JP5155073B2 - ネジ保持構造および車両 - Google Patents

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この発明は、ネジ保持構造および車両に関し、特に、ネジ保持部を備えたネジ保持構造および車両に関する。
従来、ネジ保持部を備えたネジ保持構造が知られている(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1には、ネジ頭を有する取付ネジと、円筒状の側面を有する上側保持部(ネジ保持部)を含む合成樹脂製の上部カバー(第1部材)と、取付ネジによって上部カバーと固定される下部ケース(第2部材)とを備える取付ネジ保持構造が開示されている。この特許文献1に記載の取付ネジ保持構造では、上側保持部の上方から取付ネジを挿入するように構成されており、上側保持部の上部に、取付ネジのネジ頭を保持することが可能な凸部が設けられている。また、下部ケースに対して上部カバーを固定する際に、凸部の上部に取付ネジのネジ頭が保持されている仮保持状態から、ネジ頭によって凸部を上方から押圧すると、合成樹脂からなる凸部は変形するように構成されている。これにより、取付ネジは、変形した凸部を乗り越えることによって、上側保持部の凸部と上側ネジ孔との間において保持されるように構成されている。そして、上部カバーと下部ケースとの取付ネジによる固定が行われる。また、上側保持部において保持されている取付ネジが緩んだ場合には、緩んだ取付ネジのネジ頭が凸部に係止されることによって、取付ネジは、上側保持部の凸部と上側ネジ孔との間に保持されて上方から外部に脱落しないように構成されている。
特開2007−71321号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の取付ネジ保持構造では、取付ネジのネジ頭が凸部の上部に保持された仮保持状態から、下部ケースに対して上部カバーを固定する際に、取付ネジのネジ頭を上方から押圧する。これにより、ネジ頭が凸部を乗り越えて取付ネジによる固定が行われる。このため、取付ネジのネジ頭が合成樹脂製の上側保持部の凸部を乗り越える際に、凸部が摩耗しやすいという不都合がある。その結果、取付後に取付ネジが緩んだ場合に、取付ネジのネジ頭が凸部を乗り越えて凸部の上部から外部へ脱落する場合があるという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ネジ部材が外部へ脱落するのを確実に防止することが可能なネジ保持構造を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面によるネジ保持構造は、頭部を有するネジ部材と、側面に設けられ、ネジ部材を側方から挿入可能で、かつ、ネジ部材が側方に脱落するのを抑制するように構成された側方開口部を有するネジ保持部と、ネジ部材がネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制するための移動規制部とを含む第1部材と、ネジ部材によって第1部材に固定される第2部材とを備え、側方開口部は、上下方向に延びる側方開口縁部を含み、ネジ保持部の側方開口部の上下方向に延びる側方開口縁部は、ネジ部材が側方から挿入される際に、ネジ部材が上下方向に延びる側方開口縁部に側方から当接して、側方開口縁部が水平方向に押し広げられるように弾性変形可能に構成されている
この第1の局面によるネジ保持構造では、上記のように、側面に設けられ、ネジ部材を側方から挿入可能な側方開口部を有するネジ保持部を備えることによって、高さの大きい部材に設けられた開口部の上端側からネジ部材を開口部の下方に設けられたネジ保持部に挿入する場合と異なり、ネジ保持部の近傍の側面に設けられた側方開口部からネジ部材を容易にネジ保持部に挿入することができる。また、側面に設けられた側方開口部からネジ部材をネジ保持部に挿入させることにより、ネジ部材をネジ保持部に保持させることができる。また、ネジ部材が脱落するのを抑制するように構成された側方開口部を有するネジ保持部と、ネジ部材がネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制するための移動規制部とを含む第1部材を備えることによって、側方開口部を介してネジ部材が脱落するのを抑制することができる。それとともに、移動規制部によってネジ部材がネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制することができる。これらによって、側面およびネジ部材の取付位置とは反対側から、ネジ部材が脱落するのを確実に防止することができるので、ネジ部材が外部へ脱落するのを確実に防止することができる。
この発明の第2の局面による車両は、頭部を有するネジ部材と、側面に設けられ、ネジ部材を側方から挿入可能で、かつ、ネジ部材が側方に脱落するのを抑制するように構成された側方開口部を有するネジ保持部とネジ部材がネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制するための移動規制部とを有する第1部材と、ネジ部材によって第1部材に固定される第2部材とを含むネジ保持構造を備え、側方開口部は、上下方向に延びる側方開口縁部を有し、ネジ保持部の側方開口部の上下方向に延びる側方開口縁部は、ネジ部材が側方から挿入される際に、ネジ部材が上下方向に延びる側方開口縁部に側方から当接して、側方開口縁部が水平方向に押し広げられるように弾性変形可能に構成されている
この第2の局面による車両では、上記のように、側面に設けられ、ネジ部材を側方から挿入可能な側方開口部を有するネジ保持部を含むことによって、高さの大きい部材に設けられた開口部の上端側からネジ部材を開口部の下方に設けられたネジ保持部に挿入する場合と異なり、ネジ保持部の近傍の側面に設けられた側方開口部からネジ部材を容易にネジ保持部に挿入することができる。また、側面に設けられた側方開口部からネジ部材をネジ保持部に挿入させることにより、ネジ部材をネジ保持部に保持させることができる。また、ネジ部材が脱落するのを抑制するように構成された側方開口部を有するネジ保持部と、ネジ部材がネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制するための移動規制部とを有する第1部材を含むことによって、側方開口部を介してネジ部材が脱落するのを抑制することができる。それとともに、移動規制部によってネジ部材がネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制することができる。これらによって、側面およびネジ部材の取付位置とは反対側から、ネジ部材が脱落するのを確実に防止することができるので、ネジ部材が外部へ脱落するのを確実に防止することができる。また、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35とスロットルボディ18とを、ネジ保持部36において保持されているネジ37によって固定するように構成することによって、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35とスロットルボディ18とを、ネジ37の脱落を防止する機能を有するネジ保持部36において、ネジ37によって固定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動二輪車の全体構造を示した側面図である。図2〜図19は、図1に示した一実施形態による自動二輪車の詳細な構造を説明するための図である。なお、本実施形態では、本発明の車両の一例として、自動二輪車について説明する。図中、FWDは、自動二輪車の走行方向の前方を示している。まず、図1〜図19を参照して、本実施形態による自動二輪車1の構造について説明する。
本実施形態による自動二輪車1の構造としては、図1に示すように、ヘッドパイプ2に、メインフレーム3の前端部が接続されている。また、メインフレーム3には、後述するクリーナボックス24に空気を導入するための空気導入通路4が設けられている。また、メインフレーム3は、後ろ側の下方向に延びるように形成されている。また、メインフレーム3には、後ろ側の上方向に延びるシートレール5が接続されている。また、ヘッドパイプ2には、ハンドル6が回動可能に取り付けられている。また、ハンドル6の下方側には、フロントフォーク7が取り付けられている。フロントフォーク7の下端部には、前輪8が回転可能に取り付けられている。
また、メインフレーム3の後端部には、ピボット軸9を介して、スイングアーム10の前端部が取り付けられている。スイングアーム10の後端部には、後輪11が回転可能に取り付けられている。また、メインフレーム3の上方側には、燃料タンク12が配置されているとともに、シートレール5の上方側には、シート13が配置されている。また、メインフレーム3の下方側には、エンジン14が搭載されている。
エンジン14は、図2に示すように、ピストン15と、シリンダ(気筒)16と、シリンダヘッド17と、スロットルボディ18とを含んでいる。ピストン15は、シリンダ16の内部に摺動可能に嵌め込まれているとともに、シリンダヘッド17は、シリンダ16の一方の開口を塞ぐように配置されている。また、シリンダヘッド17には、吸気ポート17aおよび排気ポート17bが形成されている。吸気ポート17aは、空気と燃料とを含む混合気をシリンダ16の燃焼室16aに供給するために設けられている。また、排気ポート17bは、燃焼後の残留ガスをシリンダ16の燃焼室16aから排出するために設けられている。また、吸気ポート17aおよび排気ポート17bには、それぞれ、吸気バルブ19aおよび排気バルブ19bが配置されている。
また、スロットルボディ18は、吸気ポート17aの開口に取り付けられており、後述する固定ファンネル30の後述する空気通路30b内を流通する空気を、吸気ポート17aに供給する機能を有する。また、図4に示すように、スロットルボディ18は、空気が流通する空気通路18aと、後述するネジ37が螺合されるネジ穴18b、18cおよび18dと、後述するフック34d(図9参照)および図示しないフックが収納されるフック収納穴18eとを有する。具体的には、スロットルボディ18には、2つの空気通路18aを有する固定部18fが、矢印X1方向側と矢印X2方向側とに設けられており、合計4つの空気通路18aが形成されている。また、各々の固定部18fの一対の空気通路18aの間には、それぞれ、フック収納穴18eが形成されている。また、固定部18fのフック収納穴18eの矢印Y1方向側には、ネジ穴18bが形成されているとともに、固定部18fの矢印Y2方向側の両側面(矢印X1方向側と矢印X2方向側の側面)には、それぞれ、ネジ穴18cおよび18dが形成されている。なお、スロットルボディ18は、本発明の「第2部材」の一例である。
また、スロットルボディ18の空気通路18aの内部には、それぞれ、アクセル操作によって開閉するように構成されているスロットルバルブ18gが設けられている。また、一対の固定部18fの間には、スロットルバルブ18gを駆動させる駆動部18hが設けられている。また、スロットルボディ18には、吸気ポート17aに燃料を噴射するためのインジェクタ20が取り付けられている。また、図2に示すように、排気ポート17bの開口には、排気管21が取り付けられているとともに、その排気管21には、マフラー22(図1参照)が接続されている。
また、図1に示すように、車体の前方側を覆うように、アッパーカウル23aおよびロアーカウル23bを含むフロントカウル23が設けられている。また、図1および図2に示すように、メインフレーム3の間には、空気導入通路4からの空気が供給されるクリーナボックス24が配置されている。
また、図2に示すように、クリーナボックス24は、エンジン14のスロットルボディ18の吸気側に配置されているとともに、上側ボックス部25および下側ボックス部26により構成されている。つまり、複数の締結ネジ27によりそれぞれの外周部を固定されることによって、上側ボックス部25と下側ボックス部26とは、互いに固定されている。これによって、クリーナボックス24が形成されている。また、クリーナボックス24内には、空気導入通路4から供給される空気を浄化するためのエアフィルタ28が配置されている。また、エアフィルタ28は、クリーナボックス24の上側ボックス部25と下側ボックス部26とに挟まれた状態で固定されている。なお、下側ボックス部26は、本発明の「第3部材」および「クリーナボックス」の一例である。
また、クリーナボックス24の上側ボックス部25の後部には、インジェクタ29が取り付けられている。また、上側ボックス部25の前部には、共鳴室25aが形成されており、共鳴室25aの内部と外部とは連結部25bによって接続されている。つまり、共鳴室25aと連結部25bとによってレゾネータが構成されている。また、上側ボックス部25の外周面には、一定間隔ごとに、クリーナボックス24の下側ボックス部26を締結ネジ27によって固定するためのネジ挿入穴25cが形成されている。また、上側ボックス部25には、エアフィルタ28が嵌め込まれる溝部25dが設けられている。
また、図5に示すように、下側ボックス部26の後部(矢印Y2方向側)には、後述する固定ファンネル30(図6参照)の下端部が嵌め込まれる嵌め込み穴26aが、矢印X1方向側と矢印X2方向側とに2つずつ、合計4箇所形成されている。そして、下側ボックス部26には、矢印X1方向側と矢印X2方向側とに、それぞれ、後述するネジ37(図16参照)が貫通するネジ挿入孔26b、26cおよび26dが形成されている。具体的には、ネジ挿入孔26bは、一対の嵌め込み穴26aの間の矢印Y1方向側に形成されている。また、ネジ挿入孔26cは、下側ボックス部26の側面側の嵌め込み穴26aと下側ボックス部26の側面との間の矢印Y2方向側に形成されている。また、ネジ挿入孔26dは、下側ボックス部26の中心線側の嵌め込み穴26aと下側ボックス部26の中心線との間の矢印Y2方向側に形成されている。また、ネジ挿入孔26b、26cおよび26dは、それぞれ、ネジ穴18b、18dおよび18dに対応するように形成されている。また、ネジ挿入孔26b、26cおよび26dの内周面には、金属製のカラー26eが嵌めこまれている。このカラー26eは、後述するネジ保持部36のネジ挿入孔36k(図17参照)の内周面にも嵌め込まれるように構成されており、カラー26eの内部を後述するネジ37のネジ軸37c(図17参照)が貫通するように構成されている。
また、下側ボックス部26には、矢印X1方向側と矢印X2方向側とにおいて、それぞれ、一対の嵌め込み穴26aの間にフック係止部26fが形成されている。フック係止部26fは、後述するフック34d(図9参照)および図示しないフックが下側ボックス部26の内面側から挿入されて下側ボックス部26の外面側で係止するように構成されている。また、図2に示すように、下側ボックス部26には、空気導入通路4(図1参照)と接続し、クリーナボックス24内に空気を導入する導入口26gと、エアフィルタ28が嵌め込まれる溝部26hとがさらに設けられている。また、図2および図5に示すように、下側ボックス部26の外周面には、一定間隔ごとに、クリーナボックス24の上側ボックス部25(図2参照)を締結ネジ27(図2参照)によって固定するためのネジ穴部26iが、ネジ挿入穴25c(図2参照)に対応するように形成されている。
また、図2に示すように、クリーナボックス24内には、エンジン14の上流側で、かつ、エアフィルタ28の下流側に配置される固定ファンネル30と、可動ファンネル31と、ファンネル移動機構部32とが設けられている。また、クリーナボックス24の下側ボックス部26の下方には、ファンネル移動機構部32を駆動させるモータ33が配置されている。また、固定ファンネル30および可動ファンネル31は、図6に示すように、エンジン14(図2参照)の各シリンダ16(図2参照)毎に1つずつ、合計4箇所設けられている。また、固定ファンネル30および可動ファンネル31は、樹脂によって形成されている。
また、図2に示すように、固定ファンネル30は、固定ファンネル30の内部を貫通するように形成された空気通路30bによって、クリーナボックス24内の浄化された空気を吸気ポート17aに導く機能を有する。また、可動ファンネル31は、固定ファンネル30の吸気側(上流側)に配置されているとともに、可動ファンネル31の内部を貫通するように形成された空気通路31aによって、固定ファンネル30と共にクリーナボックス24内の浄化された空気を吸気ポート17aに導く機能を有する。また、可動ファンネル31の固定ファンネル30側の下部開口31bには、シール部材31cが設けられている。このシール部材31cは、空気通路31aの空気が空気通路30bを流通する際に、開口30aと下部開口31bとの間隙から空気が漏れ出るのを抑制するために設けられている。また、ファンネル移動機構部32は、モータ33の回転運動を直線運動に変換する揺動軸32aと、揺動軸32aの直線運動によって可動ファンネル31を動かすための軸32bおよび可動アーム32cとから構成されている。また、ファンネル移動機構部32は、可動ファンネル31を、固定ファンネル30の空気を導く方向(空気導入方向)に沿って、固定ファンネル30に対して離間させるかまたは当接させるように移動可能に支持する機能を有する。
また、図3に示すように、可動ファンネル31がファンネル移動機構部32およびモータ33によって固定ファンネル30から離間した位置にある場合には、クリーナボックス24からシリンダ16に接続される吸気通路は、固定ファンネル30の空気通路30bと、スロットルボディ18の空気通路18aと、吸気ポート17aとによって構成される。一方、図2に示すように、可動ファンネル31がファンネル移動機構部32およびモータ33によって固定ファンネル30に当接した位置にある場合には、クリーナボックス24からシリンダ16に接続される吸気通路は、可動ファンネル31の空気通路31aと、固定ファンネル30の空気通路30bと、スロットルボディ18の空気通路18aと、吸気ポート17aとによって構成される。この際、シール部材31cによって、可動ファンネル31の空気通路31aと、固定ファンネル30の空気通路30bとは、空気が漏れないようにシールされている。
また、固定ファンネル30は、図6および図7に示すように、隣接する2つの固定ファンネル30が接続されて一体的に形成された構造を有する。すなわち、本実施形態では、図6に示すように、隣接する2つの固定ファンネル30が一体化されており、それぞれ、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35が形成されている。また、左側ファンネル部34と右側ファンネル部35とは、樹脂からなる。また、図2に示すように、下側ボックス部26は、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35の下方(矢印Z2方向)に位置するとともに、スロットルボディ18は、下側ボックス部26の下方に位置するように構成されている。なお、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35は、本発明の「第1部材」および「ファンネル」の一例である。
また、図8に示すように、左側ファンネル部34の中央には、隣接する2つの固定ファンネル30を連結する連結部34aが設けられている。また、左側ファンネル部34の前部(矢印Y1方向側)には、上方(図7の矢印Z1方向)に延びるアーム部34bが左側ファンネル部34に一体的に形成されている。このアーム部34bは、図6に示すように、可動ファンネル31を移動させるためのファンネル移動機構部32の軸32bを支持するように構成されている。また、図9に示すように、左側ファンネル部34の下部(矢印Z2方向側)には、2つの固定ファンネル30の外周面に沿って、鍔部34cが設けられている。この鍔部34cの下面は、固定ファンネル30が下側ボックス部26(図5参照)の嵌め込み穴26a(図5参照)に嵌め込まれる際に、下側ボックス部26の内底面に当接するように構成されている。
ここで、本実施形態では、左側ファンネル部34の連結部34aの鍔部34cの上方(矢印Z1方向)には、ネジ保持部36が、左側ファンネル部34と一体的に形成されている。このネジ保持部36は、図12に示すように、側面に開口部36aを有する円筒状の形状を有している。また、ネジ保持部36は、図15に示すように、内径D1を有するように構成されている。
また、図16に示すように、ネジ37は、六角穴を有するネジ頭37aと、ネジ頭37aの下部に形成されたフランジ部37bと、ネジ軸37cとから構成されている。ネジ軸37cは、後述するネジ挿入穴36k(図12参照)とネジ挿入孔26b、26cおよび26d(図5参照)とを貫通してネジ穴18b、18cおよび18d(図4参照)に螺合されるように構成されている。また、ネジ頭37aの直径D2およびフランジ部37bの直径D3は、ネジ保持部36の内径D1(図15参照)よりも小さくなるように構成されている。これにより、ネジ37は、ネジ保持部36(図12参照)に保持されることが可能であるように構成されている。また、フランジ部37bの直径D3は、ネジ37の直径のうち最も大きい直径を有している。また、ネジ軸37cは、軸方向の長さL1を有するように構成されている。なお、ネジ37は、本発明の「ネジ部材」の一例であり、ネジ頭37aは、本発明の「頭部」の一例である。
また、本実施形態では、図12および図13に示すように、ネジ保持部36の開口部36aの上端部(矢印Z1方向側)および下端部(矢印Z2方向側)には、それぞれ、一対の切り欠き部36bおよび一対の切り欠き部36cが形成されている。一対の切り欠き部36bおよび36cは、図12に示すように、それぞれ、ネジ保持部36の略半円部分が切り取られるようにして形成されている。また、開口部36aは、図15に示すように、開口幅L2を有する。また、開口部36aは、図13に示すように、正面から見て、長方形の形状を有するように形成されている。
また、本実施形態では、図12および図14に示すように、ネジ保持部36の側面部36dは、上下の切り欠き部36bおよび36cに挟まれた部分により構成されている。また、側面部36dは、樹脂製であることによって、弾性変形可能である。また、側面部36dが弾性変形することによって、開口部36aの開口幅L2(図15参照)よりも大きい直径D3のフランジ部37b(図16参照)を有するネジ37(図16参照)を、開口部36aを介してネジ保持部36に挿入することが可能なように構成されている。
また、図13に示すように、ネジ保持部36の内面の上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)の中央近傍の高さ位置には、爪部36e、36f(図15参照)および36g(図15参照)が形成されている。また、図15に示すように、爪部36eは、開口部36aと対向する位置に形成されており、内面から軸中心側に突出するように構成されている。また、爪部36fおよび36gは、それぞれ、開口部36aの近傍に位置する側面部36dの内面から軸中心側に突出するように設けられている。また、爪部36e、36fおよび36gは、ネジ保持部36を上部ネジ保持部36hと下部ネジ保持部36iとに分割する位置に形成されている。ここで、上部ネジ保持部36hは、上面36jと爪部36e、36fおよび36gとの間に形成されており、下部ネジ保持部36iは、爪部36e、36fおよび36gと左側ファンネル部34の鍔部34cとの間に形成されている。なお、爪部36e、36fおよび36gは、本発明の「係止部」の一例である。
また、本実施形態では、図9に示すように、ネジ保持部36の上部ネジ保持部36hの上部には、連結部34aの上面までネジ37の取付方向である上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)に延びるガイド溝38が形成されている。このガイド溝38には、ネジ37(図16参照)を締め付けるための工具39(図19参照)を、ネジ37のネジ頭37a(図16参照)に誘導する内周面(側面)が形成されている。
また、本実施形態では、ガイド溝38の下端部に、ネジ保持部36の上面36jが位置するように構成されている。さらに、ガイド溝38の下端部の開口幅であるガイド溝38の内径L3は、ネジ頭37aの直径D2(図16参照)およびフランジ部37bの直径D3(図16参照)よりも小さい長さを有するように構成されている。これにより、上部ネジ保持部36hの上面36jにネジ頭37aが当接することによって、ネジ37がネジ保持部36から上方(矢印Z1方向)に移動するのを規制するように構成されている。この結果、上部ネジ保持部36hにおいて、ネジ37は、保持されることが可能なように構成されている。なお、上面36jは、本発明の「移動規制部」の一例であり、ガイド溝38は、本発明の「工具誘導部」の一例である。
また、図12〜図14に示すように、左側ファンネル部34の鍔部34cには、ネジ37のネジ軸37cによって上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)に貫通されるネジ挿入孔36kが設けられている。また、ネジ挿入孔36kにネジ37のネジ軸37c(図16参照)が挿入されている状態で、鍔部34cの上面に、ネジ37のフランジ部37b(図16参照)の下面が当接するように構成されている。なお、ネジ挿入孔36kは、本発明の「ネジの取付位置」の一例である。
また、上部ネジ保持部36hの上面36jは、ネジ挿入孔36kと対向する位置に形成されている。また、図14に示すように、爪部36e、36fおよび36g(図15参照)は、それぞれ、上部ネジ保持部36hの上面36jよりもネジ挿入孔36k側に形成されている。
また、下部ネジ保持部36iにおいて、ネジ37(図16参照)のフランジ部37b(図16参照)の上面が爪部36e、36fおよび36g(図15参照)の下面に係止されるように構成されている。これによって、ネジ37の締結後において、ネジ37が緩んだ際に、爪部36e、36fおよび36gは、ネジ37の上部ネジ保持部36h側(ネジ挿入孔36kとは反対側:矢印Z1方向側)への移動を抑制するように構成されている。これにより、下部ネジ保持部36iの爪部36e、36fおよび36gと鍔部34cとの間に、ネジ37は、保持されることが可能なように構成されている。
また、本実施形態では、図17および図18に示すように、ネジ37(図16参照)のフランジ部37b(図16参照)の下面が爪部36e、36fおよび36g(図15参照)の上面の係止位置Sに係止されることによって、ネジ37の締結前に、爪部36e、36fおよび36gは、ネジ37の下部ネジ保持部36i側(ネジ挿入孔36k側:矢印Z2方向側)への移動を抑制するように構成されている。また、爪部36e、36fおよび36gは、ネジ37のフランジ部37bを下方(矢印Z2方向)から支持することによって、上部ネジ保持部36hにおいて、ネジ37の頭部37aおよびフランジ部37bを保持するように構成されている。この際、図17に示すように、ネジ軸37cの軸方向の長さ(ネジ37の先端部37dからフランジ部37bまでの長さ)L1は、爪部36e、36fおよび36gからネジ挿入孔36kの下端部までの長さL4と、下側ボックス部26のネジ挿入孔26b、26c(図18参照)および26d(図18参照)の上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)の長さL5との和(左側ファンネル部34と下側ボックス部26とが組み付けられている状態のネジ保持部36の爪部36e、36fおよび36gの係止位置S(図18参照)から下側ボックス部26のネジ挿入孔26b、26c(図18参照)および26d(図18参照)のスロットルボディ18側の端面までの長さ)よりも小さくなるように構成されている。
また、図15に示すように、爪部36e、36fおよび36gは、樹脂製のネジ保持部36および左側ファンネル部34と一体的に形成されている。これによって、爪部36e、36fおよび36gは、弾性変形可能である。このため、図19に示すように、ガイド溝38を介して、工具39の端部(六角形状部)を上方(矢印Z1方向)からネジ37のネジ頭37aの六角穴に挿入して、工具39を下方(矢印Z2方向)に押圧することによって、爪部36e、36fおよび36gは、弾性変形するように構成されている。そして、ネジ37のネジ頭37aは、弾性変形した爪部36e、36fおよび36gを乗り越えることによって、下部ネジ保持部36iに到達する。これにより、図19に示すように、下部ネジ保持部36iにおいて、ネジ37のネジ頭37aおよびフランジ部37bが保持されるように構成されている。
また、図10に示すように、左側ファンネル部34の矢印X2方向側の鍔部34cの上方(矢印Z1方向)には、連結部34aのネジ保持部36と同様のネジ保持部36が、左側ファンネル部34と一体的に形成されている。同様に、図11に示すように、左側ファンネル部34の矢印X1方向側の鍔部34cの上方(矢印Z1方向)には、連結部34aのネジ保持部36と同様のネジ保持部36が、左側ファンネル部34と一体的に形成されている。
また、図9および図10に示すように、左側ファンネル部34の矢印X2方向(図9参照)側のネジ保持部36の上部ネジ保持部36hの上部には、固定ファンネル30の上面までネジ37の取付方向である上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)に延びるガイド溝40が形成されている。このガイド溝40は、ガイド溝38と略同一の形状を有し、同一の内径L3を有する。このガイド溝40には、ネジ37(図16参照)を締め付けるための工具39(図19参照)を、ネジ37のネジ頭37a(図16参照)に誘導する内周面が形成されている。また、ガイド溝40の下端部である上部ネジ保持部36hの上面36jにおいて、ネジ頭37aが当接することによって、ネジ37がネジ保持部36から上方(矢印Z1方向)に脱落しないように構成されている。なお、ガイド溝40は、本発明の「工具誘導部」の一例である。
また、図9および図11に示すように、左側ファンネル部34の矢印X1方向(図9参照)側のネジ保持部36の上部ネジ保持部36hの上部には、固定ファンネル30の上面までネジ37の取付方向である上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)に延びるガイド溝41が形成されている。このガイド溝41は、ガイド溝38と略同一の形状を有し、同一の内径L3を有する。このガイド溝41には、ネジ37(図16参照)を締め付けるための工具39(図19参照)を、ネジ37のネジ頭37a(図16参照)に誘導する内周面が形成されている。また、ガイド溝41の下端部である上部ネジ保持部36hの上面36jにおいて、ネジ頭37aが当接することによって、ネジ37がネジ保持部36から上方(矢印Z1方向)に脱落しないように構成されている。なお、ガイド溝41は、本発明の「工具誘導部」の一例である。
また、図9に示すように、左側ファンネル部34の下端部の中央部には、フック係止部26fに係止するフック34dが形成されている。このフック34dは、左側ファンネル部34と下側ボックス部26とを仮止めする機能を有する。
また、図6に示すように、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35は、実質的に左右対称な形状を有している。つまり、右側ファンネル部35の中央には、隣接する2つの固定ファンネル30を連結する連結部35aが設けられており、前部(矢印Y1方向側)には、上方(矢印Z1方向)に延びるアーム部35bが右側ファンネル部35に一体的に形成されている。また、右側ファンネル部35の下部(矢印Z2方向側)には、2つの固定ファンネル30の外周面に沿って、鍔部35cが設けられている。また、右側ファンネル部35の下端部の中央部には、フック係止部26fに係止する図示しないフックが設けられている。
また、右側ファンネル部35の鍔部35cの上方(矢印Z1方向)には、ネジ保持部36が右側ファンネル部35と一体的に3箇所形成されている。そして、3つのネジ保持部36には、上面までネジ37の取付方向である上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)に延びるガイド溝38と図示しない2つのガイド溝とが形成されている。
また、図2に示すように、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35と、下側ボックス部26と、スロットルボディ18とは、ネジ保持部36において保持されているネジ37によって固定されている。つまり、左側ファンネル部34に設けられた3箇所のネジ保持部36と、右側ファンネル部35に設けられた3箇所のネジ保持部36との合計6箇所のネジ保持部36において、ネジ37は保持されている。そして、ネジ37が、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35におけるネジ保持部36のネジ挿入孔36kと、下側ボックス部26のネジ挿入孔26b、26cおよび26dとを介して、スロットルボディ18のネジ穴18b、18dおよび18dに螺合される。これによって、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35と、下側ボックス部26と、スロットルボディ18とが固定されている。
図20および図21は、本発明の一実施形態による自動二輪車の固定ファンネルのネジ保持部にネジを保持させる動作を説明するための図である。次に、図15、図17〜図21を参照して、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35と、下側ボックス部26と、スロットルボディ18との固定動作について説明する。
まず、図20に示すように、ネジ37のネジ軸37c側を、開口部36aを介して、下部ネジ保持部36iおよびネジ挿入孔36kに斜め方向から挿入した状態で、ネジ保持部36の開口部36aの上部側(矢印Z1方向側)にネジ37のフランジ部37bを接触させて、奥側に向かって押圧する。
これにより、図21に示すように、ネジ37のフランジ部37bによって開口部36a近傍の側面部36dが弾性変形して押し広げられることにより、ネジ37のフランジ部37bおよびネジ頭37aは、上部ネジ保持部36hに挿入される。また、ネジ頭37aが、上部ネジ保持部36hに挿入されると、押し広げられた側面部36dは、元の形状に復元する。これにより、図17および図18に示すように、ネジ保持部36にネジ37が保持される。
また、上部ネジ保持部36hに挿入した状態では、ネジ37のフランジ部37bは、下方(矢印Z2方向)から爪部36e、36fおよび36g(図15参照)によって支持されている。この状態では、ネジ37のネジ軸37cの先端部37dは、左側ファンネル部34の下方に位置する下側ボックス部26のネジ挿入孔26bの下端部から突出していない。
その後、工具39の先端部(六角形状部)を、ガイド溝38、40および41の内周面に沿うように挿入して、ネジ37のネジ頭37aの六角穴に到達させる。そして、工具39によって、ネジ頭37aを下方(矢印Z2方向)に押圧することによって、爪部36e、36fおよび36gを弾性変形させる。これによって、図19に示すように、ネジ37のフランジ部37bは、爪部36e、36fおよび36gを乗り越えて、下部ネジ保持部36iに保持される。
最後に、工具39によりネジ37を締めることによって、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35と、下側ボックス部26と、スロットルボディ18とが固定される。
本実施形態では、上記のように、側面部36dに設けられ、ネジ37を挿入可能な開口部36aを有するネジ保持部36を備えることによって、高さの大きい部材に設けられた開口部の上端側からネジ37を開口部の下方に設けられたネジ保持部36に挿入する場合と異なり、ネジ保持部36の近傍の側面部36dに設けられた開口部36aからネジ37を容易にネジ保持部36に挿入することができる。また、側面に設けられた開口部36aからネジ37をネジ保持部36に挿入させて、ネジ37をネジ保持部36に保持させることができる。また、ネジ37が脱落するのを抑制するように構成された開口部36aを有するネジ保持部36と、ネジ37がネジ挿入孔36kとは反対側(矢印Z1方向側)に移動するのを規制するためのネジ保持部36の上面36jとを含む下側ボックス部26を備えることによって、開口部36aを介してネジ37が脱落するのを抑制することができる。それとともに、ネジ保持部36の上面36jによってネジ37がネジ挿入孔36kとは反対側(矢印Z1方向側)に移動するのを規制することができる。これらによって、側面およびネジ挿入孔36kとは反対側から、ネジ37が脱落するのを抑制することができるので、ネジ37が外部へ脱落するのを確実に防止することができる。また、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35とスロットルボディ18とを、ネジ保持部36において保持されているネジ37によって固定するように構成することによって、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35とスロットルボディ18とを、ネジ37の脱落を防止する機能を有するネジ保持部36において、ネジ37によって固定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ保持部36の上面36jに、ネジ保持部36の上下方向(矢印Z1方向および矢印Z2方向)に延びるとともに、ネジ37を締め付けるための工具39をネジ37のネジ頭37aに誘導するガイド溝38、40および41を形成することによって、ガイド溝38、40および41を介して、容易に、工具39の先端部を、ネジ保持部36に保持されているネジ37のネジ頭37aの六角穴に誘導することができる。これにより、容易に、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35と、下側ボックス部26と、スロットルボディ18とを組み付ける作業性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ガイド溝38、40および41と接続したネジ保持部36の上面36jを移動規制部として用いるとともに、ガイド溝38、40および41の内径(開口幅)L3を、ネジ頭37aの直径D2およびフランジ部37bの直径D3よりも小さい長さを有するように構成することにより、ガイド溝38、40および41を、ネジ37のネジ頭37aおよびフランジ部37bがガイド溝38、40および41内を移動するのを規制するように構成する。これによって、ネジ37が、ガイド溝38、40および41を介してネジ保持部36の外部に脱落するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ガイド溝38、40および41を、ネジ37を締め付けるための工具39をネジ37のネジ頭37aに誘導する内周面(側面)を有するように構成することによって、ネジ37のネジ頭37aを工具39によって締める際に、工具39をガイド溝38、40および41の内周面に沿って移動させることにより、容易に、ネジ37のネジ頭37aに工具39を誘導することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ37を、開口部36aの開口幅L2よりも大きい直径D3のフランジ部37bを有するように構成するとともに、ネジ保持部36の開口部36a近傍の側面部36dを、ネジ37の挿入時に弾性変形可能なように構成することによって、開口部36a近傍の側面部36dを弾性変形させることができる。したがって、ネジ37をネジ保持部36に挿入することができる。さらに、開口部36a近傍の側面部36dが弾性変形していない状態では、開口部36aの開口幅L2がフランジ部37bの直径D3よりも小さいことによって、ネジ37が開口部36aから脱落するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ保持部36の開口部36aの上下方向の端部に一対の切り欠き部36bおよび36cを形成することによって、より容易に、開口部36a近傍の側面部36dを弾性変形させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ37の締結前に、爪部36e、36fおよび36gによって、ネジ37の下部ネジ保持部36i側(ネジ挿入孔36k側:矢印Z2方向側)への移動を抑制させる。それとともに、ネジ37の締結後に、爪部36e、36fおよび36gによって、ネジ37の上部ネジ保持部36h側(ネジ挿入孔36kとは反対側:矢印Z1方向側)への移動を抑制させるように構成することによって、爪部36e、36fおよび36gにより、下部ネジ保持部36iに位置するネジ37のネジ頭37aおよびフランジ部37bが、ネジ挿入孔36kとは反対側(矢印Z1方向側)から脱落するのをより確実に防止することができる。なお、ネジ37のフランジ部37bが、爪部36e、36fおよび36gを乗り越えたとしても、ネジ保持部36の上面36jにより、ネジ37の脱落を防止することができる。つまり、本実施形態では、二重の脱落防止構造を有している。また、ネジ37に、爪部36e、36fおよび36gによって支持されるフランジ部37bを設けることによって、フランジ部37bを設けない場合と比べて、ネジ37がネジ挿入孔36kとは反対側(矢印Z1方向側)から脱落するのをより確実に防止することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ37の先端部37dからフランジ部37bまでの長さL1を、左側ファンネル部34と下側ボックス部26とが組み付けられている状態のネジ保持部36の爪部36e、36fおよび36gの係止位置Sから下側ボックス部26のネジ挿入孔26b、26cおよび26dのスロットルボディ18側の端面までの長さ(L4+L5)よりも小さくすることによって、ネジ37の締結前に、爪部36e、36fおよび36gの係止位置Sにネジ37のフランジ部37bが支持された状態で、ネジ37の先端部37dを、下側ボックス部26のネジ挿入孔26b、26cおよび26dの下端部から突出しないように構成することができるので、組み付ける際に、ネジ挿入孔26b、26cおよび26dの下端部から突出したネジ37の先端部37dが、スロットルボディ18などに傷をつけるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の爪部36e、36fおよび36gを設けることによって、係止部が一箇所のみ設けられている場合と比べて、下部ネジ保持部36iに位置するネジ37のネジ頭37aおよびフランジ部37bが、ネジ挿入孔36kとは反対側から脱落するのをより抑制することができる。それとともに、より確実に、爪部36e、36fおよび36gにネジ37のフランジ部37bを支持させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、爪部36e、36fおよび36gを、ネジ保持部36と一体的に設けることによって、別途爪部36e、36fおよび36gに対応する部材を必要としない。これによって、その分、部品点数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ネジ保持部36を、左側ファンネル部34および右側ファンネル部35と一体的に設けることによって、別途ネジ保持部36に対応する部材を必要としない。これによって、その分、部品点数の増加を抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明を自動二輪車に適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、自動二輪車以外の車両または車両以外の製品にも適用可能である。
また、上記実施形態では、ネジ保持構造を、左側ファンネル部および右側ファンネル部と、下側ボックス部と、スロットルボディとを固定するために用いた例を示したが、本発明はこれに限らず、他の部材における固定にネジ保持構造を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ネジ保持部の上面を移動規制部とした例を示したが、本発明はこれに限らず、移動規制部として、別途部材を用いてもよい。
また、上記実施形態では、ネジのネジ頭の直径およびフランジ部の直径を、ガイド溝の内径よりも大きくなるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、フランジ部の直径がガイド溝の内径よりも大きければ、ネジ頭の直径は、ガイド溝の内径よりも小さくてもよい。また、ネジ頭の直径がガイド溝の内径よりも大きければ、ネジにフランジ部を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、一対の切り欠き部をネジ保持部の上端部および下端部の両方に形成した例を示したが、本発明はこれに限らず、上端部および下端部のいずれか一方のみに切り欠き部を形成してもよい。また、開口部近傍の部分であれば、切り欠き部を別の箇所に形成してもよい。
また、上記実施形態では、ネジの先端部からフランジ部までの長さL1を、左側ファンネル部と下側ボックス部とが組み付けられている状態のネジ保持部の爪部の係止位置から下側ボックス部のネジ挿入孔のスロットルボディ側の端面までの長さ(L4+L5)よりも小さくした例を示したが、本発明はこれに限らず、長さL1と長さ(L4+L5)とを同じ大きさになるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、爪部およびネジ保持部を、左側ファンネル部および右側ファンネル部に一体的に設けた例を示したが、本発明はこれに限らず、爪部およびネジ保持部を、左側ファンネル部および右側ファンネル部と一体的に設けなくてもよい。
本発明の一実施形態による自動二輪車の全体構造を示した側面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の可動ファンネルが固定ファンネルに当接している状態を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の可動ファンネルが固定ファンネルから離間している状態を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のスロットルボディの平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の下側ボックス部の内側から見た平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部および右側ファンネル部を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部の斜視図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部の平面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部の正面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部の左側面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の左側ファンネル部の右側面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のネジ保持部を示した斜視図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のネジ保持部を示した図である。 図13における100−100線に沿った、自動二輪車のネジ保持部を示した断面図である。 図13における200−200線に沿った、自動二輪車のネジ保持部を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のネジ保持部に用いるネジを示した図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の上部ネジ保持部にネジが保持されている状態を示した図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の上部ネジ保持部にネジが保持されている状態を示した断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車の下部ネジ保持部にネジが保持されている状態を示した図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のネジ保持部にネジを保持させる動作を説明するための断面図である。 図1に示した一実施形態による自動二輪車のネジ保持部にネジを保持させる動作を説明するための図である。
符号の説明
1 自動二輪車(車両)
18 スロットルボディ(第2部材)
26 下側ボックス部(第3部材)
26b、26c、26d ネジ挿入孔
34 左側ファンネル部(第1部材、ファンネル)
35 右側ファンネル部(第1部材、ファンネル)
36 ネジ保持部
36a 開口部
36b、36c 切り欠き部
36e、36f、36g 爪部(係止部)
36j 上面(移動規制部)
36k ネジ挿入孔(ネジの取付位置)
37 ネジ(ネジ部材)
37a ネジ頭(頭部)
37b フランジ部
37d 先端部
38、40、41 ガイド溝(工具誘導路)
39 工具
D3 直径の長さ
L1、L4、L5 長さ
L2、L3 開口幅
S 係止位置

Claims (14)

  1. 頭部を有するネジ部材と、
    側面に設けられ、前記ネジ部材を側方から挿入可能で、かつ、前記ネジ部材が側方に脱落するのを抑制するように構成された側方開口部を有するネジ保持部と、前記ネジ部材が前記ネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制するための移動規制部とを含む第1部材と、
    前記ネジ部材によって前記第1部材に固定される第2部材とを備え
    前記側方開口部は、上下方向に延びる側方開口縁部を含み、
    前記ネジ保持部の前記側方開口部の上下方向に延びる前記側方開口縁部は、前記ネジ部材が側方から挿入される際に、前記ネジ部材が上下方向に延びる前記側方開口縁部に側方から当接して、前記側方開口縁部が水平方向に押し広げられるように弾性変形可能に構成されている、ネジ保持構造。
  2. 前記第1部材は、前記ネジ保持部の上方に配置され、前記ネジ部材の取付方向に延びるとともに、前記ネジ部材を締め付けるための工具を前記ネジ部材の頭部に誘導する工具誘導部をさらに含む、請求項1に記載のネジ保持構造。
  3. 前記移動規制部は、前記工具誘導部の下端部に設けられているとともに、前記工具誘導部の少なくとも下端部の開口幅は、少なくとも前記ネジ部材における最大の部分の直径の長さよりも小さくなるように構成されている、請求項2に記載のネジ保持構造。
  4. 前記工具誘導部は、前記ネジ部材の取付方向に延び、前記工具を誘導する側面を含む、請求項2に記載のネジ保持構造。
  5. 前記ネジ保持部の開口部の開口幅は、少なくとも前記ネジ部材における最大の部分の直径の長さよりも小さくなるように構成されており、
    前記ネジ保持部の前記開口部近傍の部分は、前記ネジ部材の挿入時に弾性変形可能なように構成されている、請求項1に記載のネジ保持構造。
  6. 前記ネジ保持部は、前記開口部近傍の部分の上下方向の端部の少なくとも一方に切り欠き部をさらに有する、請求項5に記載のネジ保持構造。
  7. 前記ネジ保持部は、前記移動規制部よりも前記ネジ部材の取付位置側に設けられ、前記ネジ部材の締結前に、前記ネジ部材の取付位置側への移動を抑制するとともに、前記ネジ部材の締結後に、前記ネジ部材の取付位置とは反対側への移動を抑制する係止部をさらに有する、請求項1に記載のネジ保持構造。
  8. 前記ネジ部材は、前記係止部によって支持されるフランジ部をさらに有する、請求項7に記載のネジ保持構造。
  9. 前記ネジ部材が挿入されるネジ挿入孔を有し、前記第1部材と前記第2部材との間に挟み込まれる第3部材をさらに備え、
    前記ネジ部材の先端部から前記ネジ部材のフランジ部までの長さは、前記第1部材と前記第3部材とが組み付けられている状態の前記第1部材の前記係止部の係止位置から前記第3部材の前記ネジ挿入孔の前記第2部材側の端面までの長さ以下である、請求項8に記載のネジ保持構造。
  10. 前記係止部は、複数設けられている、請求項7に記載のネジ保持構造。
  11. 前記係止部は、前記ネジ保持部と一体的に設けられている、請求項7に記載のネジ保持構造。
  12. 前記ネジ保持部は、前記第1部材と一体的に設けられている、請求項1に記載のネジ保持構造。
  13. 頭部を有するネジ部材と、側面に設けられ、前記ネジ部材を側方から挿入可能で、かつ、前記ネジ部材が側方に脱落するのを抑制するように構成された側方開口部を有するネジ保持部と前記ネジ部材が前記ネジ部材の取付位置とは反対側に移動するのを規制するための移動規制部とを有する第1部材と、前記ネジ部材によって前記第1部材に固定される第2部材とを含むネジ保持構造を備え
    前記側方開口部は、上下方向に延びる側方開口縁部を有し、
    前記ネジ保持部の前記側方開口部の上下方向に延びる前記側方開口縁部は、前記ネジ部材が側方から挿入される際に、前記ネジ部材が上下方向に延びる前記側方開口縁部に側方から当接して、前記側方開口縁部が水平方向に押し広げられるように弾性変形可能に構成されている、車両。
  14. 前記第1部材は、ファンネルであり、前記第2部材は、スロットルボディである、請求項13に記載の車両。
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