JP2011255726A - ハイマウントストップランプの取付構造 - Google Patents

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篤彦 伊藤
Tatsuya Shinoda
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Abstract

【課題】ベゼルを小型化するとともに取付を容易に行うことができるハイマウントストップランプの取付構造を提供する。
【解決手段】ハイマウントストップランプ40の取付構造であって、ハイマウントストップランプ40は、パッケージトレイ10に形成されたランプ取付孔20に対し、当該ランプ取付孔20を塞ぐ形で取り付けられるベゼル50と、ベゼル50に取り付けられたLED42と、を備え、ランプ取付孔20は、水平方向に延びた孔であって閉じた形状をなしており、ベゼル50における延設方向の両端部には、ランプ取付孔20の側縁部23に係止可能な係止爪73が、それぞれ形成されており、係止爪73は、ベゼル50がランプ取付孔20に挿通されるに伴って、ランプ取付孔20の側縁部23に係止される構成とされ、ベゼル50における上端部には、ランプ取付孔20の上縁部22に係止可能な枠体上部81が形成されていることを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、ハイマウントストップランプの取付構造に関する。
従来、車両の後部に、運転時のブレーキ操作と連動して点灯するハイマウントストップランプが取り付けられたものが知られている(例えば、下記特許文献1)。特許文献1に記載のハイマウントストップランプは、成形したボード材からなるパッケージトレイ(リヤパーセル)の車両後方側に形成された切欠に対して、光源を有するランプユニットを取り付けることで構成されている。より具体的には、ランプユニットはベゼル(エスカッション)を介してパッケージトレイに取り付けられている。
また、特許文献1において、切欠は、U字形状(パッケージトレイの後端からランプ取付位置まで延びる形状)をなしており、ベゼルは、この切欠を塞ぐ形で配されている。つまり、ベゼルは、ランプユニットを保持するとともに、パッケージトレイの一部を構成している。
特開2004−136706号公報
しかしながら、このような切欠を塞ぐベゼルは、パッケージトレイの後端からランプ取付位置まで延びる形状とする必要があり、そのサイズが大きくなる。ベゼルのサイズが大きくなると、ベゼルの取り付けが困難となり好ましくない。
また、特許文献1においては、ベゼルとパッケージトレイとの取り付けは、両部材の接触箇所を熱溶着することで行われており、作業性においても改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ベゼルを小型化するとともに取付を容易に行うことができるハイマウントストップランプの取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のハイマウントストップランプの取付構造は、車両のパッケージトレイに対するハイマウントストップランプの取付構造であって、前記ハイマウントストップランプは、前記パッケージトレイに形成されたランプ取付孔に対して、当該ランプ取付孔を塞ぐ形で取り付けられるベゼルと、前記ベゼルに取り付けられた光源と、を備え、前記ランプ取付孔は、水平方向に延びた孔であって閉じた形状をなしており、前記ベゼルは、前記ランプ取付孔の延設方向に沿って延びる形状をなし、前記ベゼルにおける前記延設方向の両端部には、前記ランプ取付孔の側縁部に係止可能な側部係止部が、それぞれ形成されており、前記側部係止部は、前記ベゼルが前記ランプ取付孔に挿通されるに伴って、前記ランプ取付孔の側縁部に係止される構成とされ、前記ベゼルにおける上端部には、前記ランプ取付孔の上縁部に係止可能な上部係止部が形成されていることに特徴を有する。
本発明においては、ベゼルの取付箇所であるランプ取付孔を閉じた形状としている。これにより、ランプ取付孔がU字形状をなす切欠(つまり、パッケージトレイの周端部からランプ取付箇所まで延びる形状)の場合と比較して、ランプ取付孔が小さくなる結果、このランプ取付孔を塞ぐ部材であるベゼルをより小型化できる。また、ランプ取付孔を閉じた形状としてあるので、U字形状(一部が開口している形状)と比べて、ランプ取付孔の周辺部分の剛性が高くなり、この点においても好適である。
また、本発明の構成では、ベゼルに形成された3か所の係止部(上部係止部及び両側部係止部)をランプ取付孔の各縁部に係止させることで、ハイマウントストップランプをパッケージトレイに取り付ける構成としている。そして、側部係止部は、ベゼルがランプ取付孔に挿通されるに伴って、ランプ取付孔の側縁部に係止される構成となっている。これにより、側部係止部を例えば、熱溶着(熱カシメなど)で取り付ける構成と比較して、容易に取り付けができる。
ところで、パッケージトレイは、一般的に、ボード材(ケナフなどの天然繊維を混合した合成樹脂製の板材や、発泡シート材など)をプレス成形することで、所定の形状とする場合が多い。プレス成形によってパッケージトレイを成形する場合は、例えば射出成形などで成形する場合と比較して、複雑な形状を一体的に成形しにくい。このため、プレス成形によって成形されたパッケージトレイに、ベゼルの取付に係る部品(例えば、係止爪など)を形成することは困難である。
この点、本発明においては、ベゼルの取付に係る部品(上部係止部及び両側部係止部)はベゼル側に形成されており、パッケージトレイにはランプ取付孔を形成するだけでよい。このため、本発明の取付構造は、パッケージトレイがプレス成形(取り付けに係る部品を成形するのが困難な成形方法)で成形されたものであっても、容易に適用することができ、好適である。
上記構成において、前記側部係止部は、係止爪であって、前記ベゼルが、前記パッケージトレイの表側から前記ランプ取付孔に挿通されるに伴って、前記係止爪の先端部が前記ランプ取付孔の側縁部に対して、前記パッケージトレイの裏側から係止される構成であるものとすることができる。
係止爪がパッケージトレイの裏側から係止される構成である。このため、パッケージトレイを表側(意匠面側)から見た場合において、係止箇所が見えにくく、意匠性を損なうことがない。
また、前記ベゼルの下部には、下方に突き出す下部係止部が形成され、前記下部係止部は、前記ランプ取付孔における下縁部に係止される構成であるものとすることができる。
このように、ベゼルの下部をパッケージトレイに係止させることで、ベゼルをより安定した状態でパッケージトレイに取り付けることができる。
また、前記ベゼルには、前記光源と電気的に接続される導電路が設けられているものとすることができる。
このように、ベゼルに導電路を設ける構成とすれば、光源用の基板などを別途備える必要がなく、部品点数を削減できる。これにより、ハイマウントストップランプの組み付けに係る工数を削減することができる。
本発明によれば、ベゼルを小型化するとともに取付を容易に行うことができるハイマウントストップランプの取付構造を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るハイマウントストップランプが取り付けられるパッケージトレイを示す斜視図。 図1のハイマウントストップランプを示す分解斜視図。 図1のパッケージトレイにおいてハイマウントストップランプの取付箇所を拡大して示す拡大平面図。 図1のパッケージトレイにおいてハイマウントストップランプの取付箇所を拡大して示す拡大正面図。 図1のハイマウントストップランプを示す断面図(図3のA−A線で切断した図)。 図1のハイマウントストップランプを示す断面図(図4のB−B線で切断した図)。
本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。図1は本実施形態のパッケージトレイ10を示す斜視図である。パッケージトレイ10は、車両の後部(後部座席の後方)に設けられた荷室の上方(リヤウインドウガラスWの下方、図5参照)に配置され、荷室内の荷物を外部から遮蔽する目的で使用される。なお、以下の説明において、車両前方(図5における左側)を前方とし、車両後方(図5における右側)を後方と記載するものとする。また、パッケージトレイ10において、その意匠面側を表側(図4の上側)とし、この意匠面側とは反対側を裏側(図4の下側)と記載するものとする。
パッケージトレイ10は、図1に示すように、車幅方向(図3では左右方向)に長い方形状をなしている。パッケージトレイ10は、例えば、ケナフなどの天然繊維を混合した合成樹脂製の板材や、発泡シート材などの平板状のボード材をプレス成形することで所定の立体形状に成形したものである。なお、パッケージトレイ10の材質、形状、成形方法は、上述したものに限定されず、適宜変更可能である。また、図5に示すように、パッケージトレイ10の表側の面(図5の上側)を覆う形で表皮材11が貼り付けられている。
パッケージトレイ10の後方には、本実施形態のハイマウントストップランプ40が取り付けられるハウジング部12が形成されている。ハウジング部12は、図4に示すように、正面視略台形状をなすとともに、車両前後方向における中央部が上方に突き出した山形状をなしている(図1参照)。
ハウジング部12における後側の傾斜面12Aを表裏方向に貫通する形で、ランプ取付孔20が形成されている。ランプ取付孔20は、本実施形態のハイマウントストップランプ40が挿通されるもので、水平方向(車幅方向)に延びた孔であって、閉じた形状をなしている。
次に、本実施形態のハイマウントストップランプ40の構成について説明を行う。ハイマウントストップランプ40は、図2に示すように、ベゼル50と、ベゼル50に取り付けられるバスバー41(導電路)、LED42(光源)、レンズ部材43を主体に構成されている。
ベゼル50は、車幅方向に長い形状(ランプ取付孔20の延設方向に沿って延びる形状)をなし、ランプ取付孔20に対して嵌合可能となっている。ベゼル50は、ランプ取付孔20を塞ぐ形で取り付けられるものであって、図2に示すように、後方に開口された箱状をなす本体部51と、本体部51の下端から後方に延びる延設部70と、延設部70の後部に形成された枠体部80と、を主体に構成されている。
延設部70は、略水平方向に延びる底壁部71と、車幅方向における底壁部71の両端から、それぞれ立設される側壁部72と、を備えている。底壁部71は、図5に示すように、本体部51の下端から後方に延びる平板状をなし、ランプ取付孔20の後方側を塞ぐ形で配される。なお、底壁部71の表面はランプ取付孔20の下縁部21(後方側の縁部)の表面と面一となる。各側壁部72は、側面視において略三角形状をなしている。
枠体部80は、図3に示すように、平面視において後方に開口する略U字型をなし、具体的には、車幅方向に延びる枠体上部81と、車幅方向における枠体上部81の両端から延びる枠体側部82と、から構成されている。枠体上部81は、その上面が、ランプ取付孔20の上縁部22(前方側の縁部)の上面と面一をなす構成となっている(図5参照)。枠体側部82は、側壁部72の後端部と一体的に形成されている。枠体側部82は、それぞれ後方に向かって下降傾斜する形で延び、その先端が底壁部71の先端と一体的に形成されている。
LED42は、図6に示すように、ベゼル50の長辺方向(車幅方向)に沿って複数個(本実施形態では3個)配列されている。各LED42は、その発光面42Aを後方に向ける形で本体部51内に収容されている。バスバー41は、ベゼル50の本体部51の奥壁に対して、奥壁を後方から覆う形で取り付けられている。そして、LED42の端子部42Bがバスバー41に対して電気的に接続されている。なお、本体部51に対するバスバー41の取付手段としては、例えばビス止めなどを例示することができるが、ビス止め以外の取付手段を用いてもよい。
ベゼル50の本体部51の後面には、コネクタ部52が設けられ、このコネクタ部52及びバスバー41を介して、各LED42と車両に設けられた制御装置(図示せず)とが電気的に接続される構成となっている。制御装置は、各LED42の点灯に必要な電力を供給するとともに、車両のブレーキ操作と連動して、各LED42の駆動制御(点灯または消灯)を行う機能を担っている。
レンズ部材43は、各LED42からの出射光を透過可能な材質とされ、水平方向に延びる略箱状をなしている。レンズ部材43は、ベゼル50における本体部51の開口を覆う形(言い換えると各LED42の発光面42Aを後方から覆う形)で、ベゼル50の両側壁部72間(枠体上部81の下方)に配されている。
図2及び図5に示すように、レンズ部材43の前側(図5の左側)端部には、前方に延びる複数の取付爪43Aが形成されており、この取付爪43Aが、本体部51の内面後端部に形成された取付孔51A、又は枠体上部81の下端にそれぞれ係止する構成となっている。
また、レンズ部材43の後方の面は略三角波形状で形成されている。レンズ部材43を、このような形状とするのは、各LED42からの出射光を屈折させることで、その光路を調整するためのものである。なお、レンズ部材43の後方の面における表面形状は、略三角波形状に限定されるものではなく、適宜変更可能である。
本実施形態のハイマウントストップランプ40において、各LED42は、例えば赤色を発光するものとされ、レンズ部材43は、例えば無色透明のものとされる。なお、各LED42の発光色とレンズの色との組み合わせは適宜変更可能であり、例えば、各LED42を白色発光するものとし、レンズ部材43を赤色透明のものとすることで、ハイマウントストップランプ40から赤色の光が出射される構成としてもよい。なお、各LED42の発光色とレンズの色との組み合わせは、ハイマウントストップランプ40から赤色以外の光が出射される組み合わせであってもよい。
次に、本実施形態のパッケージトレイ10に対するハイマウントストップランプ40の取付構造について説明する。本実施形態のハイマウントストップランプ40は、ベゼル50をパッケージトレイ10のランプ取付孔20に対して表側(より正確には斜め上方)から挿通させることで取り付けられる構成となっている。
ランプ取付孔20にベゼル50が挿通(嵌合)された状態において、ベゼル50に形成された計3種類の係止部(係止爪73、上部係止部、下部係止部75)によって、パッケージトレイ10のランプ取付孔20の孔縁部に係止する構成となっている。以下、各係止部について詳しく説明をしていく。
ベゼル50における両側の側壁部72(ベゼル50の延設方向における両端部)の各々には、ランプ取付孔20の側縁部23にそれぞれ係止可能な係止爪73(側部係止部)が形成されている。
係止爪73は、図6に示すように、パッケージトレイ10の表側(図6の下方)に向かうにつれて、ランプ取付孔20の側縁部23に向かう形で傾斜しており、係止爪73の基端部を支点として、車幅方向(図6の左右方向)に弾性変形が可能とされている。
係止爪73の先端部73Aは、略L字状をなす形で内側へ折り返されており、先端部73Aに、側縁部23を嵌合可能な構成となっている。つまり、係止爪73の先端部73Aは側縁部23に対して、パッケージトレイ10の裏側(図6の上方)から係止可能な構成となっている。
また、係止爪73は、図5の破線で示すように、側面視において、後方に向かうにつれて、上昇傾斜する形で延設されており、先端部73Aは係止爪73における斜め上方側に配されている。上述したように、本実施形態においては、パッケージトレイ10に対して、その斜め上方からハイマウントストップランプ40を取り付ける構成となっており、係止爪73の傾斜角度は、この取付方向に沿った角度をなしている。
また、図6に示すように、枠体側部82の外周端部82Aは、側縁部23に向かって折り曲がる形で形成されており、この外周端部82Aの先端が側縁部23の表側の面(つまり、表皮材11側)に当接する構成となっている。つまり、側縁部23は、枠体側部82の外周端部82Aと係止爪73の先端部73Aとによって、車両前後方向における両側から挟持される構成となっている。
ベゼル50の枠体上部81は、図5に示すように、前方に開口する形の凹部83を有する略U字型をなしており、この凹部83は、ランプ取付孔20の上縁部22に嵌合可能となっている。つまり、枠体上部81は上縁部22に係止可能な上部係止部とされる。
ランプ取付孔20における下縁部21は、図5に示すように、段差状をなしている。下縁部21にはベゼル50の延設部70において底壁部71の先端部71Aが載置される。そして、ベゼル50の底壁部71において先端部71Aの裏面には、下方に突き出す下部係止部75が形成されている。
下部係止部75は、図3の破線及び図5に示すように、前後方向に延びるリブ形状をなしており、側面視においては、略三角形状をなしている。下部係止部75は、車幅方向(図3の左右)におけるベゼル50の複数箇所(本実施形態では4箇所)に形成されている。下部係止部75は、ランプ取付孔20の下縁部21における内周面21Aに当接する構成となっている。より具体的には、ベゼル50をランプ取付孔20に取り付けた状態で、下部係止部75における車両後方側の端部が、ランプ取付孔20の内周面21Aに押し付けられる構成となっている。
次に、本実施形態のパッケージトレイ10に対して、ハイマウントストップランプ40を取り付ける手順について説明する。まず、ランプ取付孔20にベゼル50の本体部51を挿通させ、これと同時にランプ取付孔20の上縁部22に、ベゼル50の枠体上部81を係止させる(つまり凹部83を上縁部22に嵌合させる)。次に、この上縁部22と凹部83との嵌合箇所を中心として、ベゼル50の先端部71Aを、ランプ取付孔20の下縁部21に接近させる方向(下方)に回転させてゆく。
ベゼル50の先端部71Aを下縁部21に接近させていくと、ベゼル50における下部係止部75が、ランプ取付孔20の下縁部21の表側に当接する。この状態から、さらに下部係止部75を下方に押圧すると、下部係止部75の後端部が下縁部21を後方に撓ませつつ、下部係止部75がランプ取付孔20に挿通される。この結果、下部係止部75の先端がランプ取付孔20の内周面21Aに押し付けられ、下部係止部75がランプ取付孔20の下縁部21に係止された状態となる。
また、ベゼル50の本体部51をランプ取付孔20に挿通させる過程では、ベゼル50の各係止爪73における各傾斜面73Bが、ランプ取付孔20の側縁部23における表側の面(表皮材11側)に当接し、押圧される。すると、各係止爪73は、その基端を支点にして、内側へ弾性変形する(図6の2点鎖線で示す)。
さらに、本体部51をランプ取付孔20に挿通させていくと、係止爪73の先端部73Aがランプ取付孔20に挿通される。やがて、係止爪73の先端部73Aが、側縁部23の端部における裏側に達すると、係止爪73が弾性復帰し、先端部73Aが側縁部23に対して、パッケージトレイ10の裏側から係止される(図6の実線)。以上の手順によって、各係止部(枠体上部81、下部係止部75、両係止爪73)がランプ取付孔20の対応する縁部にそれぞれ係止され、これにより、パッケージトレイ10に対するハイマウントストップランプ40の取り付けが完了する。
以上説明したように、本実施形態においては、ベゼル50の取付箇所であるランプ取付孔20を閉じた形状としている。これにより、ランプ取付孔20がU字形状をなす切欠(つまり、パッケージトレイ10の周端部からランプ取付箇所まで延びる形状)の場合と比較して、ランプ取付孔20が小さくなる結果、このランプ取付孔20を塞ぐ部材であるベゼル50をより小型化できる。ベゼル50を小型化することで、パッケージトレイ10へのベゼル50の取付が容易になり作業性が向上する。また、ランプ取付孔20を閉じた形状としてあるので、U字形状(一部が開口している形状)と比べて、ランプ取付孔20の周辺部分の剛性が高くなり、この点においても好適である。
また、ベゼル50を小型化することで、ハイマウントストップランプ40を、形状の異なる様々なパッケージトレイに取り付けることも容易となり、ハイマウントストップランプ40の汎用性が向上する。なぜなら、ベゼル50は、パッケージトレイの一部を構成する部品であるため、ベゼル50が小さい程、パッケージトレイの形状(特にベゼル50が取り付けられるパッケージトレイ後端部の形状)に与える影響が小さくなるためである。
仮にU字形状の切欠をベゼルで塞ぐ構成の場合、ベゼルがパッケージトレイの後方端面を構成する(又は後方端面の大部分を占める)こととなる。このような構成の場合、後方端面形状の異なる様々なパッケージトレイに合わせたベゼルを、パッケージトレイ毎に用意(設計)する必要がある。この点、本実施形態においては、ベゼル50は閉じた形状のランプ取付孔20に取り付ける構成であるから、後方端面形状の異なるパッケージトレイに対しても取り付けることができ、ハイマウントストップランプの汎用性が向上する。
また、本実施形態の構成では、ベゼル50に形成された3か所の係止部(枠体上部81(上部係止部)及び両係止爪73(側部係止部))をランプ取付孔20の各縁部に係止させることで、ハイマウントストップランプ40をパッケージトレイ10に取り付ける構成としている。そして、各係止爪73は、ベゼル50がランプ取付孔20に挿通されるに伴って、ランプ取付孔20の各側縁部23に係止される構成となっている。これにより、係止爪73を例えば、熱溶着(熱カシメなど)で取り付ける構成と比較して、容易に取り付けができる。
ところで、パッケージトレイ10は、一般的に、ボード材(ケナフなどの天然繊維を混合した合成樹脂製の板材や、発泡シート材など)をプレス成形することで、所定の形状とする場合が多い。プレス成形によってパッケージトレイ10を成形する場合は、例えば射出成形などで成形する場合と比較して、複雑な形状を一体的に成形しにくい。このため、プレス成形によって成形されたパッケージトレイ10に、ベゼル50の取付に係る部品(例えば、係止爪73など)を形成することは困難である。
この点、本実施形態においては、ベゼル50の取付に係る部品(枠体上部81及び係止爪73など)はベゼル50側に形成されており、パッケージトレイ10には、ランプ取付孔20を形成するだけでよい。このため、本実施形態の取付構造は、パッケージトレイ10がプレス成形(取り付けに係る部品をパッケージトレイ10側に成形するのが、比較的困難な成形方法)で成形されたものであっても、容易に適用することができ、好適である。
また、本実施形態の係止爪73は、ベゼル50がパッケージトレイ10の表側からランプ取付孔20に挿通されるに伴って、係止爪73の先端部73Aがランプ取付孔20の側縁部23に対して、パッケージトレイ10の裏側から係止される構成となっている。このため、パッケージトレイ10を表側から見た場合において、係止箇所が見えにくく、意匠性を損なうことがない。
また、ベゼル50の下部には、下方に突き出す下部係止部75が形成され、下部係止部75は、ランプ取付孔20における下縁部21に係止される構成である。
このように、ベゼル50の下部をパッケージトレイ10に係止させることで、ベゼル50をより安定した状態でパッケージトレイ10に取り付けることができる。
また、ベゼル50には、LED42と電気的に接続されるバスバー41(導電路)が設けられている。このように、ベゼル50にバスバー41を設ける構成とすれば、LED42用の基板などを別途備える必要がなく、部品点数を削減できる。これにより、ハイマウントストップランプ40の組み付けに係る工数を削減することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態においては、側部係止部として係止爪73を例示したが、これに限定されない。側部係止部は、ベゼル50がランプ取付孔20に挿通されるに伴って、ランプ取付孔20の側縁部23に係止される構成のものであればよく、形状は適宜変更可能である。
(2)上記実施形態においては、下部係止部75をランプ取付孔20の下縁部21に係止させる構成を例示したが、下部係止部75の形状及び形成箇所などは、適宜変更可能である。また、下部係止部75を備えていない構成であってもよい。
(3)上記実施形態においては、光源としてLED42を例示したが、これに限定されない。光源としては、LED以外にも、例えば、白熱電球(バルブ)、蛍光管、ハロゲンランプ、メタルハライドランプ、半導体レーザ(LD)、ガスレーザ、電界発光体、プラズマ発光管等、様々な光源を使用することができる。また、LED42の配列数についても適宜変更可能である。
10…パッケージトレイ、20…ランプ取付孔、21…ランプ取付孔における下縁部、22…ランプ取付孔の上縁部、23…ランプ取付孔の側縁部、40…ハイマウントストップランプ、41…バスバー(導電路)、42…LED(光源)、50…ベゼル、73…係止爪(側部係止部)、73A…係止爪の先端部、75…下部係止部、81…枠体上部(上部係止部)

Claims (4)

  1. 車両のパッケージトレイに対するハイマウントストップランプの取付構造であって、
    前記ハイマウントストップランプは、
    前記パッケージトレイに形成されたランプ取付孔に対して、当該ランプ取付孔を塞ぐ形で取り付けられるベゼルと、
    前記ベゼルに取り付けられた光源と、を備え、
    前記ランプ取付孔は、水平方向に延びた孔であって閉じた形状をなしており、
    前記ベゼルは、前記ランプ取付孔の延設方向に沿って延びる形状をなし、
    前記ベゼルにおける前記延設方向の両端部には、前記ランプ取付孔の側縁部に係止可能な側部係止部が、それぞれ形成されており、
    前記側部係止部は、前記ベゼルが前記ランプ取付孔に挿通されるに伴って、前記ランプ取付孔の側縁部に係止される構成とされ、
    前記ベゼルにおける上端部には、前記ランプ取付孔の上縁部に係止可能な上部係止部が形成されていることを特徴とするハイマウントストップランプの取付構造。
  2. 前記側部係止部は、係止爪であって、
    前記ベゼルが、前記パッケージトレイの表側から前記ランプ取付孔に挿通されるに伴って、前記係止爪の先端部が前記ランプ取付孔の側縁部に対して、前記パッケージトレイの裏側から係止される構成であることを特徴とする請求項1に記載のハイマウントストップランプの取付構造。
  3. 前記ベゼルの下部には、下方に突き出す下部係止部が形成され、
    前記下部係止部は、前記ランプ取付孔における下縁部に係止される構成であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイマウントストップランプの取付構造。
  4. 前記ベゼルには、前記光源と電気的に接続される導電路が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のハイマウントストップランプの取付構造。
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