JP5153028B2 - ソリッドタイヤ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、耐摩耗性および耐チップカット性を維持しつつ、加工性を改良したゴム組成物に関する。また、本発明は前記ゴム組成物をトレッドゴムに用いた重荷重用ソリッドタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
タイヤトレッド用のゴム組成物は、天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)およびポリブタジエンゴム(BR)などのゴムが使用され、そして、これらゴムに対する補強充填剤としてカーボンブラックなどが配合される。
【0003】
タイヤトレッド用のゴム組成物の混合加工性、ゴム弾性、発熱性、耐摩耗性および機械的性質などの特性の改善するため、上述したタイヤトレッド用のゴム組成物の種類や分子量、前記カーボンブラックの種類、特性や配合量、さらには配合するオイルの種類や配合量などを適宜設定することが行なわれている。
【0004】
たとえば、ゴム組成物の耐摩耗性などを改善するため、粒子径が小さく、比表面積の大きいカーボンブラックを用いるか、カーボンブラックの配合量を多くする方法などが知られている。
【0005】
しかしながら、これらの方法ではゴム組成物の粘度が上昇し、著しく混練作業性を低下させる上に、更にカーボンブラックの分散を悪化させることになる。また同時にゴム組成物の発熱性を増大させるという欠点がある。
【0006】
そこで、上記タイヤトレッド用のゴム組成物における耐摩耗性などを改良するため、特開昭63−264647号公報、特開昭64−74242号公報、特開平1−144434号公報、特開平2−22348号公報、特開平2−286727号公報、および特開平6−93137号公報などに開示された技術が提案されている。
【0007】
一方、フォークリフトなどの産業用車両は、高荷重積載物を運送・搬送などするものであり、高荷重積載物を運送・搬送などする場合にあっては産業用車両のタイヤに高荷重がかかることになる。タイヤに高荷重がかかった場合、タイヤが摩耗したり、タイヤにチップカットが生じることがある。
【0008】
しかしながら、産業用車両に使用されるタイヤトレッド用のゴム組成物の摩耗防止性および耐チップカット性の改善は、上述した技術では不十分である。
【0009】
そこで、産業用車両に使用されるタイヤトレッド用のゴム組成物の耐摩耗性、耐チップカット性を改良するため、二次凝集体分布のシャープな特定カーボンをゴム組成物に混入させる技術が提案されているが、かかる場合においても、ゴム組成物のゴム粘度が高くなって加工性が悪化するという問題が生じる。そのため、オイルなどの軟化剤またはIRを配合するとゴム組成物のゴム粘度を低下させることは可能であるが、同時にモジュラスレベルも低下し耐摩耗性も悪化するという問題がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明は、産業用車両に使用されるタイヤトレッド用のゴム組成物において、摩耗防止性および耐チップカット性を改善させることを目的とする。また、本発明は、摩耗防止性および耐チップカット性が良好に改善されたゴム組成物をトレッドゴムに用いてなるソリッドタイヤを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
また、本発明は、JIS−K6301における引張強度(TB)が25.0MPa以上であるとともに、JIS−K6301における伸び(EB)が500%以上であり、かつ、JIS−K6301における硬度が63以上76以下であり、かつ、前記引張強度(TB)×前記伸び(EB)が12000以上であるゴム組成物トレッドゴムに用いてなるソリッドタイヤである。
【0012】
前記ゴム組成物は、窒素吸着比表面積が50〜90m 2 /gで、ジブチルフタレート吸油量が30〜120cm 3 /100gであるカーボンブラックA、および窒素吸着比表面積が20〜50m 2 /gで、ジブチルフタレート吸油量が60〜130cm 3 /100gであるカーボンブラックBとを、合計で原料ゴム成分100重量部に対して40〜70重量部含有し、前記カーボンブラックBを10〜20重量部含有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
また、本発明者は、JIS−K6301における引張強度(TB)が25.0MPa以上であるとともに、JIS−K6301における伸び(EB)が500%以上であり、かつ、JIS−K6301における硬度が63以上76以下であり、かつ、前記引張強度(TB)×前記伸び(EB)が12000以上であるゴム組成物が、耐チップカット性に優れ、しかも耐摩耗性においても優れているという新知見に基づいて本発明を完成させた。
【0014】
JIS−K6301における引張強度(TB)が25.0MPaよりも小さい場合にあっては、高荷重による圧縮条件下でのねじり挙動に対し破損・裂けなどが発生し不利となる場合がある。また、JIS−K6301における伸び(EB)が500%よりも小さい場合にあっても、高荷重による圧縮条件下でのねじり挙動に対して不利である。
【0015】
JIS−K6301における硬度が63未満では、そのようなゴム組成物を使用してソリッドタイヤを製造したとしても、ソリッドタイヤの走行安定性が悪くなる傾向があるからである。また、JIS−K6301における硬度が76よりも大きくなると、そのようなゴム組成物を使用してソリッドタイヤを製造したとしても、ソリッドタイヤのドライブタイヤ特性に問題が生じる可能性があるからである。
【0016】
前記引張強度(TB)×前記伸び(EB)を破壊エネルギー(%×MPa)と定義するが、破壊エネルギーが12000未満では、耐チップカット性および耐摩耗性において満足できる値を示さず、そのためソリッドタイヤとしての利便性に問題がある場合がある。
【0017】
上述のゴム組成物は、下記に示すように製造することが可能である。すなわち、天然ゴム(NR)、共役ジオレフィンのホモポリマー、もしくは、共役ジオレフィンとエチレン性不飽和モノマーとのコポリマーのうち少なくとも一つを有する原料ゴム成分を用意する。
【0018】
そして、原料ゴム成分100重量部に対して、カーボンブラックAを40〜70重量部添加する。なお、カーボンブラックBを、カーボンブラックAと合わせてさらに加えることも可能である。ここでカーボンブラックAとは、N 2 SAが50〜90m 2 /gで、DBP吸油量が30〜120cm 3 /100gである特性を有するカーボンブラックをいうまた、カーボンブラックBとは、N2SAが20〜50m2/gで、DBP吸油量が60〜130cm3/100gである特性を有するカーボンブラックをいう。カーボンブラックBを、カーボンブラックAと合わせてさらに加える場合にあっても、カーボンブラックAとカーボンブラックBとの合計量である全カーボン量は、原料ゴム成分100重量部に対して、40〜70重量部であることが必要である。全カーボン量が40重量部よりも少ない場合、そのようなゴム組成物を使用してソリッドタイヤを製造した場合にあっては、そのソリッドタイヤの耐摩耗性が悪くなる傾向にあるからである。また、全カーボン量が70重量部よりも多い場合、そのようなゴム組成物を使用してソリッドタイヤを製造した場合にあっては、そのソリッドタイヤの耐チップカット性が悪くなる可能性があるからである。
【0019】
原料ゴム成分100重量部に対して、カーボンブラックAを添加し、さらに、硫黄および加硫促進剤を添加する。ここで、硫黄と加硫促進剤との重量比である(硫黄の重量/加硫促進剤の重量)が、1.5以上であることが必要である。(硫黄の重量/加硫促進剤の重量)が1.5未満の場合は、ゴム組成物の伸びの低下が多くなり、そのようなゴム組成物を使用してソリッドタイヤを製造した場合にあっては、そのソリッドタイヤの耐チップカット性が悪くなる傾向があるからである。なお、加硫促進剤としては、複数の種類のものを混合して使用することが可能であるが、複数種類のものを混合使用した場合は、全ての加硫促進剤の合計重量である全加硫促進剤の重量で、硫黄の重量との比を計算する。すなわち、かかる場合は(硫黄の重量/全加硫促進剤の重量)が、1.5以上であることが必要である。
【0020】
したがって、本発明に係るゴム組成物の製造方法は、天然ゴム(NR)、共役ジオレフィンのホモポリマー、もしくは、共役ジオレフィンとエチレン性不飽和モノマーとのコポリマーのうち少なくとも一つを有する原料ゴム成分100重量部に対して、カーボンブラックAを40〜70重量部添加し、さらに、硫黄および加硫促進剤を、硫黄と加硫促進剤との重量比である(硫黄/加硫促進剤)が1.5以上になるように、それぞれ添加し、その後加熱することで加硫させてゴム組成物を得ることができるのである。カーボンブラックBを原料ゴム成分にカーボンブラックAと合わせて配合することも可能であるが、係る場合にあっても、原料ゴム成分100重量部に対して、カーボンブラックAとカーボンブラックBとの合計量が40〜70重量部の状態で添加されていることが必要である。
【0021】
原料ゴム成分におけるゴム成分としては、上述したように、天然ゴム(NR)、共役ジオレフィンのホモポリマー、もしくは、共役ジオレフィンとエチレン性不飽和モノマーとのコポリマーのうち少なくとも一つを有する原料ゴム成分を使用するが、具体的には、天然ゴム(NR)もしくはジエン系合成ゴムのうち少なくともいずれか一方を含むゴム成分を使用することができ、ジエン系合成ゴムとしては、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、ポリブタジエンゴム(BR)、ポリイソプレンゴム(IR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)などを使用でき、本発明に使用されるゴム成分中に1種類または2種類以上含まれていてもよい。なお、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)とは、エチレン−プロピレンゴム(EPM)に第三ジエン成分を含むものであり、ここで第三ジエン成分とは、炭素数5〜20の非共役ジエンであり、たとえば1,4−ペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、2,5−ジメチル−1,5−ヘキサジエンおよび1,4−オクタジエンや、たとえば1,4−シクロヘキサジエン、シクロオクタジエン、ジシクロペンタジエンなどの環状ジエン、例えば5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ブチリデン−2−ノルボルネン、2−メタリル−5−ノルボルネンおよび2−イソプロペニル−5−ノルボルネンなどのアルケニルノルボルネンなどが挙げられ、特にジエンの中では、ジシクロペンタジエン、5−エチリデン−2−ノルボルネンなどが好ましく用いることが可能である。
【0022】
本発明に係るゴム組成物を調製する際に、加硫剤を配合する必要がある。ゴム組成物の調製はバンバリーミキサーでなどで混練りして行なう。加硫剤としては、有機過酸化物もしくは硫黄系加硫剤を使用することが可能であり、さらにこれらの混合物をも加硫剤として使用することができる。加硫剤を配合した後、加熱することで加硫反応によりゴム組成物を得ることができる。
【0023】
有機過酸化物としては、たとえば、ベンゾイルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3あるいは1,3−ビス(t−ブチルパーオキシプロピル)ベンゼン、ジ−t−ブチルパーオキシ−ジイソプロピルベンゼン、t−ブチルパーオキシベンゼン、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、1,1−ジ−t−ブチルパーオキシ−3,3,5−トリメチルシロキサン、n−ブチル−4,4−ジ−t−ブチルパーオキシバレレートなどを使用することができる。これらの中で、ジクミルパーオキサイド、t−ブチルパーオキシベンゼンおよびジ−t−ブチルパーオキシ−ジイソプロピルベンゼンがゴム組成物を適切に加硫させるのに好適である。
【0024】
硫黄系加硫剤としては、たとえば、硫黄、モルホリンジスルフィドなどを使用することができる。これらの中では硫黄が好ましい。前記硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄などを使用することができる。
【0025】
本発明に係るゴム組成物を調製する際、加硫を短時間で効率よく行なうために加硫剤に加えて加硫促進剤を加えることも可能である。加硫促進剤としては、スルフェンアミド系化合物、チアゾール系化合物、チウラム系化合物、チオウレア系化合物、グアニジン系化合物、ジチオカルバミン酸系化合物、アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系化合物、イミダゾリン系化合物、キサンテート系化合物を使用することができ、しかもこれらの混合物をも使用することが可能である。
【0026】
スルフェンアミド系化合物としては、たとえば、CBS(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、TBBS(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、N,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどを使用することが可能である。
【0027】
チアゾール系化合物としては、たとえば、MBT(2−メルカプトベンゾチアゾール)、MBTS(ジベンゾチアジルジスルフィド)、2−メルカプトベンゾチアゾールのナトリウム塩、亜鉛塩、銅塩、シクロヘキシルアミン塩、2−(2,4−ジニトロフェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6−ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾールなどを使用することが可能である。
【0028】
チウラム系化合物としては、たとえば、TMTD(テトラメチルチウラムジスルフィド)、テトラエチルチウラムジスルフィド、テトラメチルチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムジスルフィド、ジペンタメチレンチウラムモノスルフィド、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド、ジペンタメチレンチウラムヘキサスルフィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメチレンチウラムテトラスルフィドなどを使用することが可能である。
【0029】
チオウレア系化合物としては、たとえば、チアカルバミド、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、トリメチルチオ尿素、ジオルトトリルチオ尿素などを使用することが可能である。
【0030】
グアニジン系化合物としては、たとえば、ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、トリフェニルグアニジン、オルトトリルビグアニド、ジフェニルグアニジンフタレートなどを使用することが可能である。
【0031】
ジチオカルバミン酸系化合物としては、たとえば、エチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジブチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジアミルジチオカルバミン酸亜鉛、ジプロピルジチオカルバミン酸亜鉛、ペンタメチレンジチオカルバミン酸亜鉛とピペリジンの錯塩、ヘキサデシル(またはオクタデシル)イソプロピルジチオカルバミン酸亜鉛、ジベンジルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ペンタメチレンジチオカルバミン酸ピペリジン、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエチルジチオカルバミン酸テルル、ジアミルジチオカルバミン酸カドミウムなどを使用することが可能である。
【0032】
アルデヒド−アミン系またはアルデヒド−アンモニア系化合物としては、アセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセトアルデヒド−アンモニア反応物などを使用することが可能である。
【0033】
イミダゾリン系化合物としては、たとえば、2−メルカプトイミダゾリンなどのイミダゾリン系化合物を使用することが可能であり、キサンテート系化合物としては、たとえば、ジブチルキサントゲン酸亜鉛を使用することが可能である。
【0034】
本発明におけるゴム組成物を調製する際に、所望により練り加工性を一層向上させるために軟化剤を併用することもできる。このような軟化剤としては、たとえば、プロセスオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラフィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油などの脂肪油系軟化剤;トール油;サブ;蜜ロウ、カルナバロウ、ラノリンなどのワックス類;リノール酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸などを使用することが可能である。
【0035】
また、本発明におけるゴム組成物を調製する際に、ゴム組成物の耐久性を向上させるために老化防止剤を添加することも可能である。老化防止剤(すなわち、劣化防止剤)としては、アミン系、フェノール系、イミダゾール系、カルバミン酸金属塩、ワックスなどを使用することが可能である。
【0036】
また、本発明におけるゴム組成物を調製する際に、ゴム組成物の補強効果のため、白色充填剤を含有させることも可能である。白色充填剤としては、具体的には、シリカ、クレー、アルミナ、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、酸化チタンなどを使用することが可能であり、これらは単独あるいは2種以上混合して用いることができる。特に好ましい白色充填剤としてはシリカ、クレー、水酸化アルミニウム、アルミナである。本発明のゴム組成物中に含まれる白色充填剤の配合量は、本発明に使用されるゴム成分100重量部に対して5〜65重量部である。白色充填剤の配合量が5重量部未満では、補強効果が小さく、65重量部を超えると作業性が悪化する場合があるために好ましくないからである。低発熱性、作業性の面から、白色充填剤の配合量は65重量部以下が好ましい。
【0037】
シランカップリング剤を前記白色充填剤の沈殿防止のために配合することが可能である。すなわちシランカップリング剤は、その化学的構造から白色充填剤と結合するとともにポリマー(ゴム成分)とも結合することから、シランカップリンング剤を介して白色充填剤とゴム成分との結合を強固にできる。シランカップリング剤としては、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド(例えば、デグッサ社製のSi96、信越化学社製のKBE846、OSIスペシャリティ製のA−1289、A―189など)が好ましく用いられる。シランカップリング剤は1種に限らず、チオール系、アミン系、ハロゲン系の官能基を有する複数種類のシランカップリング剤を混合して用いることもできる。
【0038】
また、本発明におけるゴム組成物を調製する際に、発泡剤を含有させることも可能である。発泡剤としては、たとえば、アゾジカルボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ヒドラゾジカルボンアミド、p−トルエンスルホニルアセトンヒドラゾーンなどの有機系や、NaHCO3などの無機系のものを使用することが可能である。
【0039】
JIS−K6301における引張強度(TB)が25.0MPa以上であるとともに、JIS−K6301における伸び(EB)が500%以上であり、かつ、JIS−K6301における硬度が63以上76以下であり、かつ、前記引張強度(TB)×前記伸び(EB)が12000以上であるゴム組成物は、耐摩耗性に優れかつ耐チップカット性に優れている。したがって、これをトレッドゴムに用いたソリッドタイヤは、フォークリフトなどの産業用車両に用いられるタイヤに特に好適である。ソリッドタイヤの製造方法は定法を使用することができる。
【0040】
製造されたソリッドタイヤは、トレッド部の両端から半径方向内方にのびるサイドウォール部の各内方端にビード部を設けてトロイド状をなす。また、ソリッドタイヤは、前記ビード部間に架け渡されるカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内方に配されるブレーカとを含むコード層によって補強され、必要なタイヤ強度及び剛性が付与される。なお前記ビード部には、ビードコアから半径方向外側にのびる断面三角形状のビードエーペックスゴムが配され、ビード剛性を高めている。なお、本発明に係るソリッドタイヤは、産業用車両のみならず、一般車両に使用することも可能である。
【0041】
【実施例】
次に、JIS−K6301における引張強度(TB)が25.0MPa以上であるとともに、JIS−K6301における伸び(EB)が500%以上であり、かつ、JIS−K6301における硬度が63以上76以下であり、かつ、前記引張強度(TB)×前記伸び(EB)が12000以上であるゴム組成物が、耐チップカット性に優れ、しかも耐摩耗性においても優れているという事実を、下記に示す実施例1〜4において、比較例1〜7と対比しつつ示す。
【0042】
実施例1
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを50重量部、カーボンブラックBを10重量部、芳香族油を8重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。
【0043】
なお、NR(天然ゴム)は、STR20(TECK BEE HANG社製)を使用した。BR(ポリブタジエンゴム)は、BR15(日本合成ゴム(株)社製)を使用した。カーボンブラックAは、シースト3(東海カーボン社製)を使用した。
【0044】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、26.5MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、530%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、67であった。破壊エネルギーは14045(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS−K6242で測定を行ない、上述したように、下記に示す比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。実施例1における耐摩耗性は102であった。
【0045】
耐チップカット性は、下記に示すように測定を行なった。すなわち、1面の1片が45mmの正三角形からなる鉄製の六面体の各面に径5mmの鉄製焼き入れピン3本を埋め込んだ針山ブロックを、内径が155mm、高さ177mmの円筒状鉄製容器内面に、成形枠を使用して加硫成形し、予め重量を測定した120mm×82mm×5mm(厚み)のサンプルゴムを6枚ドラム内に固定した。その後、ドラム内の温度を約70℃に保持して7日間、36rpmの速度で回転させたのち、針山ブロックを取り出し、サンプルゴムをドラムから外して付着しているゴム屑を完全に除去してその重量を測定し、比重から体積に換算することにより、体積変化率を求めた。耐チップカット性は、比較例1における値を100とした指数で表記する。
【0046】
実施例2
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを50重量部、カーボンブラックBを20重量部、芳香族油を8重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。
【0047】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、26.9MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、510%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、69であった。破壊エネルギーは13719(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS K 6242で測定を行ない、下記に示す比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。実施例2における耐摩耗性は105であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、下記に示す比較例1における値を100とした指数で表記する。実施例2における耐チップカット性は106であった。
【0048】
実施例3
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを40重量部、カーボンブラックBを20重量部、芳香族油を8重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。
【0049】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、26.1MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、550%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、67であった。破壊エネルギーは14355(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS K 6242で測定を行ない、上述したように、下記に示す比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。実施例3における耐摩耗性は100であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、下記に示す比較例1における値を100とした指数で表記する。実施例3における耐チップカット性は109であった。
【0050】
実施例4
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを40重量部、カーボンブラックBを20重量部、芳香族油を8重量部、フェノール変性樹脂を1重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、アルデヒド−アンモニア系加硫促進剤を0.08重量部それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。
【0051】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、26.4MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、490%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、68であった。破壊エネルギーは12936(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS−K6242で測定を行ない、上述したように、下記に示す比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。実施例4における耐摩耗性は110であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、下記に示す比較例6における値を100とした指数で表記する。実施例4における耐チップカット性は102であった。
【0052】
比較例1
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを50重量部、芳香族油を4重量部、フェノール変性樹脂を1重量部、硫黄を2.1重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を1.2重量部、アルデヒド−アンモニア系加硫促進剤を0.08重量部それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。なお、使用した各配合物は上述した実施例1に使用された配合物と同一の商品名のものを使用した。
【0053】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、24.7MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、470%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、68であった。破壊エネルギーは11609(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS K 6242で測定を行ない、上述したように、比較例1における値を100とした。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、比較例1における値を100とした。
【0054】
比較例2
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを60重量部、芳香族油を4重量部、フェノール変性樹脂を1重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、アルデヒド−アンモニア系加硫促進剤を0.08重量部それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。なお、使用した各配合物は上述した実施例1に使用された配合物と同一の商品名のものを使用した。
【0055】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、25.6MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、440%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、71であった。破壊エネルギーは11264(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS K 6242で測定を行ない、上述したように、比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。比較例2における耐摩耗性は123であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、比較例6における値を100とした指数で表記する。比較例2における耐チップカット性は94であった。
【0056】
比較例3
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを70重量部、芳香族油を4重量部、フェノール変性樹脂を1重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、アルデヒド−アンモニア系加硫促進剤を0.08重量部それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。なお、使用した各配合物は上述した実施例1に使用された配合物と同一の商品名のものを使用した。
【0057】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、26.3MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、390%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、75であった。破壊エネルギーは10257(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS−K6242で測定を行ない、上述したように、比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。比較例3における耐摩耗性は145であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、比較例1における値を100とした指数で表記する。比較例3における耐チップカット性は90であった。
【0058】
比較例4
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを80重量部、芳香族油を4重量部、フェノール変性樹脂を1重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、アルデヒド−アンモニア系加硫促進剤を0.08重量部それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。なお、使用した各配合物は上述した実施例1に使用された配合物と同一の商品名のものを使用した。
【0059】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、25.2MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、280%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、78であった。破壊エネルギーは7056(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS K 6242で測定を行ない、上述したように、比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。比較例4における耐摩耗性は130であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、比較例1における値を100とした指数で表記する。比較例4における耐チップカット性は86であった。
【0060】
比較例5
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを50重量部、芳香族油を10重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。なお、使用した各配合物は上述した実施例1に使用された配合物と同一の商品名のものを使用した。
【0061】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、25.6MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、580%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、62であった。破壊エネルギーは14848(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS−K6242で測定を行ない、上述したように、比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。比較例5における耐摩耗性は90であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、比較例1における値を100とした指数で表記する。比較例5における耐チップカット性は116であった。
【0062】
比較例6
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを50重量部、芳香族油を12重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。なお、使用した各配合物は上述した実施例1に使用された配合物と同一の商品名のものを使用した。
【0063】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、25.3MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、590%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、61であった。破壊エネルギーは14927(MPa・%)であった。耐摩耗性は、JIS K 6242で測定を行ない、上述したように、比較例1における値を100とした指数で表記するものとする。比較例6における耐摩耗性は83であった。耐チップカット性は、上述した実施例1に示す測定方法と同様に測定を行ない、比較例1における値を100とした指数で表記する。比較例6における耐チップカット性は120であった。
【0064】
比較例7
NR(天然ゴム)を70重量部、BR(ポリブタジエンゴム)を30重量部、カーボンブラックAを50重量部、芳香族油を8重量部、硫黄を2.6重量部、スルフェンアミド系加硫促進剤を0.7重量部、それぞれ混合して加硫させることによりゴム組成物を得た。
【0065】
ゴム組成物の引張強度はJIS−K6301で測定したところ、25.7MPaであった。ゴム組成物の伸びはJIS−K6301で測定したところ、550%であった。ゴム組成物の硬度はJIS規格K6301におけるスプリング硬さ試験で測定したところ、65であった。破壊エネルギーは14135(MPa・%)であった。
【0066】
耐摩耗性は、JIS−K6242で測定を行なった。比較例7における耐摩耗性は98であった。耐チップカット性は、比較例1における値を100とした指数で表記する。比較例7における耐チップカット性は113であった。
【0067】
上述した実施例1〜4および比較例1〜7の結果を、下記に示す表1に示す。実施例1〜4に係るゴム組成物は、耐摩耗性および耐チップカット性の双方において良好な値を示していることが理解される。一方、比較例1〜7においては、耐摩耗性もしくは耐チップカット性のいずれかにおいて不十分である。または、比較例1〜7においては、耐摩耗性および耐チップカット性のいずれかにおいて不十分な値を示すことが理解される。
【0068】
【表1】
Figure 0005153028
【0069】
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0070】
【発明の効果】
本発明によれば、耐摩耗性および耐チップカット性に優れたゴム組成物を得ることができた。本発明に係るゴム組成物を使用したソリッドタイヤは、従来と比較して、高荷重な条件下で使用された時に生じる摩耗性およびチップカット性を軽減させることができ、タイヤの寿命の低下を防止できた。本発明に係るゴム組成物を使用したソリッドタイヤはフォークリフトなどの産業用車両に用いられるタイヤに特に好適に使用されることが可能であり、高荷重でも通常での使用時と同レベルの利用が可能であるため、作業性および経済性の双方の点において顕著な効果を得ることが可能である。

Claims (1)

  1. JIS−K6301における引張強度(TB)が25.0MPa以上であるとともに、JIS−K6301における伸び(EB)が500%以上であり、
    かつ、JIS−K6301における硬度が63以上76以下であり、
    かつ、前記引張強度(TB)×前記伸び(EB)が12000以上であるゴム組成物をトレッドゴムに用いており
    前記ゴム組成物は、窒素吸着比表面積が50〜90m2/gで、ジブチルフタレート吸油量が30〜120cm3/100gであるカーボンブラック、および窒素吸着比表面積が20〜50m2/gで、ジブチルフタレート吸油量が60〜130cm3/100gであるカーボンブラックとを、合計で原料ゴム成分100重量部に対して40〜70重量部含有し、前記カーボンブラックBを10〜20重量部含有するソリッドタイヤ。
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