JP5149155B2 - 収納ラック振動絶縁装置及び関連する収納ラックシステム - Google Patents

収納ラック振動絶縁装置及び関連する収納ラックシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5149155B2
JP5149155B2 JP2008506590A JP2008506590A JP5149155B2 JP 5149155 B2 JP5149155 B2 JP 5149155B2 JP 2008506590 A JP2008506590 A JP 2008506590A JP 2008506590 A JP2008506590 A JP 2008506590A JP 5149155 B2 JP5149155 B2 JP 5149155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
storage rack
mounting plate
rack system
base pad
vibration isolator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008506590A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008542148A (ja
JP2008542148A5 (ja
Inventor
ジョン ビー ペレグリーノ
ジェームズ エー コートライト
ロバート マイケル
Original Assignee
リッジ−ユー−ラック インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by リッジ−ユー−ラック インコーポレイテッド filed Critical リッジ−ユー−ラック インコーポレイテッド
Publication of JP2008542148A publication Critical patent/JP2008542148A/ja
Publication of JP2008542148A5 publication Critical patent/JP2008542148A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5149155B2 publication Critical patent/JP5149155B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G1/00Storing articles, individually or in orderly arrangement, in warehouses or magazines
    • B65G1/02Storage devices
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F5/00Show stands, hangers, or shelves characterised by their constructional features
    • A47F5/0018Display racks with shelves or receptables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2207/00Indexing codes relating to constructional details, configuration and additional features of a handling device, e.g. Conveyors
    • B65G2207/20Earthquake protection

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Description

本特許発明は2005年4月11日出願の米国特許仮出願第60,670,474及び2006年1月27日出願の米国特許仮出願第60,762,908、及び2006年3月23日に出願の米国仮特許出願第60,785,028に基づいて優先権を主張するものであり、その内容を参照によって援用する。
商工業用収納ラックシステムは、大きさ、形、重さの異なるさまざまな量のアイテム及び機材を保持するよう設計されている。収納ラックシステムの構造はさまざまであるが、普通、一連の相互に連結されたスチール製の支柱を含み、各支柱は大きなコンクリートの土台のようなしっかりとしたに置かれる。隣接する1対の支柱間には、普通、補強材が設置される。1対の補強材間に設置された棚材料もしくはパレットは、普通、収納されているアイテムや機材を保持するものである。支柱は、収納されたアイテムや機材の重量を支え、その重量を各支柱の底のベース、そしてベースから支柱が設置されるに伝える。
収納ラックシステムは、あらゆる地理的領域に存在する野外、工場、倉庫、及び郊外型大規模小売店で設置することも可能である。このような場所では、収納ラックシステムが、地震による著しい地震力にさらされる可能性がある。収納ラックシステムは、低から中レベルの地震力による揺れに耐えることはできるが、より高いレベルの地震力により、収納ラックシステムが損傷したり、アイテムや機材が収納されている収納ラックシステムの棚やパレットから落ちたりすることがある。
収納ラックシステムは、通常、に設置され、複数の収納段を有するフレーム状の構造に配された複数の支柱を備えるほとんどの収納ラックシステムの設計は、普通は通路方向すなわち収納ラックシステムの長さに平行な通路に沿った方向に対応する第一の水平方向においてより柔軟性が高く、普通は通路横断方向すなわち収納ラックシステムにより形成される通路に垂直な方向に対応する第二の水平方向においては柔軟性が低い。地震発生時、収納ラックシステムは柔軟性の高い方向ではある程度の揺れを吸収することができるが、柔軟性の低い方向での揺れの吸収は柔軟性の高い方向での吸収よりも少ない。したがって、本発明にかかる収納ラック振動絶縁装置の設置により、収納ラックシステムに主として柔軟性の低い方向により高い柔軟性を与えることができ、収納ラックシステムの地震発生時においても損傷を免れる能力が向上する。
この収納ラック振動絶縁装置は、主として第二の水平方向における第一の1対の隣接する支柱間に位置する少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造を備える。この地震性振動を吸収し散逸させる構造は、収納ラックシステムに接続可能な第一の部材と、に接続可能な第二の部材とを備える。少なくとも1つの支柱サポートアセンブリは、少なくとも第一の1対の支柱に備え付け可能であり、支柱をに対して移動可能とすることができる。地震発生時に支柱の運動を、実質的に第二の水平方向に限定するための構造が備えられる。
支柱サポートアセンブリは、支柱が上での支柱の運動を可能にするならばどのようなアセンブリであってもよい。一変形例において、支柱サポートアセンブリは、第一の1対の支柱の少なくとも1つの下端に取り付け可能な摺動ベースパッドと、に取り付け可能な固定ベースパッドとを備える。この摺動ベースパッドは、固定ベースパッド上に位置し、地震発生時に支柱が動くと固定ベースパッド上を摺動する。必要ならば、少なくとも1つの低摩擦ベアリング材料の層を摺動ベースパッドと固定ベースパッドとの間に挟むことができる。摺動ベースパッドと固定ベースパッドとを備える支柱サポートアセンブリ部品の別の組み合わせも可能である。このタイプの支柱サポートアセンブリは、2つの支柱の下及び間に延びる固定ベースパッドを有する1対の支柱の下端に取り付け可能な1個の摺動ベースパッドを備えてもよい。別の変形例では、このタイプの支柱サポートアセンブリは、第一の対の支柱の個別の一方の支柱の下端にそれぞれ取り付け可能な2つの摺動ベースパッドを備えてもよい。この場合、固定ベースパッドは2つの支柱の下及び間に延びるのに十分な長さを有してもよく、あるいは各支柱は個別の固定ベースパッドを有してもよい。
このタイプの固定ベースパッドと摺動ベースパッドの両方が2つの支柱の下及び間にはまることができる支柱サポートアセンブリの実施態様において、これら2つの支柱の間の地震を吸収し散逸させる構造の設置は、摺動ベースパッドの頂部に取り付け可能な第一の部材を有することになる。少なくとも1つの固定部材が第二の部材及び固定ベースパッドに取り付けられて、第二の部材をに接続する。
地震発生時の第一の1対の支柱の動作を実質的に第二の水平方向に限定する構造は、どのような所望の設計であってもよい。一例として、この構造は、地震を吸収し散逸させる装置の動きを制限する構造、支柱サポートアセンブリの動きを制限する構造、またはその両方を有することができる。ある実施態様は、収納ラック振動絶縁装置の垂直方向の動きを制限する機械構成部品を含むある実施態様では、地震を吸収し散逸させる構造は、収納ラックシステムの少なくとも2つの支柱を第二の水平方向で接続する横断補強材の部分で収納ラックシステムに接続できる。
第一の1対の支柱の間で収納ラックシステムに接続可能な第一の部材及びに接続可能な第二の部材を有するどのような地震を吸収し散逸させる構造でも、少なくとも第二の水平方向において収納ラックシステムの固有周波数を減少させるために、本発明にしたがって用いることができる。好適な一実施態様では、第一の部材は収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートからなり、第二の部材は床に接続可能な第二の据え付けプレートからなる。少なくとも1つのエラストマー部材が、第一の及び第二の据え付けプレートの間に延びる。このエラストマー部材は、地震発生時に、せん断変形状態にある場合、第一及び第二の据え付けプレートが少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままとなり、第一及び第二の据え付けプレートが実質的に互いに平行な面で移動することが可能なように、第一及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられる。この少なくとも1つのエラストマー部材は、地震発生時に、少なくとも第二の水平方向において収納ラックシステムの固有周波数を減少させるために、収納ラックシステムに伝えられる地面の運動のエネルギーを吸収し散逸させることのできる材料からなる。本装置の一変形例において、第一及び第二の据え付けプレート間に延びる少なくとも2つのエラストマー部材と、少なくとも2つのエラストマー部材の2つごとの間に位置する少なくとも1つの中間プレートがある。
条件を満たす地震性振動を吸収し散逸させる構造となるためには、例えば摩擦振り子を含む実施態様で示されるように、収納ラックシステムに接続可能な第一の部材とに接続可能な第二の部材とが互いに連結されている必要はない。このような設計においては、地震性振動を吸収し散逸させる構造は、支柱サポートアセンブリの一部としても機能する。柔軟性の低い第二の水平方向における第一の1対の支柱は、少なくとも1つの摺動ベースパッドを備える支柱サポートアセンブリに取り付け可能である。地震性振動を吸収し散逸させる構造の第一の部材は、収納ラックシステムに取り付けられた少なくとも1つの摺動部品である。地震性振動を吸収し散逸させる構造の第二の部材は、摺動部品及び摺動ベースパッドが配された少なくとも1つの凹面を有する固定ベースパッドである。構造は、更に、地震発生時に、支柱の動きを実質的に第二の水平方向に対する固定ベースパッドの方向に制限する。
その他の条件を満たす地震性振動を吸収し散逸させる構造は、本明細書に説明するように、バネを組み込んだシステムを含む。地震性振動を吸収し散逸させる構造は、本明細書に説明するように、2次的な制震を有するリニアベアリングを組み込んでもよい。
収納ラック振動絶縁装置の実施態様のいずれも、既存の収納ラックシステムに設置されてよい。また、収納ラック振動絶縁装置の実施態様のいずれかを備える新たに組み立てられた収納ラックシステムを設計することもできる。いずれの場合も、収納ラックシステムの設計上の最大荷重と固有周波数を考慮すべきである。組み合わせ、構成、及び収納ラック振動絶縁装置の数は、本明細書に説明されるパラメータに基づき、必要に応じて変更される
本発明は本明細書に示された以外の実施態様が可能であること、及びこれに含まれる収納ラック振動絶縁装置の構造の詳細は、本発明の範囲を逸脱することなくさまざまな手法で変更が可能であることは、当業者には理解される。したがって、図面及び説明は、このような等価の収納ラック振動絶縁装置として本発明の趣旨と範囲から逸脱しないものとして含むものである。
本発明のより完全な理解並び認識、及び多くの長所のために、添付の図面と関連して以下の詳細な記述が参照される。
図面を参照すると、参照符号には、提示及び説明される実施態様及び図面を通して、同一もしくは対応する部分を示すものがある。対応する部分は、具体的な実施態様において小文字をつけて指示される。図面に示される対応する部分の変形例が説明される。言うまでもなく、おおむね、実施態様における変形例は本発明から外れることなく置き換え可能である。
収納ラックシステムは、通常、床に設置されて、複数の収納段を有するフレーム様構造に配置される複数の支柱を有する。図1に、以下でより詳細に説明する、収納ラック振動絶縁装置20aを備えた一般的な4本の支柱の直立フレーム収納ラックシステムを示す収納ラックシステムは図1に示すようなただ1つのラックユニットを備えてもよい。各収納ラックシステムは、構造の設計と組み立ての方法に基づく固有周波数基部を有する。収納ラックシステムの固有周波数は、また、その剛性に関連し、地震発生時におけるその収納ラックシステムの動作を示す。通常、収納ラック振動絶縁装置のない直立フレーム収納ラックシステムは、全方向に不均一な柔軟性を持たない。直立フレーム収納ラックシステムは、通常、普通は通路方向すなわち収納ラックシステムの長さに平行な通路に沿った方向に対応する方向を示す矢印12で示される、第一の水平方向において柔軟性が高く(すなわち固有周波数がより低い)、普通は通路横断方向すなわち収納ラックシステムにより形成される通路に垂直な方向に対応する方向を示す矢印10で示される、第二の水平方向においては柔軟性が低い(すなわち固有周波数がより高い)。ペンシルベニア州ノースイーストに所在するRidg U Rak社が製造する一般的な直立フレーム収納ラックシステムは、通路方向に約0.9Hz、通路横断方向に約1.6Hzの固有周波数を有することがわかっている。直立フレーム収納ラックシステムのほとんどはこれと同様に設計されており、同じく通路横断方向より頑丈であると予想される。
地震発生時に、収納ラックシステム地面の運動により加えられる応力を弱め、その結果は地震に反応して揺れて動こうとする。地震によって引き起こされる地面の動きは、三次元であるかもしれない。こうした揺れは収納ラックシステムに損傷を与えることがあり、収納ラック棚に収納された製品が収納面から落ちて付近にいる人に危険が生じる可能性がある。収納ラックシステムに加えられる振動は、地震の強度と収納ラックシステムの地震の震源地からの距離に応じて増加する。しかし、収納ラックシステムが損傷を受ける可能性または収納された製品が落下する可能性は、地震発生時により加えられる振動の周波数が1.5Hzよりも大きいときに増加する。一般的な直立フレーム収納ラックシステムは、すでに通路横断方向に1.6Hzの固有周波数を有するため、ラックシステムが損傷を受けるには強い地震である必要はない
収納ラックシステムの固有周波数を下げることにより、地震発生時の影響を減少させることができる。そのためには、収納ラックシステムに、安定性や強度を犠牲にすることなく、付加的な柔軟性が与えられなければならない。これは、への収納ラックシステムの接続のされ方を修正しつつ収納ラックシステムの構造には基本的に手を加えないことにより実現することができる。に接続された第一の部材と収納ラックに接続された第二の部材とを有する地震性振動を絶縁し散逸させる構造を有する収納ラック振動絶縁装置は、床と収納ラックシステムとの間のインターフェースとして機能し、その結果、収納ラックシステムは何らかの方法で収納ラック振動絶縁装置に接続され、直接的にはに取り付けられない。
本発明の目的は、収納ラックシステムに対する損傷を低減し、収納ラックに収納された製品が落下しないようにする程度まで、収納ラックシステムの固有周波数を低減することにある。収納ラックシステムの固有周波数を約0.9Hzよりも小さくすることが好ましく、理想的には約0.5Hzであることが好ましい。実現されるべき目標固有周波数と予想される収納ラックシステムに対する最大荷重に応じて、そのような周波数を実現することができる収納ラック振動絶縁装置を選択することもできる。すでに述べたように、一般的な収納ラックシステムの通路方向の固有周波数は、普通、およそ0.9Hzである。したがって、この方向では収納ラックシステムの固有周波数を大幅に低くする必要はない。しかしながら、通路方向に制震性を追加することは、しばしば役に立つ。それにもかかわらず、好適な収納ラック振動絶縁装置は、通路方向の収納ラックシステムの剛性に対して比較的低い影響しか与えないが、通路横断方向における収納ラックシステムの固有周波数を下げる。
収納ラックシステムの固有周波数を下げる方法の1つは、地震発生時に、収納ラックシステムを地面の運動に応じて通路横断方向の選択された範囲を往復運動するようにすることである。このような運動、もしくはコンプライアンスは、収納ラックシステムの全体的な柔軟性を高め、地震により収納ラックシステムに加えられたエネルギーを散逸する役割を果たす。しかしながら、この運動の際に収納ラックシステムに認められる加速もまた、棚に収納された製品に伝達され、製品が収納ラック棚に結び付けられていなければ、ラックから製品が落下する危険がある。したがって、さまざまな地震発生時における収納ラック振動絶縁装置の設計においてもう1つの考慮すべき点は、所望のレベルまでの固有周波数の低減に十分な運動を得つつ、同時に超過すると棚から製品が落下する加速閾値を越えないように、収納ラックシステムの加速を制御することである。
地震の間に面の運動により収納ラックシステムに加えられるエネルギー散逸は、収納ラックシステムが地震に反応して動く際、柔軟性の低い通路横断方向において収納ラックシステムの固有周波数を減少させるように振動絶縁装置が十分な範囲を往復運動する場合、ヒステリシス損失及び/または2次的な摩擦の結果としてエネルギー散逸により実現される。収納ラック振動絶縁装置を備えない収納ラックシステムにおいて、地震の間に収納ラックシステム上に加えられるエネルギーは、収納ラックシステムに直接伝達される。このエネルギーはどこにも逃げないため、収納ラック振動絶縁装置を備えない収納ラックシステムは著しい損傷を受ける。しかしながら、収納ラック振動絶縁装置を備える収納ラックシステムにおいては、このエネルギーのかなりの部分が収納ラックシステムの運動に使われる。したがって、収納ラックシステムが運動する能力は、地震発生時の重要なエネルギー散逸要因となる。
地震発生時のこの運動を実現するためには、収納ラックシステムをに固定することはできず、地震性の振動に反応して運動できるようにしなければならない。この運動は、製品が棚から落下するような速い加速を許すことなく、最も効果的に収納ラックシステムの固有周波数を低減し、地面からの振動を減衰するよう制御し導かれなければならない。このような要求を満たす収納ラック振動絶縁装置はさまざまであり、多くの異なる技術や方法を含むことができる。しかしながら、収納ラック振動絶縁装置は収納ラックシステムの柔軟性の低い第二の水平方向に沿った収納ラックシステムの支柱の間に主として配されることが好ましい。収納ラック振動絶縁装置を支柱の下ではなく主として支柱の間に設置することによって、多くのタイプの収納ラック振動絶縁装置が収納ラックシステムにかかる負荷を負うように設計される必要がなくなる。これにより、収納ラック振動絶縁装置の摩耗が低減される。また、収納ラックシステムをから持ち上げることなく収納ラック絶縁ユニットの個々の地震性振動を絶縁し散逸させる構造を除去または交換することができるため、アクセス及びメンテナンスが容易になる
図1から6に、本発明の原則を収納ラックシステムの各種のタイプと設計に利用する方法についての例を示す。図1から6に示す収納ラック振動絶縁装置の特有の実施態様は、本発明の原則の利用例を例示するものである。言うまでもなく、本明細書において開示される実施態様及びその等価物は、いずれも、完全に同じようにではないとしても、同様に働くものである。
図1に4つの支柱14を備える一般的な直立フレーム収納ラックシステム13を示す。支柱14の各対の支柱は、多数の構造的な横断補強材16または重量ベアリングクロスビーム17により互いに接続されている。4つの支柱を備えた収納ラックシステム13は収納区画を形成する。この収納区画には、棚またはその他の収納プラットフォームが設置可能な多数の収納段が作られる。単純化のために、これらのプラットフォームは図示されないが、言うまでもなく、本発明は、各種の収納プラットフォームオプションを組み合わせた各種の設計の収納ラックシステムに利用可能である。実際、収納ラックシステムは、通常、複数の収納区画を有する。収納ラックシステム13の設計は、収納ラックを本質的に通路方向12により柔軟性の高いものとし、通路横断方向10により柔軟性の低いものとする。
各支柱14は、支柱が上で運動できるようにする支柱サポートアセンブリに連結される。図1に示す実施態様では、支柱サポートアセンブリは、各支柱14の下端に連結された摺動ベースパッド30aを備える。摺動ベースパッド30aは、に連結された固定ベースパッド32a上に配される。摺動ベースパッド30aは、固定ベースパッド32a上を運動可能である。収納ラック支柱14の運動を可能とするためには、摩擦力を考慮する必要がある。表面に置かれている物体がその表面上を摺動できるようにするためには、ある程度の力を必要とする。物体が押されて動かない場合には力の均衡をとる静的摩擦fsが物体に対して働いている。物体は、静的摩擦の最大力fs,maxと定められるある程度の量の力が加えられなければ移動しない。換言すると、物体を表面上摺動させるために克服すべき水平力が存在する。この力fs,maxは、以下の通り定義される。
s,max=μ
ここで、μは静的摩擦の係数であり、Fは物体により表面に対して加えられる垂直抗力、または、収納ラックシステムに利用可能なように、その負荷を含む収納ラックシステムのに対する重量である。
静的摩擦の係数μは、2つの物体が接触する表面の性質とは独立しており、もしくは、収納ラックシステムに利用可能なように、収納ラックシステムとがであうところの表面の性質とは独立している。静的摩擦の係数μが低いほど、物体を表面上摺動させるために必要な力fs,maxも低くなる。例えば、スチール製の天板上のスチールブロックは、乾いたコンクリートの上のゴムブロックよりも低い静的摩擦係数を持つことになる。
地震発生時に、収納ラックシステムが自由に運動できるように、収納ラックシステムととの間の静的摩擦fs,maxを克服するために要する力は高すぎてはならず、高すぎれば収納ラック振動絶縁装置がその機能を発揮する前に収納ラックシステムが損傷を受けることになる。力fs,maxは、支柱サポートアセンブリにおける摺動ベースパッド30a及び固定ベースパッド32aなどの摺動部品を、摩擦係数の低い材料から構成することにより、摺動部品間の摩擦係数を下げることによって減退させることができる。低摩擦ベアリング材料を摺動部品間に用いて、摩擦係数を下げることもできるが、選択される材料はいずれも、収納ラックシステムによって担われる負荷を支えるために高い圧縮強度を有する必要がある。
摺動面間にグリースなどの潤滑剤を加えることにより、摩擦係数を下げることもできる。潤滑剤による不利益の1つは、時間とともに潤滑剤が表面から移動してしまい定期的な注油が必要となることである。加えて、オイルの中には収納ラック振動絶縁装置に組み込まれるエラストマー部に反応することが知られるものもあり、したがってその寿命を短縮することになる。しかしながら、エラストマーに目立った影響を与えないように見られるシリコーンゲルが効果的な潤滑剤であることがわかっている。
支柱サポートアセンブリは、あらゆる収納ラック振動絶縁装置において大変重要な部品である。地震発生時により収納ラックシステムに加えられるエネルギーである支柱の運動の際に吸収されるエネルギーは、収納ラックを損傷しないように導かれて収納ラックシステムの動作の動的エネルギーに変換されるエネルギーを表している。支柱が運動するために必要とされる力fs,maxが大きすぎる場合、収納ラックシステムには運動が起こる前に損傷が起こる可能性が高い。支柱が動き易すぎる場合には、収納ラックが不安定になるという危険性がある。更に、収納ラックシステムが過度にたわむことにより、隣接する通路にラックがより一層突き出、通路の障害になることがある。
収納ラックシステムととの間のインターフェースにおける静的摩擦の係数μは、約0.3、もしくは理想的には約0.05から約0.1の間である。注型ナイロンに充填したNYCAST固体潤滑が、ベアリング材料として用いる一般的な要求に応えるものとされている。この材料をシリコーン潤滑剤で補完することも効果的であることがわかっている。しかしながら、言うまでもなく、一般的にこれらの要求に応えるその他の材料もまた適切であってもよく、本発明の範囲と考えられる。
図1に、摺動ベースパッド30a及び固定ベースパッド32aの間に挟みこまれた低摩擦ベアリング材料34aを示す。ただし、すでに検討したように、材料が、収納ラックシステムが地震発生時に比較的容易に運動できる十分に低い摩擦係数である摺動ベースパッド30a及び固定ベースパッド32aを選択した場合、このベアリング材料34aは省略できる。
地震発生時に、収納ラックシステムは運動できるようになっているが、何らかの方法でに取り付けられた収納ラック振動絶縁装置20aに取り付けられることによりに間接的に固定されている。地震発生時に、地面が動き、振動及びエネルギーを収納ラックシステムに伝える。通路方向12の収納ラックシステムに固有の柔軟性によって、ラックがその方向に自然に揺れ、これによって地震エネルギーがいくらか散逸する。収納ラックシステムは通路横断方向10では柔軟性がより低いため、この方向には簡単に揺れることができない。収納ラックシステムがに固定されていると、収納ラックシステムに対してより柔軟性の低い第二の水平方向10に加えられるエネルギーは、収納ラックシステムにより吸収され、収納ラックシステムに対してかなりの損傷と構造的な崩壊を起こす可能性がある。
しかしながら、例えば図1に示すような収納ラック振動絶縁装置を備える収納ラックシステムにおいては、支柱はに固定されておらず、収納ラックシステムに加えられるエネルギーのほとんどが収納ラックシステムを動かすために用いられる。収納ラック振動絶縁装置20aは、収納ラックシステムが柔軟性のより低い通路横断方向10に沿って運動して、柔軟性の低い通路横断方向において収納ラックシステムの固有周波数を減少させるように十分な範囲を往復運動し、収納ラックシステムがそのスタート地点に戻るように、偏らせることができるよう設計されている。すでに検討したとおり、図1から6に示す収納ラック振動絶縁装置20aの特有の実施態様は、例示を目的とするものである。本明細書に記載のその他の実施態様及び等価物もまた機能する。
図2に、収納ラックシステムの柔軟性の低い通路横断方向10の各2つの支柱14の間に設置された収納ラック振動絶縁装置20aを備える、6つの支柱14を有する収納ラックシステムを示す。
図3Aに、8つの支柱14の収納ラックシステムを形成するためにスペーサー18によって接続された図1に示したタイプの四支柱収納ラックユニットを2つ有する収納ラックシステムを示す。2つの四支柱収納ラックユニットは2つの収納区画を形成する。2つの収納区画の間の空間は、スペーサー18によって規定される。収納ラック振動絶縁装置20aは、四支柱収納ラックユニットの間であって、収納ラックシステムの各々の、柔軟性が低く、通路横断方向10における2つの隣接する支柱14の間に設置される。
図3Bは、2つの四支柱収納ラックユニットの間の空間に設置される収納ラック振動絶縁装置20aを示す。
収納ラックシステムは、図1から図3Bに示すように一つの収納区画を形成する2つの平行な支柱の列に限定されるものではない。図4に、2つの収納区画を形成する支柱が3つある3列を有する収納ラックシステムの簡略された上断面図を示す。支柱14の各列は、柔軟性の低い通路横断方向10において隣接する支柱14の間に収納ラック振動絶縁装置20aを有する。図5に、3つの収納区画を形成する支柱が4つある4つの列を有する16の支柱を有する収納ラックシステムの上断面図を示す。支柱14の各列は、柔軟性の低い通路横断方向10において最初の2つの支柱14と最後の2つの支柱14の間に設置された収納ラック振動絶縁装置20aを有する。
図6Aから6Dは、収納ラックシステムの柔軟性の低い通路横断方向に延びる5つの支柱14の列を示す、簡略化された上断面図である。図6Aに、1対の隣接する支柱14の間それぞれに設置された収納ラック振動絶縁装置を示す。特有の収納ラックシステムの特徴によっては、柔軟性の低い通路横断方向における2つの支柱ごとに収納ラック振動絶縁装置20aを設置する必要はない。より少ない数の収納ラック振動絶縁装置20aで本明細書において検討するパラメータの範囲の十分な地震の制震が実現される場合、支柱全てが上で運動可能であれば、収納ラック振動絶縁装置ユニット20aをより少ない数で用いることができる。例えば、図6Aには収納ラック振動絶縁装置20aが2つの支柱ごとに設置された5つの支柱の列を示し、図6Bには収納ラック振動絶縁装置20aが3セットしかない同様の列を示す。図6C及び6Dには、収納ラック振動絶縁装置20aが2つだけの、類似の5つの支柱の列を示す。この収納ラック振動絶縁装置20aの1つは各端部支柱14とこれに隣接する支柱14との間に配される。図6Aから6Dにおいて、支柱14はこれを一方の水平方向に運動可能とする支柱サポートアセンブリに連結される。図6Cは、摺動ベースパッド30aと固定ベースパッド32aとが列の各支柱14の間及び下に延びる必要がないことを示している。地震発生時に支柱が運動すると予想される領域に大きさが限定された固定ベースパッド32f上に配される摺動ベースパッド30fを備える支柱サポートアセンブリの変形例上に、第3の支柱が据え付けられている。
収納ラック振動絶縁装置が設置されることになる特有の収納ラックシステムの設計上の特徴を研究して、用いられるべき収納ラック振動絶縁装置の許容範囲のタイプ、数、及び組み合わせを決定する必要がある。収納ラックシステムの固有周波数など、特定のパラメータは単純に最小にされなければならないが、収納ラック振動絶縁装置のいろいろな実施態様は考慮するべき利点及び不利益を有する特徴を備えている。
図7の概略図は、に設置される収納ラックシステムで用いられる収納ラック振動絶縁装置20の一般的な要求を示している。すでに検討したように、一般的な収納ラックシステムは、複数の支柱14を有し、第一の水平方向(不図示)においてより柔軟性が高く、第二の水平方向10においてより柔軟性が低い。各収納ラック振動絶縁装置20は、収納ラックシステムの柔軟性の低い第二の水平方向10に隣接する支柱14の間に主として配置される。収納ラック振動絶縁装置20は、何らかの方法で収納ラックシステムに接続される第一の部材24と何らかの方法でに接続される第二の部材26とを有する少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造を備える。支柱14は、支柱14がに対して柔軟性の低い通路横断方向において収納ラックシステムの固有周波数を減少させるように十分な範囲を往復運動することができるようにする少なくとも1つの支柱サポートアセンブリに据え付けられる。図7において、支柱サポートアセンブリは各支柱の底部に取り付けられた摺動ベースパッド30を有する。摺動ベースパッド30は、に据え付けられた固定ベースパッド32上に置かれているが、その他の構成やタイプの支柱サポートアセンブリも可能であり、そのうちのいくつかについては本明細書においても検討している。支柱の運動は、収納ラック振動絶縁装置20の設計上本質的に、あるいは組み込まれた機械構成部品(不図示)のいずれかの構造によって、実質的に柔軟性の低い第二の水平方向10に沿った方向に機械的に制限される。
収納ラック振動絶縁装置20は、振動絶縁装置20の運動によるエネルギー吸収とヒステリシス損失または粘性減衰及び二次的な摩擦減衰を介したエネルギー散逸の原則に基づいて機能する。換言すると、地震発生時に収納ラックシステムに伝達されたエネルギーの一部は、収納ラック振動絶縁装置20の地震性振動を吸収し散逸させる構造が適切に機能することにより収納ラックシステムによって吸収されることなく失われる。このような制震損失は、減衰剛性K”及びバネ剛性Kを有する粘性減衰Cまたはヒステリシス減衰を含む地震性振動を吸収し散逸させる構造の物理的特性により生じる。粘性減衰Cとは、時間または距離とともに振動性エネルギーが散逸することを言う。バネ剛性Kは、構造または材料に用いることができる一般的な用語であり、片寄りもしくは位置ずれに対する本体の抵抗のことである。材料または本体が固いほど、これを片寄らせたり位置ずれさせたりするために必要な力の量は大きくなる。支柱サポートアセンブリによる摩擦力を克服して地震発生時に収納ラックシステムを運動させるために必要なエネルギーは、粘性減衰及びバネ剛性の計算にも役にたつ。さらに、特定の地震発生振動を吸収して散逸させる構造の運動する距離(それらの静止位置から往復する距離)は、柔軟性の低い方向においてラックの固有周波数を所望の周波数まで十分に減少させなければならない。さまざまな設計の収納ラック振動絶縁装置20におけるこれらの特性の組み合わせにより、地震絶縁の要求を満たす広い範囲での設計が可能となる。
図8に、収納ラックシステムの柔軟性の低い第二の水平方向10に隣接する1対の支柱14に連結された地震振動絶縁装置を示す。地震振動絶縁装置20は、収納ラックシステムの大幅な変更を必要とすることなく既存の収納ラックシステムに容易に適用可能な地震絶縁メカニズムである。
図8と図9の比較からわかるように、各納ラック振動絶縁装置20aは収納ラックシステムに接続可能な第一の部材とに接続可能な第二の部材とを含む多数の振動を吸収し散逸させる構造を備える。この場合、振動を吸収し散逸させる構造はエラストマー部22a、収納ラックシステムに接続可能な第一の部材は第一の据え付けプレート24a、床に接続可能な第二の部材は第二の据え付けプレート26aである。各エラストマー部材22aは、地震発生時に、第一及び第二の据え付けプレート24a及び26aがエラストマー部材22aに取り付けられたままとなり第一及び第二の据え付けプレート24a及び26aが実質的に互いに平行な面で運動することができるように、第一及び第二の据え付けプレート24a及び26aに動作可能に取り付けられている。
この実施態様では、各エラストマー部22aはエラストマー層28aの間に配された中間プレート36aを有する3つの積層エラストマー部材28aである。エラストマー部材28aは、第一のプレート24a及び第二のプレート26aに適切に固定され、接着材料(不図示)を用いて中間プレート36aに適切に固定される。接着材料は、収納ラック振動絶縁装置20aがかなりの外部からの力を受けたとしても第一の据え付けプレート24a及び第二の据え付けプレート26aならびに中間プレート36aがエラストマー部材28aとの接触がなくなることを防ぐに十分な実質的な接合を形成する。適切な接着剤としては、全てLord社が製造しているケムロック(Chemlok)(登録商標)560F、ケムロック(登録商標)8210/8560S、及びケムロック(登録商標)236Aなど、またはこのようなエラストマー材料と剛性材料との間の実質的な接合を行うのに適したその他の接着物質などがある。適切な接合のためには、エラストマー層28aと第一の据え付けプレート24a及び第二の据え付けプレート26aならびに中間プレート36aとの間の接着だけで十分であるが、延長ボルトやその他の追加のクランプメカニズムを有する角ワッシャなどのワッシャも加えることができる。
エラストマー部材は、地震発生時に地面の運動エネルギーを吸収し散逸させることができる材料からなる。例えば、エラストマー部材28aは、ポリイソプレン、ポリイソプレン混合物、ブチルゴムシリコーン、またはペンシルベニア州CorryのCorry Rubber社が製造するようなその他の高減衰エラストマーなどから構成することができる。エラストマー部材28aは、また、負荷要求に耐え、本明細書に記載の所望の剛性特徴を有するのであれば、どのようなエラストマー材料からも構成されてもよい。
収納ラック振動絶縁装置20aは、両方の支柱14の間及び下に延びるのに十分な長さの摺動ベースパッド30aと固定ベースパッド32aとを含む支柱サポートアセンブリを備える。摺動ベースパッド30aは、摺動ベースパッド30aの上面から上方向に延びる複数のスタッド58aを有する。スタッド58aは、摺動ベースパッド30aに、圧縮はめ込み及び/または溶接もしくは取り付けされてもよい。各スタッド58aは、第一の据え付けプレート24aが摺動ベースパッド30a上に配されたときに、第一の据え付けプレート24aのスタッド穴42aと係合するようそろっており、各スタッドは収納ラック振動絶縁装置20aが組み立てられると第一の据え付けプレート24aの上面を貫通延伸する。第一の据え付けプレートは摺動ベースパッド30aベースナット56aで取り付けられている。スタッド58aは、収納ラック振動絶縁装置20aが組み立てられたときのエラストマー部22aの摺動ベースプレート30aに対する相対的な配列を保存する。
制限要素60aは固定ベースパッド32aに溶接されて、摺動ベースパッド30aが組み立てられたエラストマー部22aがスライドして嵌合する箱構造をつくる。使用するのであれば、少なくとも1つの低摩擦ベアリング材料34aの層が固定ベースパッド32aと摺動ベースパッド30aとの間に挟まれる。低摩擦ベアリング材料34aの層は摺動ベースパッド30aの長手方向に延びる必要はなく、地震発生時に、支柱14が摺動可能にするために図9に示す短い部分で十分であることがわかっている。低摩擦ベアリング材料34aを摺動ベースパッド30aまたは固定ベースパッド32aに固定することが可能であってもよいが、図9に示す実施態様は、固定ベースパッド32aに固定された低摩擦ベアリング材料34aを示す。低摩擦ベアリング材料34aは単に接着剤で固定されてもよいが、図9に示す実施態様は、固定ベースパッド32aの対応する穴にはまるように形成または加工されたはさみタブを有する低摩擦ベアリング材料34aを示す。これは、低摩擦ベアリング材料34aを定位置に固定するのに役に立ち、低摩擦ベアリング材料34aと固定ベースパッド32aとの間に必要とされる接着剤の量を減らす。
第二の据え付けプレート26aは、箱構造の制限要素60aの対応する穴にそろったねじ穴44aを有する。箱構造の制限要素60aは、第二の据え付けプレート26aをに接続するために固定部材として作用する。第二の据え付けプレート26aは、ねじ及びワッシャ50aの組により制限要素60aに固定される。支柱14への取り付け前の完成した構造は、既存及び新たに組み立てられた収納ラックシステムに適応することができる収納ラック振動絶縁システムを表す。摺動ベースパッド30aに組み込まれた追加のスタッド59aが、支柱14を摺動ベースパッド30aに固定するのに用いられる。特有の実施態様において、摺動ベースパッド30aは切断されて支柱の下端に接近可能となる。収納ラック振動絶縁装置20aはに据え付けられて、に埋め込まれたアンカーボルト54aを介してベースナット56aで固定される。
地震発生時に、箱構造の制限要素60aの構造は、地震性振動を吸収し散逸させる構造22aの水平方向の運動を制限するよう働き、基本的に制震効果を一方向で固定ベースパッド32aに対して平行なものにする。摺動ベースパッド30aは、各振動サイクルの間、収納ラックシステムの運動のおおよその程度に対して固定ベースパッド32aの端部を越えて突出する。制限要素60aは、収納ラック振動絶縁装置20aの垂直運動も制限する。地震発生時に、制限要素60aは固定ベースパッド32aに取り付けられているため固定されたままであるが、エラストマー部22aに取り付けられた摺動ベースパッド30aは制限要素60aと固定ベースパッド32aにより形成されたトンネル(tunnel)を摺動する。地震の終わりには、エラストマー部22aに蓄えられたポテンシャルエネルギーにより、収納ラックシステムがそのもともとの位置に戻るようにエラストマー部材を偏らせる。図8および9は、支柱14を越えて延在する固定ベースパッド32aおよび摺動ベースパッド30aを示す。収納ラック振動絶縁装置のこの特定の実施態様において、固定ベースパッド32aおよび摺動ベースパッド30aは、支柱14に近接して端部に構成してもよい。
エラストマー部品22aが役に立たないときには、制限要素60aが収納ラックシステムを全方向に固定する助けをする。組み合わされた制限要素60aと固定ベースパッド32a、及び摺動ベースパッド30aとの間の接触は、収納ラックシステムの損傷を低減する。
制限要素60aは収納ラックシステムの垂直運動とより柔軟性の高い水平方向の運動を制限するが、エラストマー部品22aの圧縮製により、これらの方向にいくらかの運動が可能となる。これにより、これらの方向に追加の振動制震と絶縁が与えられて、収納ラック振動絶縁装置20aの性能が向上する。制限要素60aは、収納ラック振動絶縁装置を衝撃から保護する役割も果たす。
地震などの震動事象が起こると、地面が動いて横方向に振動が起こる。アンカーボルト54aの底部が、これらが埋め込まれたコンクリートのにしっかりと支持され、アンカーボルト54a上のベースナット56aが固定ベースパッド32aをに対して保持する。機械的な制限要素60aは固定ベースパッド32aに溶接され、これにとりつけられたエラストマー部22aの第二の据え付けプレート26aを有し、地震の間これらが床とともに振動できるようにする。これらの振動はエラストマー部22aを介して第一の据え付けプレート24a及びこれが取り付けられる摺動ベースパッド30aへ伝達される。支柱14はに固定されておらず、低摩擦ベアリング材料34a及び固定ベースパッド32aに取り付けられている摺動ベースパッド30aに自由にスライドでき、エラストマー部22aは運動に反応して伸縮する。伸縮運動により、収納ラックシステムに伝達された地震のエネルギーのある程度は散逸する。エラストマー部22aは、横方向の振動のある程度を吸収し、収納ラックシステムを地震により引き起こされる横方向の振動から絶縁する助けとなる。収納ラックシステムに加えられるエネルギーの一部は、支柱が動くことができるように支柱サポートアセンブリでの力を克服する際に摩擦力を克服する際に散逸される。結果として、収納ラック振動絶縁装置20aは、収納ラックシステムの固有周波数を減少させ、収納ラックシステムおよびその収納台に保管されているアイテムまたは機材の地震の影響を減少させる。震動発生の終わりには、エラストマー部材22aに蓄えられたポテンシャルエネルギーにより、収納ラックシステムがそのもともとの位置に戻るように偏る。
図8から17に示される収納ラック振動絶縁装置のエラストマー部材22aに用いることができる適切なエラストマーの選択は、収納ラックシステムに対する設計上の負荷、及び到達するべき目標固有周波数などの多数の要因を考慮にいれる必要がある収納ラックシステムの固有周波数を多少とも減らすことにより地震発生時に対するある程度の保護が与えられる、収納ラックシステムの固有周波数を減少さえることの目標は、収納ラックシステムに対しする損傷を大幅に低減して。収納ラックに収納した製品が落下しないようにすることである。好ましくは、収納ラックシステムの固有周波数は、約0.9Hzより低くし、理想的には、約0.5Hz以下とする。収納ラック振動絶縁装置は、実現するべき目標固有周波数と収納ラックシステムにかかる予想される最大荷重を考慮にいれて、このような周波数を実現するために選択することがでる。
これらのパラメータはいずれも、静的係数及び動的係数、または剛性に基づくエラストマー部に用いられるエラストマー材料の選択によって説明されうる。
エラストマー材料の静的剛性は、圧縮剛性Kcompression及びせん断剛性Kshearを含むいくつかの係数により測定できる。圧縮剛性は、ゴムのブロックなどのエラストマーを垂直方向にゆがませるために必要な力の尺度であり、ポンド/インチで測定される。せん断剛性Kshearは、ゴムブロックを特定の横方向に屈折させるために必要な力の量の尺度であり、ポンド/インチで測定される。
震動発生中に、エラストマー材料を、エネルギーの吸収に役立つようにする動的特性には、該材料が弾性成分と非弾性成分をもち、これらの成分が力と変異の位相をずらすことが挙げられる。これによりエネルギー散逸、つまり「減衰」が引き起こされる。エラストマー取り付け具の動的特性には、転移とその後の材料が発揮する力との間の「遅延時間」に反映される弾性剛性を表す減衰剛性K”、及び材料の変異を伴う位相のあった剛性を表す弾性剛性K’を示す。減衰剛性K”及び弾性剛性K’は、図7で説明している各々粘性減衰C及びバネ剛性Kのエラストマー材料の明確な応用である。減衰剛性K”及び弾性剛性K’は、いずれもポンド/インチで測定される。特定のゴムの減衰損失係数は、その減衰剛性をその弾性剛性で割った比である。すなわち、以下の通りとなる、
Figure 0005149155
ダイナミックテスト装置が、エラストマー材料にダイナミックに負荷を与えて材料のばね応答性が材料の物理特性により減衰させられる程度を測定するのに用いられる。ゴムまたはその他のエラストマー材料は、約0.1よりも大きい減衰損失係数を有する必要がある。すなわち、以下のとおりとなる。
Figure 0005149155
上記で検討した剛性パラメータはまた、デュロメーターで測定されるエラストマーの硬度に関連する。特定のエラストマーのデュロメーター値が高いほど、その硬度は高くなる。
エラストマー材料によって振動の1サイクルあたりに散逸されるエネルギーは以下の式に等しい。
πK”x
式中、K”は減衰剛性であり、xは振動の間のエラストマー材料の端部の動きのピークからピークまでの距離、つまり、両方向における振動の合計距離である。従って、振動の1サイクルあたりに散逸されるエネルギーは、振動するエラストマー材料の端部間の動きのピークからピークまでの距離の2乗の増加に伴い増加する。さらに、エラストマー材料の端部間の運動距離の増加により、振動の1サイクルあたりのラック支柱の下端の運動距離が増加する場合、ラックシステムの材料周波数は減少する
すでに述べたように、収納ラックシステムは通路方向よりも通路横断方向に柔軟性が低いため、エラストマーは少なくとも通路横断方向に収納ラックシステム全体の固有周波数を下げるよう選択されなければならない。最大荷重容量が約40,000ポンド(約18,144kg)のより柔軟性の低い通路横断方向に2つの支柱が3列ある収納ラックシステムにおいて、収納ラックシステム全体についてトータルのせん断剛性が約1,600ポンド/インチ(約28560kg/m)の収納ラック振動絶縁装置システムでは、支柱がそれらの静止位置から両方向において約5インチ(約12.7cm)動くことを可能にし、収納ラックシステムの固有周波数が通路横断方向に約0.6Hzに低減されると計算されている。
地震実験はそれぞれ柔軟性の低い、通路横断方向に2つの支柱を有した3列のラックに分配した40,000ポンド(約1.81×105kg)の負荷のある、このタイプの収納ラックシステムを成功裏に実施している。2つの収納ラック振動絶縁装置は、図8及び図9に示される構造での柔軟性の低い通路横断方向の2つの支柱の各々の列の間に設置される。6つの収納ラック振動絶縁装置の各々は、1つにつき約270ポンド/インチ(約4,819.5kg/m)の静的せん断剛性を有し、合計で1600ポンド/インチ(約2,8560kg/m)を有する。この収納ラックシステムはどんなダメージも受けず、積荷はラックから落下しなかった。収納ラックシステムの支柱の数により、使用可能な収納ラック振動絶縁装置ユニットの数を制限するものではない。支柱の間に場所があるならば、適切な結果を実現するために、追加的な収納ラック振動絶縁装置ユニットを設置することができる。
ブチルゴム(ASTM D2000 4AA 415 A13 Z1)からなり約40デュロメーターの剛性及び約0.3の損失係数を有するエラストマー部が、直立フレームごとに約10,000ポンド(約4,536kg)までの最大設計荷重を有する収納ラックシステムに用いて適切であることがわかっている。約40デュロメーターの剛性からなるブチルゴムで作られたエラストマー部は、直立フレームごとに約20,000ポンド(約9,072kg)設計最大荷重を有する収納ラックシステムによく使われるブチルゴム(ASTM D2000 4AA 615 A13 Z1)からなる約60デュロメーター及び約0.45の損失係数を有するエラストマー部は、直立フレームごとに約10,000ポンド(約4,536kg)から約20,000ポンド(約9,072kg)までの間の最大設計荷重を有する収納ラックシステムに用いて適切であることがわかっている。各種の設計のさまざまな設計荷重範囲を有する収納ラックのさまざまな設計についてのエラストマー部の最適な特性を確定するために、さらなる試験を行う必要がある。収納ラックシステムのさまざまな最大設計荷重での利用により柔らかい材料を用いるならば、追加の減衰をエラストマー部に組み込んでもよい。これは、変形可能なリードコアまたはその他のデバイスをエラストマー部に含めることにより実現することができる。油圧緩衝装置などのその他の2次的な制震要素を、絶縁減衰装置に平行に追加することができる。
適切なエラストマー部材として一般的な要求を満たすと判断された材料に、ポリイソプレン、ポリイソプレン混合物、ブチルゴム及びシリコーンエラストマーがある。しかしながら、言うまでもなく、その他の一般的な要求を満たす材料も、適切であり本発明の実施態様の範囲に含まれると考えられる。
本発明の実施態様に適切な収納ラック振動絶縁装置の設計における振動を考慮する。図10において、収納ラック振動絶縁装置20bは、支柱14の下端を保護する摺動ベースパッド30bを有する。この実施態様では、支柱14の下端へのアクセスは制限されているが、実施態様は支柱に横の衝撃からの追加の保護を与える。
図8〜図10に示すタイプの収納ラック振動絶縁装置は、収納ラックシステムにおける2つの支柱に取り付けられて示されている。しかしながら、収納ラックシステムにおける全ての支柱が、支柱を運動させる支柱サポートアセンブリに据え付けられる限り、これらの収納ラック振動絶縁装置は、収納ラックシステムにおける1つの支柱に取り付けられることのみを必要とする。
図11は、エラストマー部22dに制限要素60dに互いにわずかに水平方向にオフセットした2つの第二の据え付けプレート26dを設置した収納ラック振動絶縁装置20dの代替的なアセンブリを示す断面図である。これは、エラストマー部22dをプリロードしてエラストマー部22dが収納ラックシステムをその元の位置に戻す偏向を強める。あるいは、2つの第一のプレート24dは、同様の効果を達成するために同様に水平方向にオフセットしてもよいこのようなプリローディングは、エラストマー部を組みこんだ本明細書に記載の収納ラック振動絶縁装置の変形例全てに容易に適応可能である。
図12において、収納ラック振動絶縁装置20eは収納ラックシステムの横断補強材16に柔軟性の低い通路横断方向10に取り付けられる。この収納ラック振動絶縁装置20eの実施態様は、収納ラックシステムととのインターフェースとして機能する1対の振動を吸収し散逸させる構造を備える。
図12と図13とを比較すれば最もよくわかるが、各振動を吸収し散逸させる構造は、第一の据え付けプレート24eと、第二の据え付けプレート26eと、エラストマー部材28eとを有するエラストマー部材22eからなる。エラストマー部材28eは、地震発生時に、第一及び第二の据え付けプレート24e及び26eがエラストマー部22eに取り付けられたままとなるように第一及び第二の据え付けプレート24e及び26eに動作可能に取り付けられ、第一及び第二の据え付けプレート24e及び26e実質的に互いに平行な面で運動することができる。この場合、各エラストマー部22eは、中間プレート36eがその間に挟まれた2つの積層されたエラストマー部材28eからなる。すでに説明した実施態様と同じく、エラストマー部材28eは中間プレート36eに接着剤で固定されている。
横断補強材16は、エラストマー部22eが横断補強材16に沿って設置された場所に対応する場所でこれに溶接された取り付け部材38eを含む。取り付け部材38eは、収納ラック振動絶縁装置20eが組み立てられると第一の据え付けプレート24eの穴42eとそろう穴39eを含む。取り付け部材38eの穴39eと第一の据え付けプレート穴42eは、取り付け部材38eと第一の据え付けプレート24eとの間の取り付けを行うプレートナット52eで締め付けることができるねじ50eを収容できるサイズである。ねじ50eとプレートナット52eとは、エラストマー部材22eの切断または損傷を要することなく取り付け部材38eを第一の据え付けプレート24eから分離できるようになっている。図12では、横断補強材16に取り付けられた2つの振動を吸収し散逸させる構造を有する収納ラック振動絶縁装置システムを示しているが、言うまでもなく、横断補強材に取り付けられた振動を吸収し散逸させる構造の実際の数は必要に応じて変化してよい。
振動を吸収し散逸させる構造は、支柱14の下及びその間に延びる固定ベースパッド32eに連結されている。第二のえ付けプレート26eは、四隅に固定ベースパッドの穴にそろった穴44eを有する。アンカーボルト54eのねじになった端部は、第二の据え付けプレート26e及び固定ベースパッド32eの穴44eに通される。ベースナット56eは、固定ベースパッド32eとアンカーボルト54eの底部が埋め込まれている床に対して第二の据え付けプレート26eをしっかりと保持するよう、第二の据え付けプレート26eに対して締め付けられる。
収納ラックシステムの支柱14の下端は支柱サポートアセンブリに据え付けられている。この実施態様において、支柱サポートアセンブリは、固定ベースパッド32e上に置かれる各支柱14の底部に溶接された摺動ベースパッド30eを備える。先の実施態様について記載したように、低摩擦ベアリング材料の層を摺動ベースプレート30eと固定ベースパッド32eとの間に挟んでもよい。固定ベースパッド32eは、収納ラックシステムが地震発生時に運動する領域をカバーする大きさである。また、言うまでもなく、摺動ベースパッド30eは、ボールベアリング、ホイール、キャスターなど、支柱14が地震活動の事象において収納ラック振動絶縁装置システムに対して運動することができるもしくは運動を支援する等価な構造で置き換えるまたは補完することができる。エラストマー部材22eに蓄えられるポテンシャルエネルギーは、震動発生の終わりにその元の位置に収納ラックシステムを戻らせるようにエラストマー部材を偏らせる。
固定ベースパッド32eの構造は、U字型の地震性振動を吸収し散逸させる構造が収容される機械的制限60eに修正された。機械的制限60eは、地震性振動を吸収し散逸させる構造を横衝撃から保護する。また、収納ラック振動絶縁装置20eの運動を、方向を示す矢印10で示す収納ラックシステムの柔軟性の低い通路横断方向の実質的に一方の水平方向に制限する。機械的制限60eは、実質的に方向を示す矢印10に垂直な方向に運動を制限するが、通路方向に追加の減衰を行う、この方向に垂直な運動の余地がある。
収納ラックシステムの運動を実質的に柔軟性の低い第二の水平方向に制限するには、支柱の運動を制限するだけでよい。図14は、図12及び13に示すものに類似の収納ラック振動絶縁装置20fの実施態様を示すが、各支柱14の支柱サポートアセンブリは、各支柱14が連結される摺動ベースパッド30fと、各摺動ベースパッド30fが配される固定ベースパッド32fからなる。各固定ベースパッド32fは支柱の運動の予想される範囲のみに延びる大きさである。図12及び13の実施態様と同様に、固定ベースパッド32fの構造はU字型の機械的制限60fに修正されているが、この場合、制限は支柱のみに限られている。
図15は、収納ラック振動絶縁装置20gの機械的制限60gが摺動ベースパッド30fにおりたたまれて支柱14が摺動可能な溝を形成する、別の変形例を示す。この修正は、支柱14の垂直な運動を制限して、地震の間に収納ラックシステムが倒れる可能性を減少させる。垂直方向に振動絶縁を与える機械的制限60gの溝は、支柱14によりある程度垂直方向の運動ができるよう構成されてもよい。
図14及び15に示す実施態様とは逆に、図16は収納ラック振動絶縁装置20hを有する別の実施態様を示す。この実施態様は振動吸収及び散逸構造の運動だけが制限されて柔軟性の低い第二の水平方向10に収納ラックシステムの運動を制限する。この実施態様では、振動を吸収し散逸させる構造は柔軟性の低い通路横断方向10における収納ラックシステムの横断補強材16に取り付けられている。地震性振動を吸収し散逸させる構造は、収納ラックシステムととの間のインターフェースとして機能する1対のエラストマー部22hを有する。この実施態様では、固定ベースパッド32hは、収納ラックシステムの支柱14の下及び間に延びる。2つのエラストマー部22hは、エラストマー部22hがすき状の補強材16に沿って設置される場所に対応するよう溶接された取り付け部材38hで横断補強材16に取り付けられている。しかしながら、この実施態様では、第一の据え付けプレート24hは、制限要素60hの一部がはまるフランジを組み込んでいる。第一の据え付けプレート24hは、地震発生時に、第一の据え付けプレート24hの制限要素60hに対する垂直な衝撃の吸収を助けるエラストマーコーティング62hを有する。エラストマーコーティング62hは、ゴムなど、衝撃を吸収する材料であればなんでもよい。
制限要素60hは、収納ラック振動絶縁装置を横の衝撃から保護する役割を果たす。地震発生時に、制限要素60hは、収納ラック振動絶縁装置20hの水平運動を、収納ラックシステムの柔軟性の低い通路横断方向に対応する方向を示す矢印10により示される実質的に一方の水平方向に制限する働きをする。制限要素60hは、収納ラック振動絶縁装置20hの垂直運動を実質的に制限する。制限要素は矢印10に対して水平方向に直交する水平運動を実質的に制限するが、追加の制震を通路方向に加えるその方向の運動の余地がいくらかある。同様に、収納ラックシステムは上方向の運動から制限されているが、垂直方向にいくらかの制震を加える垂直方向の収納ラック振動絶縁装置の運動の余地はいくらかある。
図16と17とを比較することにより最もよく理解されるが、制限要素60hは固定ベースパッド32hに溶接されて、中に地震性振動を吸収し散逸させる構造を配することのできるハウジングを形成する。固定ベースパッド32hは、固定ベースパッド32hの上面から上方向に延びる複数のスタッド58を含む。スタッド58hは、固定ベースパッド32hに圧縮はめ込み、溶接、または取り付けられてもよい。各スタッド58hは、第二の据え付けプレート26hが固定ベースパッド32h上に配されたときに第二の据え付けプレート26hスタッド穴44hにそろって係合し、図16に示すように収納ラック振動絶縁装置20hが組み立てられたときに各スタッド58hは貫通して第二の据え付けプレート26hの上面の上方に延びてもよい。スタッド58hは、収納ラック振動絶縁装置20hが組み立てられたときのエラストマー部22hと固定ベースプレート32hの相対的な配列を保存する。エラストマー部22hは、更にスタッド58hボルトまたはその他の締め付け具(不図示)で固定されてもよい。
エラストマー部を有する収納ラック振動絶縁装置は地震の絶縁を実現する好適な方法であるが、地震発生時何らかの有益さを提供することができる収納ラックシステムに適応可能なその他のメカニズムもある。図18は、収納ラックシステムに適応された摩擦振り子システムを示す。目的は、収納ラックシステムの運動を実質的に柔軟性が低い通路横断方向に制限しつつ収納ラックシステムの固有周波数を減少させることである。このような摩擦振り子システムにおいては、振動を吸収し散逸させる構造の一部が支柱サポートアセンブリとして兼用することができる。
図18を図19と比較することによって最もよく理解されるように、この実施態様では、横断補強材16が2つの支柱14の収納ラックシステムの柔軟性が低い通路横断方向据え付けられている。2つの摺動部品70iは横断補強材16に取り付けられている。各支柱14の下端は摺動ベースパッド30iに据え付けられている。支柱14と摺動部品70iは、くぼんだ斜面となった上面を有する固定ベースパッド32i上に配置されている。制限要素60iは、固定ベースパッド32iに溶接されている。
制限要素60iは、摺動部品70iを横の衝撃から保護する。地震発生時に、制限要素60iは、摺動部品70iの水平運動を、方向を示す矢印10によって示される固定ベースパッド32iのくぼんだ通路に沿って収納ラックシステム柔軟性が低い通路横断方向に対応する一方の水平方向に実質的に制限する機能を果たす。制限要素60iは、また、収納ラック振動絶縁装置20iの垂直方向の運動を実質的に制限する。加えて、制限要素60iは、方向を示す矢印10が示す方向に沿って摺動部品70iが移動する距離も制限し、これにより支柱14が固定ベースパッド32iから落ちないようにする。
地震発生時に収納ラックシステムに加えられるエネルギーは、支柱が固定ベースパッド32iのくぼんだ上面に沿って運動すると散逸する。この運動は図7に示すバネ剛性Kに等価なものであり、収納ラックシステムが固定ベースパッド32iに沿って運動する際の潜在的エネルギーの損失として測定することができる。このKeqに等価な剛性は、以下の式で表される。
Figure 0005149155
ここで、xは収納ラックが移動する水平方向の距離であり、h(x)は収納ラックが移動する垂直方向の距離であり、mは収納ラックシステムの質量であり、gは重力である。図7に示す粘性減衰Cも、また、摺動部品70iと摺動ベースパッド30iの固定ベースパッド32iとのインターフェースにおける摩擦力を克服するために要するエネルギー損失において見られる。
制限要素60iの構造は方向を示す矢印10に直交する運動を実質的に制限するが、追加の制震を通路方向に加えるその方向の運動の余地がいくらかある。同様に、収納ラックシステムは上方向の運動から制限されているが、垂直方向にいくらかの制震を加える垂直方向の収納ラックシステムの運動の余地はいくらかある。
各摺動部品70jについて固定ベースパッド32jのくぼんだ上面が独立したボウル状の領域33jに変更された固定ベースパッド32jの変形例を図20に示す。この構成では、地震発生時に、収納ラックシステムが運動すると、収納ラックの転倒を最小限に抑えつつ個々のボウル状の領域33jにより描かれた軌跡が支柱14に移動させる。
図21及び22は、エラストマー部材22kが組み込まれて追加の振動制震を与え、地震の終わりに収納ラックシステムがおおよそ元の位置に戻ることを助ける摩擦振り子の変形例を示す。この実施態様では、第一の据え付けプレート24kが横断補強材16に据え付けられ、第二の据え付けプレート26kが固定ベースパッド32kに据え付けられ、エラストマー部材22kが地震発生時に、第一及び第二の据え付けプレート24k及び26kがエラストマー部22kに取り付けられたままとなり、第一の据え付けプレート24kが実質的に第二の据え付けプレート26kに平行な面で運動することができるように第一及び第二の据え付けプレート24k及び26kに動作可能に取り付けられる。この場合、エラストマー部22kは、上述したように第一及び第二の据え付けプレート24k及び26kに取り付けられた1個のエラストマー層28kを備えるが、上記で説明したエラストマー部の実施態様のいずれを用いても同様に機能する。
地震性振動を吸収し散逸させる構造として機能する別のメカニズムには、バネメカニズムがある。図23に、地震性振動を吸収し散逸させる構造が収納ラックシステムに取り付けられたバネ80lを備える収納ラック振動絶縁装置20lを示す。図23を図24と比較すると最もよく理解されるように、この実施態様では、横断補強材16が2つの支柱14に収納ラックシステムの柔軟性の低い通路横断方向10において取り付けられている。バネ80lは、横断補強材16に取り付けられた第一のプレート82lと固定ベースプレート32lに取り付けられた第二のプレート84の間に据え付けられる。制限要素60lは固定ベースパッド32lに溶接される。
地震発生時に、制限要素601は、収納ラック振動絶縁装置20lの水平方向の運動を制限するよう働き、基本的に制震効果を一方向で固定ベースパッド32lに対して平行なものにすると同時に、収納ラック振動絶縁装置20lの垂直方向の運動を制限するよう働く。バネ80lは、収納ラックシステムの運動に応じて伸縮する。それぞれ第一及び第二のプレート82l及び84lに取り付けられた要素86l及び88lは、バネ80lによる伸縮の程度を制限するよう働く。図21及び22に示すエラストマー部を組み込むことにより、追加的な制震を実現することができる。
地震発生時に収納ラックシステムに加えられるエネルギーは、バネ80lの伸縮にともなって散逸する。図7に示すバネ剛性Kはバネの物理特性であり、具体的な用途に応じて適切なバネを選択することができる。バネの形状は、バネが適切なバネ剛性Kを与えるよう選択することができる。図7に示す粘性減衰Cも、また、このようなバネシステムにおいて収納ラックシステムが運動できるようにするために克服すべき摩擦力に観察される。地震発生時に収納ラックシステムに加えられるエネルギーの一部は、収納ラックシステムの支柱14を運動させて摺動ベースパッド30lと固定ベースパッド32lとのインターフェースにおける摩擦力を克服するために必要とされる。バネ80lは伸張または圧縮つる巻きばねであってもよい。
図25に示す振動を吸収し散逸させる構造としての収納ラック振動絶縁装置において、リニアベアリングを用いることもできる。この実施態様では、収納ラック支柱14は2つの支柱にかかるレール92mが取り付けられるプレート90mに溶接される。レール92mは、リニアベアリング96mを含むハウジング94mのセット内を通過する。ハウジング94mは、固定ベースプレート32mに取り付けられる。この実施態様では、振動を吸収し散逸させる構造は、支柱サポートアセンブリとして兼用することもできる。ハウジング94及びリニアベアリング96は、収納ラックフレームの全重量を支持し、支柱14はから離れてぶら下がる。ライナーベアリング96及びハウジング94は、GGB Bearings Technology社などのいずれのメーカーの製品であってもよい。ライナーベアリング96は混合重合体からなってもよく、またはゴムもしくはエラストマー部を含んで、追加的なコンプライアンスや減衰を備えてもよい。地震発生時に、ライナーベアリング96mは収納ラックシステムが柔軟性の低い通路横断方向10に運動できるようにする。ライナーベアリング96mのかみ合いを調整することにより、収納ラックシステムを運動させるために必要とされる力の量を変化させることができる。
本発明は幾つかの好適な実施態様についての参照とともに述べられている。多くの変更と修正は、先行する明細書の見解と理解に基づいて他に存在する。それらがこれらの請求項と同じまたは請求項と同等のものの範囲内である限りにおいては、本発明はこのような修正と変更を全て含むものとして解釈される。
柔軟性の低い第二の水平方向において支柱の間に、第一に位置する収納ラック振動絶縁装置を備えた四支柱収納ラックシステムの斜視図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において支柱の間に、第一に位置する収納ラック振動絶縁装置を備えた6本の支柱の収納ラックシステムの斜視図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において支柱の間に、第一に位置する収納ラック振動絶縁装置を備えた8本の支柱の収納ラックシステムの斜視図である。 2つの四支柱収納ラックユニットの間であって、柔軟性の低い第二の水平方向の支柱の間に、収納ラック振動絶縁装置を備えた8本の支柱の収納ラックシステムの斜視図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において支柱の間に、第一に位置する収納ラック振動絶縁装置を備えた9本の支柱の収納ラックシステムの簡素化した頭上からの断面図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において支柱の間に、第一に位置する収納ラック振動絶縁装置を備えた16本支柱の収納ラックシステムの簡素化した頭上からの断面図である。 各々2つの支柱の間に第一に位置する収納ラック振動絶縁装置を備えた柔軟性の低い第二の水平方向の5本支柱の収納ラックシステムの簡素化した頭上からの断面図である。 収納ラックシステムに取り付けられる収納ラックシステム用振動絶縁装置を備えた収納ラックシステムの柔軟性の低い第二の水平方向の5本支柱の列の簡素化した頭上からの断面図である。 最初の2つの支柱と最後の2つの支柱の間に収納ラックシステム用振動絶縁装置を第一に備えた収納ラックシステムの柔軟性の低い第二の水平方向の5本支柱の列の簡素化した頭上からの断面図である。 最初の2つの支柱と最後の2つの支柱の間に収納ラックシステム用振動絶縁装置を第一に備えた収納ラックシステムの柔軟性の低い第二の水平方向の5本支柱の列の簡素化した頭上からの断面図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において収納ラックシステムの支柱の間に第一に備えた収納ラックシステムの収納ラック振動絶縁装置の一般要求事項の概略図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において収納ラックシステムの支柱の間に第一に備えた収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 図8の収納ラック振動絶縁装置の分解図である。 図8の収納ラック振動絶縁装置の変形物である、柔軟性の低い第二の水平方向において収納用ラックシステムの支柱の間に第一に備えた収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 図8から図10に示されるエラストマー部の代わりのアセンブリの接近した切り抜き図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 図12の収納ラック振動絶縁装置の分解図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において支柱の収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラックシステム用振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 図16の収納ラック振動絶縁装置の分解図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において支柱の収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 図18の収納ラックシステム用振動絶縁装置の分解図である。 図18の収納ラック振動絶縁装置の他の実施態様の分解図である。 第二の水平方向が柔軟性の低い支柱の収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 図21の収納ラック振動絶縁装置の分解図である。 第二の水平方向が柔軟性の低い支柱の収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 図23の収納ラック振動絶縁装置の分解図である。 第二の水平方向が柔軟性の低い支柱の収納ラックシステムの支柱の間に第一に備える収納ラック振動絶縁装置の実施態様の1つを示す概略図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において、収納ラックシステムの支柱の間に第一に位置する収納ラック震動絶縁装置の実施態様の一つを示す斜視図である。 図26の収納ラック震動絶縁装置の分解図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において、収納ラックシステムの支柱の間に第一に位置する収納ラック震動絶縁装置の実施態様の一つを示す斜視図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において、収納ラックシステムの支柱の間に第一に位置する収納ラック震動絶縁装置の実施態様の一つを示す斜視図である。 図29の収納ラック震動絶縁装置の分解図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において、収納ラックシステムの支柱の間に第一に位置する収納ラック震動絶縁装置の実施態様の一つを示す斜視図である。 図31の収納ラック震動絶縁装置の分解図である。 柔軟性の低い第二の水平方向において、収納ラックシステムの支柱の間に第一に位置する収納ラック震動絶縁装置の実施態様の一つを示す斜視図である。 図33の収納ラック震動絶縁装置の分解図である。

Claims (48)

  1. 床に設置される収納ラックシステムとともに用いられる収納ラック振動絶縁装置において、
    前記収納ラックシステムは、第一の水平方向において柔軟性が高く第二の水平方向においては柔軟性が低く、少なくとも第二の水平方向において互いに隣接して配される第一の支柱と第二の支柱とを備え、
    前記収納ラック振動絶縁装置は、少なくとも第二の水平方向における前記収納ラックシステムの固有周波数を減少するために第二の水平方向において隣接する第一の支柱と第二の支柱の間に位置するよう構成され、収納ラックシステムに接続可能な第一の部材と床に接続可能な第二の部材、及び前記第一の部材と第二の部材の間に実質的に垂直方向に取り付けられるエラストマー部材とを含む、少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造と、
    第一及び第二の支柱が床に対して運動可能なように少なくとも前記第一及び第二の支柱に据え付け可能である少なくとも1つの支柱サポートアセンブリと、
    地震発生中に、第一及び第二の支柱の運動を実質的に第二の水平方向に制限する構造とを備え、
    前記支柱サポートアセンブリは、前記第一の支柱及び第二の支柱の下端に取り付け可能で、前記第一の支柱と第二の支柱の間及び下に延長することの出来る長さを備える摺動ベースパッド、床に取り付け可能で、少なくとも前記第一の支柱と第二の支柱の間及び下に延長することの出来る長さを有する固定ベースパッドを備え、地震発生中に前記第一の支柱及び第二の支柱が動くとき前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上を摺動するように、前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上に位置づけられ、
    少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の前記第一の部材は、前記第一の部材を収納ラックシステムに接続するために前記摺動ベースパッドに設置可能であり、
    少なくとも1つの固定部材が、少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置を囲む箱構造を含み、床に前記第二の部材を接続するために、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の前記第二の部材、及び、前記固定ベースパッドに、取り付けられる、
    収納ラック振動絶縁装置。
  2. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記摺動ベースパッドと固定ベースパッドの間に少なくとも1層の低摩擦ベアリング材料が挿入される、
    収納ラック振動絶縁装置。
  3. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記摺動ベースパッドは、地震発生中に前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上で摺動する際に、前記摺動ベースパッドの一部が前記固定ベースパッドの終端を越えて突出する長さを前記固定ベースパッドに対して備える、収納ラック振動絶縁装置。
  4. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記摺動ベースパッドは、地震発生中に前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上で摺動する際に、前記摺動ベースパッドの一部が前記固定ベースパッドの終端を越えて突出する長さを前記固定ベースパッドに対して備え、
    少なくとも1層の低摩擦ベアリング材料が、前記摺動ベースパッドと固定ベースパッドの間に挿入される、
    収納ラック振動絶縁装置。
  5. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の動きを実質的に1つの水平方向に制限し、他の水平方向の運動量を制限することが可能である構造を備える、収納ラック振動絶縁装置。
  6. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の垂直方向の動きを実質的に制限する構造を備える、収納ラック振動絶縁装置。
  7. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の垂直方向の動きを実質的に制限し、垂直方向の制限された運動量を許容する構造を備える、収納ラック振動絶縁装置。
  8. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の動きを実質的に1つの水平方向に制限する構造と、垂直方向でのエラストマー部材の動きを実質的に制限するための構造を更に備える、収納ラック振動絶縁装置。
  9. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材、
    床に接続可能な第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材、及び
    少なくとも1つのエラストマー部材を含み、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一のプレートと第二のプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材がせん断変形状態にあるときに前記少なくとも1つのエラストマー部材を取り付けたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いにおおよそ平行の位置で動くことが出来、前記少なくとも1つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与えられる地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られ、一方前記材料は、少なくとも1つの水平方向で収納ラックシステムの固有周波数を低くするため、床に対して十分な距離収納ラックシステムを動かすことが出来る、収納ラック振動絶縁装置。
  10. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材、床に接続可能な第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材、及び少なくとも2つのエラストマー部材を含み、
    少なくとも2つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも2つのエラストマー部材がせん断変形状態にあるときに前記少なくとも2つのエラストマー部材を取り付けたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いにおおよそ平行の位置で動くことが出来、少なくとも1つの中間板が前記少なくとも2つのエラストマー部材の各2つの間に位置し、前記少なくとも2つのエラストマー部材は地震発生に収納ラックシステムに与える地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られ、一方、前記材料は、少なくとも1つの水平方向で収納ラックシステムの固有周波数を低くするため、床に対して十分な距離収納ラックシステムを動かすことが出来る、収納ラック振動絶縁装置。
  11. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、少なくとも地震性振動を吸収し散逸させる構造が地震発生の後にその元の位置に戻るように偏らせてある、収納ラック振動絶縁装置。
  12. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、第二の水平方向における収納ラックの固有周波数が0.9Hzまたはそれ以下に減少される収納ラック振動絶縁装置。
  13. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、第二の水平方向における収納ラックの固有周波数が0.5Hzまたはそれ以下に減少される、収納ラック振動絶縁装置。
  14. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材、及び、床に接続可能な第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材を備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材が圧縮状態にあるときに前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いに実質的に垂直に動くことができ、前記少なくとも1つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与える地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られる、収納ラック振動絶縁装置。
  15. 請求項1に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、前記収納ラックシステムに接続された第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材、及び、床に接続された第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材を備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材が伸張状態にあるときに前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いに関連して動くことができ、前記少なくとも1つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与えられる地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られる、収納ラック振動絶縁装置。
  16. 収納ラックシステムとともに用いられる収納ラック振動絶縁装置であって、前記収納ラックシステムは、床に設置され、複数の支柱を備え、第一の水平方向において柔軟性が高く第二の水平方向においては柔軟性が低く、第二の水平方向において互いに隣接して配される少なくとも第一の支柱と第二の支柱とを備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材は、少なくとも第二の水平方向における前記収納ラックシステムの固有周波数を減少するために第二の水平方向において隣接する第一及び第二の支柱の間に実質的に垂直方向に前記第一の部材と前記第二の部材とに取り付けられ、
    前記収納ラックシステムに据え付け可能な第一の部材と前記床に据え付け可能な第二の部材を有し、
    摺動ベースパッドは、前記第一及び第二の支柱の下端に取り付け可能であり、少なくとも前記第一及び第二の支柱の下及び間に延長する長さを有し、
    固定ベースパッドは、床に取り付け可能であり少なくとも前記第一及び第二の支柱の間及び下に延長され、
    地震発生中に前記第一及び第二の支柱が動くときに前記摺動ベースパッドが固定ベースパッド上で摺動するように前記第一及び第二の支柱の下端が前記摺動ベースパッドに取り付けられて、前記摺動ベースパッドは前記固定ベースパッドの上に位置づけられ、
    少なくとも1つの固定部材は、前記第二の部材を前記床に据え付けるために、前記第二の部材、及び、前記固定ベースパッドに、取り付けられ、地震発生中に前記第一の部材を第一の支柱及び第二の支柱とともに動くようにでき、第一および第二の支柱の運動を実質的に第二の水平方向に機械的に制限し、
    前記少なくとも1つの固定部材は、少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置を囲む箱構造を含み、床に前記第二の部材を接続するために、前記少なくとも1つの振動絶縁装置の前記第二の部材、及び、前記固定ベースパッドに、取り付けられる、
    収納ラック振動絶縁装置。
  17. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記摺動ベースパッドは、地震発生中に前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上で摺動する際に、前記摺動ベースパッドの一部が前記固定ベースパッドの終端を越えて突出する長さを前記固定ベースパッドに対して備える、収納ラック振動絶縁装置。
  18. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記摺動ベースパッドと固定ベースパッドの間に挿入される少なくとも1層の低摩擦ベアリング材料を備える、収納ラック振動絶縁装置。
  19. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記エラストマー部材は、前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを有する前記第一の部材と、固定部材に接続可能な第二の据え付けプレートを有する前記第二の部材を備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材がせん断変形状態にあるとき前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いにおおよそ平行の位置で動くことが出来、前記少なくとも1つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与えられる地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られ、一方前記材料は、少なくとも1つの水平方向で収納ラックシステムの固有周波数を低くするため、床に対して十分な距離収納ラックシステムを動かすことが出来る前記材料を備える、収納ラック振動絶縁装置。
  20. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、
    前記エラストマー部材は、前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを有する第一の部材と、固定部へ接続可能な第二の据え付けプレートを有する前記第二の部材とを備え、
    少なくとも2つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも2つのエラストマー部材がせん断変形状態にあるとき前記少なくとも2つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いにおおよそ平行の位置で動くことが出来、少なくとも1つの中間板が前記少なくとも2つのエラストマー部材の各2つの間に位置し、前記少なくとも2つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与えられる地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られ、一方、前記材料は、少なくとも1つの水平方向で収納ラックシステムの固有周波数を低くするため、床に対して十分な距離収納ラックシステムを動かすことが出来る、収納ラック振動絶縁装置。
  21. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つのエラストマー部材が、地震発生後に元の位置に戻るように偏らせてある、収納ラック振動絶縁装置。
  22. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、第二の水平方向における収納ラックシステムの固有周波数が0.9Hzまたはそれ以下に減少される、収納ラック振動絶縁装置。
  23. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、第二の水平方向における収納ラックシステムの固有周波数が0.5Hzまたはそれ以下に減少される、収納ラック振動絶縁装置。
  24. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置実質的に1つの水平方向の動きを制限する構造を備え、他の水平方向の制限された運動量を許容することが出来る構造とを備える、収納ラック振動絶縁装置。
  25. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の垂直方向への動きを実質的に制限する構造を備える、収納ラック振動絶縁装置。
  26. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、垂直方向の運動量を制限するために前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の垂直方向の動きを実質的に制限する構造を備える、収納ラック振動絶縁装置。
  27. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の動きを実質的に1つの水平方向に制限する構造と、垂直方向での前記エラストマー部材の動きを実質的に制限するための構造とを備える、収納ラック振動絶縁装置。
  28. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造が更に、前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材と、床に対して接続可能な第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材とを備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材が圧縮状態にあるときに前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いに垂直に動くことが出来、前記少なくとも1つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与えられる地面の動きのエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られる、収納ラック振動絶縁装置。
  29. 請求項16に記載の収納ラック振動絶縁装置において、前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造が更に、前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材と、床に対して接続可能な第二の据え付けプレートを含む前記第二の部材とを備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二に据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材が伸張状態にあるときに前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと第二の据え付けプレートは互いにおおよそ平行の位置で動くことが出来、前記少なくとも1つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与えられる地面の動きのエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られる、収納ラック振動絶縁装置。
  30. 床に設置される収納ラックシステムであって、
    複数の支柱は床に対して運動するために少なくとも2つの支柱サポートアセンブリに据え付けられ、
    前記収納ラックシステムは、第一の水平方向において柔軟性が高く、第二の水平方向においては柔軟性が低くい構造を有し、
    第一の支柱及び第二の支柱は、前記第二の水平方向において互いに隣接して配され、
    少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置は、前記第二の水平方向において第一の支柱及び第二の支柱の間に設置され、少なくとも第二の水平方向における前記収納ラックシステムの固有周波数を減少するための少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造と、前記収納ラックシステムに接続される第一の部材と前記床に接続される第二の部材、及び前記第一の部材と第二の部材の間に実質的に垂直方向に取り付けられるエラストマー部材とを備え、
    少なくとも1つの構造が、地震発生中に、前記収納ラックシステムの運動を実質的に前記第二の水平方向に制限し、
    前記支柱サポートアセンブリは、前記第一の支柱及び第二の支柱の下端に取り付け可能で、前記第一の支柱と第二の支柱の間及び下に延長することの出来る長さを備える摺動ベースパッド、床に取り付け可能で、少なくとも前記第一の支柱と第二の支柱の間及び下に延長することの出来る長さを有する固定ベースパッドを備え、地震発生中に前記第一の支柱及び第二の支柱が動くとき前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上を摺動するように、前記摺動ベースパッドが固定ベースパッド上に位置づけられ、
    少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の前記第一の部材は、前記第一の部材を収納ラックシステムに接続するために前記摺動ベースパッドに設置可能であり、
    少なくとも1つの固定部材は、少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置を囲む箱構造を含み、床に前記第二の部材を接続するために、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の前記第二の部材、及び、前記固定ベースパッドに、取り付けられる、
    収納ラックシステム。
  31. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、
    通路交差方向に少なくとも2つの収納区画を形成する複数の支柱を備え、各収納区画が通路交差方向に互いに隣り合う少なくとも2つの支柱を有し、前記収納ラックシステムが通路横断方向に低い柔軟性を有し、
    前記少なくとも2つの収納区画は、各2つの収納区画の間に空間を有して位置づけられ、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置が、前記空間を挟んで隣り合う支柱間に設置された、
    収納ラックシステム。
  32. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、
    前記複数の支柱が、通路横断方向に互いに隣接する少なくとも2つの支柱を有する少なくとも1つの収納区画を形成し、前記通路横断方向においては柔軟性が低く、
    前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置が、各収納区画の、通路横断方向の2つの支柱の間に設置される、収納ラックシステム。
  33. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、
    複数の柱が第二の水平方向に互いに隣接して設置され、
    前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置が、第二の水平方向の少なくとも2つの支柱の間に設置される、収納ラックシステム。
  34. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、
    複数の柱は、第二の水平方向に互いに隣接して設置される複数の柱を備え、
    前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置が、第二の水平方向の各2つの支柱の間に設置される、収納ラックシステム。
  35. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、
    低摩擦ベアリング材料の少なくとも1層は、前記摺動ベースパッドと前記固定ベースパッドの間に挿入される、収納ラックシステム。
  36. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、
    前記摺動ベースパッドは、地震発生中に前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上で摺動する際に、前記摺動ベースパッドの一部が前記固定ベースパッドの終端を越えて突出する長さを前記固定ベースパッドに対して備える、収納ラックシステム。
  37. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、
    前記摺動ベースパッドは、地震発生中に前記摺動ベースパッドが前記固定ベースパッド上で摺動する際に、前記摺動ベースパッドの一部が前記固定ベースパッドの終端を越えて突出する長さを前記固定ベースパッドに対して備え、
    低摩擦ベアリング材料の少なくとも1層が、前記摺動ベースパッドと前記固定ベースパッドの間に挿入される、収納ラックシステム。
  38. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の実質的に1つの水平方向の動きを制限し、他の水平方向の制限された運動量を許容することを可能とする構造を備える、収納ラックシステム。
  39. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の垂直方向の動きを実質的に制限する構造を備える、収納ラックシステム。
  40. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、垂直方向の運動量を制限することを可能とするために少なくとも1つの前記収納ラック振動絶縁装置の垂直方向の制限された動きを許容する構造を備える、収納ラックシステム。
  41. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、前記少なくとも1つの収納ラック振動絶縁装置の動きを実質的に一つの水平方向に制限し、垂直方向でのエラストマー部材の動きを実質的に制限する構造を備える、収納ラックシステム。
  42. 請求項30の収納ラックシステムにおいて、
    前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、前記収納ラックシステムに接続された第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材と、
    床に接続された第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材とを備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一のプレートと前記第二のプレートの間に延びて、前記第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に、前記第一の据え付けプレートと前記第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材がせん断変形状態にあるときに前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと前記第二の据え付けプレートは互いにおおよそ平行の位置で動くことが出来、前記少なくとも1つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与える地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られ、一方その前記材料は、少なくとも1つの水平方向で収納ラックシステムの固有周波数を低くするため、床に対して十分な距離収納ラックシステムを動かすことが出来る、収納ラックシステム。
  43. 請求項30の収納ラックシステムにおいて、
    前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、前記収納ラックシステムに接続された第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材と、
    床に接続された第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材とを備え、
    少なくとも2つのエラストマー部材が、前記第一のプレートと前記第二のプレートの間に延びて、第一の据え付けプレート及び第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に、前記第一の据え付けプレートと前記第二の据え付けプレートが、前記少なくとも2つのエラストマー部材がせん断変形状態にあるときに前記少なくとも2つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、一方、前記第一の据え付けプレートと前記第二の据え付けプレートは互いにおおよそ平行の位置で動くことが出来、少なくとも1つの中間板が前記少なくとも2つのエラストマー部材の各々の間に位置し、前記少なくとも2つのエラストマー部材は地震発生中に収納ラックシステムに与える地面の運動のエネルギーを吸収して散逸させることが出来る材料で作られ、一方、前記材料は、少なくとも1つの水平方向で収納ラックシステムの固有周波数を低くするため、床に対して十分な距離、納ラックシステムを動かすことが出来る、収納ラックシステム。
  44. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、少なくとも地震性振動を吸収し散逸させる構造が、地震発生後にその元の位置に戻るように偏らせてある、収納ラックシステム。
  45. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、第二の水平方向における収納ラックの固有周波数が0.9Hzまたはそれ以下に減少される、収納ラックシステム。
  46. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、第二の水平方向における収納ラックの固有周波数が0.5Hzまたはそれ以下に減少される、収納ラックシステム。
  47. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、
    前記収納ラックシステムに接続された第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材と、床に接続された第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材とを備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと前記第二の据え付けプレートとの間に延在し、前記第一の据え付けプレートおよび第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記少なくとも1つのエラストマー部材が圧縮状態にあるときに、前記第一の据え付けプレートおよび第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、
    一方、前記第一の据え付けプレートおよび第二の据え付けプレートが実質的に垂直に互いに移動でき、前記少なくとも1つのエラストマー部材が、地震発生中に収納ラックシステムに加えられる地面の運動のエネルギーを吸収して散逸できる材料からなる、収納ラックシステム。
  48. 請求項30に記載の収納ラックシステムにおいて、前記少なくとも1つの地震性振動を吸収し散逸させる構造は、
    前記収納ラックシステムに接続可能な第一の据え付けプレートを備える前記第一の部材と、前記第二の部材が、床に接続可能な第二の据え付けプレートを備える前記第二の部材とを備え、
    少なくとも1つのエラストマー部材が、前記第一の据え付けプレートと前記第二の据え付けプレートとの間に延在し、前記第一の据え付けプレートおよび第二の据え付けプレートに動作可能に取り付けられ、
    地震発生中に前記少なくとも1つのエラストマー部材が伸張状態にあるときに前記第一の据え付けプレートおよび第二の据え付けプレートが、前記少なくとも1つのエラストマー部材に取り付けられたままの状態であり、
    一方、前記第一の据え付けプレートおよび第二の据え付けプレートが互いに関連して移動でき、前記少なくとも1つのエラストマー部材が、地震発生中に収納ラックシステムに加えられる地面の運動のエネルギーを吸収して散逸できる材料からなる、収納ラックシステム。
JP2008506590A 2005-04-11 2006-04-11 収納ラック振動絶縁装置及び関連する収納ラックシステム Expired - Fee Related JP5149155B2 (ja)

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US67047405P 2005-04-11 2005-04-11
US60/670,474 2005-04-11
US76290806P 2006-01-27 2006-01-27
US60/762,908 2006-01-27
US78502806P 2006-03-23 2006-03-23
US60/785,028 2006-03-23
US11/279,161 2006-04-10
US11/279,161 US7249442B2 (en) 2005-04-11 2006-04-10 Storage rack vibration isolators and related storage rack systems
PCT/US2006/013400 WO2006110702A2 (en) 2005-04-11 2006-04-11 Storage rack vibration isolators and related storage rack systems

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008542148A JP2008542148A (ja) 2008-11-27
JP2008542148A5 JP2008542148A5 (ja) 2012-07-12
JP5149155B2 true JP5149155B2 (ja) 2013-02-20

Family

ID=37087609

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008506590A Expired - Fee Related JP5149155B2 (ja) 2005-04-11 2006-04-11 収納ラック振動絶縁装置及び関連する収納ラックシステム

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7249442B2 (ja)
EP (1) EP1875007B1 (ja)
JP (1) JP5149155B2 (ja)
CA (1) CA2603980C (ja)
MX (1) MX2007012314A (ja)
WO (1) WO2006110702A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109594434A (zh) * 2018-11-22 2019-04-09 同济大学 一种珍珠层结构钢轨阻尼器

Families Citing this family (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202004014974U1 (de) * 2004-09-23 2006-02-02 Horst Witte Entwicklungs- Und Vertriebs-Kg Strebe oder Aufnahmeteil mit rechtwinkligem Querschnitt für ein System zum Aufbau von Vorrichtungen zum Aufspannen von Werkstücken
US8061692B1 (en) * 2007-05-22 2011-11-22 DIS Inc. Floor isolation system
US9148980B2 (en) 2007-07-13 2015-09-29 Dell Products L.P. System for a rack design
US20100018936A1 (en) * 2008-07-24 2010-01-28 Jo Ellen Di Donato Ball Dispenser for Sports and Athletic Equipment Storage
US9066585B2 (en) * 2011-12-20 2015-06-30 Andrew L. Kirby Storage rack, flexible moment frame for reducing seismic damage to stored goods
JP2014196150A (ja) * 2011-08-10 2014-10-16 村田機械株式会社 自動倉庫のラック装置
WO2013021730A1 (ja) * 2011-08-10 2013-02-14 村田機械株式会社 自動倉庫のラック
JP5672387B2 (ja) * 2011-08-12 2015-02-18 村田機械株式会社 自動倉庫のラック装置
KR101334141B1 (ko) 2012-05-03 2013-11-29 한경대학교 산학협력단 물류보관용 경량프레임 구조물의 진동제어를 위한 랙 연계 감쇠시스템
DE102012103963A1 (de) 2012-05-07 2013-11-07 Contitech Transportbandsysteme Gmbh Förderanlage mit verbessertem Energiebedarf
DE102012103966A1 (de) 2012-05-07 2013-11-07 Contitech Transportbandsysteme Gmbh Förderanlage mit verbessertem Trommelbelag für die Antriebstrommel und / oder Umkehrtrommel und / oder Tragtrommel
DE102012103967A1 (de) 2012-05-07 2013-11-07 Contitech Transportbandsysteme Gmbh Förderanlage mit einem stoßabsorptionsfesten Verschleißschutz
KR101416703B1 (ko) * 2013-04-01 2014-07-14 한경대학교 산학협력단 통로방향 진동감쇠기능을 구비한 물류보관용 랙시스템
JP5959734B2 (ja) * 2013-04-26 2016-08-02 三菱電機株式会社 エレベータ用かご
US11033771B2 (en) * 2013-06-18 2021-06-15 Andrew Kenneth Juen Vertical weight rack
JP6399868B2 (ja) * 2014-09-08 2018-10-03 大成建設株式会社 自動倉庫ラックの免制震システム
CN107074443B (zh) 2014-12-23 2019-12-31 摩德拉单一股东股份公司 用于仓库的抗震支撑件和具有这种支撑件的承重结构
US9999300B2 (en) 2015-10-19 2018-06-19 Frazier Industrial Company Storage system and article retrieving method
ITUB20160880A1 (it) * 2016-02-19 2017-08-19 Modula S P A Dispositivo per l'isolamento sismico di strutture
US20200196758A1 (en) * 2016-03-25 2020-06-25 Paul J. Segas Seismic base isolation system for barrel racks
US10041267B1 (en) * 2016-09-02 2018-08-07 State Farm Mutual Automobile Insurance Company Seismic damping systems and methods
ES2673101B1 (es) * 2016-12-16 2018-12-18 Medina Casado, C.B. Protector para estanteria
EP3583329A4 (en) 2017-02-16 2020-12-23 Allen, John Damian FORCE LIMITER AND ENERGY DISSIPATOR
US11828083B2 (en) 2017-02-16 2023-11-28 John Damian Allen Control structure with rotary force limiter and energy dissipater
JP6804738B2 (ja) * 2017-02-17 2020-12-23 清水建設株式会社 ラック倉庫の免制振システム
US10314395B2 (en) * 2017-02-21 2019-06-11 James E. McGhee, III Pallet spacer system and method of use
CA3071446A1 (en) 2017-08-09 2019-02-14 Ronald K. HARRISON Interchangeable base steel structure storage assembly
US10952533B2 (en) * 2018-02-08 2021-03-23 Alert Innovation Inc. Modular structure for an automated storage and retrieval system
US10968652B2 (en) * 2018-08-16 2021-04-06 Jonathan Harinck Data center infrastructure support system
WO2020210354A1 (en) * 2019-04-08 2020-10-15 EQX Global LLC Height adjusted seismic base isolation system
AT16745U1 (de) * 2019-05-27 2020-07-15 Tgw Mechanics Gmbh Regallagersystem und Regalrahmenteil für ein Regallagersystem
KR102122308B1 (ko) * 2020-03-19 2020-06-12 (주)대원모빌랙 내진형 복층 모빌랙
IT202000012769A1 (it) 2020-05-28 2021-11-28 Rosss S P A Scaffalatura di stoccaggio
CN113763909A (zh) 2020-06-02 2021-12-07 普罗杰克特泽德有限责任公司 用于弦乐器的弓
GB202009430D0 (en) * 2020-06-19 2020-08-05 Ocado Innovation Ltd A grid framework structure
US11679931B2 (en) * 2020-07-31 2023-06-20 Mccue Corporation Pallet shelf
CN213343060U (zh) * 2020-09-08 2021-06-01 北京图森智途科技有限公司 车载机柜、自动驾驶设备及车辆
CN112933336B (zh) * 2021-01-28 2022-11-04 苏州美威尔医疗科技有限公司 一种防形变的医用留置针硅胶用置入结构及使用方法
AU2022269684A1 (en) * 2021-05-04 2023-11-16 Ronald Harrison Bolted rack bracket assembly and repair process
US20240064926A1 (en) * 2022-08-22 2024-02-22 International Business Machines Corporation Damper for an electronic equipment rack
ES2948490A1 (es) * 2023-03-09 2023-09-13 Sinase Alfonso S A Sistema modular para almacenamiento de cargas de elementos alargados

Family Cites Families (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1572574A (en) 1924-01-31 1926-02-09 Stromborg Oscar Device for protecting structures against earthquake damage
US2660387A (en) * 1951-12-29 1953-11-24 Waugh Equipment Co Vibration and shock isolator
US2660687A (en) * 1952-10-30 1953-11-24 Rca Corp Mercury vapor rectifier tube employing magnetic field
GB1046537A (en) 1964-06-30 1966-10-26 Andre Rubber Co Improvements in or relating to resilient bearers for structures or machinery
DE1694087B2 (de) 1966-11-25 1975-10-30 Hoechst Ag, 6000 Frankfurt Schwingungsdämpfendes Verbundsystem
US3806975A (en) 1970-04-13 1974-04-30 Elastometal Ltd Structural bearings
US3921240A (en) 1971-04-27 1975-11-25 Elastometal Ltd Structural bearings
NZ178949A (en) 1975-10-14 1979-04-26 New Zealand Dev Finance Energy absorber for eg bouldings:cyclicylly deformable body in shear
US4187573A (en) 1977-07-05 1980-02-12 Watson Bowman Associates, Inc. High load bearing for bridges and similar structures
JPS5853135B2 (ja) 1978-02-27 1983-11-28 日本鋼管株式会社 大型構築物の基礎構造
JPS5844137A (ja) 1981-09-10 1983-03-15 株式会社ブリヂストン 免震支持装置
NZ201015A (en) 1982-06-18 1986-05-09 New Zealand Dev Finance Building support:cyclic shear energy absorber
US4593501A (en) 1983-10-11 1986-06-10 Isosys, Inc. Vibration and shock isolator with adjustable stiffness
EP0154704A3 (en) * 1983-12-16 1989-02-08 Kingston-Warren Corporation Improved storage rack system
US4731966A (en) 1985-06-19 1988-03-22 Takafumi Fujita Vibration energy absorber device
JPS6225678A (ja) * 1985-07-25 1987-02-03 三菱重工業株式会社 建造物の耐震構造
US4633628A (en) 1985-10-31 1987-01-06 University Of Utah Device for base isolating structures from lateral and rotational support motion
US4978581A (en) 1986-02-07 1990-12-18 Bridgestone Construction Anti-seismic bearing
US4830927A (en) 1986-02-07 1989-05-16 Bridgestone Corporation Anti-seismic bearing and assembly of anti-seismic bearings
US4766706A (en) 1986-03-12 1988-08-30 Caspe Marc S Earthquake protection system for structures
US4761925A (en) 1986-03-31 1988-08-09 Bridgestone Corporation Anti-seismic rubber bearing
JPH0527858Y2 (ja) * 1986-04-28 1993-07-16
US5054251A (en) 1986-07-24 1991-10-08 Kemeny Zoltan A Structural shock isolation system
US4727695A (en) 1986-07-24 1988-03-01 Kemeny Zoltan A Building structure shock isolation system
US4899323A (en) 1986-08-04 1990-02-06 Bridgestone Corporation Anti-seismic device
JPH0350769Y2 (ja) * 1987-05-12 1991-10-30
US4991366A (en) * 1987-10-05 1991-02-12 Akira Teramura Vibration isolating device
JP2589727B2 (ja) 1988-01-26 1997-03-12 株式会社ブリヂストン 免震ゴム
NZ225652A (en) 1988-08-02 1992-05-26 Skellerup Rubber Mfg Aseismic bearing: resilient discs fixed to stacked plates
US4910930A (en) * 1988-10-28 1990-03-27 Base Isolation Consultants, Inc. Seismic isolation structure
US5014474A (en) * 1989-04-24 1991-05-14 Fyfe Edward R System and apparatus for limiting the effect of vibrations between a structure and its foundation
US4942703A (en) 1989-06-19 1990-07-24 Nicolai Charles M Earthquake-proof absorption system for buildings or the like
CA2062912A1 (en) * 1991-03-13 1992-09-14 Robert J. Welch Modular wire shelving system and methods for making shelves and vertical supports incorporated therein
US5242147A (en) 1992-01-13 1993-09-07 Kemeny Zoltan A Machine base isolator
US5490356A (en) 1993-11-24 1996-02-13 Mm Systems Of Arizona Seismic isolation bearing
TW295612B (ja) 1995-07-21 1997-01-11 Minnesota Mining & Mfg
CN1080850C (zh) 1995-08-04 2002-03-13 奥依列斯工业株式会社 免震装置
JP2757840B2 (ja) * 1995-11-09 1998-05-25 コクヨ株式会社 家具の免震装置
JPH09173171A (ja) * 1995-12-25 1997-07-08 Uchida Yoko Co Ltd 収納家具等の転倒防止免震機構
US5597240A (en) 1996-03-04 1997-01-28 Hexcel-Fyfe Co., L.L.C. Structural bearing
KR100187527B1 (ko) 1996-07-19 1999-06-01 이종훈 일체형 수평-수직 면진베어링
JPH11141603A (ja) * 1997-11-12 1999-05-25 Okamura Corp 家具の免震装置
US6044990A (en) * 1998-05-22 2000-04-04 Palmeri; Richard P. Modular rack system and components therefor
DE19829295A1 (de) * 1998-06-30 2000-01-05 Siemens Ag Brennelement-Lagergestell
US6223483B1 (en) 1999-09-14 2001-05-01 Isamu Tsukagoshi Vibration damping mechanism and anti-earthquake wall material
US6931800B2 (en) 2003-02-28 2005-08-23 Fayed S. Sedrak Structural supplemental rubber dampers (SSRD)
ITVR20030126A1 (it) 2003-10-30 2005-04-30 Marco Ferrari Dispositivo isolatore/dissipatore di interfaccia tra
JP4703241B2 (ja) * 2004-11-02 2011-06-15 金剛株式会社 免震装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109594434A (zh) * 2018-11-22 2019-04-09 同济大学 一种珍珠层结构钢轨阻尼器

Also Published As

Publication number Publication date
EP1875007A2 (en) 2008-01-09
US20060237378A1 (en) 2006-10-26
JP2008542148A (ja) 2008-11-27
EP1875007B1 (en) 2013-10-23
EP1875007A4 (en) 2010-05-19
CA2603980C (en) 2013-12-10
MX2007012314A (es) 2008-01-22
WO2006110702A2 (en) 2006-10-19
US7249442B2 (en) 2007-07-31
CA2603980A1 (en) 2006-10-19
WO2006110702A3 (en) 2007-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5149155B2 (ja) 収納ラック振動絶縁装置及び関連する収納ラックシステム
JP2008542148A5 (ja)
US7263806B2 (en) Storage rack vibration isolators and related storage racks
US8745934B2 (en) Isolation platform
US9829063B2 (en) Seismic isolator utilizing wedge
JP2008537698A5 (ja)
KR101384027B1 (ko) 지진저감용 면진 모듈
KR100787494B1 (ko) 진동저감장치
EP3500077B1 (en) Low down seismic shock rack design
KR102050497B1 (ko) 내진용 랙 캐비넷
KR102191280B1 (ko) 볼과 스프링을 이용하는 면진 장치
CN101155966B (zh) 储存架振动隔离器和相关的储存架系统
JP6463137B2 (ja) 減震装置
JP5520157B2 (ja) 防振架台
JP6809853B2 (ja) 制振装置
JP2024529591A (ja) ボール型作動体が備えられた免震装置
RU2535567C2 (ru) Сейсмостойкое здание
JP2017110731A (ja) ユニット型減震装置および該ユニット型減震装置を備えた防振架台
JP2004010294A (ja) 自動倉庫
JP3053604B2 (ja) 免震床構造
Michael Design and Development of a Seismic Isolationsystem for Commercial Storage Racks
RU2539475C2 (ru) Сейсмоизолирующая опора
JP2013249942A (ja) ローリング防止機構及び同機構付き防振架台
JP6814592B2 (ja) ラック用制震ダンパー及びラック
CN115233845A (zh) 一种三维隔震装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090410

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20120522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120807

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5149155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees