JP2008142465A - 棒状体繰出容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸本体1に螺旋状切り欠き11を設ける。操作部21aと棒状体保持部21bを設けた繰出体21と、棒状体保持部21bに嵌るように棒状体Xを形成する。棒状体Xを嵌めた繰出体21を、軸本体1の螺旋状切り欠き11に摺動可能に嵌合させ、三部材のみで棒状体繰出容器を完成させる。
【選択図】図5
Description
しかしながら、これらのような構成の場合、回動操作のために軸を2分割する必要があり、部品点数を多くし、組立が煩雑になってしまう事が多い。また部品点数の増加によって、使用できる棒状体の量に関りなく、容器全体が大きくなってしまう欠点もあった。更には構成の複雑さ、あるいは、意匠上の理由から駆動部などを隠蔽するような構成とするため、簡単な故障であっても使用者が修理できずに、製品の使用を中止せざるを得ない場合がある。
(1)棒状体と、前記棒状体と接合した断面略円形の繰出体と、前記棒状体と接合した前記繰出体を収納する略円筒状の容器本体を備え、前記繰出体あるいは前記容器本体の回動操作により、先端開口孔より棒状体を進退させる棒状体繰出容器において、回動操作を棒状体軸方向の摺動に換える螺旋状の切り欠きを前記容器本体側面に設けた事を特徴とする棒状体繰出容器。
この第一に発明によれば、棒状体を除けば、僅か2部品の構成で棒状体繰出容器を得ることが出来る。
(2)前記容器本体後端面から、前記螺旋状切り欠きに接続するスリットを設けた事を特徴とする(1)に記載の棒状体繰出容器。
この第二の発明によれば、繰出体と容器本体とを組み上げる時に強めの挿入のみによって組み上がる棒状体繰出容器を得ることが出来る。
(3)前記螺旋状切り欠きに向かって設けた前記スリットの幅は、前記螺旋状切り欠きの幅未満であることを特徴とする(2)に記載の棒状体繰出容器。
この第三の発明によれば、組み上がった後、繰出体が容易には離脱しない棒状体繰出容器を得ることが出来る。
(4)前記繰出体は、少なくとも、棒状体保持部と、前記螺旋状切り欠きに摺動自在に嵌合し、前記容器本体の外表部まで突出する操作部を備えたことを特徴とする(1)に記載の棒状体繰出容器。
この第四の発明によれば、操作部が本体から突出しないため見た目に細身で、かつ、操作性に影響の少ない棒状体繰出容器を得ることが出来る。
(5)前記棒状体保持部と、操作部とが一体的に形成される事を特徴とする(4)に記載の棒状体繰出容器。
この第五の発明によれば、操作性に優れた棒状体繰出容器を得ることが出来る。
(6)少なくとも前記螺旋状切り欠き及び前記スリット周辺の容器本体の材質が可撓性を持つことを特徴とする(2)に記載の棒状体繰出容器。
この第六の発明によれば、容器本体の柔軟性に優れる等、破壊されにくい棒状体繰出容器を得ることが出来る。
(7)前記容器本体内壁面の少なくとも一部と、前記棒状体側面の少なくとも一部とが接触して出没することを特徴とする(1)に記載の棒状体繰出し容器。
この第七の発明によれば、使用時、繰出体と容器本体の摩擦によって双方不用意な摺動が起こらない棒状体繰出容器を得ることが出来る。
本発明による棒状体繰出容器の構成と動作の概略は次の通りである。本出願明細書においては、棒状体を繰出す方向を前方、棒状体が収納される方向を後方とする。
図2に示す通り、軸本体1は略円筒状であり、先端開口部13、後端開口部14及び、軸本体側面に、閉じた螺旋状切り欠き11が設けられている。繰出体20は略棒状で、先端に棒状体保持部20bが設けられ、後端部20cは有底の略円筒形で、その側面に少なくとも一対のスリット20d、20dと、少なくとも一つの操作突起20aが設けられている。棒状体Xは、棒状体保持部20bに装着可能に形成されている。
これらの部材を組み上げ、棒状体繰出容器としたものを図1に示す。螺旋状切り欠き11が設けられた軸本体1と、棒状体保持部20bを設け、後端筒部20cに外軸螺旋状切り欠き11から外側に出る操作突起20aと弾性変形可能にするスリット部20d、20dを設けた繰出体20、及び、筆記具や化粧具等の棒状体Xを組合せて棒状体繰出容器を構成している。
この状態にて軸本体1と繰出体20の操作突起20aを相対的に回転させることで図4に示すように繰出体20と共に棒状体Xが進退可能となる。ここで棒状体Xの側面外壁の少なくとも一部と、軸本体1内壁の少なくとも一部とが、接触するように設計することで、棒状体Xの出没時には、使用者が一定の抵抗感を感じることとなる。即ち、棒状体Xを繰出す感覚を得られることとなる。具体的には棒状体Xが円柱状の場合、その外壁面と、円筒状の軸本体1の開口部内径や、螺旋状切り欠き11の切り欠き断面の一部を内側に折り込む構造にする等、棒状体Xと軸本体1内壁とが擦れるような設計とすることによって確実に、繰出し感を得られることが出来る。
また、軸本体1を可撓性のある素材から構成することによって、螺旋状切り欠き11が段発部材として働かせることが可能となるため、落下などの衝撃を軸本体1で吸収することが可能となり、収容される棒状体Xを衝撃から、ある程度保護することが出来る。
この構成では棒状体繰出容器は棒状体を含め3部品で構成され、組立も簡便であり複雑な作業も必要とせず、また使用者にとっては既存の製品通りの使い勝手を実現出来る。
図6に示す通り、軸本体1は螺旋状切り欠き部11に繋がるスリット部12を設けてある以外は前記実施例1の軸本体と同じである。図6及び図7に示すように、繰出体21には軸本体1の外形を上回る内径を持つ略筒状の保持部筒21aが、連結部21eにより一箇所連結されている。棒状体繰出容器製造時には、棒状体Xを保持した状態の繰出体21が、この連結部21eにより軸本体スリット部11を押し広げながら挿入される。連結部21eの外径は、スリット部12の幅より大きく、螺旋状切り欠き11の幅と同等かそれ以下であるため、挿入され組み付けられた状態では軸本体後端部14から繰出体2が抜けてしまう事が無い。
これらの部材を組み上げ、棒状体繰出容器としたものを図5に示す。螺旋状切り欠き11及びそれに繋がる弾性変形可能なスリット部12が設けられた軸本体1と、棒状体保持部21bを設け、外軸螺旋状切り欠き11から外側に出る連結部21eと保持部筒21aを設けた繰出体21、及び、筆記具や化粧具等の棒状体Xを組合せて棒状体繰出容器を構成している。
また、軸本体1を可撓性のある素材から構成することによって、螺旋状切り欠き11が段発部材として働かせることが可能となるため、落下などの衝撃を軸本体1で吸収することが可能となり、収容される棒状体Xを衝撃から、ある程度保護することが出来る。
第1、第2の実施例と同様に螺旋状切り欠き11が設けられた軸本体1と繰出体22、筆記具や化粧具の棒状体Yから構成される。
この第3の実施例では繰出体22を図11、12に示す様に更に簡易な形状とし、内径を棒状体Yより若干小さくしており、棒状体保持部22bと操作部22aを同一個所とし、弾性変形可能な材料で形成され、軸本体1に棒状体Yを挿入した状態で繰出体22を外側から螺旋状切り欠き11に沿って嵌め込むように形成されている。
棒状体Yは、その断面形状を軸本体1の先端開口部13の形状(ここでは円形)に略一致するように形成され、棒状体Y側面と開口部13内側との摩擦力によって、軸本体1と棒状体Yの相対位置を仮止めすることが出来る。
また、軸本体1を可撓性のある素材から構成することによって、螺旋状切り欠き11が段発部材として働かせることが可能となるため、落下などの衝撃を軸本体1で吸収することが可能となり、収容される棒状体Yを衝撃から、ある程度保護することが出来る。
11…螺旋状切り欠き
12…軸本体スリット部
13…軸本体開口部
14…軸本体後端開口部
20、21、22…繰出体
20a、21a、22a…操作部
20b、21b、22b…棒状体保持部
20c…繰出体後端筒部
20d…繰出体後端スリット部
21e…連結部
X、Y…棒状体
Claims (7)
- 棒状体と、前記棒状体と接合した断面略円形の繰出体と、前記棒状体と接合した前記繰出体を収納する略円筒状の容器本体を備え、
前記繰出体あるいは前記容器本体の回動操作により、先端開口孔より棒状体を進退させる棒状体繰出容器において、
回動操作を棒状体軸方向の摺動に換える螺旋状の切り欠きを
前記容器本体側面に設けた事を特徴とする棒状体繰出容器。 - 前記容器本体後端面から、前記螺旋状切り欠きに接続するスリットを設けた事を特徴とする請求項1に記載の棒状体繰出容器。
- 前記螺旋状切り欠きに向かって設けた前記スリットの幅は、前記螺旋状切り欠きの幅未満であることを特徴とする請求項2に記載の棒状体繰出容器。
- 前記繰出体は、少なくとも、棒状体保持部と、前記螺旋状切り欠きに摺動自在に嵌合し、前記容器本体の外表部まで突出する操作部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の棒状体繰出容器。
- 前記棒状体保持部と、操作部とが一体的に形成される事を特徴とする請求項4に記載の棒状体繰出容器。
- 少なくとも前記螺旋状切り欠き及び前記スリット周辺の容器本体の材質が可撓性を持つことを特徴とする請求項2に記載の棒状体繰出容器。
- 前記容器本体内壁面の少なくとも一部と、前記棒状体側面の少なくとも一部とが接触して出没することを特徴とする請求項1に記載の棒状体繰出し容器。
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JP2004195669A (ja) * | 2002-12-16 | 2004-07-15 | Pilot Precision Co Ltd | 棒状部材繰出装置 |
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2006
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