以下、図面を参照しながら、この発明に係る実施形態としてのラベルプリンタについて説明をする。図1は、実施形態としてラベルプリンタ100の外観例を示す斜視図である。図1に示すラベルプリンタ100は、物品に関する情報、例えば、食品表示に関する情報をラベル印字用のロール紙に印字したラベル30を出力するものである。ラベルプリンタ100は装置本体部101を有している。装置本体部101は、所定のデザインにより樹脂成形された上部筐体11及び下部筐体12から構成される。上部筐体11と下部筐体12とはヒンジ機構13で開閉自在に係合されている。
下部筐体12内には、図示しないラベル印字用のロール紙や、図3に示すような印字ユニット7、制御部8等が実装され、食品表示等に関する情報をラベルに印字して出力するようになされる。上部筐体11の上面には、入力操作部74及び表示部75が設けられ、印字ユニット7によって印字出力されるラベル30を発行する発行者の識別情報(以下ID番号という)を入力する際に操作される。この例で、ラベル30は、装置本体部101の前面側の上部筐体11と下部筐体12との境界付近から出力するようになされる。
上述したラベルプリンタ100で発行されるラベルとして、食品表示に関する情報が印字されるラベルは食品ラベル等と称され、主に食料品等の内容表示に用いられる。食品ラベルにおいて印字出力される情報の内容としては、例えば、品名、原材料名、価格、数量、消費期限や賞味期限等の日付等がある。ラベルプリンタ100において、発行者の識別情報、例えば発行者のID番号を発行履歴情報として記憶することで、ラベルを発行した発行者を特定できる。食品ラベルの発行時における発行者を特定できることで、消費期限等の日付情報の改ざん防止につなげることができる。また、ラベル発行時に印字出力された情報の内容を発行履歴情報として記憶することで、食品ラベルの発行内容を特定できる。食品ラベルの発行時における発行内容を特定できることで、生産数の管理や消費期限等の管理を行うことができる。
ラベルプリンタ100で発行されるラベルとしては、食品ラベルの他に、商品や部品等の各種物品に関する情報が印字出力される物流ラベルや検査ラベル等がある。物流ラベルは、主に荷物に添付される荷札、現品表等に用いられ、荷物の仕分け作業等に用いられる。物流ラベルにおいて印字出力される情報の内容としては、例えば、品名、品番、数量、納期等の日付等がある。物流ラベルの発行時における発行者を特定できることで、受注者の特定が可能となり、受注者毎の集計が可能となる。また、物流ラベルの発行時における発行内容を特定できることで、納期や数量の管理を行うことができる。
検査ラベルは、主に工場の各工程での製品検査に用いられる。検査ラベルにおいて印字出力される情報の内容としては、例えば、検査員名、検査日等の日付、製造ライン番号等がある。検査ラベルの発行時における発行者を特定できることで、検査員の特定が可能となり、検査員毎の集計が可能となる。また、検査ラベルの発行時における発行内容を特定できることで、製造ライン毎の生産数量の管理を行うことができる。
図2は、入力操作部74の構成例を示す平面図である。図2に示す入力操作部74は入力手段の一例を構成し、入力操作部74にはテンキーを成す数字「1」〜「9」,「0」キーK1〜K10や、変換/空白キーK11、発行キーK12、確定キーK13、停止・削除キーK14、テスト印刷キーK15、十字キーK16、入力キーK17、日付キーK18、取消キーK19、編集キーK20、シフトキーK21等が配設されている。
数字「1」〜「9」,「0」キーK1〜K10は、例えば、図6に示すラベル30の、図5に示すリストファイルF2から、図7に示すそのレイアウトファイルF3の内容を抽出する際に、リンク番号等を入力するように操作される。また、ラベル30を発行する発行者のID番号を入力する際にも数字「1」〜「9」,「0」キーK1〜K10が操作される。更に、ラベル30の発行枚数を設定する際にも、数字「1」〜「9」,「0」キーK1〜K10を操作して数量等を入力するようになされる。
日付キーK18は日付情報、例えば、食品表示に関する情報であれば消費期限(加算日)等を入力する際に操作される。発行キーK12は、ラベル30を発行する際に操作される。テスト印刷キーK15は、ラベル30を試しに印字出力する際に操作される。他の変換/空白キーK11や、確定キーK13、停止・削除キーK14、十字キーK16、入力キーK17、日付キーK18、取消キーK19、編集キーK20、シフトキーK21等はラベル30のレイアウトファイルF3の内容を編集する際に使用される。
図3は、ラベルプリンタ100の制御系の構成例を示すブロック図である。図3に示すラベルプリンタ100は、食品表示等に関する情報をラベル30に印字出力するために、印字ユニット7、制御部8、入力操作部74、表示部75、発行者管理用の内部メモリ78及び、発行履歴管理用のコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリカード(以下CF(登録商標)カード79という)を備えて構成される。
制御部8はCPU(Central Processing Unit;中央処理ユニット)80、ROM(Read Only Memory)81、ワーク用のRAM(Random Access Memory)82、システムバス83及びI/Oインタフェース86を有して構成される。
CPU80にはシステムバス83を介してROM81が接続され、当該ラベルプリンタ全体を制御するためのシステム起動用のプログラムデータD81が格納される。システムバス83に接続されたRAM82には、プログラムデータD81や、書き換え、編集処理実行時の制御コマンド、レイアウトデータを一時記憶するようになされる。更に、RAM82には内部記憶データD82が一時記憶される。内部記憶データD82には、発行者管理用の発行者のID番号、発行者の氏名や、発行時変更内容となる数量、消費期限・・・、ラベル30の発行枚数等のデータが含まれる。
CPU80は電源がオンされると、ROM81からシステム起動用のプログラムデータD81をRAM82へ読み出してシステムを起動し、当該ラベルプリンタ全体を制御するようになされる。CPU80にはI/Oインタフェース86が接続され、入力操作部74や表示部75等のユーザインタフェースの入出力を制御する。I/Oインタフェース86は、システム起動時の操作データD74を入力操作部74から入力する。
この例では、入力操作部74は印字ユニット7によって印字出力されるラベル30を発行する発行者のID番号の他に、ラベル30の発行枚数を設定する際の数量、消費期限(加算日)、ラベル30の発行、そのテスト印刷、そのレイアウトファイルF3の内容を編集する際に入力された操作データD74を制御部8に出力するようになされる。
この例で表示部75には、レイアウト情報が表示されると共に、入力操作部74での入力情報を表示するようになされる。レイアウト情報は、上述した食品表示等に関する表示項目にそれぞれ表示しなければならない最低限の表示情報が、所定サイズのラベル30に表示できるようにレイアウト化された情報である。レイアウト情報に対する入力情報としては、製造日や賞味期限、内容量や販売価格などの編集可能な情報であって、入力操作部74はこの編集可能な情報を修正入力するための手段として機能する。レイアウト情報は表示データD75に基づいて表示部75に表示される。
また、印字ユニット7は、プリンタ機能を達成するためにCPU80の管理下に置かれ、ラベル搬送系71、印字ヘッド72、ロール紙装填検知部76及びプリンタ制御部77を有して構成され、食品表示等に関する情報をラベル30に印字して出力するようになされる。
プリンタ制御部77はシステムバス83に接続され、CPU80からプリンタ制御データD77を入力すると共に、ロール紙装填検知部76から紙装填検知データD76を入力してラベル搬送系71及び印字ヘッド72の出力制御を実行する。プリンタ制御部77はCPU80の制御を分担し、その制御負担を軽減するようになされる。
ラベル搬送系71及び印字ヘッド72はプリンタ制御部77に接続される。ラベル搬送系71は搬送制御データD71を入力して印字ヘッド72の下方へロール紙を搬送するように制御される。搬送制御データD71はプリンタ制御部77からラベル搬送系71へ出力される。
印字ヘッド72は印字制御データD72を入力し、ラベル搬送系71によって搬送されてきたラベル用のロール紙に、食品表示等に関する所定のレイアウト情報を印字してラベル30を出力する。印字制御データD72はプリンタ制御部77から印字ヘッド72へ出力される。印字ヘッド72には、通常感熱ヘッドが使用される。感熱ヘッドはラインヘッドであるが、ラインヘッドに限定されるものではない。
この例で、ラベル搬送系71にはロール紙装填検知部76が設けられ、ロール紙が空となったとき、ロール紙の装填を検知して紙装填検知データD76をプリンタ制御部77に出力する。紙装填検知データD76は、新しいロール紙が交換された装填回数を検知して印字ヘッド72の交換を促すようになされる。
CPU80は、内部メモリ78に記憶された発行者のID番号と、入力操作部74によって新たに入力された発行者のID番号とを照合し、照合結果に基づいて食品表示等に関する情報の書き換え制御を実行する。例えば、CPU80は、ラベル発行時に、入力操作部74から食品表示に関する情報の変更内容を入力し、ラベル発行時に変更された食品表示に関する情報の内容を発行履歴情報として保存するようになされる。内部メモリ78に記憶される発行者のID番号は、予め登録されたものでもよい。また、CPU80は、ラベルに印字される情報の内容の変更の有無によらず、ラベルに印字された情報の内容を発行履歴情報として保存するようにしても良い。更に、CPU80は、発行者のID番号の照合を行うか否かを選択できるようにしても良い。
上述のシステムバス83には発行者管理用の記憶手段の一例を構成する内部メモリ78が接続され、入力操作部74によって入力された発行者のID番号(IDコード)がその氏名と共に記憶される。IDコードは、例えば、当該ラベルプリンタ100に登録された発行者に順に付与されたシリアルNo.である。内部メモリ78には電源が切られても記録情報が失われないEEPROM等の不揮発性のメモリが使用される。
この例で、上述のシステムバス83にはメモリカード用のインタフェース73が接続され、発行履歴管理用の記憶手段の一例を構成するCF(登録商標)カード79が装着される。発行履歴管理用の記憶手段としては、CF(登録商標)カード79の他に、持ち運び可能な不揮発性のメモリとなる、例えば,USBメモリが使用される。CF(登録商標)カード79にはラベル30のレイアウト情報が記憶される。
CF(登録商標)カード79には、レイアウト情報の他に、発行履歴情報が発行記録ファイルF4,F4’に記述される。発行履歴情報は、内部記憶データD52を集めた情報であって、RAM52から転送される情報である。発行履歴情報には、少なくとも、ラベル30を発行した日付、食品表示等に関する情報のファイル番号、ラベル30を発行した発行者のID番号(識別番号)、ラベル発行時に変更した食品表示に関する情報の項目名、内容(品名・原材料・消費期限・価格・・・etc)及びラベル発行時に発行したラベル30の枚数が含まれる。発行履歴情報は、上述した情報の全てを含むものであっても良いし、管理権限を持つ発行者、管理者等によって選択された何れかを含むものであっても良い。更に、ラベル発行時に変更した情報の項目名、内容だけでなく、ラベル発行時に変更されていない情報の項目名、内容を含むものであっても良い。また、ラベル発行時の内容の変更の有無によらず、ラベルに印字される項目の中で、全ての項目または選択された任意の項目の内容を含むものであっても良い。
このような発行履歴情報を内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79に保存することで、厳密に誰が何時、どのような内容のラベル30を発行したかを管理できるようになる(図8参照)。この例で、内部メモリ78を発行履歴管理用の記憶手段として使用し、CF(登録商標)カード79と共に、又は、CF(登録商標)カード79と独立して発行履歴情報を記憶(保存)するようにしてもよい。
上述のシステムバス83にはメモリカード用のインタフェース73の他に、通信用のインタフェース84が接続されている。インタフェース84は外部端子85に接続される。外部端子85には通信用のモデムが接続され、インターネット等の公衆通信回線に接続されて、上位のパーソナルコンピュータ等の情報端末装置(図示しない)との間で通信処理を実行するようになされる。この通信処理で、上述のメモリカード用のインタフェース73から取得されるレイアウト情報をパーソナルコンピュータ等の情報端末装置から直接取得するようになされる。これらによりラベルプリンタ100を構成する。なお、ラベルプリンタ100は、外部機器とのインタフェースとして図示しないUSB等によるインタフェースを備え、USBケーブル等で情報端末装置と接続できるようにしても良い。また、公衆通信回線等のネットワークを介して管理サーバと接続できるようにしても良い。
図4は、発行者リストファイルF1の構成例を示す表図である。図4に示す発行者リストファイルF1は、例えば、内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79内に構築され、ID番号を記述する欄と、発行者の氏名を記述する欄とが割り当てられる。この例で、ID番号の記述欄にはID番号=No.001が記述され、ID番号=No.001には発行者の氏名○○○○が記述される。同様にして、ID番号=No.003には発行者の氏名△△△△が記述される。ID番号=No.004には発行者の氏名□□□□が記述される。発行者リストファイルF1は発行者のID番号を示す操作データD74に基づいて内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79に記述される。
図5は、食品用のリストファイルF2の構成例を示す表図である。図5に示す食品用のリストファイルF2は、例えば、CF(登録商標)カード79又は外部のパーソナルコンピュータ等の情報端末装置から内部メモリ78に転送されるものである。食品用のリストファイルF2には、リンク番号、品名、原材料、消費期限(加算日)、価格及び品番を記述する欄が設けられる。
この例で、リンク番号の欄には「1」が記述され、リンク番号「1」の品名の欄には「クッキー」が記述され、その原材料の欄には「小麦粉、卵、牛乳、アーモンド」が記述され、その消費期限(加算日)の欄には「10」が記述され、その価格の欄には「750」が記述され、及び、品番の欄には「001」が記述される。
同様にして、リンク番号「2」の品名の欄には「ケーキ」が記述され、その原材料の欄には「小麦粉、卵、牛乳、イチゴ」が記述され、その消費期限(加算日)の欄には「1」が記述され、その価格の欄には「350」が記述され、及び、品番の欄には「002」が記述される。
リンク番号「3」の品名の欄には「どらやき」が記述され、その原材料の欄には「小麦粉、小豆、牛乳」が記述され、その消費期限(加算日)の欄には「3」が記述され、その価格の欄には「300」が記述され、及び、品番の欄には「003」が記述される。食品用のリストファイルF2は表示部75に展開され、入力操作部74を操作してリンク番号を指定すると、そのリンク番号に記述された内容で、ラベル30を発行するようになされる。この方法によれば、食品用の1つのリストファイルF2で複数の種類のラベル30を発行できるというものである。
図6A,B及びCは、ラベル30の構成例を示す平面図である。図6Aに示すラベル30は食品ラベルの一例であり、レイアウトファイルF3の内容を食品用のリストファイルF2から読み出して(引っ張って)きてラベル30を発行する場合に、当該リストファイルF2でリンク番号「1」を入力すると、長さl×幅wのラベル用のロール紙にリンク番号「1」の内容である品名欄に「クッキー」が印刷され、その原材料の欄には「小麦粉、卵、牛乳、アーモンド」が印字され、その消費期限(加算日)の欄には「10」が印字され、その価格の欄には「750」が印字され、及び、バーコードの欄には「4923100107508」が印字される。図中の破線枠内のレイアウト情報は、リストファイルF2から読み出して(引っ張って)きて印刷される。図6Bに示すラベル30は物流ラベルの一例、図6Cに示すラベル30は検査ラベルの一例であり、食品ラベルと同様に、レイアウトファイルの内容を物流用あるいは検査用のリストファイルから読み出してラベル30を発行できるようにしても良い。なお、レイアウトファイルの内容はリストファイルから読み出す以外に、項目の全てまたは一部が図2等に示す入力操作部74のキー操作により入力されるものであっても良いし、予め設定された固定の情報であっても良い。
図7A及びBは、食品ラベルにおけるレイアウトファイルF3及びその書き換え例を示す表図である。図7Aに示すレイアウトファイルF3は書き換え前の内容を訂正したものである。図7Bに示すレイアウトファイルF3は書き換え後のレイアウトファイルF3’の内容である。
書き換え前のレイアウトファイルF3の内容は、図7Aに示すようにリンク番号の欄には「1」が記述され、リンク番号「1」の品名の欄には「クッキー詰め合わせ」が記述され、その原材料の欄には「小麦粉、卵、・・・・」が記述され、その価格の欄には「750」が記述され、その数量には「8個」が記述され、その消費期限(加算日)の欄には「3」が記述され、及び、製造元の欄には「○○○(株)」が記述される。
このレイアウトファイルF3の内容において、「クッキー詰め合わせ」の数量が8個から10個に書き換えが生じ、更に、「クッキー詰め合わせ」の消費期限(加算日)が「3」から「5」に書き換えが生じたとき、図7Aに示すレイアウトファイルF3の内容が、図7Bに示すレイアウトファイルF3’の内容に書き換えられる。例えば、図7Aに示す書き換え前のレイアウトファイルF3では、書き換えられる値を二重線で記述しており、図7Aでは、数量の値と消費期限の値が書き換えられることを記述している。
書き換え後のレイアウトファイルF3’の内容は、図7Bに示すようにリンク番号の欄には「1」が記述され、リンク番号「1」の品名の欄には「クッキー詰め合わせ」が記述され、その原材料の欄には「小麦粉、卵、・・・・」が記述され、その価格の欄には「750」が記述され、その数量には「10個」が記述され、その消費期限(加算日)の欄には「5」が記述され、及び、製造元の欄には「○○○(株)」が記述される。
図8A及びBは、発行記録ファイルF4及びF4’の記述例を示す表図である。図8A及びBに示す発行記録ファイルF4,F4’の内容は発行履歴管理用の内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79に記述(保存)される。この例で発行記録ファイルF4,F4’には、発行履歴情報を成す発行日、ファイル番号、発行者のID番号である発行者ID、ラベル発行時に変更した情報の項目名を示す発行時変更名、発行変更内容及び発行枚数の記述欄が設けられる。発行記録ファイルF4及びF4’の違いは、発行枚数の記述位置、発行時変更名及び発行時変更内容#1,#2,#3の記述方法に変形を加えたものである。
例えば、内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79に構築される、図8Aに示すような発行記録ファイルF4には、発行日08/05/01に対してファイル番号「00001」、発行者ID=「001」、発行時変更名=「リンク番号」、発行変更内容#1=「1」、発行枚数=50枚が記述される。
更に、発行記録ファイルF4には発行日08/05/01に対してファイル番号「00001」、発行者ID=「001」、発行時変更名1=「リンク番号」、発行時変更内容#1=「2」、発行枚数=50枚が記述される。また、発行記録ファイルF4には発行日08/05/01に対してファイル番号「00001」、発行者ID=「002」、発行時変更名=「消費期限」、発行変更内容「2008年05月26日」、発行枚数=30枚が記述される。
同様にして構築される、図8Bに示すような発行記録ファイルF4’には、発行日08/05/14に対してファイル番号「00001」、発行枚数=10枚が記述され、発行者のID番号「001」及び氏名「△△△△」が記述される。発行記録ファイルF4’では、発行記録ファイルF4のように発行時変更名と発行時変更内容#1との項分け記述は無く、発行時変更内容#1の中で発行時変更名を括弧書きで記述するようになされる。図8Bに示した場合は、発行記録ファイルF4に比べて発行記録ファイルF4’の内容検索を容易かつ簡素にできるようになる。
図9及び図10は、ラベルプリンタ100における動作例(その1,2)を示すフローチャートである。この実施例では、ラベル発行時の変更内容を発行履歴情報として保存できるようにしたものである。この例では、ユーザがCF(登録商標)カード79をメモリカード用のインタフェース73に装着してファイル番号「000001」を選択する場合を例に挙げる。
また、発行者リストファイルF1に既に登録された、発行者IDが「003」で氏名が△△△△である真の発行者に対して入力を許可する入力許可動作例、入力ミス時の再入力及び、発行者リストファイルF1には登録がなされていない、非発行者(第3者)に対して入力を拒否する入力拒否動作例の3つの場合に分けて説明する。この例では、発行者のID番号及び氏名の入力処理に関しては、入力を1回失敗しても、再入力(もう1回のみ)の機会が与えられ、2回目以降の失敗に対しては、「非発行者による入力」とみなして入力を拒否する場合を例に挙げる。また、2回までという回数制限を設けず、失敗した場合は、常に、再入力させる、若しくは、再入力で発行を取り消すことを可能としてもよい。
これらを動作条件にして、ステップST1でCPU80は通信先をチェックする。例えば、CPU80は、CF(登録商標)カード79がメモリカード用のインタフェース73に接続されていることを通信プロトコル等に基づいてチェックする。または、上位のパーソナルコンピュータ等が通信用のインタフェース84に接続されていることをRS232通信プロトコル等に基づいてチェックする。
その後、ステップST2でCPU80は、チェック結果に基づいてCF(登録商標)カード79がインタフェース73に接続されている、又は、上位のパーソナルコンピュータ等がインタフェース84に接続されている、あるいは、CF(登録商標)カード79及び通信線が接続されていないに基づいて制御を分岐する。
この例で、CF(登録商標)カード79がインタフェース73に接続されていない場合や、上位のパーソナルコンピュータ等がインタフェース84に接続されていない場合は、当該ラベルプリンタ100における発行記録処理を終了する。この発行記録処理の終了は、レイアウトファイルF3の選択先が確立されていないためである。
CF(登録商標)カード79がインタフェース73に接続され、又は、上位のパーソナルコンピュータ等がインタフェース84に接続されている場合は、ステップST3に移行してCPU80は、ファイル選択受付処理を実行する。このとき、インタフェース73に装着されているCF(登録商標)カード79のレイアウトファイルF3の内容は表示部75に表示される。ユーザは表示部75に表示された発行記録ファイルF4の表示内容の中から、例えば、ファイル番号「000001」を選択する。
[入力許可動作例]
この例で、真の発行者に対して入力を許可する入力許可動作例によれば、ステップST4でCPU80は、発行者IDの入力処理を実行する。このとき、ユーザは、入力操作部74の数字「0」〜「9」及び、文字入力キーを操作して発行者のID番号及び氏名を入力する。この例で、ユーザは「発行者のID番号:003」及び、「氏名△△△△」を入力する。
その後、ステップST5でCPU80は、発行者リストファイルF1の検索処理を実行する。この例では、図4に示した発行者リストファイルF1に「発行者のID番号:003」及び、「氏名△△△△」が既に登録されている場合である。そして、ステップST6でCPU80は発行者のID番号及び氏名の照合判定処理を実行する。この照合判定処理では、入力操作部74から出力される「発行者のID番号:003」及び「氏名△△△△」に関する入力情報と、予めCF(登録商標)カード79に登録された「発行者のID番号:003」及び「氏名△△△△」に関する登録情報とがCPU80で比較され、入力情報と登録情報との内容一致又は不一致の判別がなされる。
発行者のID番号「003」及び「氏名△△△△」が発行者リストファイルF1に登録されており、入力処理された「発行者のID番号:003」及び「氏名△△△△」と、予めCF(登録商標)カード79に登録されている「発行者のID番号:003」及び「氏名△△△△」とが一致した場合は、図10に示すステップST10に移行する。
ステップST10でCPU80は発行時の変更内容の入力処理を実行する。例えば、図7に示したレイアウトファイルF3の内容をレイアウトファイルF3’の内容に書き換える場合である。図7に示したレイアウトファイルF3及びその書き換え例によれば、リンク番号「1」の品名「クッキー詰め合わせ」、原材料「小麦粉・卵・・・・」、価格「750円」に関して、数量を「8個」から「10個」に更新(訂正)する場合であり、更に、消費期限「3」(日加算)を消費期限「5」(日加算)に更新する場合である。この例では、ラベル発行後、発行記録ファイルF4に発行履歴情報を記述するために、CPU80は、発行時の変更内容を示す数量「10」や消費期限「5(加算日)」等の内部記憶データD52をRAM82に一時記憶する。
そして、ステップST11でCPU80はラベル30の発行枚数の設定処理を実行する。例えば、ユーザは入力操作部74を操作してラベル30の発行枚数=「10枚」を入力する。この「発行者のID番号:003」及び「氏名△△△△」のユーザが取り扱ったラベル30の発行枚数=「10枚」は内部記憶データD52としてRAM82に一時記憶される。
その後、ステップST12でCPU80はラベル30の発行又は取消の入力を受け付ける。ラベル30の「発行」が入力された場合は、ステップST13でCPU80は、ラベル発行処理を実行する。印字ユニット7はレイアウトファイルF3’に基づいてラベル30のプリントアウトを実行する。このとき、CPU80は、印字ユニット7がラベル30を1枚発行する毎に発行枚数をカウントアップする。CPU80はラベル発行後、発行履歴情報を発行記録ファイルF4やF4’等に記述するために、ラベル30の発行枚数を示す内部記憶データD52をRAM82に一時記憶する。
そして、ステップST14でCPU80は発行記録ファイルF4やF4’等に発行履歴情報を記述するように内部メモリ78や、CF(登録商標)カード79をメモリ制御する。このとき、CPU80は、RAM82から数量「10」や消費期限「5(加算日)」等の内部記憶データD52を取得して、例えば、CF(登録商標)カード79内の発行記録ファイルF4’内に発行履歴情報を記憶する。図8Bに示した発行記録ファイルF4’によれば、発行日、ファイル番号、発行枚数、発行者のID番号、氏名及び発行時変更内容#1の記述欄が設けられる。
発行日には5/14が記述され、ファイル番号には「000001」が記述される。発行枚数には「10枚」が記述され、発行者のID番号には「001」が記述され、氏名には「△△△△」が記述される。発行時変更内容#1には数量「10」が記述される。発行時変更内容#2には消費期限5/21が記述される。この発行記録ファイルF4’への発行履歴情報の記憶処理を終了した後、当該ラベル30の発行処理を終了する。
[入力ミスによる再受付]
上述のステップST4で入力操作部74から出力された、真の発行者が行った「発行者のID番号:003」であるところ、誤った「発行者のID番号:002」及び「氏名△△△△」を入力した場合、ステップST5で、この誤った「発行者のID番号:002」及び「氏名△△△△」に関する入力情報の検索処理が実行される。
この例で、ステップST6に移行して、CPU80が、この誤った「発行者のID番号:002」及び「氏名△△△△」に関する入力情報と、予めCF(登録商標)カード79に登録された「発行者リストファイルF1」の内容を示す登録情報とを比較しても、発行者のID番号「002」は登録が無いので、ステップST7で、当該入力情報と登録情報とは不一致であるとの判別がなされる。そして、ステップST8に移行して、CPU80は不一致回数が1回目であるか、2回目であるかに基づいて制御を分岐する。
不一致回数が1回目である場合は、真の発行者の入力ミスが想定されるので、ステップST9に移行して再入力表示処理を実行する。再入力表示処理では、表示部75に「発行者のID番号が違っています。」等のメッセージが表示される。その後、ステップST4に戻って発行者IDの再入力処理を実行する。このとき、真の発行者は、「ID番号:003及び氏名△△△△を入力する。」
その後、ステップST5〜ステップST7を繰り返す。ステップST7では、「発行者のID番号:003」及び「氏名△△△△」に関する入力情報と、予めCF(登録商標)カード79に登録された「発行者リストファイルF1」の内容とが一致するので、図10に示したステップST10に移行する。ステップST10以降は先に説明しているのでその説明を省略する。
[入力拒絶動作]
上述のステップST7で入力操作部74から出力された、非発行者が行った、誤った「発行者のID番号:002」及び、「氏名××××」と、予めCF(登録商標)カード79に登録された「発行者リストファイルF1の内容が予めCF(登録商標)カード79に登録された「発行者のID番号:003」及び「氏名△△△△」に関する登録情報とがCPU80で比較され、入力情報と登録情報との一致又は不一致の判別がなされる。
上述のステップST4で入力操作部74から、非発行者が行った、誤った「発行者のID番号:002」及び、「氏名××××」が入力された場合、ステップST5で、この誤った「発行者のID番号:002」及び「氏名××××」に関する入力情報の検索処理が実行される。
この例で、ステップST6に移行して、CPU80が、この誤った「発行者のID番号:002」及び「氏名××××」に関する入力情報と、予めCF(登録商標)カード79に登録された「発行者リストファイルF1」の内容を示す登録情報とを比較しても、発行者のID番号「002」及び「氏名××××」は登録が無いので、ステップST7で、当該入力情報と登録情報とは不一致であるとの判別がなされる。この例では再入力の機会が1回与えられているので、ステップST8に移行する。ステップST8で、CPU80は不一致回数が1回目であるか、2回目であるかに基づいて制御を分岐する。
この段階では不一致回数が1回目となるので、非発行者に対しても再入力の機会が与えられ、ステップST9に移行して再入力表示処理を実行する。再入力表示処理では、表示部75に真の発行者に対する場合と同様にして「発行者のID番号が違っています。」等のメッセージが表示される。その後、ステップST4に戻って発行者IDの再入力処理を実行する。このとき、非発行者は、真の発行者の発行者のID番号及び、氏名以外のID番号「002」及び氏名「××××」を再入力する場合が想定される。
ステップST5で、この誤った「発行者のID番号:002」及び「氏名××××」に関する入力情報の検索処理が実行されるが、ステップST6で、CPU80が、この誤った「発行者のID番号:002」及び「氏名××××」に関する入力情報と、予めCF(登録商標)カード79に登録された「発行者リストファイルF1」の内容を示す登録情報とを比較しても、発行者のID番号「002」及び「氏名××××」は登録が無い。
従って、ステップST7で、当該入力情報と登録情報とは不一致であるとの判別がなされる。この例では再入力の機会1回が実行されたので、ステップST8で、CPU80は不一致回数が2回目であるため、ステップST15に移行してCPU80は受付取消処理を実行する。この受付取消処理では、先のステップST3で実行したファイル選択受付処理が無効となされる。このとき、表示部75には、「受付処理が取り消されました。」等の表示がなされる。もちろん、非発行者は発行記録ファイルF4や、F4’等の表示内容の中からファイル番号「000001」を選択するどころか、その内容を変更する処理を一切できなくなる。
このように、実施形態としてのラベルプリンタ100によれば、印字ユニット7によって、食品表示に関する情報をラベル30に印字して出力する場合に、入力操作部74は、ラベル30を発行する発行者のID番号を入力する。発行者管理用の内部メモリ78には、入力操作部74によって入力された発行者のID番号が記憶される。これを前提にして、制御部8は、内部メモリ78に記憶された発行者のID番号と、入力操作部74によって新たに入力された発行者のID番号とを照合し、照合結果に基づいて食品表示に関する情報の書き換え制御を実行するようになる。
従って、予め内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79に記憶された発行者のID番号と、その後、新たに入力された発行者のID番号とが一致しない場合に食品表示に関する情報の書き換えを拒否できるようになる。これにより、発行者のID番号が記憶(登録)されていない非発行者による食品表示に関する情報の書き換え防止できるようになり、ラベル発行管理機能を向上できるようになった。しかも、ラベル30の発行履歴情報(発行時変更内容、発行者、発行日・・・等)に基づいて商品管理を実行できるばかりか、また、消費期限の管理も同時に実行できるようになった。
図11は、発行履歴情報の他の例である発行記録ファイルF5の記述例を示す表図である。図11に示す発行記録ファイルF5の内容は発行履歴管理用の内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79に保存される。この例で発行記録ファイルF5には、発行履歴情報を成すラベルの発行日、ラベルを特定するファイル番号、ラベルの発行枚数、ラベルを発行する操作を行った発行者ID、ラベルに印字される項目の中で、全ての項目について発行履歴を残す場合は全ての項目または選択された任意の項目について発行履歴を残す場合は選択された項目の名称(項目名)、及び発行履歴を残す項目に記載される情報の内容等の記述欄が設けられる。
発行記録ファイルF5に記述される内容について、図6(a)に示す食品ラベルを例に説明する。ラベルプリンタ100で印字されるラベル30は、パーソナルコンピュータ等の情報端末装置で、所定のラベル作成プログラムによってレイアウトが作成される。ラベル作成プログラムでは、図6(a)に破線で示すような入力枠が設定され、各入力枠で示した単位で文字、バーコード等の符号化情報、日付、数値等の入力が行えるようにレイアウト情報が作成される。
ラベルのレイアウトの作成時には、ラベルに印字される項目となる入力枠に名称を付けることで項目名が設定され、ラベルプリンタ100で内容を変更するときにラベルのどの項目を変更するのかを特定できるようにしている。図11に示す発行記録ファイルF5において、ラベルの記載内容が記述される欄には、内容が変更可能に設定された項目名と、項目の内容が対応付けられて記憶されるように設定される。ここで、項目毎に記載内容を発行記録ファイルF5に残すか否かの選択が可能であり、管理を必要とする任意の項目について発行履歴情報を残すことができる。
図2に示すラベルプリンタ100の表示部75には、ラベル作成時に付与された項目名と、項目の内容が表示される。表示部75が1〜2行程度の情報が表示可能で、変更可能な項目の数が表示可能な行数より多い場合は、表示をスクロールさせて変更可能な全ての項目が表示できるように設定される。なお、入力枠は、ラベルを作成する情報端末装置にてラベル作成画面で表示され、ラベルプリンタ100での印字時には印字されない。
図11に示す発行記録ファイルF5においては、ラベルに印字される情報の内容の変更の有無によらず、ラベルに印字される項目の中で、全ての項目または選択された任意の項目の内容が保存されるようにしても良いし、内容の変更があった項目について変更後の内容のみが保存されるようにしても良い。更に、内容の変更があった項目について、図11のラベル記載内容記述欄2に示すように、変更前と変更後の内容を対応付けて保存するようにしても良い。
図11では、項目名「価格」の内容が、「750」から「800」に変更された例を示している。ラベルプリンタ100では、印字するラベルのレイアウト情報が、ファイル番号を付けてCF(登録商標)カード79等に記憶される。ラベルのレイアウト情報には、項目名の他に、ラベルに印字される内容が記憶されるようにしても良い。ラベルに印字される内容が変更された場合に、変更後の内容をレイアウト情報に保存しない場合は、ラベルのレイアウト情報に残っている変更前の内容(750)と、発行記録ファイルに保存した変更後の内容(800)を比較することで、どのように変更されたかを特定できる。このため、内容の変更があった項目について変更後の内容を保存しておけば、変更の内容を確認できる。
一方、ラベルに印字される内容が変更された場合に、変更前の情報に置き換えて変更後の内容をレイアウト情報に保存するいわゆる上書き保存を行う場合は、ラベルのレイアウト情報には変更後の内容(800)が保存されているので、発行記録ファイルに保存した変更後の内容(800)と比較しても、どのように変更されたのか判らず、変更の有無を確認することも困難となる。そこで、発行記録ファイルF5において、変更前と変更後の内容を対応付けて保存することで、発行記録ファイルF5を参照すれば、変更の有無を確認できると共に、どのように変更されたかを確認できる。
また、ラベルに印字される内容が変更された場合に、ファイル番号を変えて変更後の内容をレイアウト情報に保存する場合は、別名で保存したラベルの元となるラベルを特定することが困難になるため、元のラベルのレイアウト情報に変更前の内容(750)が保存されていても、別名となっている変更後のラベルの内容(800)と比較することができない。よって、どのように変更されたのか判らず、変更の有無を確認することも困難となる。そこで、発行記録ファイルF5において、変更前と変更後の内容を対応付けて保存することで、発行記録ファイルF5を参照すれば、変更の有無を確認できると共に、どのように変更されたかを確認できる。ここで、図8A,Bで説明した発行記録ファイルF4及びF4’でも、変更前と変更後の内容を対応付けて保存しても良い。なお、図8A,B及び図11に示す発行履歴ファイルのフォーマットは一例であり、発行履歴として残したい内容が記述できれば良い。
上述したラベルプリンタ100では、発行者のID番号の照合を行うことで、ラベルの発行及び内容を変更する権限が与えられた者のみがラベルを編集して発行できるようにすると共に、発行履歴情報を保存するようにした。これに対して、任意の者がラベルを編集して発行できるようにすると共に、発行履歴情報を保存するようにしてもよい。また、発行者のID番号の照合を行うか否かを選択できるようにしても良い。
図12及び図13は、ラベルプリンタ100における他の動作例(その1,2)を示すフローチャートである。この実施例では、図9及び図10で説明した動作例に、ステップST4aとして、発行者のID番号を照合する発行者管理機能を有効とするか無効とするかの設定を確認する処理を追加したものである。ステップST4aで、発行者管理機能を有効にすると設定されている場合は、図9及び図10で説明した動作と同様である。ステップST4aで、発行者管理機能を無効にすると設定されている場合は、発行者のID番号の照合処理を行わずにステップST10の処理に移行する。これにより、任意の者がラベルを編集して発行できる。また、ラベルが発行されると、発行履歴情報が発行記録ファイルに保存される。発行記録ファイルには、発行履歴情報として、図8A,図8Bに示すように、内容の変更があった項目について保存するものであっても良いし、図11に示すように、内容の変更の有無を問わず保存するものであっても良い。
上述したラベルプリンタ100では、発行履歴情報が記録される発行記録ファイルは内部メモリ78又はCF(登録商標)カード79に保存されるものとしたが、CF(登録商標)カード79等に保存された発行記録ファイルを、例えば、期間を指定して集計し、集計した結果をラベルに印字出力することとしても良い。また、ラベルプリンタ100をネットワークを介して管理サーバと接続し、発行記録ファイルを管理サーバにアップロードして一元管理することも可能である。