生じ、吐水部からの吐水が行われる。
この図15(X)に示す状態は、図14(I)に示すのと同じ状態であって、ここにパイロット弁体46及び主弁体32が閉弁状態即ち止水状態となる。
また操作装置7と弁装置10とを別々に離して設置できるため、水栓装置6の設置の際のレイアウトの自由度が高まる。
従って操作装置7の回転操作部113を回転操作して吐水の流量を調節するに際し、回転操作部113の操作位置が同一であっても、流量を増大させるときと減少させるときとで流量が異なってしまうヒステリシス現象の発生を防止することができる。
またそのスラストロック機構172は操作装置7の側に備えてあるため、スラストロック機構172による切替えの感触が手に直接伝わり、切替動作が行われたことを手で直接感じ取ることができ、使用者に良好な操作感を感じさせることができる。
この例は、上記連結ロッド84に代えて、金属ワイヤー等可撓性且つ非伸縮性の連結部材200を用いたもので、この実施形態によれば、障害物202等がある場合において、連結部材200を滑車204に掛けるようにして連結部材200を曲り状態に配置することができる。
ここで連結部材200は、上記コイルばね78の付勢力によって常時引張状態に保持される。
この例では、弁装置10における主弁体32をコイルばね78にて直接閉弁方向に付勢し、その付勢力に基いて主弁体32を対応する主弁座38に対し軸方向に押し付ける状態に閉弁させるようになした例である。
回転部材212とラック部材206とは、雄ねじ部210と雌ねじ部214とで螺合されており、ラック部材206と回転部材212とで伸縮軸120が構成されている。
この例は、湯水混合弁装置における湯側弁体の開閉の切替え及び開弁量調節に適用した場合の例で、図中220は弁装置(ここでは湯水混合弁装置)のボデーで、水の流入口222及びこれに続く流入通路226,湯の流入口224及びこれに続く湯の流入通路228が設けられている。
流入通路226,228を通じて流入した水と湯とは、混合室230で混合された上、2次側の流出通路232を通じ、流出口234から流出する。
尚、図18及び図19は弁装置10が水吐水状態に切り替った状態を表しており、従ってこのときには流出口234から水が流出する。
尚、236は後述の水側の背圧室248を形成する背圧室形成部材を兼ねたキャップで、ボデー220に固定されている。
而して弁装置10には、湯側主弁体238に対応して湯側主弁座242,湯側背圧室246,湯側パイロット弁体250,湯側パイロット弁座254が設けられ、また水側主弁体240に対応して水側主弁座244,水側背圧室248,水側パイロット弁体252,水側パイロット弁座256が設けられている。
更に湯側パイロット弁座254,水側パイロット弁座256も図5及び図6に示すパイロット弁座48と基本的に同様の構成を有している。
ここではそれらについての詳しい説明は省略し、対応する部分に対応する符号のみを付して示してある。
但し湯側主弁体238と水側主弁体240とは、図中左右逆向きに設けられている。即ち湯側主弁体238は湯側主弁座242に向けて図中右方向に前進移動し、また水側主弁体240は水側主弁座244に向けて図中左方向に前進移動する。
詳しくは、湯側主弁体238は湯側主弁座242への着座によって閉弁状態となり、また湯側主弁座242から図中左向きに離間することによって開弁し、そしてその開弁量の変化に応じて混合室230への湯流入量を変化させる。
詳しくは、水側主弁座244への着座によって閉弁状態となり、また水側主弁座244から図中右向きに離間することによって開弁し、そしてその開弁量の変化に応じて混合室230への水の流入量を変化させる。
但しこの弁装置10では、湯側主弁体238と水側主弁体240とは互いに逆の関係でその開弁量を大小変化させ、湯と水との流入量を互いに逆の関係で増減変化させる。
即ち湯側パイロット弁体250は、図中右方向に前進移動して最終的に閉弁状態となり、また左方向に後退移動することによって開弁状態となる。
一方水側パイロット弁体252は、図中左方向に前進移動して最終的に閉弁状態となり、また図中右方向に後退移動して開弁状態となる。
但しこの実施形態において、湯側パイロット弁体250と水側パイロット弁体252とは、共通の作用軸(温調軸)66に一体に構成されている。
そしてこれらによって、湯流入量に対する水流入量の比率を連続的に増大変化させ、混合水温度を連続的に低下させる。
これにより混合水温度が連続的に上昇し、そして温度上昇した混合水が流出口234から流出する。
またこの実施形態においては、図1〜図15の上記第1の実施形態の回転操作部113が、湯側パイロット弁体250及び湯側主弁体238の開弁量を調節することによって(つまりは混合弁258の位置調節によって)湯水の混合比率、即ち混合水温度を調節する温調操作部として構成され、また第1の実施形態におけるプッシュ操作部152が、湯側パイロット弁体250及び湯側主弁体238の開閉操作部(つまりは混合水吐水と水吐水との切替操作部)として構成されている。
即ちこれと一体に構成された湯側パイロット弁体250,水側パイロット弁体252が互いに逆の関係で連続的に進退移動させられる。
そしてこれにより、湯側主弁体238と水側主弁体240とが互いに逆の関係で開弁量を大小変化させ、混合水温度を連続的に高低変化させる。
尚この実施形態においても、回転操作部113の回転操作によっては湯側主弁体238が閉弁状態とならないように、回転操作部113が回転規制されている。
即ち弁装置10が、水のみを吐水する水吐水状態と、混合水を吐水する混合水吐水状態とに切り替る。
而して混合水吐水状態に切り替ったとき、湯側主弁体238及び水側主弁体240は前回調節済みの開弁量で開弁した状態となり、前回設定した混合水温度で混合水を流出させる。
3 上カウンタ部
4 連絡部
5 洗面器置台
6 水栓装置
7 操作装置
10 弁装置
12 伝達機構
32 主弁体
46 パイロット弁体
72,82,85,88 ラック部材
78 コイルばね
80,86 ピニオンギヤ
113 回転操作部
114 回転部材
120 伸縮軸
152 プッシュ操作部
166 押込部材
172 スラストロック機構(ラッチ機構)
200 連結部材
Claims (12)
- 弁装置と、該弁装置を操作する操作装置とを離隔して配置し、該操作装置と弁装置とを、該操作装置に加えられた操作力をラック部材とピニオンギヤとで交互に運動変換して伝達する操作力の伝達機構で連結するとともに、前記弁装置の側で弁体を直接付勢する状態に且つ付勢力を伝達機構全体に及ぼす状態にばねを設けたことを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項1において、何れかの前記ラック部材が操作力の伝達経路の方向に分割されていて、該分割されたラック部材同士が可撓性且つ非伸縮性の連結部材にて連結されており、且つ前記ばねが該連結部材を引張させる方向に設けてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記弁装置が主弁体とパイロット弁体とを有し、該主弁体と該パイロット弁体との間に微小間隙を形成しつつ該パイロット弁体の進退移動に追従して該主弁体を同方向に進退移動させるパイロット式弁装置であり、該パイロット弁体に対して前記伝達機構が連結されていて、該パイロット弁体に操作力を伝達するようになしてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記操作装置が前記弁体を開閉させるプッシュ操作式のプッシュ操作部と、該プッシュ操作部のプッシュ操作で押込運動する押込部材とを有しており、該押込部材の押込運動及び押込位置から引込位置への引込運動により、前記伝達機構の前記操作装置側の始端のラック部材を設定ストロークだけ前進及び後退移動させて、該ラック部材を前進位置と後退位置とで位置切替えし、前記弁体の開弁状態と閉弁状態との状態切替えを行うようになしてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記操作装置が前記弁体の開弁量の調節を行う回転操作部を有していることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項5において、前記回転操作部の回転操作により前記伝達機構の前記操作装置側の始端のラック部材を、該回転操作部の回転操作量に応じた進退量で連続的に進退移動させ、該ラック部材の移動に伴う前記弁体の連続的な進退移動により該弁体の開弁量の調節を行うようになしてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項6において、前記操作装置が前記回転操作部の回転とともに回転する回転部材を有していて、該回転部材と前記ラック部材とがねじ結合され、該回転部材の回転に伴って該ラック部材がねじ送りで進退移動するものとなしてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記操作装置が、前記弁体を開閉させるプッシュ操作部及び該プッシュ操作部のプッシュ操作により押し込まれる押込部材と、前記弁体の開弁量の調節を行う回転操作部及び該回転操作部とともに回転する回転部材とを有しており、
該回転部材は前記伝達機構の前記操作装置側の始端のラック部材とねじ結合されていて、それら回転部材とラック部材とがねじ送りで伸縮する伸縮軸を構成しており、
前記プッシュ操作部のプッシュ操作による前記押込部材の押込運動及び押込位置から引込位置への引込運動により、該伸縮軸を伸縮させることなく全体的に設定ストロークだけ前進及び後退移動させて前記ラック部材を前進位置と後退位置とで位置切替えし、前記弁体の開弁状態と閉弁状態の状態切替えを行うとともに、
前記回転操作部の回転操作に伴う前記回転部材の回転により前記伸縮軸をねじ送りで伸縮させて、前記ラック部材を該回転操作部の回転操作量に応じて連続的に進退移動させ、前記弁体の開弁量の調節を行うようになしてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。 - 請求項4若しくは8の何れかにおいて、前記プッシュ操作部をプッシュ操作するごとに前記押込部材を前記押込位置と引込位置とに位置切替えし且つ位置保持するラッチ機構が設けてあり、且つ該ラッチ機構が、前記操作装置に備えてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項9において、前記ラッチ機構に対して前記ラック部材が前記プッシュ操作部の操作方向と直角方向の径方向外側の位置に且つ該径方向に重なる位置に配置してあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項9,10の何れかにおいて、前記ばねは、前記弁装置の前記弁体を開弁させる方向に付勢力を及ぼすように設けてあることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
- 請求項1〜11の何れかにおいて、前記弁装置が浴室の壁から室内側に突出した洗面器置台の内部に、前記操作装置が該洗面器置台よりも上方で前記壁から室内側に突出したカウンタ部にそれぞれ配置してあり、前記伝達機構がそれら操作装置と弁装置と上下に連結していることを特徴とする遠隔操作式の水栓装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008104093A JP5159402B2 (ja) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | 遠隔操作式の水栓装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008104093A JP5159402B2 (ja) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | 遠隔操作式の水栓装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009256883A JP2009256883A (ja) | 2009-11-05 |
JP5159402B2 true JP5159402B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=41384636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008104093A Expired - Fee Related JP5159402B2 (ja) | 2008-04-11 | 2008-04-11 | 遠隔操作式の水栓装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5159402B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5153425B2 (ja) * | 2008-04-14 | 2013-02-27 | 株式会社Lixil | 遠隔操作式の水栓装置 |
DE102011076828A1 (de) † | 2011-05-31 | 2012-12-06 | Hansgrohe Se | Ventileinsatz für eine Sanitärarmatur |
GB2542841B (en) * | 2015-10-01 | 2017-10-18 | Goodwin Plc | Valve |
JP6734105B2 (ja) * | 2016-04-11 | 2020-08-05 | 株式会社日本アルファ | ロック機構 |
CN109253307B (zh) * | 2018-10-17 | 2024-04-26 | 洛阳太平洋环保设备制造有限公司 | 水力流量自动调节启闭器 |
CN109235563B (zh) * | 2018-10-18 | 2024-03-29 | 南京英维尔科技服务有限公司 | 一种防溢水洗手池 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124875U (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-25 | ||
JPH05223181A (ja) * | 1991-03-11 | 1993-08-31 | Fuji Denso Kk | パイロット式制御弁 |
JPH10153273A (ja) * | 1996-11-21 | 1998-06-09 | Inax Corp | バルブの遠隔操作機構 |
JP2006288505A (ja) * | 2005-04-06 | 2006-10-26 | Inax Corp | 浴室 |
JP4787050B2 (ja) * | 2005-07-12 | 2011-10-05 | 株式会社Lixil | パイロット式吐止水・流調弁装置 |
JP2007032271A (ja) * | 2006-09-08 | 2007-02-08 | Inax Corp | 水栓装置 |
-
2008
- 2008-04-11 JP JP2008104093A patent/JP5159402B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009256883A (ja) | 2009-11-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5159402B2 (ja) | 遠隔操作式の水栓装置 | |
JP4915753B2 (ja) | パイロット式の弁装置 | |
JP4787050B2 (ja) | パイロット式吐止水・流調弁装置 | |
CN107013703B (zh) | 淋浴控制装置和淋浴装置 | |
JP4993507B2 (ja) | 水栓のバルブ | |
JP2007024138A (ja) | 自動混合水栓における温調ハンドルの自転回動防止装置 | |
JP4137316B2 (ja) | 吐水装置 | |
JP5031488B2 (ja) | 湯水混合バルブ | |
JP5861181B2 (ja) | 混合水栓 | |
JP5153425B2 (ja) | 遠隔操作式の水栓装置 | |
JP2007032271A (ja) | 水栓装置 | |
EP3835914B1 (en) | Temperature-controlled mixing valves | |
CN216158354U (zh) | 一种出水龙头 | |
JP4002592B2 (ja) | 吐水装置 | |
JP5764803B2 (ja) | 給水制御バルブ | |
JP4738077B2 (ja) | パイロット式流調弁装置 | |
CN203146905U (zh) | 一种自动混水阀 | |
JP4879075B2 (ja) | 多機能逆止弁装置 | |
JP5728727B2 (ja) | 流量調節弁装置及び基準位置検出機構による操作軸の基準位置の検出方法 | |
JP2008133860A (ja) | 湯水混合弁 | |
JP4738078B2 (ja) | パイロット式流調弁装置 | |
JP3033932B2 (ja) | 混合水栓における温度調節ハンドルの連結構造 | |
KR101014804B1 (ko) | 자동잠금장치 일체형 수도꼭지 | |
JP2009041693A (ja) | 電動パイロット式の流調弁装置 | |
JP2879307B2 (ja) | 自動混合水栓 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20101217 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20110523 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110622 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120705 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120911 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121009 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5159402 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |