JP5144765B2 - 硬貨重積装置 - Google Patents

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Description

本発明は、硬貨を重積する硬貨重積装置に関する。
包装硬貨を形成する硬貨包装機においては、硬貨重積装置にて硬貨を重積し、この硬貨重積装置にて所定枚数重積した重積硬貨を包装している。
従来の硬貨重積装置は、搬送部で1枚ずつ水平に搬送してきた硬貨を重積部に受け入れて重積している。この重積部は、上下方向に移動する重積支持部を有し、搬送部で搬送してきた硬貨を重積支持部またはこの重積支持部に支持した硬貨の上方に形成される重積空間に受け入れ、重積支持部上に重積している。さらに、重積支持部は、搬送部からの硬貨の送り出しに同期して、予め設定された下降量ずつ下降し、重積支持部上の最上位硬貨の上面が常に同一高さになるように、つまり重積空間が常に一定の広さになるようにしている。
また、重積部に厚みの厚い硬貨が多く重積されたり、重積部で硬貨が詰まり、重積空間が狭くなった場合、重積部の上方域に配置されている搬送部の搬送部品が上方へ押し上げられるため、その搬送部品の押し上げを検知することによって、重積部での重積異常を検知している。重積異常を検知した場合には、重積支持部を通常よりも多く下降させ、硬貨の上方空間(重積空間)を大きくとることにより、重積異常を解消している(例えば、特許文献1参照。)。
特許第2971698号公報(第2頁、図1−5)
しかしながら、従来の硬貨重積装置では、重積空間が狭くなった場合に広くするように補正しているが、重積部に厚さの薄い硬貨が多く重積された場合など、重積空間が広くなり過ぎた場合には補正が行われていない。そのため、硬貨の重積時に、重積空間が広くなってしまい、搬送部から重積空間への硬貨の進入時に、硬貨の重積が乱れたり、硬貨が立ったりして、正常に乱れなく重積できない問題がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、重積空間を適切な広さに保ち、搬送部から重積空間に進入する硬貨を正常に重積できる硬貨重積装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の硬貨重積装置は、硬貨を搬送する搬送部と、上下方向に移動する重積支持部を有し、前記搬送部で搬送してきた硬貨を前記重積支持部およびこの重積支持部に支持された硬貨のいずれか一方の上方に形成される重積空間に受け入れて重積する重積部と、この重積部の重積空間の広さを検知する検知手段と、この検知手段で検知された過去所定期間の重積空間の広さに基づいて、前記重積支持部を下降させる下降量を設定し、前記重積部に硬貨を重積する毎に前記設定した下降量で前記重積支持部の下降させる制御部とを具備しているものである。
請求項2記載の硬貨重積装置は、請求項1記載の硬貨重積装置において、前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が広いことが検知されている場合、前記重積支持部の下降量を少なく設定するものである。
請求項3記載の硬貨重積装置は、請求項1記載の硬貨重積装置において、前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が広いことが検知されている場合、所定期間だけ前記重積支持部の下降量を0に設定するものである。
請求項4記載の硬貨重積装置は、請求項1記載の硬貨重積装置において、前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が広いことが検知されている場合、前記重積支持部を下降させるのに代えて前記重積支持部を上昇させるものである。
請求項5記載の硬貨重積装置は、請求項1記載の硬貨重積装置において、前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が狭いことが検知されている場合、前記重積支持部の下降量を多く設定するものである。
請求項6記載の硬貨重積装置は、請求項1記載の硬貨重積装置において、前記制御部は、運転開始時の所定期間において前記重積支持部の下降量を所定量よりも少なく設定するものである。
請求項7記載の硬貨重積装置は、請求項1ないし6いずれか記載の硬貨重積装置において、前記重積部の上方に配置された検知レバー、およびこの検知レバーが前記重積部に重積される硬貨で押し上げられたことを検知する検知部を有する検知機構を具備し、前記制御部は、前記検知機構による検知時に前記重積支持部を所定の補正下降量分だけ下降させるように補正し、前記検知手段は、所定枚数の硬貨を重積する間に前記補正をした回数で、重積空間の広さを検知するものである。
請求項8記載の硬貨重積装置は、硬貨を搬送する搬送部と、上下方向に移動する重積支持部を有し、前記搬送部で搬送してきた硬貨を前記重積支持部およびこの重積支持部に支持された硬貨の上方に形成される重積空間に受け入れて重積する重積部と、この重積部で所定枚数重積された重積硬貨の重積高さを検知する検知手段と、この検知手段で検知された重積高さに基づいて、前記重積支持部を下降させる下降量を設定し、前記重積部に硬貨を重積する毎に前記設定した下降量で前記重積支持部の下降させる制御部とを具備しているものである。
請求項9記載の硬貨重積装置は、請求項8記載の硬貨重積装置において、前記重積部の上方に配置された検知レバー、およびこの検知レバーが前記重積部に重積される硬貨で押し上げられたことを検知する検知部を有する検知機構を具備し、前記検知手段は、前記重積支持部上に所定枚数の硬貨を重積した後、前記検知レバーを押し上げて前記検知部が検知するまで前記重積支持部を上昇させ、前記重積支持部の上昇位置に基づいて前記重積硬貨の重積高さを検知するものである。
請求項10記載の硬貨重積装置は、請求項8記載の硬貨重積装置において、前記重積部で所定枚数重積された重積硬貨は、この重積硬貨の周面に包装紙を巻き付けるとともに、この包装紙の上下端部を上下の巻込み針にて重積硬貨の端面にかしめて、包装するものであり、前記検知手段は、前記包装紙の上下端部を上下の巻込み針で前記重積硬貨の端面にかしめた際の上下の巻込み針の幅にて、前記重積硬貨の重積高さを検知するものである。
請求項1記載の硬貨重積装置によれば、過去所定期間の重積空間の広さに基づいて、重積支持部を下降させる適切な下降量を設定でき、重積空間を適切な広さに保ち、搬送部から重積空間に進入する硬貨を正常に重積できる。
請求項2記載の硬貨重積装置によれば、請求項1記載の硬貨重積装置の効果に加えて、過去所定期間において重積空間が広いことが検知されている場合、重積支持部の下降量を少なく設定することにより、重積空間を狭めることができ、重積空間を適切な広さにできる。
請求項3記載の硬貨重積装置によれば、請求項1記載の硬貨重積装置の効果に加えて、過去所定期間において重積空間が広いことが検知されている場合、所定期間だけ重積支持部の下降量を0に設定することにより、その所定期間内に硬貨が重積されることで重積空間を狭めることができ、重積空間を適切な広さにできる。
請求項4記載の硬貨重積装置によれば、請求項1記載の硬貨重積装置の効果に加えて、過去所定期間において重積空間が広いことが検知されている場合、重積支持部を下降させるのに代えて重積支持部を上昇させることにより、重積空間を直ぐに狭めることができ、重積空間を適切な広さにできる。
請求項5記載の硬貨重積装置によれば、請求項1記載の硬貨重積装置の効果に加えて、過去所定期間において重積空間が狭いことが検知されている場合、重積支持部の下降量を多く設定することにより、重積空間を広げることができ、重積空間を適切な広さにできる。
請求項6記載の硬貨重積装置によれば、請求項1記載の硬貨重積装置の効果に加えて、運転開始時の所定期間において重積支持部の下降量を所定量よりも少なく設定することにより、過去所定期間の重積空間の広さのデータが蓄積されていない場合でも、重積空間が広くなるのを防止し、重積異常を防止できる。
請求項7記載の硬貨重積装置によれば、請求項1ないし6いずれか記載の硬貨重積装置の効果に加えて、重積部に重積する硬貨で検知機構の検知レバーが押し上げられたことを検知すれば、重積支持部を所定の補正下降量分だけ下降させるように補正する場合において、所定枚数の硬貨を重積する間に、補正をした回数で、重積空間の広さを検知することができるため、特別な検知機構を用いることなく、重積空間の広さを検知できる。
請求項8記載の硬貨重積装置によれば、重積硬貨の重積高さに基づいて、重積支持部を下降させる適切な下降量を設定でき、重積空間を適切な広さに保ち、搬送部から重積空間に進入する硬貨を正常に重積できる。
請求項9記載の硬貨重積装置によれば、請求項8記載の硬貨重積装置の効果に加えて、重積支持部上に所定枚数の硬貨を重積した後、検知レバーを押し上げて検知部が検知するまで重積支持部を上昇させることにより、重積支持部の上昇位置に基づき、重積硬貨の重積高さを検知することができる。
請求項10記載の硬貨重積装置によれば、請求項8記載の硬貨重積装置の効果に加えて、包装紙の上下端部を上下の巻込み針で重積硬貨の端面にかしめた際の上下の巻込み針の幅にて、重積硬貨の重積高さを検知することができる。
本発明の第1の実施の形態を示す硬貨重積装置の側面図である。 同上硬貨重積装置の斜視図である。 同上硬貨重積装置の一部を省略した斜視図である。 同上硬貨重積装置を適用した硬貨包装機の斜視図である。 同上硬貨重積装置のブロック図である。 同上硬貨重積装置の標準動作を示すフローチャートである。 同上硬貨重積装置の重積空間の広さと重積空間に進入する硬貨との関係を示し、(a)は重積空間が狭い場合の説明図、(b)は重積空間が適切な広さの場合の説明図、(c)は重積空間が広い場合の説明図である。 同上硬貨重積装置の下降量の設定動作を示すフローチャートである。 同上硬貨重積装置の別の下降量の設定動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態を示す硬貨重積装置の側面図である。 本発明の第3の実施の形態であって、硬貨重積装置の検知手段を示す側面図である。
符号の説明
16 包装紙
20 搬送部
21 重積部
23 硬貨重積装置
26 巻込み針
47 重積支持部
49 重積空間
61 検知レバー
71 制御部
76 検知部
79 検知手段
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1ないし図9に第1の実施の形態を示す。
図4は、硬貨重積装置を適用した硬貨包装機の斜視図に示す。硬貨包装機の機体11の上部に、処理する硬貨を投入するホッパ12、選択した金種や各種設定事項などを表示する表示部13、金種や各種設定事項などを入力操作する操作部14が配設されている。機体11の前部には、包装硬貨を外部に投出する包装硬貨投出部15が配設されている。機体11の側部には、硬貨を包装するロール状の包装紙16を配置して機体11内に供給する包装紙供給台17が配設されている。
機体11の内部には、ホッパ12の下側に硬貨を供給する供給円盤18、この供給円盤18から供給される硬貨を1枚ずつ繰り出す繰出円盤19、この繰出円盤19から1枚ずつ繰り出される硬貨を搬送する搬送部20、この搬送部20の末端に搬送した硬貨を所定の包装単位枚数ずつ重積する重積部21、この重積部21の下方に所定の包装単位枚数重積した重積硬貨を包装紙16で包装して包装硬貨を作成する包装部22が配設されている。そして、搬送部20および重積部21によって、硬貨を重積する硬貨重積装置23が構成されている。
包装部22は、3本の包装ローラ25を備え、これら包装ローラ25間に重積部21で重積した重積硬貨を配置して挟み込むとともに回転させながら、所定長さの包装紙16を重積硬貨の周面に巻き付け、上下一対の巻込み針26で包装紙16の上下の端部を重積硬貨の上下の端面に巻き込んでかしめ、包装硬貨を作成する。作成した包装硬貨は、下方へ放出し、包装硬貨投出部15へ投出する。
所定長さの包装紙16を給紙するために、包装紙16を給紙する給紙ローラ27および包装紙16を所定長さに切断するカッタ28を備えている。
次に、図1ないし図3に示すように、搬送部20は、硬貨(図1に符号Cにて示す)を1列状態で搬送する搬送路31を有している。この搬送路31は、通路底板32上で、この通路底板32の両側にそれぞれ通路幅方向に移動可能に配置された通路側板33,34の間に形成されている。この搬送路31の搬送方向下流側の端部に重積部21の上部が配置されている。通路側板33,34は、包装する金種の設定に応じて通路幅を変更するように位置が調整される。
搬送路31の上方には、搬送路31内の硬貨を搬送方向下流側の重積部21へ向けて搬送する搬送ベルト35が配設されている。図には、搬送路31の搬送方向下流側の搬送ベルト35のみを示すが、搬送方向上流側にも図示しない搬送ベルトが配設されている。搬送ベルト35は、外周面が平坦状に形成された無端状のベルトで、通路底板32の上方に回転自在に支持された複数のプーリ(搬送方向下流側のプーリ36のみを示す)に掛け回されている。
搬送方向下流側のプーリ36は、重積部21の上方に配置されている。このプーリ36は軸37によって回転可能に軸支され、この軸37は支持板38の端部に取り付けられ、この支持板38は支持軸39によって揺動可能に支持され、この支持軸39は図示しないフレーム側に取り付けられている。したがって、支持軸39を支点としてプーリ36が上下方向に揺動可能に支持されている。
なお、搬送路31には、図示していないが、搬送する硬貨を識別する識別部、重積部21で重積する所定の包装単位枚数目の硬貨に続く硬貨を停止させるストッパ、包装金種よりも小径の硬貨などを排除する排出口、および搬送部20から重積部21に送り出した硬貨の枚数をカウントするカウントセンサなどが設けられている。
次に、重積部21は、搬送部20で搬送してくる硬貨を上方から受け入れて所定の包装単位枚数重積する空間部41を有している。この空間部41には、搬送部20からの硬貨の搬送方向に対して直交する方向に対応した空間部41の両側に一対の重積ベルト42がそれぞれ配置され、搬送部20からの硬貨の搬送方向に対応した空間部41の両側に第1のガイド43および第2のガイド44がそれぞれ配置されている。第1のガイド43は搬送部20側に配置され、第2のガイド44は搬送部20と反対側に配置されている。したがって、これら一対の重積ベルト42と、第1のガイド43および第2のガイド44との間に、硬貨重積用の空間部41が形成されている。
一対の重積ベルト42は、上下のプーリ46間にそれぞれ張設されており、ベルト表面が包装する硬貨の直径より少し広い間隔を隔てて互いに対向されている。一対の重積ベルト42の表面には、重積支持部47がそれぞれ取り付けられている。重積支持部47の上面には、硬貨を載せて支持する重積支持面48が形成されている。この重積支持面48は、搬送部20側へ向けて所定の傾斜角度で下降傾斜するように、第1のガイド43側が下降するとともに第2のガイド44側が上昇する傾斜面に形成されている。そして、一対の重積ベルト42の重積支持部47上には、空間部41に重積する最下位の硬貨が跨った状態に載り、第1のガイド43側が硬貨の傾斜の下となり、第2のガイド44側が硬貨の傾斜の上となるように、硬貨が傾斜状態に重積される。
一対の重積ベルト42は、重積モータ(図5参照)の駆動により、一対の重積ベルト42の対向面が同一方向へ向けて連動回転する。そして、重積支持部47またはこの重積支持部47に支持された硬貨の上方で、搬送ベルト35との間に適切な広さの重積空間49を形成することにより、この重積空間49に搬送部20から送り出される硬貨を受け入れて重積可能とする。搬送部20から送り出される硬貨を1枚ずつ重積空間49に受け入れて重積する毎に、重積モータの駆動により、一対の重積ベルト42の重積支持部47を予め設定されている下降量ずつ下降させることにより、常に適切な広さの重積空間49を形成して硬貨を重積可能とする。
また、第1のガイド43は、空間部41に沿って上下に長い板などで形成されている。この第1のガイド43の上端部には、搬送部20から空間部41の上部に送り込まれる硬貨をガイドするガイドローラ51が回転自在に配設されている。
また、第2のガイド44は、空間部41に沿って上下に長く形成されている。この第2のガイド44の上方には、ストッパ体53が配設されている。このストッパ体53の上部は空間部41の上方に配置され、ストッパ体53の下部は空間部41内に配置されている。
このストッパ体53の上部には、重積部21の空間部41の上方で搬送部20の末端と相対し、搬送部20で搬送してきた硬貨の飛び出しを阻止して空間部41に落とし込むストッパ54が形成されている。このストッパ54は、上部側が空間部41の中心側に近付くとともに下部側が空間部41から外径方向へ離れるように傾斜されている。
そして、一対の重積ベルト42、第1のガイド43、第2のガイド44、ストッパ体53などは、図示しない調整機構により、包装する金種に応じた位置にそれぞれ移動するように調整可能に支持されている。この調整機構により、空間部41の中心軸を中心として、一対の重積ベルト42の対向間隔が調整されるとともに、一対の重積ベルト42の対向する方向に対して直交する方向における重積ベルト42、第1のガイド43、第2のガイド44、ストッパ体53の各位置がそれぞれ調整される。
また、搬送ベルト35のプーリ36の側部には、重積部21での硬貨の詰まり検知用あるいは重積部21での重積硬貨の上面位置の補正用として検知機構60が配置されている。この検知機構60は、検知レバー61を有し、この検知レバー61の基端が、重積部21の位置より搬送部20の搬送方向上流側の上方位置で図示しないフレームに取り付けられた支持軸62によって揺動可能に支持されている。検知レバー61の先端側は、搬送ベルト35のプーリ36の側部位置で重積部21の上方位置に配置されている。したがって、検知レバー61は、基端から先端側にかけて、搬送部20の搬送方向に沿って斜めに配置されている。また、検知レバー61の先端側には、プーリ36の軸37との干渉を避ける孔部63が形成されている。そのため、プーリ36と検知レバー61とはそれぞれ独立して揺動可能としている。
検知レバー61の先端の下降位置は、搬送路31の通路底板32の上面から所定の間隔をあけた位置であって、プーリ36および搬送ベルト35の周面より上方の位置で規制される。その間隔は、搬送部20から重積部21に正常に受け入れられる硬貨や、多少バウンドした硬貨が、検知レバー61に接触したり押し上げることがなく、かつ、重積部21で詰まりが生じた硬貨や、重積部21の最上部の硬貨の上の重積空間49が少なくなって搬送部20から重積部21に受け入れた硬貨で、検知レバー61が押し上げられる寸法に設定されている。検知レバー61は、下降が規制された位置を定位置とし、この定位置からは支持軸62を支点として上方へ揺動可能とするとともに、図示しないスプリングなどの付勢手段で定位置へ向けて付勢されている。
検知レバー61が定位置より上方に揺動したことを検知するスイッチやセンサなどの検知部(図5参照)を備えている。
次に、図5は、硬貨重積装置23のブロック図を示す。
硬貨重積装置23の制御部71には、搬送部20において、搬送ベルト35を回転駆動する搬送モータ72、ストッパを駆動するストッパ駆動部73、および識別部やカウントセンサを含むセンサ74などが接続され、また、重積部21において、重積ベルトを回転駆動する例えばステッピングモータなどの重積モータ75、および検知機構60の検知部76などが接続され、さらに、各種データを記憶する記憶部77が接続されている。
そして、制御部71は、検知機構60の検知部76がオン(検知レバー61の押し上げを検知)したときに重積支持部47を所定の補正下降量分だけ下降させるように補正する補正手段78の機能、重積部21の重積空間49の広さを検知する検知手段79の機能を有している。補正手段78で補正した回数などのデータは記憶部77に記憶する。
検知手段79は、所定の包装単位枚数の硬貨を重積する間に補正をした回数で、重積空間の広さを検知する。
また、制御部71は、検知手段79で検知された過去所定期間の重積空間49の広さに基づいて、重積支持部47を下降させる下降量を設定し、重積部21に硬貨を重積する毎に設定した下降量で重積支持部47の下降させる機能を有している。すなわち、過去所定期間において重積空間49が広いことが検知されている場合、重積支持部47の下降量を少なく設定し、また、過去所定期間において重積空間49が狭いことが検知されている場合、重積支持部47の下降量を多く設定する。
次に、第1の実施の形態の動作を説明する。
まず、硬貨包装機の全体の動作を説明する。
硬貨包装機の操作部14で包装する金種を設定することにより、設定された金種に対応して、搬送部20、重積部21、包装部22がそれぞれ自動調整される。すなわち、搬送部20では、通路側板33,34間の通路幅が調整される。重積部21では、一対の重積ベルト42の対向間隔が調整されるとともに、一対の重積ベルト42の対向する方向に対して直交する方向における重積ベルト42、第1のガイド43、第2のガイド44、ストッパ体53の各位置がそれぞれ調整される。包装部22では、包装ローラ25間の間隔、巻込み針26の位置などが調整される。
硬貨包装機のホッパ12に投入された硬貨を供給円盤18から繰出円盤19に送り込み、この繰出円盤19から硬貨を1枚ずつ搬送部20に繰り出す。
搬送部20では、繰出円盤19から繰り出される硬貨を、搬送路31の通路底板32上で両側の通路側板33,34間に受け入れ、搬送方向上流側に配置された搬送ベルト(図示しない)および搬送方向下流側に配置された搬送ベルト35で搬送方向下流側へ搬送する。搬送途中の硬貨を識別部にて識別し、搬送部20の末端から重積部21へ送り出される硬貨をカウントセンサでカウントする。
搬送部20の末端から送り出される硬貨を重積部21で順次重積する。搬送部20のカウントセンサで所定の包装単位枚数分の硬貨を送り出したことを検知したら、後続の硬貨をストッパで停止させ、所定の包装単位枚数分の硬貨を重積部21に重積させる。
重積部21に包装単位枚数分の硬貨を重積し終えたら、ストッパ体53を空間部41から離反する外径方向へ移動させた後、重積支持部47を下降させて重積硬貨を下降させ、包装部22側へ受け渡す。
包装部22では、重積部21から重積硬貨を受け取り、3本の包装ローラ25間に重積硬貨を配置して挟み込むとともに回転させながら、所定長さの包装紙16を重積硬貨の周面に巻き付け、上下一対の巻込み針26で包装紙16の上下の端部を重積硬貨の上下の端面に巻き込んでかしめ、包装硬貨を作成する。
次に、硬貨重積装置23の動作を説明する。
まずは、標準の重積動作について、図6のフローチャートを参照して説明する。
重積部21での硬貨の重積前に、重積空間49が適切な広さとなるように重積支持部47が配置されている。
搬送部20から重積空間49に送り出された硬貨は、搬送部20の搬送ベルト35による上からの力により、重積1枚目なら重積支持部47の重積支持面48を摺接しながら、重積2枚目以降なら重積硬貨の上面を摺接しながらストッパ体53に当接し、重積部21から飛び出すことなく、重積空間49内を落下し、重積支持部47の重積支持面48または重積硬貨の上面に載る。重積支持部47の重積支持面48または重積硬貨の上面に載った硬貨は、重積支持部47の重積支持面48または重積硬貨の上面の傾斜によって、搬送部20に向かって下降傾斜し、ガイドローラ51や第1のガイド43に片寄せされた状態となる。
搬送部20のカウントセンサで硬貨の送り出しを検知し、重積部21に硬貨が重積される毎に(ステップ1)、重積モータ75の駆動によって一対の重積ベルト42を回転させ、重積支持部47を予め設定されている下降量分だけ下降させ(ステップ2)、重積支持部47上に重積された最上位硬貨の上に次の硬貨を重積する適切な広さの重積空間49を形成する。この重積支持部47の下降量は、例えば、ステッピングモータである重積モータ75の1パルスの駆動で、重積支持部47が0.25mm下降するとした場合、重積モータ75の6パルスの駆動で、重積支持部47を1.5mm下降させる。なお、この場合、重積硬貨(包装硬貨)1本分として50枚の硬貨を重積させるとした場合、重積モータ75の300パルスの駆動で、重積支持部47を75mm下降させることになる。
重積部21に硬貨を重積した際、検知レバー61が押し上げられて検知部76がオンしたか判断する(ステップ3)。例えば、重積部21に重積する硬貨の厚みのばらつきで、最上位硬貨の上の重積空間49が狭くなると、搬送部20から重積部21に受け入れた硬貨で検知レバー61が押し上げられることになる。この検知レバー61が押し上げられて検知部76がオンした場合には、重積モータ75の駆動によって一対の重積ベルト42を回転させ、重積支持部47を予め設定されている補正下降量分だけ下降させ(ステップ4)、重積空間49を広げる補正をする。この補正下降量は、例えば、重積モータ75の1パルスの駆動で、重積支持部47が0.25mm下降するとした場合、重積モータ75の1パルスの駆動で、重積支持部47を0.25mm下降させる。
その後は、重積硬貨1本分として例えば50枚重積するまで(ステップ5)、上述した動作を繰り返しながら、搬送部20から順次送り出される硬貨を重積支持部47上に重積する。重積硬貨1本分の硬貨を重積する間に補正を実施した補正回数は、記憶部77に記憶する。
続いて、制御部71による重積支持部47の下降量の設定について、図7の重積空間の広さと重積空間に進入する硬貨との関係の説明図、図8のフローチャートを参照して説明する。
図7(a)に示すように、重積空間49が狭い場合、搬送部20から重積空間49に送り込まれる硬貨は、重積硬貨の上面の模様に引っ掛かるために、重積に乱れが発生しやすくなり、また、図7(c)に示すように、重積空間49が広い場合、搬送部20から重積空間49に送り込まれる硬貨は、重積空間49に真直ぐに進入し、反対側に下がり難くなるために、重積に乱れが発生しやすくなったり、硬貨が立ちやすくなり、したがって、いずれの場合にも、硬貨を正常に乱れなく重積できないことがある。そこで、硬貨を正常に乱れなく重積するには、図7(b)に示すように、重積空間49の広さを適切に保つ必要がある。
そして、重積空間49の広さを適切に保つための、重積支持部47の下降量の設定は次のようにする。なお、ここでは、仮に、重積硬貨1本分として50枚重積し、ステッピングモータである重積モータ75の駆動は300パルス/50枚を標準値とする。
制御部71の検知手段79により、記憶部77に記憶された過去の重積硬貨毎の補正回数のデータのうち、直前の重積硬貨10本分の補正回数のデータに基づいて(ステップ11)、重積硬貨1本平均で補正回数が所定範囲として例えば10回〜39回の範囲にあるかその範囲以上か以下かを判断し、重積空間49の広さを検知する(ステップ12)。
重積硬貨1本平均で補正回数が10回〜39回の範囲にあれば、重積空間49の広さが適切であると検知する。この場合には、重積支持部47の下降量を標準値に設定する(ステップ13)。すなわち、重積モータ75の駆動は、標準値である300パルス/50枚に設定する。
重積硬貨1本平均で補正回数が10回〜39回の範囲外となる40回以上であれば(ステップ14)、重積空間49が狭いと検知する。この場合には、重積支持部47の下降量を標準値より多くするように補正設定する(ステップ15)。すなわち、重積モータ75の駆動は、標準値に+4パルスとし、304パルス/50枚に設定する。
重積硬貨1本平均で補正回数が10回〜39回の範囲外となる9回以下であれば、重積空間49が広いと検知する。この場合には、重積支持部47の下降量を標準値より少なくするように補正設定する(ステップ16)。すなわち、重積モータ75の駆動は、標準値に−4パルスとし、296パルス/50枚に設定する。
このように、硬貨重積装置23では、過去所定期間の重積空間49の広さに基づいて、重積支持部47を下降させる適切な下降量を設定でき、重積空間49を適切な広さに保ち、搬送部20から重積空間49に進入する硬貨を正常に重積できる。
すなわち、過去所定期間において重積空間49が狭いことが検知されている場合、重積支持部47の下降量を多く設定することにより、重積空間49を広げることができ、重積空間49を適切な広さにできる。また、過去所定期間において重積空間49が広いことが検知されている場合、重積支持部47の下降量を少なく設定することにより、重積空間49を狭めることができ、重積空間49を適切な広さにできる。
また、重積部21に重積する硬貨で検知機構60の検知レバー61が押し上げられたことを検知すれば、重積支持部47を所定の補正下降量分だけ下降させるように補正する場合において、所定枚数の硬貨を重積する間に、補正をした回数で、重積空間49の広さを検知することができるため、検知のために特別な機構を用いることなく、重積硬貨の重積高さを検知できる。
なお、過去所定期間において重積空間49が広いことが検知されている場合、重積支持部47の下降量を少なく設定することに限らず、所定期間だけ重積支持部47の下降量を0に設定してもよく、その所定期間内に硬貨が重積されることで重積空間49を狭めることができ、重積空間を適切な広さにできる。
また、過去所定期間において重積空間が広いことが検知されている場合、重積支持部47の下降量を少なく設定するのに代えて、重積支持部47を上昇させてもよく、この場合には、重積空間49を直ぐに狭めることができ、重積空間49を適切な広さにできる。
また、運転開始時には、補正回数のデータが蓄積されていないため、重積支持部47の下降量を標準値(300パルス/50枚)に設定するが、その運転開始時の所定期間においては、重積支持部47の下降量を標準値(300パルス/50枚)よりも少ない値(例えば295パルス/50枚)に設定してもよい。これにより、重積空間49が狭くなる下降量となり、重積空間49が広くなるのを防止して重積異常を防止しながら、補正回数のデータを蓄積していって、重積空間49を適切な広さに補正することができる。
また、過去所定期間を重積硬貨10本分とし、この重積硬貨10本分の補正回数のデータに基づいて、重積支持部47の下降量を設定したが、過去所定期間を5本分、1本分、あるいは10枚分などの少ない期間とし、これら期間での補正回数のデータに基づいて、重積支持部47の下降量を設定してもよい。
例えば、過去の重積硬貨10枚分の補正回数のデータに基づいて重積支持部47の下降量を設定する例を図9に示す。
制御部71の検知手段79により、記憶部77に記憶された過去の重積硬貨の補正回数のデータのうち、直前の重積硬貨10枚分の補正回数のデータに基づいて(ステップ21)、重積硬貨10枚で補正回数が所定範囲として例えば2回〜8回の範囲にあるかその範囲以上か以下かを判断し、重積空間49の広さを検知する(ステップ22)。
重積硬貨10枚で補正回数が2回〜8回の範囲にあれば、重積空間49の広さが適切であることを検知する。この場合には、重積支持部47の下降量を標準値に設定する(ステップ23)。すなわち、重積モータ75の駆動は、例えば、標準値である60パルス/10枚に設定する。
重積硬貨10枚で補正回数が2回〜8回の範囲外となる9回以上であれば(ステップ24)、重積空間49が狭いと検知する。この場合には、重積支持部47の下降量を標準値より多くするように補正設定する(ステップ25)。すなわち、重積モータ75の駆動は、標準値に+1パルスとし、61パルス/10枚に設定する。
重積硬貨10枚で補正回数が2回〜8回の範囲外となる1回以下であれば、重積空間49が広いと検知する。この場合には、重積支持部47の下降量を標準値より少なくするように補正設定する(ステップ26)。すなわち、重積モータ75の駆動は、標準値に−1パルスとし、59パルス/10枚に設定する。
このように、比較的少ない硬貨枚数の補正回数のデータで重積空間49の広さを検知することにより、重積空間49の変化に迅速に対応できる。
なお、重積空間49の広さを検知する検知手段としては、補正回数のデータから検知するのに限らず、光センサや画像センサなどで、重積空間49の広さを直接検知するようにしてもよい。
次に、図10に第2の実施の形態を示す。
第1の実施の形態では、重積空間49の広さに基づいて重積支持部47の下降量を設定していたが、第2の実施の形態では、所定枚数重積した重積硬貨の重積高さを検知し、その重積高さに基づいて重積支持部47の下降量を設定する。
制御部71の検知手段79は、重積支持部47上に所定枚数の硬貨を重積した後、検知レバー61を押し上げて検知部76が検知するまで重積支持部47を上昇させ、重積支持部47の上昇位置に基づいて重積硬貨の重積高さLを検知する。
すなわち、重積支持部47上に所定枚数の硬貨を重積した後、重積支持部47をその位置から上昇させる。重積支持部47の上昇により重積硬貨の上面で検知レバー61を押し上げて検知部76が検知する。重積支持部47の位置は、重積モータ75に与えたパルス数によって把握できるため、検知部76が検知した位置まで上昇させた重積支持部47の位置に基づき、重積硬貨の重積高さLを検知できる。
そして、検知した重積硬貨の重積高さLが所定範囲内にあれば、重積空間49が適切な広さと判断でき、重積支持部47の下降量を標準値に設定し、また、検知した重積硬貨の重積高さLが所定範囲よりも短ければ、重積空間49が広いと判断でき、重積支持部47の下降量を標準値より少なく設定し、また、検知した重積硬貨の重積高さLが所定範囲よりも長ければ、重積空間49が狭いと判断でき、重積支持部47の下降量を標準値より多く設定する。
このように、硬貨重積装置23では、重積硬貨の重積高さLに基づいて、重積支持部47を下降させる適切な下降量を設定でき、重積空間49を適切な広さに保ち、搬送部20から重積空間49に進入する硬貨を正常に重積できる。
しかも、検知のために特別な機構を用いることなく、既存の検知機構60を利用して重積硬貨の重積高さを検知できる。
次に、図11に第3の実施の形態を示す。
第2の実施の形態では、重積硬貨の重積高さLを検知するのに、重積部21、包装部22において、包装紙16の上下端部を上下の巻込み針26で重積硬貨の端面にかしめる際に上下の巻込み針26の幅にて、重積硬貨の重積高さLを検知してもよい。
包装紙16の上下端部を上下の巻込み針26で重積硬貨の端面にかしめる際、上下の巻込み針26は、それぞれ包装紙16から上下方向に離反した位置にあり、その離反した位置から互いに接近していって包装紙16の上下端部を重積硬貨の端面にかしめることになる。これら上下の巻込み針26が最も接近したときの幅を図示しない検知部で検知することにより、重積硬貨の重積高さLを検知できる。
このように、硬貨重積装置23では、包装紙16の上下端部を上下の巻込み針26で重積硬貨の端面にかしめた際の上下の巻込み針26の幅にて、重積硬貨の重積高さLを検知することができるため、検知のために特別な機構を用いることなく、既存の包装部22の機構を利用して重積硬貨の重積高さを検知できる。
なお、重積硬貨の重積高さを検知する検知手段としては、光センサや画像センサなどで、重積硬貨重積高さを直接検知するようにしてもよい。
本発明は、硬貨包装機などの硬貨重積装置に利用される。

Claims (10)

  1. 硬貨を搬送する搬送部と、
    上下方向に移動する重積支持部を有し、前記搬送部で搬送してきた硬貨を前記重積支持部およびこの重積支持部に支持された硬貨のいずれか一方の上方に形成される重積空間に受け入れて重積する重積部と、
    この重積部の重積空間の広さを検知する検知手段と、
    この検知手段で検知された過去所定期間の重積空間の広さに基づいて、前記重積支持部を下降させる下降量を設定し、前記重積部に硬貨を重積する毎に前記設定した下降量で前記重積支持部の下降させる制御部と
    を具備していることを特徴とする硬貨重積装置。
  2. 前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が広いことが検知されている場合、前記重積支持部の下降量を少なく設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨重積装置。
  3. 前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が広いことが検知されている場合、所定期間だけ前記重積支持部の下降量を0に設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨重積装置。
  4. 前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が広いことが検知されている場合、前記重積支持部を下降させるのに代えて前記重積支持部を上昇させる
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨重積装置。
  5. 前記制御部は、過去所定期間において前記重積空間が狭いことが検知されている場合、前記重積支持部の下降量を多く設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨重積装置。
  6. 前記制御部は、運転開始時の所定期間において前記重積支持部の下降量を所定量よりも少なく設定する
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨重積装置。
  7. 前記重積部の上方に配置された検知レバー、およびこの検知レバーが前記重積部に重積される硬貨で押し上げられたことを検知する検知部を有する検知機構を具備し、
    前記制御部は、前記検知機構による検知時に前記重積支持部を所定の補正下降量分だけ下降させるように補正し、
    前記検知手段は、所定枚数の硬貨を重積する間に前記補正をした回数で、重積空間の広さを検知する
    ことを特徴とする請求項1ないし6いずれか記載の硬貨重積装置。
  8. 硬貨を搬送する搬送部と、
    上下方向に移動する重積支持部を有し、前記搬送部で搬送してきた硬貨を前記重積支持部およびこの重積支持部に支持された硬貨の上方に形成される重積空間に受け入れて重積する重積部と、
    この重積部で所定枚数重積された重積硬貨の重積高さを検知する検知手段と、
    この検知手段で検知された重積高さに基づいて、前記重積支持部を下降させる下降量を設定し、前記重積部に硬貨を重積する毎に前記設定した下降量で前記重積支持部の下降させる制御部と
    を具備していることを特徴とする硬貨重積装置。
  9. 前記重積部の上方に配置された検知レバー、およびこの検知レバーが前記重積部に重積される硬貨で押し上げられたことを検知する検知部を有する検知機構を具備し、
    前記検知手段は、前記重積支持部上に所定枚数の硬貨を重積した後、前記検知レバーを押し上げて前記検知部が検知するまで前記重積支持部を上昇させ、前記重積支持部の上昇位置に基づいて前記重積硬貨の重積高さを検知する
    ことを特徴とする請求項8記載の硬貨重積装置。
  10. 前記重積部で所定枚数重積された重積硬貨は、この重積硬貨の周面に包装紙を巻き付けるとともに、この包装紙の上下端部を上下の巻込み針にて重積硬貨の端面にかしめて、包装するものであり、
    前記検知手段は、前記包装紙の上下端部を上下の巻込み針で前記重積硬貨の端面にかしめた際の上下の巻込み針の幅にて、前記重積硬貨の重積高さを検知する
    ことを特徴とする請求項8記載の硬貨重積装置。
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