JP5152667B2 - 立方晶窒化硼素焼結体工具 - Google Patents

立方晶窒化硼素焼結体工具 Download PDF

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Description

本発明は、立方晶窒化硼素(以下、cBNとも記す)と結合材とを含有するcBN焼結体が接合層を介して工具母材上に直接接合された構成のcBN焼結体工具に関する。
従来から、cBNを80体積%以上含む高硬度のcBN焼結体が鉄系の焼結合金や難削鋳鉄の機械加工に使用されている。
従来使用されてきた上記cBN焼結体工具の断面図を図1および図2に示す。図1では、cBN焼結体1は、一体焼結により超硬合金製支持体2に裏打ちされた状態で、接合層3を介して工具母材4に接合されている。図2では、cBN焼結体1が接合層3を介して工具母材4に接合されている。図2より明らかなように、cBN焼結体1は、通常、上面部5を有するとともに、底面部6と側面部7とにおいて接合層3を介して工具部材4に接合される。工具部材4が断面を菱形や正方形とする略四角柱の形状をとる場合、通常cBN焼結体1はそのコーナー部分に接合されることから、1つの底面部6と1つまたは2つ以上の側面部7において接合層3を介して工具母材4に接合される。なお、cBN焼結体1の上面部5が切れ刃部を含み、主としてその部分において被加工体を加工(切削)する。
従来から、cBN焼結体と工具母材との接合強度を向上させる試みが成されてきた。特に図2のタイプの工具構造は、特開昭59−134665号公報(特許文献1)、特開平07−124804号公報(特許文献2)、特開平09−108912号公報(特許文献3)に示されている。これらは、cBN焼結体の表面に予め活性金属層を形成した後に、Au、Cuを主体とするロウ材により工具母材に接合させるか、あるいはAg、Cuなどの軟質金属にTi、Zrなどの活性金属を含む活性ロウ材を用いて、直接工具母材に接合することが開示されている。
また、さらなる接合強度の向上を目的として、特開平11−188510号公報(特許文献4)では、接合層をAgまたはCuを主成分とし、WまたはMoを含有させ、加えてTiまたはZrを含有させることが開示されている。特開平11−320218号公報(特許文献5)では、接合層の主成分をTiとZrとすることが開示されている。
特開昭59−134665号公報 特開平07−124804号公報 特開平09−108912号公報 特開平11−188510号公報 特開平11−320218号公報
これらの先行例では、いずれも接合層の材料組成に関する改良であったため、近年の市場の高能率化要求を満たす過酷な切削条件化では、接合力が十分では無く、切削中の高い切削応力が、接合界面の一部に応力集中し、cBN焼結体が脱落するなどの問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、立方晶窒化硼素を80〜98体積%含有する立方晶窒化硼素焼結体が接合層を介して工具母材上に直接接合され、近年の過酷な切削条件化に耐え得る強固かつ高剛性に接合されてなる立方晶窒化硼素焼結体工具を提供することを目的とする。
本発明の立方晶窒化硼素焼結体工具は、80〜98体積%(80体積%以上98体積%以下、本発明において数値範囲をこれと同様の記載方法で表わす場合は特に断らない限り同様の意味を示すものとする)の立方晶窒化硼素と結合相とを含有する立方晶窒化硼素焼結体が、0.1〜10重量%のTiと15〜50重量%のCuとを含有し、かつ残部がAgと不可避不純物とからなる接合層を介して工具母材上に直接接合され、該接合層に接する該立方晶窒化硼素焼結体の接合面における該結合相は該立方晶窒化硼素中に不連続状態で存在し、その不連続状態で存在する各々の結合相において、その面積が0.01〜2μm2となる結合相が結合相の全面積の80%以上を占めることを特徴としている。
ここで、上記立方晶窒化硼素焼結体は、上面部を有するとともに、1つの底面部と少なくとも1つの側面部とにおいて上記接合層を介して上記工具母材に接合され、該底面部における結合相の含有率が該上面部における含有率より高いものであることが好ましい。
また、上記結合相は、W、Co、Al、Zr、およびCrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の炭化物、硼化物、炭窒化物、酸化物、またはこれらの相互固溶体の少なくとも一種であることが好ましい。
また、上記接合層中の上記Tiは4〜6重量%の含有量で含有され、上記Cuは20〜30重量%の含有量で含有されることが好ましい。
また、上記立方晶窒化硼素焼結体の厚みは、0.7〜1.5mmであることが好ましく、上記工具母材として超硬合金を用いることも好ましい。
また、上記立方晶窒化硼素焼結体に含まれる酸素の含有量は、0.1〜0.6重量%であり、上記立方晶窒化硼素焼結体の熱伝導率は、100W/m・K以下であることが好ましい。
このように本発明は、立方晶窒化硼素焼結体中における立方晶窒化硼素の含有率と接合層成分と接合面の結合相の分布を厳密に制御することにより、立方晶窒化硼素焼結体を強固かつ高剛性に工具母材に接合し、焼結合金や難削鋳鉄の機械加工において高能率化と長寿命化を実現することに成功したものである。
発明者らは、焼結合金や鋳鉄の機械加工で使用されるcBN含有率が高いcBN焼結体(以下、高含有cBN)を工具母材に強固にかつ高剛性に直接接合する接合方法を鋭意研究した。
高含有cBNを種々の接合材を用いて工具母材に接合し、接合強度を調査したところ、Ag、Cu、Tiを含有するロウ材を用いた場合に最も接合強度が優れることを見出した。
しかし、実験回数を増やすにつれて、接合強度が低くなる場合が現れ、接合強度にバラツキがあることが判明した。発明者らは、バラツキの原因を明確にすべく、接合強度が低かった破断面を詳細に調査した結果、接合層との界面部分(すなわちcBN焼結体の接合面)のcBN焼結体の破断の起点となる領域に、結合相の大きな部分や、結合相が他の領域より極端に少ない部分があることを発見した。
さらにcBN含有率が高くなるにつれて接合強度が低くなることから、結合相と接合層(ロウ材)との接合力は、同焼結体のcBN粒子と接合層(ロウ材)との接合力より高いと推定された。すなわち、接合界面(以下、単に接合面と記す)の結合相が他の領域より大き過ぎると、結合相はcBN粒子より強度に劣るため欠損の起点となる。一方、結合相が他の領域より極端に少ないと同部分の接合強度が相対的に低くなり、応力が集中し欠損に繋がる。このような知見に基づき、接合面におけるcBN焼結体中の結合相の分布を均一にかつ微細にすることにより、接合面の接合力を均一にすることが可能となることを見出した。
従来からもcBN含有率が80体積%以上のcBN焼結体の組織を均一にすることは、たとえば特開2006−315898号公報に開示されているが、結合相の厚みの平均値を規定しているのみであり、接合面の個々の結合相の大きさ(面積)にばらつきが多く、その結果、接合強度にもばらつきが生じていた。発明者らは、接合層と接するcBN焼結体の結合相が2次元で不連続構造であり、それらの孤立した結合相の面積が0.01μm2〜2μm2である結合相の領域が全結合相の面積の80%以上とすることにより、切削時の高い応力が接合面の一部分に集中することを抑制することができ、工具寿命が大幅に向上することを見出し、本発明を完成した。
本発明の立方晶窒化硼素焼結体の製造方法としては、まず、cBN焼結体と接合層とのcBN焼結体側接合面において孤立した(すなわち不連続状態で存在する)個々の結合相の面積が0.01〜2μm2である結合相の領域が全結合相の面積の80%以上を実現するため、たとえば仕込みの結合相粉末の80%以上を粒径1.5μm以下とする。そして、所望の粒度を有するcBN粒子を80〜98体積%とし、残りが結合相粉末となるように均一混合した混合粉末を金属カプセルに充填した後、超高圧発生装置の容器内に装填し、圧力6〜8GPa、温度1600〜1900℃、保持時間5〜40分という条件で焼結することによりcBN焼結体を得ることができる。ここで、cBN粒子の粒度は適宜選択することができるが、粗粒のcBN粒子のみの場合、隙間を埋める結合相の大きさが所望の範囲を超えるため、微粒のcBN粒子も混合することが望ましい。
また、本発明の立方晶窒化硼素焼結体工具は、上記のようにして製造されるcBN焼結体を用い、かつ接合層として後述のような特定組成のものを用いることを除き、従来のものと同様にして製造することができる。
以下、本発明の立方晶窒化硼素焼結体工具の各構成についてさらに説明する。
<立方晶窒化硼素焼結体工具>
本発明の立方晶窒化硼素焼結体工具は、立方晶窒化硼素焼結体が接合層を介して工具母材上に直接接合された構成を有する。本発明の構成を有する立方晶窒化硼素焼結体工具は、焼結合金や難削鋳鉄の機械加工(たとえば切削加工)において特に有効に用いることができる他、これら以外の一般的な金属の各種加工においても好適に用いることができる。
<立方晶窒化硼素焼結体>
本発明のcBN焼結体は、80〜98体積%の立方晶窒化硼素と結合相とを含有する。cBN焼結体中のcBNが80体積%未満の場合、耐摩耗性が不足し、98体積%を超えると、相対的に結合相が少なくなり接合強度が低下する。耐摩耗性と接合強度のバランスから、cBNの含有率は90体積%以上95体積%以下とすることが特に好ましい。
ここで、このようなcBN焼結体の厚み(図2を例にとると上面部5から底面部6までの距離)は、0.7〜1.5mmであることが好ましく、さらに好ましくは1.0〜1.3mmである。cBN焼結体の厚みが0.7mm未満の場合、切削加工で用いた場合に摩耗幅が0.7mmを超えると工具母材で加工することになり極端に寿命が低下し、1.5mmを超えると切れ刃の研磨に要する労力が多大になる。
<結合相>
本発明のcBN焼結体に含まれる結合相は、cBN焼結体の結合相として知られる従来公知の組成の結合相をいずれも採用することができるが、特にW、Co、Al、Zr、およびCrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の炭化物、硼化物、炭窒化物、酸化物、またはこれらの相互固溶体の少なくとも一種とすることが好ましい。これにより、焼結合金や鋳鉄の機械加工で特に良好な耐摩耗性を得ることができる。
<接合層>
上記cBN焼結体を工具母材に接合する接合層は、0.1〜10重量%のTiと15〜50重量%のCuとを含有し、かつ残部がAgと不可避不純物とからなる構成を有する。
このような接合層中のCuは、Agを主成分とするロウ材の融点を下げる効果があるため、低温でのロウ付けを可能とする。また、Cuの弾性率はAgの弾性率より高いため、Cuを含むことにより、切削時に発生する切削熱がcBN焼結体を通して工具母材に流入する際に、cBN焼結体と工具母材の熱膨張差による歪みを吸収する効果が得られる。Cuが15重量%未満の場合は、それらの効果が得られず、50重量%を超えると相対的にAgの含有量が低下し、接合強度が低下する。Cu含有量のさらに好適な範囲は20〜30重量%であり、この場合接合強度がさらに向上し好ましい。
接合層中のTiは、AgやCuに比較し高い高温強度を有するのに加え、ロウ材の濡れ性が大幅に向上し、接合強度を高める効果がある。Tiが0.1重量%未満の場合は、高温強度や接合強度の向上効果が得られず、10重量%を超えると融点の上昇を招き、接合時の歪みや亀裂を誘発する。Ti含有量のさらに好適な範囲は4〜6重量%であり、上記のCuの含有量の好適範囲と組み合わせて用いることにより接合強度が最大となり特に好ましい。
なお、本発明のcBN焼結体は、この接合層を介して工具母材上に直接接合されるものであるが、この場合の「直接接合」とは、図1のように従来技術の一態様である超硬合金製の支持体に裏打ちされることなく、図2のように直接接合されることを意味する。また、接合層の厚みは、特に限定されるものではないが通常20〜70μmである。
<工具母材>
本発明においてcBN焼結体が接合される工具母材は、この種の工具母材として知られる従来公知のものであればいずれのものであっても採用することができ、特に限定されない。たとえば、このような工具母材として超硬合金製のものを好適に用いることができる。
<接合面における結合相の分布>
上記接合層に接するcBN焼結体の接合面における結合相は、cBN中に不連続状態で存在し、その不連続状態で存在する各々の結合相において、その面積が0.01〜2μm2となる結合相が結合相の全面積の80%以上を占めることを特徴としている。
接合層と接するこの接合面において結合相が連続状態で存在する連続構造の場合、過酷な切削負荷により発生した亀裂が相対的に強度と靭性に劣る結合相を選択的に伝播し工具の欠損を招く。このため、接合面において結合相が不連続状態で存在する不連続構造(これを「海島組織」にたとえるとcBNが「海」であり結合相が「島」となる)とすることにより、cBN粒子が亀裂の伝播を妨げる働きをし、その結果欠損寿命が延びる。そして、それらの孤立した(不連続状態で存在する)各結合相において、その面積が0.01μm2〜2μm2である結合相の領域が全結合相の面積の80%未満となる場合、接合面の接合強度が不均一となるため、その面積の割合を80%以上と定めた。この面積の割合は、より好ましくは90%以上である。
<cBN焼結体中の結合相の分布>
本発明の立方晶窒化硼素焼結体は、たとえば図2に示すように上面部5を有するとともに、1つの底面部6と少なくとも1つの側面部7とにおいて接合層3を介して工具母材4に接合され、該底面部6における結合相の含有率が該上面部5における含有率より高いものであることが好ましい。これにより、接合強度が向上する効果が得られる。
ここで、上面部とは切れ刃部を含む部分であり、cBN焼結体の最表面より0.6mmの厚みを有する部分をいい、底面部とは前記上面部と対向する位置で接合層と接する部分であり、接合層との接合面から0.1mmの厚みを有する部分をいう。また、含有率は体積ベースとする。
<cBN焼結体の酸素含有量/熱伝導率>
本発明の立方晶窒化硼素焼結体に含まれる酸素の含有量は、0.1〜0.6重量%であり、またその熱伝導率は、100W/m・K以下であることが好ましい。
cBN焼結体の熱伝導率が高過ぎると、接合層に流入する切削熱が増大し、切削時に接合層が軟化して欠損する場合がある。そのため、本発明では、cBN焼結体の熱伝導率は100W/m・K以下とすることが好ましく、より好ましくは92W/m・K以下である。
一方、cBN焼結体に含まれる微量の酸素は、cBN焼結体中の固有熱振動を与えるため、熱伝導率を低下させる効果がある。cBN焼結体中の酸素量が0.1重量%未満の場合には、熱伝導率を下げる効果が少なく、0.6重量%を超えるとcBN焼結体の強度が低下するため、この酸素含有量は0.1〜0.6重量%であることが好ましい。より好ましくは、0.2〜0.4重量%である。
特に、本発明のようにcBN焼結体の厚みが0.7〜1.5mmというように厚くなると、熱伝導率の高いcBN焼結体からの接合層に流入する切削熱が過大になる傾向があり、熱伝導率を100W/m・K以下とすることが特に好ましいものとなる。
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1>
平均粒度2.0μmのWC粉末と平均粒度1.5μmのCo粉末と平均粒度4μmのAl粉末を重量比で、WC:Co:Al=20:70:10となるように混合し、真空中で1000℃、30分間熱処理した化合物を、φ0.3mmの超硬合金製ボールを用いてD50(平均粒度)が0.7μm、D80(粉末の80%が同粒径以下であることを示す。以下において同じ)が1.4μmとなるまで粉砕し結合相粉末Aを得た。
平均粒度2.0μmのWC粉末と平均粒度1.5μmのCo粉末と平均粒度4μmのAl粉末を重量比で、WC:Co:Al=20:70:10となるように配合し、φ0.3mmの超硬合金製ボールを用いてD50(平均粒度)が0.7μm、D80が1.4μmとなるまで粉砕し結合相粉末Bを得た。
平均粒度2.0μmのTiN粉末と平均粒度4μmのAl粉末を重量比で、TiN:Al=85:15となるように混合し、真空中で1000℃、30分間熱処理した化合物を、φ0.3mmの超硬合金製ボールを用いてD50(平均粒度)が0.5μm、D80が1.0μmとなるまで粉砕し結合相粉末Cを得た。
平均粒度2.0μmのWC粉末と平均粒度1.5μmのCo粉末と平均粒度4μmのAl粉末を重量比で、WC:Co:Al=20:70:10となるように配合し結合相粉末Dを得た。
次にこれらの結合相粉末のそれぞれと平均粒径1.8μmのcBN粉末とをcBN含有率が93体積%になるように配合させ、混合し乾燥させた。さらに、これらの粉末を超硬合金製支持板に積層してMo製カプセルに充填後、超高圧装置によって、圧力6.5GPa、温度1650℃で30分間焼結し、表1のcBN焼結体試料を得た(No.1−1〜1−4)。ここで、試料No.1−4は従来技術(特開2006−315898号公報)相当品である。
Figure 0005152667
次に、接合層として使用したロウ材の組成(すなわち接合層の組成)を表2に示す(No.1A〜1D)。接合層試料を作製するために、表2に記載される組成(たとえばNo.1Aは0.1重量%のTiと15.9重量%のCuと84重量%のAgで構成されることを示す。なお、不可避不純物は省略した)を有するロウ材粉末を作製し、これを有機溶剤(テルピネオールC1018O)と混ぜ合わせることにより、ペースト状のロウ材1A〜1Dを得た。接合層1Dは、Agを含まないため比較用のものとなる。
Figure 0005152667
cBN焼結体試料(No.1−1〜1−4)のそれぞれと超硬合金製工具母材との接合強度の評価を実施するために、断面が2.5×2.5mmの四角形形状を有し、長手長さが10mmである棒状のcBN焼結体試料と同形の超硬合金製工具母材サンプルを作製した。そしてこれらの接合部分(cBN焼結体と超硬合金製工具母材の断面)に、上記1A〜1Dの接合層をそれぞれ塗布し、真空度1×10-5torr、温度880℃にて加熱することにより、cBN焼結体試料と上記工具母材とを接合した(試料ごとに用いたcBN焼結体と接合層の詳細は表3に示した通りである)。その後、1A〜1Dのそれぞれの接合層により接合された試料は、断面積が2×2mmの四角形状になるように、試料の長手方向4面に研削加工を施した。このような試料は、それぞれ10個作製し、接合部分におけるせん断強度を評価した。せん断強度の評価は、超硬合金製工具母材を治具で固定し、cBN焼結体の長手方向に対して直角な方向に加重を加え、破断した際の加重に基づきせん断強度を算出した。その結果を表3に示す。せん断強度は、10回評価したうち、最小値と最大値と平均値を示す。
さらに、せん断強度の評価後のcBN焼結体の破断面(すなわち接合層との接合面)を研磨して(ただし研磨する厚みは50μm未満にとどめた)、任意の領域のcBN焼結体組織を電子顕微鏡にて5000倍で写真撮影したところ、黒色領域と灰色領域と白色領域が観察された。付属のEDX(エネルギー分散型X線分光装置)により、黒色領域はcBN粒子、灰色領域と白色領域は結合相であることが確認された。さらに、灰色領域はCo化合物やTi化合物やAl化合物であり、白色領域はW化合物であることも確認された。
次に、上記で撮影された5000倍の写真に対し画像処理ソフトを用いて2値化処理を施し、個々の結合相領域の面積を算出した。具体的には、まず同写真の結合相の合計面積を算出し、続いて個々の結合相の面積が0.01μm2〜2μm2である領域の面積を合計した数値を求め、その数値を上記結合相の合計面積で割り、80%を超えるかどうかを調べた。その結果を表3に示す(「面積が0.01〜2μm2である結合相の占有率」の項)。ここで2値化処理を施す際の閾値は、組織写真から判断されるcBN粒子と結合相の界面部が分離されるように調整した。
Figure 0005152667
試料No.7は、せん断強度が低く、特に最小値が極端に低い数値を示した。これは、接合層と接するcBN焼結体の接合面において、結合相の面積が2μm2を超える大きな塊の結合相が多数(面積にして40%の割合)点在していたため、相対的に結合相の少ない領域が接合面に多く存在し、接合強度の低下を招いている。また、試料No.6は接合層にAgを含まずZrを25重量%と多量に含有し過ぎているため、接合強度が低下したものと推定される。
一方、本発明の立方晶窒化硼素焼結体工具の実施例である試料No.1〜No.5はいずれも、高いせん断強度を示しており、これは接合面に均一にかつ微細に結合相が分散しているためであると考えられる。特に試料No.2が最も高いせん断強度を示しているが、これは、接合層に含有するTiの量が最適であったことと、仕込みの結合相粉末が均質組成であり、かつ平均粒度が小さいため接合層との接合強度が高まったためと推定される。
<実施例2>
平均粒度2.0μmのWC粉末と平均粒度1.5μmのCo粉末と平均粒度4μmのAl粉末と平均粒度2μmのZrC粉末と平均粒度2μmのCr32粉末を重量比で、WC:Co:Al:ZrC:Cr32=25:65:8:1:1となるように混合し、真空中で1000℃、30分間熱処理した化合物を、φ0.3mmの超硬合金製ボールを用いてD50(平均粒度)が0.6μm、D80が1.2μmとなるまで粉砕し結合相粉末Eを得た。
この結合相粉末Eと平均粒度2.5μmのcBN粉末を用いてcBN含有率の異なる4種(すなわちcBN含有率が98体積%、93体積%、80体積%、60体積%)のcBN焼結体(順に試料No.2−1〜2−4とする)を実施例1と同様の方法で作製した。
そして、このようにして得られたcBN焼結体No.2−1〜2−4を実施例1で作製した接合層(ロウ材)1Bを用いて、工具母材と接合することにより実施例1と同様の方法でせん断強度を評価した。次に破断後のcBN焼結体の接合面の組織を実施例1と同様の方法で調査したところ、試料No.2−1、2−2、2−3については、破断面(すなわち接合面)の接合層と接するcBN焼結体の結合相が不連続構造であり、それらの孤立した個々の結合相の面積が0.01μm2〜2μm2である結合相の領域が全結合相の面積の80%以上を占有していることを確認した。一方、試料No.2−4は、破断面(接合面)の接合層と接するcBN焼結体の結合相が連続構造であった。
さらに上記で得られたcBN焼結体(せん断強度を評価するのに用いたものとは異なるもの)の各々を所定の形状に切断し、超硬合金製工具母材に接合層1Bを用いて接合し、所定の工具形状に研削加工を施した。得られた工具のcBN焼結体の厚みは1.2mmであった。得られた工具を用いて切削試験を実施した。また、同様にして実施例1のcBN焼結体試料No.1−3および1−4を用いることによっても工具を作製し、同様の切削試験を実施した。せん断強度の評価結果および切削試験結果(条件は以下の通り)を表4に示す(No.1−3およびNo.1−4のせん断強度は実施例1と同じデータを記載)。
<切削試験>
被削材 :0.8C−2.0Cu−残Fe (JPMA記号:SMF4040、硬度:77HRB)
工具形状:CNGA120408
切削条件:切削速度 Vc=200m/min.
送り量 f=0.1mm/rev.
切り込み量 ap=0.2mm
切削液あり
工具寿命:逃げ面摩耗量が0.4mmに到達した時点を工具寿命と判断した。
Figure 0005152667
実施例であるcBN含有率が93体積%の試料No.2−2が最も工具寿命に優れる結果となった。比較例の試料No.2−4は、cBN含有率が低いため耐摩耗性が不足し工具寿命が短くなった。試料No.2−2とNo.1−3を比較すると、結合相粉末にWC、Co、Al、ZrC、Cr32の化合物を使用したNo.2−2の方が長寿命となった。試料No.2−3の接合強度が最も高いのは、接合強度の高い結合相の含有率がNo.2−1、2−2より高いためと考えられる。一方、試料No.2−4のせん断強度が低い原因は、接合面の結合相が連続構造となっていたため、強度に劣る結合相を亀裂が選択的に進展したためと推定される。比較例の試料1−4は、実施例1で記載のように接合面の結合相の分布の偏りが大きいため、せん断強度が低く、切削試験においても短寿命に終わった。
<実施例3>
平均粒度1.5μmのcBN粉末と実施例1で作製した結合相粉末Aを用いて、cBN含有率が80体積%の混合粉末Aと95体積%の混合粉末Bを準備した。次に、混合粉末Aを超硬合金製支持板に積層した後、混合粉末Bをその上にさらに積層し、Mo製カプセルに充填後、超高圧装置によって、圧力6.8GPa、温度1700℃で30分間焼結し、cBN焼結体試料No.3−1を得た。同様に混合粉末AおよびBのみをそれぞれ充填して作製した試料No.3−2およびNo.3−3も準備した。
これらのcBN焼結体を用いて、実施例1および2と同様の方法で、せん断強度の評価と切削試験を実施した。その結果を表5に示す。なお、試料No.3−1については、cBN焼結体の底面部に混合粉末Aが配置されるように接合しており、混合粉末Aを用いた焼結体の厚みが0.2mm、混合粉末Bを用いた焼結体の厚みが0.8mmであった。試料No.3−2および3−3はいずれも焼結体厚みは1.0mmであった。
なお、cBN焼結体の接合面の組織を実施例1と同様の方法で調査したところ、試料No.3−1、3−2、3−3については、破断面(すなわち接合面)の接合層と接するcBN焼結体の結合相が不連続構造であり、それらの孤立した個々の結合相の面積が0.01μm2〜2μm2である結合相の領域が全結合相の面積の80%以上を占有していることを確認した。
Figure 0005152667
接合面の結合相の含有率を高める手法として、上記のように、cBN含有率の低い焼結体を接合面に積層させる方法だけではなく、超硬合金製支持板からの超硬合金成分の溶浸により界面領域のみ結合相の含有率を高めることも可能である。例えば、超硬合金成分の溶浸が開始する1500℃で圧力を5GPa程度に低く設定し、狙いの厚みまで溶浸させ、その後、圧力を6.8GPa、温度を1700℃に高め焼結を完了させるなどの方法により、超硬合金製支持板との界面近傍の結合相の含有率を高めることが可能である。次に、超硬合金製支持板のみを研削除去し、結合相含有率の高い界面を露出させ、その部分を接合面とするように、工具母材に所定の接合層を用いてロウ付けすることにより、接合界面部のみ結合相の含有率が高い工具を作製することができる。
<実施例4>
接合されるcBN焼結体の厚みが、切削性能に及ぼす影響を調べるために表6に示す工具を準備した。製造方法は実施例1と同様の方法を採用した。ロウ付け形態として、「直接接合」とは、工具母材にcBN焼結体が直接接合されている状態を意味し、「超硬合金製支持板を介して接合」とは、cBN焼結体と超硬合金製支持板が2層構造になっている切断片が工具母材に接合されている状態を意味する。
Figure 0005152667
得られた工具を用いて以下の条件の切削試験を実施した。その結果を表7に示す。なお、cBN焼結体の接合面の組織を実施例1と同様の方法で調査したところ、実施例である試料No.4−1〜No.4−4については、破断面(すなわち接合面)の接合層と接するcBN焼結体の結合相が不連続構造であり、それらの孤立した個々の結合相の面積が0.01μm2〜2μm2である結合相の領域が全結合相の面積の80%以上を占有していることを確認した。
<切削試験>
被削材 :FC300
工具形状:CNGA120408
切削条件:切削速度 Vc=500m/min.
送り量 f=0.3mm/rev.
切り込み量 ap=0.4mm
切削液あり
切削時間:5時間(5時間後の最大逃げ面摩耗量を測定した)
Figure 0005152667
本発明の立方晶窒化硼素焼結体工具の実施例である試料No.4−4は、逃げ面摩耗がcBN焼結体を超えた時点で急激に摩耗が進展し、超硬合金製工具母材まで及んでいた。また、比較例である試料No.4−5は、cBN焼結体と超硬合金製支持板との界面の界面強度が、接合層(ロウ材)の接合強度より劣ったため、切削時に高い切削負荷により切削途中に欠損が発生した。cBN焼結体の厚みが0.7mm〜1.5mmの試料No.4−1〜4−3(いずれも実施例)は、強固な接合強度により、切削時に接合部からの欠損などが発生せず、かつ十分なcBN焼結体の厚みを有するため、同厚みが0.7mm未満の試料No.4−4に比べ、工具寿命が延長した。
<実施例5>
cBN焼結体の熱伝導率が切削性能に及ぼす影響を調べるために表8に示す工具を準備した。製造方法は実施例1と同様の方法を採用した。なお、いずれの試料もcBN含有率が90体積%、cBN粒子の平均粒度が1.5μmであるcBN焼結体である。cBN焼結体の厚みは1.0mmに揃えた。また、cBN焼結体の接合面の組織を実施例1と同様の方法で調査したところ、試料No.5−1〜No.5−5の全てについては、破断面(すなわち接合面)の接合層と接するcBN焼結体の結合相が不連続構造であり、それらの孤立した個々の結合相の面積が0.01μm2〜2μm2である結合相の領域が全結合相の面積の80%以上を占有していることを確認した。
Figure 0005152667
接合強度の評価のために、硬度の高い高硬度材を敢えて被削材に選び、送り量を0.05mm/rev.ずつ増加させ、cBN焼結体が外れる時点での送り量を評価対象とした。この切削試験の具体的条件を以下に示し、その結果を表9に示す。
<切削試験>
被削材 :SUJ2(62HRC)
工具形状 :CNGA120408
切削条件 :切削速度 Vc=150m/min.
送り量 f=0.1mm/rev.から0.05mm/rev.ずつ増加(1分切削毎に0.05mm/rev.増加させ、cBN焼結体が外れた時点で評価終了)
切り込み量 ap=0.3mm
切削液なし
寿命判定基準:cBN焼結体が外れた時点、または欠損した時点での送り量
なお、酸素含有量は不活性ガス中融解−赤外線吸収法により求め、熱伝導率はレーザーフラッシュ法により求めた。
Figure 0005152667
cBN焼結体中に含有される酸素量が0.1重量%未満で熱伝導率が100W/m・Kを超える試料No.5−4は、送り量が0.3mm/rev.の時点で刃先温度の上昇によるロウ材の溶融によりcBN焼結体が外れて短寿命となった。酸素量が0.6重量%を超える試料No.5−5は、送り量0.25mm/rev.時点でcBN焼結体が欠損し、切削不能となり中止した。一方、cBN焼結体に含まれる酸素含有量が、0.1〜0.6重量%であり、同焼結体の熱伝導率が100W/m・K以下である試料No.5−1〜No.5−3は、工具寿命が長い結果となった。
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、上述の各実施の形態および実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
cBN焼結体が超硬合金製支持体に裏打ちされた状態で接合層を介して工具母材に接合されている立方晶窒化硼素焼結体工具の断面図である。 cBN焼結体が接合層を介して直接工具母材に接合されている立方晶窒化硼素焼結体工具の断面図である。
符号の説明
1 cBN焼結体、2 超硬合金製支持体、3 接合層、4 工具母材、5 上面部、6 底面部、7 側面部。

Claims (4)

  1. 80〜98体積%の立方晶窒化硼素と結合相とを含有する立方晶窒化硼素焼結体が、0.1〜10重量%のTiと15〜50重量%のCuとを含有し、かつ残部がAgと不可避不純物とからなる接合層を介して工具母材上に直接接合され、前記接合層に接する前記立方晶窒化硼素焼結体の接合面における前記結合相は前記立方晶窒化硼素中に不連続状態で存在し、その不連続状態で存在する各々の結合相において、その面積が0.01〜2μm2となる結合相が結合相の全面積の80%以上を占め、
    前記立方晶窒化硼素焼結体は、上面部を有するとともに、1つの底面部と少なくとも1つの側面部とにおいて前記接合層を介して前記工具母材に接合され、前記底面部における結合相の含有率が前記上面部における含有率より高いことを特徴とする立方晶窒化硼素焼結体工具。
  2. 前記結合相は、W、Co、Al、Zr、およびCrからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の炭化物、硼化物、炭窒化物、酸化物、またはこれらの相互固溶体の少なくとも一種である請求項1に記載の立方晶窒化硼素焼結体工具。
  3. 前記接合層中の前記Tiは4〜6重量%の含有量で含有され、前記Cuは20〜30重量%の含有量で含有される請求項1または2に記載の立方晶窒化硼素焼結体工具。
  4. 前記立方晶窒化硼素焼結体の厚みは、0.7〜1.5mmである請求項1〜3のいずれかに記載の立方晶窒化硼素焼結体工具。
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