JP5147783B2 - スパークプラグ - Google Patents

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Description

この発明は、スパークプラグに関し、さらに詳しくは、例えば内燃機関用のスパークプラグに関する。
自動車エンジンなどの内燃機関に使用されるスパークプラグは、一般に、中心電極と、中心電極を保持する絶縁体と、絶縁体を保持する主体金具と、一端が主体金具に接合され他端が中心電極の端部と火花放電間隙を有して対向するように設置された接地電極とを備える。主体金具の外周にはエンジンなどに取り付けるための取付け用ネジ部が設けられている。
接地電極は、通常、接地電極の先端面と主体金具の開口部先端面とを合わせて、溶接により接合される。しかし、接地電極と主体金具とを溶接する際に、主体金具の内側に溶接だれが生じることがあった。そのため、正常な状態では接地電極の端部と中心電極の端部との間に形成される火花放電間隙において火花放電が行われるところを、中心電極と溶接だれが生じた部分との間において横飛火が生じてしまうことがあった。
さらに、スパークプラグの小径化が要求される場合には、スパークプラグが小型化するほど、溶接だれの影響が無視できない程大きくなってしまう。
特許文献1の段落番号0007には、「・・・接地電極の熱をエンジンヘッドに逃がし、スパークプラグの長寿命化を実現したスパークプラグの製造方法を提供するものである。」と記載されており、このような課題を解決するために、特許文献1の請求項1には、「・・・前記主体金具の前記接地電極の一端側が接合される部位を切削する切削工程と、
その切削した部位に前記接地電極の一端側を接合する接合工程と、
前記接合工程の後に、前記主体金具及び前記接地電極の一端側に前記取付ねじ部を転造するねじ転造工程と、を含んでなり、
前記接合工程は、接合時に接合治具が前記主体金具へ印加する応力を支える支持部材を前記主体金具の径方向内部に挿入した後に接合する工程であることを特徴とするスパークプラグの製造方法。」が記載されている。
特許文献1においては、接地電極の一部分が主体金具と共に取付ねじ部を構成することにより、接地電極が受熱した熱が主体金具を介することなく、エンジンヘッドへ効率的に逃すことができるので、接地電極の耐久性を向上させることができるとしている。また、接地電極を切削した部位に接合する際に、主体金具の径方向内部に支持部材を挿入した後に接合するので、主体金具が変形してしまうことを抑制することができ、その結果溶接性が良好で、横飛火の発生を低減したスパークプラグを提供できるとしている。
特開2005−346928号公報
この発明の課題は、スパークプラグにおける接地電極と主体金具との溶接部と中心電極との間で横飛火が生じるのを防止し、しかも主体金具と接地電極との接合性が良好なスパークプラグを提供することにある。
前記課題を解決するための手段として、
(1) 軸線方向に貫通する軸孔を有する絶縁体と、
前記軸孔の先端側に設けられた中心電極と、
前記絶縁体を保持し、その外周の一部にネジ部を有する筒状の主体金具と、
前記主体金具の先端部外周面に取り付けられ、前記中心電極の先端部との間に放電ギャップを形成する接地電極とを備えるスパークプラグにおいて、
前記ネジ部の外径が12mm以下であり、
前記主体金具におけるネジ部が設けられていない先端部外周面に設けられた溝と、前記溝に嵌め込まれ、一体に溶接された接地電極とを備えることを特徴とするスパークプラグを挙げることができ、
前記(1)の好ましい態様としては、
(2)前記主体金具の先端部における前記軸線方向に直交する断面において、前記主体金具の内周面と前記絶縁体の外周面との距離が1.9mm以下の領域が少なくとも存在することを特徴とする(1)に記載のスパークプラグ、
(3)ネジ部の終端から溝までの距離をa、前記主体金具の先端部のうち前記溝が設けられた部分における前記主体金具の径方向の厚みをb、前記主体金具の先端部の径方向における前記接地電極の厚みをc、前記ネジ部の谷の部分における前記主体金具の径方向厚みをdとしたとき、a≧0.3mmかつb≧0.2mmかつc+b≦dであることを特徴とする(1)又は(2)に記載のスパークプラグ、
(4)前記軸線方向の前記溝の長さをe、前記主体金具の先端部における前記主体金具の中心軸から前記主体金具の外周面までの距離と前記中心軸から前記溝までの距離との差をfとしたとき、e≧0.6mmかつf≧1.2mmであることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1つに記載のスパークプラグ、
(5)前記溝と前記溝に線接触して嵌め込まれた前記接地電極とが、抵抗溶接により一体に形成されて成ることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1つに記載のスパークプラグ、
(6)前記主体金具の先端部における前記軸線方向に直交する断面において、前記溝は前記主体金具の外周に向かって広がり、かつ前記接地電極と接する2つの側辺を有し、前記2つの側辺と、前記溝の開口部における2つの開口端を通る直線との2つのなす角のうち少なくとも一方の角度θが、65°≦θ≦80°であることを特徴とする(5)に記載のスパークプラグ、
を挙げることができる。
本発明に係るスパークプラグは、ネジ部の外径が12mm以下であっても、主体金具におけるネジ部が設けられていない先端部外周面に設けられた溝と、前記溝に嵌め込まれ、一体に溶接された接地電極とを備えているので、接地電極と主体金具との溶接部と中心電極との間において横飛火が生じるのを防止することができる。同時に主体金具と接地電極との接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。
特に、前記主体金具の先端部における軸線方向に直交する断面において、前記主体金具の内周面と前記絶縁体の外周面との距離が1.9mm以下の領域が少なくとも存在する場合であっても、本発明に係るスパークプラグによれば、接地電極と主体金具との溶接部と中心電極との間で横飛火が生じるのを防止し、しかも主体金具と接地電極との接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。
また、ネジ部の終端から溝までの距離をa、前記主体金具の先端部のうち前記溝が設けられた部分における前記主体金具の径方向の厚みをb、前記主体金具の先端部の径方向における前記接地電極の厚みをc、前記ネジ部の谷の部分における前記主体金具の径方向厚みをdとしたとき、a≧0.3mmかつb≧0.2mmかつc+b≦dであると、より一層接地電極と主体金具との接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。特に、接地電極を主体金具に溶接した後に、ネジ山を転造する際に、接地電極と主体金具との溶接部にクラックが生じたり、主体金具が変形したりするのを防止することができ、さらに、スパークプラグの使用時に高温下に曝されても、接地電極が主体金具から剥離するのを防止することができる。
前記軸線方向の前記溝の長さをe、前記主体金具の先端部における前記主体金具の中心軸から前記主体金具の外周面までの距離と前記中心軸から前記溝までの距離との差をfとしたとき、e≧0.6mmかつf≧1.2mmであると、より一層接地電極と主体金具との接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。特に、接地電極に機械的負荷がかかったり、スパークプラグの使用時に高温下に曝されたりしても、接地電極が主体金具から剥離するのを防止することができる。
前記溝と前記溝に線接触するように嵌め込まれた前記接地電極が、抵抗溶接により一体に形成されて成る場合、特に、前記主体金具の先端部における前記軸線方向に直交する断面において、前記溝は前記主体金具の外周に向かって広がり、かつ前記接地電極と接する2つの側辺を有し、前記2つの側辺と、前記溝の開口部における2つの開口端を通る直線との2つのなす角のうち少なくとも一方の角度θが、65°≦θ≦80°である場合には、溝と接地電極とが線接触した部分で高いジュール熱を得ることができる。その結果、より一層主体金具と接地電極との接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。
図1は、本発明に係るスパークプラグの一実施例であるスパークプラグの一部断面全体説明図である。 図2は、主体金具の溝に接地電極が溶接された状態のスパークプラグの一例を示す要部断面説明図である。 図3は、主体金具に形成された溝の一例を示す簡略化した説明図である。 図4(a)〜(h)は、主体金具の先端部における軸線方向に直交する断面における溝の断面形状及び接地電極の断面形状の例を示す説明図である。 図5(a)及び(b)は、主体金具の溝に嵌め込まれた接地電極の一例を示すスパークプラグの要部断面説明図である。
本発明に係るスパークプラグの一実施例であるスパークプラグを図1に示す。図1は、本実施形態のスパークプラグの一部断面全体説明図である。図1では、紙面内下方をスパークプラグの先端方向、紙面内上方を後端方向として説明する。また、以下の各実施形態を示す各図面において、同一の部分については同一の符号を付している。このスパークプラグ1は、図1に示すように、軸線X方向に貫通する軸孔を有する絶縁体3と、前記軸孔の先端側に設けられた中心電極2と、前記絶縁体3を保持し、その外周の一部にネジ部5を有する筒状の主体金具4と、一方が前記主体金具4の先端部外周面23に取り付けられ、他方と前記中心電極2の先端部とが火花放電ギャップGを介して対向するように配置された接地電極6とを備えている。
主体金具4は、円筒形状を有しており、絶縁体3を内装することにより絶縁体3を保持するように形成されている。スパークプラグ1の先端方向における主体金具4の外周面にはネジ部5が形成されており、このネジ部5を利用して図示しない内燃機関のシリンダヘッドに取り付けられる。なお、以下において主体金具4の先端部21という場合には、スパークプラグ1の先端方向で開口している主体金具4の端面のことを指す。
主体金具4は、導電性の鉄鋼材料、例えば、低炭素鋼により形成されることができる。
絶縁体3は、主体金具4の内周部に滑石(タルク)やパッキン等を介して保持されており、軸線X方向に沿って中心電極2を保持する軸孔を有する。絶縁体3の先端は、主体金具4の先端面から突出した状態で主体金具4に固着されている。
絶縁体3は、絶縁性及び耐熱性が高い材料で形成されていれば良く、そのような材料として例えば、アルミナを主体とするセラミック焼結体が挙げられる。
中心電極2は、外材7と、外材7の内部の軸心部に同心的に埋め込まれるように形成されて成る内材8とにより形成されている。中心電極2は、円柱体であり、先端が絶縁体3の先端面から突出した状態で絶縁体3の軸孔に固定されており、主体金具4に対して絶縁保持されている。外材7の先端面には、Pt、Pt合金、Ir、Ir合金等により形成される円柱状の貴金属チップ9が溶融固着されていても良い。
外材7は、例えば、Ni合金などの耐熱性及び耐腐食性に優れた金属材料により形成されて成る。内材8は、例えば、銅(Cu)又は銀(Ag)などの熱伝導性に優れた金属材料により形成されて成る。
接地電極6は、耐腐食性の高い金属により形成されるのが好ましく、例えば、インコネル600及び601等のNi合金を挙げることができる。この接地電極6は、柱状であり、その一端が主体金具4に形成されている溝11に接合され、途中で略L字に屈曲された外形を呈する。接地電極6の自由端と中心電極2の先端部とは軸線X方向に対向し、中心電極2と接地電極6の対抗面の間隙が火花放電ギャップGを形成している。接地電極6における中心電極2に対向する面に、Pt、Pt合金、Ir、Ir合金等により形成される円柱状貴金属チップ10が溶融固着されていても良い。なお、中心電極2及び接地電極6の各端面に貴金属チップ9,10が設けられている場合には、火花放電ギャップGは、中心電極2における貴金属チップ9の先端面と接地電極6における貴金属チップ10の先端面との間の間隙である。
図2は、主体金具の溝に接地電極が溶接された状態のスパークプラグの一例を示す要部断面説明図である。図2では、紙面内上方をスパークプラグ1の先端方向、紙面内下方を後端方向として説明する。このスパークプラグ1は、主体金具4におけるネジ部5が形成されていない先端部外周面23に設けられた溝11と、この溝11に嵌め込まれ、一体に溶接された接地電極6とを備えている。このような構成を有することにより、ネジ部5の外径が12mm以下、すなわちJIS B 8031:2005に規定されている取付ネジの呼びがM12以下であっても、接地電極6と主体金具4との溶接部12と中心電極2との間において横飛火が生じるのを防止し、しかも主体金具4と接地電極6との接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。特に、前記主体金具4の先端部21における軸線X方向に直交する断面において、前記主体金具4の内周面と前記絶縁体3の外周面との距離tが1.9mm以下の領域が存在する場合には、スパークプラグが前記構成を有することが、好ましい。
なお、溶接部12は、接地電極6と主体金具4とを溶接する際に、接地電極6と主体金具4とを溶融し、両者を溶融固着することにより形成される。したがって、溶接部12は、溶接の仕方により形成される場所が異なる。溶接部12は、接地電極6と主体金具4とが接触する部分の全面に形成されても良いし、接地電極6と主体金具4とが接触する部分のうちの一部に形成されても良い。この溶接部12と中心電極2との間で横飛火が問題になるのは、主体金具4の先端部21に形成される溶接部12及び主体金具4の先端部21からはみ出すように形成される溶接部12である。
この実施形態において、軸線X方向に直交する断面における溝11の断面形状及び大きさは、軸線X方向のいずれの位置においても同一となっている。ネジ部5の終端22から溝11までの距離をa、前記主体金具の先端部21のうち溝11が設けられた部分における主体金具4の径方向の厚みをb、前記主体金具の先端部21の径方向における接地電極6の厚みをc、前記ネジ部5の谷の部分における主体金具4の径方向厚みをdとしたとき、a≧0.3mmかつb≧0.2mmかつc+b≦dであるのが好ましく、a≧0.5mmかつb≧0.5mmかつc+b≦dであるのが特に好ましい。前記範囲内の位置に設けられた溝11に接地電極6が嵌め込まれると、より一層接地電極6を主体金具4に強固に接合することができる。特に、接地電極6と主体金具4とを接合した後に、ネジ部5の転造を行ったとしても、接地電極6と主体金具4との溶接部12にクラックが生じたり、主体金具4が変形したりするのを防止することができ、さらに、スパークプラグの使用時に高温下に曝されたとしても、接地電極6が主体金具4から剥離するのを防止することができる。
なお、aの値は、軸線X方向における、主体金具4の先端部21とネジ部5の終端22との間の長さLより大きくなることはない。また、bの値は、主体金具4の先端部21における径方向の厚みMより大きくなることはない。
また、ネジ部5の終端とは、主体金具4の先端部21に最も近接したネジ部5におけるネジ溝である。
前述したように、主体金具4におけるネジ部5が設けられていない先端部外周面23に設けられた溝11に、接地電極6を嵌め込んで、一体に溶接することにより、本発明の効果を奏することができる。さらに、a≧0.3mm、特にa≧0.5mmであると、接地電極6と主体金具4とを接合した後に、ネジ部5の転造を行った時に、接地電極6と主体金具4との溶接部12に、転造により生じる応力がかかるのを減じることができるので、この溶接部12にクラックが生じるのを防ぐことができる。
さらに、b≧0.3mm、特にb≧0.5mmであると、接地電極6を主体金具4に抵抗溶接により接合する場合に、主体金具4が変形するのをより一層防止することができる。抵抗溶接する場合には、溝11に接地電極6を嵌め込み、圧力をかけながら電流を流すことにより溶接する。このときにかけられる圧力で主体金具4が変形すると、主体金具4と中心電極2との距離が小さくなってしまう。そうすると、この部分で横飛火が生じる可能性が高くなると考えられる。すなわち、正常な状態では接地電極6の端部と中心電極2の端部との間に形成される火花放電ギャップGにおいて火花放電が行われるところ、正常な火花放電が行なわれ難くなってしまう。したがって、主体金具4の変形を防止することができれば、主体金具4と中心電極2との間で横飛火が生じるのを防止することができるので好ましい。
図3は、主体金具に形成された溝の一例を示すスパークプラグの要部拡大斜視図である。図3では、紙面内上方をスパークプラグ1の先端方向、紙面内下方を後端方向として説明する。溝11は、主体金具4におけるネジ部5が設けられていない先端部外周面23に設けられている。図3では、溝11は、主体金具4の先端部21から主体金具4の軸線X方向に延在している。この溝11に接地電極を嵌めこみ、接地電極と主体金具とを溶接により一体に形成すると、主体金具の内周に溶接ダレが発生しないため、接地電極の主体金具への溶接部と中心電極との間において横飛火が生じるのを防止し、しかも主体金具と接地電極との接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。
軸線X方向の溝11の長さをe、主体金具4の先端部21における前記主体金具4の中心軸(軸線X)から前記主体金具4の外周面までの距離Rと前記中心軸から前記溝11までの距離rとの差をfとしたとき、e≧0.6かつf≧1.2であるのが好ましく、e≧1.0かつf≧1.2であるのが特に好ましい。溝11の寸法が前記範囲内にあると、より一層接地電極6を主体金具4に強固に接合することができる。特に接地電極6に機械的負荷がかかったり、スパークプラグ1の使用時に、高温下に曝されたりしても、接地電極6が主体金具4から剥離するのを防止することができる。
なお、eの最大値は、軸線X方向における、主体金具4の先端部21とネジ部5の終端22との間の長さLにより決定される。すなわち、ネジ部5に溝11が設けられることはない。また、fの最大値は、主体金具4の先端部21における半径方向の厚みMにより決定される。すなわち、軸線Xの半径方向における溝11の深さが主体金具4の半径方向の厚みMよりも大きくなることはない。
主体金具4の先端部外周面23における溝11の端部g1,g2間の距離をgとすると、距離gは、溝11に接地電極6を嵌め込み、一体に溶接したとき、所望の強度で主体金具4と接地電極6とが接合される限り任意の寸法をとることができ、溝11に溶接される接地電極6の大きさ及び形状などにより適宜選択される。
図4は、主体金具の先端部における軸線X方向に直交する断面における、溝の断面形状及び接地電極の断面形状の例を示す説明図である。ここでは、溝11及び接地電極6の断面形状が、軸線X方向における任意の断面において同一である場合について説明する。
溝11は、主体金具4の先端部外周面23が円形であるのに対し、この先端部外周面23を形成する円よりも中心軸側に凹んでいる凹部を形成している部分である。溝11の形状は、この凹部に接地電極6を嵌め込み、一体に溶接した時、所望の強度で主体金具4と接地電極6とが接合される限り適宜の形状をとることができる。図4に示されるように、主体金具4の先端部外周面23における溝11の端部g1,g2を結んだ線分と主体金具4に形成されている溝11の内周面とにより囲まれる部分を、溝11の断面形状とすると、溝11の断面形状としては、例えば、方形、台形、三角形等の多角形、半円形等の形状をとることができる。また、図4(g)のように、主体金具4の先端部外周面23を切り落とすことにより得られる形状、すなわちg1とg2とを結ぶ線分と溝11の内周面とが一致して直線となるような形状をとることもできる。
接地電極6の、軸線X方向に直交する断面における断面形状としては、主体金具4との接合性が良好であり、スパークプラグとしての性能が維持される限り適宜の形状をとることができる。例えば、方形、台形、三角形等の多角形、半円形、円形等の形状をとることができる。
溝11の形状と接地電極6の形状とは、これらの形状から適宜選択して組合せて使用することができる。図4(a)〜(h)は、溝11の形状と接地電極6の形状とを適宜選択して組合せた場合の一例を示している。
図4(a)における溝11aの断面形状は、端部g1,g2を結んだ線分を長辺とする長方形である。この長方形の溝11aに、この溝11aよりも僅かに小さい長方形の断面を有する接地電極6aが嵌め込まれている。
図4(b)における溝11bの断面形状は、正方形である。この溝11bに円形の断面を有する接地電極6が嵌め込まれ、この正方形の3辺に、円形の接地電極6が接している。
図4(c)における溝11cの断面形状は、主体金具4の外周に向かって広がる2つの側辺n1,n2を有する台形である。この溝11cに長方形の断面を有する接地電極6cが嵌め込まれている。この台形の溝11cの2つの側辺n1,n2に、長方形の接地電極6cの2つの角が接し、台形の溝11cの上底と長方形の接地電極6cの長辺とが平行になるように、接地電極6cが溝11cに嵌め込まれている。
図4(d)における溝11dの断面形状は、図4(c)と同様の台形である。この溝11dに半円形の断面を有する接地電極6dが嵌め込まれている。この台形の溝11dの2つの側辺n1,n2に、半円形の接地電極6dの2つの角が接し、台形の溝11dの上底と半円形の接地電極6dの直線部分とが平行になるように、接地電極6dが溝に嵌め込まれている。
図4(e)における溝11eの断面形状は、主体金具4eの外周上に中心を有する半円形である。この溝11eに長方形の断面を有する接地電極6eが嵌め込まれ、この半円形の溝11eの内周面に、長方形の接地電極6eの2つの角が接している。
図4(f)における溝11fの断面形状は、図4(e)と同様の半円形である。この溝11fに六角形の断面を有する接地電極6fが嵌め込まれ、この半円形の溝11fの内周面に、六角形の接地電極6fの4つの角が接している。
図4(g)における溝11gの断面形状は、g1とg2とを結ぶ線分が溝11gの内周面に一致することにより、直線となっている。この溝11gに長方形の断面を有する接地電極6gが取り付けられ、この直線状の溝11gに、長方形の接地電極6gの長辺が接触している。
図4(h)における溝11hの断面形状は、g1とg2とを結ぶ線分を下底とする台形である。この台形の溝11hに、この溝11hよりも僅かに小さい台形の断面を有する接地電極6hが嵌め込まれている。
溝11の断面形状と接地電極6の断面形状との組合せは、実施態様に応じて適宜選択すれば良い。ただし、抵抗溶接により接地電極6と主体金具4とを溶接する場合には、これらの中でも、溝11の内周面と接地電極6とが線接触又は点接触する形状の組合せを選択するのが好ましい。抵抗溶接する場合には、溝11に接地電極6を嵌め込み、圧力をかけながら電流を流すことにより溶接する。その際、溝11の内周面と接地電極6とが線接触、特に点接触していると、この接触部分において抵抗値が大きくなるので、ジュール熱が大きくなる。そうすると、接地電極6と主体金具4とが接触している部分において十分に溶融されるので、溶接性が良好になる。溶接性については、折り曲げ試験により評価することができる。溝11の内周面と接地電極6とが線接触又は点接触する場合は、溝11と接地電極6とのいずれか一方又は両方における少なくとも一部に凹凸があるか、又は一方と他方とが嵌合するような形状ではないために、溝11の内周面と接地電極6の面とが全体に亘って接触していない状態である。
図4に示した本発明に係るスパークプラグの実施形態においては、溝11及び接地電極6の断面形状が、軸線X方向における任意の断面において同一である場合であるので、軸線X方向における断面において主体金具4と接地電極6とが少なくとも1箇所において点接触している、図4(b)〜(f)の例は、この接している点において、軸線X方向に溝11の内周面と接地電極6とが線接触している。溝11と接地電極6とが線接触している態様として、図5に別の例を示す。図5(a)に示した本発明に係るスパークプラグの他の実施形態においては、軸線X方向に沿って凹凸を有する接地電極6iが、軸線X方向に沿って凹凸のない平らな溝11に嵌め込まれているので、接地電極6iの軸線X方向に直交する方向において、主体金具4の内周面と接地電極6iとが複数箇所において線接触をしている。また、図5(b)に示した本発明に係るスパークプラグの他の実施形態においては、軸線X方向に沿って凹凸のない平らな接地電極6が、軸線X方向に沿って凹凸を有する溝11jに嵌め込まれているので、図5(a)に示されたスパークプラグと同様に複数箇所において線接触をしている。
図4(c)及び(d)に示されるように、溝11c,11dと、この溝11c,11dに軸線X方向に沿って線接触するように嵌め込まれた接地電極6c,6dとが、抵抗溶接により一体に形成される場合には、特に、軸線X方向に直交する断面において、この溝11c,11dは、主体金具4c,4dの外周に向かって広がりかつ前記接地電極6c,6dと接する2つの側辺n1,n2を有し、これらの側辺n1,n2と溝11c,11dの開口部における2つの開口端g1、g2を通る直線との2つのなす角θ1,θ2のうち少なくとも一方の角度θが、65°≦θ≦80°であるのが好ましい。角度θが前記範囲内にあると、溝11c,11dと接地電極6c,6dとが線接触した部分で高いジュール熱を得ることができる。その結果、より一層主体金具4c,4dと接地電極6c,6dとの接合性が良好なスパークプラグを提供することができる。
なお、角度θ1と角度θ2とは、異なっていても良いが、前記範囲内の角度で同一の角度を有するのが好ましい。また、接地電極6c,6dの断面形状は、適宜の形状を選択することができるが、台形の側辺n1,n2と接する角が略直角であるのが好ましく、方形、その他の多角形、半円形等を挙げることができる。図4(c)及び(d)に示されるように、軸線Xに直交する断面において、接地電極6c,6dは、溝11c,11dの内周面に複数箇所で点接触するように配置されるのが好ましい。
なお、接地電極の主体金具への溶接方法としては、接地電極と主体金具とが確実に溶融固着される限り、適宜の溶接手法を選択することができ、例えば、抵抗溶接及びレーザ溶接などを挙げることができる。
次に、本発明のスパークプラグの製造方法について説明する。上述した実施形態のスパークプラグ1は、基本的には周知の製造方法を用いて製造することができる。本発明においては、接地電極の主体金具への接合方法のみを従来の方法と異なる方法としている。
まず、主体金具製造工程として、低炭素鋼などにより形成される略筒状体の主体金具を加工して、所望の形状を有する主体金具を製造する。
次いで、切削工程として、この主体金具の先端部外周面に、例えば、図3に示すような角柱状の溝を切削により形成する。溝の形成方法としては、この他にも、冷間鍛造で形成することができる。このとき、溝の形状は、上述したように、接地電極の形状との関係などを考慮して、適宜の形状とすることができる。
主体金具製造工程及び切削工程と並行して、接地電極製造工程として、インコネル600及び601などにより形成される棒状体を加工して、所望の形状を有する接地電極を製造する。
次いで、溶接工程として、切削工程で主体金具に形成した溝に接地電極を嵌め込み、抵抗溶接及びレーザ溶接などの適宜の方法により、主体金具と接地電極とを溶接する。
次いで、転造工程として、接地電極を溶接した主体金具の外周面にネジ部を転造する。なお、ネジ部は、主体金具の外周面であって、接地電極が溶接されていない部分に転造することが重要である。
この後、絶縁体と一体化した中心電極を主体金具に組み付け、接地電極に曲げ加工を行うことにより、火花放電ギャップGを形成する。
なお、接地電極の曲げ加工は、接地電極製造工程で行っても良い。このようにして、スパークプラグ1を製造することができる。
なお、上述した本発明に係るスパークプラグの実施形態において、本発明の範囲内で種々の変更を加えることができる。例えば、溝は、接地電極を嵌め込み、一体に溶接したとき、スパークプラグとしての性能が維持される限り、適宜の形状をとることができ、軸線方向に直交する任意の断面における溝の断面形状及び面積は、同一であっても異なっていても良い。例えば、主体金具の先端部21に向かって溝の断面積が大きくなっても良いし、図5(b)に示すように溝の内周面に凹凸を有する形状でも良い。
本発明に係るスパークプラグは、自動車用エンジンの点火栓として使用されるものであり、エンジンの燃焼室を区画形成するエンジンヘッド(図示せず)に設けられたネジ穴に挿入されて固定されて使用される。
<試験体の作製>
以下のようにして、試験体1〜15を作製した。
まず、炭素鋼の棒材に冷間加工を行って、主体金具を形成した(主体金具製造工程)。
次いで、主体金具の先端部外周面に軸線に平行な溝を切削によって形成した。形成された溝は、すべて軸線方向に直交するいずれの断面においても同一形状であり、その形状は方形であった。表1及び2に示すように、溝の位置及び寸法を変化させて、複数の主体金具を作製した(切削工程)。
次いで、この溝に接地電極を嵌め込み、抵抗溶接により主体金具と接地電極とを溶接した(溶接工程)。この接地電極は、ニッケル合金により構成され、接地電極の長手方向に直交する断面形状が短辺1.1mm、長辺2.2mmの角柱体である。図4(a)に示されるように、接地電極の長辺が主体金具の半径方向に直交するようにして接地電極を溝に接合させた。
次いで、主体金具の外周面であって、接地電極が溶接されていない部分にネジ部を転造した(転造工程)。
次いで、絶縁体と一体化した中心電極を主体金具に組み付け、接地電極に曲げ加工を行うことにより、火花放電ギャップGを形成して、試験体1〜15を作製した。
主体金具に形成される溝の形状が異なる以外は試験体1〜15と同様にして、試験体21〜29を作製した。形成された溝は、すべて軸線方向に直交するいずれの断面においても同一形状である。この溝の断面形状は、図4(c)に示されるように、主体金具の外周に向かって広がる略台形であり、この台形の下底g1,g2と両側辺n1,n2とのなす角θ1,θ2を45°〜85°まで5°間隔で変化させた形状を有する溝を主体金具に形成した(切削工程)。なお、接地電極の形状は、試験体1〜15と同様の角柱体である。接地電極の2つの角が溝の台形の側辺n1,n2に接し、かつ台形の溝の上底と接地電極の一辺とが平行になるように、接地電極を溝に嵌め込んだ。このとき、接地電極と主体金具の溝とが、軸線方向に線接触している。
なお、試験体1〜15、21〜29のいずれもネジ部の呼びはM12である。また、試験体1〜15、21〜29のいずれも主体金具の内周面と絶縁体の外周面との距離を数箇所測定したところ、これらの平均値は、1.47mmであった。また、ネジ部の谷の部分における主体金具の径方向の厚みdは、1.8mmであった。
試験体1〜15に、絶縁体及び中心電極を取り付けて、スパークプラグの試験体S1〜S15を作製した。このとき、接地電極を屈曲させて、接地電極の端部と中心電極の端部とにより形成される火花放電ギャップが1.1mmとなるようにした。また、主体金具の先端部における軸線方向に直交する断面における、絶縁体の外周面と主体金具の内周面との距離の最小値は、1.44mmであった。
<評価方法>
前述のように作製した試験体を使用して以下の試験を行い、主体金具と接地電極との接合性及び横飛火の発生の有無を評価した。各評価は、10個の試験体を試験した結果の平均値により行った。
(溶接部のクラック発生)
試験体1〜7について、主体金具と接地電極との溶接部を拡大鏡により観察し、クラックの発生状態を確認し、下記の基準にしたがって評価した。試験結果を表1に示す。
◎:クラックなし
○:1mm以下であり性能上問題が無いレベル
△:1mm以上であり性能上問題が有るレベル
(主体金具の変形)
試験体1〜7について、主体金具ネジ部の転造前後における主体金具先端部外径の寸法を測定することにより、主体金具の変形を評価した。試験体1〜7について、それぞれ10個づつ測定し、主体金具ネジ部の転造前後の測定値の差の平均値について、下記の基準に従って評価した。試験結果を表1に示す。
◎:差が0.05mm以内
○:差が0.1mm以内
△:差が0.1mm以上
(折り曲げ試験)
試験体8〜15について折り曲げ試験を行い、接地電極の破断強度を評価した。まず接地電極を、治具で挟み込み、この治具を主体金具先端面まで突き当てながら接地電極を90°折り曲げ、その後元に戻す。この作業を繰り返し、接地電極が破断する回数を調べた。90°折り曲げたところで0.5回、元に戻したところで1.0回というようにカウントし、下記の基準に従って評価した。試験結果を表2に示す。
◎:3.5回以上
○:3回以上
△:2.5回以上
(加熱試験後の剥離性)
試験体1〜15について加熱試験を行い、その後接地電極の主体金具からの剥離性を評価した。まず、接地電極と主体金具とを接合した部分を、ガスバーナーで加熱して2分間1000℃に保持した後、1分間徐冷するという操作を1000回繰り返すことにより加熱試験を行った。次いで、加熱試験後の試験体1〜15について、主体金具から接地電極の剥離の程度を拡大鏡により観察し、下記の基準に従って評価した。試験結果を表1及び2に示す。
◎:酸化スケール0%
○:酸化スケール50%以下
△:酸化スケール50%以上
(溶接性)
試験体21〜29について、主体金具への接地電極の溶接性を評価した。まず接地電極を、治具で挟み込み、この治具を主体金具先端面まで突き当てながら接地電極を90°折り曲げ、その後元に戻す。この作業を繰り返し、接地電極の溶接部にクラックが入る回数を調べた。90°折り曲げたところで0.5回、元に戻したところで1.0回というようにカウントし、下記の基準に従って評価した。試験結果を表3に示す。
◎: 2.0回以上
○: 1.5回以上
△: 1.0回以上
(横飛火試験)
スパークプラグの試験体S1〜S15を、火花放電試験機(25℃、0.8MPa)に設置して、JIS B 8031に準拠して放電させた。スパークプラグの試験体S1〜S15は、いずれも横飛火が発生しなかった。表1及び2には、この試験結果を◎で示した。
Figure 0005147783
Figure 0005147783
なお、表1及び2において、a、b、e、及びfは、図2及び3に示した部分の寸法であり、aは、ネジ部の終端から溝までの距離、bは、主体金具の先端部のうち溝が設けられた部分における主体金具の径方向の厚み、eは、軸線方向の溝の長さ、fは、主体金具の先端部における主体金具の中心軸から外周面までの距離と前記中心軸から溝までの距離との差を示している。なお、厚みbは、軸線方向におけるいずれの部分においても一定であった。また、溝は軸線に平行になるように形成されていた。
試験体1〜15において、表1及び2に示すように溝の位置及び大きさを変化させたところ、いずれも主体金具と接地電極との接合性評価の結果及び横飛火試験の結果は良好であった。
Figure 0005147783
試験体21〜29において、角度θ(θ1=θ2)を45°〜85°まで変化させたところ、いずれも溶接性が良好であった。
1 スパークプラグ
2 中心電極
3 絶縁体
4 主体金具
5 ネジ部
6 接地電極
7 外材
8 内材
9、10 貴金属チップ
11 溝
12 溶接部
21 先端部
22 終端
23 先端部外周面

Claims (6)

  1. 軸線方向に貫通する軸孔を有する絶縁体と、
    前記軸孔の先端側に設けられた中心電極と、
    前記絶縁体を保持し、その外周の一部にネジ部を有する筒状の主体金具と、
    前記主体金具の先端部外周面に取り付けられ、前記中心電極の先端部との間に放電ギャップを形成する接地電極とを備えるスパークプラグにおいて、
    前記ネジ部の外径が12mm以下であり、
    前記主体金具におけるネジ部が設けられていない先端部外周面に設けられた溝と、前記溝に嵌め込まれ、一体に溶接された接地電極とを備えることを特徴とするスパークプラグ。
  2. 前記主体金具の先端部における前記軸線方向に直交する断面において、前記主体金具の内周面と前記絶縁体の外周面との距離が1.9mm以下の領域が少なくとも存在することを特徴とする請求項1に記載のスパークプラグ。
  3. ネジ部の終端から溝までの距離をa、前記主体金具の先端部のうち前記溝が設けられた部分における前記主体金具の径方向の厚みをb、前記主体金具の先端部の径方向における前記接地電極の厚みをc、前記ネジ部の谷の部分における前記主体金具の径方向厚みをdとしたとき、a≧0.3mmかつb≧0.2mmかつc+b≦dであることを特徴とする請求項1または2に記載のスパークプラグ。
  4. 前記軸線方向の前記溝の長さをe、前記主体金具の先端部における前記主体金具の中心軸から前記主体金具の外周面までの距離と前記中心軸から前記溝までの距離との差をfとしたとき、e≧0.6mmかつf≧1.2mmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
  5. 前記溝と前記溝に線接触して嵌め込まれた前記接地電極とが、抵抗溶接により一体に形成されて成ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のスパークプラグ。
  6. 前記主体金具の先端部における前記軸線方向に直交する断面において、前記溝は前記主体金具の外周に向かって広がり、かつ前記接地電極と接する2つの側辺を有し、前記2つの側辺と、前記溝の開口部における2つの開口端を通る直線との2つのなす角のうち少なくとも一方の角度θが、65°≦θ≦80°であることを特徴とする請求項5に記載のスパークプラグ。
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