JP5149124B2 - チェーンテンショナ - Google Patents

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この発明は、自動車エンジンのカムシャフトを駆動するタイミングチェーンの張力保持に用いられるチェーンテンショナに関する。
自動車のエンジンは、一般に、クランクシャフトの回転をタイミングチェーンを介してカムシャフトに伝達し、そのカムシャフトの回転により燃焼室のバルブの開閉を行なう。ここで、チェーンの張力を適正範囲に保つために、支点軸を中心として揺動可能に設けたチェーンガイドと、そのチェーンガイドを介してチェーンを押圧するチェーンテンショナとからなる張力調整装置が多く用いられる。
この張力調整装置に組み込まれるチェーンテンショナとして、一端が開口した有底筒状のシリンダをエンジンカバー内に開口端を向けた姿勢でエンジンカバーのテンショナ取り付け孔に挿入し、そのシリンダに形成されたフランジ部をエンジンカバーの外面に固定し、前記シリンダ内にプランジャを軸方向に摺動可能に挿入し、そのシリンダとプランジャとで囲まれる圧力室にシリンダの外部から作動油を導入する給油通路を設け、その給油通路の出口に作動油の逆流を防止するチェックバルブを設け、前記プランジャをシリンダから突出する方向に付勢するリターンスプリングを設け、前記プランジャのシリンダからの突出端でチェーンを押圧するようにしたものが知られている(特許文献1)。
このチェーンテンショナは、エンジン作動中にチェーンの張力が大きくなると、そのチェーンの張力によって、プランジャがシリンダ内に押し込まれる方向(以下、「押し込み方向」という)に移動し、チェーンの緊張を吸収する。このとき、圧力室内の作動油が、プランジャとシリンダの摺動面間のリーク隙間を通って流出し、その作動油の流量が制限されてダンパ作用が生じるので、プランジャはゆっくりと移動する。
一方、エンジン作動中にチェーンの張力が小さくなると、リターンスプリングの付勢力によって、プランジャがシリンダから突出する方向(以下、「突出方向」という)に移動し、チェーンの弛みを吸収する。このとき、オイルポンプから供給される作動油が、給油通路を通って圧力室に流入するので、プランジャは速やかに移動する。
特開2007−321899号公報
ところで、上記チェーンテンショナのシリンダは、テンショナ取り付け孔への挿入部分に給油通路が形成されており、エンジンカバーのテンショナ取り付け孔の内周に開口した油孔から作動油を導入するようになっている。
このチェーンテンショナのエンジンカバー内への突出長を短くするため、この発明の発明者は、前記給油通路を、エンジンカバーの外面に固定するフランジ部の内部に形成することを検討し、そのようなチェーンテンショナとして、前記給油通路が、前記フランジ部のエンジンカバーに対する合わせ面からフランジ部の内部に延びる第1孔と、前記フランジ部の外周から前記第1孔と交差して圧力室に至る第2孔とからなり、その第2孔の前記フランジ部の外周の開口を塞いだチェーンテンショナを考案した。このチェーンテンショナは、エンジンカバーの外面に開口した油孔から、第1孔、第2孔を順に介して圧力室内に作動油を導入する。
ここで、第2孔の前記フランジ部の外周の開口を塞ぐ方法として、第2孔の内周に雌ねじを形成し、その雌ねじに雄ねじ部品をねじ込むことが考えられるが、このようにした場合、雄ねじ部品がエンジンカバーの外側に位置するので、エンジンを組み立てた後に雄ねじ部品を誤って緩めてしまう可能性があり、その結果、作動油が漏れ出す可能性があった。作動油が漏れると、圧力室への作動油の供給量が減少し、チェーンの張力が不安定となる。
この発明が解決しようとする課題は、エンジンカバーの外面に固定するフランジ部の内部に給油通路が形成され、誤操作による作動油の漏れが生じないチェーンテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するため、前記給油通路が、前記フランジ部のエンジンカバーに対する合わせ面からフランジ部の内部に延びる第1孔と、前記フランジ部の外周から前記第1孔と交差して圧力室に至る第2孔とからなり、その第2孔の前記フランジ部の外周の開口を、第2孔の内周に形成した雌ねじにねじ込んだ雄ねじ部品で塞ぎ、その雄ねじ部品をねじ部に塗布した接着剤で固定した。このようにすると、雄ねじ部品が接着剤で固定されているので、雄ねじ部品を誤って緩めようとした場合にも、雄ねじ部品が緩まない。
雄ねじ部品としては、前記第2孔よりも大径の頭部を有するものを使用することができ、この場合、雄ねじ部品の頭部と前記フランジ部との間にアルミ製の平座金を組み込むと好ましい。このようにすると、雄ねじ部品をねじ込んだときに、平座金が変形して頭部とフランジ部に密着するので、頭部とフランジ部の間の耐密性が向上し、作動油の漏れがより生じにくくなる。
さらに、前記雄ねじ部品をアルミ製とすると、雄ねじ部品を無理に緩めようとした場合に、雄ねじ部品の頭部が破損してねじ部の緩みを阻止するので、雄ねじ部品の誤操作による作動油の漏れを確実に防止することができる。
また、前記雄ねじ部品のねじ部をテーパねじとすると、ねじ部の耐密性を向上させることができる。
この発明は、例えば、次のチェーンテンショナに適用することができる。
1)前記プランジャをシリンダ内への挿入端が開口する有底筒状に形成し、そのプランジャの内周に形成した雌ねじにねじ係合する雄ねじを外周に有するスクリュロッドを設け、そのスクリュロッドの前記プランジャからの突出端を前記シリンダ内に設けたロッドシートで支持し、前記雄ねじと雌ねじは、プランジャをシリンダ内に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されている鋸歯ねじ式のチェーンテンショナ。
2)前記プランジャの外周を弾性的に締め付けるレジスタリングを、前記シリンダの内周に形成した収容溝に収容し、そのレジスタリングを、プランジャの外周に軸方向に一定の間隔をおいて形成された円周溝に係合させ、その各円周溝内には、前記プランジャをシリンダから突出する方向に押圧したときに、レジスタリングを拡径させてプランジャの移動を許容するテーパ面と、前記プランジャをシリンダ内に押し込む方向に押圧したときに、レジスタリングを係止してプランジャの移動を制限するストッパ面とが設けられているリング式のチェーンテンショナ。
この発明のチェーンテンショナは、雄ねじ部品を接着剤で固定しているので、雄ねじ部品を誤って緩めようとした場合にも雄ねじ部品が緩まず、誤操作による作動油の漏れが生じない。
図1に、この発明の第1実施形態のチェーンテンショナ1を組み込んだチェーン伝導装置を示す。このチェーン伝導装置は、エンジンのクランクシャフト2に固定されたスプロケット3と、カムシャフト4に固定されたスプロケット5とがチェーン6を介して連結されており、そのチェーン6がクランクシャフト2の回転をカムシャフト4に伝達し、そのカムシャフト4の回転により燃焼室のバルブ(図示せず)の開閉を行なう。
チェーン6には、支点軸7を中心として揺動可能に支持されたチェーンガイド8が接触しており、チェーンテンショナ1は、そのチェーンガイド8を介してチェーン6を押圧している。
図2に示すように、チェーンテンショナ1は、一端が開口した有底筒状のシリンダ9と、シリンダ9内に軸方向に摺動可能に挿入されたプランジャ10とを有する。シリンダ9は、エンジンカバー11内に開口端を向けた姿勢でエンジンカバー11のテンショナ取り付け孔12に挿入されている。シリンダ9にはフランジ部13が一体に形成され、そのフランジ部13がエンジンカバー11の外面に、図1に示すボルト14で固定されている。フランジ部13とエンジンカバー11の間にはガスケット15が挟み込まれている。
プランジャ10は、シリンダ9内への挿入端が開放する有底筒状に形成されており、その内周に雌ねじ16が形成されている。プランジャ10内には、雌ねじ16にねじ係合する雄ねじ17を外周に有するスクリュロッド18が組み込まれている。スクリュロッド18は、一端がプランジャ10から突出しており、その突出端が、シリンダ9内に設けたロッドシート19で支持されている。
プランジャ10とスクリュロッド18の間には、リターンスプリング20が組み込まれている。リターンスプリング20は、一端がスクリュロッド18で支持され、他端がスプリングシート21を介してプランジャ10を押圧しており、その押圧によって、プランジャ10をシリンダ9から突出する方向に付勢している。また、プランジャ10は、プランジャ10とロッドシート19の間に組み込まれたアシストスプリング22によっても、シリンダ9から突出する方向に付勢されている。プランジャ10は、シリンダ9からの突出端がチェーンガイド8に当接し、そのチェーンガイド8を介してチェーン6を押圧する。
雄ねじ17と雌ねじ16は、プランジャ10をシリンダ9内に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されている。
フランジ部13の内部には、シリンダ9とプランジャ10とで囲まれる圧力室23に作動油を導入する給油通路24が形成されている。給油通路24の出口には、圧力室23から給油通路24への作動油の逆流を防止するチェックバルブ25が設けられている。
給油通路24は、フランジ部13のエンジンカバー11に対する合わせ面からフランジ部13の内部に延びる第1孔26と、フランジ部13の外周から第1孔26と交差して圧力室23に至る第2孔27とからなる。第1孔26は、エンジンカバー11の外面に開口した油孔28に連通している。また、第2孔27のフランジ部13の外周の開口は雄ねじ部品29で塞がれている。そのため、油孔28を通ってオイルポンプ(図示せず)から供給される作動油は、第1孔26、第2孔27を順に介して圧力室23内に導入される。
図3に示すように、雄ねじ部品29は、第2孔27の内周に形成した雌ねじ30にねじ込まれるねじ部29Aと、第2孔27よりも大径の頭部29Bとからなり、アルミで一体に形成されている。頭部29Bには、十字形の穴31が形成されており、この穴31にドライバを係合させて雄ねじ部品29の回転操作が可能となっている。頭部29Bとフランジ部13の間には、アルミ製の平座金32が組み込まれている。図4に示すように、ねじ部29Aの外周には接着剤33が塗布されており、この接着剤33によってねじ部29Aが雌ねじ30に固定され、雄ねじ部品29を緩める操作ができないようになっている。
次に、このチェーンテンショナ1の動作例を説明する。
エンジン作動中にチェーン6の張力が小さくなると、プランジャ10がリターンスプリング20の付勢力によって突出方向に移動し、チェーン6の弛みを吸収する。このとき、オイルポンプから供給される作動油が、給油通路24を通って圧力室23に流入するので、プランジャ10は速やかに移動する。
一方、エンジン作動中にチェーン6の張力が大きくなると、そのチェーン6の張力によって、プランジャ10が押し込み方向に移動し、チェーン6の緊張を吸収する。このとき、圧力室23内の作動油が、プランジャ10とシリンダ9の摺動面間のリーク隙間34を通って流出し、ダンパ作用が生じるので、プランジャ10はゆっくりと移動する。また、スクリュロッド18は、チェーン6の振動により、雌ねじ16と雄ねじ17の隙間の範囲内で前進と後退を繰り返しながら、プランジャ10に対して回転する。
エンジン停止時に、カムシャフト4に接続したカム(図示せず)の停止位置によってチェーン6の張力が大きくなる場合があるが、この場合、チェーン6が振動しないので、プランジャ10の雌ねじ16がスクリュロッド18の雄ねじ17で受け止められ、プランジャ10の位置が固定される。そのため、エンジンを再始動するときに、チェーン6の弛みを生じにくく、円滑なエンジン始動が可能である。
このチェーンテンショナ1は、雄ねじ部品29がエンジンカバー11の外側に位置するので、エンジンを組み立てた後に雄ねじ部品29を誤って緩めようとしてしまう可能性があるが、雄ねじ部品29が接着剤33で固定されているので、雄ねじ部品29は緩まず、第2孔27からの作動油の漏れを防止することができる。
また、このチェーンテンショナ1は、雄ねじ部品29の頭部29Bとフランジ部13との間にアルミ製の平座金32が組み込まれているので、雄ねじ部品29をねじ込んだときに、平座金32が変形して頭部29Bとフランジ部13に密着する。そのため、頭部29Bとフランジ部13の間の耐密性が高く、作動油の漏れが生じにくい。
また、このチェーンテンショナ1は、雄ねじ部品29がアルミ製なので、雄ねじ部品29を無理に緩めようとした場合に、雄ねじ部品29の頭部29Bの十字形の穴31が破損してねじ部29Aの緩みが阻止される。そのため、雄ねじ部品29の誤操作による作動油の漏れを確実に防止することができる。
雄ねじ部品29のねじ部29Aは平行ねじとしてもよいが、テーパねじとすると、ねじ部29Aの耐密性をさらに向上させることができる。
図5に、この発明の第2実施形態のチェーンテンショナ41を示す。第1実施形態に対応する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
シリンダ9の内周には、レジスタリング42を収容する収容溝43が形成され、その収容溝43に収容されたレジスタリング42が、プランジャ10の外周を弾性的に締め付けている。プランジャ10の外周には、軸方向に一定の間隔をおいて複数の円周溝44が形成されており、レジスタリング42は、その円周溝44に係合している。
各円周溝44内には、プランジャ10をシリンダ9から突出する方向に押圧したときに、レジスタリング42を拡径させてプランジャ10の移動を許容するテーパ面45と、プランジャ10をシリンダ9内に押し込む方向に押圧したときに、レジスタリング42を係止してプランジャ10の移動を制限するストッパ面46とが設けられており、エンジン停止時にチェーン6の張力が大きくなった場合に、円周溝44とレジスタリング42との係合によって、プランジャ10の押し込み方向の移動が制限されるようになっている。
このチェーンテンショナ41も、第1実施形態と同様、雄ねじ部品29が接着剤33で固定されているので、雄ねじ部品29を誤って緩めようとした場合にも雄ねじ部品29が緩まず、第2孔27からの作動油の漏れを防止することができる。
この発明の第1実施形態のチェーンテンショナを組み込んだチェーン伝導装置を示す正面図 図1のチェーンテンショナ近傍の拡大断面図 図2の雄ねじ部材近傍の拡大断面図 図3の雄ねじ部材のねじ部近傍の拡大断面図 この発明の第2実施形態のチェーンテンショナを示す拡大断面図
符号の説明
1 チェーンテンショナ
6 チェーン
9 シリンダ
10 プランジャ
11 エンジンカバー
12 テンショナ取り付け孔
13 フランジ部
16 雌ねじ
17 雄ねじ
18 スクリュロッド
19 ロッドシート
20 リターンスプリング
23 圧力室
24 給油通路
25 チェックバルブ
26 第1孔
27 第2孔
29 雄ねじ部品
29A ねじ部
29B 頭部
30 雌ねじ
32 平座金
33 接着剤
41 チェーンテンショナ
42 レジスタリング
43 収容溝
44 円周溝
45 テーパ面
46 ストッパ面

Claims (5)

  1. 一端が開口した有底筒状のシリンダ(9)をエンジンカバー(11)内に開口端を向けた姿勢でエンジンカバー(11)のテンショナ取り付け孔(12)に挿入し、そのシリンダ(9)に形成されたフランジ部(13)をエンジンカバー(11)の外面に固定し、前記シリンダ(9)内にプランジャ(10)を軸方向に摺動可能に挿入し、前記シリンダ(9)とプランジャ(10)とで囲まれた圧力室(23)内に作動油を導入する給油通路(24)を設け、その給油通路(24)の出口に作動油の逆流を防止するチェックバルブ(25)を設け、前記プランジャ(10)をシリンダ(9)から突出する方向に付勢するリターンスプリング(20)を設け、前記プランジャ(10)のシリンダ(9)からの突出端でチェーン(6)を押圧するようにしたチェーンテンショナにおいて、
    前記給油通路(24)が、前記フランジ部(13)のエンジンカバー(11)に対する合わせ面からフランジ部(13)の内部に延びる第1孔(26)と、前記フランジ部(13)の外周から前記第1孔(26)と交差して前記圧力室(23)に至る第2孔(27)とからなり、その第2孔(27)の前記フランジ部(13)の外周の開口を、第2孔(27)の内周に形成した雌ねじ(30)にねじ込んだ雄ねじ部品(29)で塞ぎ、その雄ねじ部品(29)をねじ部(29A)に塗布した接着剤(33)で固定し
    前記雄ねじ部品(29)が、前記第2孔(27)よりも大径の頭部(29B)を有し、
    前記雄ねじ部品(29)がアルミ製である
    ことを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 前記雄ねじ部品(29)の頭部(29B)と前記フランジ部(13)との間にアルミ製の平座金(32)を組み込んだ請求項に記載のチェーンテンショナ。
  3. 前記雄ねじ部品(29)のねじ部(29A)がテーパねじである請求項1または2に記載のチェーンテンショナ。
  4. 前記プランジャ(10)をシリンダ(9)内への挿入端が開口する有底筒状に形成し、そのプランジャ(10)の内周に形成した雌ねじ(16)にねじ係合する雄ねじ(17)を外周に有するスクリュロッド(18)を設け、そのスクリュロッド(18)の前記プランジャ(10)からの突出端を前記シリンダ(9)内に設けたロッドシート(19)で支持し、前記雄ねじ(17)と雌ねじ(16)は、プランジャ(10)をシリンダ(9)内に押し込む方向の力が作用したときに圧力を受ける圧力側フランクのフランク角が、遊び側フランクのフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されている請求項1からのいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  5. 前記プランジャ(10)の外周を弾性的に締め付けるレジスタリング(42)を、前記シリンダ(9)の内周に形成した収容溝(43)に収容し、そのレジスタリング(42)を、プランジャ(10)の外周に軸方向に一定の間隔をおいて形成された円周溝(44)に係合させ、その各円周溝(44)内には、前記プランジャ(10)をシリンダ(9)から突出する方向に押圧したときに、レジスタリング(42)を拡径させてプランジャ(10)の移動を許容するテーパ面(45)と、前記プランジャ(10)をシリンダ(9)内に押し込む方向に押圧したときに、レジスタリング(42)を係止してプランジャ(10)の移動を制限するストッパ面(46)とが設けられている請求項1からのいずれかに記載のチェーンテンショナ。
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