JP4969345B2 - 表示装置及び誘導灯 - Google Patents
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この発明は、例えば、上記のような課題を解決するためになされたものであり、光源で発生した熱を効率よく放熱できるようにすることを目的とする。
光を放射する発光素子と、外部に露出した露出面を持ち上記発光素子と熱接続した保持部材とを有する光源ユニットと、
上記発光素子が放射した光を入射し、入射した光により所定の図柄を発光させて表示する表示ユニットとを備えることを特徴とする。
実施の形態1について、図1〜図3を用いて説明する。
なお、配線等の細部は省略している。
本体100は、ほぼ直方体の外形であり、内部の空間に端子台510、バッテリー520、点灯装置530、点検スイッチ540などの電気部品が納められている。
バッテリー520は、点灯装置530を介して商用電源から電力の供給を受け、充電される充電池である。バッテリー520は、停電などにより商用電源からの電力供給が途絶えた場合、光源を点灯する電源となる。
点灯装置530は、通常時には、端子台510を介して商用電源から、停電時には、バッテリー520から電力の供給を受け、光源を点灯する電圧を生成する。
点検スイッチ540は、誘導灯800に異常がないかなどを点検するためのスイッチや、点検結果を通知するためのLEDなどを有する回路である。
表示ユニット200は、光源が放射した光を入射し、表示パネルを均等に照らす光に変換して、表示パネルを発光させることにより、表示パネルに描かれた図柄を表示する。
この図において、本体100は、右前斜め下方向から見たところを示している。表示ユニット200は、右後斜め上方向から見たところを示している。光源ユニット300は、右後斜め下方向から見たところを示している。
なお、本体100内の端子台510、バッテリー520、点灯装置530、点検スイッチ540などの電気部品や、これらの電気部品を本体枠110に取り付けるための構造は、省略している。
本体枠110は、本体100の筐体であり、ほぼ中空直方体状である。本体枠110は、直方体の6面のうち、上面(本体枠上部111)、左面(本体枠左部112)、右面(本体枠右部、図示せず)、下面(本体枠下部113)、後面(本体枠後部114)の5面からなり、前面がほぼ全面にわたり大きく開口している。
弾性体取付部120の一つは、本体枠110の内側、左上端に位置し、本体枠左部112の右面から右方向に突出している。
弾性体取付部120の他の一つ(図示せず)、本体枠110の内側、右上端に位置し、図示した弾性体取付部120と左右対称である。
なお、この図では、弾性体取付部120が直方体状であるが、他の形状であってもよい。
弾性体400は、板バネなど強い変形復元力を有する部品であり、表示ユニット200及び光源ユニット300と係合する形状を有する。弾性体400は、表示ユニット200及び光源ユニット300と係合することにより、表示ユニット200及び光源ユニット300を本体100に固定する。
表示ユニット枠210は、表示ユニット200の筐体であり、ほぼ中空直方体状である。表示ユニット枠210は、直方体の6面のうち、左面(表示ユニット枠左部212)、右面(表示ユニット右部、図示せず)、下面(表示ユニット枠下部213)、後面(表示ユニット枠後部214)の4面からなり、上面と前面とが開放している。
なお、表示ユニット係合部220の形状は、弾性体400と係合することにより、表示ユニット200を本体100に固定できる形状であればよく、この例に示した形状に限らない。
表示パネル270は、誘導灯の図柄が描かれた板であり、表示ユニット200の前面、導光板260の前方向に位置する。表示パネル270は、導光板260の前面から放射される光に照らされることにより、描かれた図柄を発光させて表示する。
なお、表示パネル270の図柄を他の図柄として、誘導灯800を表示装置や照明装置として利用してもよい。
係合突出部340の他の一つ(図示せず)は、光源ユニット300の右端に位置し、図示した係合突出部340と左右対称である。
係合突出部340は、弾性体400と係合する形状の光源ユニット突出部320と、表示ユニット200と係合する形状の光源ユニット係合部330とを有する。光源ユニット突出部320は、光源ユニット300を本体100に取り付けたとき、弾性体400と係合することにより、光源ユニット300を本体100に固定する。光源ユニット係合部330は、光源ユニット300及び表示ユニット200を本体100に取り付けたとき、表示ユニット200と係合することにより、両者の取り付けを確実にする。
なお、係合突出部340は、保持部材310と一体の部品であってもよいし、保持部材310と別部品で、ネジなどにより保持部材310に固定するものであってもよい。
プリント配線板350は、保持部材上部311の下方向に位置し、LED351が発光した光が導光板260の上端面に入射するよう、保持部材上部311の下面に固定されている。
なお、プリント配線板350は、保持部材前部315の後面に固定してもよい。その場合、LED351が発光した光が導光板260の上端面に入射するよう、光の方向を変換する部材(反射板、プリズムなど)をプリント配線板350の後方向に設けてもよい。
上述したように、保持部材310は、保持部材上部311、保持部材前部315を有し、中央付近の断面はL字状である。保持部材前部315の前面及び保持部材上部311の上面(両者を露出面316と呼ぶ)は、光源ユニット300を本体100に取り付けた状態で、誘導灯800の外部に露出する。
プリント配線板350から保持部材310への熱の伝達を良くするため、プリント配線板350は、保持部材310と密着するように固定されている。例えば、ネジやバネなどを用いてプリント配線板350を保持部材310に固定する。また、プリント配線板350の裏面(LED351などが実装された面の反対側の面)や保持部材310の下面が粗いと接触面積が小さくなり熱伝導効率が悪くなるので、プリント配線板350と保持部材310との間に熱伝導シートやグリスなどの熱伝導部材を介在させてもよい。そうすれば、熱の伝導が促進されるので好ましい。
保持部材310に伝わった熱は、露出面316から外部に放熱される。保持部材310が金属など熱伝導率の高い材料でできているので、LED351から保持部材310に伝わった熱は、保持部材310全体に伝わり、露出面316全体から放熱されるので、放熱効率が高い。
また、この実施の形態における誘導灯800は、保持部材310が金属など熱伝導率の高い材料でできているので、更に放熱効率を高めることができるという効果を奏する。
更に、この実施の形態における誘導灯800は、保持部材310が誘導灯800の外部に露出した露出面316を持つので、露出面316から外部に放熱することができ、更に放熱効率を高めることができるという効果を奏する。
実施の形態2について、図4を用いて説明する。
この実施の形態における誘導灯800の全体構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明した光源ユニット300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
外装材313及び基材317は、ともに断面L字状であり、外装材313は、基材317の前方向及び上方向に密接している。保持部材前部315の外装材313の前面及び保持部材上部311の外装材313の上面は露出面316であり、光源ユニット300を本体100に取り付けた状態で、誘導灯800の外部に露出する。
なお、外装材313と基材317との間に、熱伝導シートやグリスなどの熱伝導部材を介在させてもよい。
実施の形態3について、図5を用いて説明する。
この実施の形態における誘導灯800の全体構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1及び実施の形態2で説明した光源ユニット300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
基材317は断面L字状であり、外装材313は、基材接続部318を除いて基材317の周りを覆っている。保持部材前部315の外装材313の前面及び保持部材上部311の外装材313の上面は露出面316であり、光源ユニット300を本体100に取り付けた状態で、誘導灯800の外部に露出する。
基材接続部318は、保持部材上部311の下面に位置し、基材317が露出した部分である。基材接続部318の形状・大きさは、プリント配線板350とほぼ同じかやや大きい。
保持部材310は、例えば、インサート成形などにより、露出面316を構成する外装材313と基材317とが一体成形されている。
その場合、固定用のネジに金属など熱伝導率の高い材料のものを用い、ネジの先が保持部材310内部の基材317と接触するようにすれば、LED351で発生した熱が、ネジを伝導して基材317に伝わるので、放熱効率が高くなり好ましい。
実施の形態4について、図6を用いて説明する。
この実施の形態における誘導灯800の全体構成は、実施の形態1で説明したものと同様なので、ここでは説明を省略する。
なお、実施の形態1で説明した光源ユニット300と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
LED351は、保持部材310の絶縁層319の表面(下面)に設けられた回路パターンに実装されている。
実施の形態5について、図7〜図8を用いて説明する。
この図において、本体100及び後側の光源ユニット300は、右前斜め下方向から見たところを示している。後側の表示ユニット200は、右前斜め上方向から見たところを示している。前側の表示ユニット200は、右後斜め上方向から見たところを示している。前側の光源ユニット300は、右後斜め下方向から見たところを示している。
なお、実施の形態1で説明した誘導灯800と共通する部分については、同一の符号を付し、ここでは説明を省略する。
弾性体取付部120の一つは、本体枠110の内側、左寄り上端に位置し、本体枠上部111の下面から下方向に突出している。
弾性体取付部120の他の一つは、本体枠110の内側、左寄り下端に位置し、本体枠下部113の上面から上方向に突出している。
弾性体取付部120の残りの2つ(図示せず)は、本体枠110の内側、右寄り上端及び下端に位置し、図示した2つの弾性体取付部120と左右対称である。
上側の2つの弾性体取付部120に固定されている弾性体400(熱接続部材)は、熱伝導率の高い材料でできている。
表示ユニット200は、それぞれ2つの表示ユニット係合部220を有し、表示ユニット係合部220が弾性体400と係合することにより、表示ユニット200が本体100に固定される。
光源ユニット300は、それぞれ2つの光源ユニット突出部320を有し、光源ユニット突出部320が弾性体400と係合することにより、光源ユニット300が本体100に固定される。
光源ユニット突出部320は、金属など熱伝導率の高い材料でできている。光源ユニット突出部320は、保持部材310と一体の部品であるか、保持部材310と熱接続した部品である。
保持部材310は、実施の形態1〜実施の形態4のうちいずれかで説明した保持部材310と同様である。
すると、弾性体400を介して、後側の光源ユニット300から前側の光源ユニット300へ熱が伝わり、2つの光源ユニット300の温度がほぼ等しくなる。
また、弾性体400などの熱接続部材が保持部材310と直接接触するなどして熱接続できる場合には、光源ユニット突出部320が金属など熱伝導率の高い材料でできている必要はない。
Claims (9)
- それぞれの光源ユニットが、光を放射する発光素子と、外部に露出した露出面を持ち上記発光素子と熱接続した保持部材と、上記保持部材の裏側から突出し上記保持部材と熱接続した突出部とを有する2つの光源ユニットと、
それぞれの表示ユニットが、上記2つの光源ユニットのいずれかに対応し、対応する光源ユニットの発光素子が放射した光を入射し、入射した光により所定の図柄を発光させて表示する2つの表示ユニットと、
上記2つの光源ユニットが取り付けられる本体枠と、
上記2つの光源ユニットの突出部と係合し、係合した突出部を上記本体枠の内面との間に挟むことにより、上記2つの光源ユニットを上記本体枠に固定するとともに、係合した突出部と熱接続することにより、上記2つの光源ユニットの間を熱接続する弾性体と
を備えることを特徴とする表示装置。 - 上記弾性体は、金属製であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 上記保持部材は、金属製であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
- 上記保持部材は、金属製の基材を持ち、露出面が合成樹脂製であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示装置。
- 上記保持部材は、上記金属製の基材と上記合成樹脂製の露出面とが一体成形されたものであることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
- 上記保持部材は、上記発光素子を点灯する配線が印刷され上記発光素子を実装した実装面を持つことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の表示装置。
- 上記光源ユニットは、更に、
上記発光素子を実装し、上記保持部材に固定されたプリント配線板を有し、
上記保持部材は、上記プリント配線板を介して上記発光素子と熱接続する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の表示装置。 - 上記光源ユニットは、更に、
上記プリント配線板と上記保持部材との間に位置し、上記プリント配線板から上記保持部材への熱伝導を促進する熱伝導部材
を有することを特徴とする請求項7に記載の表示装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の表示装置であって、
上記表示ユニットは、避難誘導を示す図柄を表示する
ことを特徴とする誘導灯。
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