JP5147440B2 - 表示装置及び誘導灯 - Google Patents
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Description
光源を有する光源ユニットと、
上記光源ユニットの光源を点灯させる点灯回路を有する器具本体と、
上記光源ユニットの光源が放射する光を入射して発光する表示板を有する表示ユニットと、
上記器具本体に固定され、上記表示ユニット及び上記光源ユニットの少なくともいずれかと係合する形状を有し、上記表示ユニット及び上記光源ユニットの少なくともいずれかを着脱自在に保持する弾性体とを備えることを特徴とする。
実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
なお、配線等の細部は省略している。
誘導灯800は、本体100、表示ユニット200、光源ユニット300を有する。
本体100(器具本体)は、一面が大きく開口した中空直方体状である。本体100は、端子台510、バッテリー520、点灯装置530(点灯回路)、点検スイッチ540などの電気部品を内蔵している。
表示ユニット200は、本体100の開口とほぼ同じ大きさの板状である。表示ユニット200は、光源ユニット300が発光した光を入射し、入射した光により、非常口など避難誘導を示す図柄を表示する。
光源ユニット300は、表示ユニット200の上に取り付ける。光源ユニット300は、LEDや冷陰極ランプなどの光源を内蔵している。光源ユニット300が内蔵する光源は、点灯装置530から電力の供給を受けて発光する。
バッテリー520は、点灯装置530を介して、商用電源などから電力の供給を受けて、充電される充電池である。
点灯装置530は、端子台510を介して、商用電源などから電力の供給を受けて、光源ユニット300が内蔵する光源を点灯する電圧を生成する。また、点灯装置530は、停電などにより商用電源から電力の供給を受けられない場合には、バッテリー520から電力の供給を受けて、光源ユニット300が内蔵する光源を点灯する電圧を生成する。
点検スイッチ540は、光源ユニット300が内蔵する光源やバッテリー520に異常がないかを点検するためのスイッチを含む装置である。点検スイッチ540は、本体100の下面に露出したボタン(図示せず)を有し、利用者は、このボタンを押すことにより、異常の有無を点検する。また、点灯装置530は、本体100の下面に露出したLEDなどの異常表示部(図示せず)を有し、この異常表示部の点灯状態により、点検結果を表示する。
この図において、本体100は、右前斜め下方向から見たところを示している。表示ユニット200は、右後斜め上方向から見たところを示している。光源ユニット300は、右後斜め下方向から見たところを示している。
なお、端子台510などの電気部品や、電気部品を本体100内部に取り付けるための構造は、省略している。
本体枠110は、本体100の筐体である。本体枠110は、前方向がほぼ全面に渡って大きく開口した中空直方体状である。
本体枠110は、上部111、左側部112、右側部(図示せず)、下部113、後部114を有する。
なお、この図において弾性体取付部120は直方体状であるが、弾性体400を取り付けることができる形状であれば、弾性体取付部120の形状は直方体状である必要はない。
また、弾性体400は、本体枠110や弾性体取付部120と同じ材料であってもよいが、本体枠110や弾性体取付部120とは別個の部品として製造し、弾性体取付部120に取り付けることが好ましい。弾性体400を本体枠110と一体に形成すると、弾性体400の変形が本体枠110に伝わり、本体枠110がひび割れるなど破損の原因となる可能性があるからである。弾性体400が本体枠110と別個の部品であれば、弾性体400が万一破損した場合であっても、弾性体400だけを交換すればよく、誘導灯800全体の耐用年数を長くすることができる。
表示ユニット200は、表示ユニット枠210、表示ユニット突出部220、支持突出部230、遮光突出部240、導光板260、表示パネル270を有する。
表示ユニット枠210は、表示ユニット200の筐体である。表示ユニット枠210は、中空直方体の6面のうち、左面(左側部212)、右面(右側部、図示せず)、下面(下部213)及び後面(後部214)の4面からなる。
また、後部214の上寄り右端に位置するもう一つの表示ユニット突出部220が、左右対称の位置に設けられている(図示せず)。もう一つの表示ユニット突出部220は、右側部から突出したもう一つの弾性体取付部120に固定された弾性体400と係合する。
嵌合穴231は、支持突出部230を上下方向に貫通した穴である。嵌合穴231は、嵌合爪部130と嵌合する形状であり、嵌合爪部130と対応する位置に設けられている。表示ユニット200を本体に取り付けたとき、嵌合爪部130と嵌合穴231とが嵌合し、表示ユニット200の下側が前方向に動かないよう固定される。
表示パネル270は、消防法により定められた非常口を示す図柄などが印刷された合成樹脂製の平板である。表示パネル270は、導光板260の前方向に位置する。表示パネル270は、導光板260の前面から放射された光を透過することにより光り、印刷された図柄を表示する。
なお、表示パネル270に印刷された図柄は、他の図柄であってもよい。
光源ユニット枠310は、光源ユニット300の筐体であり、中空直方体の6面のうち、上面(上部311)及び前面(前部315)の2面からなる。
また、前部315の上右端に位置するもう一つの光源ユニット突出部320が左右対称の位置に設けられている(図示せず)。もう一つの光源ユニット突出部320は、右側部から突出したもう一つの弾性体取付部120に固定された弾性体400と係合する。
LED基板350は、LED351などの光源と、光源を点灯するための電子回路とを実装している。LED基板350は、図示していない配線を介して、点灯装置530から電力の供給を受け、LED351を点灯する。
なお、第一屈曲部412、第二屈曲部414、第三屈曲部416の屈曲半径は、同一であってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。
弾性体400の下半分の形状は、上半分と面対称である。
凹部224は、この凹みに当たる部分であり、弾性体400の第一屈曲部412と係合する。
凸部221は、底面長方形の上後ろ方向の角に当たる部分であり、弾性体400の第二屈曲部414と係合する。
すると、表示ユニット突出部220の凸部221が弾性体400の第一腕部411に当接し、当接点から弾性体400に力が加わるので、弾性体400が弾性変形して、第一腕部411、第一屈曲部412、第二腕部413、第二屈曲部414、第三腕部415が上斜め後ろ方向に移動する。
これにより、表示ユニット突出部220が更に後ろ方向に移動できるようになり、凸部221が第一屈曲部412よりも後ろに入ると、弾性体400が復元して、第一腕部411、第一屈曲部412、第二腕部413、第二屈曲部414、第三腕部415が元の位置に戻る。
その結果、第一屈曲部412が凹部224に係合し、凸部221が第二屈曲部414に係合して、表示ユニット200が本体100に固定される。
このため、表示ユニット200を本体100から取り外すには、表示ユニット200を前方向に移動させる必要がある。表示ユニット200を前方向に移動させようとすると、凸部221が第二腕部413と当接し、当接点から弾性体400に力が加わる。このとき働く力の方向は、表示ユニット200を本体100に取り付ける場合に弾性体400に加わる力の方向と異なり、第一腕部411、第一屈曲部412、第二腕部413を上斜め前方向に移動させようとする。このため、表示ユニット200を取り外せる位置まで第一屈曲部412を移動させるためには、取り付け時よりも大きな力を加える必要がある。
その場合、表示ユニット突出部220と弾性体400との係合により、光源ユニット300と一体化した表示ユニット200を本体100に取り付けることとし、光源ユニット突出部320がなくてもよい。あるいは、逆に、光源ユニット突出部320と弾性体400との係合により、光源ユニット300と一体化した表示ユニット200を本体100に取り付けることとし、表示ユニット突出部220がなくてもよい。
この実施の形態で説明した弾性体400の形状は、1枚の板バネの両端を用いて、一方で表示ユニット200を固定し、他方で光源ユニット300を固定することができるので、1つの部品で2つの部材を固定する役割を果たし、部品数を削減できるので好ましい。
なお、弾性体400として、板バネなど金属製の部品を用いれば、LED351の発熱などにより高温となっても劣化しないので、好ましい。
実施の形態2について、図4〜図5を用いて説明する。
この図において、本体100及び後側の光源ユニット300は、右前斜め下方向から見たところを示している。後側の表示ユニット200は、右前斜め上方向から見たところを示している。前側の表示ユニット200は、右後斜め上方向から見たところを示している。前側の光源ユニット300は、右後斜め下方向から見たところを示している。
なお、実施の形態1で説明した誘導灯800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、端子台510などの電気部品や、電気部品を本体100内部に取り付けるための構造は省略している。
弾性体取付部120の1つは、本体枠110の上部111内面(下面)左寄りに位置し、上部111の内面から下方向に突出している。
弾性体取付部120の他の1つは、本体枠110の下部113内面(上面)左寄りに位置し、下部113の内面から上方向に突出している。
弾性体取付部120の残りの2つ(図示せず)は、本体枠110の上部111内面右寄り及び本体枠110の下部113内面右寄りに位置し、図示した2つの弾性体取付部120とほぼ左右対称である。
4つの弾性体400は、4つの弾性体取付部120それぞれにしっかりと固定されている。上部111から突出した2つの弾性体取付部120に固定された2つの弾性体400は、弾性体取付部120の下面に固定されている。また、下部113から突出した2つの弾性体取付部120に固定された2つの弾性体400は、弾性体取付部120の上面に固定されている。
表示ユニット突出部220の1つは、表示ユニット枠210の後部214の後面下端・左寄りに位置し、後部214の後面から後ろ方向に突出している。
表示ユニット突出部220の他の1つ(図示せず)は、表示ユニット枠210の後部214の後面下端右寄りに位置し、図示した表示ユニット突出部220とほぼ左右対称である。
光源ユニット突出部320の1つは、光源ユニット枠310の上部311の後面左寄りに位置し、上部311の後面から後ろ方向に突出している。
光源ユニット突出部320の他の1つ(図示せず)は、光源ユニット枠310の上部311の後面右寄りに位置し、図示した光源ユニット突出部320とほぼ左右対称である。
第四屈曲部428は、基部429の前端(及び後端)を下方向に所定の半径で鈍角に屈曲させた形状である。
第四腕部427は、第四屈曲部428の先端に接続している屈曲していない部分である。第四屈曲部428が鈍角に屈曲しているので、第四腕部427は前斜め下方向に伸びている。
第三腕部425は、第三屈曲部426の先端に接続している屈曲していない部分である。第三屈曲部426の屈曲により、第三腕部425は前斜め上方向に伸びている。
第二腕部423は、第二屈曲部424の先端に接続している屈曲していない部分である。第二屈曲部424の屈曲により、第二腕部423は後ろ斜め上方向に伸びている。
第一腕部421は、第一屈曲部422の先端に接続している屈曲していない部分であり、弾性体400の先端である。第一屈曲部422の屈曲により、第一腕部421は、前斜め下方向に伸びている。
すると、表示ユニット突出部220の凸部221が、弾性体400の第一腕部421または第一屈曲部422に当接し、当接点から弾性体400に力が加わるので、弾性体400が弾性変形して、第一腕部421、第一屈曲部422、第二腕部423、第二屈曲部424、第三腕部425が上方向に移動する。
これにより、表示ユニット突出部220が更に後ろ方向に移動できるようになり、凸部221が第一屈曲部422よりも後ろに入ると、弾性体400が復元して、第一腕部421、第一屈曲部422、第二腕部423、第二屈曲部424、第三腕部425が元の位置に戻る。
その結果、第一屈曲部422が凹部224に係合して、表示ユニット200が本体100に固定される。
このため、表示ユニット200を本体100から取り外すには、表示ユニット200を前方向に移動させる必要がある。表示ユニット200を前方向に移動させようとすると、凸部221が第一屈曲部422と当接し、当接点から弾性体400に力が加わる。このとき働く力の方向は、表示ユニット200を本体100に取り付ける場合に弾性体400に加わる力の方向と異なり、第一腕部421、第一屈曲部422、第二腕部423、第二屈曲部424、第三腕部425を前方向に移動させようとする。このため、表示ユニット200を取り外せる位置まで第一屈曲部422を移動させるためには、取り付け時よりも大きな力を加える必要がある。
また、表示ユニット200及び光源ユニット300のいずれか一方のみを、弾性体400により本体100に固定し、他方は、他の方法により本体100または本体100に固定された表示ユニット200または光源ユニット300に固定することとしてもよい。
実施の形態3について、図6を用いて説明する。
この図において、本体100及び後側の光源ユニット300は、右前斜め下方向から見たところを示している。後側の表示ユニット200は、右前斜め上方向から見たところを示している。前側の表示ユニット200は、右後斜め上方向から見たところを示している。前側の光源ユニット300は、右後斜め下方向から見たところを示している。
なお、実施の形態1または実施の形態2で説明した誘導灯800と共通する部分については、同一の符号を付し、説明を省略する。また、端子台510などの電気部品や、電気部品を本体100内部に取り付けるための構造は、省略している。
また、誘導灯800は、2つの弾性体400を有する。
弾性体400の他の一つ(図示せず)は、本体枠110の右側部内側(左側)上端から突出した弾性体取付部120の左面に、図示した弾性体400と左右対称に固定されている。
また、実施の形態2と比較して、弾性体400を本体枠110に取り付ける取り付け方向が異なり、弾性体400の弾性変形により、第一腕部などが左右方向に移動する向きに固定されている。
表示ユニット突出部220の一つは、表示ユニット枠210の後部214の後方向上寄り左端に位置し、後部214の後面から突出している。表示ユニット突出部220の形状は、実施の形態2で説明した表示ユニット突出部220と同様であるが、向きが異なり、凸部が右方向にある。表示ユニット200を本体100に取り付けると、切れ目によって先端が2つに分かれた弾性体400の下側の部分に、表示ユニット突出部220が係合する。
表示ユニット突出部220の他の一つ(図示せず)は、表示ユニット枠210の後部214の後方向上寄り右端に位置し、図示した表示ユニット突出部220と左右対称である。
光源ユニット突出部320の一つは、光源ユニット枠310の前部315の後方向・左端に位置し、前部315の後面から突出している。光源ユニット突出部320の形状は、実施の形態2で説明した光源ユニット突出部320と同様であるが、向きが異なり、凸部が右方向にある。光源ユニット300を本体100に取り付けると、切れ目によって先端が2つに分かれた弾性体400の上側の部分に、光源ユニット突出部320が係合する。
光源ユニット突出部320の他の一つ(図示せず)は、光源ユニット枠310の前部315の後方向右端に位置し、図示した光源ユニット突出部320と左右対称である。
実施の形態4について、図7を用いて説明する。
なお、実施の形態1で説明した光源ユニット300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
光源ユニット枠310である部品の材料は、金属など熱伝導率の大きい材料を用いる。光源ユニット突出部320及び光源ユニット係合部330である部品の材料は、金属や合成樹脂を用いるが、これに限るものではない。
また、光源ユニット突出部320及び光源ユニット係合部330が別部品なので、光源ユニット枠310を押出し成形により製造することができる。押出し成形加工は、断面形状が一定の部品を製造するのに適しているからである。また、ダイカスト成形加工と比較して、製造コストを低くすることができる。
実施の形態5について、図8〜図13を用いて説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態4で説明した誘導灯800と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
この実施の形態における誘導灯800は、光源ユニット300の構造が、実施の形態1〜実施の形態4で説明したものと異なる。
斜視図(a)は、光源ユニット枠310を右斜め上前方から見たところを表わす。なお、光源ユニット枠310の形状は、導光板260の上部の形状と密接に関係するため、導光板260も合わせて示す。斜視図(b)は、光源ユニット枠310を右斜め下後方から見たところを表わす。
図10は、この実施の形態における光源ユニット枠310の形状を示す側面図である。
この図は、光源ユニット枠310を右から見たところを表わす。
上部311は、LED351(光源)が放射した光が上方向に漏れるのを防ぐカバーである。上部311には、二つのカバー嵌合穴318と四つの基板取付穴319とが設けられている。
カバー嵌合穴318は、光源ユニット枠310の両端付近にそれぞれ設けられている。カバー嵌合穴318は、ほぼ長方形の貫通穴である。
基板取付穴319は、LED基板350を固定するためのネジを通す貫通穴である。
前部315は、LED351が放射した光が前方向に漏れるのを防ぐカバーである。
係合挟持部316は、上部311の上(外側)に設けられている。
光源ユニット枠310は、カバー嵌合穴318、基板取付穴319など、ごく一部を除き、断面形状が一定の柱状体である。柱状体である光源ユニット枠310の高さ方向Hは、誘導灯800の左右方向と一致し、光源ユニット枠310に取り付けたLED基板350上で一直線上に並んだ複数のLED351が並ぶ直線の方向とほぼ同一方向である。
導光板260へ入射した光は、原則として、導光板260の前面及び背面で全反射を繰り返しながら、導光板260の中を通り、下方へ伝わる。導光板260の背面側には、光を拡散させるための細かな凹凸が設けられていて、導光板260の中を伝わった光は、この凹凸に当たると拡散し、表示パネル270のほうへ導かれる。これにより、拡散した光が表示パネル270を背面側から照らす。
前側幹部661及び前側枝部662は、支持部611の上面と相まって、コの字状の囲まれた空間を形成する。同様に、後側幹部671及び第一枝部672は、支持部611の上面と相まって、コの字状に囲まれた空間を形成する。これにより、コの字状に囲まれた二つの空間が互いに正対する位置に形成される。
すなわち、光源ユニット枠310は、アルミニウムなどの金属で形成することにより光源(LED351)の放熱性に優れ、また、押出し成形により成形することにより安価に生産できる。この両方の利点を享受するため、光源ユニット枠310は、アルミニウムを材料として、アルミ押出し成形により成形することが好ましい。
側面カバー部381は、光源ユニット枠310の断面とほぼ同じくらいの高さ及び幅を有し、係合保持部品380を光源ユニット枠310に取り付けたとき、LED351が放射した光が、光源ユニット枠310の両端から横方向(LED351の並んだ直線の方向)に漏れるのを防ぐ。
対カバー係合部382は、側面カバー部381の内側から横方向に突出している。対カバー係合部382は、光源ユニット枠310と係合することにより、光源ユニット枠310を着脱自在に保持し、係合保持部品380を光源ユニット枠310に固定する。
対本体係合部383は、側面カバー部381の裏側から横方向に突出している。対本体係合部383の突出方向は、対カバー係合部382の突出方向に対してほぼ垂直な方向である。対本体係合部383は、本体枠110と係合することにより、本体枠110を着脱自在に保持し、光源ユニット300全体を本体100に固定する。
カバー押さえ部384は、側面カバー部381の内側から横方向に突出している。カバー押さえ部384の突出方向は、対カバー係合部382の突出方向とほぼ同一であり、カバー押さえ部384の突出位置は、対カバー係合部382の突出位置よりも下である。カバー押さえ部384は、対カバー係合部382との間に光源ユニット枠310を挟むことにより、光源ユニット枠310を押さえる。
対表示係合部385は、側面カバー部381の内側下寄りに形成された凹凸である。対表示係合部385は、表示ユニット200が取り付けられた本体100に光源ユニット300を取り付けたとき、表示ユニット200と係合して、光源ユニット300と表示ユニット200との位置関係を固定する。
庇部386は、側面カバー部381の内側前端から横方向に突出した庇状の部分である。係合保持部品380を光源ユニット枠310に取り付けたとき、庇部386は、光源ユニット枠310の前に被さり、LED351が放射した光が光源ユニット枠310と係合保持部品380との間の隙間から外に漏れるのを防ぐ。
平面図(a)は、係合保持部品380を上から見たところを表わす。側面図(b)は、係合保持部品380を右から見たところを表わす。背面図(c)は、係合保持部品380を後から見たところを表わす。底面図(d)は、係合保持部品380を下から見たところを表わす。斜視図(e)は、係合保持部品380の対本体係合部383を左斜め下後方から見たところを表わす。
対カバー係合支持部721は、側面カバー部381の内側から横方向に突出した板状の突起である。対カバー係合支持部721の先端は、上側及び下側の稜線がそれぞれ丸く面取り(R面取り・フィレット)されている。対カバー係合支持部721は、係合保持部品380を光源ユニット枠310に取り付けたとき、係合挟持部316によって形成された空間に挿入される。
対カバー嵌合爪722は、対カバー係合支持部721の下側から下方向に突出した爪状の突起である。対カバー嵌合爪722は、横から見るとほぼ直角三角形状であり、対カバー係合支持部721に接する二つの角のうち根元に近い側の角がほぼ直角である。対カバー嵌合爪722は、係合保持部品380を光源ユニット枠310に取り付けたとき、カバー嵌合穴318に嵌合する。
対カバー係合補強部723及び対カバー係合補強部724は、対カバー係合支持部721の根元の両横に位置し、対カバー係合支持部721と一体で、側面カバー部381の内側から横方向に突出した突起である。対カバー係合補強部723,724の下側の面は、対カバー係合支持部721の下側の面と連続した平面を構成し、対カバー係合補強部723,724の厚みは、対カバー係合支持部721の厚みよりも厚い。対カバー係合補強部723,724の先端は、対カバー嵌合爪722よりも側面カバー部381に近い位置にあり、上側の稜線が約45度の角度に面取り(C面取り)されて、面取り面725,726が形成されている。対カバー係合補強部723は、係合挟持部316により形成された空間のうち、支持部611・後側幹部671・第一枝部672によりコの字状に囲まれた空間にちょうど収まる大きさである。また、対カバー係合補強部724は、係合挟持部316により形成された空間のうち、支持部611・前側幹部661・前側枝部662によりコの字状に囲まれた空間にちょうど収まる大きさである。
このような構造を採用することにより、ネジなどを使わず、光源ユニット枠310(光源カバー)の端部に係合保持部品380(端部カバー)を簡単に装着することができ、容易には外れないようにすることができる。
対本体係合根元部731は、側面カバー部381の裏側(光源ユニット300を本体100に取り付けたとき、本体100に正対する側の面)から突出する柱状体である。対本体係合根元部731は、直方体780の稜線のうち内側の二つの稜線781,782を面取り(C面取り)した形状である。
対本体嵌合爪732は、等脚台形を底面に持つ四角柱790から、一方の底面である等脚台形の上底辺にあたる稜線791を面取り(C面取り)し、同じ底面であると等脚台形の下底辺にあたる稜線792を丸く面取り(R面取り)し、更に、対本体係合根元部731の面取り面の延長にあたる面で、内側の二つの稜線893,794を面取りした形状である。四角柱790の一方の底面は、直方体780の面取りのある側の側面と連続した平面をなす。四角柱790の高さは、直方体780の幅より大きく、四角柱790の他方の底面は、直方体780の面取りのない側の側面より突出して、爪状の部分を形成している。
係合保持部品380を光源ユニット枠310に取り付けると、対本体係合部383は、光源ユニット枠310の後端部612と当接し、内側から支持される。このため、対本体係合部383は、外側からの力を受けても容易に変形しない。
この図は、本体枠110の左上の部分を内側から見たところを示す図である。
本体嵌合凸部119は、本体嵌合凹部118の前側に位置し、本体嵌合凹部118より内側に突出しているが、左側部112の内側の面よりはへこんでいる。本体嵌合凸部119は、本体嵌合凹部118と嵌合した対本体係合部383が外れにくくする。
また、本体嵌合凹部118及び本体嵌合凸部119は、光源ユニット300一つに対して一組設けられる。この例における誘導灯800は両面灯であり、表側の表示ユニット200用の光源ユニット300と、裏側の表示ユニット200用の光源ユニット300とがあって、合計二つの光源ユニット300がある。そのため、本体嵌合凹部118及び本体嵌合凸部119は、本体枠110の表側の左右に1つずつ、本体枠110の裏側の左右に1つずつ設けられ、合計四つの本体嵌合凹部118と、四つの本体嵌合凸部119とが設けられている。
この図は、本体枠110及び光源ユニット300を上から見たところを表わす。係合の様子が見えるよう、本体枠110の一部を破断している。また、左右方向に長いので、中間部分を省略している。
また、本体枠110の内側には、互いに正対する位置に本体嵌合凹部118が設けられている。対本体係合部383には、対本体嵌合爪732が設けられていて、対本体嵌合爪732が本体嵌合凹部118と嵌合することにより、対本体係合部383が本体枠110から抜けにくくする。
また、係合保持部品380を光源ユニット枠310に取り付ける構造として、上記説明したような構造を採用することにより、係合保持部品380を光源ユニット枠310に簡単装着でき、かつ容易には外れないようにすることができる。係合保持部品380を光源ユニット枠310に取り付けるのにネジなどを使う必要がないので、光源ユニット300の製造コストを抑えることができる。
Claims (6)
- 光源と、裏側に突出した光源ユニット突出部とを有する光源ユニットと、
上記光源ユニットの光源を点灯させる点灯回路を有する器具本体と、
上記光源ユニットの光源が放射する光を入射して発光する表示板と、裏側に突出した表示ユニット突出部とを有する表示ユニットと、
上記器具本体に固定され、一方の端が上記表示ユニット突出部と係合して上記表示ユニットを着脱自在に保持し、他方の端が上記光源ユニット突出部と係合して上記光源ユニットを着脱自在に保持する弾性体と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 上記器具本体は、中空略直方体状の本体枠を有し、
上記弾性体は、上記表示ユニット突出部と係合することにより上記表示ユニットを上記本体枠の下部との間に挟んで保持し、上記光源ユニット突出部と係合することにより上記光源ユニットを上記本体枠の上部との間に挟んで保持する
ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 上記表示ユニットは、更に、表示ユニット係合部を有し、
上記光源ユニットは、更に、上記表示ユニット係合部と係合する光源ユニット係合部を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。 - 上記器具本体は、更に、所定方向を除いて上記点灯回路の周囲を囲み、上記所定方向が上記表示ユニットと略同一の大きさに開口した本体枠を有し、
上記弾性体は、上記本体枠の開口を閉塞する位置に上記表示ユニットを保持する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示装置。 - 上記表示装置は、二つの表示ユニットを備え、
所定方向及び上記所定方向と反対の方向を除いて上記点灯回路の周囲を囲み、上記所定方向及び上記所定方向と反対の方向が上記表示ユニットと略同一の大きさに開口した本体枠を有し、
上記弾性体は、上記本体枠の上記所定方向の開口を閉塞する位置に上記二つの表示ユニットのうちの一つを保持し、上記本体枠の上記所定方向と反対の方向の開口を閉塞する位置に上記二つの表示ユニットのうちのもう一つを保持する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の表示装置。 - 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の表示装置であって、
上記表示板は、避難誘導を示す図柄を表示する
ことを特徴とする誘導灯。
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