JP5158683B2 - 調湿システム及び調湿建材 - Google Patents

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Description

この発明は、戸建、集合住宅を問わずに適用される調湿システム及び調湿建材に関する。
従来から戸建、集合住宅などでは、室内の温湿度調整を行うものとして、例えば自己反応性素材の積層建築間仕切として、天然の植物繊維に形状記憶素子を組合わせた素材をリブ付きボードに成型し積層に重ね合せ自立型の間仕切を構成するものが提案され(特許文献1)、このものは自己反応による温湿度調整を行う。
また、調湿性能を有する壁材などとして、ゼオライトや珪藻土などの多孔質材料を用いるものがある。これらの材料による調湿は、空気の相対温度が高くなる微細な孔に水蒸気を蓄え、相対温度が低くなると蓄えていた水蒸気を放出することによってなされる。
特開2000−310004
ところで、特許文献1のものでは、積層建築間仕切であり、特別の配置スペースは不要であるが天然の植物繊維の自己反応による温湿度調整であり、十分な湿度調整を行うことができない。
さらに、ゼオライトや珪藻土などの多孔質材料を用いた吸放湿材は、吸放湿を行う能力は室容積に対する吸放湿材の厚さや面積によって異なる。また、吸放湿材の吸湿が許容量を超えた場合、吸湿機構がなくなるため、長期的な多湿状況下での調湿は困難になる。逆に低湿状況が長期に亘る場合は、放湿可能な保湿量がなくなった後の放湿が困難になり、調湿機能が期待できない。すなわち、吸放湿材による調湿は、材料が吸放湿を行う相対湿度付近での調湿であることや、吸放湿材の総量によって可能な吸放湿量に制約があるため、長期間的な低湿または高湿条件での継続的な調湿機能は期待できない欠点がある。さらに、室内の相対湿度は吸放湿材の吸放湿を行う湿度に依存するため、居住者側での湿度調整が不可能である。
この発明は、かかる実情に鑑みなされたもので、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内の湿度制御を可能にする調湿システム及び調湿建材を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、建材内に設けられて、室内に連通する下部除湿空気取入開口と開閉可能な上部除湿空気吹出開口とを有する除湿空気流路と、
建材内に設けられて、室内に連通する下部加湿空気取入開口と開閉可能な上部加湿空気吹出開口とを有する加湿空気流路と、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とを区画し、前記除湿空気流路の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて前記加湿空気流路の空気中に送る固体高分子電解モジュールと、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な排出開口を有する空気排出ダクトとを備え、
前記固体高分子電解モジュールにより前記除湿空気流路と前記加湿空気流路が交互にかつ短冊形に並べて室内側に沿って複数配置され、
前記空気排出ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の上方に配置され、
除湿時に、
前記上部除湿空気吹出開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
前記上部加湿空気吹出開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
加湿時に、
前記上部除湿空気吹出開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
前記上部加湿空気吹出開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
除湿時と加湿時とで、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路との切替を行うことを特徴とする調湿システムである。
請求項2に記載の発明は、建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部除湿空気取入開口と開閉可能な上部除湿空気吹出開口とを有する除湿空気流路と、
建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部加湿空気取入開口と開閉可能な上部加湿空気吹出開口とを有する加湿空気流路と、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とを区画し、前記除湿空気流路の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて前記加湿空気流路の空気中に送る固体高分子電解モジュールと、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な排出開口を有する空気排出ダクトと、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な供給開口を有する空気供給ダクトとを備え、
前記固体高分子電解モジュールにより前記除湿空気流路と前記加湿空気流路が交互にかつ短冊形に並べて室内側に沿って複数配置され、
前記空気排出ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の上方に配置され、
前記空気供給ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の下方に配置され、
除湿時に、
前記下部除湿空気取入開口を開き、前記上部除湿空気吹出開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
前記下部加湿空気取入開口を閉じ、前記上部加湿空気吹出開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
加湿時に、
前記下部除湿空気取入開口を閉じ、前記上部除湿空気吹出開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
前記下部加湿空気取入開口を開き、前記上部加湿空気吹出開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
除湿時と加湿時とで、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路との切替を行うことを特徴とする調湿システムである。
請求項3に記載の発明は、建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部除湿空気取入開口と開閉可能な上部除湿空気吹出開口とを有する除湿空気流路と、
建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部加湿空気取入開口と開閉可能な上部加湿空気吹出開口とを有する加湿空気流路と、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とを区画し、前記除湿空気流路の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて前記加湿空気流路の空気中に送る固体高分子電解モジュールと、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な排出開口を有する空気排出ダクトと、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な供給開口を有する空気供給ダクトとを備え、
前記固体高分子電解モジュールにより前記除湿空気流路と前記加湿空気流路が交互にかつ短冊形に並べて室内側に沿って複数配置され、
前記空気排出ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の上方に配置され、
前記空気供給ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の下方に配置され、
除湿時に、
前記下部除湿空気取入開口を閉じ、前記上部除湿空気吹出開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
前記下部加湿空気取入開口を開き、前記上部加湿空気吹出開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
加湿時に、
前記下部除湿空気取入開口を開き、前記上部除湿空気吹出開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
前記下部加湿空気取入開口を閉じ、前記上部加湿空気吹出開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
除湿時と加湿時とで、
前記除湿空気流路と前記加湿空気流路との切替を行うことを特徴とする調湿システムである。
請求項4に記載の発明は、建材内に設けられて、室内と連通する下部空気取入開口を有する空気流路と、
前記空気流路と前記室内とを区画し、かつ前記空気流路と前記室内とに反転可能であり、空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させる固体高分子電解モジュールと、
前記空気流路と連通する排出開口を有する空気排出ダクトとを備え、
前記固体高分子電解モジュールは、端部を重ねて室の壁面を構成するように複数配置され、
除湿時に、
前記固体高分子電解モジュールを、前記室内の空気中の水素分子を前記空気流路の空気中へ移動させるようにし、
加湿時に、
前記固体高分子電解モジュールを、前記空気流路の空気中の水素分子を前記室内の空気中へ移動させるようにし、
除湿時と加湿時とで、
前記固体高分子電解モジュールの反転を行うことを特徴とする調湿システムである。
請求項5に記載の発明は、建材内に設けられて、室内と区画された空気流路と、
前記空気流路と前記室内とを区画し、かつ前記空気流路と前記室内とに反転可能であり、空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させる固体高分子電解モジュールと、
前記空気流路と連通する排出開口を有する空気排出ダクトと、
前記空気流路と連通する供給開口を有する空気供給ダクトとを備え、
前記固体高分子電解モジュールは、端部を重ねて室の壁面を構成するように複数配置され、
除湿時に、
前記固体高分子電解モジュールを、前記室内の空気中の水素分子を前記空気流路の空気中へ移動させるようにし、
加湿時に、
前記固体高分子電解モジュールを、前記空気流路の空気中の水素分子を前記室内の空気中へ移動させるようにし、
除湿時と加湿時とで、
前記固体高分子電解モジュールの反転を行うことを特徴とする調湿システムである。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5に記載のいずれかの調湿システムを、建材に組み込んだことを特徴とする調湿建材である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、建材内に、除湿空気流路、加湿空気流路、固体高分子電解モジュール、空気排出ダクトとを備え、除湿時に、上部除湿空気吹出開口を開き、除湿空気流路と連通する排出開口を閉じ、上部加湿空気吹出開口を閉じ、加湿空気流路と連通する排出開口を開き運転し、加湿時に、上部除湿空気吹出開口を閉じ、除湿空気流路と連通する排出開口を開き、上部加湿空気吹出開口を開き、加湿空気流路と連通する排出開口を閉じて運転することで、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内空気を循環させることによって室内の湿度制御をすることができる。また、室内空気を室外に排出することにより換気機能を併せ持つことができる。
請求項2に記載の発明では、建材内に、除湿空気流路、加湿空気流路、固体高分子電解モジュール、空気排出ダクト、空気供給ダクトとを備え、除湿時に、下部除湿空気取入開口を開き、上部除湿空気吹出開口を開き、除湿空気流路と連通する供給開口を閉じ、除湿空気流路と連通する排出開口を閉じ、下部加湿空気取入開口を閉じ、上部加湿空気吹出開口を閉じ、加湿空気流路と連通する供給開口を開き、加湿空気流路と連通する排出開口を開き運転し、加湿時に、下部除湿空気取入開口を閉じ、上部除湿空気吹出開口を閉じ、除湿空気流路と連通する供給開口を開き、除湿空気流路と連通する排出開口を開き、下部加湿空気取入開口を開き、上部加湿空気吹出開口を開き、加湿空気流路と連通する供給開口を閉じ、加湿空気流路と連通する排出開口を閉じて運転することで、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内空気を循環させることによって室内の湿度制御をより効率的にすることができる。
請求項3に記載の発明では、建材内に、除湿空気流路、加湿空気流路、固体高分子電解モジュール、空気排出ダクト、空気供給ダクトとを備え、除湿時に、下部除湿空気取入開口を閉じ、上部除湿空気吹出開口を開き、除湿空気流路と連通する供給開口を開き、除湿空気流路と連通する排出開口を閉じ、下部加湿空気取入開口を開き、上部加湿空気吹出開口を閉じ、加湿空気流路と連通する供給開口を閉じ、加湿空気流路と連通する排出開口を開き運転し、加湿時に、下部除湿空気取入開口を開き、上部除湿空気吹出開口を閉じ、除湿空気流路と連通する供給開口を閉じ、除湿空気流路と連通する排出開口を開き、下部加湿空気取入開口を閉じ、上部加湿空気吹出開口を開き、加湿空気流路と連通する供給開口を開き、加湿空気流路と連通する排出開口を閉じて運転することで、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内の湿度制御をすることができる。また、室内空気を室外に排出することにより換気機能を併せ持つことができる。
請求項4に記載の発明では、建材内に、空気流路、固体高分子電解モジュール、空気排出ダクトとを備え、除湿時に、固体高分子電解モジュールを、室内の空気中の水素分子を空気流路の空気中へ移動させるようにして運転し、加湿時に、固体高分子電解モジュールを、空気流路の空気中の水素分子を室内の空気中へ移動させるようにして運転することで、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内の湿度制御をすることができる。また、室内空気を室外に排出することにより換気機能を併せ持つことができる。
請求項5に記載の発明では、建材内に、空気流路、固体高分子電解モジュール、空気排出ダクト、空気供給ダクトとを備え、除湿時に、固体高分子電解モジュールを、室内の空気中の水素分子を空気流路の空気中へ移動させるようにして運転し、加湿時に、固体高分子電解モジュールを、空気流路の空気中の水素分子を室内の空気中へ移動させるようにして運転することで、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内空気を循環させることによって室内の湿度制御をより効率的にすることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項1乃至請求項5に記載のいずれかの調湿システムを、建材に組み込んだ調湿建材であり、この調湿建材により別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内の湿度制御をすることができる。
以下、この発明の調湿システム及び調湿建材の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の調湿システム及び調湿建材を戸建、あるいは集合住宅の室1に適用した実施の形態を示す斜視図である。この実施の形態では、調湿建材2により室1の壁9の一部を形成し、略床6から天井5までの長さとなっている。また、調湿建材3により窓4のサッシを形成している。この調湿建材2,3は、調湿システムを建材に組み込んだ構成であり、この調湿システムにより室1の除湿や加湿が行われる。
次に、図2乃至図7に基づいて調湿システムの構成を説明する。図2は調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図、図3は調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図、図4は固体高分子電解モジュールの配置を示す平面図、図5は固体高分子電解モジュールを示す概略構成図、図6は固体高分子電解モジュールの概略配線図、図7は除湿空気流路と加湿空気流路の切替を説明する図である。
この実施の形態の調湿システムは、間柱10,11の間に建材である壁面材12,13が所定間隔隔てて配置され、この壁面材12,13の両側に横壁面材14,15が設けられ、また壁面材12,13の上下側には下壁面材16及び上壁面材17が設けられ、上壁面材17の内側に上通路壁面材19が設けられ、湿気を透過しない素材で構成された箱状の建材内に組み込んだ調湿建材である。
この壁面材12,13と、下壁面材16及び上通路壁面材19に囲まれる全部、あるいは一部の間に固体高分子電解モジュール20を所定間隔隔てて配置して設けられる。例えば、図6に示すように、板材50の上下方向に所定間隔の間をおいて開口部50aを複数並べて形成し、このそれぞれの開口部50aに固体高分子電解モジュール20をシール部材などを介して嵌め込み、固体高分子電解モジュール20の周囲が開口部50aに隙間なく支持され、固体高分子電解モジュール20の両側の表面が空気と触れるようになっている。固体高分子電解モジュール20は、所定の大きさの板状であり、その両側の表面が空気と触れるようになっていれば、板材50に支持される構造は特に限定されず、例えば複数列に多数並べて配置しても良い。この板材50に支持された固体高分子電解モジュール20は、図4(a)に示すように、平行に配置しても良く、図4(b)に示すように、斜めに配置しても良い。この固体高分子電解モジュール20の配置によって、固体高分子電解モジュール20間に除湿空気流路30と加湿空気流路40とが交互に形成される。
すなわち、固体高分子電解モジュール20は、除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送るように、除湿側面、あるいは加湿側面を向かい合わせて配置されている。
次に、固体高分子電解モジュール20の構成を説明する。この固体高分子電解モジュール20は、図5及び図6に示すように、水素イオン導電性の固体高分子電解質膜21からなる陽イオン交換膜の各面にそれぞれ多孔性陰極22を接合し、多孔性陽極23を接合することにより構成している。除湿空気流路30と加湿空気流路40に供給された空気中の水蒸気が固体高分子電解質膜21に吸収される。この状態で、多孔性陰極22と多孔性陽極23の両端子板22a,23a間に直流電源24から直流電圧を印加すると、多孔性陰極22で酸素の電解還元反応が起こり、多孔性陽極23で酸素の発生反応が起こると共に多孔性陰極22の背面から水が漏出してくる。多孔性陰極22で脱酸素された余剰ガスが空気中に放出される。また、多孔性陽極23から発生する酸素は余剰空気と共に空気中に放出される。
次に、固体高分子電解質膜21に多孔性陰極22と多孔性陽極23とを接合した固体高分子電解モジュール20の動作原理について説明する。図5において、多孔性陰極22と多孔性陽極23間に直流電源24から直流電圧を印加すると、多孔性陽極23では水が分解されて式(1)の反応により除湿空気流路30内の湿度が低下する。
2HO→O+4H+4e ・・・・式(1)
このとき、多孔性陽極23に発生した水素イオン(H) は固体高分子電解質膜21を通って多孔性陰極22に達する。また、電子(e) は直流電源24を備える直流電源回路を通って多孔性陰極22に達する。そして、多孔性陰極22では式(2)により酸素を消費して水を発生する。
+4H+4e→2HO・・・式 (2)
さらに、水素イオン(H) と共に平均3分子程度の水が多孔性陽極23から多孔性陰極22へ移動する。従って、多孔性陰極22では式(2)の反応により除湿空気流路30内の水蒸気から水を生成すると共に、多孔性陽極23から多孔性陰極22へ水が電気泳動によって移動するので、除湿空気流路30内の湿度が低下する。
この固体高分子電解モジュール20の配線は、図6に示すように、天井内などへ配線して直流電源24へ接続され、スイッチコントローラ26の操作で運転される。直流電源24は、室1内に配線される交流の商用電源を変換して得られる。また、スイッチコントローラ26は室1内の壁など配置され、スイッチコントローラ26には、電源スイッチSW1、除湿運転および加湿運転の強弱を行う調節スイッチSW2が設けられている。電源スイッチSW1で運転の電源のオン、オフが行われ、運転強弱スイッチSW2で除湿運転および加湿運転の強弱調節が行われ、居住者の要求に合わせた湿度制御が可能になる。なお、この実施の形態では、除湿運転と加湿運転の切替は手動操作で行っているが、切替運転スイッチを設けて自動で切り替えるようにしてもよい。
次に、除湿空気流路30と加湿空気流路40の切替を、図2、図3及び図7に基づいて説明する。
この実施の形態では、除湿空気流路30と加湿空気流路40がそれぞれ複数設けられている。それぞれの除湿空気流路30は、室1内に連通する下部除湿空気取入開口31と開閉可能な上部除湿空気吹出開口32とを有する。下部除湿空気取入開口31は、室1の床6側に設けられ、上部除湿空気吹出開口32は天井5側に設けられ、除湿空気流路30は上下方向に延びて略床6から天井5までの長さとなっているが、この長さは室1の大きさ等によって異なり、長さを限定するものではない。
それぞれの加湿空気流路40は、室1内に連通する下部加湿空気取入開口41と開閉可能な上部加湿空気吹出開口42とを有する。下部加湿空気取入開口41は、室1の床6側に設けられ、上部加湿空気吹出開口42は天井5側に設けられ、加湿空気流路40は上下方向に延びて略床6から天井5までの長さとなっているが、この長さは室1の大きさ等によって異なり、長さを限定するものではない。
例えば、図6に示すように、板材50の上下方向に所定間隔で並べて形成された開口部50aに嵌め込み周囲が隙間なく支持された固体高分子電解モジュール20が、除湿空気流路30と加湿空気流路40とを区画し、除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送る。
除湿空気流路30と加湿空気流路40の上方位置には、外部と連通する空気排出ダクト60が上壁面材17の内側に上通路壁面材19によって区画して設けられ、この空気排出ダクト60は除湿空気流路30と連通する開閉可能な排出開口61を有し、また加湿空気流路40と連通する開閉可能な排出開口62を有する。また、空気排出ダクト60には、例えば換気ファン等が接続される。
この除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32及び加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42の開閉と、空気排出ダクト60の排出開口61及び排出開口62の開閉は、図7に示すように上部スライドパネル70によって行われる。すなわち、上部スライドパネル70は壁面材12に横方向にスライド可能になっており、この上部スライドパネル70には開口71と開口72が形成されている。上部スライドパネル70がスライドして、開口71が上部加湿空気吹出開口42を開くとき、開口72が排出開口61を開き、開口71が上部除湿空気吹出開口32を開くとき、開口72が排出開口62を開くようになっている。この上部スライドパネル70のスライド操作は、手動で行うが、モータなどの駆動で自動で行うようにしてもよい。
次に、調湿システムの除湿運転を、図2に基づいて説明する。図6に示すスイッチコントローラ26の電源スイッチSW1をオンし、運転強弱スイッチSW2を操作することで、除湿運転の強弱を調節する。
この除湿運転では、上部スライドパネル70を操作して除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32を開き、除湿空気流路30と連通する排出開口61を閉じる。一方、加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42を閉じ、加湿空気流路40と連通する排出開口62を開き運転する。
これにより、除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31から室1内の空気が壁内の除湿空気流路30に入り、上部除湿空気吹出開口32から室1内に戻る。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41から室1内の空気が壁内の加湿空気流路40に入り、
排出開口62から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。
この除湿空気流路30と加湿空気流路40を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送ることで、除湿空気流路30を通る空気が除湿され、加湿空気流路40を通る空気が加湿され、加湿された空気は排出開口62から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、除湿された空気は上部除湿空気吹出開口32から室1内に戻り、室1内の空気が除湿される。
次に、調湿システムの加湿運転を、図3に基づいて説明する。図6に示すスイッチコントローラ26の電源スイッチSW1をオンし、運転強弱スイッチSW2を操作することで、加湿運転の強弱を調節する。
この加湿運転では、上部スライドパネル70を操作して除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32を閉じ、除湿空気流路30と連通する排出開口61を開く。一方、加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42を開き、加湿空気流路40と連通する排出開口62を閉じて運転する。
これにより、除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31から室1内の空気が壁内の除湿空気流路30に入り、排出開口61から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41から室1内の空気が壁内の加湿空気流路40に入り、上部加湿空気吹出開口42から室1内に戻る。
この除湿空気流路30と加湿空気流路40を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送ることで、除湿空気流路30を通る空気が除湿され、加湿空気流路40を通る空気が加湿され、除湿された空気は排出開口61から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、加湿された空気は上部加湿空気吹出開口42から室1内に戻り、室1内の空気が加湿される。
このように、この実施の形態の調湿システムでは、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室1内に持ち込むことなく、室1内の湿度制御をすることができる。また、固体高分子電解モジュール20の除湿、加湿の能力は、運転強弱スイッチSW2を操作して固体高分子電解質膜21にかける電圧により制御される。また、除湿空気流路30と加湿空気流路40内の空気は、固体高分子電解モジュール20のからの若干の発熱により上昇気流となり、除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32または加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42から自然に室1内に流入する。
また、戸建、集合住宅などでは、調湿システムを、壁を構成する建材に組み込んだ調湿建材を用いることで、この調湿建材により別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内の湿度制御をすることができる。また、室内空気を室外に排出することにより換気機能を併せ持つことができる。
[第2の実施の形態]
この実施の形態の第1の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。図8は調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図、図9は調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図、図10は除湿空気流路と加湿空気流路の切替を説明する図である。
この実施の形態の除湿空気流路30は、開閉可能な下部除湿空気取入開口31と開閉可能な上部除湿空気吹出開口32とを有する。加湿空気流路40は、開閉可能な下部加湿空気取入開口41と開閉可能な上部加湿空気吹出開口42とを有する。
また、この実施の形態では、除湿空気流路30と加湿空気流路40の下方位置には、外部と連通する空気供給ダクト80が下壁面材16の内側に下通路壁面材18によって区画して設けられ、この空気供給ダクト80は、除湿空気流路30と連通する開閉可能な供給開口81と、加湿空気流路40と連通する開閉可能な供給開口82を有する。
この下部除湿空気取入開口31と供給開口81の開閉、上部除湿空気吹出開口32と供給開口82の開閉は、図7に示す上部スライドパネル70と同様に構成された下部スライドパネル75で行われる。すなわち、図10に示すように、下部スライドパネル75には開口76と開口77が形成されている。下部スライドパネル75がスライドして、開口76が下部除湿空気吹出開口31を開くとき、開口77が供給開口82を開き、開口76が下部加湿空気吹出開口41を開くとき、開口77が供給開口81を開くようになっている。
次に、調湿システムの除湿運転を、図8に基づいて説明する。
この除湿運転では、下部スライドパネル75を操作して除湿空気流路30の下部除湿空気吹出開口31を開き、除湿空気流路30と連通する供給開口81を閉じる。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気吹出開口41を閉じ、加湿空気流路40と連通する供給開口82を開く。
また、上部スライドパネル70を操作して除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32を開き、除湿空気流路30と連通する排出開口61を閉じる。一方、加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42を閉じ、加湿空気流路40と連通する排出開口62を開き運転する。
これにより、除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31から室1内の空気が壁内の除湿空気流路30に入り、上部除湿空気吹出開口32から室1内に戻る。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41から室1内の空気が壁内の加湿空気流路40に入らないで、空気供給ダクト80から供給される空気が供給開口81から加湿空気流路40に入り、排出開口62から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。
この除湿空気流路30と加湿空気流路40を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送ることで、除湿空気流路30を通る空気が除湿され、加湿空気流路40を通る空気が加湿され、加湿された空気は排出開口62から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、除湿された空気は上部除湿空気吹出開口32から室1内に戻り、室1内の空気が除湿される。
次に、調湿システムの加湿運転を、図9に基づいて説明する。
この加湿運転では、下部スライドパネル75を操作して除湿空気流路30の下部除湿空気吹出開口31を閉じ、除湿空気流路30と連通する供給開口81を開く。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気吹出開口41を開き、加湿空気流路40と連通する供給開口82を閉じる。
また、上部スライドパネル70を操作して除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32を閉じ、除湿空気流路30と連通する排出開口61を開く。一方、加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42を開き、加湿空気流路40と連通する排出開口62を閉じて運転する。
これにより、除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31から室1内の空気が壁内の除湿空気流路30に入らないで、空気供給ダクト80から供給される空気が供給開口81から除湿空気流路30に入り、排出開口61から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41から室1内の空気が壁内の加湿空気流路40に入り、上部加湿空気吹出開口42から室1内に戻る。
この除湿空気流路30と加湿空気流路40を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送ることで、除湿空気流路30を通る空気が除湿され、加湿空気流路40を通る空気が加湿され、除湿された空気は排出開口61から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、加湿された空気は上部加湿空気吹出開口42から室1内に戻り、室1内の空気が加湿される。
[第3の実施の形態]
この実施の形態の第2の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。図11は調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図、図12は調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。除湿空気流路と加湿空気流路の切替は、図10に示す構成で行われる。
調湿システムの除湿運転を、図11に基づいて説明する。
この除湿運転では、下部スライドパネル75を操作して除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31を閉じ、除湿空気流路30と連通する供給開口81を開く。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41を開き、加湿空気流路40と連通する供給開口82を閉じる。
また、上部スライドパネル70を操作して除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32を開き、除湿空気流路30と連通する排出開口61を閉じる。一方、加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42を閉じ、加湿空気流路40と連通する排出開口62を開き運転する。
これにより、除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31から室1内の空気が壁内の除湿空気流路30に入らないで、空気供給ダクト80から供給される空気が供給開口81から除湿空気流路30に入り、上部除湿空気吹出開口32から室1内に入る。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41から室1内の空気が壁内の加湿空気流路40に入り、空気供給ダクト80から供給される空気が供給開口81から加湿空気流路40に入らないで、排出開口62から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。
この除湿空気流路30と加湿空気流路40を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送ることで、除湿空気流路30を通る空気が除湿され、加湿空気流路40を通る空気が加湿され、加湿された空気は排出開口62から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、除湿された空気は上部除湿空気吹出開口32から室1内に入り、室1内の空気が除湿される。
次に、調湿システムの加湿運転を、図12に基づいて説明する。
この加湿運転では、下部スライドパネル75を操作して除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31を開き、除湿空気流路30と連通する供給開口81を閉じる。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41を閉じ、加湿空気流路40と連通する供給開口82を開く。
また、上部スライドパネル70を操作して除湿空気流路30の上部除湿空気吹出開口32を閉じ、除湿空気流路30と連通する排出開口61を開く。一方、加湿空気流路40の上部加湿空気吹出開口42を開き、加湿空気流路40と連通する排出開口62を閉じて運転する。
これにより、除湿空気流路30の下部除湿空気取入開口31から室1内の空気が壁内の除湿空気流路30に入り、空気供給ダクト80から供給される空気が供給開口81から除湿空気流路30に入らないで、排出開口61から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。一方、加湿空気流路40の下部加湿空気取入開口41から室1内の空気が壁内の加湿空気流路40に入らないで、空気供給ダクト80から供給される空気が供給開口82から加湿空気流路40に入り、上部加湿空気吹出開口42から室1内に入る。
この除湿空気流路30と加湿空気流路40を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が除湿空気流路30の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて加湿空気流路40の空気中に送ることで、除湿空気流路30を通る空気が除湿され、加湿空気流路40を通る空気が加湿され、除湿された空気は排出開口61から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、加湿された空気は上部加湿空気吹出開口42から室1内に入り、室1内の空気が加湿される。このように、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内の湿度制御をすることができる。また、室内空気を室外に排出することにより換気機能を併せ持つことができる。
この第1の実施の形態乃至第3の実施の形態では、除湿空気流路30に連通する空気を取入のための開口(下部除湿空気取入開口31)、加湿空気流路40に連通する空気を取入のための開口(下部加湿空気取入開口41)と、除湿空気流路30に連通する空気を吹出のための開口(上部除湿空気吹出開口32)、加湿空気流路40に連通する空気を吹出のための開口(上部加湿空気吹出開口42)は、壁の片側の室のみに向けて設けられた例で説明したが、例えば部屋間の壁の場合には、壁の両側面(つまり裏表の両面)に空気取入のための開口と空気吹出のための開口を設けることで、壁をはさんだ2室を同時に湿度調整することができる。
[第4の実施の形態]
この実施の形態の第1の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。図13は調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図、図14は調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。
この実施の形態の空気流路90は、室1内に連通する下部空気取入開口91を有し、壁面材12,13の間の全部、あるいは一部に複数個設けられている。空気排出ダクト60は、空気流路90と連通する排出開口65を有する。
固体高分子電解モジュール20は、空気流路90と室1内とを区画し、かつ空気流路90と室1内とに支持軸25を支点にして反転するように設けられている。この固体高分子電解モジュール20は、室1の壁面を構成し、空気中の水素分子をその片側面の除湿側面から反対側面の加湿側面へ移動させる。
次に、調湿システムの除湿運転を、図13に基づいて説明する。
この除湿運転では、固体高分子電解モジュール20を、室1内の空気中の水素分子を空気流路90へ移動させるように反転し、すなわち、その片側面の除湿側面を室1側にし、反対側面の加湿側面を空気流路90側にして運転する。
これにより、空気流路90の下部空気取入開口91から室1内の空気が壁内の空気流路90に入り、排出開口65を通り、空気排出ダクト60から室1外に排出される。
この空気流路90を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が室1内の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて空気流路90の空気中に送ることで、室1内の空気が除湿され、空気流路90を通る空気が加湿され、加湿された空気は排出開口65から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、室1内の空気が除湿される。
次に、調湿システムの加湿運転を、図14に基づいて説明する。
この加湿運転では、固体高分子電解モジュール20を、空気流路90内の空気中の水素分子を室1内へ移動させるように反転し、すなわち、その片側面の除湿側面を空気流路90側にし、反対側面の加湿側面を室1側にして運転する。
これにより、空気流路90の下部空気取入開口91から室1内の空気が壁内の空気流路90に入り、排出開口65から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。
この空気流路90を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が空気流路90の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて室1内の空気中に送ることで、空気流路90を通る空気が除湿され、室1内の空気が加湿され、除湿された空気は排出開口65から空気排出ダクト60によって室1外に排出され、室1内の空気が加湿される。
[第5の実施の形態]
この実施の形態の第1の実施の形態と同じ構成は、同じ符号を付して説明を省略する。図15は調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図、図16は調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。
この実施の形態の空気流路90は、壁面材12,13の間の全部、あるいは一部に複数個設けられている。空気排出ダクト60は、空気流路90と連通する排出開口65を有する。
また、空気供給ダクト80が設けられ、この空気供給ダクト80は空気流路90と連通する供給開口85を有する。
固体高分子電解モジュール20は、空気流路90と室1内とを区画し、かつ空気流路90と室1内とに支持軸25を支点にして反転するように設けられている。この固体高分子電解モジュール20は、室1の壁面を構成し、空気中の水素分子をその片側面の除湿側面から反対側面の加湿側面へ移動させる。
次に、調湿システムの除湿運転を、図15に基づいて説明する。
この除湿運転では、固体高分子電解モジュール20を、室1内の空気中の水素分子を空気流路90へ移動させるように反転し、すなわち、その片側面の除湿側面を室1側にし、反対側面の加湿側面を空気流路90側にして運転する。
これにより、空気供給ダクト80の空気供給口85からの空気が壁内の空気流路90に入り、上部の排出口65から室1外に排出される。
この空気流路90を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が室1内の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて空気流路90の空気中に送ることで、室1内の空気が除湿され、空気流路90を通る空気が加湿される。
次に、調湿システムの加湿運転を、図16に基づいて説明する。
この加湿運転では、固体高分子電解モジュール20を、空気流路90内の空気中の水素分子を室1内へ移動させるように反転し、すなわち、その片側面の除湿側面を空気流路90側にし、反対側面の加湿側面を室1側にして運転する。
これにより、空気流路90の下部空気供給口85からの空気が壁内の空気流路90に入り、空気流路90を通る除湿された空気は排出開口65から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。
この空気流路90を空気が流れるときに、固体高分子電解モジュール20が空気流路90の空気中の水素分子をその片側面、すなわち多孔性陽極23側の除湿側面から反対側面、すなわち多孔性陰極22側の加湿側面へ移動させて室1内の空気中に送ることで、空気流路90を通る空気が除湿され、室1内の空気が加湿され、除湿された空気は排出開口65から空気排出ダクト60によって室1外に排出される。
[住戸における調湿建材の配置例]
次に、第1の実施の形態乃至第5の実施の形態が適用される住戸における調湿建材の配置例を、図17乃至図19に基づいて説明する。
図17は夏季など各室が除湿を要する場合の住戸内の固体高分子電解モジュール20の配置と水蒸気の流れを示す図である。各洋室A,B、リビングLDからの水蒸気100は各洋室A,B、リビングLDに設けた各固体高分子電解モジュール20に向かうように流れ、この各固体高分子電解モジュール20からの水蒸気200は浴室Cから図示しない換気扇などで屋外に排気される。また、リビングLD、和室Dからの水蒸気101はリビングLD、和室Dに設けた各固体高分子電解モジュール20に向かうように流れ、この各固体高分子電解モジュール20からの水蒸気201は直接外気に排気される。
図18は冬季など各室が加湿を要する場合の住戸内の固体高分子電解モジュール20の配置と水蒸気の流れを示す図である。浴室Cからの水蒸気110は図示しない天井裏、またはダクトなどにより各洋室A,B、リビングLDに設けた各固体高分子電解モジュール20に向かうように流れ、この各固体高分子電解モジュール20からの水蒸気210は各洋室A,B、リビングLDに流れる。外気からの水蒸気111は、リビングLD、和室Dに設けた各固体高分子電解モジュール20に向かうように流れ、この各固体高分子電解モジュール20からの水蒸気211はリビングLD、和室Dに流れる。
図19は中間期など各室が除湿と加湿が混在する場合の住戸内の固体高分子電解モジュール20の配置と水蒸気の流れを示す図である。リビングLDからの水蒸気120はリビングLDに設けた各固体高分子電解モジュール20に向かうように流れ、各固体高分子電解モジュール20からの水蒸気220は各洋室A,Bに設けた各固体高分子電解モジュール20に向かうように流れ、この各固体高分子電解モジュール20から水蒸気230が各洋室A,B内に流れる。また、リビングLD、和室Dからの水蒸気301は各固体高分子電解モジュール20に向かうように流れ、各固体高分子電解モジュール20からの水蒸気311は直接外気に排気される。このようにして、リビングLDの水蒸気を各洋室A,Bに供給し、リビングLDは除湿し、各洋室A,Bは加湿する。
この発明は、戸建、集合住宅を問わずに適用される調湿システム及び調湿建材に適用可能であり、別途の除湿装置あるいは加湿装置を室内に持ち込むことなく、室内の湿度制御を可能にする。
調湿システム及び調湿建材を戸建、あるいは集合住宅の室1に適用した実施の形態を示す斜視図である。 第1の実施の形態の調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図である。 第1の実施の形態の調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。 固体高分子電解モジュールの配置を示す平面図である。 固体高分子電解モジュールを示す概略構成図である。 固体高分子電解モジュールの概略配線図である。 除湿空気流路と加湿空気流路の切替を説明する図である。 第2の実施の形態の調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図である。 第2の実施の形態の調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。 除湿空気流路と加湿空気流路の切替を説明する図である。 第3の実施の形態の調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図である。 第3の実施の形態の調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。 第4の実施の形態の調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図である。 第4の実施の形態の調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。 第4の実施の形態の調湿システムの除湿運転の状態を示す概略構成図である。 第4の実施の形態の調湿システムの加湿運転の状態を示す概略構成図である。 夏季など各室が除湿を要する場合の住戸内の固体高分子電解モジュール20の配置と水蒸気の流れを示す図である。 冬季など各室が加湿を要する場合の住戸内の固体高分子電解モジュール20の配置と水蒸気の流れを示す図である。 中間期など各室が除湿と加湿が混在する場合の住戸内の固体高分子電解モジュール20の配置と水蒸気の流れを示す図である。
符号の説明
1 室
2,3 調湿建材
4 窓
5 天井
6 床
9 壁
10,11 間柱
12,13 壁面材
14,15 横壁面材
16 下壁面材
17 上壁面材
18 下通路壁面材
19 上通路壁面材
20 固体高分子電解モジュール
21 固体高分子電解質膜
22 多孔性陰極
23 多孔性陽極
24 直流電源
26 スイッチコントローラ
30 除湿空気流路
31 下部除湿空気取入開口
32 上部除湿空気吹出開口
40 加湿空気流路
41 下部加湿空気取入開口
42 上部加湿空気吹出開口
60 空気排出ダクト
61、62,65 排出開口
70 上部スライドパネル
75 下部スライドパネル
80 空気供給ダクト
81,82、85 供給開口
90 空気流路

Claims (6)

  1. 建材内に設けられて、室内に連通する下部除湿空気取入開口と開閉可能な上部除湿空気吹出開口とを有する除湿空気流路と、
    建材内に設けられて、室内に連通する下部加湿空気取入開口と開閉可能な上部加湿空気吹出開口とを有する加湿空気流路と、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とを区画し、前記除湿空気流路の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて前記加湿空気流路の空気中に送る固体高分子電解モジュールと、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な排出開口を有する空気排出ダクトとを備え、
    前記固体高分子電解モジュールにより前記除湿空気流路と前記加湿空気流路が交互にかつ短冊形に並べて室内側に沿って複数配置され、
    前記空気排出ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の上方に配置され、
    除湿時に、
    前記上部除湿空気吹出開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
    前記上部加湿空気吹出開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
    加湿時に、
    前記上部除湿空気吹出開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
    前記上部加湿空気吹出開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
    除湿時と加湿時とで、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路との切替を行うことを特徴とする調湿システム。
  2. 建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部除湿空気取入開口と開閉可能な上部除湿空気吹出開口とを有する除湿空気流路と、
    建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部加湿空気取入開口と開閉可能な上部加湿空気吹出開口とを有する加湿空気流路と、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とを区画し、前記除湿空気流路の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて前記加湿空気流路の空気中に送る固体高分子電解モジュールと、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な排出開口を有する空気排出ダクトと、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な供給開口を有する空気供給ダクトとを備え、
    前記固体高分子電解モジュールにより前記除湿空気流路と前記加湿空気流路が交互にかつ短冊形に並べて室内側に沿って複数配置され、
    前記空気排出ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の上方に配置され、
    前記空気供給ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の下方に配置され、
    除湿時に、
    前記下部除湿空気取入開口を開き、前記上部除湿空気吹出開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
    前記下部加湿空気取入開口を閉じ、前記上部加湿空気吹出開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
    加湿時に、
    前記下部除湿空気取入開口を閉じ、前記上部除湿空気吹出開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
    前記下部加湿空気取入開口を開き、前記上部加湿空気吹出開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
    除湿時と加湿時とで、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路との切替を行うことを特徴とする調湿システム。
  3. 建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部除湿空気取入開口と開閉可能な上部除湿空気吹出開口とを有する除湿空気流路と、
    建材内に設けられて、室内に連通する開閉可能な下部加湿空気取入開口と開閉可能な上部加湿空気吹出開口とを有する加湿空気流路と、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とを区画し、前記除湿空気流路の空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させて前記加湿空気流路の空気中に送る固体高分子電解モジュールと、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な排出開口を有する空気排出ダクトと、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路とに連通する開閉可能な供給開口を有する空気供給ダクトとを備え、
    前記固体高分子電解モジュールにより前記除湿空気流路と前記加湿空気流路が交互にかつ短冊形に並べて室内側に沿って複数配置され、
    前記空気排出ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の上方に配置され、
    前記空気供給ダクトは、前記除湿空気流路と前記加湿空気流路の下方に配置され、
    除湿時に、
    前記下部除湿空気取入開口を閉じ、前記上部除湿空気吹出開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
    前記下部加湿空気取入開口を開き、前記上部加湿空気吹出開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
    加湿時に、
    前記下部除湿空気取入開口を開き、前記上部除湿空気吹出開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記供給開口を閉じ、前記除湿空気流路と連通する前記排出開口を開き、
    前記下部加湿空気取入開口を閉じ、前記上部加湿空気吹出開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記供給開口を開き、前記加湿空気流路と連通する前記排出開口を閉じ、
    除湿時と加湿時とで、
    前記除湿空気流路と前記加湿空気流路との切替を行うことを特徴とする調湿システム。
  4. 建材内に設けられて、室内と連通する下部空気取入開口を有する空気流路と、
    前記空気流路と前記室内とを区画し、かつ前記空気流路と前記室内とに反転可能であり、空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させる固体高分子電解モジュールと、
    前記空気流路と連通する排出開口を有する空気排出ダクトとを備え、
    前記固体高分子電解モジュールは、端部を重ねて室の壁面を構成するように複数配置され、
    除湿時に、
    前記固体高分子電解モジュールを、前記室内の空気中の水素分子を前記空気流路の空気中へ移動させるようにし、
    加湿時に、
    前記固体高分子電解モジュールを、前記空気流路の空気中の水素分子を前記室内の空気中へ移動させるようにし、
    除湿時と加湿時とで、
    前記固体高分子電解モジュールの反転を行うことを特徴とする調湿システム。
  5. 建材内に設けられて、室内と区画された空気流路と、
    前記空気流路と前記室内とを区画し、かつ前記空気流路と前記室内とに反転可能であり、空気中の水素分子をその片側の除湿側面から反対の加湿側面へ移動させる固体高分子電解モジュールと、
    前記空気流路と連通する排出開口を有する空気排出ダクトと、
    前記空気流路と連通する供給開口を有する空気供給ダクトとを備え、
    前記固体高分子電解モジュールは、端部を重ねて室の壁面を構成するように複数配置され、
    除湿時に、
    前記固体高分子電解モジュールを、前記室内の空気中の水素分子を前記空気流路の空気中へ移動させるようにし、
    加湿時に、
    前記固体高分子電解モジュールを、前記空気流路の空気中の水素分子を前記室内の空気中へ移動させるようにし、
    除湿時と加湿時とで、
    前記固体高分子電解モジュールの反転を行うことを特徴とする調湿システム。
  6. 請求項1乃至請求項5に記載のいずれかの調湿システムを、建材に組み込んだことを特徴とする調湿建材。
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