JP2008133860A - 湯水混合弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水側主弁16をダイヤフラム弁となすとともに、湯側主弁24を円筒形状の筒形弁となして、それらを固定して一体化する。そして水側主弁16の背後に背圧室34を形成して、温調軸40の移動によりパイロット弁42を進退させて背圧室34の圧力を変化させ、これにより水側主弁16及び湯側主弁24を一体に移動させるようになす。
【選択図】 図1
Description
図15はこの種湯水混合弁の具体例を示している。
同図において200,202はケーシング204内部に形成された水流入通路,湯流入通路で、206は流入した水と湯とを混合し流出させる混合室である。
208,210は軸方向に離隔して温調軸(温度調節軸)212に設けられた水側主弁,湯側主弁であり、また214,216はそれら水側主弁208,湯側主弁210に対応して設けられた水側主弁座,湯側主弁座である。
また逆に温調軸212を図中右向きに一杯まで移動させると、(B)に示しているように水側主弁208が水側主弁座214に着座して湯側主弁210が一杯まで開かれ、湯流入通路202からの湯が混合室206へと流入して吐水部に向け流出する。
更に温調軸212を図中左右方向に移動させて水側主弁208,湯側主弁210の開度をそれぞれ変化させることで、それぞれの開度に応じた流量で水,湯が混合室206に流入して混合水の温度が調節され、混合水が吐水部に向けて流出する。
また操作抵抗が大きいことから小型アクチュエータにて水側主弁208,湯側主弁210を駆動するといったことが難しい問題があった。
例えば下記特許文献1に、この種の自動温度調節機能付きの湯水混合弁が開示されている。
そこで本出願人は、先の特許願(下記特許文献2)において、(a)水流入通路及び湯流入通路と、(b)水流入通路,湯流入通路上にそれぞれ設けられた水側主弁及び湯側主弁と、(c)それら水側主弁,湯側主弁の各背後に且つ導入小孔を通じて水流入通路,湯流入通路にそれぞれ連通して形成され、内部の圧力で水側主弁,湯側主弁をそれぞれ閉弁方向に押圧する水側背圧室及び湯側背圧室と、(d)水側背圧室,湯側背圧室の水,湯を各下流側の混合室側に抜く水側パイロット通路及び湯側パイロット通路と、(e)共通の温調軸の各端部に設けられ、軸方向の移動により水側パイロット通路,湯側パイロット通路の開度を互いに逆の関係で大きく又は小さく変化させる水側パイロット弁及び湯側パイロット弁と、を有し、温調軸の軸方向の移動に伴う水側パイロット弁,湯側パイロット弁の位置移動に追従して水側主弁,湯側主弁を変位させてそれぞれの開度を互いに逆の関係で大きく又は小さく変化させ、湯水の混合比率を変化させるようになした湯水混合弁を提案している。
同図において200,202は水流入通路,湯流入通路で、それら水流入通路200,湯流入通路202を通じて流入してきた水と湯とが混合室206で混合され、そして混合水が流出口207から吐水部に向けて流出する。
尚、205は弁ケースを表わしている。
これら水側背圧室217,湯側背圧室218は、それぞれ水側主弁208,湯側主弁210を貫通して形成された導入小孔220,222を通じて水流入通路200,湯流入通路202と連通しており、水流入通路200,湯流入通路202からの水,湯が、それぞれ導入小孔220,222を通じて水側背圧室217,湯側背圧室218に流入せしめられる。
ここで水側背圧室217,湯側背圧室218は、内部の圧力を水側主弁208,湯側主弁210に対しそれぞれ閉弁方向の押圧力として作用させる。
228は温調軸で、各端部が水側主弁208,湯側主弁210の中心部を貫通して水側背圧室217,湯側背圧室218内に入り込んでおり、それら水側背圧室217,湯側背圧室218内部において各端部に水側パイロット弁230,湯側パイロット弁232が温調軸228に一体に設けられている。
即ち水側パイロット弁230の移動に追従して水側主弁208が移動し、その開度を大として混合室206への水の流入量を増大させる。
また本発明の他の目的は、湯の流入量を多く確保して混合水の吐出量を多くすることのできる湯水混合弁を提供することを目的とする。
一方で他方の主弁は、開閉部分の流路面積を大きくとることのできる筒形弁となしてあるため、給湯圧が給水圧に比べて低い場合であっても効果的に湯の流量を多く確保することができる。
しかるに請求項5の湯水混合弁では、感温ばね,バイアスばねが温調軸により保持された状態で、そのまま移動可能となしてあるため、温調軸の移動操作の際にそれらばねによる抵抗力が働かず、軽い操作で温調軸を移動操作し、温度調節を行うことができる特長を有する。
図1及び図2は第1実施形態のミキシングタイプの湯水混合弁を概念的に表したもので、図1中10は弁ケースであり、この弁ケース10を径方向に貫通して水流入通路12,湯流入通路14が形成されている。
水側主弁16は、硬質の主弁本体18と、これにより保持されたゴム製のダイヤフラム膜20とを有している。ここで主弁本体18及びダイヤフラム膜20は、それぞれ平面形状が円形状をなしており、そしてダイヤフラム膜20の外周端部が弁ケース10に固定されている。
そして水側主弁16はその開度に応じて、水流入通路12を通じて混合室15に流入する水の流入量を変化させる。
そして湯側主弁24は、湯側主弁座26からの離間量即ちその開度に応じて、湯流入通路14における湯の流入量を変化させる。
尚、湯側主弁24にはシール部材としてのOリング28が保持されており、このOリング28によって湯側主弁24の外周面と弁ケース10の内周面との間が水密にシールされている。
尚、湯側主弁24と連結部30とは径方向に伸びるアーム31によって互いに結合されている。
この背圧室34は、水側主弁16に対して内部の圧力を閉弁方向の押圧力として作用させる。
背圧室34は、水側主弁16を貫通して形成された導入小孔36を通じて水流入通路12と連通しており、水流入通路12からの水がこの導入小孔36を通じて背圧室34内部に流入する。
背圧室34は、導入小孔36を通じて水流入通路12の水が流入することで圧力を増大させる。
この温調軸40は、図中左側から順に細径部40a,中径部40b及び大径部40cを有しており、その中径部40bの図中左端にパイロット弁42が一体に構成されている。
このとき背圧室34の圧力は増大し、水側主弁16に対する閉弁方向の押圧力を増大させる。
一方、水側主弁16と一体をなした湯側主弁24は、水側主弁16の移動と同時に開弁方向(図中左側)に移動し、湯の流入量を増大させる。
そして水側主弁16の全閉時に全開状態となる。
一方水側主弁16と一体をなした湯側主弁24は、水側主弁16の移動と同時に閉弁方向(図中右側)に移動して湯の流入量を減少させ、そして水側主弁16の全開時に湯側主弁座26に当接して全閉状態となり、その後も給水圧の作用によって全閉状態に維持される。
この当接部44は、温調軸40の図中右方向の移動によって制御弁体32における連結部30の左端に当接して、制御弁体32を強制的に図中右方向に、即ちダイヤフラム弁からなる水側主弁16を強制的に開く方向に移動させる働きをなす。
この場合において温調軸40を右方向に大きく移動させることで、当接部44を連結部30に当てて制御弁体32を強制的に右方向に移動させ、水側主弁16を強制的に開いて水流入通路12からの水の流入を確保することができる。
温調軸40は、これら係合突部46と係合溝47との係合作用によって回転規制されている。
一方大径部40cには、その外周面に雄ねじ48が形成されている。
この操作軸50には、弁ケース10から図中右向きに突出した部分の外周面にセレーション部66が設けられており、このセレーション部66において、図示を省略するハンドルに一体回転状態に連結されるようになっている。
この伝達部材54の内周面には雌ねじ56が形成されていて、この雌ねじ56が、温調軸40の雄ねじ48に螺合されている。
温調軸40は、この伝達部材54の回転によりねじ送りで図中左右方向に進退移動させられる。
ここで各ワッシャ62は、内周側が伝達部材54の大径部54a,54bに嵌り込んでおり、また外周側の部分が弁ケース10の段付部64a,64bに軸方向に当接状態に嵌り込んでいる。
尚この緩衝ばね60は、操作軸50を回転操作したとき、通常は軸方向に撓むことなく、即ち伝達部材54を軸方向に移動させることなく、回転力を温調軸40に及ぼしてねじ送りでこれを進退移動させる。
図2は水側主弁16,湯側主弁24が共に開弁した状態を表しており、このときパイロット弁42はパイロット通路38を開いた状態に保持されている。
この状態で操作軸50を低温側に回転させ、伝達部材54を一体に回転させると、図3(I)に示すように伝達部材54の雌ねじ56と温調軸40の雄ねじ48とのねじ送り作用で温調軸40が図中右方向に移動し、パイロット弁42の開度が大となる。
その結果パイロット通路38の開度が再び小となる。そして水側主弁16は、図3(II)に示しているように背圧室34の圧力と水流入通路12の圧力とがバランスする位置で停止する。
これにより水側主弁16の開度が大となって、水流入通路12を通じて混合室15に流入する水の量が増大する。
これにより混合水の温度は更に低下せしめられる。
この結果水側主弁16は、背圧室34内の圧力の増大変化によりパイロット弁42の左向きの移動に追従して図4(II)に示すように同方向に移動し、その開度を小とするとともに、これとは逆に湯側主弁24が図中左方向への後退移動によってその開度を大となし、混合室15への湯の流入量を増大させる。この結果混合水の温度が高められる。
この実施形態の湯水混合弁にあっては、操作軸50を大きく高温側に回転させると温調軸40が図中左方向に大きく前進して、パイロット弁42が水側主弁16に、また水側主弁16が水側主弁座22に当って、それ以上温調軸40が図中左方向に移動できなくなる。
また一方、操作軸50を低温側に大きく回転させると、当接部44の当接作用によって制御弁体32が図中右方向に大きく移動して、湯側主弁24が湯側主弁座26に当接した状態となり、それ以上温調軸40が図中右方向に移動できなくなる。
一方で他方の湯側主弁24は、開閉部分の流路面積を大きくとることのできる筒形弁となしてあるため、給湯圧が給水圧に比べて低くても効果的に湯の流量を多く確保することができる。
図において68は、混合室15内に配設された形状記憶合金製のコイルばねから成る感温ばねで、その一端(図中右端)をばね受を兼ねた温調軸40の当接部44に当接させ、温調軸40に対して図中右方向の付勢力を及ぼしている。詳しくは水側主弁16が開く方向に感温ばね68がパイロット弁42に対し付勢力を及ぼしている。
またこの中径部40bの図中右側の部分は第2の細径部40dとされていて、そこに円筒形状を成す第2の伝達部材としての進退部材70が、温調軸40に対し軸方向に相対移動可能に外嵌されている。
この進退部材70は、伝達部材54が操作軸50により回転させられると、ねじ送りで図中左右方向に進退移動させられる。
この進退部材70と中径部40bとの間にはコイルばねから成るバイアスばね74が介装されており、パイロット弁42に対し図中左向きの付勢力、つまり感温ばね68による付勢力とは逆向きの付勢力を及ぼしている。
即ちバイアスばね74は、水側主弁16を閉じる方向にパイロット弁42に対し付勢力を及ぼしている。
この引掛部76は、進退部材70の図中右方向の後退移動により温調軸40を介して制御弁体32の水側主弁16を強制的に開かせるためのものである。
詳しくは、進退部材70が引掛部76に当ってなお図中右向きに後退移動すると、温調軸40が図中右向きに強制移動させられ、これにより当接部44が制御弁体32の連結部30に当接して、制御弁体32を強制的に図中右向きに移動させる。即ち水側主弁16が強制的に開かれる。
但しこの例では緩衝ばね60の後端(図中右端)側だけにワッシャ62が設けられ、このワッシャ62の内周側の部分が伝達部材54の後端部の大径部54b内部に嵌り込んでいる。
また外周側の部分が、操作軸50における円筒部52の段付部64bに嵌り込んでいる。
尚、水側主弁16が水側主弁座22に当接した状態でなお操作軸50が高温側に過剰に操作されたときには、バイアスばね74,感温ばね68が収縮方向に撓むことによって過剰な操作力を吸収する。
これにより混合室15への水の流入量と湯の流入量とを、設定された比率に自動的に調節して混合水温度を目的の温度に自動調節する。
この実施形態では感温体として感温ばね68を用いているが、サーモワックス等の他の感温体を用いて温度調節を自動的に行うようになすことも可能である。
この実施形態では、(B)に示しているように温調軸40の細径部40aにスリーブ78を軸方向に相対移動可能に外嵌して、これを温調軸40により保持させ、そしてスリーブ78の軸方向一端側(図中右端側)にパイロット弁42を一体に構成している。
そしてこのパイロット弁42と温調軸40の中径部40bとの間にバイアスばね74を介装してスリーブ78に対し、即ちパイロット弁42に対し、バイアスばね74の付勢力を図中左向きに、つまり水側主弁16を閉じる方向に及ぼしている。
尚図7中110はシール材である。
そしてその移動先において、感温ばね68が混合水温度に感応して付勢力を増減させ、これによりパイロット弁42の位置を左右方向に微動させて、混合水温度を設定された温度に自動的に調節する。
ここでストッパ84は、温調軸40が図中左向きに大きく移動させられたときに、スリーブ78の右端に当接してパイロット弁42を水側主弁16に、また水側主弁16を水側主弁座22に強制的に押し付けるものであり、またストッパ86は、温調軸40が図中右方向に大きく移動したとき、スリーブ78の図中左端に当接して湯側主弁24を湯側主弁座26に強制的に押し付ける。
しかるに本実施形態の湯水混合弁では、感温ばね68,バイアスばね74が、温調軸40により保持された状態でそのまま移動可能となしてあるため、温調軸40の移動操作の際に、それらのばねによる抵抗力が働かず、軽い操作で温調軸40を移動操作し、温度調節を行うことができる。
中心軸体40-1の各端部は、弁ケース10及び操作軸50の支持孔92に回転可能に嵌め込まれて支持されている。
尚、108はシールリングである。
また湯側主弁24は、連結部30と別部材で構成されていて、それらがねじ結合により結合され一体化されている。
図中右側の他方の止め輪76は、図6における引掛部76として構成されている。
尚ここでも図8の実施形態と同様に、中心軸体40−1とスリーブ40−2,40−3との間にクリアランス98がある。
また、図7におけるスリーブ78が、軸方向長の長い第1スリーブ78-1と、軸方向長の短い第2スリーブ78-2とで構成され、そしてスリーブ78-1にパイロット弁42が一体に構成され、またスリーブ78-2に、ばね受けを兼ねた当接部44が一体に構成されている。
またスリーブ40-4にばね受け80が一体に構成されていて、このばね受け80と、スリーブ78-2のばね受けを兼ねた当接部44との間に、感温ばね68が介装されている。
一方スリーブ78-1とスリーブ40-5との間にはバイアスばね74が介装されている。
ここでも図8の実施形態と同様に、中心軸体40−1とスリーブ78−1,78−2との間にはクリアランス98がある。
或いはまた、上記操作軸50又はこれとは異なった他の形態の操作部材を別の駆動装置にて操作するようになすこともできる。
尚この図12の実施形態は、図10に示す湯水混合弁の変形例に相当するものである。
この例では、電磁コイル94に対し電流パルスを通電することで、マグネットロータをなす円筒部52、即ち操作軸50が回転せしめられ、温調軸40を軸方向に進退移動させる。
ところがこの場合、湯水混合弁の下流側の流量調節弁が閉じられていたり流量が絞られていると、湯水混合弁の内部に圧力が籠った状態となって、場合によりその籠り圧が軸部51に対し図中右方向に押す大きな力となることがある。
その結果、操作軸50を回転操作する際の抵抗力が大きくなり、その分操作を重くしてしまう。
そして操作部材91が伝達部材96に外嵌する円筒形状に構成され、かかる操作部材91がワイヤーレリーズ97を介して遠隔操作により軸方向に操作されるようになっている。
但しこの例では温調軸40の軸端部が細く構成してあるため、籠り圧による図中右方向の圧力は小となり、従って温調軸40を軽やかに軸方向に移動操作することができる。
従ってこの例においても、温調軸40を軽やかに軸方向に移動操作することができる。
この場合において本例では、緩衝ばね60を有する緩衝機構が弁ケース10の外側に設けられているため、支障無くその緩衝機構によって過剰な操作力を吸収することが可能となる。
そしてこの第1の伝達部材54の軸方向の移動が、緩衝ばね60を介して第2の伝達部材100に伝えられ、かかる第2の伝達部材100が、回転運動を伴わないで軸方向にスライド移動するようになっている。
そしてこの第2の伝達部材100が軸方向にスライド移動することによって、温調軸40がこれと一体に軸方向の左右方向に移動せしめられる。
尚、図中106は軸ケースを表している。
12 水流入通路
14 湯流入通路
15 混合室
16 水側主弁
22 水側主弁座
24 湯側主弁
26 湯側主弁座
34 背圧室
36 導入小孔
38 パイロット通路
40 温調軸
42 パイロット弁
68 感温ばね
74 バイアスばね
82 パイロット弁ユニット
Claims (5)
- (a)水流入通路及び湯流入通路と、(b)該水流入通路,湯流入通路上にそれぞれ設けられた水側主弁,湯側主弁とを有し、それら水側主弁,湯側主弁の開度を互いに逆の関係で大きく又は小さく変化させて湯水の混合比率を変化させる湯水混合弁において、
前記水側主弁,湯側主弁の何れか一方の主弁を、軸方向の移動により対応する主弁座に対し軸方向に当接し又は離間するダイヤフラム弁又はピストン弁となすとともに、他方の主弁を、弁ケースの内面に沿って軸方向に且つ該他方の主弁に対応した湯流入通路又は水流入通路を形成する弁ケース貫通の開口を横切る方向に移動する筒形弁となして、該他方の主弁を前記一方の主弁に固定状態に一体化して軸方向に同時移動するようになし、
前記一方の主弁の背後には、導入小孔を通じて前記水流入通路又は湯流入通路の何れか対応する側の通路に連通し、内部の圧力を該一方の主弁に対する閉弁方向の押圧力として作用させる背圧室を形成して、該背圧室の圧力変化により該一方の主弁及び前記他方の主弁を一体に移動させるようになすとともに、該背圧室の水又は湯を下流側の混合室に抜くパイロット通路と、進退移動によって該パイロット通路の開度を制御するパイロット弁と、加えられた操作力により該パイロット弁を進退移動させる温調軸とを設けたことを特徴とする湯水混合弁。 - 請求項1において、前記パイロット弁が前記一方の主弁の進退移動方向と同じ方向に進退移動するものとされているとともに、前記パイロット通路が該一方の主弁を貫通して設けられており、該一方の主弁が該パイロット弁の進退移動に追従して移動するものとなしてあることを特徴とする湯水混合弁。
- 請求項1,2の何れかにおいて、前記一方の主弁が水側主弁であり、前記背圧室が前記水流入通路の水を前記導入小孔を通じて導入し、内部の圧力を該水側主弁に対して閉弁方向の押圧力として作用させるものであることを特徴とする湯水混合弁。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記湯水混合弁が、混合水温度の上昇に感応して軸方向に伸び、前記水側主弁を開く方向に前記パイロット弁を移動させる感温体が混合室に設けられる一方、該水側主弁が閉じる方向に該パイロット弁を付勢するバイアスばねが設けられて成る自動温度調節機能付のものであることを特徴とする湯水混合弁。
- 請求項4において、前記パイロット弁が前記温調軸に対して別体に構成されていて、該パイロット弁が該温調軸に対して相対移動可能な状態で該温調軸により共に移動可能に保持されているとともに、該温調軸には更に、該パイロット弁に対して軸方向の両側に前記感温体としての形状記憶合金製の感温ばねと前記バイアスばねとが、該パイロット弁に対して互いに軸方向の逆向きに付勢力を及ぼす状態に組付け保持されており、それら感温ばね及びバイアスばねが該パイロット弁とともに該温調軸の移動につれて共に移動可能なパイロット弁ユニットを成していることを特徴とする湯水混合弁。
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