JP5153228B2 - 多関節型座標測定装置のパラメータ校正方法 - Google Patents
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Description
まず、本実施の形態の多関節型座標測定装置1において、測定アーム2の一次校正パラメータの校正を行うときの動作を説明する。ここでは、図3に示した標準器20Aを用いてパラメータ校正を行う場合を例示する。
次に、本実施の形態の多関節型座標測定装置1において、測定アーム2の二次校正パラメータの校正を行うときの動作を説明する。ここでは、図6に示した標準器20Cを用いてパラメータ校正を行う場合を例示する。
2 測定アーム
3 プローブ
3A テーパプローブ
3B ボールプローブ
4 プローブ取付け部
5 第1リンク
6 第2リンク
7 No.1関節
8 No.2関節
9 No.3関節
10 No.4関節
11 No.5関節
12 No.6関節
15 専用プロセッサ
16 コンピュータ
17 ディスプレイ
20 標準器
20A テーパプローブ用の標準器
20B テーパプローブ用の標準器
20C テーパプローブ用の標準器
20D ボールプローブ用の標準器
20E ボールプローブ用の標準器
22 小球
24 凹部
Claims (8)
- 多関節型の測定アームを操作して、前記測定アームの一端に取り付けられたプローブを測定対象物上の測定点に近づけて、前記測定点の空間座標を測定する多関節型座標測定装置におけるパラメータ校正方法であって、
複数の一次校正基準部を有する一次標準器を、前記測定アームの操作空間内に設置し、
前記測定アームを操作して前記プローブを前記一次校正基準部に近づけて、複数のアーム姿勢で前記一次校正基準部の各々の空間座標を測定し、
前記複数のアーム姿勢は、校正対象のパラメータ群のうち、所定期間が経過したときにパラメータ誤差が所定基準より大きくなる特性を有する一次校正パラメータに対応しており、
前記一次校正基準部の測定結果に基づいて、前記一次校正パラメータについてのパラメータ校正処理を行い、
前記一次校正基準部より少数の二次校正基準部を有する二次標準器を、前記測定アームの操作空間内に設置し、
前記測定アームを操作して前記プローブを前記二次校正基準部に近づけて、前記複数のアーム姿勢より少数のアーム姿勢で前記二次校正基準部の各々の空間座標を測定し、
前記少数のアーム姿勢は、前記一次校正パラメータのうち、前記所定期間より短い期間が経過したときにパラメータ誤差が前記所定基準より大きくなる特性を有する二次校正パラメータに対応しており、
前記二次校正基準部の測定結果に基づいて、前記二次校正パラメータについてのパラメータ校正処理を行うことを特徴とする多関節型座標測定装置のパラメータ校正方法。 - 前記多関節型の測定アームは、一端に前記プローブが取り付けられるプローブ取付け部材と、前記プローブ取付け部材に連結される第1リンクと、前記第1リンクに対する前記プローブ取付け部材の曲げ動作を提供する第1関節と、前記第1リンクに対する前記プローブ取付け部材のねじり動作を提供する第2関節とを備え、
前記プローブ取付け部を縦にした状態で、前記プローブを前記一次校正基準部または前記二次校正基準部に近づけたまま、前記第2関節をねじり方向に回転させて、前記第1リンクをねじり回転させたときに、複数のアーム姿勢で前記一次校正基準部または前記二次校正基準部の空間座標を測定することを特徴とする請求項1に記載の多関節型座標測定装置のパラメータ校正方法。 - 前記多関節型の測定アームは、一端に前記プローブが取り付けられるプローブ取付け部材と、前記プローブ取付け部材に連結される第1リンクと、前記第1リンクに対する前記プローブ取付け部材の曲げ動作を提供する第1関節と、前記第1リンクに対する前記プローブ取付け部材のねじり動作を提供する第2関節とを備え、
前記プローブ取付け部を横にした状態から、前記プローブを前記一次校正基準部または前記二次校正基準部に近づけたまま、前記第1関節を曲げ方向に回転させて、前記プローブ取付け部を縦平面に沿って回転させたときに、複数のアーム姿勢で前記一次校正基準部または前記二次校正基準部の空間座標を測定することを特徴とする請求項1に記載の多関節型座標測定装置のパラメータ校正方法。 - 前記多関節型の測定アームは、一端に前記プローブが取り付けられるプローブ取付け部材と、前記プローブ取付け部材に連結される第1リンクと、前記第1リンクに対する前記プローブ取付け部材の曲げ動作を提供する第1関節と、前記第1リンクに対する前記プローブ取付け部材のねじり動作を提供する第2関節とを備え、
前記プローブ取付け部を横にした状態から、前記プローブを前記一次校正基準部または前記二次校正基準部に近づけたまま、前記第2関節をねじり方向に回転させて、前記プローブ取付け部を横平面に沿って回転させたときに、複数のアーム姿勢で前記一次校正基準部または前記二次校正基準部の空間座標を測定することを特徴とする請求項1に記載の多関節型座標測定装置のパラメータ校正方法。 - 前記多関節型の測定アームは、一端に前記プローブが取り付けられるプローブ取付け部材と、前記プローブ取付け部材に連結される第1リンクと、前記第1リンクに連結され支持部材に取り付けられる第2リンクと、前記第2リンクに対する前記第1リンクのねじり動作を提供する第4関節と、前記支持部材に対する前記第2リンクの曲げ動作を提供する第5関節と、前記支持部材に対する前記第2リンクのねじり動作を提供する第6関節とを備え、
前記プローブ取付け部を縦にした状態で、前記プローブを前記一次校正基準部または前記二次校正基準部に近づけたまま、前記第4関節と前記第6関節をねじり方向に回転させて、前記第1リンクを横方向に倒したときに、複数のアーム姿勢で前記一次校正基準部または前記二次校正基準部の空間座標を測定することを特徴とする請求項1に記載の多関節型座標測定装置のパラメータ校正方法。 - 前記パラメータ校正処理は、
測定によって得られた座標値を、前記一次校正パラメータまたは前記二次校正パラメータで偏微分したときの偏微分値を成分とする行列をP行列とし、
測定によって得られた座標値を、測定アームの座標系を標準器の座標系に変換する座標変換ベクトルのベクトル成分で偏微分したときの偏微分値を成分とする行列をR行列としたときに、
前記P行列と前記R行列を用いた行列を計画行列として、最小二乗法によるパラメータ推定処理を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の多関節型座標測定装置のパラメータ校正方法。 - ユーザに対して、多関節型座標測定装置のパラメータ校正のための案内を行うパラメータ校正案内装置であって、
前記案内は、前記ユーザに、
複数の一次校正基準部を有する一次標準器を、前記測定アームの操作空間内に設置させるための案内と、
前記測定アームを操作して前記プローブを前記一次校正基準部に近づけて、複数のアーム姿勢で前記一次校正基準部の各々の空間座標を測定させるための案内と、
前記複数のアーム姿勢は、校正対象のパラメータ群のうち、所定期間が経過したときにパラメータ誤差が所定基準より大きくなる特性を有する一次校正パラメータに対応しており、
前記一次校正基準部の測定結果に基づいて、前記一次校正パラメータについてのパラメータ校正処理を、コンピュータに実行させるための案内と、
前記一次校正基準部より少数の二次校正基準部を有する二次標準器を、前記測定アームの操作空間内に設置させるための案内と、
前記測定アームを操作して前記プローブを前記二次校正基準部に近づけて、前記複数のアーム姿勢より少数のアーム姿勢で前記二次校正基準部の各々の空間座標を測定させるための案内と、
前記少数のアーム姿勢は、前記一次校正パラメータのうち、前記所定期間より短い期間が経過したときにパラメータ誤差が前記所定基準より大きくなる特性を有する二次校正パラメータに対応しており、
前記二次校正基準部の測定結果に基づいて、前記二次校正パラメータについてのパラメータ校正処理を、コンピュータに実行させるための案内と、
を含むことを特徴とするパラメータ校正案内装置。 - ユーザに対して、多関節型座標測定装置のパラメータ校正のための案内を行うための案内プログラムであって、
コンピュータに、
複数の一次校正基準部を有する一次標準器を、前記測定アームの操作空間内に設置させる案内を前記ユーザに対して行う手順と、
前記測定アームを操作して前記プローブを前記一次校正基準部に近づけて、複数のアーム姿勢で前記一次校正基準部の各々の空間座標を測定させる案内を前記ユーザに対して行う手順と、
前記複数のアーム姿勢は、校正対象のパラメータ群のうち、所定期間が経過したときにパラメータ誤差が所定基準より大きくなる特性を有する一次校正パラメータに対応しており、
前記一次校正基準部の測定結果に基づいて、前記一次校正パラメータについてのパラメータ校正処理を行う手順と、
前記一次校正基準部より少数の二次校正基準部を有する二次標準器を、前記測定アームの操作空間内に設置させる案内を前記ユーザに対して行う手順と、
前記測定アームを操作して前記プローブを前記二次校正基準部に近づけて、前記複数のアーム姿勢より少数のアーム姿勢で前記二次校正基準部の各々の空間座標を測定させる案内を前記ユーザに対して行う手順と、
前記少数のアーム姿勢は、前記一次校正パラメータのうち、前記所定期間より短い期間が経過したときにパラメータ誤差が前記所定基準より大きくなる特性を有する二次校正パラメータに対応しており、
前記二次校正基準部の測定結果に基づいて、前記二次校正パラメータについてのパラメータ校正処理を行う手順と、
を実行させることを特徴とするパラメータ校正用の案内プログラム。
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