JP5157552B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置、並びに現像剤規制部材のネジ止め方法 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置、並びに現像剤規制部材のネジ止め方法 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、これらの複合機等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる現像装置、プロセスカートリッジに関し、詳しくは、現像剤規制部材のネジ止め方法に関するものである。
従来、表面に現像剤を担持する現像ローラ(現像剤担持体)と、この現像ローラが担持する現像剤を規制するドクタブレード(現像剤規制部材)を備え、潜像担持体上の静電潜像を各色のトナーでトナー像化する現像装置、及びそれを備えたプロセスカートリッジが提案されており、このドクタブレードの現像ケース(現像剤収容ケース)への取付に関しても様々なものが提案されている(例えば、特許文献1、2)。
また近年、高速性に優れていることからタンデム型のフルカラー画像形成装置が普及し、このタンデム型のフルカラー画像形成装置についても様々なタイプのものが提案されている。そして、このような画像形成装置では、商品性を高めるために、現像装置を含む作像部分の小型化の要請が非常に強まってきている。しかし、現像装置を単に小型化するだけでは耐久面とレイアウト面が問題となってくる。
耐久面では、例えば、感光体ドラムが小径化すると、感光体ドラムの膜厚磨耗による放電破壊に対して不利であり、また、現像装置が小型化することにより収容される2成分現像剤が小容量になると、少ないキャリアが繰り返し攪拌されて、キャリアの膜が削れることによる放電破壊に対して不利である。そのうえ、ギアが小径化すると磨耗に対して不利であり、他の部品も一般に細く薄くなると強度が弱くなるという問題がある。
レイアウト面では、例えば、現像装置が小型化すると、寸法に対して公差が占める割合が増え、レイアウトの自由度がなくなり、設計が困難となる。また、ネジ、ボルト、ナットなどの部品は、市販の規格品を利用した方がコスト面では有利であるが、規格部品を使用すると、大きさがその規格に制限されるために単純に小さくできないという問題もある。
特に、感光体ドラムを小径化すると、現像装置、帯電部材、クリーニング装置などの感光体ドラムの廻りに配置される装置等が、感光体ドラムの外周面を占める割合が相対的に増加し、露光手段のレーザ光線が通過するスペースを取りにくくなることが問題となっている。
図7は、感光体ドラムを小径化した場合の問題点を説明する説明図である。図中の符号100は感光体ドラム、符号110は帯電ローラ、符号120は現像装置、Lはレーザ光線を示す。この現像装置120は、従来の現像装置として例示する2軸搬送タイプの現像装置であり、トナーとキャリアからなる現像剤を収容する現像剤収容ケース121と、現像剤収容ケース121に軸支され、外周面に現像剤を担持して感光体ドラム100上の静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラ122と、現像ローラ122が担持する現像剤の層厚を規制するドクタブレード123とを備えている。このドクタブレード123は、その突端が現像剤収容ケース121から突き出して、現像ローラ122の外周面と所定のギャップだけ離間するように、現像剤収容ケース121にネジNでネジ止めされている。
図7から明らかなように、感光体ドラム100を小型化すると現像装置120や帯電ローラ110が感光体ドラム100の外周面を占める割合が相対的に増加し、現像装置120と帯電ローラ110との間隔が狭くなる。そして、光学ユニットから照射されたレーザ光線Lは、ドクタブレード123を現像剤収容ケース121に止め付けるネジNのネジ頭によって阻まれ、感光体ドラム100に達しないことが分かる。このように感光体ドラム100を小径化すると、レーザ光線Lが通過する現像装置120と帯電ローラ110との隙間を確保するのが難しくなる。また、レーザ光線は、光学ユニットの内部で何度もレンズを通過し、ミラーに反射されてから照射されるので、感光体ドラム100に達するまでに1mm程度の誤差を見込むのが通常である。よって、余裕を持ってこの隙間は数mm程度確保する必要がある。
特開2006−126764号公報 特開2002−072671号公報
そこで、本発明は、前記従来の問題点を解決するべく、現像剤規制部材の現像ケーシへの取付方法を改良し、装置全体を小型化しても潜像担持体へ静電潜像を書き込むレーザ光線の経路を確保することができる現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置、並びに、現像剤規制部材のネジ止め方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、現像剤を収容する現像剤収容ケースと、該現像剤収容ケースに軸支され、外周面に現像剤を担持して潜像担持体上の静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、該現像ローラが担持する現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備え、この現像剤規制部材の突端が、前記現像ローラの外周面と所定のギャップだけ離間するように、前記現像剤収容ケースにネジでネジ止めされている現像装置において、前記現像剤規制部材は、前記現像ローラの軸線方向を長手方向とする矩形状の平板部を有し、該平板部は、長手方向に沿って前記ネジと螺合する複数のネジ孔を有し、前記平板部が、前記現像剤収容ケースの内側に前記ネジのネジ頭がくるようにネジ止めされており、前記現像剤収容ケースは、ドライバー挿入用の挿入口が前記ネジの軸線延長上に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、ネジのネジ足の長さは、現像剤規制部材から突出しない長さに設定されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、ネジは、非磁性材料からなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、現像剤収容ケースのネジが貫通する孔は、現像ローラの軸線に対して垂直方向に長い長円孔であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4において、現像剤収容ケースは、長円孔の内側に連接し、長円孔と略相似形に窪んでネジのネジ頭を収容する座繰り部を有し、該座繰り部の最短の内径は、ネジ頭の直径と略同径となっていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5において、ネジは、ネジ頭とネジ足との間に、ネジ頭径より小さくネジ足径より大きい直径を有する段部が設けられた段ネジとなっており、該段ネジの段部の直径は、長円孔の短径と嵌め合い公差の関係にあることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかにおいて、現像剤収容ケースは、現像剤を現像ローラに攪拌して搬送する攪拌スクリューを備え、挿入口は、攪拌スクリューの軸線と、ドライバーの挿入経路となる挿入口と現像剤収容ケースのネジ孔とを結ぶ直線と、が交差しないように配置されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項において、現像剤収容ケースは、攪拌スクリューとその搬送経路を2本備えた2軸搬送タイプであり、挿入口は、現像剤規制部材側の搬送経路にのみ設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかにおいて、現像剤収容ケースは、現像剤を現像ローラに攪拌して供給する攪拌羽根を備え、該攪拌羽根は、ドライバー挿入時にドライバーを避ける分だけ撓む可撓性を有することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項ないしにおいて、挿入口は、現像剤収容ケースの内側又は外側からフィルム状のシールで塞がれていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の現像装置、又は請求項11に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと所定のギャップだけ離間して現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材を、現像剤を収容する現像剤収容ケースにネジ止めするネジ止め方法において、前記現像剤収容ケースの内側にネジ頭がくるように、前記現像剤収容ケースに設けられた挿入口からドライバーを挿入してネジ止めすることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13において、現像剤規制部材を、現像剤収容ケースにネジ止めした後に、挿入口をフィルム状のシールで塞ぐことを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、現像剤を収容する現像剤収容ケースと、該現像剤収容ケースに軸支され、外周面に現像剤を担持して潜像担持体上の静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、該現像ローラが担持する現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備え、この現像剤規制部材の突端が、前記現像ローラの外周面と所定のギャップだけ離間するように、前記現像剤収容ケースにネジでネジ止めされている現像装置において、前記現像剤規制部材は、前記現像ローラの軸線方向を長手方向とする矩形状の平板部を有し、該平板部は、長手方向に沿って前記ネジと螺合する複数のネジ孔を有し、前記平板部が、前記現像剤収容ケースの内側に前記ネジのネジ頭がくるようにネジ止めされており、前記現像剤収容ケースは、ドライバー挿入用の挿入口が前記ネジの軸線延長上に設けられているので、また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1において、ネジのネジ足の長さは、現像剤規制部材から突出しない長さに設定されているので、レイアウトの自由度を犠牲にすることなく潜像担持体を小型化して、潜像担持体へ静電潜像を書き込むレーザ光線の経路を確保することができるだけでなく、ドライバーなどの汎用の道具で容易に現像剤収容ケースの内側から現像剤規制部材をネジ止めすることができる。また、メンテナンスなどの再調整の際に、現像剤規制部材と現像ローラとのギャップを容易に再調整することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は2において、ネジは、非磁性材料からなるので、前記効果に加え、ネジが磁化して現像剤の搬送に悪影響を及ぼす虞がない。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1ないし3のいずれかにおいて、現像剤収容ケースのネジが貫通する孔は、現像ローラの軸線に対して垂直方向に長い長円孔であるので、前記効果に加え、ギャップと同厚のプレートを現像ローラと現像剤規制部材との間に噛ましてネジ止めするなど、容易に現像剤規制部材と現像ローラとのギャップを所定値に調整してネジ止めすることができる。また、メンテナンスなどの再調整の際も容易にギャップを所定値にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4において、現像剤収容ケースは、長円孔の内側に長円孔と略相似形に窪んでネジのネジ頭を収容する座繰り部を有し、該座繰り部の最短の内径は、ネジ頭の直径と略同径となっているので、前記効果に加え、ネジのネジ頭が現像剤搬送の支障とならず、且つ、座繰り部に溜まる無駄な現像剤を最小にすることができる。また、座繰り部がネジをネジ孔に装着する際のガイドの機能を果たし、容易にネジ止めすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5において、ネジは、ネジ頭とネジ足との間に、ネジ頭径より小さくネジ足径より大きい直径を有する段部が設けられた段ネジとなっており、該段ネジの段部の直径は、長円孔の短径と嵌め合い公差の関係にあるので、前記効果に加え、外周面にネジ溝が切られていない段ネジの段部と長円孔とを嵌り合わせるだけで微調整することなく現像剤規制部材を所定のギャップとなるよう取り付けることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項1ないし6のいずれかにおいて、現像剤収容ケースは、現像剤を現像ローラに攪拌して搬送する攪拌スクリューを備え、挿入口は、攪拌スクリューの軸線と、ドライバーの挿入経路となる挿入口と現像剤収容ケースのネジ孔とを結ぶ直線と、が交差しないように配置されているので、攪拌スクリューを現像剤収容ケースに取り付けてから現像剤規制部材と現像ローラとのギャップを微調整することも可能となり、また、メンテナンスなどの再調整の際に、攪拌スクリューを一旦取り外す必要がなくなり、作業性が向上する。
請求項に記載の発明によれば、請求項において、現像剤収容ケースは、攪拌スクリューとその搬送経路を2本備えた2軸搬送タイプであり、挿入口は、現像剤規制部材側の搬送経路にのみ設けられているので、即ち、2軸搬送タイプの現像装置において、2本の攪拌スクリューが存在する平面に対して現像剤規制部材を取り付ける際のドライバー挿入経路を所定の角度以上になるように設定して、ドライバーの挿入口を1つにしたので、2軸搬送タイプの現像装置においても挿入口を塞ぐ作業が1箇所で済み、作業能率が向上する。
請求項に記載の発明によれば、請求項1ないし6のいずれかにおいて、現像剤収容ケースは、現像剤を現像ローラに攪拌して供給する攪拌羽根を備え、該攪拌羽根は、ドライバー挿入時にドライバーを避ける分だけ撓む可撓性を有するので、前記効果に加え、攪拌羽根を現像剤収容ケースに取り付けてから現像剤規制部材を現像剤収容ケースに取り付けることもでき作業性が向上する。また、現像剤規制部材と現像ローラとのギャップを微調整することも容易であり、メンテナンスなどの再調整の際に、攪拌羽根を取り外す必要がない。
請求項10に記載の発明によれば、請求項ないしにおいて、挿入口は、現像剤収容ケースの内側又は外側からフィルム状のシールで塞がれているので、前記効果に加え、シールを挿入口に貼着する作業だけで挿入口を塞ぐことができ作業効率が向上する。また、シールの接着剤を再貼着可能なものにすれば、メンテナンスなどの再調整の際にもシールを剥がしたり貼ったりするだけで容易に作業をすることができる。
請求項11に記載の発明によれば、プロセスカートリッジが請求項1ないし10のいずれかに記載の現像装置を備えているので、プロセスカートリッジにおいて前記効果を奏することができる。
請求項12に記載の発明によれば、画像形成装置が請求項1ないし10のいずれかに記載の現像装置、又は請求項11に記載のプロセスカートリッジを備えているので、画像形成装置において前記効果を奏することができる。
請求項13に記載の発明によれば、静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと所定のギャップだけ離間して現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材を、現像剤を収容する現像剤収容ケースにネジ止めするネジ止め方法において、前記現像剤収容ケースの内側にネジ頭がくるように、現像剤収容ケースに設けられた挿入口からドライバーを挿入してネジ止めするので、レイアウトの自由度を犠牲にすることなく潜像担持体を小型化して、潜像担持体へ静電潜像を書き込むレーザ光線の経路を確保することができるだけでなく、ドライバーなどの汎用の道具で容易に現像剤収容ケースの内側から現像剤規制部材をネジ止めすることができる。また、メンテナンスなどの再調整の際に、現像剤規制部材と現像ローラとのギャップを容易に再調整することができる。
請求項14に記載の発明によれば、請求項13において、現像剤規制部材を、現像剤収容ケースにネジ止めした後に、挿入口をフィルム状のシールで塞ぐので、前記効果に加え、シールを挿入口に貼着する作業だけで挿入口を塞ぐことができ作業効率が向上する。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。
[画像形成装置]
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置を示す構成説明図である。図中の符号1は、本発明の画像形成装置の一実施の形態として例示するイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナーからカラー画像を形成する4連タンデム型中間転写方式のカラープリンタであり、このカラープリンタ1は、略筐体状の装置本体10と、この装置本体10の最上部に配置され、前記4色のニュートナーを収容するニュートナー収容部2と、装置本体10の中央に配置され、前記4色のトナーからそれぞれの単色トナー像を形成する画像形成部3と、この画像形成部3の下方に配置され、画像形成部3のそれぞれの潜像担持体に静電潜像を書き込む光学ユニット4と、画像形成部3の上方に配置され、画像形成部2で形成したトナー画像を記録材に転写する転写部5と、この転写部5の上方の一側端寄りに配置され、転写部5で転写されたトナー像を記録材に定着する定着部6と、装置本体10の最下部に配置され、記録材である記録紙を転写部4に給紙する給紙部7と、装置本体10の上面に形成され、定着部6で画像が定着された記録紙をスタックする排紙部8などから構成されている。
ニュートナー収容部2は、現像に使用されていない新規トナーであるニュートナーを収容するスペースであり、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのそれぞれのトナーを個別に収容するニュートナーボトル2Y,2C,2M,2Kを備えている。
画像形成部3は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナーに対応する潜像担持体としての4つの感光体ドラムY,C,M,Kを中心とする後述の4つのプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kから主に構成され、ニュートナーボトル2Y,2C,2M,2Kから供給されるイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナーからプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kでそれぞれの単色トナー像を形成する。
光学ユニット4は、半導体レーザ(LD)や発光ダイオード(LED)などの図示しないレーザ光源を有し、このレーザ光源から感光体ドラムY,C,M,Kにレーザ光を照射して、所定の極性に一様に帯電させた感光体ドラムY,C,M,Kの表面を露光して静電潜像を形成する。
転写部5は、中間転写体として半導電性の弾性樹脂からなる無端ベルト状の中間転写ベルト50と、この中間転写ベルト50を支持・張架する4つの支持ローラ51,52,53,54と、前記4つの感光体ドラムY,C,M,Kとそれぞれ中間転写ベルト50を挟んで対向する4つの1次転写ローラ55Y,55C,55M,55Kと、が備えられている。また、この支持ローラ51は、図示しない駆動手段に接続された駆動ローラとなっており、中間転写ベルト50を図の矢印方向に回転駆動する。そして、この駆動ローラ51と中間転写ベルト50を挟んで対向する位置に、2次転写ローラ56が設けられ、支持ローラ52と中間転写ベルト50を挟んで対向する位置に、クリーニングユニット57が設けられている。
これらの各1次転写ローラ55Y,55C,55M,55Kは、空隙放電による画像劣化を考慮し、各感光体ドラムY,C,M,Kと中間転写ベルト50を挟んで当接する正対位置から中間転写ベルト50の搬送方向下流側に少しズラした位置に配置された接触方式の転写バイアス(転写電圧)印加手段であり、図示しないバイアス電源に接続され、図示しない接離機構により中間転写ベルト50の内側から当接して1次転写ニップを形成し、トナー像と逆極性の1次転写バイアスを中間転写ベルト50の裏面(内周面)から印加するよう構成されている。
なお、転写バイアス印加手段として、転写チャージャを用いた非接触方式のものでもよいが、本実施の形態では、転写チリの発生が少ない前記1次転写ローラを採用している。
2次転写ローラ56は、図示しない付勢手段により駆動ローラ51の外周において中間転写ベルト50に圧接され、2次転写ニップを形成するよう構成されており、図示しないバイアス電源に接続され、トナー像と逆極性の2次転写バイアスを印加する接触方式の転写バイアス印加手段となっている。また、駆動ローラ51が転写バイアス印加手段となっていてもよく、その場合、転写するトナー像とは同極性の転写バイアスを印加することになる。
クリーニングユニット57は、中間転写ベルト50の表面に付着した転写残トナーをファーブラシ及びクリーニングブレードで回収するクリーニング手段であり、回収した転写残トナーは、クリーニングユニット57内から図示しない搬送手段により図示しない廃トナータンクまで搬送され、廃棄される。
定着部6は、内部に発熱手段であるヒータを有する定着ローラ60と、加圧ローラ61などを備え、この定着ローラ60に図示しない付勢手段により加圧ローラ61が付勢されて圧接され、定着ニップが形成される。そして、この定着ニップにおいて、後述の給紙部7から搬送されてきた記録材に、定着ローラ60による熱と加圧ローラ61による圧力を加えることにより、転写部5で記録材に転写された未定着のトナー像を記録材に定着するようになっている。
給紙部7は、コピー用紙、樹脂シート(OHPシートなど)などの所定の大きさの記録材(紙に限定されるものではない)を収容・ストックする給紙カセット70と、このストックされた記録材に所定圧で圧接されており、制御手段(図示せず)の制御信号に基づいて記録材を1枚ずつ搬送路に送り出すピックアップローラ71、記録材を2次転写ニップへ搬送するタイミングを調整するレジストローラ対72などを備えている。
排紙部8は、装置本体10の上面に形成された排紙トレイ80と、この排紙トレイ80に定着部6を通過した記録材を装置本体10から排出する排紙ローラ対81などを備え、この排紙ローラ対81から排出された記録材が排紙トレイ80上に集積されるようになっている。
[プロセスカートリッジ]
次に、プリンタ1のプロセスカートリッジについて説明する。
図2は、本発明の一実施の形態に係るプロセスカートリッジを示す構成説明図である。前述のように、カラープリンタ1は、中間転写ベルト50の下面に沿って移動方向上流側からイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの順番に4つのプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kを備えている(図1参照)。これらのプロセスカートリッジ3Y,3C,3M,3Kは、略同様な構成となっているので、最上流に配設されたイエロー用プロセスカートリッジ3Yを例に挙げて説明する。
このプロセスカートリッジ3Yは、潜像担持体である感光体ドラムYを中心に、その回転方向上流側から感光体ドラムYに潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布手段30Yと、1次転写後も感光体ドラムY上に残留する転写残トナーをクリーニングするクリーニング手段31Yと、感光体ドラムYの外周表面を所定の極性に一様に帯電させる帯電手段32Yと、感光体ドラムYが担持する静電潜像をイエロー色のトナーで可視像化する現像装置33Yと、から主に構成されている。
この潤滑剤塗布手段30Yは、収容ケース30Yaと、この収容ケース30Yaに収容され、直方体に成形された固形潤滑剤30Ybと、回転することにより、この固形潤滑剤30Ybを削り取って感光体ドラムYに塗布するブラシローラ30Ycと、このブラシローラ30Ycに固形潤滑剤30Ybを押圧する加圧スプリング30Ydとから主に構成されている。
クリーニング手段31Yは、感光体ドラムYに当接し1次転写後も感光体ドラムYの外周表面に付着する1次転写残トナーを掻きとってクリーニングするクリーニングブレード31Yaと、その支持部材31Ybと、この支持部材31Ybを加圧してクリーニングブレード31Yaを所定圧で感光体ドラムYに押圧する付勢手段であるブレード加圧スプリング31Ycと、クリーニングブレード31Yaで掻きとった転写残トナーを図示しない廃トナータンクへ搬送するトナー搬送スクリュー31Ydと、から構成されている。
なお、潤滑剤塗布手段30Yは、クリーニング手段31Y内にクリーニングブレード31Yaと共に設けてもよい。そうすることで、ブラシローラ30Ycで感光体ドラムYを摺擦することでブラシに付着するトナーを、固形潤滑剤30Yb又はフリッカーで振り落とし、容易に回収することができる。
帯電手段32Yは、感光体ドラムYと近接配置され感光体ドラムYの外周表面を所定の極性に一様に帯電させる帯電部材としての帯電ローラ32Yaと、この帯電ローラ32Yaに当接するように配置され、帯電ローラ32Yaに付着したトナーを除去するクリーニングローラ32Ybとから構成されている。
[現像装置]
次に、現像装置33Yについて図3を用いて詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る現像装置を示す構成説明図である。
図示する現像装置33Yは、本発明の現像装置の一実施の形態として例示する2軸搬送タイプの2成分現像方式の現像装置であり、トナーとキャリアからなる粉体状の2成分現像剤を収容する現像剤収容ケース33Yaと、この現像剤収容ケース33Yaに軸支され、図の矢印法方向に駆動回転し、現像バイアスを印加可能な現像剤担持体である現像ローラ33Ybと、同じく現像剤収容ケース33Yaに軸支され、現像剤を攪拌しながら現像ローラ33Ybへ搬送する2本の攪拌スクリュー33Yc,33Ydと、その搬送経路である第1の現像剤搬送路33Ye、第2の現像剤搬送路33Yfと、現像ローラが担持する現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材であるドクタブレード33Ygなどから構成されている。
この現像剤収容ケース33Yaは、図に示すように、現像ローラ33Ybを露出させる開口部を有し、現像剤を現像ローラ33Ybに供給する搬送経路となっており、第1の現像剤搬送路33Yeと、第2の現像剤搬送路33Yfと、に主に区分けされ、この第2の現像剤搬送路33Yfの底部に後述のドライバー挿入用の挿入口Dが設けられていると共に、この挿入口Dは、フィルム状のシールSがケースの外側から貼着されて塞がれている。
現像ローラ33Ybは、現像剤を担持し易いように表面が加工された現像スリーブ34Yと、この現像スリーブ34Yの内部に装着された磁界発生手段としてのマグネットローラ35Yと、から構成され、現像剤収容ケース33Yaの開口部から部分的に露出して感光体ドラムYと対向して近接配置され、図の矢印方向に回転駆動される。このマグネットローラ35Yは、現像スリーブ34Yの軸方向に延びる磁石P1、P2、P3、P4、P5を有し、磁石P3と磁石P4とが同極性の磁界を発生させる向きに設置され、他は隣り合う磁石が異なる極性の磁界を発生させる向きに設置されている。
攪拌スクリュー33Yc,33Ydは、それぞれ回転軸と、スクリュー面を有し、第1の現像剤搬送路33Ye、第2の現像剤搬送路33Yfとに設置されている。そして、図の矢印方向に回転し、現像剤を攪拌しながら帯電させ、互いに逆方向に搬送して、現像剤を現像ローラ33Ybの軸方向(水平方向に)に沿って循環しながら現像ローラ33Ybへ供給する。
ドクタブレード33Ygは、現像ローラ33Ybの軸方向を長手方向とする矩形状の平板部であるブレード板からなり、現像剤収容ケース33Yaから突き出して、その突端が現像ローラ33Ybの外周面と所定のギャップGだけ離間するように現像剤収容ケース33Yaにネジnでネジ止めされている。このドクタブレード33Ygのブレード板は、長手方向に沿って複数のネジ孔h1を有し、このネジ孔h1には、ネジnのネジ山と螺合するネジ溝が形成されている。そして、現像剤収容ケース33Yaの内側にネジnのネジ頭がくるようにネジ止めされている。なお、ドクタブレード33Ygを平板部からのみなるブレード板ではなく、強度を持たすため折り曲げた山形プレートから構成してもよい。その場合は、折り返し部は、現像剤収容ケース側に折り曲げる。
(現像動作)
次に、現像装置の動作について図3を用いて説明する。
現像剤が攪拌スクリュー33Yc,33Ydで撹拌されて、トナーが所定の極性に帯電され、キャリアがその反対極性に帯電される。そして、この帯電されたイエロー色のトナーが剤供給領域で現像ローラ33Ybのマグネットローラ35Yの磁力に汲み上げられ、現像ローラ33Yb(現像スリーブ34Y)に担持される。そして、ドクタブレード33Ygの先端で現像剤の層厚が規制され、現像ローラ33Ybが回転することにより感光体ドラムYの外周面と近接する現像領域に運ばれる。そこで、現像ローラ33Ybに担持されたイエロー色のトナーが、感光体ドラムYの外周面に形成された静電潜像に静電的に移行することにより感光体ドラムY上の静電潜像が可視化されてイエロートナー像となる。現像後に感光体ドラムYの外周表面に残る現像剤は、現像ローラ33Ybの更なる回転により剤離脱領域へ搬送される。剤離脱領域は、マグネットローラ35Yの磁石P3、P4が反発磁界を発生している反発磁界領域となっており、この磁力で搬送されてきた現像剤を現像スリーブ34Yの表面から離脱させる。この剤離脱領域において、現像スリーブ34Yの表面から離脱した現像剤は、第2の現像剤搬送路33Yfに落下し、再度の現像に使用される。
(プロセスカートリッジの動作)
次に、プロセスカートリッジの動作について図2を用いて説明する。
先ず、帯電ローラ32Yaにより感光体ドラムYの外周表面を均一に所定の極性に帯電し、この帯電ローラ32Yaの感光体ドラムYの回転方向下流域において、光学ユニット4により画像情報に基いてレーザ光Lを照射し、一様に帯電させた感光体ドラムYの表面電位を照射した部分だけ低下させることにより静電潜像を形成する。そして、前記のように現像装置33Yで静電潜像をトナー像化して現像する。このトナー像は、感光体ドラムYの回転に伴って1次転写ニップに移動し、そこで、1次転写ローラ55Yから1次転写バイアスが印加され、中間転写ベルト50へ転写される。その後、潤滑剤塗布手段30Yで感光体ドラムYの表面に潤滑剤が塗布される。そして、1次転写後も感光体ドラムYの外周表面に付着する1次転写残トナーが、クリーニング手段31Yでクリーニングされ、再度の画像形成に備えられる。
(画像形成動作)
次に、カラープリンタ1の画像形成動作について図1を用いて説明する。
先ず、前述のように、プロセスカートリッジ3Yにおいてイエローの単色トナー像が感光体ドラムY上に形成される。続いて、1次転写ニップまで感光体ドラムYを回転させ、そこで、1次転写ローラ55Yにより、トナーの極性とは逆極性(例えば、プラス)の1次転写バイアスを印加し、静電引力により中間転写ベルト50にイエロー単色のトナー像を転写する。これと同様に、その他のプロセスカートリッジ3C,3M,3Kにおいても単色トナー像の画像形成が行われると共に、中間転写ベルト50の回転のタイミングに合わせてイエロー、シアン、マゼンダの順番で1次転写が行われ中間転写ベルト50上に重畳されて、フルカラーのトナー像が形成される。
一方、給紙部7から搬送されてきた記録材がレジストローラ対72により転写とのタイミングを調整されて2次転写ニップに送られる。そこで、2次転写ローラ56により2次転写バイアスが印加され、静電引力により中間転写ベルト50上のフルカラーのトナー像が記録材上に転写される。次に、この未定着のトナー像を表面に担持した記録材が定着部6の定着ニップに送られ、熱と圧力が加えられて定着される。このように、記録材に画像が定着された後、排紙部8に排出されてスタックされる。また、2次転写後の中間転写ベルト50の表面に転写後も付着する転写残トナーは、クリーニングユニット57により除去され、再度の画像形成動作に備えられる。そして、クリーニングユニット57で除去された転写残トナーは、図示しない廃トナータンクなどに運ばれ廃棄される。
[ネジとネジ孔]
次に、本発明の実施の形態に係るネジとそのネジ孔について図3〜5用いて説明する。図4は、本発明のネジの一実施の形態として例示するネジの概略を示す正面図であり、図5は、図3の矢印A方向に現像剤収容ケースの内側を見た現像剤収容ケースの貫通孔を示すA矢視図である。
図4に示すように、本発明のネジの一実施の形態として例示するネジnは、非磁性材料からなり、ネジ頭n1と、ネジ足n2と、その間に設けられた段部n3とから構成された段ネジである。この段部n3は、図に示すように、その直径r3が、ネジ頭n1の直径r1より小さくネジ足n2の外径r2より大きく形成され、外周面には、ネジ山は形成されていない。また、ネジ足n2の長さt2は、ドクタブレード33Ygから突出しない長さに設定されている。つまり、t2≦Tとなっている。
図5に示す現像剤収容ケース33Yaのネジnが貫通する孔(h2)は、ドクタブレード33Ygに設けられ、ネジnと螺合する複数のネジ孔h1と対応する位置に設けられた現像剤収容ケース33Ya側の孔の1つを図示したものであり、図に示すように、現像ローラ33Ybの軸線に対して垂直方向に長い、長径r4、短径r5からなる長円孔となっている。また、現像剤収容ケース33Yaには、この長円孔h2の内側壁面に長円孔h2と略相似形に窪んだ座繰り部h3(図5の斜線部)が設けられている。この座繰り部h3は、ネジnのネジ頭n1を収容するスペースであり、ネジ頭n1の厚さt1と座繰り部h3の深さdが略同じに設定されている。また、座繰り部h3の最短の内径r6は、ネジ頭n1の直径r1より僅かながら小さい略同径となっている。このため、ネジnのネジ頭n1が現像剤搬送の支障とならず、且つ、座繰り部h3に溜まる無駄な現像剤を最小にすることができる。また、座繰り部h3がネジnを長円孔h2に装着する際のガイドの機能を果たし、容易にネジ止めすることができる。
また、ネジnの段部n3は、その直径r3が長円孔h2の短径r5と嵌め合い公差の関係にあるので、外周面にネジ溝が切られていない段部n3と長円孔h2とを嵌り合わせるだけで微調整することなく現像剤規制部材を所定のギャップGとなるように取り付けることができる。
(挿入口の位置)
次に、挿入口の位置について図3を用いて説明する。
挿入口Dは、ネジnを締めるドライバー挿入用の開口であり、ネジnの軸線延長上に設けられ、且つ、攪拌スクリュー33Yc,33Ydの回転軸と、破線の矢印Aで示すドライバー挿入経路、即ち、挿入口Dとネジ孔h1,h2とを結ぶ直線と、が交差しないように配置されている。つまり、2本の攪拌スクリュー33Yc,33Ydが存在する平面に対してドライバー挿入経路を所定の角度以上になるように設定して、ドライバー挿入経路が、第1の現像剤搬送路33Yeと第2の現像剤搬送路33Yfの2つの搬送経路を貫通しないようにして、ドライバーの挿入口を1つにしたので、挿入口を塞ぐ作業が1箇所で済み、作業能率が向上する。
次に、本発明の実施の形態に係るネジ止め方法について図6、3を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係るネジ止め方法を説明する説明図である。
図6に示すように、ドクタブレード33Ygを現像剤収容ケース33Yaにネジ止めする際には、基本的には、攪拌スクリュー33Ydが未装着の状態で取り付ける。攪拌スクリュー33Ydが邪魔で、作業がし難いからである。しかし、前述のように、攪拌スクリュー33Ydの回転軸と、ドライバー挿入経路とは交差しないように、挿入口Dの位置を設定しているので、攪拌スクリュー33Ydを現像剤収容ケース33Yaに装着した後でも、ネジ止めすることができる。そのため、メンテナンスなどの再調整の際に、ドクタブレード33Ygと現像ローラ33Ybとのギャップを容易に再調整することができる。
このとき、図示のように、ギャップGと同厚のプレートPをドクタブレード33Ygと現像ローラ33Ybとの間に挿入して噛ました状態で挿入口Dからドライバーを挿入して、ネジ止めするとギャップGの設定が容易、且つ、確実に行える。
そして、ギャップを所定値Gとしてネジ止めしたら、図3に示すように、フィルム状のシールSを現像剤収容ケース33Yaの外側から貼り付け、挿入口Dを塞ぐ。このように、シール貼着するという極めて簡単な作業だけで挿入口を塞ぐことができるので、作業能率が向上する。
以上のように、本実施の形態に係る現像措置、プロセスカートリッジによれば、感光体ドラムを小型化しても光学ユニットからのレーザ光線の経路を確保することができるので、レイアウトの自由度を備えたまま現像装置、プロセスカートリッジを小型化することができる。なお、以上の説明において、本発明の実施の形態に係るネジを、段ネジのものを例に挙げて説明したが、平ネジ、丸ネジ、鍋底ネジ等の市販の一般的なネジでもよく、その場合でも、ネジ頭が、現像剤収容ケース及び現像剤規制部材から外部に飛び出していないので、レーザ光線の経路を確保できるのは云うまでもない。また、現像剤の攪拌搬送手段としてスクリュー状の攪拌スクリューを例に挙げて説明したが、ドライバーを挿入した場合に撓んでドライバーを避けることのできる十分な可撓性を有する攪拌羽根(例えば、マイラー製の攪拌羽根)としてもよい。そうすることで、攪拌羽根を現像剤収容ケースに取り付けた状態でドクタブレードを現像剤収容ケースに取り付けることもでき作業性が向上する。また、ドクタブレードと現像ローラとのギャップを微調整することも容易であり、メンテナンスなどの再調整の際に、攪拌羽根を取り外す必要がない。
また、この発明の実施の形態の画像形成装置として4連タンデム型の中間転写方式ものを例に挙げて説明したが、必ずしもこのようなものに限られず、例えば、4連タンデム型の直接転写方式のものや、モノクロ用の画像形成装置であって構わない。要するに、現像剤収容ケースと現像ローラと現像剤規制部材とを備え、この現像剤規制部材の突端が、現像ローラの外周面と所定のギャップだけ離間するように、現像剤収容ケースにネジでネジ止めされている画像形成装置であればよい。
また、ニュートナー収容部、光学ユニット、転写部、定着部、給紙部、排紙部等の細部の構成は、あくまでも一例を示したものであって、他の既知の装置・手段などの構成を採用することができる。その場合でも、前記課題に対して同様の効果を奏することは明らかである。
なお、図面で示した各構成部材の形状や構造等も、あくまでも好ましい一例を示すものである。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す構成説明図である。 本発明の一実施の形態に係るプロセスカートリッジを示す構成説明図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置を示す構成説明図である。 本発明のネジの一実施の形態として例示するネジの概略構成を示す正面図である。 図3の矢印A方向に現像剤収容ケースの内側を見た現像剤収容ケースの貫通孔を示すA矢視図である。 本発明の実施の形態に係るネジ止め方法を説明する説明図である。 感光体ドラムを小径化した場合の問題点を説明する説明図である。
符号の説明
1 カラープリンタ(画像形成装置)
3Y,3C,3M,3K プロセスカートリッジ
33Y 現像装置
33Ya 現像剤収容ケース
h2 長円孔(ネジが貫通する孔)
h3 座繰り部
33Yb 現像ローラ(現像剤担持体)
33Yc,33Yd 攪拌スクリュー(攪拌搬送手段)
33Ye 第1の現像剤搬送路(搬送経路)
33Yf 第2の現像剤搬送路(搬送経路)
33Yg ドクタブレード(現像剤規制部材)
h1 ネジ孔
n ネジ
n1 ネジ頭
n2 ネジ足
n3 段部
D 挿入口
S シール

Claims (14)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容ケースと、該現像剤収容ケースに軸支され、外周面に現像剤を担持して潜像担持体上の静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと、該現像ローラが担持する現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材と、を備え、
    この現像剤規制部材の突端が、前記現像ローラの外周面と所定のギャップだけ離間するように、前記現像剤収容ケースにネジでネジ止めされている現像装置において、
    前記現像剤規制部材は、前記現像ローラの軸線方向を長手方向とする矩形状の平板部を有し、該平板部は、長手方向に沿って前記ネジと螺合する複数のネジ孔を有し、前記平板部が、前記現像剤収容ケースの内側に前記ネジのネジ頭がくるようにネジ止めされており、
    前記現像剤収容ケースは、ドライバー挿入用の挿入口が前記ネジの軸線延長上に設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記ネジのネジ足の長さは、前記現像剤規制部材から突出しない長さに設定されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記ネジは、非磁性材料からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤収容ケースの前記ネジが貫通する孔は、前記現像ローラの軸線に対して垂直方向に長い長円孔であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記現像剤収容ケースは、前記長円孔の内側に連接し、前記長円孔と略相似形に窪んで前記ネジのネジ頭を収容する座繰り部を有し、該座繰り部の最短の内径は、ネジ頭の直径と略同径となっていることを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記ネジは、ネジ頭とネジ足との間に、ネジ頭径より小さくネジ足径より大きい直径を有する段部が設けられた段ネジとなっており、
    該段ネジの段部の直径は、前記長円孔の短径と嵌め合い公差の関係にあることを特徴とする請求項5に記載の現像装置。
  7. 前記現像剤収容ケースは、現像剤を前記現像ローラに攪拌して搬送する攪拌スクリューを備え、
    前記挿入口は、前記攪拌スクリューの軸線と、ドライバーの挿入経路となる挿入口と前記現像剤収容ケースのネジ孔とを結ぶ直線と、が交差しないように配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置。
  8. 前記現像剤収容ケースは、前記攪拌スクリューとその搬送経路を2本備えた2軸搬送タイプであり、前記挿入口は、前記現像剤規制部材側の搬送経路にのみ設けられていることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  9. 前記現像剤収容ケースは、現像剤を前記現像ローラに攪拌して供給する攪拌羽根を備え、
    該攪拌羽根は、ドライバー挿入時にドライバーを避ける分だけ撓む可撓性を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の現像装置。
  10. 前記挿入口は、前記現像剤収容ケースの内側又は外側からフィルム状のシールで塞がれていることを特徴とする請求項ないしのいずれかに記載の現像装置。
  11. 前記請求項1ないし10のいずれかに記載の現像装置を備えたことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  12. 請求項1ないし10のいずれかに記載の現像装置、又は請求項11に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  13. 静電潜像にトナーを供給して現像する現像ローラと所定のギャップだけ離間して現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材を、現像剤を収容する現像剤収容ケースにネジ止めするネジ止め方法において、
    前記現像剤収容ケースの内側にネジ頭がくるように、前記現像剤収容ケースに設けられた挿入口からドライバーを挿入してネジ止めすることを特徴とする現像剤規制部材のネジ止め方法。
  14. 前記現像剤規制部材を、前記現像剤収容ケースにネジ止めした後に、前記挿入口をフィルム状のシールで塞ぐことを特徴とする請求項13に記載の現像剤規制部材のネジ止め方法。
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