JP5142362B2 - 棒状部材繰出装置 - Google Patents

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本発明は、鉛筆の黒芯や色芯、クレヨン、消しゴム、化粧品の口紅やアイブロー等の棒状部材を繰り出す棒状部材繰出装置に関するものである。
従来の棒状部材繰出装置としては、まず中軸(内筒に相当)にスライダーを組み入れてスリットに係合せしめる。次にセットされた中軸とスライダーとを先軸(軸筒に相当)に回動させながら挿入する。そしてスライダーを先軸内側の螺旋溝に嵌合させながら中軸を完全に押し込むと、係合構造によって噛み合い共に回動することができるものが知られている。(特許文献1、段落0023参照)
特開平10−211021号公報
しかし、上記した棒状部材繰出装置は、スライダーを先軸の螺旋溝に嵌め込む時に、スライダーを回動させて組み込まなければならず、組立が非常に面倒になってしまう課題があった。
本発明は、上記課題を解消する棒状部材繰出装置を提供することを目的とするものである。
螺旋溝を設けた軸筒と、軸筒に回動自在に設けられかつ長手方向の後端まで伸びたスリットを形成した内筒と、棒状部材を保持する支持部を有するスライダーと、内筒に取り付けられる係止体とからなり、スライダーの後部に撓み部を形成し、この撓み部に突起を設け、内筒を軸筒の前方より挿入するとともに、棒状部材を支持部に保持したスライダーの突起を内筒のスリットに合わせて後方から押し込み、スライダーの撓み部を撓ませて突起を軸筒の螺旋溝に係合し、更に、内筒の後部に係止体を嵌合することにより内筒の外段部と係止体により軸筒を挟持して構成したことを要旨とする。
本発明の棒状部材繰出装置は、スライダーの支持部に棒状部材を保持させた状態でスライダーを軸筒の後方より押し込み、スライダーの突起を軸筒の螺旋溝に係合して組み立てる。したがって、スライダーを回転させながら軸筒の螺旋溝に組み込む必要がないので組立性が飛躍的に向上する。
スライダーの支持部に棒状部材を保持させた状態で、スライダーを単に押し込めば突起が軸筒の螺旋溝に係合できる棒状部材繰出装置を実現した。
以下、図1、図2、図3、図4、図5及び図6に基づいて参考例の棒状部材繰出装置を説明する。尚、棒状部材としてはクレヨンで説明する。また、図1の左側を前方とし、右側を後方とする。先ず、両端が開口した筒状の軸筒1の内面に螺旋溝1Aを形成する。
また、図2に示したように、内筒2の後部に太径の操作部2Aを形成し、この操作部2Aには長手方向に伸びた突部2Bを等間隔に複数形成する。この内筒2の筒部に長手方向に伸びたスリット2Cを互いに対向させて2つ形成し、かつ、筒部先端に係合凹条2Dを形成する。
更に、図3及び図4に示したように、スライダー3の後部両側に切溝3Aを形成して撓み部を形成し、この撓み部の上下に隆起部3Bを形成するとともに、それぞれの隆起部3Bに突起3Cを形成する。前記それぞれの隆起部3Bから前方に突出させて2つの片3Dを形成し、この相対する2つの片3Dによって支持部を形成する。
以上説明したスライダー3を内筒2のスリット2Cから挿入し、かつ、スライダー3の隆起部3Bを内筒2のスリット2Cに係合させる。したがって、スライダー3は内筒2内に、長手方向には摺動可能でかつ回動不能に内蔵される。また、スライダー3の隆起部3Bに形成された突起3Cが内筒2のスリット2Cから外側方向に突出している。このスライダー3の支持部にクレヨン4の後部を嵌め込み図5に示した状態とする。
このように構成された内筒2を軸筒1の後方より挿入すると、内筒2の内段2Eにスライダー3の後端が当接されてスライダー3も軸筒1内に押し込まれる。この時、スライダー3の撓み部は切溝3Aが形成されているので内側方向に撓み、容易に軸筒1内に押し込まれる。すると、内筒2の先端部が軸筒1の前端より突出するとともに、スライダー3の突起3Cが軸筒1の螺旋溝1Aに係合される。
更に、内筒2の先端部に前方から係止体5を被せ、係止体5の係合突部5Aを内筒2の係合凹条2Dに係合させる。この内筒2の外段部2Fと係止体5により軸筒1を挟持し、軸筒1に対して内筒2を回動可能に取り付けて図1に示した棒状部材繰出装置を構成する。
この図1の状態からクレヨン4で描画する場合には、軸筒1を保持して内筒2の操作部2Aを右回転させると、内筒2と共にスライダー3が回動し、スライダー3の突起3Cが螺旋溝1Aに沿って前進する。すると、スライダー3に保持されたクレヨン4がスライダー3と共に前進し、クレヨン4の先端が係止体5の前端から突出して図6に示した状態となる。そして、描画によりクレヨン4が消耗した場合には、操作部2Aを右回転させて順次クレヨン4を繰り出し描画を行う。そして、スライダー3の片3Dの先端がスリット2Cの前端縁に当接することによりスライダー3の前進が止められる。
この参考例の場合には、内筒2内に内蔵されたスライダー3の支持部にクレヨン4の後部を差し込むのみでスライダー3にクレヨン4が保持されるので、クレヨン4が折れたり手が汚れることなく取り付けることができる。また、内筒2内にクレヨン4及びスライダー3を組み込んだ状態で内筒2を軸筒1に挿入し、かつ内筒2を軸筒1内に押し込んでスライダー3の突起3Cを軸筒1の螺旋溝1Aに係合するので、内筒2、クレヨン4及びスライダー3を簡単に軸筒1に組み込むことができる。
以下、図7、図8,図9,図10及び図11に基づいて本発明における実施例1の棒状部材繰出装置を説明する。尚、参考例にて説明した図1〜図6における同一の部材は同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示したように、内筒12の前部に外段部12Fを形成し、かつ、筒部に長手方向に伸びたスリット12Cを互いに対向させて2つ形成し、このスリット12Cは筒部の後端まで伸びて形成される。更に、筒部には、それぞれのスリット12Cの後部両側の縁に係合凹部12Gが形成される。また、筒部の後端には前記2つのスリット12Cの円周方向中間に位置して2つの凹部12Hが互いに対向して形成される。
また、図10及び図11に示したように、係止体15の後部に太径の操作部15Bを形成し、この操作部15Bに長手方向に伸びた突部15Cを等間隔に複数形成する。この操作部15Bから前方に伸びた1対ずつの片15Dを互いに相対させて形成する。更に、この片15Dの先端には、それぞれ1対ずつの片15Dから両側に伸びた係止部15Eを形成する。また、1対ずつの片15Dの中間に操作部15Bから前方に伸びた突出部15Fを2つ形成し、この突出部15Fを互いに対向させて構成する。
以上説明した内筒12を軸筒1の前方より挿入する。また、支持部にクレヨン4を保持したスライダー3を軸筒1の後方より挿入し、内筒12のスリット12Cにスライダー3の隆起部3Bを合わせて押し込む。そして、スライダー3の突起3Cを軸筒1の螺旋溝1Aに係合させる。
更に、軸筒1の後方より係止体15の一対の片15Dを内筒12のスリット12Cに合わせて挿入する。そして、片15Dの係止部15Eを内筒12の係合凹部12Gに嵌合させるとともに、係止体15の突出部15Fを内筒12の凹部12Hに嵌合させ、内筒12に係止体15を回動不能に取り付ける。この時、係止体15の突出部15Fにより内筒12の後部が拡開するのを防止する。この係止体15と内筒12の外段部12Fにより軸筒1を挟持し、軸筒1に対して内筒12を回動可能に取り付けて図7に示した棒状部材繰出装置を構成する。
この図7の状態からクレヨン4で描画する場合には、軸筒1を保持して係止体15の操作部15Bを右回転させると、内筒12と共にスライダー3が回動し、スライダー3の突起3Cが螺旋溝1Aに沿って前進する。すると、スライダー3に保持されたクレヨン4がスライダー3と共に前進して、クレヨン4の先端が内筒12の前端から突出する。そして、描画によりクレヨン4が消耗した場合には、操作部15Bを右回転させて順次クレヨン4を繰り出し描画を行う。そして、スライダー3の片3Dの先端がスリット12Cの前端縁に当接することによりスライダー3の前進が止められる。
この実施例1の場合には、軸筒1内に内筒12を組み込んだ状態で、クレヨン4を保持したスライダー3を内筒12内に押し込み、スライダー3の突起3Cを軸筒1の螺旋溝1Aに係合するので、内筒12のスリット12Cからスライダー3を挿入したり、内筒12内に内蔵されたスライダー3にクレヨン4を差し込む必要がなく、組立工数が飛躍的に少なくなり、低コストで生産できる利点がある。
図12は実施例2のスライダーを示すもので、スライダー13の後部両側に開口窓13Eを形成して撓み部を形成し、この撓み部の上下に隆起部13Bを形成するとともに、それぞれの隆起部13Bに突起13Cを形成する。前記それぞれの隆起部13Bから前方に突出させて2つの片13Dを形成し、この相対する2つの片13Dによって支持部を形成したものである。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、図示していないがスライダーの突起は円柱状に形成しても良い。また、軸筒は複数の部材を組み合わせて一体に構成することも可能である。
棒状部材を保持したスライダーを軸筒の後方から押し込むのみで軸筒の螺旋溝にスライダーの突起が係合できるので生産工数が少なく低価格で生産する棒状部材繰出装置に適用できる。
参考例の棒状部材繰出装置を示す断面図である。 図1の内筒を示す平面図である。(参考例) 図1のスライダーを示す断面図である。(参考例) 図1のスライダーを示す平面図である。(参考例) 内筒に内蔵されたスライダーにクレヨンを保持させた状態を示す断面図である。(参考例) クレヨンを突出させた状態を示す正面図である。(参考例) 実施例1の棒状部材繰出装置を示す断面図である。(参考例) 実施例1の棒状部材繰出装置を示す部分断面図である。(実施例1) 図7の内筒を示す平面図である。(実施例1) 図7の係止体を示す正面図である。(実施例1) 図10のA−A線を示す断面図である。(実施例1) 実施例2のスライダーを示す断面図である。(実施例2)
1…軸筒、1A…螺旋溝、
2…内筒、2A…操作部、2B…突部、2C…スリット、
2D…係合凹条、2E…内段、2F…外段部、
3…スライダー、3A…切溝、3B…隆起部、3C…突起、
3D…片、
4…クレヨン、
5…係止体、5A…係合突部、
12…内筒、12C…スリット、12F…外段部、
12G…係合凹部、12H…凹部、
13…スライダー、
13B…隆起部、13C…突起、13D…片、13E…開口窓、
15…係止体、
15B…操作部、15C…突部、15D…片、
15E…係止部、15F…突出部。

Claims (1)

  1. 螺旋溝を設けた軸筒と、軸筒に回動自在に設けられかつ長手方向の後端まで伸びたスリットを形成した内筒と、棒状部材を保持する支持部を有するスライダーと、内筒に取り付けられる係止体とからなり、スライダーの後部に撓み部を形成し、この撓み部に突起を設け、内筒を軸筒の前方より挿入するとともに、棒状部材を支持部に保持したスライダーの突起を内筒のスリットに合わせて後方から押し込み、スライダーの撓み部を撓ませて突起を軸筒の螺旋溝に係合し、更に、内筒の後部に係止体を嵌合することにより内筒の外段部と係止体により軸筒を挟持して構成したことを特徴とする棒状部材繰出装置。
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