JP2015009662A - 車両用照明装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源を加飾部材の光出射部と重ならないように配することが可能な車両用照明装置の取付構造を提供する。【解決手段】照明装置60の取付構造であって、トリム本体部11は、アッパーボード40と、オーナメント20と、を少なくとも備え、開口部11Aの開口縁が、アッパーボード40からオーナメント20に向かって延びる延設部41によって構成されており、照明装置60は、LED72と、導光体80と、光出射部63を有する照明装置側加飾部材61と、導光体80を車室外側から覆うカバー部材90と、を備え、トリム側加飾部材30に照明装置側加飾部材61及びアッパーボード40がそれぞれ組み付けられてなるトリム側構成体50に対して、カバー部材90にLED72が組み付けられてなる光源ユニット70が、車室外側から取り付けられており、端面80B及びLED72が、延設部41に対して車室外側に配されていることに特徴を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用照明装置の取付構造に関する。
従来、車両用のドアトリムに設けられる車両用照明装置としては、例えば、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1のものでは、LEDユニット(光源)と、LEDユニットからの光を導光することで、周囲を照明する導光体とを備えている。
また、車両用照明装置としては、図10に示すように、収容部材2に収容されたLED1と、導光体3と、導光体3を車室外側(図10の下側)から覆うカバー部材4と、導光体3を車室内側(図10の上側)から覆う加飾部材5を備えた構成のものが考えられる。
図10の構成において、加飾部材5は、例えば、ドアトリムを構成するトリムボード6に形成された開口部6Aに取り付けられており、車室内側に露出される。加飾部材5には、導光体3からの光を透過させることで、車室内側に出射可能とする光出射部7が形成される。これにより、導光体3の端部に配されたLED1(光源)から出射された光は、導光体3内部に入射された後、導光体3の外周面から出射され、光出射部7を通って、車室内側に出射される。
上記のような車両用照明装置の構成部品(LED1、収容部材2、導光体3、カバー部材4、加飾部材5)は、互いに組み付けられて一体化された後、トリムボード6に取り付けられることが想定される。また、トリムボード6は、複数のボード部材から分割構成されている場合が考えられる。
このため、図10に示す構成においては、車両用照明装置の構成部品(LED1、収容部材2、導光体3、カバー部材4、加飾部材5)を一体的に組み付けた状態で、トリムボード6を構成するボード部材(図示せず)に取り付け、その後、トリムボード6を構成する他のボード部材8を車室外側(図10の下側)から取り付けることが考えられる。この場合、LED1(及び収容部材2)とボード部材8(より詳しくは、開口部6Aの開口端)との干渉を避けるためには、図10に示すように、LED1を開口部6Aの内部に配する必要がある。このため、LED1が光出射部7の端部と重なって配される場合がある。
特開2008−143425号公報
上述のようなLED1(光源)が光出射部7の端部と重なる構成(図10に示す構成)の場合、光出射部7において導光体3と重なる領域T1では、導光体3からの光L1が出射されるものの、LED1(より正確には、LED1を収容する収容部材2)と重なる領域T2(光出射部7の端部)では、光が出射されないという事態が懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、光源を加飾部材の光出射部と重ならないように配することが可能な車両用照明装置の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両前後方向に延びる開口部を有するトリム本体部と、前記開口部に取り付けられるトリム側加飾部材と、を備える車両用ドアトリムに対する車両用照明装置の取付構造であって、前記トリム本体部は、前記開口部の上側の開口縁を構成する上側ボード部材と、前記開口部の下側の開口縁を構成する下側ボード部材と、を少なくとも備え、前記開口部の延設方向における一端側の開口縁が、前記上側ボード部材から前記下側ボード部材に向かって延びる延設部によって構成されており、前記車両用照明装置は、光源と、前記光源と対向配置され前記光源からの光が入射される光入射面と、前記トリム側加飾部材と前記下側ボード部材との境界に沿って延びる長手状をなすとともに前記光入射面から入射された光を出射させる光出射面と、を有する導光体と、前記トリム側加飾部材と前記下側ボード部材との間に配されるとともに前記光出射面から出射された光を車室内側に出射可能な光出射部を有し、前記導光体を車室内側から覆う照明装置側加飾部材と、前記導光体を車室外側から覆うカバー部材と、を備え、前記トリム側加飾部材に前記照明装置側加飾部材及び前記上側ボード部材がそれぞれ組み付けられてなる第1構成体に対して、前記カバー部材に前記光源が組み付けられてなる第2構成体が、車室外側から取り付けられており、前記光入射面及び前記光源が、前記延設部に対して車室外側に配されていることに特徴を有する。
本発明によれば、トリム側加飾部材、照明装置側加飾部材、上側ボード部材からなる第1構成体に対して、カバー部材及び光源からなる第2構成体が車室外側から取り付けられる構成となっている。これにより、第2構成体を取り付ける際には、第2構成体の光源を、第1構成体の延設部(上側ボード部材)に対して車室外側から近づけることができる。この結果、光源を延設部(開口部の開口縁)の車室外側に配することができる。このような構成とすれば、光源と光出射部とが車室内外方向において重なることがなく、光出射部の一部が光源(より詳しくは、光源における発光面以外の部分)によって覆われる事態を抑制できる。
上記構成において、前記カバー部材は、前記導光体を保持する導光体保持部を備えているものとすることができる。このような構成とすれば、カバー部材に対して光源及び導光体を組み付けたものを、第1構成体に対して容易に取り付けることができる。
本発明によれば、光源を加飾部材の光出射部と重ならないように配することが可能な車両用照明装置の取付構造を提供する。
本発明の一実施形態に係るドアトリムを示す正面図 図1のドアトリムを示す分解斜視図 図2の光源ユニットを示す分解斜視図 本実施形態の照明装置を示す断面図(図1のA−A線で切断した図に対応) 本実施形態の照明装置を示す断面図(図1のB−B線で切断した図に対応) オーナメントに照明装置側加飾部材を取り付ける前の状態を示す斜視図 ロアボードを組み付けた状態を示す斜視図 アッパーボードを組み付けた状態を示す斜視図 光源ユニットを組み付けた状態を示す斜視図(ドアトリムの裏面を示す斜視図) 従来例を示す断面図
本発明の一実施形態を図1ないし図9によって説明する。図1は、本実施形態のドアトリム10(車両用ドアトリム)を示す正面図である。また、図2は、ドアトリム10を示す分解斜視図である。
ドアトリム10は、ドアパネルを構成するドアインナパネル(図示せず)に取り付けられることで車両ドアを構成するものである。ドアトリム10は、図1に示すように、トリム本体部11を備えている。
トリム本体部11は、図2に示すように、ロアボード13と、アームレスト12と、オーナメント20と、アッパーボード40と、から構成されている。ロアボード13、アームレスト12、オーナメント20、アッパーボード40は、例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂材料などによって構成された板状の部材とされる。なお、トリム本体部11を構成する上記各部材は、合成樹脂材料に限定されず、例えば、木質系材料と合成樹脂を混合したものなどを用いてもよい。
ロアボード13は、トリム本体部11の下部を構成するものとされる。ロアボード13には、ドアポケットを構成するドアポケット開口部14Bやスピーカーグリル14Aなどが設けられている。
アームレスト12は、車両前後方向に長い形状をなし、車室内側に膨出する形状をなしている。アームレスト12の下端部は、ロアボード13の上端部に対して、例えば、熱カシメなどの結合手段によって結合される。また、アームレスト12の上端部は、オーナメント20の下端部に対して、例えば、熱カシメなどの締結手段によって締結される。
オーナメント20(下側ボード部材)は、図1に示すように、車両前後方向に長い形状をなし、車両後方に向かうにつれて上昇傾斜する形状をなしている。オーナメント20の車両後側の部分は、トリム本体部11の上端部を構成している。
アッパーボード40(上側ボード部材)は、車両前後方向に長い形状をなし、トリム本体部11の上端部を主に構成するものとされる。アッパーボード40の下端部と、オーナメント20の上端部の間には、トリム側加飾部材30が取り付けられる開口部11Aが形成されている。
具体的には、アッパーボード40の下端部は、開口部11Aの上側の開口縁を構成するものとされ、オーナメント20の上端部は、開口部11Aの下側の開口縁を構成するものとされる。開口部11Aは、車両前後方向に延びる長手状をなしており、例えば、車両前方に向かうにつれて開口幅が大きくなっている。
また、アッパーボード40の下端部における車両後端部には、アッパーボード40からオーナメント20に向かって延びる延設部41が設けられている。延設部41は、アッパーボード40からオーナメント20に向かって突き出す形状をなし、開口部11Aの延設方向における一端側(車両後側)の開口縁を構成するものとされる。
図2に示すように、アッパーボード40の下端部には、取付孔42Aを有する取付片42が複数個所に形成されている。複数の取付片42のうち、延設部41よりも車両前側の部分に配された取付片42の取付孔42Aには、図7及び図8に示すように、トリム側加飾部材30の裏面に設けられた取付ボス32が車室内側から挿通される構成となっている。
取付孔42Aに挿通された取付ボス32は、例えば、熱カシメなどの締結手段によって取付片42に締結される。これにより、アッパーボード40とトリム側加飾部材30とが互いに組み付けられる。
また、複数の取付片42のうち、延設部41の延設端、及び延設部41よりも車両後側の部分に形成された取付片42の取付孔42Aには、図7及び図8に示すように、オーナメント20の裏面に設けられた取付ボス22が車室内側から挿通される構成となっている(図9も参照)。
取付孔42Aに挿通された取付ボス22は、例えば、熱カシメなどの締結手段によって取付片42に締結される。これにより、アッパーボード40とオーナメント20とが互いに組み付けられる。つまり、延設部41の延設端は、オーナメント20の上端部に接続されている。また、取付ボス22と取付片42との締結手段は、熱カシメに限定されず、ビスなどを用いてもよい。
トリム側加飾部材30は、車両前後方向に長い形状をなし、開口部11Aを塞ぐ形状をなしている。また、トリム側加飾部材30には、インサイドハンドル(図示せず)を取り付けるためのインサイドハンドル取付部31が設けられている。
本実施形態のドアトリム10には、図2に示すように、照明装置60が取り付けられている。照明装置60(車両用照明装置)は、照明装置側加飾部材61(第2加飾部材)と、光源ユニット70(第2構成体)と、を備えている。
照明装置60は、トリム本体部11の裏側(車室外側)に設けられている。図4に示すように、トリム側加飾部材30とオーナメント20の間に形成された隙間S1には、照明装置側加飾部材61の光出射部63(後述)が配されている。隙間S1及び光出射部63は、車両前後方向に延びる形状をなしている。この光出射部63を通じて光源ユニット70の光を出射することで、光出射部63の意匠性を高くすることができる。
光源ユニット70は、図3及び図5に示すように、2つのLED71,72と、LED71,72がそれぞれ収容される収容部材73,74と、導光体80と、カバー部材90と、を備えている。
具体的には、光源ユニット70は、車両前後方向に沿って延びるカバー部材90に対して、LED71,72、収容部材73,74、導光体80をそれぞれ取り付けることで構成されている。
導光体80は、断面が略円形に形成されるとともに、車両前後方向に長い長手状(棒状)をなしている。導光体80は、可撓性を有する導光材料により構成されている。ここでいう「導光材料」とは、例えばアクリル系樹脂などの光を透過させる材料のことであり、その内部において光を導光可能な構成のものである。このような導光材料としては、例えば、公開特許公報である特開2005−306233や特開平6−75120号等に開示された公知の導光材料を使用することが可能である。
カバー部材90における車室内側の面には、図3及び図4に示すように、係止爪91が複数個形成されている。導光体80は、複数の係止爪91(導光体保持部)によって保持される構成となっている。カバー部材90は、車両前後方向に長い形状をなし、図4及び図5に示すように、導光体80を車室外側から覆う構成となっている。なお、導光体80を保持する保持手段(導光体保持部)は、係止爪91に限定されない。例えば、カバー部材90に導光体80が嵌合可能な凹部を形成し、この凹部を導光体保持部としてもよい。
図3に示すように、カバー部材90における車両前端部には、収容部材73を嵌合させることが可能な嵌合凹部94が車室内側に開口する形で形成されている。また、カバー部材90における車両後端部には、収容部材74を嵌合させることが可能な嵌合凹部95が車室内側に開口する形で形成されている。
LED71,72は、それぞれ、収容部材73,74に収容された状態で、導光体80の長手方向における各端部とそれぞれ対向するように配されている。言い換えると、LED71は、収容部材73を介して、カバー部材90に取り付けられており、LED72は、収容部材74を介して、カバー部材90に取り付けられている。また、LED71の発光面が、導光体80の車両前側の端面80Aと対向配置される。このため、導光体80の端面80Aは、LED71から出射された光が入射される光入射面とされる。
また、LED72(光源)の発光面72Aは、図5に示すように、導光体80の車両後側の端面80Bと対向配置される。これにより、導光体80の端面80Bは、LED72から出射された光が入射される光入射面(光入射部)とされる。
LED71は、図3に示すように、LED基板71Bに実装されており、電線71Dを介して、車両に搭載されたバッテリ等の電源装置(図示せず)に接続されている。また、LED72は、図3及び図5に示すように、LED基板72Bに実装されており、電線72Dを介して、車両に搭載されたバッテリ等の電源装置(図示せず)に接続されている。
導光体80の外周面80D(側面)は、例えば、フッ素系樹脂を被覆するなどの処理がなされており、導光体80の内部に導入された光を外部に放出させる構成とされる。導光体80の端面80A,80Bから、それぞれ入射された光は、導光体80内部で全反射を繰り返すことで導光された後、外周面80Dの全面から出射されることが可能となっている。
これにより、導光体80の外周面80Dは、端面80A,80Bから導光体80内部に入射された光を外部に出射させる光出射面とされる。また、外周面80Dは、図4に示すように、トリム側加飾部材30とオーナメント20との境界に沿って延びる長手状をなしている。これにより、導光体80は、トリム側加飾部材30とオーナメント20の間に形成された隙間S1に沿って延びる線状の光を出射する構成となっている。
また、図3に示すように、カバー部材90には、導光体保持部材75,76がそれぞれ取り付けられている。導光体保持部材75,76は、図3及び図5に示すように、導光体80の各端部をそれぞれ収容可能な筒部75A,76Aを有している。これにより、図5に示すように、導光体80の長手方向における各端部を、筒部75A,76Aによって、それぞれ保持可能な構成となっている。
照明装置側加飾部材61は、図2に示すように、車両前後方向に長い形状をなしている。また、照明装置側加飾部材61は、図4に示すように、車室内側(図4の右側)に突出する断面視U字状をなしている。
言い換えると、照明装置側加飾部材61は、車室外側に開口された断面視U字状をなしており、係止爪91に保持された状態の導光体80が、その内部に収容される構成となっている。これにより、照明装置側加飾部材61は、導光体80を車室内側から覆う構成となっている。
また、照明装置側加飾部材61の上端部には、図2に示すように、取付孔64Aを有する取付片64が、複数個形成されている。取付片64の取付孔64Aには、図6に示すように、トリム側加飾部材30の裏面に設けられた取付ボス34が車室内側から挿通される構成となっている。取付孔64Aに挿通された取付ボス34は、例えば、熱カシメなどの締結手段によって取付片64に締結されている。これにより、照明装置側加飾部材61とトリム側加飾部材30とが互いに組み付けられる。なお、取付ボス34と取付片64との締結手段は、熱カシメに限定されず、ビスなどを用いてもよい。
照明装置側加飾部材61の下端部には、図2に示すように、取付孔65Aを有する取付片65が、複数個形成されている。取付片65の取付孔65Aには、図6及び図7に示すように、オーナメント20の裏面に設けられた取付ボス25が車室内側から挿通される構成となっている。取付孔65Aに挿通された取付ボス25は、例えば、熱カシメなどの締結手段によって取付片65に締結されている。これにより、照明装置側加飾部材61とオーナメント20とが互いに組み付けられる。なお、取付ボス25と取付片65との締結手段は、熱カシメに限定されず、ビスなどを用いてもよい。
照明装置側加飾部材61における車室内側の端部62は、図4に示すように、隙間S1を通じて車室内側に露出されている。照明装置側加飾部材61は、光透過性の高い(透明度の高い)合成樹脂材料(例えばアクリルやポリカーボネート等)からなる基材61Aと、基材61Aにおける車室内側の面を覆う遮光層61Bから構成されている。
端部62における下部は、遮光層61Bが形成されておらず、光を透過可能な構成となっている。つまり、端部62における下部は、導光体80の外周面80Dから出射された光L2を車室内側に出射可能な光出射部63とされる。光出射部63は、図4及び図5に示すように、導光体80を車室内側(図5では上側)から覆う構成となっている。また、導光体80は、光出射部63の車両前後方向の全長に亘って延びている。これにより、光出射部63の長手方向におけるほぼ全範囲から光を出射させることができる。
なお、上述した遮光層61Bは、例えば、基材61Aの表面に遮光性を有する塗装を施したり、遮光性を有するフィルムを貼り付けたりすることなどで形成することができる。遮光層61Bの一例として、例えば、意匠性の高いメッキ塗装などを例示することができるが、これに限定されない。遮光層61Bは遮光性を有するものであれば適宜変更可能である。
また、基材61Aの内部には、例えば、光を拡散可能な粒子(例えば、乳白色を呈する粒子)が分散されている。つまり、基材61Aは、光を透過しつつ拡散する機能を有している。
また、カバー部材90における車両後側の端部には、図3及び図5に示すように、導光体80の端部を保持する片持ち状の保持部92が形成されている。そして、延設部41における開口部11Aの開口端部11Bは、図5に示すように、照明装置側加飾部材61の端部と、保持部92によって挟まれている。なお、開口端部11Bと保持部92との間には、シール材93が介在されている。なお、延設部41の開口端部11Bは、図5に示すように、周囲よりも車室外側に向かって突出する段差状をなしている。
また、カバー部材90は、その表面が例えば白色を呈しており、光反射面とされる。これにより、導光体80の外周面80Dから車室外側に出射された光をカバー部材90の表面によって車室内側(光出射部63側)に反射させることができ、光の利用効率を向上させることができる。
カバー部材90の車室内側の面には、図2及び図3に示すように、照明装置側加飾部材61に向かって突出する係止爪97が複数個所に設けられている。係止爪97は、照明装置側加飾部材61に形成された取付孔67に対して車室外側から挿通された後、その先端部が、取付孔67の孔縁部に対して車室内側から係止する構成となっている。これにより、照明装置側加飾部材61に対してカバー部材90が取り付けられる構成となっている。
次に、ドアトリム10に対する照明装置60の取付手順について、図6ないし図9によって説明する。まず、図6に示すように、トリム側加飾部材30と照明装置側加飾部材61とを互いに組み付けた状態とし、オーナメント20とアームレスト12とを互いに組み付けた状態としておく。その後、照明装置側加飾部材61をオーナメント20に対して車室外側から取り付ける。
次に、図7に示すように、アームレスト12に対して、ロアボード13を車室外側から取り付ける。その後、図8に示すように、トリム側加飾部材30及びオーナメント20の双方に対してアッパーボード40を車室外側から取り付ける。これにより、トリム側加飾部材30に照明装置側加飾部材61及びアッパーボード40がそれぞれ組み付けられてなるトリム側構成体50(第1構成体)が構成される。
次に、図9に示すように、トリム側構成体50に対して車室外側から光源ユニット70を取り付ける。具体的には、照明装置側加飾部材61の取付孔67(図2参照)に対して、カバー部材90の係止爪97を車室外側から取り付ける。これにより、図5に示すように、LED72及び収容部材74は、延設部41に対して車室外側(図5の下側)に配される。また、導光体80におけるLED72側の端部(端面80B)も延設部41に対して車室外側に配される。
次に、本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、トリム側加飾部材30、照明装置側加飾部材61、アッパーボード40からなるトリム側構成体50に対して、カバー部材90及びLED72からなる光源ユニット70が車室外側から取り付けられる構成となっている。
これにより、光源ユニット70を取り付ける際には、光源ユニット70のLED72を、アッパーボード40の延設部41に対して車室外側から近づけることができる。この結果、LED72を延設部41(開口部11Aの開口縁)の車室外側に配することができる。
このような構成とすれば、LED72(及び収容部材73)と光出射部63とが車室内外方向において重なることがなく、光出射部63の一部がLED72(より詳しくは、LED72における発光面72A以外の部分)によって覆われる事態を抑制できる。これにより、光出射部63の全長に亘って、導光体80の外周面80D(光出射面)を重畳させることができ、光出射部63の長手方向におけるほぼ全範囲から光を出射させることができる。
このように、本実施形態では、照明装置60を構成する照明装置側加飾部材61をオーナメント20に取り付けた後、アッパーボード40、光源ユニット70の順番で組み付ける構成としてあるので、LED72を延設部41(開口部11Aの開口縁)の車室外側に配することができる。
また、カバー部材90は、導光体80を保持する係止爪91を備えている。このような構成とすれば、カバー部材90に対して導光体80及びLED72を組み付けたものを、トリム側構成体50に対して容易に取り付けることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)トリム本体部11の構成は、上記実施形態で例示したものに限定されず、適宜変更可能である。例えば、オーナメント20、アームレスト12、ロアボード13が一枚のボード部材として構成されていてもよい。また、上記実施形態では、上側ボード部材として、アッパーボード40を例示し、下側ボード部材として、オーナメント20を例示したが、これに限定されない。上側ボード部材及び下側ボード部材は、トリム本体部11を構成するボード部材のうち開口部11Aを構成するものであればよい。
(2)導光体80の形状は、丸棒状に限定されず、適宜変更可能である。導光体80として、例えば、角柱状をなすものを用いてもよい。
(3)上記実施形態では、光源ユニット70が2つのLED71,72を備えている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、延設部41側のLED72のみを備えていてもよい。
(4)上記実施形態では、光源としてLEDを例示したが、これに限定されない。光源としては、LED以外にも、例えば、白熱電球(バルブ)、蛍光管、ハロゲンランプなど、様々な種類の光源を使用することができる。
(5)上記実施形態では、導光体80がカバー部材90に取り付けられている構成を例示したが、これに限定されない。例えば、導光体80が照明装置側加飾部材61に対して直接的に取り付けられていてもよい。
(6)トリム本体部11における開口部11Aの形成箇所は、上記実施形態で例示したものに限定されず適宜変更可能である。また、延設部41は、開口部11Aにおける車両前側の開口縁を構成していてもよい。
10…ドアトリム(車両用ドアトリム)、11…トリム本体部、11A…開口部、20…オーナメント(下側ボード部材)、30…トリム側加飾部材、40…アッパーボード(上側ボード部材)、41…延設部、50…トリム側構成体(第1構成体)、60…照明装置(車両用照明装置)、61…照明装置側加飾部材、63…光出射部、70…光源ユニット(第2構成体)、72…LED(光源)、80…導光体、80B…導光体の端面(光入射面)、80D…導光体の外周面(光出射面)、90…カバー部材、91…係止爪(導光体保持部)

Claims (2)

  1. 車両前後方向に延びる開口部を有するトリム本体部と、前記開口部に取り付けられるトリム側加飾部材と、を備える車両用ドアトリムに対する車両用照明装置の取付構造であって、
    前記トリム本体部は、
    前記開口部の上側の開口縁を構成する上側ボード部材と、
    前記開口部の下側の開口縁を構成する下側ボード部材と、を少なくとも備え、
    前記開口部の延設方向における一端側の開口縁が、前記上側ボード部材から前記下側ボード部材に向かって延びる延設部によって構成されており、
    前記車両用照明装置は、
    光源と、
    前記光源と対向配置され前記光源からの光が入射される光入射面と、前記トリム側加飾部材と前記下側ボード部材との境界に沿って延びる長手状をなすとともに前記光入射面から入射された光を出射させる光出射面と、を有する導光体と、
    前記トリム側加飾部材と前記下側ボード部材との間に配されるとともに前記光出射面から出射された光を車室内側に出射可能な光出射部を有し、前記導光体を車室内側から覆う照明装置側加飾部材と、
    前記導光体を車室外側から覆うカバー部材と、を備え、
    前記トリム側加飾部材に前記照明装置側加飾部材及び前記上側ボード部材がそれぞれ組み付けられてなる第1構成体に対して、前記カバー部材に前記光源が組み付けられてなる第2構成体が、車室外側から取り付けられており、
    前記光入射面及び前記光源が、前記延設部に対して車室外側に配されている車両用照明装置の取付構造。
  2. 前記カバー部材は、前記導光体を保持する導光体保持部を備えている請求項1に記載の車両用照明装置の取付構造。
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