JP6175634B2 - レゾルバステータのハーネス構造 - Google Patents
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Description
すなわち、図4及び図5において符号1で示されるものは、所定の角度間隔で内方へ向けて突出する複数の磁極2を有する輪状ステータであり、この輪状ステータ1の両面には金型によって一体に樹脂成形された絶縁カバー部材3が各磁極2の表面を覆うように形成されている。
すなわち、前述の特許文献1の構成の場合、爪12によって着脱自在に構成されたリード線保持体6にピン4とリード線5を予め装着した後、このリード線保持体をレゾルバの絶縁カバー部材の射出成形時に、インサート成形によって一体成形するため、インサート成形するための金型の形状が複雑となり、金型製作コストがレゾルバ製品コストに反映され、コストダウンが極めて困難であった。
また、防水性のグロメットを伴うレゾルバの場合、案内溝に対するリード線の取り付けに無理があるため、リード線の取り付け後にリード線が案内溝から浮くことがあり、このリード線の浮きによってリード線とグロメットとの密封構造が変化し、グロメット自体が有する密封機能が損なわれることになっていた。
すなわち、所定の角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極を有する輪状ステータ体と、前記輪状ステータ体の両面に別体又は一体で設けられた輪状絶縁キャップと、前記各突出磁極に前記各輪状絶縁キャップを介して巻回したステータ巻線と、前記輪状ステータ体の一端に設けられレゾルバハーネスのリード線を係合するため前記輪状ステータ体の面方向とは異なる方向に沿って曲折形成された案内溝を有するリード線保持部材と、を備え、前記リード線は、前記案内溝と同一形状の治具用案内溝を有するリード線矯正治具によって予め形状が矯正された状態で、前記案内溝に係合されていることにより、リード線は常に案内溝と同じ曲折形状を保持しているため、案内溝への挿入が確実かつ容易で、ハーネスへのストレスもかけずに済み、挿入後もリード線の形状を安定させることができる。また、グロメットを伴うレゾルバの場合、リード線の形状が安定していることにより、密封性能を保つことができる。
また、前記輪状ステータ体の一面には、前記ステータ巻線及び前記リード線保持部材を覆うための第1輪状巻線カバー体の延長部が設けられ、前記リード線の後端側は、前記輪状巻線カバー体の周壁を貫通し、前記後端側は、前記周壁に設けられたグロメットにより係止されていることにより、グロメットとリード線との間の密封構造を保つことができる。
また、前記案内溝に係合する前記リード線は、階段状に形成されていることにより、案内溝内におけるリード線の係合状態が安定し、案内溝の形状を変えることにより、レゾルバの面方向に対して同じ方向又は異なる方向に対して、リード線を自在な方向に延出することができる。
尚、従来例と同一又は同等部分については、同一符号を付して説明する。
図1において、符号1で示されるものは、内方へ向けて所定間隔毎に突出する複数の突出磁極2を有する輪状ステータ体であり、この輪状ステータ体1の一面1aと他面1bには、一体成形又は別体にて形成された輪状絶縁キャップ3が設けられている。
前記案内溝20は、前記輪状ステータ体1の面方向Aとは異なる方向に沿って曲折して形成されている。
前記輪状ステータ体1の一面1aと他面1bには、前記ステータ巻線1Aを主として覆うための第1、第2輪状巻線カバー体24,25が設けられ、前記第1輪状巻線カバー体24の延長部24Aは、前記リード線5の先端5a及び後端側5bと圧着端子22及びリード線保持部材6を覆うことができるように構成されている。尚、前記圧着端子22には、前記端子ピン4を有することなく、ステータ巻線1Aとリード線5を接続することもできる。
前述の場合、実際には前記治具用案内溝20Aは、前記各治具部30,31に二分されているが、ここでは省略して治具用案内溝20Aとして説明するものとする。
前述の状態で、前記各ハーネス矯正治具部30,31を互いに押圧して一体状化することにより、前記リード線5は治具用案内溝20Aと同じ形状に曲折される。
すなわち、所定の角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極2を有する輪状ステータ体1と、前記輪状ステータ体1の両面に別体又は一体で設けられた輪状絶縁キャップ3と、前記各突出磁極2に前記輪状絶縁キャップ3を介して巻回したステータ巻線1Aと、前記輪状ステータ体1の一端1cに設けられレゾルバハーネス21のリード線5を係合するため前記輪状ステータ体1の面方向Aとは異なる方向に沿って曲折形成された案内溝20を有するリード線保持部材6と、を備え、前記リード線5は、前記案内溝20と同一形状の治具用案内溝20Aを有するリード線矯正治具32によって予め形状が矯正された状態で、前記案内溝20に係合されていることを特徴とするレゾルバステータのハーネス構造であり、また、前記輪状ステータ体1の一面1aには、前記ステータ巻線1A及び前記リード線保持部材を覆うための第1輪状巻線カバー体24の延長部24Aが設けられ、前記リード線5の後端側5bは、前記輪状巻線カバー体24の周壁24Bを貫通し、前記後端側5bは、前記周壁24bに設けられたグロメット26により係止されていることを特徴とするレゾルバステータのハーネス構造であり、また、前記案内溝20に係合する前記リード線5は、階段状に形成されていることを特徴とするレゾルバステータのハーネス構造である。
1A ステータ巻線
1a 一面
1b 他面
1c 一端
2 突出磁極
3 輪状絶縁キャップ
4 端子ピン
5 リード線
5a 先端
5b 後端側
6 リード線保持部材
20 案内溝
20A 治具用案内溝
21 レゾルバハーネス
22 圧着端子
24 第1輪状巻線カバー体
24A 延長部
25 第2輪状巻線カバー体
30,31 第1、第2ハーネス矯正治具部
32 リード線矯正治具
A 面方向
B 軸方向
Claims (3)
- 所定の角度間隔で内方へ向けて突出する複数の突出磁極(2)を有する輪状ステータ体(1)と、前記輪状ステータ体(1)の両面に別体又は一体で設けられた輪状絶縁キャップ(3)と、前記各突出磁極(2)に前記各輪状絶縁キャップ(3)を介して巻回したステータ巻線(1A)と、前記輪状ステータ体(1)の一端(1c)に設けられレゾルバハーネス(21)のリード線(5)を係合するため前記輪状ステータ体(1)の面方向(A)とは異なる方向に沿って曲折形成された案内溝(20)を有するリード線保持部材(6)と、を備え、
前記リード線(5)は、前記案内溝(20)と同一形状の治具用案内溝(20A)を有するリード線矯正治具(32)によって予め形状が矯正された状態で、前記案内溝(20)に係合されていることを特徴とするレゾルバステータのハーネス構造。 - 前記輪状ステータ体(1)の一面(1a)には、前記ステータ巻線(1A)及び前記リード線保持部材(6)を覆うための第1輪状巻線カバー体(24)の延長部(24A)が設けられ、前記リード線(5)の後端側(5b)は、前記輪状巻線カバー体(24)の周壁(24B)を貫通し、前記後端側(5b)は、前記周壁(24b)に設けられたグロメット(26)により係止されていることを特徴とする請求項1記載のレゾルバステータのハーネス構造。
- 前記案内溝(20)に係合する前記リード線(5)は、階段状に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のレゾルバステータのハーネス構造。
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