JP2015179664A - Led照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】LEDユニット9を支持し、このLEDユニット9を支持する支持面3aの反対側の少なくとも一部が被取付部に対する取付面3bとなる器具本体3と、器具本体3の第1の側面3cに面接触した状態で取り付けられ、LEDユニット9が発光する光を予め設定した方向へ反射する第1の反射板5と、器具本体3の第2の側面3dに面接触した状態で取り付けられ、LEDユニット9が発光する光を予め設定した方向へ反射する第2の反射板7と、を備える。第1の反射板5は、第1の側面3cの面接触する領域のうち、取付面3bに近い第1の縁部R1aと取付面3bから遠い第2の縁部R1bとの間の中心部よりも第2の縁部R1bに近い位置R1cで固定される。第2の反射板7の固定位置も同様である。
【選択図】図5
Description
そこで、この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、厚みを薄くできるようにしたLED照明装置の提供を目的とする。
また、上記のLED照明装置において、前記反射板は、前記位置に通される締結部材によって前記器具本体の側に押圧されて固定されることを特徴としてもよい。
また、上記のLED照明装置において、前記段差部に開口部が設けられており、前記反射板の縁部から突き出た突片が前記開口部に差し込まれることを特徴としてもよい。
また、上記のLED照明装置において、前記器具本体は前記支持面の側に凹部を有し、前記凹部に収容されるLEDユニットをさらに備えることを特徴としてもよい。
本発明の別の態様に係るLED照明装置は、LEDユニットを支持し、該LEDユニットを支持する支持面の反対側の少なくとも一部が被取付部に対する取付面となる器具本体を備え、前記器具本体の側面のうち前記取付面の側に、段差部が形成されていることを特徴とする。
<第1実施形態>
(構成)
図1(a)〜(c)は、本発明の第1実施形態に係るLED照明装置1の構成例を示す図である。詳しくは、図1(a)はLED照明装置1を斜め上方から見た斜視図であり、図1(b)はLED照明装置1を斜め下方から見た斜視図であり、図1(c)はLED照明装置1を側方から見た側面図である。
器具本体3は、LEDユニット9を支持すると共に、被取付部(例えば、天井、配線ダクトレール等)に取り付けられるものである。器具本体3は、LEDユニット9を支持する支持面3aの側に、LEDユニット9を収容するための凹部36を有する。また、器具本体3は、支持面3aの反対側の少なくとも一部が、被取付部に対する取付面3bとなっている。
図2(a)〜図5(b)に示すように、器具本体3は、器具本体3の長手方向(例えば、Y軸方向)に沿う第1の側板31と、長手方向に沿い且つ第1の側板31と対向する第2の側板32と、長手方向の一端部に配置された第3の側板33と、長手方向の他端部に配置された第4の側板34と、第1〜第4の側板31〜34に囲まれた支持板35とを有する。そして、これら第1〜第4の側板31〜34と支持板35とによって、LEDユニットを支持する支持面3aの側に開口した凹部36を構成している。
また、図3(a)及び(b)に示すように、器具本体3は、LEDユニット9を支持面3aの側に取り付けるためのバネ金具37と、凸部41とを有する。バネ金具37は凹部36の底面に設けられている。凸部41は、凹部36の底面の反対側の面(即ち、取付面3b)に設けられている。また、バネ金具37は、バネ371と、バネ371を支持するバネ支持部372と、バネ371の弾性力によって支持面3a側へ押圧されるアーム部373とを有する。バネ支持部372は、締結部材(例えば、リベット、ビス等)375と、固定用爪部376とによって、凹部36の底面に固定されている。
また、器具本体3は、LEDユニット9の内部配線と外部配線とを電気的に接続するためのコネクタ端子と、コネクタ端子を設置するための端子台とを有する。コネクタ端子及び端子台は、凹部36の底面に設けられている。
例えば、図3(a)及び(b)に示すように、コネクタ端子として、LEDユニット9の電源用配線と外部配線とを電気的に接続する電源用コネクタ端子42と、LEDユニット9の調光用配線と外部配線とを電気的に接続する調光用コネクタ端子44とがある。また、端子台として、電源用コネクタ端子42を設置するための電源用端子台43と、調光用コネクタ端子を設置するための調光用端子台とがある。
なお、調光用コネクタ端子44(図3参照)及び調光用端子台の構成も、図6に示した電源用コネクタ端子42及び電源用端子台43の構成と同様である。これにより、調光用コネクタ端子44が有する位置決め用の凸部、アース端子、調光用コネクタ端子44を調光用端子台に固定する締結部材の脚部が、被取付部に接触することを防ぐことができる。
また、器具本体3の長手方向に沿う側面のうち取付面(例えば、上面)の側には、器具本体3の長手方向に沿って段差部が設けられている。例えば図5(a)及び(b)に示すように、器具本体3の第1の側面3c(即ち、第1の側板31の外側の側面)であって、取付面3bの側には、器具本体3の長手方向に沿って第1の段差部311が設けられている。第1の段差部311の断面視による形状(即ち、断面形状)はL字の形状である。L字の形状とは、第1の線分と第2の線分とが直交する形状のことである。同様に、器具本体3の第2の側面3d(即ち、第2の側板32の外側の側面)であって、取付面3bの側には、器具本体3の長手方向に沿って第2の段差部321が設けられている。第2の段差部321の断面形状も、L字の形状である。
(2.1)第1の反射板
図7(a)及び(b)は、第1の反射板5の構成例を示す図である。詳しくは、図7(a)は第1の反射板5を斜め上方から見た斜視図であり、図7(b)はその一部を拡大した図である。
第2の反射板7も第1の反射板5と同様の構成を有する。即ち、図5(a)及び(b)に示すように、第2の反射板7は、取付部71と接続部73及び反射部72を有する。また、取付部71の側部には、この側部から外側へ突き出た突片74が設けられている。取付部71と接続部73及び反射部72は一体となっており、取付部71に対して接続部73が屈曲して連なると共に、接続部73に対して反射部72が屈曲して連なっている。また、取付部71の長手方向に沿う側部は、この側部が器具本体3の第1の段差部311に掛かるように、断面視でL字の形状となっている。さらに、取付部71には、締結部材を通すための貫通穴75が設けられている。
器具本体3に対する第1の反射板5の固定方法は次の通りである。まず、第1の反射板5の取付部51の側部を器具本体3の第1の段差部311に掛けて、取付部51を器具本体3の第1の側面3cに面接触させると共に、突片54を貫通穴312に差し込む。これにより、器具本体3の第1の側面3cに対して第1の反射板5が位置決めされ、第1の反射板5の貫通穴55と、器具本体3の貫通穴313とが左右方向で連通する。次に、例えば第1の反射板5の側から、貫通穴55、313に締結部材57を通し、この締結部材57で第1の反射板5を器具本体3の第1の側面3cに固定する。この締結部材57により、第1の反射板5は第1の側面3cに相対的に押圧され、第1の側面3cに面接触した状態で固定される。
器具本体3に対する第2の反射板7の固定方法も、第1の反射板5の場合と同様である。即ち、第2の反射板7の取付部71の側部を器具本体3の第2の段差部321に掛けて、取付部71を器具本体3の第2の側面3dに面接触させると共に、突片74を貫通穴322に差し込む。これにより、器具本体3の第2の側面3dに対して第2の反射板7が位置決めされ、第2の反射板7の貫通穴75と、器具本体3の貫通穴323とが左右方向で連通する。次に、例えば第2の反射板7の側から、貫通穴75、323に締結部材77を通し、この締結部材77で第2の反射板7を器具本体3の第2の側面3dに固定する。この締結部材57により、第2の反射板7は第1の側面3cに相対的に押圧され、第1の側面3cに面接触した状態で固定される。
ところで、締結部材57による第1の反射板5の固定位置は、第1の反射板5と器具本体3の第1の側面3cとが面接触する領域R1のうち、取付面3bに近い第1の縁部R1aと取付面3bから遠い第2の縁部R1bとの間の中心部よりも第2の縁部R1bに近い位置(即ち、凹部36の開口端面36bに近い位置)R1cとなっている。これにより、特に開口端面36bの側において、第1の反射板5と器具本体3とを密着させて隙間が生じないようにすることができ、第1の反射板5と器具本体3との間に、隙間に起因する影を生じさせないようにすることができる。
図8(a)及び(b)は、LEDユニット9の構成例を示す図である。詳しくは、図8(a)はLEDユニット9の主面側を斜め上方から見た斜視図であり、図5(b)はLEDユニット9の背面側を斜め上方から見た斜視図である。
また、図9(a)及び(b)は、LED基板93の構成例を示す図である。詳しくは、図9(a)はLED基板93を斜め上方から見た斜視図であり、図9(b)はその一部を拡大した図である。
図8(a)〜図9(b)に示すように、ヒートシンク91は、LED基板93や電源ボックス92等が取り付けられる支持板911と、第1の側板912と、第2の側板912と、を有する。支持板911は、主面と背面とを有し、平面視による形状(以下、平面形状)は一方向に細長い矩形状である。また、第1の側板912は、支持板911の長手方向に沿う両側部の一方に設けられ、支持板911の背面側で起立している。第2の側板913は、支持板911の長手方向に沿う両側部の他方に設けられ、支持板911の背面側で起立している。第1の側板912と第2の側板913は互いに対向している。また、第1の側板912と第2の側板913は支持板911と一体化している。例えば、金属板の長手方向に沿う両側部がそれぞれ折り曲げられて、第1の側板912及び第2の側板913となっている。
図8(b)に示すように、電源ボックス92は、その内部にLED点灯回路(即ち、電源回路)を収納する筐体である。電源ボックス92は、プラスチック、アルミニウム又はステンレス等の材料からなり、その外観形状は一方向に長く延びた形状(即ち、長手方向を有する形状)である。LED点灯回路は、例えば、配線ダクトレールから供給される交流電力を直流に変換し、その出力(即ち、直流電力)をLED基板93に供給する。電源ボックス92は、図示しない締結部材(例えば、リベット、ビス等)によって、ヒートシンク91の背面側に固定されている。
図9(a)及び(b)に示すように、LED基板93の平面形状は一方向に細長い矩形状である。LED基板93は、複数のLED素子931と、複数のLED素子931間を接続する導電層(図示せず)と、導電層を覆って保護する保護層(図示せず)と、導電層に接続するコネクタ端子933と、を有する。
導電層は、LED基板93の基材上に形成されている。例えば、基材はFR−4又はCEM−3であり、導電層は銅(Cu)からなる。導電層にLED素子931が取り付けられることにより、複数のLED素子931間が接続される。保護層は絶縁性であり、その色は反射シート94と同じ色(例えば、白色)であることが好ましい。コネクタ端子933は、例えば、LED基板93へ電流を入力するための入力用端子と、LED基板93から電流を出力するための出力用端子とを有する。LED基板93は、締結部材(例えば、リベット、ビス等)98によって、ヒートシンク91に固定されている。
図9(a)及び(b)に示すように、反射シート94は、LED基板93のうちLED素子931以外を覆うように配置されている。例えば、LEDユニット9は4枚の反射シート94を有する。4枚の反射シート94はそれぞれ、LED基板93の長手方向に沿う側部からヒートシンク91の長手方向に沿う側部にかけて配置されている。
反射シート94の材質は、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)又はポリプロピレン(PP)である。また、反射シート94の表面は、例えば白色であり、光沢を有する。なお、反射シート94の材質、表面の色及び光沢の有無に特に制限はないが、光の反射率が高いものを用いることによって、LED照明装置1の光束を高めることができる。
本発明の実施形態は、以下の効果を奏する。
(1)第1の反射板5は、器具本体3の第1の側面3cに面接触した状態で取り付けられる。第2の反射板7は、器具本体3の第2の側面3dに面接触した状態で取り付けられる。このように、第1、第2の反射板5、7の器具本体3に対する取付位置は、器具本体3の上下方向ではなく、側方(即ち、左右方向)にあるので、LED照明装置の厚みを薄くすることができる。
第1実施形態では、締結部材57を用いて第1の反射板5を器具本体3の第1の側面3cに取り付ける場合について説明した。同様に、締結部材77を用いて第2の反射板7を器具本体3の第2の側面3dに取り付ける場合について説明した。しかしながら、本発明において、器具本体3に対する第1の反射板5と第2の反射板7の取付方法は、これに限定されるものではない。器具本体3に対する第1の反射板5、第2の反射板7の取付方法は、溶接でもよい。このような場合であっても、上述した第1実施形態の効果(1)〜(7)と同様の効果を奏する。
上記の第2実施形態では、LED照明装置1が第1の反射板5及び第2の反射板7を備える場合について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。本発明では、LED照明装置は、反射板として、第1の反射板5及び第2の反射板7のうちの一方のみを備えていてもよい。このような構成であって、上記した第1実施形態の効果(1)〜(7)と同様の効果を奏する。
図10(a)及び(b)は、本発明の第2実施形態に係るLED照明装置101の構成例を示す図である。詳しくは、図10(a)はLED照明装置101を斜め上方から見た斜視図であり、図10(b)はLED照明装置101を斜め下方から見た斜視図であり、図10(c)はLED照明装置101を側方から見た側面図である。
本発明の実施形態では、第1の反射板5及び第2の反射板7が本発明の「反射板」に対応している。また、第1の段差部311及び第2の段差部321が本発明の「段差部」に対応している。さらに、貫通穴312、322が本発明の「開口部」に対応している。
本発明は、以上に記載した各実施形態や変形例に限定されるものではない。当業者の知識に基づいて各実施形態や変形例に設計の変更等を加えてもよく、そのような変更が加えられた態様も本発明の範囲に含まれる。
3 器具本体
3a 支持面
3b 取付面
3c 第1の側面
3d 第2の側面
5 第1の反射板
6 接触部
7 第2の反射板
9 LEDユニット
31、912 第1の側板
31a、31b 端部
32、913 第2の側板
33 第3の側板
34 第4の側板
35、911 支持板
36 凹部
36b 開口端面
37 バネ金具
41、421 凸部
42 電源用コネクタ端子
43 電源用端子台
44 調光用コネクタ端子
45、57、77、375 締結部材
47 凹部
51、71 取付部
52、72 反射部
53、73 接続部
54、74 突片
55、75、312、313、323、351、352、354、422、431、432、433 貫通穴
91 ヒートシンク
92 電源ボックス
93 LED基板
94 反射シート
95 カバーパネル
96 サイドカバー
311 第1の段差部
321 第2の段差部
353 切込み部
371 バネ
372 バネ支持部
373 アーム部
376 固定用爪部
423 アース端子
931 LED素子933 コネクタ端子
961 枠体
962 段差部
963 パネル板
また、上記のLED照明装置において、前記器具本体は前記支持面の側に凹部を有し、前記凹部に収容されるLEDユニットをさらに備えることを特徴としてもよい。
本発明の別の態様に係るLED照明装置は、LEDユニットを支持し、該LEDユニットを支持する支持面の反対側の少なくとも一部が被取付部に対する取付面となる器具本体を備え、前記器具本体の側面のうち前記取付面の側に、段差部が形成されていることを特徴とする。
本発明のさらに別の態様に係るLED照明装置は、LEDユニットを支持し、該LEDユニットを支持する支持面の反対側の少なくとも一部が被取付部に対する取付面となる器具本体を備え、前記器具本体は、前記LEDユニットが発光する光を反射する反射板が面接触する状態で取付可能な側面と、前記側面のうち前記取付面の側に形成されて、前記反射板を掛止可能な段差部と、を有することを特徴とする。
また、上記のLED照明装置において、前記器具本体は前記支持面の側に凹部を有し、前記側面のうち、前記段差部よりも前記凹部の開口端寄りに、前記凹部の内側へ貫通する貫通穴が設けられていることを特徴としてもよい。
また、上記のLED照明装置において、前記段差部には、前記反射板の縁部から突き出た突片が差し込み可能な開口部が設けられていることを特徴としてもよい。
また、上記のLED照明装置において、前記開口部は、前記器具本体の長手方向に沿って、複数設けられていることを特徴としてもよい。
また、上記のLED照明装置において、前記段差部の底面においても、前記反射板が面接触可能であることを特徴としてもよい。
また、上記のLED照明装置において、前記段差部は、前記取付面に平行な底面と、前記取付面に直交する直交面とを含むことを特徴としてもよい。
Claims (6)
- LEDユニットを支持し、該LEDユニットを支持する支持面の反対側の少なくとも一部が被取付部に対する取付面となる器具本体と、
前記器具本体の側面に面接触した状態で取り付けられ、前記LEDユニットが発光する光を予め設定した方向へ反射する反射板と、を備え、
前記反射板は、前記側面の面接触する領域のうち、前記取付面に近い第1の縁部と前記取付面から遠い第2の縁部との間の中心部よりも該第2の縁部に近い位置で固定されることを特徴とするLED照明装置。 - 前記側面のうち前記取付面の側に段差部が形成されており、
前記段差部に前記反射板が掛止されることを特徴とする請求項1に記載のLED照明装置。 - 前記反射板は、前記位置に通される締結部材によって前記器具本体の側に押圧されて固定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のLED照明装置。
- 前記段差部に開口部が設けられており、
前記反射板の縁部から突き出た突片が前記開口部に差し込まれることを特徴とする請求項3に記載のLED照明装置。 - 前記器具本体の前記支持面の側で、該器具本体と前記反射板との接触部が同一平面内にあることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のLED照明装置。
- 前記器具本体は前記支持面の側に凹部を有し、
前記凹部に収容されるLEDユニットをさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載のLED照明装置。
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