JP5152754B2 - エレベータの排水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗りかご空調装置の排水を排出するエレベータの排水装置に関する。
従来、乗りかご内の冷房を行なう空調装置を備えたエレベータでは、空調装置から排出される排水を溜める排水タンクを乗りかごに備えたものがある。このエレベータでは、乗りかごが昇降路内を昇降するとき、空調装置から排出される排水を排水タンクに溜めておき、乗りかごが昇降路の最下階に位置したとき、排水タンクに溜めた排水を昇降路下部のピットに設けられる排水設備の受水口に排出する機能を備えるとともに、排水設備の受水口を大きくすることにより排水の飛散を防ぐようにした排水装置が用いられている。
しかしながら、上記乗りかごが高速で昇降する場合には、昇降路下部のピットが深く、ピットに設けられた乗りかご用緩衝器のストロークも長くなるため、上記乗りかごの凝結水排出口とピットの排水設備の受水口までの高さ方向のクリアランスを大きくする必要がある。このように乗りかごの凝結水排出口からピットの排水設備の受水口までの距離が長い場合には、排水タンクに溜めた凝結水を昇降路下部のピットに設けられる排水設備の受水口に排出する際に凝給水が昇降路内で飛び散るため、飛散した排水によりピット内の機器が錆びる等の不具合が生じ、エレベータの安全性が低下する恐れがある。
そこで、上記のような排水の排出時の飛散を防ぐ一手段として、特許文献1に記載されているエレベータの排水装置が提案されている。
図9はこの種の従来のエレベータの排水装置を示す正面図である。図9に示すエレベータは、昇降路8内を昇降する乗りかご1の天井に、乗りかご1内の冷房を行なう冷房装置2を備えている。また、昇降路8下部のピット8aには、シリンダ9aとプランジヤ9bからなる緩衝器9が配置されている。乗りかご1が図9に示す昇降路8の最下階位置より所定距離R下降すると、乗りかご1が緩衝器9の上端に当接して緩衝器9が緩衝動作を開始した後、乗りかご1がさらに下降して、場合によっては緩衝器9のプランジャ9bのストローク分の距離Sまで乗りかご1が下降する。すなわち、乗りかご1は昇降路8の最下階位置より所定距離R及びプランジャ9bのストローク分の距離Sを合わせた距離(R+S)まで下降可能である。
そして、上記特許文献1に記載されている従来の排水装置は、乗りかご1に取り付けられ、乗りかご1の冷房装置2から排出される排水を溜める排水タンク3と、この排水タンク3に接続され、排水を排出する排水管4と、この排水管4の管路を開閉する電磁弁5と、昇降路8下部のピット8aに設けられ、乗りかご1が昇降路8の最下階に停止したとき排水管4先端の近傍に位置する受水口6と、受水口6の下方に接続され、排水を排出口11を介してピット8aの外部へ排出する可撓管10と、乗りかご1の通常位置復帰に伴って受水口6を通常位置に復帰させる受水口復帰手段12とを備えている。
この受水口復帰手段12は、乗りかご1の両側に立設されたガイドレール(図示せず)に固着された締結具17、18と、締結具17、18に回転自在に軸着する上部プーリ13及び下部プーリ14と、プーリ13、14に張設され、カウンタウェイト16を装着したワイヤロープ15と、ワイヤロープ15に一端が固着され、他端で受水口6を把持する取付け腕19とより構成されている。
上記構成において、乗りかご1が昇降路8の最下階に位置したとき、乗りかご1側の排水管4を介して排水タンク3内の排水を受水口6へ排出する。このとき、乗りかご1側の排水管4が受水口6に接近しているので、排水が昇降路8内に飛散しない。また、乗りかご1が昇降路8の最下階よりさらに下降するとき、乗りかご1の下降に伴い排水管4で受水口6が下方に押圧されて下降するとともに、受水口復帰手段12の取付け腕19を介してワイヤロープ15が付勢されてカウンタウェイト16が上昇する。このとき、可撓管10は可撓性を有しているので収縮しながら追従する。その後、乗りかご1が図8に示す通常時の位置に復帰するとき、受水口復帰手段12のカウンタウェイト16の自重によりワイヤロープ15が回動し、取付け腕19は上昇して受水口6は常時位置に戻るとともに、可撓管10は伸長しながら追従する。
特開平5−139668号公報
しかしながら、前述した従来技術にあっては、昇降路8下部のピット8aに設置する受水口復帰手段12の構成部品数が多いため、受水口復帰手段12の設置や調整に時間が掛かるという問題がある。また、乗りかご1が下降した際に撓んだ可撓管10がピット8aの他機器に引っ掛かる可能性があり、このような可撓管10の引っ掛かり防止措置を講じるにはコストが増大するという問題もある。特に、緩衝器9のストロークが長いため可撓管10も相当に長くする必要がある場合には、上記のように可撓管10がピット8aの他機器に引っ掛かる可能性が顕著である。
そこで、本発明は、前記課題を解消するためになされたものであり、乗りかご空調装置の凝結水排水時の飛散を防ぐことができるとともに、ピット内の緩衝器ストロークが長い場合にも支障なく対応でき、さらに構成部品数を減らすことができるエレベータの排水装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明の特徴は、乗りかごに取り付けられ、前記乗りかごの空調装置から排出される排水を溜める排水タンクと、前記排水タンクに接続される排水管と、昇降路の下部に位置するピットに設けられた受水口とを備え、前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置したときに、前記排水タンクに溜めた排水を前記排水管を介して前記受水口へ排出するように設定され、前記受水口は、前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置する状態で前記排水管の近傍に設置され、かつ、前記乗りかごが前記昇降路の最下階より下方で昇降するとき、前記排水管の付勢により可動し、前記排水管が通過した後に所定の位置に復帰する可動部を備え、当該可動部は、回転軸により鉛直方向に回転自由に支持され、かつ、前記所定の位置にあるとき、前記回転軸の下に重心が位置するよう構成されたことを要旨とする。
このような第1の発明のエレベータの排水装置では、乗りかごが昇降路の最下階に停止したとき、排水タンクに溜められた排水は、乗りかご側の排水管を介して排水管の近傍に設置される受水口へ排出される。さらに、乗りかごが昇降路の最下階よりさらに下降するときに、排水管の付勢により受水口の可動部が可動するので、排水管が受水口の位置を通過した後、復帰手段により可動部が所定の位置に復帰される。次に、乗りかごが昇降路の最下階に向かって上昇するとき、排水管の付勢により受水口の可動部が可動するので、排水管が受水口の位置を通過した後、復帰手段により可動部が所定の位置に復帰される。
第2の発明の特徴は、乗りかごに取り付けられ、前記乗りかごの空調装置から排出される排水を溜める排水タンクと、前記排水タンクに接続される排水管と、昇降路の下部に位置するピットに設けられた受水口とを備え、前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置したときに、前記排水タンクに溜めた排水を前記排水管を介して前記受水口へ排出するように設定され、前記受水口は、前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置する状態で前記排水管の近傍に設置されるとともに、前記排水管は、前記乗りかごが前記最下階より下方で昇降するとき、前記受水口の付勢により可動し、前記受水口を通過した後に所定の位置に復帰する可動部を備え、当該可動部は、回転軸により鉛直方向に回転自由に支持され、かつ前記所定の位置にあるとき、前記回転軸の下に重心が位置するよう構成されたことを要旨とする。
このような第2の発明のエレベータの排水装置では、乗りかごが昇降路の最下階に停止したとき、排水タンクに溜められた排水は、乗りかご側の排水管を介して排水管の近傍に設置される受水口へ排出される。さらに、乗りかごが昇降路の最下階よりさらに下降するときに、受水口の付勢により排水管の可動部が可動するので、排水管が受水口の位置を通過した後、復帰手段により可動部が所定の位置に復帰される。次に、乗りかごが昇降路の最下階に向かって上昇するとき、受水口の付勢により排水管の可動部が可動するので、排水管が受水口の位置を通過した後、復帰手段により可動部が所定の位置に復帰される。
以上のように、本発明のエレベータの排水装置については、乗りかごが昇降路の最下階に停止した状態で、空調装置の排水を乗りかご側の排水管を介して昇降路下部の受水口へ排出する際、排水の飛散を防ぐことができる。また、乗りかごが昇降路の最下階より下方で昇降する際に乗りかご側の排水管が受水口の位置を通過可能で、かつ所定の位置に復帰可能な構成とすることで、従来のように昇降路下部の受水口に接続される可撓管が不要であるため、ピット内の緩衝器ストロークが長い場合にも支障なく対応できる。さらに、受水口を受水口復帰手段により所定の位置に復帰させる従来例と比べて、構成部品数を減らすことができる。
以下、本発明の実施の形態に係るエレベータの排水装置を図に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの排水装置を示す正面図、図2は図1の排水装置の要部を拡大して示す正面図、図3は図1の排水装置に設けられる受水口の動作を説明する図で、図3(a)〜(h)は乗りかごが昇降路の最下階よりさらに下降する際の受水口の動作を説明する図、図4(a)〜(h)は乗りかごが昇降路の最下階より下方から上昇する際の受水口の動作を説明する図である。なお、図1〜図4において前述した図9に示す従来例と同様のものには同一符号を付してある。また、
図1〜図4に示すように本実施の形態の排水装置20Aは、乗りかご1下部に設けられ、空調装置としての冷房装置2から排出される凝結水21を溜める排水タンク3と、この排水タンク3に接続され、凝結水21を排出する排水管4と、この排水管4の管路を開閉する電磁弁5と、昇降路8下部のピット8aに設けられ、乗りかご1が昇降路8の最下階に停止したとき排水管4先端の近傍に位置する受水口6Aと、この受水口6Aの下方に設けられ、凝結水21をピット8aより排出する排出管22とを備えている。
受水口6Aは、乗りかご1が昇降路8の最下階より下方で昇降するとき排水管4の付勢により可動する筒状の可動部23と、この可動部23の下端に取り付けられる受水口ウェイト24と、ピット8a壁面にブラケット25を介して取り付けられ、可動部23を鉛直方向に回転自在に支持する回転軸26とから構成されている。可動部23は、所定の位置(例えば通常時の位置)にあるとき、回転軸26の下に可動部23の重心が位置するように設けられている。上記受水口ウェイト24、ブラケット25及び回転軸26により、排水管4が受水口6Aの位置を通過した後に可動部23を通常時の位置に復帰する復帰手段が構成されている。
排出管22は、ピット8a壁面に取り付けられたブラケット27により固定されている。なお、上記ブラケット25、27は、ピット8a壁面の他に、昇降路8のガイドレール(図示せず)等のエレベータ構成機器に取り付けてもよい。
この第1の実施の形態の排水装置20Aにあっては、図1及び図2に示すように、通常時に乗りかご1が昇降路8の最下階に停止したとき、乗りかご1側の排水管4先端の近傍に受水口6Aが位置するとともに、受水口6Aの可動部23の上端に排水管4の先端が挿入され、可動部23の下端が排出管22の上端に対向している。この状態で排水管4に設けた電磁弁5の開動作により、排水タンク3に溜められた凝結水21は、乗りかご1側の排水管4から流出して受水口6Aの可動部23内に受け入れられるとともに、凝結水21が受水口6Aの可動部23から排出管22に流入してピット8a外へ排出される。
次に、乗りかご1が昇降路8の最下階よりさらに下降すると、ピット8aに設けられた緩衝器9が動作する。同時に、図3(a)〜(g)に示すように、受水口6Aの可動部23は、乗りかご1側の排水管4により下方へ付勢されるため回転軸26を中心に回転し、排水管4は受水口6Aの位置を通過する。次に、図3(h)に示すように、受水口6Aの可動部23は受水口ウェイト24の自重により通常時の位置に復帰する。
上記のように乗りかご1が昇降路8の最下階より下降した後、乗りかご1が上昇して昇降路8の最下階に復帰する際、図4(h)→(g)→(f)→(e)→(d)→(c)に示すように、受水口6Aの可動部23は、乗りかご1側の排水管4により付勢されるため回転軸26を中心に回転し、排水管4は受水口6Aの位置を通過した後、図4(b)に示すように、受水口ウェイト24の自重により通常時の位置に復帰する。
このように構成した第1の実施の形態の排水装置20Aでは、乗りかご1が昇降路8の最下階に位置し、冷房装置2の凝結氷21を排水する際、乗りかご1に設けられた排水管4と、昇降路8のピット8aに設けられた受水口6Aとを近傍に設置することで、排水管4から受水口6Aに排水される凝結水21の飛散は防止される。また、緩衝器9の動作時及び復帰時、すなわち乗りかご1が昇降路8の最下階より下方で昇降する際に、排水管4が受水口6Aの位置を通過可能で、かつ通常時の位置に自動的に復帰可能な構成とすることで、従来のように昇降路下部の受水口に接続される可撓管が不要であるため、ピット8a内の緩衝器9のストロークが長い場合にも支障なく対応できる。さらに、受水口を受水口復帰手段により通常時の位置に復帰させる従来例と比べて、構成部品数を減らすことができる。
なお、上記第1の実施の形態にあっては、受水口6Aを昇降路8のピット8aに設けて、乗りかご1を昇降路8の最下階で停止した際に受水口6Aを介して凝結水21を排水する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、受水口を昇降路の任意の乗りかご停止位置に配置し、乗りかごを昇降路の該乗りかご停止位置で停止した際に上記受水口を介して凝結水を排水するようにしても同様の効果を得ることが可能である。
さらに、上記第1の実施の形態にあっては、受水口6Aに回転軸26を用いた可動部23の回転機構と受水口ウェイト24による通常時の位置への復帰手段を持たせているが、この代わりに、排水管4に可動部の回転機構とウェイトによる通常時の位置への復帰手段を持たせてもよい。また、受水口6Aもしくは排水管4の互いの接触部に緩衝材(図示せず)を設けることで、受水口6A及び排水管4の損傷を防ぎ、接触音を低減させることもできる。
(第2の実施の形態)
図5は本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの排水装置の要部構成を示す正面図、図6は図5の排水装置に設けられる排水管が受水口により付勢される状態を示す正面図である。なお、図5及び図6において前述した図1〜図4に示す第1の実施の形態と同様のものには同一符号を付してある。
図5及び図6に示すように本実施の形態の排水装置20Bでは、前述した図1〜図4に示す第1の実施の形態に比べて、凝結水21を排出する排水管4Bがクロロープレンゴムや天然ゴムのような可撓性を有する可撓材から形成されたことと、乗りかご1が昇降路8の最下階に停止したとき排水管4B先端の近傍に位置する受水口6Bがブラケット27を介してピット8a壁面に固定されたこととが異なっており、その他の構成は基本的に同様である。
この第2の実施の形態の排水装置20Bにあっては、図5に示すように、通常時には乗りかご1が昇降路8の最下階に停止し、排水管4Bに設けた電磁弁5の開動作により、排水タンク3に溜められた凝結水21は、排水管4B、受水口6B及び排出管22を通りピット8a外へ排出される。
次に、乗りかご1が昇降路8の最下階よりさらに下降すると、図6に示すように、乗りかご1側の排水管4Bは受水口6Bにより付勢されるため、可撓性を有する排水管4Bが撓むことにより、排水管4Bは受水口6Bの位置を通過した後、排水管4Bの形状は可撓性により通常時の状態へ自動的に復帰する。
その後、乗りかご1が昇降路8の最下階へ上昇する際、乗りかご1側の排水管4Bは受水口6Bに付勢されて撓むことにより、排水管4Bが受水口6Bの位置を通過した後、排水管4Bの形状は可撓性により通常時の状態へ自動的に復帰する
このように構成した第2の実施の形態の排水装置20Bでも、乗りかご1が昇降路8の最下階に位置し、冷房装置2の凝結氷21を排水する際、乗りかご1に設けられた排水管4Bと、昇降路8のピット8aに設けられた受水口6Bとを近傍に設置することで、排水管4Bから受水口6Bに排水される凝結水21の飛散は防止される。また、乗りかご1が昇降路8の最下階より下方で昇降する際に、排水管4Bが受水口6Bの位置を通過可能で、かつ通常時の位置に自動的に復帰可能な構成とすることで、従来のように昇降路下部の受水口に接続される可撓管が不要であるため、ピット8a内の緩衝器9のストロークが長い場合にも支障なく対応できる。さらに、受水口を受水口復帰手段により通常時の位置に復帰させる従来例と比べて、構成部品数を減らすことができる。
なお、上記第2の実施の形態にあっては、受水口6Bを昇降路8のピット8aに設けて、乗りかご1を昇降路8の最下階で停止した際に受水口6Bを介して凝結水21を排水する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、受水口を昇降路の任意の乗りかご停止位置に配置し、乗りかごを昇降路の該乗りかご停止位置で停止した際に上記受水口を介して凝結水を排水するようにしても同様の効果を得ることが可能である。
(第3の実施の形態)
図7は本発明の第3の実施の形態に係るエレベータの排水装置の要部構成を示す正面図、図8は図7の排水装置に設けられる排水管が受水口を付勢する状態を示す正面図である。なお、図7及び図8において前述した図1〜図4に示す第1の実施の形態と同様のものには同一符号を付してある。
図7及び図8に示すように本実施の形態の排水装置20Cでは、前述した図1〜図4に示す第1の実施の形態に比べて、乗りかご1が昇降路8の最下階に停止したとき排水管4先端の近傍に位置する受水口6Cが、ブラケット20を介してピット8a壁面に固定されるとともに、クロロープレンゴムや天然ゴムのような可撓性を有する可撓材から形成されたことが異なっており、その他の構成は基本的に同様である。
この第3の実施の形態の排水装置20Cにあっては、図7に示すように、通常時にて乗りかご1が昇降路8の最下階に停止し、排水管4に設けた電磁弁5の開動作により、排水タンク3に溜められた凝結水21は、排水管4、受水口6C及び排出管22を通りピット8a外へ排出される。
次に、図8に示すように、乗りかご1が昇降路8の最下階よりさらに下降すると、乗りかご1側の排水管4の付勢により、可撓性を有する受水口6Cが撓むので、排水管4は受水口6Cの位置を通過した後、受水口6Cの形状は可撓性により通常時の状態へ自動的に復帰する。
次に、乗りかご1が昇降路8の最下階へ上昇する際、乗りかご1側の排水管4の付勢により受水口6Cが撓むので、排水管4が受水口6Cの位置を通過した後、受水口6Cの形状は可撓性により通常時の状態へ自動的に復帰する
このように構成した第3の実施の形態の排水装置20Cでも、乗りかご1が昇降路8の最下階に位置し、冷房装置2の凝結氷21を排水する際、乗りかご1に設けられた排水管4と、昇降路8のピット8aに設けられた受水口6Cとを近傍に設置することで、排水管4から受水口6Cに排水される凝結水21の飛散は防止される。また、乗りかご1が昇降路8の最下階より下方で昇降する際に、排水管4が受水口6Cの位置を通過可能で、かつ通常時の位置に自動的に復帰可能な構成とすることで、従来のように昇降路下部の受水口に接続される可撓管が不要であるため、ピット8a内の緩衝器9のストロークが長い場合にも支障なく対応できる。さらに、受水口を受水口復帰手段により通常時の位置に復帰させる従来例と比べて、構成部品数を減らすことができる。
なお、上記第3の実施の形態にあっては、受水口6Cを昇降路8のピット8aに設けて、乗りかご1を昇降路8の最下階で停止した際に受水口6Cを介して凝結水21を排水する場合を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば、受水口を昇降路の任意の乗りかご停止位置に配置し、乗りかごを昇降路の該乗りかご停止位置で停止した際に上記受水口を介して凝結水を排水するようにしても同様の効果を得ることが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るエレベータの排水装置を示す正面図。 図1の排水装置の要部を拡大して示す正面図。 図1の排水装置に設けられる受水口の動作を説明する図で、(a)〜(h)は乗りかごが昇降路の最下階よりさらに下降する際の受水口の動作を説明する図。 図1の排水装置に設けられる受水口の動作を示す図で、(a)〜(h)は乗りかごが昇降路の最下階より下方から上昇する際の受水口の動作を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係るエレベータの排水装置の要部構成を示す正面図。 図5の排水装置に設けられる排水管が受水口により付勢される状態を示す正面図。 本発明の第3の実施の形態に係るエレベータの排水装置の要部構成を示す正面図。 図7の排水装置に設けられる排水管が受水口を付勢する状態を示す正面図。 従来のエレベータの排水装置を示す正面図。
符号の説明
1 乗りかご
2 冷房装置
3 排水タンク
4,4B 排水管
6A〜6C 受水口
8 昇降路
8a ピット
9 緩衝器
20A〜20C 排水装置
22 排出管
23 可動部
24 受水口ウェイト(復帰手段)
25 ブラケット
26 回転軸

Claims (3)

  1. 乗りかごに取り付けられ、前記乗りかごの空調装置から排出される排水を溜める排水タンクと、
    前記排水タンクに接続される排水管と、
    昇降路の下部に位置するピットに設けられた受水口と、
    を備え、
    前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置したときに、前記排水タンクに溜めた排水を前記排水管を介して前記受水口へ排出するように設定され、
    前記受水口は、前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置する状態で前記排水管の近傍に設置され、かつ、前記乗りかごが前記昇降路の最下階より下方で昇降するとき、前記排水管の付勢により可動し、前記排水管が通過した後に所定の位置に復帰する可動部を備え、
    当該可動部は、回転軸により鉛直方向に回転自由に支持され、かつ、前記所定の位置にあるとき、前記回転軸の下に重心が位置するよう構成されたことを特徴とするエレベータの排水装置。
  2. 乗りかごに取り付けられ、前記乗りかごの空調装置から排出される排水を溜める排水タンクと、
    前記排水タンクに接続される排水管と、
    昇降路の下部に位置するピットに設けられた受水口と、
    を備え、
    前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置したときに、前記排水タンクに溜めた排水を前記排水管を介して前記受水口へ排出するように設定され、
    前記受水口は、前記乗りかごが前記昇降路の最下階に位置する状態で前記排水管の近傍に設置されるとともに、
    前記排水管は、前記乗りかごが前記最下階より下方で昇降するとき、前記受水口の付勢により可動し、前記受水口を通過した後に所定の位置に復帰する可動部を備え、
    当該可動部は、回転軸により鉛直方向に回転自由に支持され、かつ前記所定の位置にあるとき、前記回転軸の下に重心が位置するよう構成されたことを特徴とするエレベータの排水装置。
  3. 前記受水口又は前記排水管の少なくとも一方の接触部に緩衝材が設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータの排水装置。
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