JP5150450B2 - 車両用樹脂ウインドウの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用の樹脂ウインドウを昇降可能に支持する車両用樹脂ウインドウの支持構造に関する。
従来から、ガラス等からなる車両用のウインドウを昇降可能に支持する支持構造が知られている。
例えば、ウインドウの側端部には、回動手段により回動可能なドライブギヤに噛合する噛合ギヤを有する樹脂等のラック部材が取り付けられている。そして、ウインドウは、回動手段によってドライブギヤを回動させることにより、ラック部材を介してガイドフレームに沿って昇降させることができるよう構成されている。
このようなウインドウの支持構造として、特許文献1には、ウインドウの側端部の両方又は一方に樹脂製のラック部材を取り付けたものが開示されている。
実開昭60−150291号公報
しかしながら、従来の構造では、以下の問題が生じていた。
すなわち、ウインドウの側端部の両方にラック部材を設けた場合には、両噛合ギヤの噛み合わせ位相がずれることにより、ウインドウの昇降不良が生じることがあった。また、構成部品が多くなることで、コスト、質量、スペース等の点で問題となっていた。
一方、ウインドウの側端部の一方にラック部材を設けた場合には、ウインドウが剛性の低い材質であると、ラック部材を設けていない側がガイドフレームより外れ易くなるという問題が生じていた。また、ウインドウの自重、昇降抵抗、外部からの荷重等によってウインドウが傾こうとした際に、ラック部材を設けた側のガイドフレームに荷重が集中し、ウインドウの昇降不良が生じることがあった。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、樹脂ウインドウを簡易な構造で十分かつ確実に支持することができ、精度良く円滑に昇降させることができる車両用樹脂ウインドウの支持構造を提供しようとするものである。
本発明は、車両用の樹脂ウインドウを昇降可能に支持する車両用樹脂ウインドウの支持構造であって、
上記樹脂ウインドウは、板状の本体部と、該本体部の側端部のいずれか一方において、該本体部の厚み方向に突出し、該本体部と一体的に成形されたギヤ突片部と、上記本体部の側端部のうちの上記ギヤ突片部が設けられていない他方の側端部において、上記本体部の厚み方向に突出し、該本体部と一体的に成形された他方突片部とを有し、
上記ギヤ突片部は、その側面の少なくとも一部が上記樹脂ウインドウの昇降を案内するギヤ側ガイドフレームに囲まれており、
上記ギヤ突片部には、回動手段によって回動可能なドライブギヤに噛合する噛合ギヤが上下方向に設けられていると共に、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に当接する位置決め部材が少なくとも上下端部にそれぞれ設けられており、
上記他方突片部は、その側面の少なくとも一部が上記樹脂ウインドウの昇降を案内する他方側ガイドフレームに囲まれていると共に、該他方側ガイドフレームとの間に隙間を有しており、
上記回動手段によって上記ドライブギヤを回動させることにより、上記ギヤ突片部の上記位置決め部材を上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に対して摺動させ、上記樹脂ウインドウを上記ギヤ側ガイドフレームに沿って昇降させることができるよう構成されていることを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造にある(請求項1)。
本発明において、上記樹脂ウインドウは、板状の上記本体部と、該本体部の側端部のいずれか一方において、該本体部の厚み方向に突出する上記ギヤ突片部とを有し、上記本体部と上記ギヤ突片部とを一体的に成形して構成されている。すなわち、上記樹脂ウインドウは、上記本体部に上記ギヤ突片部を設けて一体的に成形したことにより、厚み方向の剛性(張り剛性)を高めることができる。
そのため、ガラス等よりも剛性の小さい樹脂からなるものの、必要な剛性を十分に確保することができる。これにより、昇降時における上記樹脂ウインドウのたわみ等を抑制することができ、該樹脂ウインドウの上記ギヤ側ガイドフレームからの外れ等を防止することができる。そして、上記樹脂ウインドウを円滑に昇降させることができる。
また、上記樹脂ウインドウは、樹脂の成形性を生かして、上記本体部と上記噛合ギヤが設けられた上記ギヤ突片部とを一体的に成形して構成されている。すなわち、上記樹脂ウインドウは、従来のように噛合ギヤを設けた部材をウインドウに取り付ける構成ではなく、これらを一体的に構成している。
そのため、別部材とすることによって生じていた問題、例えば接合不良、接合部の擦れ音の発生、異材質で構成した場合の熱膨張率の差による影響等を解消することができる。また、部品点数を減らして簡易な構造とすることができるため、低コスト化、軽量化を図ることができる。また、樹脂製の上記樹脂ウインドウは、ガラス等に比べて割れ難く、さらに軽量化を容易に図ることができるという効果もある。
また、上記樹脂ウインドウの上記ギヤ突片部には、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に当接する上記位置決め部材が少なくとも上下端部にそれぞれ設けられている(上端部及び下端部のそれぞれにおいて、上記位置決め部材が端部付近を含む部分に設けられている)。そして、上記樹脂ウインドウは、上記位置決め部材を上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に対して摺動させ、該ギヤ側ガイドフレームに沿って昇降できるよう構成されている。
そのため、昇降時における上記樹脂ウインドウの位置や姿勢を、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に当接して摺動する上記位置決め部材によって保持することができる。これにより、上記樹脂ウインドウの自重、昇降抵抗、外部からの荷重等によって生じる上記樹脂ウインドウの傾きを抑制し、それに伴う昇降不良を防止することができる。そして、上記樹脂ウインドウを精度良く円滑に昇降させることができる。
また、上記樹脂ウインドウは、側端部の一方に上記噛合ギヤを設け、該噛合ギヤを設けた一方の側のみで昇降時における位置や姿勢を保持している。ここで、上記樹脂ウインドウは、上記のごとく、上記本体部に上記ギヤ突片部を設けて一体的に成形したことによって厚み方向の剛性(張り剛性)を高めたものとなっている。
そのため、上記樹脂ウインドウは、一方の側のみで昇降時における位置や姿勢を十分に保持することができ、上記の効果を確実に得ることができる。また、上記樹脂ウインドウは、側端部の一方に上記噛合ギヤを設けているため、両方に設けた場合に比べて簡易な構造とすることができ、また噛み合わせ位相のずれ、それに伴う昇降不良等の問題が生じるおそれもない。
このように、本発明によれば、樹脂ウインドウを簡易な構造で十分かつ確実に支持することができ、精度良く円滑に昇降させることができる車両用樹脂ウインドウの支持構造を提供することができる。
本発明において、上述のごとく、上記ギヤ側ガイドフレームは、上記ギヤ突片部の側面の少なくとも一部を囲うように設けられている。
例えば、上記樹脂ウインドウを車両前後方向に配設し、上記ギヤ突片部を車内側に突出形成した場合、上記ギヤ側ガイドフレームは、上記ギヤ突片部における車両の前方側、後方側及び車外側を囲うように設けることができる(後述する実施例1の図4参照)。もちろん、上記ギヤ側ガイドフレームは、上記以外の構成とすることもできる。
また、上述のごとく、上記ギヤ突片部には、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に当接する上記位置決め部材が少なくとも上下端部にそれぞれ設けられている。
ここで、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面とは、上記ギヤ側ガイドフレーム自身の内側面はもちろんのこと、例えば後述するような上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に配設されたガラスラン等の表面をも含む概念である。
また、上記位置決め部材は、上記ギヤ突片部における上記位置決め部材が設けられていない部分よりも大径に設けられたシュー部材とすることができる(請求項2)。
この場合には、上記位置決め部材をシュー部材とすることにより、上記樹脂ウインドウの位置や姿勢を十分に保持することがでる。また、上記位置決め部材を他の部分よりも大径とすることにより、上記ギヤ突片部に設けられた上記噛合ギヤと上記ギヤ側ガイドフレームとの干渉を防止することができる。これらにより、上記樹脂ウインドウの昇降をより精度良く円滑に行うことができる。
また、上記シュー部材は、上記ギヤ突片部と一体的に形成されていることが好ましい。この場合には、部品点数を減らすことができ、低コスト化を図ることができる。
また、上記シュー部材は、その外周面を曲面形状(ラウンド形状)とすることもできる。この場合には、上記シュー部材と上記ギヤ側ガイドフレームとの当接状態が不十分であり、上記樹脂ウインドウに振れ等が生じても、上記シュー部材の外周面が曲面形状であることによって上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に対する当接部分を確保し、摺動性を維持することができる。これにより、上記樹脂ウインドウの昇降を円滑に行うことができる。
また、上記位置決め部材は、上記ギヤ突片部における上記位置決め部材が設けられていない部分よりも上記ガイドフレーム側に突出したローラ回転部を有するローラ部材であり、該ローラ部材は、上記ローラ回転部を回転させながら上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に対して摺動することが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記位置決め部材をローラ部材とすることにより、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に対する摺動性を向上させることができる。また、摺動させる上記ローラ回転部を他の部分よりも上記ギヤ側ガイドフレーム側に突出させることにより、上記ギヤ突片部に設けられた上記噛合ギヤと上記ギヤ側ガイドフレームとの干渉を防止することができる。これらにより、上記樹脂ウインドウの昇降をより精度良く円滑に行うことができる。
また、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面の少なくとも一部には、上記樹脂ウインドウの昇降を案内するガラスランが設けられている構成とすることができる(請求項4)。
この場合には、上記位置決め部材を、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面、すなわち上記ギヤ側ガイドフレーム又は該ギヤ側ガイドフレームの内側面に配設された上記ガラスランに対して摺動させることができる。そのため、上記樹脂ウインドウを簡易な構造で十分かつ確実に支持することができ、精度良く円滑に昇降させることができるという本発明の効果が十分に得られる。また、上記ガラスランを設定することにより、上記樹脂ウインドウと上記ギヤ側ガイドフレームとの間をシールすることができる。
なお、上記ガラスランは、後述する他方側ガイドフレームの内側面に設けることもできる。これにより、上記樹脂ウインドウと他方側ガイドフレームとの間をシールすることができる。
また、上記樹脂ウインドウは、上記本体部の側端部のうちの上記ギヤ突片部が設けられていない他方の側端部において、上記本体部の厚み方向に突出し、該本体部と一体的に成形された他方突片部を有している
この場合には、上記他方突片部を設けることにより、上記樹脂ウインドウの剛性をさらに高めることができる。これにより、昇降時における上記樹脂ウインドウのたわみ等を抑制し、上記ギヤ側ガイドフレームからの外れ等を防止するという効果をより一層発揮することができる。
また、上記他方突片部は、その側面の少なくとも一部が上記樹脂ウインドウの昇降を案内する他方側ガイドフレームに囲まれていると共に、該他方側ガイドフレームとの間に隙間を有している
この場合には、上記樹脂ウインドウが熱によって伸縮しても、上記他方突片部と上記他方側ガイドフレームとは、両者の間に隙間を確保しているため、干渉することがない。これにより、上記樹脂ウインドウの昇降を常に円滑に行うことができる。
また、上記隙間の大きさや位置は、上記樹脂ウインドウの熱による伸縮を考慮して設定することが好ましい。ここで、熱による伸縮は、上記樹脂ウインドウの厚み方向よりも長さ方向に大きくなる。そのため、上記隙間は、特に上記樹脂ウインドウの長さ方向の伸縮を考慮して設定することが好ましい。
例えば、上記樹脂ウインドウを車両前後方向に配設し、上記ギヤ突片部を車内側に突出形成した場合、上記隙間は、少なくとも上記他方突片部における車両の前方側及び後方側に形成しておくことが好ましい。もちろん、上記隙間は、上記以外の位置に形成しておくこともできる。
また、上記ギヤ突片部は、上記噛合ギヤに噛合する上記ドライブギヤと該ドライブギヤに対向して設けられたサポート部材とにより挟持されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記ドライブギヤと上記サポート部材との水平方向の距離を保持することにより、上記ドライブギヤと上記噛合ギヤとの水平方向の距離を保持することができ、両者の噛合を安定させることができる。これにより、上記樹脂ウインドウの位置や姿勢をさらに十分に保持することができ、上記樹脂ウインドウの昇降をより一層円滑に行うことができる。
また、上記サポート部材としては、一般的なシュー部材やローラ部材を採用することができる。このとき、上記サポート部材は、上記ギヤ突片部に対して摺動性の良いものが好ましい。
また、上記サポート部材は、1つだけ設けることもできるし、複数設けることもできる。
また、上記噛合ギヤは、上記ギヤ突片部における上記樹脂ウインドウの側端側の側面に設けられており、上記樹脂ウインドウには、上記噛合ギヤにおける上記ギヤ突片部の突出側とは反対側の側面を覆うと共に上記噛合ギヤと一体的に成形された壁部が設けられている構成とすることができる(請求項6)。
この場合には、上記壁部を設けることにより、上記ギヤ突片部の特に上記噛合ギヤ部分の強度を高めることができる。また、上記噛合ギヤ部分の強度を維持しながら、該噛合ギヤの小型化を図ることもできる。また、上記噛合ギヤの小型化を図ることにより、上記ギヤ突片部を囲う上記ギヤ側ガイドフレームの小型化を図ることができる。
また、上記壁部を設けることにより、上記噛合ギヤの一方の側面において該噛合ギヤが露出しない。そのため、例えば、上記樹脂ウインドウと上記ギヤ側ガイドフレームとの間に両者の間をシールして水の浸入等を防ぐリップ部材等を設ける場合、通常は上記噛合ギヤが露出している部分をシール面として利用することができない。しかしながら、上記噛合ギヤの一方の側面を上記壁部によって覆うことにより、該壁部をシール面として利用することができる。これにより、上記ギヤ側ガイドフレームの小型化が可能となる場合がある(後述の実施例2の図9参照)。
また、上記噛合ギヤは、上記ギヤ突片部における該ギヤ突片部の突出側の側面に設けられている構成とすることもできる(請求項7)。
この場合には、上記噛合ギヤに噛合する上記ドライブギヤを上記ギヤ突片部の突出側、すなわち上記樹脂ウインドウの厚み方向の一方側に配設することができる。そのため、上記樹脂ウインドウの長さ方向の小型化(コンパクト化)が可能となる。また、上記ドライブギヤを回動させる回動手段を上記ギヤ突片部の突出側に配設すれば、さらなる小型化を図ることができる。
また、上記樹脂ウインドウは、異なる二種類の樹脂を用いて二色成形によって構成することができる。
例えば、透明性の必要な上記本体部等の部分には、透明性の樹脂を用い、透明性が必要でなく強度が必要な上記ギヤ突片部等の部分には、ガラスファイバー(GF)やカーボンファイバー(CF)等の補強材を添加した樹脂や耐薬品性の強い材料を添加した樹脂を用い、これらを二色成形によって成形して上記樹脂ウインドウを構成することができる。
この場合には、強度の必要な上記ギヤ突片部を効率よく強化することができる。また、上記ギヤ突片部の強度を維持しながら、該ギヤ突片部の小型化を図ることもできる。また、上記ギヤ突片部の小型化を図ることにより、上記ギヤ突片部を囲う上記ギヤ側ガイドフレームの小型化を図ることができる。
(実施例1)
実施例にかかる本発明の車両用樹脂ウインドウの支持構造について説明する。
本例は、図1に示すごとく、車両用の側面のドア8において、樹脂ウインドウ2を昇降可能に支持する支持構造1に関するものである。
なお、「前後」、「上下」、「内外」等の方向、位置を表す言葉は、ドア8に樹脂ウインドウ2を取り付けた状態における方向、位置等を表している。
図1〜図5に示すごとく、本例の支持構造1において、樹脂ウインドウ2は、四角形板状の本体部21と、本体部21の側端部の一方において、本体部21の厚み方向に突出し、本体部21と一体的に成形されたギヤ突片部23を有している。
ギヤ突片部23は、その側面の一部が樹脂ウインドウ2の昇降を案内するギヤ側ガイドフレーム4に囲まれている。
同図に示すごとく、ギヤ突片部23には、モータ(回動手段)83によって回動可能なドライブギヤ84に噛合する噛合ギヤ24が上下方向に設けられていると共に、ギヤ側ガイドフレーム4の内側面に当接する位置決め部材25が上下端部にそれぞれ設けられている。
そして、樹脂ウインドウ2は、モータ83によってドライブギヤ84を回動させることにより、位置決め部材25をギヤ側ガイドフレーム4の内側面に対して摺動させ、ギヤ側ガイドフレーム4に沿って昇降できるよう構成されている。
以下、これを詳説する。
図1に示すごとく、車両用のドア8は、インナパネル(図示略)とアウタパネル82とにより構成されている。アウタパネル82の前端部には、他方側ガイドフレーム3が配設されており、後端部には、ギヤ側ガイドフレーム4が配設されている。他方側ガイドフレーム3とギヤ側ガイドフレーム4とは、上下方向に並設されている。また、他方側ガイドフレーム3とギヤ側ガイドフレーム4との間には、樹脂ウインドウ2が内挿されている。すなわち、樹脂ウインドウ2は、車両前後方向に配設されている。
また、同図に示すごとく、ギヤ側ガイドフレーム4の後方側には、モータ83とそのモータ83によって回動するドライブギヤ84とが配設されている。また、ギヤ側ガイドフレーム4には、ドライブギヤ84が配設されている付近に開口部40が形成されており、その開口部40から内挿されている樹脂ウインドウ2の一部が露出した状態となっている。
図2に示すごとく、樹脂ウインドウ2は、板状の本体部21と、本体部21の前端部及び後端部において本体部21の内表面211から車内側に突出した他方突片部22及びギヤ突片部23とにより構成されている。樹脂ウインドウ2は、本体部21と他方突片部22とギヤ突片部23とを一体的に成形して構成されており、水平方向の断面において「コ」の字状を呈している。なお、本例の樹脂ウインドウ2は、ポリカーボネート樹脂からなる。
また、同図に示すごとく、ギヤ突片部23の外側面231の後方側の面(後述する後方側外側面231c)には、ドライブギヤ84に噛合する噛合ギヤ24が上下方向に設けられている。本例では、図1に示すごとく、噛合ギヤ24は、ギヤ側ガイドフレーム4の開口部40においてドライブギヤ84と噛合している。
また、ギヤ突片部23の上端部及び下端部には、ギヤ側ガイドフレーム4の内側面(後述するフレーム部41の内側面411)に当接する位置決め部材25が設けられている。位置決め部材25は、ギヤ突片部23における位置決め部材25が設けられていないその他の部分よりも外方に突出し、大径に設けられている。また、位置決め部材25は、ギヤ突片部23と一体的に成形されている。なお、本例では、位置決め部材25として、シュー部材を採用している。
また、図3に示すごとく、樹脂ウインドウ2において、他方突片部22は、他方突片部22の外側面221及び本体部21の外表面212の一部を囲うように設けられた他方側ガイドフレーム3のフレーム部31内に内挿されている。他方突片部22は、他方側ガイドフレーム3のフレーム部31との間に隙間39を有している。本例では、他方突片部22における前方側、後方側、車内側及び車外側に隙間39が形成されている。
また、同図に示すごとく、ギヤ突片部23は、ギヤ突片部23の外側面231及び本体部21の外表面212の一部を囲うように設けられたギヤ側ガイドフレーム4のフレーム部41内に内挿されている。ここで、ギヤ突片部23の側面(外側面231)とは、前方側外側面231a、後方側外側面231c、車内側外側面231b及び車外側外側面231dである。ギヤ突片部22は、フレーム部41との間に隙間49を有している。本例では、ギヤ突片部23における前方側、後方側、車内側及び車外側に隙間49が形成されている。
また、図4に示すごとく、ギヤ突片部23における位置決め部材25を設けた部分については、位置決め部材25をフレーム部41の内側面411に当接させている。
また、図3、図4に示すごとく、本体部21の外表面212とフレーム部41の内側面411との間には、両者の間をシールして水の浸入等を防止するリップ部材42が設けられている。
そして、図5に示すごとく、樹脂ウインドウ2は、モータ83によってドライブギヤ84をギヤ突片部23の噛合ギヤ24に対して回動させることにより、上下方向に昇降できるよう構成されている。すなわち、樹脂ウインドウ2は、ギヤ突片部23のシュー部材25をギヤ側ガイドフレーム4のフレーム部41の内側面411に対して摺動させ、他方側ガイドフレーム3及びギヤ側ガイドフレーム4に沿って昇降することができる。
次に、本例の支持構造1における作用効果について説明する。
本例において、図2に示すごとく、樹脂ウインドウ2は、板状の本体部21と、本体部21の後端部において、本体部21の厚み方向に突出するギヤ突片部23とを有し、本体部21とギヤ突片部23とを一体的に成形して構成されている。すなわち、樹脂ウインドウ2は、本体部21にギヤ突片部23を設けて一体的に成形したことにより、厚み方向の剛性(張り剛性)を高めることができる。
そのため、ガラス等よりも剛性の小さい樹脂からなるものの、必要な剛性を十分に確保することができる。これにより、昇降時における樹脂ウインドウ2のたわみ等を抑制することができ、樹脂ウインドウ2の他方側ガイドフレーム3及びギヤ側ガイドフレーム4からの外れ等を防止することができる。そして、樹脂ウインドウ2を円滑に昇降させることができる。
また、図2に示すごとく、樹脂ウインドウ2は、樹脂の成形性を生かして、本体部21と噛合ギヤ24が設けられたギヤ突片部23とを一体的に成形して構成されている。すなわち、樹脂ウインドウ2は、従来のように噛合ギヤを設けた部材をウインドウに取り付ける構成ではなく、それらを一体的に構成している。
そのため、別部材とすることによって生じていた問題、例えば接合不良、接合部の擦れ音の発生、異材質で構成した場合の熱膨張率の差による影響等を解消することができる。また、部品点数を減らして簡易な構造とすることができ、低コスト化、軽量化を図ることができる。また、樹脂製の樹脂ウインドウ2は、ガラス等に比べて割れ難く、さらに軽量化を容易に図ることができるという効果もある。
また、図4、図5に示すごとく、樹脂ウインドウ2のギヤ突片部23には、ギヤ側ガイドフレーム4のフレーム部41の内側面411に当接する位置決め部材25が上下端部にそれぞれ設けられている。そして、樹脂ウインドウ2は、位置決め部材25をギヤ側ガイドフレーム4のフレーム部41の内側面411に対して摺動させながら、ギヤ側ガイドフレーム4に沿って昇降できるよう構成されている。
そのため、昇降時における樹脂ウインドウ2の位置や姿勢を、ガイドフレーム4のフレーム部41の内側面411に当接して摺動する位置決め部材25によって保持することができる。これにより、樹脂ウインドウ2の自重、昇降抵抗、外部からの荷重等による樹脂ウインドウ2の傾きを抑制し、それに伴う昇降不良を防止することができる。そして、樹脂ウインドウ2を精度良く円滑に昇降させることができる。
また、図5に示すごとく、樹脂ウインドウ2は、側端部の一方(後端部)に噛合ギヤ24を設け、噛合ギヤ24を設けた一方の側のみで昇降時における位置や姿勢を保持している。ここで、樹脂ウインドウ2は、ギヤ突片部23を設けて一体的に成形したことによって厚み方向の剛性(張り剛性)を高めたものとなっている。
そのため、樹脂ウインドウ2は、一方の側のみで昇降時における位置や姿勢を十分に保持することができ、上記の効果を確実に得ることができる。また、樹脂ウインドウ2は、側端部の一方(後端部)に噛合ギヤ24を設けているため、両方に設けた場合に比べて簡易な構造とすることができ、また噛み合わせ位相のずれ、それに伴う昇降不良等の問題が生じるおそれもない。
また、本例において、図2、図4、図5に示すごとく、位置決め部材25は、ギヤ突片部23における位置決め部材25が設けられていない部分よりも大径に設けられたシュー部材である。位置決め部材25としてシュー部材を採用することにより、樹脂ウインドウ2の位置や姿勢を十分に保持することがでる。また、位置決め部材25を他の部分よりも大径とすることにより、ギヤ突片部23に設けられた噛合ギヤ24とギヤ側ガイドフレーム4との干渉を防止することができる。これらにより、樹脂ウインドウ2の昇降をより精度良く円滑に行うことができる。
また、位置決め部材25は、ギヤ突片部23と一体的に形成されている。そのため、部品点数を減らすことができ、低コスト化を図ることができる。
また、図3に示すごとく、樹脂ウインドウ2は、本体部21の側端部のうちのギヤ突片部23が設けられていない他方の側端部(前端部)において、本体部21の厚み方向に突出し、本体部21と一体的に成形された他方突片部22を有している。他方突片部22を設けることにより、樹脂ウインドウ2の剛性をさらに高めることができる。これにより、昇降時における樹脂ウインドウ2のたわみ等を抑制し、ギヤ側ガイドフレーム4からの外れ等を防止するという効果をより一層発揮することができる。
また、同図に示すごとく、他方突片部22は、その外側面221の一部が樹脂ウインドウ2の昇降を案内する他方側ガイドフレーム3に囲まれていると共に、他方側ガイドフレーム3との間に隙間39を有している。そのため、樹脂ウインドウ2が熱によって伸縮しても、他方突片部22と他方側ガイドフレーム3とは、両者の間に隙間39を確保しているため、干渉することがない。これにより、樹脂ウインドウ2の昇降を常に円滑に行うことができる。なお、隙間39の大きさは、樹脂ウインドウ2の熱による伸縮を考慮して設定すればよい。
このように、本例によれば、樹脂ウインドウ2を簡易な構造で十分かつ確実に支持することができ、精度良く円滑に昇降させることができる車両用樹脂ウインドウの支持構造1を提供することができる。
なお、本例では、位置決め部材25としてシュー部材を用いたが、ギヤ側ガイドフレーム4のフレーム部41の内側面411に対して回転しながら摺動するローラ回転部を有するローラ部材等を用いることもできる。例えば、位置決め部材25をローラ部材とすることにより、ガイドフレーム4のフレーム部41の内側面411に対する摺動性を向上させることができる。これにより、樹脂ウインドウ2の昇降を精度良く円滑に行うことができる。
また、図6(a)、(b)に示すごとく、ギヤ突片部23は、噛合ギヤ24に噛合するドライブギヤ84とドライブギヤ84に対向して設けられたサポート部材85とにより挟持されている構成としてもよい。この場合には、例えば、図示しないブラケットにドライブギヤ84とサポート部材85とを設け、両者の水平方向の距離を保持することにより、ドライブギヤ84と噛合ギヤ24との水平方向の距離を保持することができ、両者の噛合を安定させることができる。これにより、樹脂ウインドウ2の位置や姿勢をさらに十分に保持することができ、樹脂ウインドウ2の昇降をより一層円滑に行うことができる。
また、サポート部材85としては、一般的なシュー部材やローラ部材を採用することができる。このとき、サポート部材85は、ギヤ突片部23に対して摺動性の良いものが好ましい。また、サポート部材85は、1つだけ設けることもできるし、複数設けることもできる。
また、図7に示すごとく、樹脂ウインドウ2は、異なる二種類の樹脂を用いて二色成形によって構成してもよい。
例えば、透明性の必要な本体部21等の部分には、何も添加しておらず、透明性の樹脂であるポリカーボネート樹脂を用い、透明性が必要でなく強度が必要なギヤ突片部23等の部分には、ガラスファイバー(GF)やカーボンファイバー(CF)等の補強材を添加したポリカーボネート樹脂や、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等の耐薬品性の強い材料を添加したポリカーボネート樹脂を用い、これらを二色成形によって成形して樹脂ウインドウ2を構成してもよい。
これにより、強度の必要なギヤ突片部23を効率よく強化することができる。また、ギヤ突片部23の強度を維持しながら、ギヤ突片部23の小型化を図ることもできる。また、ギヤ突片部23の小型化を図ることにより、ギヤ突片部23を囲うギヤ側ガイドフレーム4の小型化を図ることができる。
(実施例2)
本例は、樹脂ウインドウ2のギヤ突片部23の構成を変更した例である。
本例では、図8、図9に示すごとく、噛合ギヤ24は、ギヤ突片部23の後方側外側面231cに設けられている。そして、樹脂ウインドウ2には、噛合ギヤ24におけるギヤ突片部23の突出側(車内側)とは反対側の車外側外側面241を覆うと共に噛合ギヤ24と一体的に成形された壁部26が設けられている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
本例の場合には、壁部26を設けることにより、ギヤ突片部23の特に噛合ギヤ24部分の強度を高めることができる。また、噛合ギヤ24部分の強度を維持しながら、噛合ギヤ24の小型化を図ることもできる。また、噛合ギヤ24の小型化を図ることにより、ギヤ突片部23を囲うギヤ側ガイドフレーム4の小型化を図ることができる。
また、壁部26を設けることにより、噛合ギヤ24の車外側外側面241において噛合ギヤ24が露出しない。そのため、壁部26をリップ部材42のシール面として利用することができる。これにより、図9に示すごとく、噛合ギヤ24が露出していた実施例1の図3、図4に比べて、リップ部材42の配設位置をフレーム部41の内方へ移動させることができる。そして、ギヤ側ガイドフレーム4の小型化をさらに図ることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、樹脂ウインドウ2のギヤ突片部23の構成を変更した例である。
本例では、図10、図11に示すごとく、噛合ギヤ24は、ギヤ突片部23における突出側の側面、すなわちギヤ突片部23の車内側外側面231bに設けられている。噛合ギヤ24は、ギヤ突片部23の後方側外側面231cには露出しないように設けられている。また、位置決め部材25は、ギヤ突片部23の前方側外側面231a及び車内側外側面231bに設けられている。
また、同図に示すごとく、ギヤ側ガイドフレーム4のフレーム部41の内側面411には、樹脂ウインドウ2の昇降を案内するガラスラン43が設けられている。ガラスラン43は、ギヤ突片部23の後方側外側面231c及び車外側外側面231dを覆うように設けられている。
その他は、実施例1と同様の構成である。
本例の場合には、図示を省略したが、例えば、噛合ギヤ24に噛合するドライブギヤ84やドライブギヤ84を回動させるモータ83等をギヤ突片部23の突出側、すなわち車内側に配設することができる。そのため、実施例1の図1のような構成に比べて、樹脂ウインドウ2の長さ方向の小型化(コンパクト化)が可能となる。
また、位置決め部材25を、ギヤ側ガイドフレーム4の内側面、すなわちフレーム部41の内側面411又はフレーム部41の内側面411に配設されたガラスラン43に対して摺動させることができる。そのため、樹脂ウインドウ2を簡易な構造で十分かつ確実に支持することができ、精度良く円滑に昇降させることができるという効果が十分に得られる。また、ガラスラン43を設定することにより、樹脂ウインドウ2とギヤ側ガイドフレーム4との間をシールすることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果を有する。
実施例1における、樹脂ウインドウの支持構造を示す説明図。 実施例1における、樹脂ウインドウの全体を示す斜視図。 図1におけるA−A断面図。 図1におけるB−B断面図。 実施例1における、樹脂ウインドウの昇降を示す説明図。 実施例1における、(a)サポート部材の配設位置を示す説明図、(b)(a)におけるC−C断面図。 実施例1における、二色成形した樹脂ウインドウの例を示す説明図。 実施例2における、壁部を設けたギヤ突片部の例を示す説明図。 実施例2における、ギヤ突片部とギヤ側ガイドフレームとの関係を示す断面図。 実施例3における、噛合ギヤをギヤ突片部の車内側外側面に設けた例を示す説明図。 実施例3における、ギヤ突片部とギヤ側ガイドフレームとの関係を示す断面図。
符号の説明
2 樹脂ウインドウ
21 本体部
23 ギヤ突片部
24 噛合ギヤ
25 位置決め部材
4 ギヤ側ガイドフレーム

Claims (7)

  1. 車両用の樹脂ウインドウを昇降可能に支持する車両用樹脂ウインドウの支持構造であって、
    上記樹脂ウインドウは、板状の本体部と、該本体部の側端部のいずれか一方において、該本体部の厚み方向に突出し、該本体部と一体的に成形されたギヤ突片部と、上記本体部の側端部のうちの上記ギヤ突片部が設けられていない他方の側端部において、上記本体部の厚み方向に突出し、該本体部と一体的に成形された他方突片部とを有し、
    上記ギヤ突片部は、その側面の少なくとも一部が上記樹脂ウインドウの昇降を案内するギヤ側ガイドフレームに囲まれており、
    上記ギヤ突片部には、回動手段によって回動可能なドライブギヤに噛合する噛合ギヤが上下方向に設けられていると共に、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に当接する位置決め部材が少なくとも上下端部にそれぞれ設けられており、
    上記他方突片部は、その側面の少なくとも一部が上記樹脂ウインドウの昇降を案内する他方側ガイドフレームに囲まれていると共に、該他方側ガイドフレームとの間に隙間を有しており、
    上記回動手段によって上記ドライブギヤを回動させることにより、上記ギヤ突片部の上記位置決め部材を上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に対して摺動させ、上記樹脂ウインドウを上記ギヤ側ガイドフレームに沿って昇降させることができるよう構成されていることを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造。
  2. 請求項1において、上記位置決め部材は、上記ギヤ突片部における上記位置決め部材が設けられていない部分よりも大径に設けられたシュー部材であることを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造。
  3. 請求項1において、上記位置決め部材は、上記ギヤ突片部における上記位置決め部材が設けられていない部分よりも上記ガイドフレーム側に突出したローラ回転部を有するローラ部材であり、
    該ローラ部材は、上記ローラ回転部を回転させながら上記ギヤ側ガイドフレームの内側面に対して摺動することを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記ギヤ側ガイドフレームの内側面の少なくとも一部には、上記樹脂ウインドウの昇降を案内するガラスランが設けられていることを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、上記ギヤ突片部は、上記噛合ギヤに噛合する上記ドライブギヤと該ドライブギヤに対向して設けられたサポート部材とにより挟持されていることを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、上記噛合ギヤは、上記ギヤ突片部における上記樹脂ウインドウの側端側の側面に設けられており、
    上記樹脂ウインドウには、上記噛合ギヤにおける上記ギヤ突片部の突出側とは反対側の側面を覆うと共に上記噛合ギヤと一体的に成形された壁部が設けられていることを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項において、上記噛合ギヤは、上記ギヤ突片部における該ギヤ突片部の突出側の側面に設けられていることを特徴とする車両用樹脂ウインドウの支持構造。
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