JP5155797B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
運転部10が開き状態に切り換えられると、レバー側連動機構LRが横操作盤15と共に移動して、レバー側連動機構LRが備える第2揺動リンク46に設けてある連動ピン47が、変速装置側連動機構HRが備える第2揺動リンク56に設けてある切り欠き部57から外れることにより、第2揺動リンク46と第2揺動リンク56との連結が外れてレバー側連動機構LRと変速装置側連動機構HRとの連結が外れ、主変速レバー17と走行変速装置40との連結が外れる。運転部10が閉じ状態に切り換えられると、レバー側連動機構LRが横操作盤15と共に移動して、レバー側連動機構LRにおける第2揺動リンク46の連動ピン47が変速装置側連動機構HRにおける第2揺動リンク56の切り欠き部57に係入することにより、第2揺動リンク46と第2揺動リンク56とが連結してレバー側連動機構LRと変速装置側連動機構HRとが連結し、主変速レバー17と走行変速装置40とが連結する。
すなわち、操作具と操作対象装置とを連結させる連結手段が、構造面で複雑になり、かつ重くなりがちであった。
前記運転部の前端側に設けられたブレーキペダルと、前記走行機体に支持された走行ブレーキの操作部と、前記ブレーキペダルと前記走行ブレーキの操作部とを連結する操作ケーブルと、前記運転部に設けられ、前記ブレーキペダルをブレーキ入り状態に保持可能なブレーキ保持部材とを備え、
前記操作ケーブルに、前記開閉軸芯の付近で屈曲する屈曲部と、前記屈曲部から前記ブレーキペダルと前記操作ケーブルとを連結するリンク機構に向かって前記運転部に沿ったブレーキペダル側部分と、前記屈曲部から前記操作部と前記操作ケーブルとを連結する部材に向かった操作部側部分とを備え、
前記ブレーキ保持部材は、前記運転部の揺動開閉に拘らず、前記ブレーキペダルを前記ブレーキ入り状態に保持するように構成されている点にある。
操作具と操作対象装置の操作部とを連結する操作ケーブルを採用しても、操作ケーブルに運転部開閉用の長さを単に備えさせただけであると、運転部の開閉に伴って操作ケーブルに不規則な動きが発生してこれが運転部の開閉動を悪くすることがある。これに対し、本第1発明の構成によると、運転部の開閉に伴って操作ケーブルの操作具側部分が運転部に沿った状態で揺動し、操作ケーブルが運転部の開閉に悪影響を及ぼしにくい。
請求項2に係る発明の特徴構成は、走行機体横方向に幅広の幅広部分を上部に備え、且つ、走行機体横方向に幅狭の幅狭部分を運転座席側に偏倚する状態で前記幅広部分の下部に連なる状態で備えた収納用ケースが、前記運転部に備えられ、前記幅狭部分に前記ブレーキペダルを支持する支持部材が備えられている点にある。
請求項3に係る発明の特徴構成は、前記リンク機構が、前記収納用ケースの内部において前記幅狭部分から前記幅広部分にわたって備えられている点にある。
請求項4に係る発明の特徴構成は、前記リンク機構における前記ブレーキペダルに連動連結される連動杆が、前記収納用ケースの内部において前記幅狭部分から前記幅広部分にわたって上下方向に延びる状態で、且つ、上部側部位が下部側部位に対して前記運転座席と反対側に偏倚するように曲がった状態で備えられている点にある。
請求項5に係る発明の特徴構成は、前記ブレーキ保持部材は、前記幅広部分において、前記リンク機構に作用する点にある。
請求項6に係る発明の特徴構成は、前記リンク機構は、前記ブレーキペダルが設けられる箇所から前記運転座席を支持する座席支持台の横側近傍の箇所にわたって備えられ、
前記ブレーキ保持部材は、前記リンク機構における上部箇所に作用するように構成されている点にある。
請求項7に係る発明の特徴構成は、前記リンク機構と前記操作ケーブルとは前記収納用ケースの前記幅広部分において連結されている点にある。
請求項8に係る発明の特徴構成は、前記ブレーキ保持部材は、前記リンク機構における前記ブレーキ入り状態のときに略水平姿勢となる部分に作用する点にある。
請求項9に係る発明の特徴構成は、前記ブレーキペダルは、踏み込み操作に伴って上下方向にスライド昇降する点にある。
請求項10に係る発明の特徴構成は、前記ブレーキペダル側部分が、前記リンク機構から前記屈曲部に向けて横方向に延びる状態で設けられ、前記操作部側部分が、前記屈曲部から横方向に延びてエンジンの上方を通る状態で備えられている点にある。
請求項11に係る発明の特徴構成は、前記エンジンが前記開閉軸芯よりも機体前方側に備えられ、且つ、前記エンジンよりも機体前方側にミッションケースが備えられ、前記ミッションケースに前記操作部が備えられ、前記操作部側部分が、前記屈曲部から横方向に延びて前記エンジンの上方を通過したのちに、前記操作部に向かって下方に延びる状態で備えられている点にある。
請求項12に係る発明の特徴構成は、前記エンジンの上方を通る機体前後向きの支持フレームが前記走行機体に備えられ、前記操作部側部分が、前記支持フレームに沿わせる状態で備えられている点にある。
図1は、本発明の実施例に係るコンバインの全体側面図である。図2は、本発明の実施例に係るコンバインの全体平面図である。こられの図に示すように、本発明の実施例に係るコンバインは、クローラ式走行装置1を有し、かつ運転キャビン2が装備された運転部3を有した走行機体と、この走行機体の機体フレーム4の前端部に連結された刈取り部5とを備え、前記機体フレーム4の後端側に走行機体横方向に並べて設けた脱穀装置6と穀粒タンク7とを備えている。
すなわち、前記走行機体は、運転部3が備える運転座席8の下方に位置する原動部に設けたエンジン9と、前記機体フレーム4の前端部に設けたミッションケース10とを備え、前記エンジン9の出力を前記ミッションケース10に入力して前進駆動力と後進駆動力とに変換し、この前進駆動力や後進駆動力を前記クローラ式走行装置1に伝達してこのクローラ走行装置1を駆動することによって前進側や後進側に走行する。
すなわち、ブレーキ用連動機構70は、前記ブレーキペダル60を踏み込み操作した状態で、前記駐車ブレーキフック77に連設された操作アーム78によって駐車ブレーキフック77を解除スプリング79に抗して前記連動リンク72の方に揺動操作して、駐車ブレーキフック77を前記入力アーム72aに係止させることにより、連動リンク72の前記リターンスプリング76による復帰揺動を駐車ブレーキフック77によって阻止し、これによって走行ブレーキ64を入り状態に維持して駐車ブレーキとして作用させる。
これにより、レシーバ91の上部に位置するサイトグラスを走行機体の横外側から見やすく、サイトグラスのチェックが容易となる。レシーバ91とエンジン9との間に支柱24が位置し、エンジン9からの熱気がレシーバ91に触れることを支柱24によって抑制される。運転キャビン2からレシーバ91に至る冷媒循環ホース90の経路を簡素にできる。
前記検視スリット93は、エンジン冷却用ラジエータ25のためのリザーブタンク94の液量を確認するためのものである。
図15は、前記フロントフレーム100の縦断面図である。この図と図14とに示すように、前記フロントフレーム100は、フロントフレーム100の表面側に凹入部101が形成されるよう設けた絞り部102を備えている。
4 支持フレーム
8 運転座席
9 エンジン
10 ミッションケース
60 ブレーキペダル
62 ガイドレール(支持部材)
64 走行ブレーキ
64a 走行ブレーキの操作部
71 連動杆
74 操作ケーブル
74a 操作ケーブルの屈曲部
74b 操作ケーブルのブレーキペダル側部分
74c 操作ケーブルの操作部側部分
77 駐車ブレーキフック(ブレーキ保持部材)
Claims (12)
- 運転部が前記運転部の後端側に位置する走行機体上下向きの開閉軸芯まわりに揺動開閉自在に走行機体に支持されたコンバインであって、
前記運転部の前端側に設けられたブレーキペダルと、前記走行機体に支持された走行ブレーキの操作部と、前記ブレーキペダルと前記走行ブレーキの操作部とを連結する操作ケーブルと、前記運転部に設けられ、前記ブレーキペダルをブレーキ入り状態に保持可能なブレーキ保持部材とを備え、
前記操作ケーブルに、前記開閉軸芯の付近で屈曲する屈曲部と、前記屈曲部から前記ブレーキペダルと前記操作ケーブルとを連結するリンク機構に向かって前記運転部に沿ったブレーキペダル側部分と、前記屈曲部から前記操作部と前記操作ケーブルとを連結する部材に向かった操作部側部分とを備え、
前記ブレーキ保持部材は、前記運転部の揺動開閉に拘らず、前記ブレーキペダルを前記ブレーキ入り状態に保持するように構成されているコンバイン。 - 走行機体横方向に幅広の幅広部分を上部に備え、且つ、走行機体横方向に幅狭の幅狭部分を運転座席側に偏倚する状態で前記幅広部分の下部に連なる状態で備えた収納用ケースが、前記運転部に備えられ、
前記幅狭部分に前記ブレーキペダルを支持する支持部材が備えられている請求項1記載のコンバイン。 - 前記リンク機構が、前記収納用ケースの内部において前記幅狭部分から前記幅広部分にわたって備えられている請求項2記載のコンバイン。
- 前記リンク機構における前記ブレーキペダルに連動連結される連動杆が、前記収納用ケースの内部において前記幅狭部分から前記幅広部分にわたって上下方向に延びる状態で、且つ、上部側部位が下部側部位に対して前記運転座席と反対側に偏倚するように曲がった状態で備えられている請求項3記載のコンバイン。
- 前記ブレーキ保持部材は、前記幅広部分において、前記リンク機構に作用する請求項3又は4記載のコンバイン。
- 前記リンク機構は、前記ブレーキペダルが設けられる箇所から前記運転座席を支持する座席支持台の横側近傍の箇所にわたって備えられ、
前記ブレーキ保持部材は、前記リンク機構における上部箇所に作用するように構成されている請求項5記載のコンバイン。 - 前記リンク機構と前記操作ケーブルとは前記収納用ケースの前記幅広部分において連結されている請求項3〜6のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記ブレーキ保持部材は、前記リンク機構における前記ブレーキ入り状態のときに略水平姿勢となる部分に作用する請求項1〜7のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記ブレーキペダルは、踏み込み操作に伴って上下方向にスライド昇降する請求項1〜8のいずれか1項に記載のコンバイン。
- 前記ブレーキペダル側部分が、前記リンク機構から前記屈曲部に向けて横方向に延びる状態で設けられ、
前記操作部側部分が、前記屈曲部から横方向に延びてエンジンの上方を通る状態で備えられている請求項1〜9のいずれか1項に記載のコンバイン。 - 前記エンジンが前記開閉軸芯よりも機体前方側に備えられ、且つ、前記エンジンよりも機体前方側にミッションケースが備えられ、
前記ミッションケースに前記操作部が備えられ、
前記操作部側部分が、前記屈曲部から横方向に延びて前記エンジンの上方を通過したのちに、前記操作部に向かって下方に延びる状態で備えられている請求項10記載のコンバイン。 - 前記エンジンの上方を通る機体前後向きの支持フレームが前記走行機体に備えられ、
前記操作部側部分が、前記支持フレームに沿わせる状態で備えられている請求項10又は11記載のコンバイン。
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