JP5561584B2 - チェーンテンショナ - Google Patents

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この発明は、自動車エンジンのカムシャフトを駆動するタイミングチェーンの張力保持に用いられるチェーンテンショナに関する。
自動車のエンジンは、一般に、クランクシャフトの回転をタイミングチェーン(以下「チェーン」という)を介してカムシャフトに伝達し、そのカムシャフトの回転により燃焼室のバルブの開閉を行なう。ここで、チェーンの張力を適正範囲に保つために、支点軸を中心として揺動可能に設けたチェーンガイドと、そのチェーンガイドを介してチェーンを押圧するチェーンテンショナとからなる張力調整装置が多く用いられる。
この張力調整装置に組み込まれるチェーンテンショナとして、一端が開放し、他端が閉じた筒状のシリンダ内にプランジャを軸方向に摺動可能に挿入し、そのプランジャをシリンダから突出する方向に付勢するリターンスプリングを設け、前記プランジャとシリンダとで囲まれた圧力室内に作動油を導入する給油通路を設け、その給油通路の圧力室側の端部に、給油通路側から圧力室側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブを設けたものが知られている(特許文献1の図1,2)。
このチェーンテンショナは、エンジン作動中にチェーンの張力が大きくなると、そのチェーンの張力によって、プランジャがシリンダ内に押し込まれる方向(以下、「押し込み方向」という)に移動し、チェーンの緊張を吸収する。このとき、圧力室内の作動油が、プランジャとシリンダの摺動面間のリーク隙間を通って流出し、その作動油の粘性抵抗によってダンパ作用が生じるので、プランジャはゆっくりと移動する。
一方、エンジン作動中にチェーンの張力が小さくなると、リターンスプリングの付勢力によって、プランジャがシリンダから突出する方向(以下、「突出方向」という)に移動し、チェーンの弛みを吸収する。このとき、チェックバルブが開いて、給油通路から圧力室に作動油が流入するので、プランジャは速やかに移動する。
また、このチェーンテンショナは、チェーンが急激に緊張したときに、チェーンが過張力になるのを防止するため、圧力室内の圧力が予め設定した圧力よりも大きくなったときに圧力室内の圧力を逃がすリリーフバルブを設けている。
具体的には、シリンダに、圧力室に連通する小径孔部と、その小径孔部に段部を介して連続する大径孔部とからなる段付き孔を設け、その大径孔部から分岐して外部に連通する排油孔を設け、前記大径孔部内に、圧力室の圧力が予め設定された圧力よりも大きくなったときに小径孔部から排油孔に作動油を逃がすリリーフバルブを組み込んでいる。
そして、このリリーフバルブは、段付き孔の段部で受け支えられる端板を一端に有するスリーブと、端板に形成された弁孔をスリーブの内側から開閉する球状の弁体と、その弁体を閉弁方向に付勢するバルブスプリングと、スリーブ内の作動油を排油孔に流出させる連通路とからなる。端板の内面には、リリーフバルブの弁体が着座するシート面が形成されている。
このチェーンテンショナは、圧力室内の圧力が予め設定された圧力よりも大きくなると、その圧力によってリリーフバルブの弁体がシート面から離反して弁孔を開放し、小径孔部から排油孔に作動油を逃がす。圧力室内の圧力が圧力室内の予め設定された圧力よりも小さくなると、バルブスプリングの付勢力によってリリーフバルブの弁体がシート面に着座して弁孔を閉鎖する。
ところで、このチェーンテンショナは、エンジン始動時にオイルポンプから圧力室に供給される作動油にエアが混入する場合があり、この場合、チェーンの張力が大きくなったときに、圧力室内に混入したエアが圧縮することによってプランジャが移動するので、チェーンテンショナのダンパ作用が低下する。
このダンパ作用の低下を防止するため、圧力室内のエアを排出する機構を設けたチェーンテンショナが知られている(特許文献2の図5,6)。このチェーンテンショナは、リリーフバルブの弁体が着座するシート面に、弁孔とスリーブの内側とを連通するエア排出溝を形成し、そのエア排出溝を介して圧力室内のエアを排出するようにしている。
特開2004−176821号公報 特開2005−180484号公報
しかし、特許文献2のようにリリーフバルブの弁体が着座するシート面にエア排出溝を設ける場合、シート面は弁孔に向かって窪んだ形状なので、シート面にエア排出溝を加工しにくい。特に、リリーフバルブの端板とスリーブが一体に形成されている場合、スリーブの中にシート面が位置するので、シート面へのエア排出溝の加工が難しかった。また、シート面にエア排出溝があると、シート面の耐久性が低下する可能性もあった。
この発明が解決しようとする課題は、エア排出溝の加工が容易なチェーンテンショナを提供することである。
上記課題を解決するため、前記大径孔部の内周と前記スリーブの外周との間に前記排油孔と連通する径方向隙間を設け、前記端板の外面に、前記弁孔と前記径方向隙間とを連通するエア排出溝を形成した。このようにすると、エア排出溝が端板の外面にあるので、シート面にエア排出溝を形成する場合よりも、エア排出溝の加工が容易である。
前記エア排出溝は複数本形成すると好ましい。このようにすると、いずれかのエア排出溝が目詰まりした場合にも、他のエア排出溝を通じてエアを排出することができるので、長期にわたって安定したエアの排出が可能である。
前記エア排出溝は、渦巻き状に延びるように形成することができる。このようにすると、エア排出溝の流路長さが長くなるので、エア排出溝での作動油の流路抵抗が大きくなり、エア排出溝を設けることによるオイル消費量の増加を抑えることができる。前記エア排出溝は丸溝またはV溝とすることができる。
ところで、エンジンが高い回転数で回転するとき、圧力室の圧力が高周波で振動し、その圧力変動にリリーフバルブの弁体が追従できずに、リリーフバルブが開放したままの状態となる可能性がある。この場合、リリーフバルブを通過する作動油の流量が多いと、チェーンテンショナのダンパ作用が低下し、プランジャの振幅が増大する。そこで、チェーンテンショナでのオイル消費量を抑えるため、前記リリーフバルブに次の構成を採用することができる。
1)前記端板を前記スリーブとは別体に形成し、その端板を前記スリーブに圧入して固定し、前記スリーブの前記端板とは反対側の端部を閉塞する閉塞板をスリーブと一体に形成し、その閉塞板に前記弁体の移動量を規制するロッドを一体に形成する。
2)前記端板を前記スリーブとは別体に形成し、その端板を前記スリーブに圧入して固定し、前記スリーブの前記端板とは反対側の端部を閉塞する閉塞板をスリーブとは別体に形成し、その閉塞板を前記スリーブに圧入して固定し、その閉塞板に前記弁体の移動量を規制するロッドを一体に形成する。
3)前記端板を前記スリーブとは別体に形成し、その端板を前記スリーブに圧入して固定し、前記スリーブの前記端板とは反対側の端部を閉塞する閉塞板をスリーブと一体に形成し、その閉塞板に貫通孔を設け、その貫通孔に前記弁体の移動量を規制するロッドを圧入して固定する。
4)前記端板を前記スリーブとは別体に形成し、その端板を前記スリーブに圧入して固定し、前記スリーブの前記端板とは反対側の端部を閉塞する閉塞板をスリーブと一体に形成し、前記スリーブ内に前記バルブスプリングを受けるスプリングシートを組み込み、そのスプリングシートに前記弁体の移動量を規制するロッドを一体に形成する。
5)前記端板を前記スリーブとは別体に形成し、その端板を前記スリーブに圧入して固定し、前記スリーブの前記端板とは反対側の端部を閉塞する閉塞板をスリーブと一体に形成し、前記弁体に、前記閉塞板に当接して弁体の移動量を規制するロッドを一体に形成する。
6)前記端板を前記スリーブと一体に形成し、前記スリーブの前記端板とは反対側の端部を閉塞するキャップを前記スリーブとは別体に形成し、そのキャップは、前記大径孔部の内周に形成された雌ねじにねじ係合するねじ部と、前記スリーブに圧入される圧入部と、前記弁体の移動量を規制するロッドとからなる。
上記の1)から6)の構成を採用すると、リリーフバルブの弁体の移動量がロッドで規制されているので、エンジンが高い回転数で回転するときにもリリーフバルブを通過する作動油の流量が抑えられ、ダンパ作用の低下が生じにくい。
なお、従来のように、リリーフバルブの弁体が着座するシート面にエア排出溝を設ける場合、そのエア排出溝の加工を可能とするには、端板とスリーブを別体に形成する必要があったが、本願発明のように、端板の外面にエア排出溝を形成する場合、上記6)のように、端板を前記スリーブと一体に形成することが可能となるので、部品の共通化につながる。
ロッドの長さは、前記弁体の移動量を0.5mm以下に規制するように設定することができる。
この発明のチェーンテンショナは、エア排出溝が端板の外面にあるので、シート面にエア排出溝を形成する場合よりもエア排出溝の加工が容易である。また、シート面にエア排出溝を形成する場合よりもシート面の耐久性が高い。
この発明の第1実施形態のチェーンテンショナを組み込んだチェーン伝動装置を示す正面図 図1のリリーフバルブ近傍の拡大断面図 図2のIII−III線に沿った断面図 図3のエア排出溝の他の例を示す断面図 (a)は図3のV−V線に沿った断面図、(b)は(a)のエア排出溝の他の例を示す断面図、(c)は(a)のエア排出溝の更に他の例を示す断面図 図2に示すリリーフバルブの他の例を示す断面図 図2に示すリリーフバルブの更に他の例を示す断面図 図2に示すリリーフバルブの更に他の例を示す断面図 図2に示すリリーフバルブの更に他の例を示す断面図 図2に示すリリーフバルブの更に他の例を示す断面図 この発明の第2実施形態のチェーンテンショナを示す拡大断面図
図1に、この発明の第1実施形態のチェーンテンショナ1を組み込んだチェーン伝動装置を示す。このチェーン伝動装置は、エンジンのクランクシャフト2に固定されたスプロケット3と、カムシャフト4に固定されたスプロケット5とがチェーン6を介して連結されており、そのチェーン6がクランクシャフト2の回転をカムシャフト4に伝達し、そのカムシャフト4の回転により燃焼室のバルブ(図示せず)の開閉を行なう。
チェーン6には、支点軸7を中心として揺動可能に支持されたチェーンガイド8が接触しており、チェーンテンショナ1は、そのチェーンガイド8を介してチェーン6を押圧している。
チェーンテンショナ1は、一端が開放し、他端が閉じた筒状のシリンダ9と、シリンダ9内に軸方向に摺動可能に挿入されたプランジャ10とを有する。シリンダ9は、ボルト11で横向きの状態にエンジンブロック(図示せず)に固定される。
プランジャ10は、シリンダ9内への挿入端が開口する有底筒状に形成されている。シリンダ9の閉端には、シリンダ9とプランジャ10とで囲まれた圧力室12に連通する給油通路13が形成されている。給油通路13は、オイルポンプ(図示せず)に接続されており、そのオイルポンプから送り出された作動油を、圧力室12内に導入するようになっている。給油通路13の圧力室12側の端部には、給油通路13側から圧力室12側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブ14が設けられている。
プランジャ10とシリンダ9の摺動面間にはリーク隙間15が形成されており、そのリーク隙間15を通って圧力室12内の作動油が流出するようになっている。
図2に示すように、シリンダ9には、その上面から下方に延びて圧力室12に至る段付き孔16が設けられている。段付き孔16は、圧力室12に連通する小径孔部16Aと、小径孔部16Aに段部17を介して連続する大径孔部16Bとからなる。大径孔部16Bの途中からは、外部に連通する排油孔18が分岐している。
大径孔部16B内には、リリーフバルブ19と止めねじ20が順に組み込まれている。止めねじ20は、大径孔部16Bの内周に形成した雌ねじ21にねじ係合している。リリーフバルブ19は、この止めねじ20の締め付けによって段付き孔16の段部17に押圧して固定されている。
リリーフバルブ19は、段付き孔16の段部17で受け支えられる端板22を一端に有するスリーブ23と、端板22に形成された弁孔24をスリーブ23の内側から開閉する球状の弁体25と、その弁体25を閉弁方向に付勢するバルブスプリング26と、スリーブ23内の作動油を排油孔18に流出させる連通路27とからなる。連通路27はスリーブ23の外周から内周に貫通して形成されている。
スリーブ23は鉄系材料で形成されている。端板22は、スリーブ23とは別体に形成され、スリーブ23に圧入して固定されている。端板22の外面は平坦に形成され、段部17に接触している。端板22の内面には、リリーフバルブ19の弁体25が着座するシート面28が形成されている。シート面28は、弁孔24に向かって窪んだ形状となっている。スリーブ23の端板22とは反対側の端部は、スリーブ23と一体に形成した閉塞板29で閉塞されている。閉塞板29には弁体25の移動量を規制するロッド30が一体に形成されている。ロッド30の長さは、弁体25の移動量を0.5mm以下に規制する長さに設定されている。
バルブスプリング26はコイルばねである。このバルブスプリング26の一端はスリーブ23の閉塞板29で支持され、他端が弁体25を押圧している。この押圧によって、弁体25は閉弁方向に付勢されている。バルブスプリング26とロッド30は同軸に配置されている。
このリリーフバルブ19は、圧力室12の圧力が予め設定された圧力よりも大きくなると、その圧力によってリリーフバルブ19の弁体25がシート面28から離反して弁孔24を開放し、小径孔部16Aから、スリーブ23の内部と連通路27とを順に通って、排油孔18に作動油を逃がす。このとき、ロッド30の先端が弁体25を受け止めて弁体25の移動量を規制し、弁孔24を通過する作動油の流量を制限する。一方、圧力室12内の圧力が予め設定された圧力よりも小さくなると、バルブスプリング26の付勢力によってリリーフバルブ19の弁体25がシート面28に着座して弁孔24を閉鎖する。
大径孔部16Bの内周とスリーブ23の外周との間には、排油孔18と連通する径方向隙間31が設けられている。また、端板22の外面には、図3に示すように、弁孔24から半径方向外方に延びて端板22の外周に至る複数本のエア排出溝32が形成され、このエア排出溝32を介して弁孔24と径方向隙間31が連通している。エア排出溝32は、図5(a)に示すように断面方形の角溝としてもよく、図5(b)に示すように断面V形のV溝としてもよく、図5(c)に示すように断面半円形の丸溝としてもよい。
図1に示すように、プランジャ10は、圧力室12内に組み込まれたリターンスプリング33でシリンダ9から突出する方向に付勢されている。リターンスプリング33は、一端がチェックバルブ14で支持され、他端がプランジャ10を押圧している。プランジャ10はシリンダ9からの突出端がチェーンガイド8に当接している。
シリンダ9の内周には、環状の収容溝34が形成され、その収容溝34内にレジスタリング35が軸方向に移動可能に収容されている。レジスタリング35は、円周の一部を欠いたリング形状であり、径方向に弾性変形可能となっている。このレジスタリング35は、プランジャ10の外周を弾性的に締め付けており、プランジャ10の外周に軸方向に一定の間隔をおいて形成された複数の円周溝36のいずれかに係合している。
各円周溝36内には、プランジャ10に突出方向の荷重が負荷されたときに、レジスタリング35を拡径させてプランジャ10の移動を許容するテーパ面37と、プランジャ10に押し込み方向の荷重が負荷されたときに、レジスタリング35を係止してプランジャ10の移動を制限するストッパ面38とが設けられている。
次に、このチェーンテンショナ1の動作例を説明する。
エンジン作動中にチェーン6の張力が大きくなると、そのチェーン6の張力によって、プランジャ10が押し込み方向に移動し、チェーン6の緊張を吸収する。このとき、リーク隙間15を通って圧力室12から流出する作動油の粘性抵抗によってダンパ力が発生するので、プランジャ10はゆっくりと移動する。
エンジン作動中にチェーン6の張力が小さくなると、リターンスプリング33の付勢力によって、プランジャ10が突出方向に移動し、チェーン6の弛みを吸収する。このとき、チェックバルブ14が開き、給油通路13から圧力室12に作動油が流入するので、プランジャ10は速やかに移動する。
ここで、チェーン6の振動により、プランジャ10が前進と後退を繰り返すとき、レジスタリング35は、収容溝34内で前後に移動する。また、チェーン6の弛みによって、プランジャ10の突出方向への移動範囲が、レジスタリング35の収容溝34内での移動可能な範囲を超えると、円周溝36内のテーパ面37がレジスタリング35を拡径させて、プランジャ10の移動を許容する。このとき、レジスタリング35は、隣の円周溝36に係合する。
また、エンジンが共振してチェーン6の張力が急激に大きくなると、リリーフバルブ19が開放して圧力室12の圧力を逃がし、チェーン6の過張力を防止する。
エンジンが高い回転数で回転するとき、圧力室12の圧力が高周波で振動し、その圧力変動にリリーフバルブ19の弁体25が追従できずに、リリーフバルブ19が開放したままの状態となる可能性がある。この場合、リリーフバルブ19を通過する作動油の流量が多いと、チェーンテンショナ1のダンパ作用が低下し、プランジャ10の振幅が増大する。しかし、このチェーンテンショナ1は、弁体25の移動量をロッド30で規制しているので、リリーフバルブ19を通過する作動油の流量が抑えられ、ダンパ作用の低下が生じにくい。
エンジン停止時に、カムシャフト4の停止位置によってチェーン6の張力が大きくなる場合があるが、この場合、レジスタリング35と円周溝36の係合により、プランジャ10の押し込み方向への移動が防止される。そのため、エンジンを再始動するときに、チェーン6の弛みを生じにくく、円滑なエンジン始動が可能である。
また、エンジンを停止すると、オイルポンプが停止して給油通路13内の作動油の油面が下がる。そのため、エンジンを再始動したときに、給油通路13を通って圧力室12に供給される作動油にエアが混入する場合があるが、この場合、圧力室12内に混入したエアは、小径孔部16A、エア排出溝32、径方向隙間31、排油孔18を順に通って外部に排出される。そのため、圧力室12内のエアによるダンパ作用の低下が生じにくい。
このチェーンテンショナ1は、エア排出溝32が端板22の外面にあるので、シート面28にエア排出溝32を形成する場合よりも、エア排出溝32の加工が容易である。また、シート面28にエア排出溝32を形成する場合よりもシート面28の耐久性が高い。
また、このチェーンテンショナ1は、エア排出溝32が複数本あるので、いずれかのエア排出溝32が目詰まりした場合にも、他のエア排出溝32を通じてエアを排出することができる。そのため、長期にわたって安定したエアの排出が可能である。
上記実施形態では、エア排出溝32を半径方向外方に延びるように形成したが、エア排出溝32は、図4に示すように、渦巻き状に延びるように形成してもよい。このようにすると、エア排出溝32の流路長さが長くなるので、エア排出溝32での作動油の流路抵抗が大きくなり、エア排出溝32を設けることによるチェーンテンショナ1でのオイル消費量の増加を抑えることができる。この場合も、エア排出溝32は、角溝、丸溝、V溝などを採用することができる。
また、上記実施形態では、スリーブ23と閉塞板29を一体に形成したが、図6に示すように、閉塞板29をスリーブ23とは別体に形成し、その閉塞板29をスリーブ23に圧入して固定し、その閉塞板29に弁体25の移動量を規制するロッド30を一体に形成してもよい。このようにすると、ロッド30の形成が容易となる。この場合、ロッド30の材質として鉄系材料を使用してもよいが、樹脂材料を使用すると、射出成形でロッド30を形成することができるので低コストである。
また、図7に示すように、スリーブ23と一体に形成した閉塞板29に貫通孔39を設け、その貫通孔39に弁体25の移動量を規制するロッド30を圧入して固定しても、ロッド30の形成が容易となる。この場合も、ロッド30の材質として樹脂材料を使用すると、射出成形でロッド30を形成することができるので低コストである。
また、図8に示すように、閉塞板29とスリーブ23を一体に形成し、スリーブ23内にバルブスプリング26を受けるスプリングシート40を組み込み、そのスプリングシート40に弁体25の移動量を規制するロッド30を一体に形成してもよい。このようにすると、従来のリリーフバルブのスリーブ23をそのまま利用することができるので、低コストである。
また、図9に示すように、弁体25に、閉塞板29に当接して弁体25の移動量を規制するロッド30を一体に形成してもよい。ここで、弁体25は、端板22のシート面28に接触・離反する半球部25Aと、その半球部25Aに連続するロッド30とからなる。半球部25Aの直径はロッド30の直径よりも大きくなっており、半球部25Aのロッド30側の端面でバルブスプリング26の一端を受けるようになっている。このようにしても、従来のリリーフバルブのスリーブ23をそのまま利用することができるので、低コストである。
また、図10に示すように、端板22をスリーブ23と一体に形成し、スリーブ23の端板22とは反対側の端部を閉塞するキャップ41をスリーブ23とは別体に形成してもよい。ここで、キャップ41は、大径孔部16Bの内周に形成された雌ねじ21にねじ係合するねじ部42と、スリーブ23に圧入される圧入部43と、弁体25の移動量を規制するロッド30とからなる。このようにすると、止めねじ20が不要となる。また、このリリーフバルブ19を組み付けたときに、ねじ部42と雌ねじ21の係合によりスリーブ23の中心が大径孔部16Bの中心に位置決めされるので、大径孔部16Bの内周とスリーブ23の外周との間の径方向隙間31を安定して形成することができる。また、止めねじ20が不要となる分、部品点数が減るので、組み立ての作業性が向上する。
図11に、この発明の第2実施形態のチェーンテンショナ51を示す。第1実施形態に対応する部分は、同一の符号を付して説明を省略する。
プランジャ10は、シリンダ9内への挿入端が開口する有底筒状に形成されており、その内周に雌ねじ52が形成されている。プランジャ10内には、雌ねじ52にねじ係合する雄ねじ53を外周に有するスクリュロッド54が組み込まれている。スクリュロッド54は、一端がプランジャ10から突出しており、その突出端が、シリンダ9内に設けられたロッドシート55に当接している。
雄ねじ53と雌ねじ52は、プランジャ10をシリンダ9内に押し込む方向の荷重が負荷されたときに圧力を受ける圧力側フランク56のフランク角が、遊び側フランク57のフランク角よりも大きい鋸歯状に形成されている。
シリンダ9とプランジャ10とで囲まれた圧力室12内には、リターンスプリング33が組み込まれている。リターンスプリング33は、一端がスクリュロッド54で支持され、他端がスプリングシート58を介してプランジャ10を押圧しており、その押圧によって、プランジャ10をシリンダ9から突出する方向に付勢している。
シリンダ9には、第1実施形態と同様、上面から圧力室12に至る段付き孔16が設けられている。段付き孔16の大径孔部16B内には、第1実施形態と同様のリリーフバルブ19が組み込まれている。大径孔部16Bの内周とスリーブ23の外周との間には、排油孔18と連通する径方向隙間31が設けられている。また、端板22の外面にはエア排出溝32が形成されている。
このチェーンテンショナ51の動作例を説明する。
エンジン作動中にチェーン6の張力が大きくなると、そのチェーン6の張力によって、プランジャ10が押し込み方向に移動し、チェーン6の緊張を吸収する。このとき、スクリュロッド54は、チェーン6の振動により、雌ねじ52と雄ねじ53の間の軸方向隙間の範囲内で前進と後退を繰り返しながら、プランジャ10に対して回転する。また、リーク隙間15を通って圧力室12から流出する作動油の粘性抵抗によってダンパ力が発生するので、プランジャ10はゆっくりと移動する。
エンジン作動中にチェーン6の張力が小さくなると、リターンスプリング33の付勢力によって、プランジャ10が突出方向に移動し、チェーン6の弛みを吸収する。このとき、チェックバルブ14が開き、給油通路13から圧力室12にエンジンオイルが流入するので、プランジャ10は速やかに移動する。
また、エンジンが共振してチェーン6の張力が急激に大きくなると、リリーフバルブ19が開放して圧力室12の圧力を逃がし、チェーン6の過張力を防止する。
エンジン停止時に、カムシャフト4の停止位置によってチェーン6の張力が大きくなる場合があるが、この場合、チェーン6が振動しないので、プランジャ10の雌ねじ52がスクリュロッド54の雄ねじ53で受け止められ、プランジャ10の押し込み方向への移動が防止される。そのため、エンジンを再始動するときに、チェーン6の弛みを生じにくく、円滑なエンジン始動が可能である。
また、エンジンを停止すると、オイルポンプが停止して給油通路13内の作動油の油面が下がる。そのため、エンジンを再始動したときに、給油通路13を通って圧力室12に供給される作動油にエアが混入する場合があるが、この場合、圧力室12内に混入したエアは、小径孔部16A、エア排出溝32、径方向隙間31、排油孔18を順に通って外部に排出される。そのため、圧力室12内のエアによるダンパ作用の低下が生じにくい。
このチェーンテンショナ51は、第1実施形態と同様、エア排出溝32が端板22の外面にあるので、エア排出溝32の加工が容易であり、シート面28の耐久性も高い。その他の効果も第1実施形態と同様である。
1 チェーンテンショナ
9 シリンダ
10 プランジャ
12 圧力室
13 給油通路
14 チェックバルブ
16 段付き孔
16A 小径孔部
16B 大径孔部
17 段部
18 排油孔
19 リリーフバルブ
21 雌ねじ
22 端板
23 スリーブ
24 弁孔
25 弁体
26 バルブスプリング
27 連通路
29 閉塞板
30 ロッド
31 径方向隙間
32 エア排出溝
33 リターンスプリング
39 貫通孔
40 スプリングシート
41 キャップ
42 ねじ部
43 圧入部
51 チェーンテンショナ

Claims (11)

  1. 一端が開放し、他端が閉じた筒状のシリンダ(9)内にプランジャ(10)を軸方向に摺動可能に挿入し、そのプランジャ(10)をシリンダ(9)から突出する方向に付勢するリターンスプリング(33)を設け、前記プランジャ(10)とシリンダ(9)とで囲まれた圧力室(12)内に作動油を導入する給油通路(13)を設け、その給油通路(13)の圧力室(12)側の端部に、給油通路(13)側から圧力室(12)側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブ(14)を設け、前記シリンダ(9)に、前記圧力室(12)に連通する小径孔部(16A)と、その小径孔部(16A)に段部(17)を介して連続する大径孔部(16B)とからなる段付き孔(16)を設け、前記大径孔部(16B)と小径孔部(16A)は、大径孔部(16B)が小径孔部(16A)に対して前記圧力室(12)から遠い側となる向きに設けられ、その大径孔部(16B)から分岐して外部に連通する排油孔(18)を設け、前記大径孔部(16B)内に、前記圧力室(12)の圧力が予め設定された圧力よりも大きくなったときに前記小径孔部(16A)から前記排油孔(18)に作動油を逃がすリリーフバルブ(19)を組み込み、そのリリーフバルブ(19)は、前記段付き孔(16)の段部(17)で受け支えられる端板(22)を一端に有するスリーブ(23)と、前記端板(22)に形成された弁孔(24)をスリーブ(23)の内側から開閉する弁体(25)と、その弁体(25)を閉弁方向に付勢するバルブスプリング(26)と、前記スリーブ(23)内の作動油を前記排油孔(18)に流出させるようにスリーブ(23)の内周から外周に貫通して形成された連通路(27)とからなるチェーンテンショナにおいて、
    前記大径孔部(16B)の内周と前記スリーブ(23)の外周との間に前記排油孔(18)と連通する径方向隙間(31)を設け、前記端板(22)の外面に、前記弁孔(24)と前記径方向隙間(31)とを連通するエア排出溝(32)を形成し
    前記リリーフバルブ(19)は、前記大径孔部(16B)の内周に形成した雌ねじ(21)にねじ係合する止めねじ(20)の締め付けによって前記段付き孔(16)の前記段部(17)に押圧して固定されており、そのリリーフバルブ(19)の前記段部(17)に対する接触面に前記エア排出溝(32)が設けられている、
    ことを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 前記エア排出溝(32)を複数本形成した請求項1に記載のチェーンテンショナ。
  3. 前記エア排出溝(32)を渦巻き状に延びるように形成した請求項1または2に記載のチェーンテンショナ。
  4. 前記エア排出溝(32)が丸溝またはV溝である請求項1から3のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  5. 前記端板(22)を前記スリーブ(23)とは別体に形成し、その端板(22)を前記スリーブ(23)に圧入して固定し、前記スリーブ(23)の前記端板(22)とは反対側の端部を閉塞する閉塞板(29)をスリーブ(23)と一体に形成し、その閉塞板(29)に前記弁体(25)の移動量を規制するロッド(30)を一体に形成した請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  6. 前記端板(22)を前記スリーブ(23)とは別体に形成し、その端板(22)を前記スリーブ(23)に圧入して固定し、前記スリーブ(23)の前記端板(22)とは反対側の端部を閉塞する閉塞板(29)をスリーブ(23)とは別体に形成し、その閉塞板(29)を前記スリーブ(23)に圧入して固定し、その閉塞板(29)に前記弁体(25)の移動量を規制するロッド(30)を一体に形成した請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  7. 前記端板(22)を前記スリーブ(23)とは別体に形成し、その端板(22)を前記スリーブ(23)に圧入して固定し、前記スリーブ(23)の前記端板(22)とは反対側の端部を閉塞する閉塞板(29)をスリーブ(23)と一体に形成し、その閉塞板(29)に貫通孔(39)を設け、その貫通孔(39)に前記弁体(25)の移動量を規制するロッド(30)を圧入して固定した請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  8. 前記端板(22)を前記スリーブ(23)とは別体に形成し、その端板(22)を前記スリーブ(23)に圧入して固定し、前記スリーブ(23)の前記端板(22)とは反対側の端部を閉塞する閉塞板(29)をスリーブ(23)と一体に形成し、前記スリーブ(23)内に前記バルブスプリング(26)を受けるスプリングシート(40)を組み込み、そのスプリングシート(40)に前記弁体(25)の移動量を規制するロッド(30)を一体に形成した請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  9. 前記端板(22)を前記スリーブ(23)とは別体に形成し、その端板(22)を前記スリーブ(23)に圧入して固定し、前記スリーブ(23)の前記端板(22)とは反対側の端部を閉塞する閉塞板(29)をスリーブ(23)と一体に形成し、前記弁体(25)に、前記閉塞板(29)に当接して弁体(25)の移動量を規制するロッド(30)を一体に形成した請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  10. 前記端板(22)を前記スリーブ(23)と一体に形成し、前記スリーブ(23)の前記端板(22)とは反対側の端部を閉塞するキャップ(41)を前記スリーブ(23)とは別体に形成し、そのキャップ(41)は、前記大径孔部(16B)の内周に形成された雌ねじ(21)にねじ係合するねじ部(42)と、前記スリーブ(23)に圧入される圧入部(43)と、前記弁体(25)の移動量を規制するロッド(30)とからなる請求項1から4のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
  11. 前記ロッド(30)の長さを、前記弁体(25)の移動量を0.5mm以下に規制するように設定した請求項5から10のいずれかに記載のチェーンテンショナ。
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