JP3743270B2 - 表示用照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示用照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の表示用照明器具において、光源として熱陰極の蛍光灯に比べて小型で輝度の高い冷陰極蛍光灯を用いたものが提供されている。例えば、表示用照明器具の一種である誘導灯においては、光源として冷陰極蛍光灯を用いたいわゆる高輝度誘導灯が提供されている。
【0003】
この種の高輝度誘導灯としては、図17に示すように、合成樹脂製であって前面開口した直方体状の器具本体10’と、難燃性アクリル樹脂製の表示パネル21および表示パネル21の後面側に配設されたアクリル樹脂製の導光板32を具備し器具本体10’の前面に取り付けられる矩形板状の表示ユニット20”と、導光板32の上端面に対向配置される直管形の冷陰極蛍光灯(図示せず)および上記上端面に臨む側が開放された断面U字状の反射板(図示せず)が内装されたランプホルダユニット30”とを備えた導光板式(若しくはパネル式と称される)の高輝度誘導灯が提供されている。
【0004】
図17に示す高輝度誘導灯は、器具本体10’の上壁に天井直付け用の取付ねじ(図示せず)が挿通される一対のねじ挿通孔58,58が左右方向に離間して形成されており、天井面に上記取付ねじなどを用いて直付けされるものであって、器具本体10’内には、上記冷陰極蛍光灯を点灯させる点灯装置4、点灯装置4に接続され器具本体10’の上壁に穿孔した電線挿通穴59を挿通させた電源電線を接続する端子台7などが収納されている。また、表示ユニット20”は、導光板32の上端面に対向配置された上記冷陰極蛍光灯からの光を導光板32内での全反射により導光板32の下端面側に導きながら導光板32の後面に設けた光拡散部(図示せず)に入射させ、光拡散部で拡散した光のうち、表示パネル21へ向かう光を表示パネル21の前方に出射するものである。なお、上記冷陰極蛍光灯の両端部にはハーネス80の電線83が接続されており、ハーネス80のコネクタ82が器具本体10’内において点灯装置4に電線54を介して接続されたコネクタ84に接続されている。また、ランプホルダユニット30”は表示ユニット20”に取り付けられ、ランプホルダユニット30”が取り付けられた表示ユニット20”が器具本体10’に着脱自在に取り付けられる。
【0005】
ここにおいて、表示ユニット20”は、後面の左右両端部において上下方向の中央部から後方に向かって取付脚29が突設されており、器具本体10’の両側壁の内側面にそれぞれ設けられた装着部15に各取付脚29が挿入されることで表示ユニット20”と器具本体10’との上下左右の位置決めがなされるとともに、取付脚29の側面に突設された係止突起29aと装着部15に設けられた凹所(図示せず)とが凹凸係合し、取付脚29と装着部15との互いの当接面の摩擦と上記凹凸係合により表示ユニット20”が器具本体10’に強固に取り付けられている。ここに、表示ユニット20”の器具本体10’への取付強度を高めるには、表示ユニット20”の後面からの取付脚29の突出寸法を大きくすることが望ましい。一方、器具本体10’から表示ユニット20”を取り外す場合には、表示ユニット20”の側面の後部に設けられたスリット(図示せず)にマイナスドライバの先端部などを挿入して表示ユニット20”が器具本体10’から離れる向きの力を作用させた後に表示ユニット20”を器具本体10’の前方へ引き抜ぬけばよい。
【0006】
要するに、図17に示した高輝度誘導灯では、ランプホルダユニット30”が取り付けられた表示ユニット20”を器具本体10’に対して前方から押し込むことにより器具本体10’へ取り付け、器具本体10’から前方へ表示ユニット20”を引き抜くことにより器具本体10’から表示ユニット20”が取り外されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の高輝度誘導灯は、表示ユニット20”の後面から突出した一対の取付脚29が器具本体10’の左右両側壁の内側に設けられた一対の装着部15に挿入されるように表示ユニット20”を器具本体10’の前方から押し込むことにより器具本体10’へ表示ユニット20”を取り付け、表示ユニット20”を器具本体10’の前方へ引き抜くことで器具本体10’から取り外すことができるが、表示ユニット20”はアクリル樹脂製の導光板32を具備し比較的重量の重いものであるから、表示ユニット20”の着脱時にかなり大きな力を必要とする。
【0008】
しかしながら、上記従来の高輝度誘導灯を天井に直付けした場合には、器具本体10’の上壁に設けられたねじ挿通孔58と器具本体10’の両側壁の内側面に設けられた装着部15との距離が比較的大きく、表示ユニット20”の着脱時にねじ挿通孔58の周りに大きなモーメントがかかるので、表示ユニット20”の着脱作業に伴ってねじ挿通孔58の周りが破損しないように器具本体10’の構成を配慮しなければならず、器具本体10’の薄型化および小型化の障害になる恐れがあった。また、器具本体10’への表示ユニット20”の取付強度を高めるには、表示ユニット20”の後面からの取付脚29の突出寸法を大きくする必要があるが、取付脚29の突出寸法を大きくすると、器具本体10’の薄型化の障害になるとともに、表示ユニット20”の着脱作業に伴ってねじ挿通孔58の周りの破損する恐れが高くなる。
【0009】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、薄型化および小型化が可能な表示用照明器具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、前面開口した直方体状の器具本体と、前記器具本体内に配設され光源を点灯させる点灯装置と、矩形状の表示パネルおよび前記表示パネルの後面側に配設され端面に対向配置された前記光源の光を前記表示パネルへ導光する導光板を有し前記器具本体の前面に沿って設けられる表示ユニットと、前記表示ユニットを前記器具本体へ前記器具本体の前面に沿ってスライド自在に取り付けるユニット取付手段とを備えてなることを特徴とするものであり、前記表示ユニットを前記器具本体へ前記器具本体の前面に沿ってスライド自在に取り付けるユニット取付手段を備えているので、前記表示ユニットを前記器具本体の前面に沿ってスライドさせることにより前記器具本体に着脱でき、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで前記器具本体の上壁にかかる力を小さくできて前記器具本体の破損の恐れがないから、施工時および使用時の安全性を高めることが可能で前記器具本体の薄型化および小型化を図ることができ、結果的に照明器具全体の薄型化および小型化を図ることができる。
しかも、前記ユニット取付手段は、前記器具本体の内側面から前記器具本体の前面に沿って突設された保持片と前記器具本体の内側面から前記器具本体の前後方向に沿って突設された規制片とからなるガイド壁と、前記表示ユニットの後面からスライド方向に沿って後方に突出した突出片と突出片から外方へ延設され前記保持片に重複し且つ前記規制片に当接する支持片とからなりガイド壁に係合する係合突起とを備え、前記支持片における前記表示ユニットの後面との対向面には、前記器具本体への取付時のスライド方向において先にガイド壁に係合する側ほど前記後面との距離を大きくする傾斜面が形成されてなるので、前記表示ユニットのスライドが容易であり、また、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで前記器具本体の上壁にかかる力を小さくできる。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記表示ユニットが、前記器具本体の上下方向へスライド自在であって下方向にスライドさせることにより前記器具本体に取り付けられているので、前記表示ユニットの着脱時には上下方向に力がかかり、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで器具本体の上壁にかかる力を小さくでき、照明器具全体の薄型化および小型化を図ることができる。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記表示ユニットが、前記器具本体に対して左右方向にスライド自在なので、前記表示ユニットの着脱時には前記器具本体の左右方向に力がかかり、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで器具本体の上壁にかかる力を小さくでき、照明器具全体の薄型化および小型化を図ることができる。
【0018】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記表示ユニットは、前記器具本体の内側面に係合して前記器具本体の周壁の内方への変形を防止する変形防止突起が後面から突設されているので、前記器具本体の周壁の内側への反りによって前記器具本体への前記表示ユニットの取付精度が低下するのを防止することができるとともに照明器具全体の外観が損なわれるのを防止することができる。
【0019】
請求項5の発明は、請求項2の発明において、前記光源が内装され器具本体に着脱自在なランプホルダユニットを備え、前記ランプホルダユニットが、前記器具本体に前記表示ユニットが取り付けられた状態で前記器具本体に着脱自在であって、前記ランプホルダユニットの一部が前記表示パネルの上部に重なるように位置することで前記器具本体からの前記表示ユニットの離脱が防止されるので、光源の交換に際しては前記ランプホルダユニットの着脱のみでよいから光源の破損を防止できて交換作業が容易になり、しかも、前記器具本体に前記表示ユニットが取り付けられた状態で前記ランプホルダユニットを前記器具本体へ取り付けることにより前記器具本体からの前記表示ユニットの離脱が防止されるから、前記ランプホルダユニットを取り外した状態で前記表示ユニットをスライドさせることにより前記器具本体から前記表示ユニットを取り外すことができる構成を採用しながらも前記ランプホルダユニット以外の部材を用いることなく前記表示ユニットの離脱を防止することができ、施工性が向上する。
【0021】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態では、図1および図2に示す構成の高輝度誘導灯(以下、誘導灯と略称する。)を例示する。以下、本実施形態の誘導灯について図1ないし図9を参照しながら説明する。
【0022】
本実施形態の誘導灯は、前面開口した直方体状の器具本体10と、矩形状(本実施形態では、正方形状)の表示パネル21を有し器具本体10の前面開口の大部分を覆う表示ユニット20と、光源たる直管形の冷陰極蛍光灯(図示せず)を保持し器具本体10の前面開口のうち表示ユニット20により覆われていない残りの部分を覆うように表示ユニット20の上縁に沿って配設されたランプホルダユニット30とを備えている。ここに、表示ユニット20は、避難口へ誘導するためのシンボルが表記され透光性を有するアクリル樹脂製の表示パネル21と、表示パネル21の後面側に配設され上記冷陰極蛍光灯の光を表示パネル21へ導光する透明アクリル樹脂製の導光板(図示せず)と、該導光板の後面に配設される反射シート(図示せず)と、表示パネル21および上記導光板および上記反射シートを保持する合成樹脂製のパネルケース23とで構成されている。
【0023】
本実施形態においては、器具本体10の左右幅に略等しい左右幅を有し器具本体10の上下幅よりも小さな上下幅を有する正方形状の表示ユニット20と表示ユニット20の表示パネル21の上縁に沿って配設されたランプホルダユニット30とで器具本体10の前面開口を覆い、且つ、表示ユニット20とランプホルダユニット30とを合わせた外周形状が器具本体10において前面開口を囲む部位の外周形状に沿っている。しかして、本実施形態では、すっきりした外観にすることができるとともに、表示パネル21の表示面の輝度の均整度を高くすることができる。
【0024】
器具本体10は、合成樹脂成形品よりなり、器具本体10内には、上記冷陰極蛍光灯を高周波点灯方式で点灯させる点灯装置4、商用電源の停電時に点灯装置4へ給電するための非常用電源たる蓄電池を有する非常用電源ブロック6などが配設されている。ここに、点灯装置4は、商用電源からの電源電線(図示せず)を接続する端子台7に電線(図示せず)を介して接続されるとともに、非常用電源ブロック6から導出された電線52に設けたコネクタ52aへ結合されるコネクタ55aを備えた電線55が接続されており、通常は商用電源により給電されて上記冷陰極蛍光灯を点灯させ、商用電源の停電時には非常用電源ブロック6の蓄電池により給電されて上記冷陰極蛍光灯を点灯させるように構成されている。
【0025】
また、器具本体10は、端子台7に接続する商用電源からの電源電線を器具本体10内に挿入する電線挿通穴を形成する切除可能な楕円形状のノックアウト部11が、後壁に形成されている。また、器具本体10の後壁には、壁面に直付けする際に用いる取付ねじを挿通させるためのねじ挿通孔を形成する切除可能なノックアウト部13’,13”が形成されている。ここに、一方のノックアウト部13’は縦長であって左右方向に2つ並設され、他方のノックアウト部13”は横長に形成されているので、壁面に直付けする場合に2つのノックアウト部13’のうちのどちらを選択するかによって2種類の取付ピッチに対応することができる。また、器具本体10の上壁には、天井面に直付けする際に用いる取付ねじを挿通するねじ挿通孔を形成する切除可能な2つのノックアウト部13,13が左右方向に離間して形成されている。さらに、器具本体10の上壁の中央部には端子台7に接続する商用電源からの電源電線を器具本体10内に挿入する電線挿通穴59(図1参照)を形成する切除可能なノックアウト部(図示せず)が設けられている。したがって、器具本体10を壁面に取り付ける場合、天井面に取り付ける場合など、必要に応じて電線挿通穴およびねじ挿通孔を形成することにより、電源電線が挿入されない電線挿通穴や取付ねじが挿通されないねじ挿通孔が生じるのを防ぐことができ、美観を高めることが可能になる。
【0026】
ところで、上述の端子台7は、器具本体10内に配設された金属製の取付金具8に取り付けられる。また、取付金具8には、電源電線が挿通可能な挿通孔8e、上記ノックアウト部13’,13”に重なる部位に壁へ直付けする際に用いる取付ねじが挿通される取付孔8f,8gが形成されている。要するに、取付金具8は、器具本体10を壁に直付けするための取付ねじ(図示せず)が挿通される取付孔8f,8gが形成されているので、器具本体10を壁面に直付け施工する際に取付ねじの締め付けにより器具本体10が破損したり劣化したりするのを防ぐことができる。また、器具本体10の上壁の下面には金属製の補強金具(図示せず)が固定ねじにより取着されており、この補強金具には、ノックアウト部13,13に重なる部位に天井面へ直付けする際に用いる取付ねじが挿通される取付孔がねじ挿通孔に対応した(重なる)形状に形成され、電線挿通穴59に重なる部位に電源電線が挿通可能な挿通孔が形成されている。
【0027】
ランプホルダユニット30は、器具本体10の前面側に位置する前板31aと、前板31aの上端縁から後方に向かって連続一体に形成された上板(図示せず)と、前板31aの両側縁からそれぞれ後方に向かって突設された一対の側板31c,31cと、上板の両端部において下方に突設され上記冷陰極蛍光灯および下方が開放された断面U字状の反射板および上記冷陰極蛍光灯を支持する一対の支持台とが連続一体に形成された合成樹脂製のユニット本体31を備えている。ランプホルダユニット30は、ユニット本体31の一対の支持台(図示せず)により上記冷陰極蛍光灯の両端部が支持されている。上記冷陰極蛍光灯は、両端部から突出したリード線(図示せず)にそれぞれ接続端子(図示せず)が接続されている。上記接続端子は、ユニット本体31の支持台に下面側から着脱自在に結合される合成樹脂製のホルダブロックに保持され、ユニット本体31の後方へ突出する。
【0028】
要するに、ランプホルダユニット30は、長手方向の両端部からそれぞれ上記接続端子が後方へ向かって突出している。また、ランプホルダユニット30は、器具本体10に取り付けた状態で上記冷陰極蛍光灯が上記導光板の上端面に対向する位置に配置される位置に上記冷陰極蛍光灯を保持している。ユニット本体31は、上述のように合成樹脂製であって、器具本体10およびパネルケース23と同じ材料で形成され且つ同じ色としてあるので、美観を高めることができる。
【0029】
ランプホルダユニット30は、断面L字状であって器具本体10の上部における左右の角部の内面に沿うように配列されたガイド片33,33が後方に向かって連続一体に突設されるとともに、各端子端子それぞれの外側の部位で各接続端子に重なる感電防止脚45(図1参照)が突設されている。
【0030】
一方、器具本体10において両側壁の上部の内側には、点灯装置4にそれぞれランプリード線(図示せず)を介して接続されランプホルダユニット30の上記接続端子が前方から挿入接続されるコネクタ50,50(図1参照)が配置されている。ここにおいて、各コネクタ50は直方体状に形成された絶縁性のカバー50aの長手方向の両端面に端子挿入口50bが開口されている。ここにおいて、各コネクタ50は、カバー50aと器具本体10の各側壁との間に上述の感電防止脚45が前方から挿入される隙間が形成されるように器具本体10に対して取り付けられている。
【0031】
ユニット本体31は、側板31cの後部に器具本体10からランプホルダユニット30を取り外すための操作用凹部31eが設けられいる。操作用凹部31eは器具本体10の前端縁に平行な面における内周面が円弧状に形成されており、マイナスドライバの先端部やコインの一部を操作用凹部31eに挿入してランプホルダユニット30が器具本体10から離れる向きに力を作用させることにより、器具本体10からランプホルダユニット30を取り外すことができるようになっている。要するに、本実施形態の誘導灯は、表示ユニット20が器具本体10に取り付けられた状態でランプホルダユニット30が器具本体10に着脱自在となっている。
【0032】
ここにおいて、ランプホルダユニット30は、感電防止脚45の一部を左右方向において上記接続端子の外側に重複させてあるので、ランプホルダユニット30の取り外し時にマイナスドライバの先端部やコインなどが上記接続端子に当たるのを感電防止脚45によって防ぐことができるから、上記冷陰極蛍光灯へ電流が流れている状態でランプホルダユニット30を取り外そうとした際に上記接続端子にマイナスドライバの先端部やコインなどが接触して感電するのを防止することができるとともに、上記接続端子に傷が付くのを防ぐことができる。また、本実施形態においては、ランプホルダユニット30は、器具本体10の前方から器具本体10に取り付けられ、器具本体10から手前に取り外すことができるので、ランプホルダユニット30の着脱時に器具本体10の前面側においてランプホルダユニット30を前後方向に移動させるだけでよいから(つまり、表示パネル21の表示面に略直交する方向にランプホルダユニット30を移動させるだけでよいから)、器具本体10が天井直付けや壁取付けなどの取付方法に関わらず、器具本体10の近くに天井や壁があっても器具本体10へのランプホルダユニット30の着脱作業に支障をきたすこともない。
【0033】
表示ユニット20のパネルケース23は、器具本体10と同じ材料により形成されており、図6および図7に示すようにパネルケース23の後面において左右両端部にはそれぞれL字状の係合突起24が2つずつ上下方向に沿って突設されている。ここに、係合突起24は、パネルケース23の後面から後方に向かって突出した突出片と、突出片の先端部から外方に延設された支持片とからなる。また、上下方向に沿って突設された2つの係合突起24,24の間の部位には、器具本体10の両側壁の内側面に当接して器具本体10の変形を防止する変形防止突起25が突設されている。
【0034】
ところで、器具本体10における両側壁の前部の各内側面には、器具本体10の下壁に略平行であって表示ユニット20のパネルケース23の後面から突設されたL字状の係合突起24の支持片の下端縁が上面に当接し表示ユニット20の下方向への移動を規制する規制片18aと、器具本体10の前端縁に略平行であって規制片18aの前端縁から連続一体に形成され上記係合突起24の支持片が後面側に重複する保持片18bとからなるL字状のガイド壁18が2つずつ突設されている。
【0035】
器具本体10に表示ユニット20を取り付けるには、図4に示すように器具本体10の前方へ表示ユニット20を位置させて、図5に示すように器具本体10の両側壁の各前端縁にパネルケース23の後面が当接するように器具本体10と表示ユニット20との左右方向の位置を合わせ、且つ、器具本体10の両側壁の内面に突設された各ガイド壁18に対応する各係合突起24が上方向にずれるように表示ユニット20の下面を器具本体10の下面よりも上方向にずらしている状態から、器具本体10の両側壁の各前端縁にパネルケース23の後面を当接させながら表示ユニット20を下方(図5における下方)に摺動させると、各係合突起24の各支持片の下端縁が各ガイド壁18それぞれの規制片18aの上面に当接し且つ各係合突起24の支持片の前面が各ガイド壁18それぞれの保持片18bの後面に当接して、図3に示すように表示ユニット20が器具本体10に仮保持され、器具本体10に対する表示ユニット20の左右方向、下方向、および前後方向への移動が規制されるようになる。図4中の矢印Aは器具本体10への表示ユニット20の取付作業時における係合突起24の移動経路を示す。
【0036】
すなわち、表示ユニット20は、上下方向にスライド自在であって、表示ユニット20の係合突起24が器具本体10のガイド壁18に係合することにより、器具本体10へ取り付けられる。
【0037】
また、表示ユニット20は、器具本体10の周壁のうち左右両側壁の内周面に係合して器具本体10の左右両側壁の内方への変形を防止する変形防止突起25(図8(a)参照)が後面から上下方向(つまりスライド方向)に沿って突設されているので、仮に図9に示すように合成樹脂成形品である器具本体10の左右両側壁が内側に反っていても表示ユニット20の係合突起24(図8(a)参照)が器具本体10のガイド壁18(図8(b)参照)に係合するように器具本体10へスライド自在に取り付ける際に、変形防止突起25により器具本体10の両側壁の反りが緩和され、器具本体10の反りによって器具本体10への表示ユニット20の取付精度が低下するのを防止することができるとともに誘導灯器具全体の外観が損なわれるのを防止することができる。
【0038】
しかして、本実施形態の誘導灯では、表示ユニット20を器具本体10の前面に沿ってスライドさせることにより器具本体10に着脱でき、器具本体10が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて表示ユニット20の着脱作業に伴って取付ねじの周り(つまり、取付ねじが挿通されたねじ挿通孔の周り)で器具本体10の上壁にかかる力を小さくできて器具本体10の破損の恐れがないから、施工時および使用時の安全性を高めることが可能で器具本体10の薄型化および小型化を図ることができ、結果的に誘導灯器具全体の薄型化および小型化を図ることができる。なお、本実施形態では、ガイド壁18と係合突起24とで、表示ユニット20を器具本体10の前面に沿ってスライド自在に取り付けるユニット取付手段を構成している。
【0039】
上述のガイド壁18の形成位置は、表示ユニット20が器具本体10に取り付けられた状態において、表示ユニット20の下面と器具本体10の下面とが面一となり、表示ユニット20の左右両側面と器具本体10の左右両側面とがそれぞれ面一となるように設定されている。また、表示ユニット21は、パネルケース23の後面から突設された係合突起24の支持片における上記後面との対向面に、取付時のスライド方向(図5における下方向)において先にガイド壁18に係合する側(図5における下側)ほど上記後面との距離を大きくする傾斜面24a(図5参照)が形成され、係合突起24の支持片の下端縁が規制片18aに当接した状態で器具本体10のスライド方向に沿った前端縁と当該前端縁の対向面とが密接するので、表示ユニット20を取り付けるためにスライドさせる際、係合突起24がガイド壁18に係合し始めた段階ではスムーズにスライドし、その後、係合突起24がガイド壁18に係合し終える段階で表示ユニット20が器具本体10側へ引き寄せられるから、表示ユニット20のスライドが容易である。また、器具本体10が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて表示ユニット20の着脱作業に伴って取付ねじの周りで器具本体10の上壁にかかる力を小さくでき、しかも、表示ユニット20を器具本体10に取り付けた状態では器具本体10の上面を除いた外周面と表示ユニット20の上面を除いた外周面との間に隙間が形成されないから、外観が向上する。
【0040】
器具本体10に表示ユニット20が仮保持された状態では、器具本体10の上面を含む平面と表示パネル21の上端面との間にランプホルダユニット30の上下幅よりもやや小さな隙間が形成される。ランプホルダユニット30は、表示ユニット20が器具本体10に取り付けられた状態において、この隙間を塞ぎ表示ユニット20と合わせて器具本体10の前面開口を覆う形で器具本体10の前面に着脱自在に取り付けられる。ここに、ユニット本体31の前板31aの下部の一部は前後方向において表示パネル21の上部に重なるように位置しているので、ユニット本体31の下端部の一部で表示パネル21の上部が押えられることになり、表示ユニット20を器具本体10に固定することができ、器具本体10からの表示ユニット20の離脱を防止することができる。
【0041】
ランプホルダユニット30は、上述のように、器具本体10に表示ユニット20が取り付けられた状態で器具本体10に着脱自在であって、器具本体10からの表示ユニット20の離脱を防止する機能を有するので、ランプホルダユニット30を取り外した状態で表示ユニット20をスライドさせることにより器具本体10から表示ユニット20を取り外すことができる構成を採用しながらもランプホルダユニット30以外の部材を用いることなく表示ユニット20の離脱を防止することができ、施工性が向上する。
【0042】
表示ユニット20を器具本体10から取り外すには、ランプホルダユニット30が器具本体10から取り外された状態で、表示ユニット20をガイド壁18と係合突起24とが重ならない位置まで上方向へスライドさせた後に前方へ取り外せばよい。
【0043】
本実施形態の誘導灯では、冷陰極蛍光灯の交換時にはランプホルダユニット30毎に交換するようになっているので、施工時に冷陰極蛍光灯に過度な外力が加わることがなく、冷陰極蛍光灯の破損を防止することができる。しかも、施工時や冷陰極蛍光灯の交換時には、器具本体10に表示ユニット20が取り付けられた状態で、ランプホルダユニット30の取り付けや交換ができるので、表示ユニット20の落下の恐れもなく表示ユニット20の落下を防止するための落下防止機構(落下防止手段)を設ける必要がなく、冷陰極蛍光灯の破損の恐れもないから、施工性が向上する。
【0044】
上記実施形態の誘導灯では、表示ユニット20を器具本体10の前面に沿って上下方向にスライド自在とし、下方向にスライドさせることで器具本体10に取り付けているが、表示ユニット20を器具本体10の前面に沿って左右方向とスライド自在として器具本体10に着脱自在としてもよい。このように表示ユニット20を左右方向にスライド自在とする場合には、例えば図10(b)に示すように表示ユニット20のパネルケース23の後面における上部および下部にそれぞれ係合突起24を突設し、図10に示すように表示ユニット20を器具本体10の前方に位置させ図10(b)中の矢印Bのように表示ユニット20をまず器具本体10に近づける向きに移動させた後に右方向へスライドさせることで図11に示すように表示ユニット20を器具本体10に取り付け、その後、ランプホルダユニット30を長手方向を上下方向として器具本体10へ取り付ければよい。なお、表示ユニット20を左右方向にスライドさせる場合、ガイド壁18、コネクタ50などの位置を適宜変更することは勿論である。
【0045】
(参考例1)
本参考例の誘導灯の基本構成は実施形態1と略同じであって、図12に示すように、表示用ユニット20の下端縁が器具本体10の下端縁に回動自在に枢設されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】
本参考例においては、表示ユニット20のパネルケース23の下端縁と器具本体10の下端縁とを薄肉のヒンジ部62により回動自在としている。ここに、ヒンジ部62は、器具本体10およびパネルケース23とともに合成樹脂で一体成形している。なお、ヒンジ部62は上記構成に限らず、例えば、ヒンジ部62をパネルケース23のみに一体成形するとともに、器具本体10の下壁の上面にダボを設け、このダボが嵌合する嵌合穴が形成された連結片をヒンジ部62から延設するようにしてもよい。
【0047】
また、パネルケース23は、後面における左右両端部の上部から後方に向かって取付片27が突設されており、取付片27の外側面には、器具本体10の左右両側壁の内側面にそれぞれ形成された凹所(図示せず)に係止される係止爪27aが突設されている。したがって、本参考例の誘導灯では、表示ユニット20の上部が器具本体10に近づく向き、すなわち、図12中の矢印Cの向きに表示ユニット20を回動させることにより、取付片27の係止爪27aが器具本体10の両側壁の内側面に形成された凹所に係止されるので、器具本体10へ表示ユニット20を簡単に取り付けることができる。その後、ランプホルダユニット30を器具本体10の前方から器具本体10に近づく向き、すなわち、図12中の矢印Dの向きに押し込むことにより、ランプホルダユニット30が器具本体10に取り付けられるとともに、ランプホルダユニット30によって表示ユニット20の上部が器具本体10から離脱するのを防ぐことができる。なお、器具本体10に表示ユニット20が取り付けられた状態から表示ユニット20の上部を器具本体10から離す向きに回動させたい場合には、パネルケース23の側面の上部において器具本体10側に形成された凹部(図示せず)にマイナスドライバなどの先端部を挿入して器具本体10から表示ユニット20の上部が離れような力を作用させることにより、係止爪27aの上記凹所への係止を解除して表示ユニット20の上部を図12中の矢印Cの反対向きに回動させればよい。
【0048】
以上説明したように、本参考例においては、ランプホルダユニット30を器具本体10へ取り付けることにより表示ユニット20の器具本体10からの離脱が防止されるから、パネルケース23の後面からの取付片27の突出寸法を比較的小さくできる。なお、本参考例では、取付片27の突出寸法を器具本体10の前後方向の幅寸法の半分程度に設定してある。
【0049】
しかして、本参考例の誘導灯では、表示ユニット20の一端縁である下端縁が器具本体10の一端縁である下端縁に回動自在に枢設されているので、表示ユニット20を回動させることにより表示ユニット20が器具本体10に着脱され、器具本体10が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて表示ユニット20の着脱作業に伴って取付ねじの周り(つまり、ねじ挿通孔の周り)で器具本体10の上壁にかかる力を小さくできて器具本体10の破損の恐れがないから、施工時および使用時の安全性を高めることが可能で器具本体10の薄型化および小型化を図ることができ、結果的に誘導灯器具全体の薄型化および小型化を図ることができる。
【0050】
また、表示ユニット20の下端縁が器具本体10の下端縁にヒンジ部62により枢設されているので、器具本体10への表示ユニット20の取付精度を高めることができ、施工時および使用時の安全性を高めることができる。
【0051】
(参考例2)
本参考例の誘導灯の基本構成は実施形態1と略同じであって、図13に示すように、表示用ユニット20の下端縁が器具本体10の下端縁に回動自在に枢設されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0052】
本参考例においては、器具本体10の下壁の上面における前端部に軸部16が上方へ突設され、表示ユニット20のパネルケース23の後面の下部からは軸部16に回動自在に係合する引掛部22が突設されており、表示ユニット20が器具本体10に対して回動自在となっている。
【0053】
また、パネルケース23は、後面における左右両端部の上部から後方に向かって取付片27が突設されており、取付片27の外側面には、器具本体10の左右両側壁の内側面にそれぞれ形成された凹所(図示せず)に係止される係止爪27aが突設されている。したがって、本参考例の誘導灯では、表示ユニット20の上部が器具本体10に近づく向き、すなわち、図13中の矢印Cの向きに表示ユニット20を回動させることにより、取付片27の係止爪27aが器具本体10の両側壁の内側面に形成された凹所に係止されるので、器具本体10へ表示ユニット20を簡単に取り付けることができる。その後、ランプホルダユニット30を器具本体10の前方から器具本体10に近づく向き、すなわち、図13中の矢印Dの向きに押し込むことにより、ランプホルダユニット30が器具本体10に取り付けられるとともに、ランプホルダユニット30によって表示ユニット20の上部が器具本体10から離脱するのを防ぐことができる。なお、器具本体10に表示ユニット20が取り付けられた状態から表示ユニット20の上部を器具本体10から離す向きに回動させたい場合には、パネルケース23の側面の上部において器具本体10側に形成された凹部(図示せず)にマイナスドライバなどの先端部を挿入して器具本体10から表示ユニット20の上部が離れような力を作用させることにより、係止爪27aの上記凹所への係止を解除して表示ユニット20の上部を図13中の矢印Cの反対向きに回動させればよい。
【0054】
以上説明したように、本参考例においては、ランプホルダユニット30を器具本体10へ取り付けることにより表示ユニット20の器具本体10からの離脱が防止されるから、パネルケース23の後面からの取付片27の突出寸法を比較的小さくできる。なお、本参考例では、取付片27の突出寸法を器具本体10の前後方向の幅寸法の半分程度に設定してある。
【0055】
しかして、本参考例の誘導灯では、表示ユニット20の一端縁である下端縁が器具本体10の一端縁である下端縁に回動自在に枢設されているので、表示ユニット20を回動させることにより表示ユニット20が器具本体10に着脱され、器具本体10が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて表示ユニット20の着脱作業に伴って取付ねじの周り(つまり、ねじ挿通孔の周り)で器具本体10の上壁にかかる力を小さくできて器具本体10の破損の恐れがないから、施工時および使用時の安全性を高めることが可能で器具本体10の薄型化および小型化を図ることができ、結果的に誘導灯器具全体の薄型化および小型化を図ることができる。
【0056】
(参考例3)
本参考例の誘導灯の基本構成は実施形態1と略同じであって、図14に示すように、表示用ユニット20の一側縁が器具本体10の一側縁に回動自在に枢設されている点に特徴がある。なお、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0057】
本参考例においては、参考例1と同様に表示ユニット20をヒンジ部(図示せず)により回動自在としているが、参考例2と同様に軸部と引掛部との係合により回動自在としてもよい。
【0058】
また、パネルケース23は、一側縁が器具本体10に回動自在に枢設され、他端縁近傍の後面から後方に向かって後方が開放されたE字状の取付部28が突設されており、取付部28の中間足の先端部には、器具本体10の側壁の内側面に形成された凹所(図示せず)に係止される係止爪28aが突設されている。したがって、本参考例の誘導灯では、表示ユニット20の右端部が器具本体10に近づく向きに表示ユニット20を回動させることにより、取付部28の係止爪28aが器具本体10の側壁の内側面に形成された上記凹所に係止されるので、器具本体10へ表示ユニット20を簡単に取り付けることができる。その後、ランプホルダユニット30を器具本体10の前方から器具本体10に近づく向きに押し込むことにより、ランプホルダユニット30が器具本体10に取り付けられるとともに、ランプホルダユニット30によって表示ユニット20の右端部が器具本体10から離脱するのを防ぐことができる。なお、器具本体10に表示ユニット20が取り付けられた状態から表示ユニット20の右端部を器具本体10から離す向きに回動させたい場合には、パネルケース23の側面において器具本体10側に形成された凹部(図示せず)にマイナスドライバなどの先端部を挿入して器具本体10から表示ユニット20の上部が離れような力を作用させることにより、係止爪28aの上記凹所への係止を解除して表示ユニット20の右端部を器具本体10から離れるように回動させればよい。
【0059】
以上説明したように、本参考例においては、ランプホルダユニット30を器具本体10へ取り付けることにより表示ユニット20の器具本体10からの離脱が防止されるから、パネルケース23の後面からの取付部28の突出寸法を比較的小さくできる。
【0060】
しかして、本参考例の誘導灯では、表示ユニット20の一端縁である一側縁が器具本体10の一端縁である一側縁に回動自在に枢設されているので、表示ユニット20を回動させることにより表示ユニット20が器具本体10に着脱され、器具本体10が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて表示ユニット20の着脱作業に伴って取付ねじの周り(つまり、ねじ挿通孔の周り)で器具本体10の上壁にかかる力を小さくできて器具本体10の破損の恐れがないから、施工時および使用時の安全性を高めることが可能で器具本体10の薄型化および小型化を図ることができ、結果的に誘導灯器具全体の薄型化および小型化を図ることができる。
【0061】
(参考例4)
本参考例の誘導灯は、図15に示すように、表示パネル21および表示パネル21の後面側に配設され上端面に対向配置された光源たる直管形の冷陰極蛍光灯(図示せず)の光を表示パネル21へ導光する導光板(図示せず)を有する表示ユニット20と、上記冷陰極蛍光灯を内蔵し表示ユニット20の一端縁に装着されたランプホルダユニット30’と、表示ユニット20の後面に配設され上記冷陰極蛍光灯を点灯させる点灯装置4とを備えている。また、表示ユニット20の後面には商用電源の停電時に点灯装置4へ電源を供給する非常用電源ブロック6が配設されている。非常用電源ブロック6からは先端にコネクタ52aが設けられた電線52が接続されており、このコネクタ52aが点灯装置4に接続された電線55の先端に設けられたコネクタ55aに接続されている。本参考例においては、実施形態1で説明した器具本体10を必要としないので、誘導灯器具全体(照明器具全体)の薄型化を図ることができるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0062】
ところで、ランプホルダユニット30’が装着された表示ユニット20は、壁面などの施工面に固定された取付金具70に取り付けられる。取付金具70は、図15および図16に示すように、金具用取付ねじ(図示せず)が挿通されるねじ挿通孔71b,71cが上下方向に沿って形成され壁面Wに当接する矩形板状の固定片71と、固定片71の左右両端部からそれぞれ前方へ延設された両脚片72,72とを備え、両脚片72,72の先端部からは固定片71に略平行な一対の取付片73,73が互いに離れる向きに延設されている。ここにおいて、取付片73には、表示ユニット20のパネルケース23の後面から突設された係合片26が係合する2つの係合孔73aが上下方向に沿って設けられている。係合片26は、パネルケース23の後面における左右両端部からそれぞれ2つずつ突設されている。また、係合片26は、先端部とパネルケース23の後面との間に先端部に比べて上下幅の小さい幅狭部が形成されている。また、上述の係合孔73aは縦長の長方形状に形成されており、上下方向の開口幅が係合片26の先端部の上下幅よりも大きく設定されている。したがって、ランプホルダユニット30’が装着された表示ユニット20を取付金具70に取り付けるには、係合片26を係合孔73aに通した後に表示ユニット20を下方へ移動(スライド)させることで係合片26の幅狭部の下端縁を係合孔73aの内周面に当接させればよい。なお、本参考例では、係合片26が施工面に固定された取付金具70に取り付けるための取付手段を構成している。
【0063】
また、取付金具70の固定片71の前面には、固定片71の中央部に穿孔された電線挿通穴71aを挿通された電源電線を接続する端子台7が配設されている。なお、端子台7は、先端にコネクタ53aを備えた電線53が接続されており、このコネクタ53aが点灯装置4に接続された電線54の先端に設けられたコネクタ54aに接続されるようになっている。
【0064】
しかして、本参考例では、従来のように点灯装置4や端子台7などを収納する器具本体を表示ユニット20の後面側に設ける必要がないので、誘導灯器具全体の薄型化および小型化を図ることができるとともに、低コスト化を図ることができる。
【0065】
ところで、上述の誘導灯は取付金具70を介して壁面Wに取り付けられるものであったが、上述の誘導灯を天井に取り付ける場合には、上記取付金具70を上方に延伸して上端部からさらに前方へ延設し、この延設した部分に上述のねじ挿通孔71b,71c、電線挿通穴71aなどを設ければよい。なお、天井取付用と壁面取付用とで取付金具70を共通化してもよいことは勿論である。
【0066】
【発明の効果】
請求項1の発明は、前面開口した直方体状の器具本体と、前記器具本体内に配設され光源を点灯させる点灯装置と、矩形状の表示パネルおよび前記表示パネルの後面側に配設され端面に対向配置された前記光源の光を前記表示パネルへ導光する導光板を有し前記器具本体の前面に沿って設けられる表示ユニットと、前記表示ユニットを前記器具本体へ前記器具本体の前面に沿ってスライド自在に取り付けるユニット取付手段とを備えてなるものであり、前記表示ユニットを前記器具本体へ前記器具本体の前面に沿ってスライド自在に取り付けるユニット取付手段を備えているので、前記表示ユニットを前記器具本体の前面に沿ってスライドさせることにより前記器具本体に着脱でき、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで前記器具本体の上壁にかかる力を小さくできて前記器具本体の破損の恐れがないから、施工時および使用時の安全性を高めることが可能で前記器具本体の薄型化および小型化を図ることができ、結果的に照明器具全体の薄型化および小型化を図ることができるという効果がある。
しかも、前記ユニット取付手段は、前記器具本体の内側面から前記器具本体の前面に沿って突設された保持片と前記器具本体の内側面から前記器具本体の前後方向に沿って突設された規制片とからなるガイド壁と、前記表示ユニットの後面からスライド方向に沿って後方に突出した突出片と突出片から外方へ延設され前記保持片に重複し且つ前記規制片に当接する支持片とからなりガイド壁に係合する係合突起とを備え、前記支持片における前記表示ユニットの後面との対向面には、前記器具本体への取付時のスライド方向において先にガイド壁に係合する側ほど前記後面との距離を大きくする傾斜面が形成されてなるので、前記表示ユニットのスライドが容易であり、また、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで前記器具本体の上壁にかかる力を小さくできるという効果がある。
【0067】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記表示ユニットが、前記器具本体の上下方向へスライド自在であって下方向にスライドさせることにより前記器具本体に取り付けられているので、前記表示ユニットの着脱時には上下方向に力がかかり、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで器具本体の上壁にかかる力を小さくでき、照明器具全体の薄型化および小型化を図ることができるという効果がある。
【0068】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記表示ユニットが、前記器具本体に対して左右方向にスライド自在なので、前記表示ユニットの着脱時には前記器具本体の左右方向に力がかかり、前記器具本体が取付ねじを用いて天井に直付けされている場合であっても従来に比べて前記表示ユニットの着脱作業に伴って取付ねじの周りで器具本体の上壁にかかる力を小さくでき、照明器具全体の薄型化および小型化を図ることができるという効果がある。
【0074】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記表示ユニットは、前記器具本体の内側面に係合して前記器具本体の周壁の内方への変形を防止する変形防止突起が後面から突設されているので、前記器具本体の周壁の内側への反りによって前記器具本体への前記表示ユニットの取付精度が低下するのを防止することができるとともに照明器具全体の外観が損なわれるのを防止することができるという効果がある。
【0075】
請求項5の発明は、請求項2の発明において、前記光源が内装され器具本体に着脱自在なランプホルダユニットを備え、前記ランプホルダユニットが、前記器具本体に前記表示ユニットが取り付けられた状態で前記器具本体に着脱自在であって、前記ランプホルダユニットの一部が前記表示パネルの上部に重なるように位置することで前記器具本体からの前記表示ユニットの離脱が防止されるので、光源の交換に際しては前記ランプホルダユニットの着脱のみでよいから光源の破損を防止できて交換作業が容易になり、しかも、前記器具本体に前記表示ユニットが取り付けられた状態で前記ランプホルダユニットを前記器具本体へ取り付けることにより前記器具本体からの前記表示ユニットの離脱が防止されるから、前記ランプホルダユニットを取り外した状態で前記表示ユニットをスライドさせることにより前記器具本体から前記表示ユニットを取り外すことができる構成を採用しながらも前記ランプホルダユニット以外の部材を用いることなく前記表示ユニットの離脱を防止することができ、施工性が向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1の分解斜視図である。
【図2】 同上の斜視図である。
【図3】 同上におけるランプホルダユニットを取り外した状態の側面図である。
【図4】 同上における器具本体への表示ユニットの取り付け方の説明図である。
【図5】 同上における器具本体への表示ユニットの取り付け方の説明図である。
【図6】 同上における表示ユニットを示し、(a)は背面図、(b)は側面図である。
【図7】 同上における表示ユニットを背面側から見た一部破断した斜視図である。
【図8】 同上における表示ユニットの器具本体への取り付け方の説明図である。
【図9】 同上における器具本体の説明図である。
【図10】 同上の他の構成例における器具本体への表示ユニットの取り付け方の説明図である。
【図11】 同上の他の構成例における器具本体への表示ユニットの取り付け方の説明図である。
【図12】 参考例1における器具本体への表示ユニットおよびランプホルダユニットの取り付け方の説明図である。
【図13】 参考例2における器具本体への表示ユニットおよびランプホルダユニットの取り付け方の説明図である。
【図14】 参考例3における器具本体への表示ユニットおよびランプホルダユニットの取り付け方の説明図である。
【図15】 参考例4の後面側から見た斜視図である。
【図16】 同上の使用状態の側面図である。
【図17】 従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 器具本体
18 ガイド壁
18a 規制片
18b 保持片
20 表示ユニット
21 表示パネル
23 パネルケース
24 係合突起
30 ランプホルダユニット
Claims (5)
- 前面開口した直方体状の器具本体と、前記器具本体内に配設され光源を点灯させる点灯装置と、矩形状の表示パネルおよび前記表示パネルの後面側に配設され端面に対向配置された前記光源の光を前記表示パネルへ導光する導光板を有し前記器具本体の前面に沿って設けられる表示ユニットと、前記表示ユニットを前記器具本体へ前記器具本体の前面に沿ってスライド自在に取り付けるユニット取付手段とを備え、前記ユニット取付手段は、前記器具本体の内側面から前記器具本体の前面に沿って突設された保持片と前記器具本体の内側面から前記器具本体の前後方向に沿って突設された規制片とからなるガイド壁と、前記表示ユニットの後面からスライド方向に沿って後方に突出した突出片と突出片から外方へ延設され前記保持片に重複し且つ前記規制片に当接する支持片とからなりガイド壁に係合する係合突起とを備え、前記支持片における前記表示ユニットの後面との対向面には、前記器具本体への取付時のスライド方向において先にガイド壁に係合する側ほど前記後面との距離を大きくする傾斜面が形成されてなることを特徴とする表示用照明器具。
- 前記表示ユニットは、前記器具本体の上下方向へスライド自在であって下方向にスライドさせることにより前記器具本体に取り付けられてなることを特徴とする請求項1記載の表示用照明器具。
- 前記表示ユニットは、前記器具本体に対して左右方向にスライド自在であることを特徴とする請求項1記載の表示用照明器具。
- 前記表示ユニットは、前記器具本体の内側面に係合して前記器具本体の周壁の内方への変形を防止する変形防止突起が後面から突設されてなることを特徴とする請求項1記載の表示用照明器具。
- 前記光源が内装され前記器具本体に着脱自在なランプホルダユニットを備え、前記ランプホルダユニットは、前記器具本体に前記表示ユニットが取り付けられた状態で前記器具本体に着脱自在であって、前記ランプホルダユニットの一部が前記表示パネルの上部に重なるように位置することで前記器具本体からの前記表示ユニットの離脱が防止されることを特徴とする請求項2記載の表示用照明器具。
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