JP5150841B2 - レゾルバと筒状ケースとの固定構造 - Google Patents

レゾルバと筒状ケースとの固定構造 Download PDF

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本発明は、レゾルバと筒状ケースとの固定構造に関し、特に、筒状ケースをアルミダイキャストとし、レゾルバの絶縁カバーに一体に成形された係止体をこの筒状ケースの係止孔内に貫通させた後、この係止体の先端を超短波溶融カシメすることにより、レゾルバと筒状ケースとを簡単でかつ確実に固定するための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のレゾルバと筒状ステータの固定構造としては、例えば、後述の特許文献1に示されているように、輪状ステータの外周面は凹凸のない円周状に形成されている。
そのため、レゾルバの輪状ステータと筒状ケースとの固定構造は、図5に示される構成が採用されていた。
すなわち、図5において符号1で示されるものは輪状ステータであり、この輪状ステータ1の内周面1aからは所定角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極2が形成され、前記各突出磁極2には輪状絶縁カバー10,11を介してステータ巻線3が巻回されている。
前記輪状ステータ1の外周面1bには筒状ケース4が嵌合されており、この筒状ケース4の内周面4aは前記外周面1bに嵌合することにより、レゾルバの輪状ステータ1は筒状ケース4と一体状となり、この筒状ケース4を車輌等の所定位置に取付けることによって、レゾルバを所定位置に固定することができる。
米国特許第6,028,383号明細書
従来のレゾルバと筒状ケースとの固定構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、輪状ステータは鉄で形成され、筒状ケースはアルミニウムの切削加工で形成されていたため、両者は互いに線膨張係数が異なり、熱圧入による固定は極めて困難であった。
また、この筒状ケースにアルミダイキャストを用いると、伸び性が殆んどなく、生産が非常に容易となるカシメによる固定は極めて困難であった。
本発明によるレゾルバと筒状ケースとの固定構造は、ロータを内設する輪状ステータの内周面から所定角度間隔で内方に突出する複数の突出磁極と、前記輪状ステータの両端面に別体又は一体で設けられた輪状絶縁カバーと、前記各突出磁極に前記輪状絶縁カバーを介して巻回されたステータ巻線と、前記輪状絶縁カバーの周縁に一体形成され前記輪状ステータの外側で軸方向に沿って延設された複数の係止体と、前記輪状ステータの外周側に配設されアルミダイキャスト加工により成形された筒状ケースと、前記筒状ケースの周縁に前記軸方向に沿って形成された複数の係止孔と、よりなり、
前記各係止体は前記各係止孔を貫通して挿入され、前記係止体の先端部は前記係止孔の外側で超音波溶融カシメにより前記筒状ケースに固定され、前記輪状ステータが筒状ケースに固定されている構成であり、また、前記係止孔の出口側には、凹部が形成され、前記凹部内に前記先端部が位置している構成であり、また、前記筒状ケースの軸方向に沿って延設された複数の取付用突起が設けられている構成である。
本発明によるレゾルバと筒状ケースとの固定構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、ロータを内設する輪状ステータの内周面から所定角度間隔で内方に突出する複数の突出磁極と、前記輪状ステータの両端面に別体又は一体で設けられた輪状絶縁カバーと、前記各突出磁極に前記輪状絶縁カバーを介して巻回されたステータ巻線と、前記輪状絶縁カバーの周縁に一体形成され前記輪状ステータの外側で軸方向に沿って延設された複数の係止体と、前記輪状ステータの外周側に配設されアルミダイキャスト加工により成形された筒状ケースと、前記筒状ケースの周縁に前記軸方向に沿って形成された複数の係止孔と、よりなり、
前記各係止体は前記各係止孔を貫通して挿入され、前記係止体の先端部は前記係止孔の外側で超音波溶融カシメにより前記筒状ケースに固定され、前記輪状ステータが筒状ケースに固定されていることにより、レゾルバと筒状ケースとの回転止め及びスラスト方向への抜け止めができ、強固な固定ができ、車載等の厳しい環境下でも回転方向及び引き抜き方向に対してレゾルバの固定・保持が可能となる。
また、前記係止孔の出口側には、凹部が形成され、前記凹部内に前記先端部が位置していることにより、超音波溶融カシメにより変形した先端部を前記凹部内に収容することができる。
また、前記筒状ケースの軸方向に沿って延設された複数の取付用突起が設けられていることにより、車輌等への取付固定が極めて容易となる。
本発明によるレゾルバと筒状ケースとの固定構造を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB部分を示す拡大図である。 図3の超音波溶融カシメを示す工程説明図である。 従来構成を示す平面図である。
本発明は、筒状ケースをアルミダイキャストとし、レゾルバの絶縁カバーに一体に形成された係止体をこの筒状ケースの係止孔内に貫通させた後、この係止体の先端を超音波溶融カシメすることにより、レゾルバと筒状ケースとを簡単でかつ確実に固定するようにしたレゾルバと筒状ケースとの固定構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるレゾルバと筒状ケースとの固定構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものは鉄で形成されロータ1Aが内設可能な輪状ステータであり、この輪状ステータ1の内周面1aには所定の角度間隔で複数の突出磁極2が内方へ向けて突出して形成されている。
前記輪状ステータ1の両端面1c,1dには、輪状をなすと共に前記各突出磁極2を覆う形状をなす突片10a,11aを有する一対の輪状絶縁カバー10,11が設けられ、この各輪状絶縁カバー10,11は、予め、成形された一対の別体構成、又は、インサート射出成形により一体成形された構成の何れかが採用されている。
前記各突出磁極2には、前記各輪状絶縁カバー10,11すなわち各突片10a,11aを介してステータ巻線3が巻回されており、この巻回後のステータ巻線3は、前記輪状絶縁カバー10,11の何れかの一端に一体に設けられた図示しない端子ピン保持部の端子ピンにからげて接続されている。
前記各輪状絶縁カバー10,11の何れか一方の周縁に一体成形され前記輪状ステータ1の外側で軸方向に沿って延設された複数の係止体20が配設され、この各係止体20は、図1及び図2で明らかなように、前記輪状絶縁カバー10の外縁から一体に半径方向に沿って延設された複数の延設部23を介して一体に形成されている。
前記各係止体20は、輪状ステータ1の軸方向Cに沿って長手棒状に形成され、前記輪状ステータ1の外周面1bには、アルミダイキャストで形成された筒状ケース4が嵌合されている。
前記筒状ケース4の外縁には、前記各係止体20の形成位置に対応して複数の係止孔21が形成され、前記筒状ケース1に対して輪状ステータ1を嵌入させると、前記輪状絶縁カバー10に形成された前記各係止体20が前記係止孔21に内挿されて貫通し、この係止体20の先端部20aが前記筒状ケース4の係止孔21の出口側に形成された凹部22内に位置している。
前記凹部22内に突出して位置する先端部20aは、図4で示されるように、ホーン30に対向してこのホーン30の下方に配設され、前記ホーン30又は外部からの超音波31を前記先端部20aに照射しつつ下方へ降下させる。
前記先端部20aは、超音波31の照射により、加熱されて溶融され、この状態でホーン30の下面の凹形部30aが先端部20aを押圧するため、この先端部20aは、この凹形部30aの形状にならって変形され超音波31による超音波溶融カシメが達成される。
前記先端部20aのカシメが完了した時点で前記ホーン30を上方へ移動させることにより、前記先端部20aは前記凹形部30aの形状にならって形状が成形され、輪状絶縁カバー10の係止体20を介して筒状ケース4に対する輪状ステータ1の固定を完了することができる。
前記筒状ケース4の端部には、その軸方向Cに沿って延設された複数の取付用突起32が設けられており、各取付用突起32を介して、図1及び図2のレゾルバ33を車輌等の機器に取付けることができる。
本発明は、レゾルバと筒状ケースの固定構造に限ることなく、例えば、モータ又は他の回転機器の取付にも適用できるものである。
1 輪状ステータ
1A ロータ
1a 内周面
1b 外周面
1c,1d 第1、第2端面
2 突出磁極
3 ステータ巻線
4 筒状ケース
10,11 輪状絶縁カバー
10a,11a 突片
20 係止体
20a 先端部
21 係止孔
22 凹部
23 延設部
30 ホーン
30a 凹形部
31 超音波
32 取付用突起
33 レゾルバ

Claims (3)

  1. ロータ(1A)を内設する輪状ステータ(1)の内周面(1a)から所定角度間隔で内方に突出する複数の突出磁極(2)と、前記輪状ステータ(1)の両端面(1c,1d)に別体又は一体で設けられた輪状絶縁カバー(10,11)と、前記各突出磁極(2)に前記輪状絶縁カバー(10,11)を介して巻回されたステータ巻線(3)と、前記輪状絶縁カバー(10)の周縁に一体形成され前記輪状ステータ(1)の外側で軸方向(C)に沿って延設された複数の係止体(20)と、前記輪状ステータ(1)の外周側に配設されアルミダイキャスト加工により成形された筒状ケース(4)と、前記筒状ケース(4)の周縁に前記軸方向(C)に沿って形成された複数の係止孔(21)と、よりなり、
    前記各係止体(20)は前記各係止孔(21)を貫通して挿入され、前記係止体(20)の先端部(20a)は前記係止孔(21)の外側で超音波溶融カシメにより前記筒状ケース(4)に固定され、前記輪状ステータ(1)が筒状ケース(4)に固定されていることを特徴とするレゾルバと筒状ケースとの固定構造。
  2. 前記係止孔(21)の出口側には、凹部(22)が形成され、前記凹部(22)内に前記先端部(20a)が位置していることを特徴とする請求項1記載のレゾルバと筒状ケースとの固定構造。
  3. 前記筒状ケース(4)の軸方向(C)に沿って延設された複数の取付用突起(32)が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のレゾルバと筒状ケースとの固定構造。
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