JP5149095B2 - 静電霧化装置およびそれを用いる空気調和機 - Google Patents

静電霧化装置およびそれを用いる空気調和機 Download PDF

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Description

本発明は、静電霧化装置に関し、特に空気調和機で、脱臭目的で好適に用いられるものに関する。
霧化電極(放電電極)と対向電極との間に高電圧を印加して放電させることで、霧化電極に供給された水にレイリー分裂を生じさせて霧化させることでナノメーターサイズの帯電微粒子(ナノサイズミスト)を生成する静電霧化装置は、本願出願人による特許文献1のように、ドライヤーに搭載され、好評が得られている。そこで、この静電霧化装置の様々な用途での使用が検討されている。中でも、前記帯電微粒子は、OHラジカルを含んでいるとともに長寿命であって、空気中への拡散を大量に行うことができることから、壁面、衣服、カーテンなどに付着した悪臭成分などに効果的に作用して脱臭に有効である。このため、該静電霧化装置を空気調和機に用い、脱臭を行わせることが検討されている。特に、狭い空間で使用される車両用途で好適である。
特開2008−73291号公報
しかしながら、このような用途では、ドライヤーでは問題にならなかったことが問題となる。その問題とは、ドライヤーで有効な初期の水滴の無い状態でのマイナスイオン放電が、前記脱臭には効果がないということである。ここで、効果が無くても、前記霧化電極に水が供給され、静電霧化放電が開始されるまでの過渡段階として行うことが考えられるが、マイナスイオン放電は霧化電極にダメージを与えてしまう。このため、前記ドライヤーに比べて極めて長時間使用される空気調和機では、前記霧化電極の損耗が機器の寿命を左右する問題となる。また、速く静電霧化放電を開始させ、前記脱臭の効果を得たいという要望がある。
本発明の目的は、マイナスイオン放電を抑えることができる静電霧化装置およびそれを用いる空気調和機を提供することである。
本発明の静電霧化装置は、霧化電極と、前記霧化電極に水を供給する水供給手段と、前記霧化電極に高電圧を印加する高圧電源回路とを備え、前記霧化電極に供給された水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させる静電霧化装置において、前記静電霧化の伴わないマイナスイオン放電となっていることを検出する放電検出手段と、前記放電検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、前記霧化電極で発生する電界強度を、該マイナスイオン放電が検出されなくなるまで繰返し低下させる制御手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、霧化電極に水供給手段から水を供給しつつ、高圧電源回路から高電圧を印加することで、前記水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させて帯電微粒子水を生成する静電霧化装置において、マイナスイオン放電の検出手段を設け、霧化電極に付着した水滴のテーラーコーンと、対極(対向電極や、当該静電霧化装置を収納するハウジング等のGNDや、霧化電極と反対の極性を有するもの)との間で放電を行う静電霧化放電の前段階などで、静電霧化を伴わず、前記霧化電極と対極との間で直接放電を行ってしまうマイナスイオン放電となっていることを検出すると、制御手段が、前記高圧電源回路を制御して、前記霧化電極に印加される電圧を低下させることで、或いは対極を前記霧化電極から離すことで、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させる。
したがって、該静電霧化装置が空気調和機などで脱臭目的で用いられる際には不要であり、前記霧化電極にダメージを与えるマイナスイオン放電の発生を抑えることができる。
また、本発明の静電霧化装置では、前記制御手段は、前記高圧電源回路による前記高電圧の印加開始の制御を行うとともに、その高電圧の印加開始時点から予め定める第1の時間だけ、前記水供給手段に水の供給を停止させ、さらに前記第1の時間経過後に、前記放電検出手段による検出動作を行わせることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記制御手段が、前記高圧電源回路による前記高電圧の印加開始タイミングの制御および前記水供給手段による水の供給の制御を行うとともに、前記検出手段の検出タイミングの制御を行うようにし、高電圧の印加を開始してから、予め定める第1の時間だけ、前記水供給手段に水の供給を停止させることで、高温多湿の環境で、使用開始前に前記霧化電極に水分が付着していたり、前回の使用終了時点からの経過時間が短く、前回使用時の水分が前記霧化電極に残っていたりしても、その水分を前記第1の時間内に蒸散させることができ、その後に、前記放電検出手段によってマイナスイオン放電であるか否かを判定させる。
したがって、静電霧化放電の起る可能性のある状況では、マイナスイオン放電であるか否かの検出動作を休止させ、マイナスイオン放電を確実に検出することができる。前記第1の時間は、前述のように霧化電極に水分が付着していても、それが蒸散するのに充分な時間であり、5秒〜30秒程度である。
さらにまた、本発明の静電霧化装置では、前記制御手段は、前記検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、予め定める第2の時間経過後に、再度前記検出手段に検出動作を行わせ、マイナスイオン放電が検出された場合に前記霧化電極で発生する電界強度を低下させることを特徴とする。
上記の構成によれば、マイナスイオン放電であるか否かを、前回の判定から第2の時間、たとえば1分だけ経過した後に、再判定するので、前記第1の時間を、たとえば前記の5秒程度にまで短くして、霧化電極に水分が付着した状態で誤判定を行ってしまっても、前記第2の時間が経過する間に、前記水分が蒸散するので、正確な判定を行うことができる。
したがって、最初にマイナスイオン放電でないと判定するまでの第1の時間を比較的短く設定することができ、静電霧化放電に速やかに切り替わることができる。
また、本発明の静電霧化装置では、前記水供給手段は、前記霧化電極の基端に設けられるペルチェ素子であることを特徴とする。
上記の構成によれば、ペルチェ素子による前記霧化電極の冷却によって、該霧化電極に付着する水を霧化のために使用する。
したがって、前記ペルチェ素子の立上がりは速く、たとえば5秒で前記霧化電極に結露水を付着させることができ、前記のような水の供給開始および停止に対して、良好な応答性を得ることができ、好適である。
さらにまた、本発明の静電霧化装置では、前記高圧電源回路による印加電圧は複数のレベルが設定され、前記制御手段は、前記検出手段で検出された放電電流値に応じて、前記高圧電源回路の出力電圧を調整することを特徴とする。
上記の構成によれば、前記マイナスイオン放電時には、霧化電極に印加される電圧が高くなる程、放電電流値は大きくなる。このため、マイナスイオン放電している電流値に応じて、電圧を下げる値を設定すれば、つまり電流値が大きい場合には電圧を下げる幅を大きく、小さい場合には小さくすることで、効率良く、マイナスイオン放電から脱することができる。
したがって、高圧電源回路の出力電圧を段階的に複数のレベルに調整可能とし、制御手段が、前記マイナスイオン放電が検出されなくなるまで、放電電流値に応じて前記高圧電源回路の出力電圧を低下させ、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させることで、速やかにマイナスイオン放電を防止し、かつ以後はマイナスイオン放電が発生しないぎりぎりの電圧を与え、静電霧化を安定して行わせることができる。
また、本発明の静電霧化装置では、前記制御手段は、前記高圧電源回路を一旦OFFさせた後に、前記印加電圧を低下させることを特徴とする。
上記の構成によれば、高圧電源回路に霧化電極への印加電圧を低下させる際、制御手段は、前記高圧電源回路をOFF/ONさせる。
したがって、マイナスイオン放電の状態を強制的に一旦解除し、マイナスイオン放電を継続させず、霧化電極へのダメージを抑えるとともに、マイナスイオン放電を起こさせずに、静電霧化放電を安定して行わせられるように高い電圧を印加することができる。
さらにまた、本発明の静電霧化装置では、前記制御手段は、前記高圧電源回路による印加電圧を低下させることで、前記検出手段によってマイナスイオン放電が検出されなくなった後、さらに印加電圧を予め定めるレベルだけ低下させることを特徴とする。
上記の構成によれば、マイナスイオン放電を解消した後の印加電圧は不安定状態であり、放電しなくなった電圧値より予め定めるレベル、たとえば2〜5%をさらに低下させることで、確実にマイナスイオン放電しないようにすることができ、安定して静電霧化を行うことができる。
また、本発明の静電霧化装置では、前記霧化電極への印加電圧を検出する電圧検出手段に、記憶手段をさらに備え、前記制御手段は、前記放電検出手段でマイナスイオン放電が検出されなくなった時点での電圧検出手段の検出結果を前記記憶手段に記憶させ、次回立ち上げ時には、前記記憶手段に記憶された電圧値を前記高圧電源回路に印加させることを特徴とする。
上記の構成によれば、次回立ち上げ時に前回動作時のマイナスイオン放電の電圧値を用いることで、マイナスイオン放電を防止することができる最適印加電圧に調整を行う時間を短縮でき、速やかに静電霧化を開始することができる。
さらにまた、本発明の空気調和機は、前記の静電霧化装置を用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、長寿命な空気調和機を実現することができる。
本発明の静電霧化装置は、以上のように、霧化電極に水供給手段から水を供給しつつ、高圧電源回路から高電圧を印加することで、前記水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させて帯電微粒子水を生成する静電霧化装置において、マイナスイオン放電の検出手段を設け、静電霧化を伴わず、前記霧化電極と対極との間で直接放電を行ってしまうマイナスイオン放電となっていることを検出すると、制御手段が、前記高圧電源回路を制御して、前記霧化電極に印加される電圧を低下させることで、或いは前記霧化電極から対極を離すことで、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させる。
それゆえ、該静電霧化装置が空気調和機などで脱臭目的で用いられる際には不要であり、前記霧化電極にダメージを与えるマイナスイオン放電の発生を抑えることができる。
また、本発明の静電霧化装置は、以上のように、前記制御手段が、前記高圧電源回路による前記高電圧の印加開始タイミングの制御および前記水供給手段による水の供給の制御を行うとともに、前記検出手段の検出タイミングの制御を行うようにし、高電圧の印加を開始してから、予め定める第1の時間だけ、前記水供給手段に水の供給を停止させ、その後に、前記放電検出手段によってマイナスイオン放電であるか否かを判定させる。
それゆえ、静電霧化放電の起る可能性のある状況では、マイナスイオン放電であるか否かの検出動作を休止させ、マイナスイオン放電を確実に検出することができる。
さらにまた、本発明の静電霧化装置は、以上のように、マイナスイオン放電であるか否かを、前回の判定から第2の時間だけ経過した後に再判定する。
それゆえ、前記第1の時間を短くして、霧化電極に水分が付着した状態で誤判定を行ってしまっても、前記第2の時間が経過する間に、前記水分が蒸散するので、正確な判定を行うことができ、これによって最初にマイナスイオン放電でないと判定するまでの第1の時間を比較的短く設定することができ、静電霧化放電に速やかに切り替わることができる。
また、本発明の静電霧化装置は、以上のように、前記水供給手段として、立上がりが速いペルチェ素子を用い、該ペルチェ素子で前記霧化電極を冷却することで発生した結露水を霧化に用いる。
それゆえ、水の供給制御を良好な応答性で行うことができる。
さらにまた、本発明の静電霧化装置は、以上のように、高圧電源回路の出力電圧を段階的に複数のレベルに調整可能とし、制御手段が、前記マイナスイオン放電が検出されなくなるまで、放電電流値に応じて前記高圧電源回路の出力電圧を低下させ、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させる。
それゆえ、速やかにマイナスイオン放電を防止し、かつ以後はマイナスイオン放電が発生しないぎりぎりの電圧を与え、静電霧化を安定して行わせることができる。
また、本発明の静電霧化装置は、以上のように、高圧電源回路に霧化電極への印加電圧を低下させる際、制御手段は、前記高圧電源回路をOFF/ONさせる。
それゆえ、マイナスイオン放電の状態を強制的に一旦解除し、マイナスイオン放電を継続させず、霧化電極へのダメージを抑えるとともに、マイナスイオン放電を起こさせずに、静電霧化放電を安定して行わせられるように高い電圧を印加することができる。
さらにまた、本発明の静電霧化装置は、以上のように、マイナスイオン放電を解消した後の印加電圧は不安定状態であるので、放電しなくなった電圧値より予め定めるレベル、たとえば2〜5%をさらに低下させる。
それゆえ、確実にマイナスイオン放電しないようにすることができ、安定して静電霧化を行うことができる。
また、本発明の静電霧化装置は、以上のように、次回立ち上げ時に前回動作時のマイナスイオン放電の電圧値を用いる。
それゆえ、マイナスイオン放電を防止することができる最適印加電圧に調整を行う時間を短縮でき、速やかに静電霧化を開始することができる。
さらにまた、本発明の空気調和機は、以上のように、前記の静電霧化装置を用いる。
それゆえ、長寿命な空気調和機を実現することができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の第1の形態に係る静電霧化装置1の電気的構成を示すブロック図である。この静電霧化装置1は、霧化ブロック2と、高圧電源回路3と、ペルチェ用電源回路4と、放電電流検出回路5と、高圧電源電圧検出回路6と、制御マイコン7とを備えて構成される。この静電霧化装置1は、空気清浄機のフィルタの下流側に設けられ、イオン風で該静電霧化装置1から飛び出した帯電微粒子(ナノサイズミスト)は、前記空気清浄機の空気流に載って室内に拡散される。
前記霧化ブロック2は、柱11の先端に球体12を有する霧化電極13と、前記霧化電極13に対向する対向電極14と、前記霧化電極13の基端を冷却するペルチェ素子15とを備えて構成される。前記ペルチェ用電源回路4は、DC/DCコンバータ16を備えて構成され、このDC/DCコンバータ16が前記ペルチェ素子15に冷却用の電源を供給することで、前記霧化電極13が冷却されて、その表面に周囲の水蒸気が付着し、結露水が得られる。こうして、前記ペルチェ用電源回路4にペルチェ素子15は、水供給手段を構成する。
前記制御マイコン7は、前記ペルチェ用電源回路4に冷却制御信号を与えて、後述するように一定量の水が得られるように制御しつつ、高圧電源回路3にON/OFF信号および放電電圧調整信号を与えて、霧化電極13に所定の高電圧を印加させ、該霧化電極13と対向電極14との間に静電霧化放電を行わせ、前記帯電微粒子(ナノサイズミスト)を発生させる。その放電による結果は、対向電極14を流れる放電電流が放電電流検出回路5で検出され、前記霧化電極13に印加される高電圧は、高圧電源電圧検出回路6で検出されて、それぞれ前記制御マイコン7に帰還され、前記ペルチェ用電源回路4や高圧電源回路3の制御に反映され、静電霧化放電で、一定量の帯電微粒子(ナノサイズミスト)が生成されるように制御が行われる。
前記放電電流検出回路5は、対向電極14から高圧電源回路3に帰還する放電電流を検出するものであり、たとえば電流経路に直列に介在される電流電圧変換抵抗に、その電流電圧変換抵抗で得られた電圧を増幅するアンプなどを備えて構成される。なお、前記対向電極14が設けられていない場合には、この放電電流検出回路5は、参照符号5aで示すように、高圧電源回路3から霧化電極13へ流れる放電電流を検出するようにすればよい。
上述のように構成される静電霧化装置1において、注目すべきは、本実施の形態では、前記制御マイコン7は、前記静電霧化の伴わないマイナスイオン放電となっていることを検出すると、前記高圧電源回路3への放電電圧調整信号を変化して、該高圧電源回路3から霧化電極13へ印加される電圧を低下させることで、前記霧化電極13で発生する電界強度を低下させ、マイナスイオン放電を停止させることである。
図2は、その制御マイコン7の制御動作を説明するためのフローチャートである。ステップS1で高圧電源回路3から霧化電極13へ高電圧の印加を開始させるが、ペルチェ用電源回路4は停止させたままであり、ステップS2でその時間がカウントされて予め定める第1の時間が経過するまで待機し、経過するとステップS3に移る。前記第1の時間は、前記高圧電源回路3から霧化電極13への印加電圧が、初期の0Vから、所定の目標電圧に達するまでの時間以降であることが望ましい。また高圧が安定状態である時間にすることがさらに好ましい。さらに、前記第1の時間は、霧化電極13に水分が付着していても、それが蒸散するのに充分な時間に選ばれ、上記の条件から、5秒〜30秒程度に選ばれる。
ステップS3では、前記放電電流検出回路5で検出される放電電流が予め定める閾値以上、すなわち放電が生じているか否かが判断され、閾値以上である場合、すなわち放電が生じている場合には、マイナスイオン放電であるので、ステップS4およびステップS5で、図3で示すように、前記の霧化電極13への印加電圧を、前記閾値以上の放電電流が検出されなくなるまで繰返し低下させるマイナスイオン放電の防止制御を行った後、ステップS6の静電霧化制御に移り、閾値未満である場合、すなわち放電が生じていない場合には直接ステップS6に移る。したがって、前記ステップS2で、霧化電極13が乾燥するのに充分な時間が経過してから、ステップS3で閾値以上の放電電流が検出されると、マイナスイオン放電であるので、制御マイコン7および放電電流検出回路5は、放電検出手段を構成する。
前記静電霧化制御では、ペルチェ用電源回路4を動作させ、前述のように一定量の水が霧化電極13に供給されるようにする。具体的には、高圧の印加電圧が、たとえば−5kVで一定であれば、放電電流検出回路5で検出される放電電流値が高くなる程、水の量も多くなるという比例関係がある。このことから、放電電流信号が一定値になるように、ペルチェ用電源回路4への冷却制御信号を制御すれば、前記霧化電極13に一定量の水を供給することができる。
このように構成することで、該静電霧化装置1が空気調和機などで脱臭目的で用いられる際には不要であり、前記霧化電極13にダメージを与えるマイナスイオン放電が検出されると、制御マイコン7はそのマイナスイオン放電の停止制御を行うので、長時間使用される前記空気調和機で、前記霧化電極13の損耗を抑え、機器寿命を延ばすことができる。また、速やかに静電霧化放電を開始させ、脱臭効果を得ることができる。
ここで、前述のドライヤーのように、しばらくマイナスイオン放電を行ってから、水を供給することで静電霧化放電に移らせることは、制御的に容易であるが、本実施の形態のようにマイナスイオン放電を行わせずに、静電霧化放電を行わせようとすると、単純に充分な水が供給されるまで待ってから放電をさせればよいというものではなく、制御が困難である。具体的には、前記ドライヤーの霧化電極は図4で示すように、球体101に尖鋭な突起102が形成されて構成されている。そして、先ずこの突起102と対向電極103との間に電界が集中して前記マイナスイオン放電が開始され、参照符号104で示すように前記突起102が水(テーラーコーン)で覆われると、静電霧化放電に切り替わり、水が増える(テーラーコーンが長くなる)程、低い電圧で静電霧化放電が行われ、または同じ電圧を印加していれば、水が増える(テーラーコーンが長くなる)程、放電電流値が大きくなる。このため、帯電微粒子(ナノサイズミスト)の量を一定に保つには、放電電流を制御する必要がある。
しかしながら、静電霧化放電だけを行わせる用途では、霧化電極13は、図1で示すように球体12のみで形成され、たとえば既定の放電電圧よりも低い電流で放電電流が流れても、それが、水が増えて(テーラーコーンが長くなって)放電電流が流れるようになった、すなわち静電霧化放電が行われているのか、霧化電極にゴミが付着して放電電流が流れているのか、すなわちマイナスイオン放電が行われているのかが不明になり、制御が行えないという問題もある。
そこで上述のように、前記制御マイコン7が、前記高圧電源回路3による高電圧の印加開始のタイミングの制御を行うとともに、その高電圧の印加開始時点から第1の時間だけ、ペルチェ用電源回路4に水の供給を停止させることで、高温多湿の環境で、使用開始前に霧化電極13に水分が付着していたり、前回の使用終了時点からの経過時間が短く、前回使用時の水分が前記霧化電極13に残っていたりしても、その水分を前記第1の時間内に蒸散させることができ、その後に、前記放電電流検出回路5を用いてマイナスイオン放電の検出動作を行うので、静電霧化放電の起る可能性のある状況では、マイナスイオン放電であるか否かの検出動作を休止し、マイナスイオン放電を確実に検出することができる。したがって、この後、前述のように印加電圧を低下させてマイナスイオン放電を停止させた後に、水の供給を開始することで、放電電流が流れると、制御マイコン7は静電霧化放電が開始したものと判定し、前述のような放電電流から水の供給量を判定し、ペルチェ用電源回路4を制御する。
さらにまた、前記水供給手段として、ペルチェ素子15による熱交換器を用いるので、該ペルチェ素子15の立上がりは速く、たとえば5秒で前記霧化電極13に結露水を付着させることができ、前記のような水の供給開始および停止に対して、良好な応答性を得ることができ、好適である。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の第2の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態の静電霧化装置には、前述の図1で示す静電霧化装置の構成を用いることができ、前記制御マイコン7の動作が、前述の図2とこの図5とで異なるだけである。この図4において、図2に類似し、対応する処理には同一のステップ番号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、本実施の形態では、前記ステップS2で第1の時間だけ水の供給を停止して待機した後、ステップS3で閾値以上の放電電流が検出されると、直ちにマイナスイオン放電と判定せずに、予め定める第2の時間が経過するまでは再び前記ステップS3に戻り、前記第2の時間が経過した時点で、マイナスイオン放電と判定することである。
このように構成することで、マイナスイオン放電であるか否かを、前回の判定から第2の時間、たとえば1分だけ経過した後に、再判定するので、前記第1の時間を、たとえば前記の5秒程度にまで短くして、霧化電極13に水分が付着した状態で誤判定を行ってしまっても、前記第2の時間が経過する間に、前記水分が蒸散するので、2回目で正確な判定を行うことができる。こうして、最初にマイナスイオン放電でないと判定するまでの第1の時間を比較的短く設定することができ、静電霧化放電に速やかに切り替わることができる。
[実施の形態3]
図6は、本発明の実施の第3の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するためのフローチャートである。本実施の形態の静電霧化装置にも、前述の図1で示す静電霧化装置の構成を用いることができ、前記制御マイコン7の動作が、前述の図2とこの図6とで異なるだけである。注目すべきは、本実施の形態では、ステップS23で前記第1の時間だけ水の供給を停止してマイナスイオン放電であるか否かの判定を行い、マイナスイオン放電である場合に行われる前記ステップS4でのマイナスイオン放電の防止制御が、可変量で行われることである。具体的には、前記ステップS23で検出された放電電流が、ステップS41で、予め定める閾値Aと比較され、閾値A未満である場合にはステップS42で比較的小さい電圧低下量Δ1だけ、霧化電極13への印加電圧が低下され、閾値A以上である場合にはステップS43で比較的大きい電圧低下量Δ2だけ、霧化電極13への印加電圧が低下された後、前記ステップS5でのマイナスイオン放電が継続しているか否かの判定に移る。
ここで、前記マイナスイオン放電時には、霧化電極13に印加される電圧が高くなる程、放電電流値は大きくなる。このため、高圧電源回路3から霧化電極13へ印加される電圧の低下量に複数の電圧低下量Δ1,Δ2を設定し、マイナスイオン放電している電流値に応じて、電流値が大きい場合には電圧を下げる幅を大きく(Δ2)、小さい場合には小さく(Δ1)することで、速やかにマイナスイオン放電を防止し、かつ以後はマイナスイオン放電が発生しないぎりぎりの電圧を与え、静電霧化を安定して行わせることができる。
[実施の形態4]
図7は、本発明の実施の第4の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するための波形図である。本実施の形態の静電霧化装置にも、前述の図1で示す静電霧化装置の構成を用いることができ、前記制御マイコン7の動作が異なるだけである。注目すべきは、本実施の形態では、前記制御マイコン7は、前記高圧電源回路3から霧化電極13への印加電圧を低下させるにあたって、高圧電源回路3を一旦OFFさせることである。図8は、その動作を説明するためのフローチャートである。前記ステップS23でマイナスイオン放電であるか否かの判定を行い、マイナスイオン放電である場合には、先ずステップS44で前記高圧電源回路3がOFFされ、その後、前記ステップS4で印加電圧の低下制御とともに、前記高圧電源回路3がONされる。その電圧低下によってもマイナスイオン放電が解消しない場合には前記ステップS5からステップS44に戻って、印加電圧の低下制御が繰返される。
このように高圧電源回路3に霧化電極13への印加電圧を低下させる際、制御マイコン7が前記高圧電源回路3をOFF/ONさせることで、マイナスイオン放電の状態を強制的に一旦解除し、マイナスイオン放電を継続させず、霧化電極13へのダメージを抑えるとともに、マイナスイオン放電を起こさせずに、静電霧化放電を安定して行わせられるように高い電圧を印加することができる。
[実施の形態5]
図9は、本発明の実施の第5の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するための波形図である。本実施の形態の静電霧化装置にも、前述の図1で示す静電霧化装置の構成を用いることができ、前記制御マイコン7の動作が異なるだけである。本実施の形態は、前述の図7および図8で示す実施の形態に類似している。注目すべきは、本実施の形態では、前記制御マイコン7は、前記高圧電源回路3から霧化電極13への印加電圧を低下させるにあたって、高圧電源回路3を一旦OFFさせるとともに、マイナスイオン放電が検出されなくなってから、さらに1段階印加電圧を低下させた後に、静電霧化放電に移ることである。図9の例では、3段階の電圧低下によって放電電流は前記閾値未満となっており、その後さらにもう1段電圧を低下し、放電電流が流れなくなっている。前記もう1段階低下させるレベルは、たとえば2〜5%である。
図10は、その動作を説明するためのフローチャートである。前記ステップS44〜S5で、段階的に印加電圧を低下させ、マイナスイオン放電が検出されなくなった後に、さらにステップS45で前記ステップS44と同様に高圧電源回路3が一旦OFFされ、ステップS46で前記ステップS4と同様に印加電圧が1段低下される。
したがって、マイナスイオン放電を解消した後の印加電圧は不安定状態であり、さらに放電しなくなった電圧値より予め定めるレベル、たとえば前記2〜5%低下させることで、確実にマイナスイオン放電しないようにすることができ、安定して静電霧化を行うことができる。
[実施の形態6]
図11は、本発明の実施の第6の形態に係る静電霧化装置1aの電気的構成を示すブロック図である。この静電霧化装置1aは、前述の図1で示す静電霧化装置1に類似している注目すべきは、この静電霧化装置1aでは、制御マイコン7a内に記憶手段であるレジスタ7bが設けられており、そのレジスタ7bには、前回動作時にマイナスイオン放電が検出されなくなった時点での高圧電源電圧検出回路6の検出結果が記憶されており、次回立ち上げ時には、その記憶された電圧値が前記高圧電源回路3に設定されることである。
こうして、次回立ち上げ時に前回動作時のマイナスイオン放電の電圧値を用いることで、マイナスイオン放電を防止することができる最適印加電圧に調整を行う時間を短縮でき、速やかに静電霧化を開始することができる。
[実施の形態7]
図12は、本発明の実施の第7の形態に係る静電霧化装置21の電気的構成を示すブロック図である。この静電霧化装置21は、前述の図1で示す静電霧化装置1に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、この静電霧化装置21では、対向電極14に、矢符29で示すように、霧化電極13との距離を変化することができる変位装置22が設けられており、制御マイコン27は、前記マイナスイオン放電が検出されると、対向電極14を霧化電極13から離反させることで、発生する電界強度を低下させることである。
前記変位装置22は、前記対向電極14を支持する支持部材23と、前記支持部材23が取付けられるラック部材24と、前記ラック部材24を案内する図示しない案内手段と、前記ラック部材24に噛合うピニオンギア25と、前記ピニオンギア25を駆動するモータ26とを備えて構成され、前記モータ26は、前記制御マイコン7からの距離制御信号に応答して、駆動回路28によって駆動される。このように構成してもまた、マイナスイオン放電を防止することができる。
本発明の実施の第1の形態に係る静電霧化装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第1の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第1の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するための霧化電極への印加電圧と放電電流との関係を示すグラフである。 イオンドライヤーにおける霧化電極の構造を模式的に示す断面図である。 本発明の実施の第2の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第3の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第4の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するための霧化電極への印加電圧と放電電流との関係を示すグラフである。 本発明の実施の第4の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第5の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するための霧化電極への印加電圧と放電電流との関係を示すグラフである。 本発明の実施の第5の形態に係る静電霧化装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の第6の形態に係る静電霧化装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の第7の形態に係る静電霧化装置の電気的構成を示すブロック図である。
1,1a,21 静電霧化装置
2 霧化ブロック
3 高圧電源回路
4 ペルチェ用電源回路
5,5a 放電電流検出回路
6 高圧電源電圧検出回路
7,7a,27 制御マイコン
7b レジスタ
13 霧化電極
14 対向電極
15 ペルチェ素子
22 変位装置
23 支持部材
24 ラック部材
25 ピニオンギア
26 モータ
28 駆動回路

Claims (15)

  1. 霧化電極と、前記霧化電極に水を供給する水供給手段と、前記霧化電極に高電圧を印加する高圧電源回路とを備え、前記霧化電極に供給された水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させる静電霧化装置において、
    前記静電霧化の伴わないマイナスイオン放電となっていることを検出する放電検出手段と、
    前記放電検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、前記霧化電極で発生する電界強度を、該マイナスイオン放電が検出されなくなるまで繰返し低下させる制御手段とを含むことを特徴とする静電霧化装置。
  2. 前記制御手段は、前記高圧電源回路による前記高電圧の印加開始の制御を行うとともに、その高電圧の印加開始時点から予め定める第1の時間だけ、前記水供給手段に水の供給を停止させ、さらに前記第1の時間経過後に、前記放電検出手段による検出動作を行わせることを特徴とする請求項1記載の静電霧化装置。
  3. 前記制御手段は、前記検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、予め定める第2の時間経過後に、再度前記検出手段に検出動作を行わせ、マイナスイオン放電が検出された場合に前記霧化電極で発生する電界強度を低下させることを特徴とする請求項2記載の静電霧化装置。
  4. 前記水供給手段は、前記霧化電極の基端に設けられるペルチェ素子であることを特徴とする請求項2または3記載の静電霧化装置。
  5. 前記制御手段は、前記高圧電源回路による印加電圧を低下させることで、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電霧化装置。
  6. 前記高圧電源回路による印加電圧は複数のレベルが設定され、前記制御手段は、前記検出手段で検出された放電電流値に応じて、前記高圧電源回路の出力電圧を調整することを特徴とする請求項5記載の静電霧化装置。
  7. 前記制御手段は、前記高圧電源回路を一旦OFFさせた後に、前記印加電圧を低下させることを特徴とする請求項5または6記載の静電霧化装置。
  8. 前記制御手段は、前記高圧電源回路による印加電圧を低下させることで、前記検出手段によってマイナスイオン放電が検出されなくなった後、さらに印加電圧を予め定めるレベルだけ低下させることを特徴とする請求項5または6記載の静電霧化装置。
  9. 前記霧化電極への印加電圧を検出する電圧検出手段に、記憶手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記放電検出手段でマイナスイオン放電が検出されなくなった時点での電圧検出手段の検出結果を前記記憶手段に記憶させ、次回立ち上げ時には、前記記憶手段に記憶された電圧値を前記高圧電源回路に印加させることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の静電霧化装置。
  10. 前記制御手段は、前記霧化電極と、その対向電極とを相互に離反させることで、発生する電界強度を低下させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の静電霧化装置。
  11. 前記請求項1〜10のいずれか1項に記載の静電霧化装置を用いることを特徴とする空気調和機。
  12. 霧化電極と、前記霧化電極に水を供給する水供給手段と、前記霧化電極に高電圧を印加する高圧電源回路とを備え、前記霧化電極に供給された水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させる静電霧化装置において、
    前記静電霧化の伴わないマイナスイオン放電となっていることを検出する放電検出手段と、
    前記放電検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させる制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記高圧電源回路による前記高電圧の印加開始の制御を行うとともに、その高電圧の印加開始時点から予め定める第1の時間だけ、前記水供給手段に水の供給を停止させ、さらに前記第1の時間経過後に、前記放電検出手段による検出動作を行わせることを特徴とする静電霧化装置。
  13. 霧化電極と、前記霧化電極に水を供給する水供給手段と、前記霧化電極に高電圧を印加する高圧電源回路とを備え、前記霧化電極に供給された水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させる静電霧化装置において、
    前記静電霧化の伴わないマイナスイオン放電となっていることを検出する放電検出手段と、
    前記放電検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、前記高圧電源回路による印加電圧を低下させることで、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させる制御手段とを含み、
    前記高圧電源回路による印加電圧は複数のレベルが設定され、前記制御手段は、前記検出手段で検出された放電電流値に応じて、前記高圧電源回路の出力電圧を調整することを特徴とする静電霧化装置。
  14. 霧化電極と、前記霧化電極に水を供給する水供給手段と、前記霧化電極に高電圧を印加する高圧電源回路とを備え、前記霧化電極に供給された水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させる静電霧化装置において、
    前記静電霧化の伴わないマイナスイオン放電となっていることを検出する放電検出手段と、
    前記放電検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、前記高圧電源回路による印加電圧を低下させることで、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させる制御手段とを含み、
    前記制御手段は、前記検出手段によってマイナスイオン放電が検出されなくなった後、さらに印加電圧を予め定めるレベルだけ低下させることを特徴とする静電霧化装置。
  15. 霧化電極と、前記霧化電極に水を供給する水供給手段と、前記霧化電極に高電圧を印加する高圧電源回路とを備え、前記霧化電極に供給された水を前記高電圧の印加によって発生する高電界で静電霧化させる静電霧化装置において、
    前記静電霧化の伴わないマイナスイオン放電となっていることを検出する放電検出手段と、
    前記放電検出手段によってマイナスイオン放電が検出された場合、前記高圧電源回路による印加電圧を低下させることで、前記霧化電極で発生する電界強度を低下させる制御手段と、
    前記霧化電極への印加電圧を検出する電圧検出手段と、
    記憶手段とを含み、
    前記制御手段は、前記放電検出手段でマイナスイオン放電が検出されなくなった時点での電圧検出手段の検出結果を前記記憶手段に記憶させ、次回立ち上げ時には、前記記憶手段に記憶された電圧値を前記高圧電源回路に印加させることを特徴とする静電霧化装置。
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