JP5141826B2 - アーク溶接方法およびアーク溶接装置 - Google Patents

アーク溶接方法およびアーク溶接装置 Download PDF

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Description

本発明は、消耗電極である溶接ワイヤを送給しながら消耗電極である溶接用ワイヤと溶接対象物である母材との間にアークを発生させて溶接を行う消耗電極式のアーク溶接方法およびアーク溶接装置に関する。
近年、溶接業界では、生産性向上のための溶接時間の短縮、および溶接結果の高品質化のためのアークスタート性能向上といった要求が高まってきている。溶接時間の短縮の方法のひとつとして、溶接終了処理時間の短縮がある。またアークスタート性能向上の方法のひとつとして、溶接終了時のワイヤ先端形状の適正化がある。いずれも溶接終了時の制御が関係している。
図4は、従来のアーク溶接装置の概略構成を示す図である。一次側整流素子3は、入力電源1から入力した電力を整流する。スイッチング素子4は、一次側整流素子3の出力を溶接に適した出力になるようにスイッチングする。主変圧器2は、スイッチング素子4の出力を溶接に適した出力に変換する。二次側整流素子6は、主変圧器2の出力を整流する。リアクトル5は、二次側整流素子6の出力を溶接に適した電流に平滑する。溶接電流検出部8は、溶接電流を検出する。溶接電圧検出部9は、溶接電圧を検出する。短絡/アーク検出部10は、溶接電圧検出信号により溶接状態がワイヤ16と母材15とが接触して短絡している短絡状態であるのか、短絡が開放してアークが発生しているアーク状態であるのかを判定する。溶接起動指示部35は、溶接電源14の外部から溶接起動及び溶接終了信号を入力する。溶接終了判定部34は、溶接起動指示部35からの入力により溶接終了時点を判定する。積算部30は、溶接終了部の短絡開放直後を時間起点として溶接電流を積算する。しきい値設定部31は、溶接電流の積算値と比較するためのしきい値を設定する。比較部32は、溶接電流の積算値としきい値とを比較する。出力制御部36は、溶接出力制御用の信号を出力する。駆動部33は、溶接出力を制御するためにスイッチング素子4を駆動するための信号を出力する。
溶接電圧検出部9は溶接電源14の出力端子間に接続され、検出した電圧に対応した信号を出力する。短絡/アーク検出部10は、溶接電圧検出部9からの信号に基づいて、溶接出力電圧が一定値以上か未満かを判定する。そして短絡/アーク検出部10は、この判定結果によりワイヤ16が被溶接物である母材15に接触短絡して短絡状態となっているのか、あるいは非接触状態でアーク状態となっているのかを判定して判定信号を出力する。
図5は、従来のアーク溶接におけるワイヤ送給速度Wfと溶接電流Awと溶接電圧Vwの波形を示す図である。
図4と図5とを用いて、従来のアーク溶接制御について説明する。溶接起動指示部35により時刻T1に溶接終了信号が入力されると、溶接終了判定部34において溶接終了制御を開始する時点を検出する。そして、ワイヤ送給速度は停止に向かって所定の傾きにおいて減速される。短絡/アーク検出部10の短絡判定から、アーク判定に切り替わる時点をワイヤ16の先端の溶滴の母材15への移行時として時刻T2において検出する。時刻T2を時間起点とし、出力電流の積算を積算部30において開始し、この積算値としきい値設定部31において設定されたしきい値とを比較部32により比較する。積算値がしきい値に到達した時点から、出力制御部36により予め設定されている所定の電流値を所定時間t1の間出力し、ワイヤ16の先端部に溶滴を形成して溶接出力を停止する(例えば、特許文献1参照)。
これにより、溶接終了時にワイヤ先端部の形状をバラツキ無く均一の大きさに制御することができ、次のアークスタート時にスラグの影響を抑制して良好なアークスタートを実現することができる。
上述した従来の溶接制御方法によれば、ワイヤ先端部の形状をバラツキ無く均一の大きさに制御することできる。しかし、ワイヤ16の先端に形成される玉の大きさを小さくなるように制御しようとすると(例えばワイヤ径の1.1〜1.3倍程度)、溶融プールの振動等によりスティックあるいは溶滴が溶融プールに吸い取られてしまう場合が生じ、所望の大きさの溶滴が形成されない場合があった。
特開2002−292464号公報
本発明のアーク溶接方法は、アーク中に溶接終了信号が入力されると溶接用ワイヤを加速させて溶接用ワイヤと母材との短絡を発生させ、その後に溶接用ワイヤを逆送させて所定のワイヤ逆送速度に達すると、ワイヤ送給速度を所定のワイヤ逆送速度に一定制御して所定時間逆送させた後に溶接用ワイヤの送給を停止させ、溶接用ワイヤの逆送中に生じる短絡開放時を時間起点として一定の所定溶接電流を所定溶接時間出力してから溶接出力を停止する。
その結果、アークスタート性を良好にするために適正な大きさのワイヤ先端形状をばらつきなく得ることができ、所望の大きさの溶滴を形成することができる。
本発明の実施の形態1のアーク溶接装置の概略構成を示す図 同アーク溶接装置のワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の波形を示す図 本発明の実施の形態2におけるワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の波形を示す図 従来のアーク溶接装置の概略構成を示す図 同アーク溶接装置のアーク溶接におけるワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の波形を示す図
以下、本発明の実施の形態について添付図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のアーク溶接装置の概略構成を示す図、図2は同アーク溶接装置のワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の波形を示す図である。
図1において、一次側整流素子3は、入力電源1から入力した電力を整流する。スイッチング素子4は、一次側整流素子3の出力を溶接に適した出力になるように制御する。主変圧器2は、スイッチング素子4の出力を溶接に適した出力に変換する。二次側整流素子6は、主変圧器2の出力を整流する。リアクトル5は、二次側整流素子6の出力を溶接に適した電流に平滑する。溶接電流検出部8は、溶接電流を検出する。溶接電圧検出部9は、溶接電圧を検出する。短絡/アーク検出部10は、溶接電圧検出信号、すなわち溶接電圧検出部9の出力により、溶接状態がワイヤ16と母材15とが接触して短絡している短絡状態であるのか、短絡が開放してアーク17が発生しているアーク状態であるのかを判定する。ここでワイヤ16とは、消耗電極である溶接用ワイヤを意味する。また母材15は、被溶接物である。
出力制御部11は、溶接出力を制御する。溶接起動指示部12は、溶接出力の起動あるいは停止を指示する。ワイヤ送給速度制御部13は、ワイヤ送給速度を制御する。チップ20は、トーチ18に取り付けられている。溶接条件設定部23は、作業者が溶接電流あるいは溶接電圧等の溶接条件を設定する。すなわち出力制御部11は、溶接条件設定部23において設定された設定電流と、短絡/アーク検出部10の出力とに基づいて予め定められた電流波形あるいは電圧波形となるようにスイッチング素子4を制御する。
なお、溶接起動指示部12の例としては、溶接電源14に接続されるリモコンまたはトーチ18のトーチスイッチ等が挙げられる。溶接ロボットを使用する場合には、ロボットの動作プログラムが記憶されたロボット制御装置等が挙げられる。
また、溶接条件設定部23の例としては、溶接電源14に接続されるリモコン等が挙げられる。溶接ロボットを使用する場合には、ロボットの動作プログラムが記憶されたロボット制御装置またはロボット制御装置に接続されたティーチングペンダント等が挙げられる。
また図2は、ワイヤ送給速度Wf、溶接出力電圧である溶接電圧Vw、溶接出力電流である溶接電流Awの時間変化を波形により示した図である。
図2に示す時刻T1は、溶接起動指示部12により溶接出力をoffする信号が入力された時刻であり、ワイヤ送給速度Wfと溶接電流Awと溶接電圧Vwは、溶接終了処理用の制御が開始される。ワイヤ送給速度Wfは、所定の振幅と周期(周波数)とにより加速し、その後減速する。このことにより正送制御から逆送制御を実施し、所定のワイヤ逆送速度Wf1に達すると、この所定のワイヤ逆送速度Wf1を所定の逆送時間t4継続し、逆送時間t4が経過すると0となり送給は停止する。このように正送することにより強制的に短絡を発生させ、その後逆送することにより強制的に短絡を開放(時刻T6)させ、ワイヤ16を母材15から引き上げて引き離す。ここで所定のワイヤ逆送速度Wf1とは、概ね1m/min〜20m/minであり、所定の逆送時間t4とは、概ね10msec〜30msecである。また、ワイヤ送給速度Wfの所定の振幅とは概ね2m/min〜25m/minであり、所定の周期とは概ね1秒間あたり40回〜100回である。すなわち、周波数が概ね40Hz〜100Hzであり、故に、周期は、概ね10msから25msである。
逆送中の短絡開放時は、ワイヤ16の先端部の溶滴が溶融プールに移行した直後なのでワイヤ16の先端部は最も小さい形状であり、ばらつきがない。このため、時刻T6を時間起点として所定溶接電流時間t2の間、一定の所定溶接電流A1を出力してワイヤ16の先端部の形状を所望の大きさに制御する。ワイヤ16を溶融するための所定溶接電流A1は概ね30A〜100Aであり、所定溶接電流時間t2は例えば10msec〜30msecである。所定溶接電流A1および所定溶接電流時間t2は、ワイヤ16の径等により異なる。ワイヤ先端部−母材間距離は、逆送により引き上げた距離にワイヤ16の溶融分が加えられて概ね3mm〜8mmになるように設定される。そして、ワイヤ16を引き上げた状態においてワイヤ16を溶融するので、ワイヤ16の先端形状を小さくするような場合でも、ワイヤ先端部−母材間距離を確保できる。そのためスティックおよび溶接出力停止後に、ワイヤ16の先端が溶融プールと接触し、溶滴が溶融プールに移行してしまうことを防ぐことができる。
なお、本実施の形態1では、ワイヤ送給速度の停止時刻と溶接出力停止時刻とが一致しておらず、溶接出力停止時刻の方がワイヤ送給速度停止時刻よりも遅く記載している。しかし、一致させても良いし、溶接出力停止時刻のほうが早くなるように設定しても問題なく、ワイヤ16の径等により関係は異なる。
また、本実施の形態1では、ワイヤ16の先端の形状を制御し易くするため、短絡開放の時刻T6から短時間(概ね2msec程度)に急峻に溶接電流を低減している。そのため、時刻T6から所定溶接電流時間t2を計時している。
ここで、上記のような消耗電極式のアーク溶接制御を行うためのアーク溶接装置について、図1を用いて説明する。図1において、溶接出力をoffする溶接終了信号が、溶接起動指示部12から出力制御部11とワイヤ送給速度制御部13とに入力される。ワイヤ送給速度制御部13は、所定の周期と振幅とによりワイヤ送給速度を加速し、その後減速する。そして所定のワイヤ逆送速度Wf1により所定の逆送時間t4の間、ワイヤ16を逆送してワイヤ16の送給を停止する。
なお、ワイヤ送給速度制御部13は、ワイヤ送給速度を制御する信号をワイヤ送給部19に出力してワイヤ送給速度を制御する。なお、このワイヤ送給速度の波形形状は、例えば図2に示すような予め設定した周期及び振幅によって正弦波状に変化させても良いし、台形波形状に変化させても良い。
ワイヤ送給速度制御部13は、記憶部21と、ワイヤ送給速度決定部22とを備えている。ここで記憶部21は、設定電流、ワイヤ送給速度の平均ワイヤ送給速度、ワイヤ送給速度の周期(周波数)、ワイヤ送給速度の振幅、逆送時間t4等といったパラメータを対応付けた関係式あるいはテーブル(表)を記憶している。ワイヤ送給速度決定部22は、溶接条件設定部23によって設定された設定電流に基づいて記憶部21からワイヤ送給速度の平均ワイヤ送給速度と、周波数と、振幅とを決定する。ワイヤ送給速度制御部13は、短絡/アーク検出部10の出力と、ワイヤ送給速度決定部22の出力とを入力してワイヤ送給速度を正送と逆送とに周期的に繰り返して制御する。
一方、溶接電流と溶接電圧との溶接出力制御については、以下の通りである。出力制御部11は、溶接条件設定部23において設定される溶接設定電流と溶接設定電圧とによって選定される溶接波形パラメータによって、短絡期間であれば短絡期間に適正なパラメータを用いて溶接電流、あるいは溶接電圧を制御する信号を出力する。またアーク期間であればアーク期間に適正なパラメータを用いて溶接電流、あるいは溶接電圧を制御する信号を出力する。そして、その出力信号をスイッチング素子4に入力することにより溶接出力を制御する。また、溶接起動指示部12から溶接起動offの溶接終了信号が出力制御部11に入力されると、短絡開放時に短絡/アーク検出部10から短絡開放の信号が時刻T6において出力される。出力制御部11では、時刻T6を時間起点として所定溶接電流時間t2の間、一定の所定溶接電流A1を出力するように制御してワイヤ16先端部の大きさを制御する。
このように本発明の実施の形態1のアーク溶接装置は、消耗電極である溶接用のワイヤ16と、被溶接物である母材15との間においてアーク17を発生させて溶接を行う消耗電極式である。そしてアーク溶接装置は、溶接条件設定部23、スイッチング素子4、溶接電圧検出部9、溶接起動指示部12、短絡/アーク検出部10、出力制御部11、記憶部21、ワイヤ送給速度決定部22、およびワイヤ送給速度制御部13を備えている。さらにアーク溶接装置のワイヤ送給速度制御部13は、アーク17中に溶接終了信号が入力されると、所定の周期と振幅とによりワイヤ16を加速させてワイヤ16と母材15との短絡を発生させる。そして、所定の周期と振幅とによりワイヤ16を逆送させて、所定のワイヤ逆送速度に達すると、ワイヤ送給速度を所定のワイヤ逆送速度に一定制御して所定時間逆送させる。その後、ワイヤ16の送給を停止させ、出力制御部11はワイヤ16の逆送中に生じる短絡開放時を時間起点として一定の所定溶接電流を所定溶接時間出力してから溶接出力を停止する。
これらによって、ワイヤ16先端が小さい形状であっても、ワイヤ先端部−母材間距離を確保でき、スティックを防止して溶接出力停止後に溶融プールと接触することがない。そのため、ワイヤ16先端形状はばらつきなく得られ、ワイヤ16の先端部と母材15との溶着を防止するのに十分なワイヤ先端部−母材間距離を得ることができ、生産稼動停止を防止することができる。
また本発明の実施の形態1のアーク溶接装置のワイヤ16の加速は、所定の周期と振幅とにより行い、溶接用のワイヤ16の逆送も所定の周期と振幅とにより行っている。そのため、溶接中の短絡発生状態が不規則で短絡回数が1分間あたり約80回以下である200A以上の電流域ではワイヤ先端と溶融プ−ルの平均距離が約1mm以上と長いので、ワイヤ16の加速により確実に短絡を発生させることが可能となり、その後のワイヤ16の逆送を早期に実施でき短時間でワイヤ先端部−母材間距離をえることができる。
また、溶接終了にかかる時間として例えば背景技術で示した従来の制御では100msec〜200msecかかっていた終了時間を、1回の短絡により終了処理を完了させることができる。そのため、溶接終了にかかる時間を概ね30msec〜50msecに短縮でき、生産タクト短縮が可能となり、生産性を向上することができる。
なお、本実施の形態1では、アーク期間中に溶接終了信号が入力された場合にワイヤ16を周期的に送給して加速する例を示した。しかし、短絡中に溶接終了信号が入力された場合、ワイヤ送給速度制御部13は短絡が開放されるまではワイヤ16の加速を行わない。短絡が開放されてからワイヤ送給速度制御部13は、所定の周期と振幅とによりワイヤ16を周期的に送給して加速させ、ワイヤ16と母材15との短絡をさせても良い。そのため、溶接中の短絡発生状態が規則的で回数が1分間あたり約80〜100回程度と多い200A以下の電流域ではワイヤ先端と溶融プ−ルの平均距離が約1mm以下と短いので、溶接終了信号が入力されてワイヤ16を加速して短絡発生させるとかえって溶融プ−ルにワイヤ16を突っ込ませるため短絡開放するのに時間が長くなる。このためワイヤ16の加速を行わなくても早期に短絡発生するのでワイヤ16の加速を行わないまま短絡させることでその後のワイヤ16の逆送を早期に実施でき短時間でワイヤ先端部−母材間距離をえることができる。
また、本実施の形態1では、溶接終了信号が入力された後のワイヤ16の送給を所定の周期(周波数)と振幅とにより周期的(1周期未満の場合もある)に行う例を示した。しかし、周期的な送給に限らず、溶接終了信号が入力された後にワイヤ16を加速してワイヤ16と母材15とを短絡させ、短絡後にワイヤ16を逆送してワイヤ16と母材15との短絡を開放するように、ワイヤ16の送給を制御するようにしても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態2では、実施の形態1と同一の構成要素については同一の符号を付して詳細な説明を省略し、異なる点のみを説明する。実施の形態1と異なる主な点は、溶接出力をoffする信号が入力された時刻からワイヤ送給速度を所定の傾きにより減速させる。異なる点は溶接出力をoffする、すなわち溶接終了信号が入力されてから、初回の短絡発生においてワイヤ16を逆送し、この逆送を所定時間継続して短絡を開放させ、ワイヤ16を引き上げて溶接を終了する事である。
なお、溶接出力をoffする信号が入力された時刻からワイヤ送給速度を所定の傾きにより減速することに替えて以下のようにしても良い。すなわち、減速せずにそれまでの正送のワイヤ送給速度を維持し、溶接出力をoffする信号が入力されてから初回の短絡発生においてワイヤ16を逆送する。
図3は、本発明の実施の形態2のワイヤ送給速度と溶接電圧と溶接電流の波形を示す図である。
図3に示す時刻T1は、溶接出力を停止(off)する信号が入力された時刻であり、ワイヤ送給速度Wfと溶接電流Awと溶接電圧Vwに対して溶接終了処理用の制御が開始される。
ワイヤ送給速度Wfは、所定の傾きにより減速し、溶接速度0に向かって初回の短絡が発生するまで低減する。溶接出力をoffする信号が入力されてから初回の短絡が時刻T5において発生すると、ワイヤ送給速度の逆送を開始する。そして所定のワイヤ逆送速度Wf2において所定時間t3の間、一定速度によって逆送させ、その後にワイヤ16の送給を停止させ、ワイヤ先端部−母材間距離を十分(概ね3mm〜8mm)に確保する。ここで所定のワイヤ逆送速度Wf2とは、概ね1m/min〜20m/minであり、所定時間t3とは、概ね10msec〜30msecである。
なお、この逆送期間中に時刻T6において短絡が開放するので、時刻T6を時間起点としてワイヤ16を溶融させるための所定溶接電流A1(概ね30A〜100A)を所定溶接電流時間t2の間出力し、ワイヤ16の先端部に形成される溶滴の大きさを制御する。溶接電流を流すことによりワイヤ16先端部を溶融するので、ワイヤ先端部−母材間距離が長くなる。そのため、ワイヤ16を逆送させた距離以上のワイヤ先端部−母材間距離となり、ワイヤ先端部−母材間距離は3mm〜8mmよりも大きくなる。
なお、本実施の形態2では、ワイヤ送給速度の停止時刻と溶接出力停止時刻とが一致しておらず、溶接出力停止時刻の方がワイヤ送給速度停止時刻よりも遅く記載している。しかし、一致させても良いし、溶接出力停止時刻の方が早くなるように設定してもよい。
また、本実施の形態2では、ワイヤ16先端の形状を制御し易くするために時刻T6から短時間(概ね2msec程度)に急峻に溶接電流を低減しているため、時刻T6から所定時間t2を計時している。
ここで、以上のような消耗電極式のアーク溶接制御を行うためのアーク溶接装置について、図1を用いて説明する。図1において、溶接起動offの溶接終了信号が溶接起動指示部12から出力制御部11とワイヤ送給速度制御部13とに入力される。ワイヤ送給速度制御部13は、所定の減速の傾きにより溶接速度0に向かって溶接起動offの溶接終了信号が入力された後の初回の短絡が発生するまでワイヤ送給速度を低減する。ここでワイヤ送給速度の所定の減速の傾きとは、概ね0.5m/秒2〜2m/秒2である。溶接終了信号入力後の初回の短絡発生が短絡/アーク検出部10から入力されると、ワイヤ送給速度制御部13は、所定のワイヤ逆送速度Wf2により逆送を開始する。そして、所定のワイヤ逆送速度Wf2を所定の逆送時間t3の間維持して逆送させた後、ワイヤ16の送給を停止させる。ワイヤ送給速度制御部13は、ワイヤ送給速度を制御する信号をワイヤ送給部19に出力してワイヤ送給速度を制御する。ワイヤ送給の波形形状は、例えば図2に示すような所定のワイヤ逆送速度Wf1に急峻に変化させても良いし、正弦波の半周期のように変化させても良いし、台形波形状に変化させるようにしても良い。
なお、ワイヤ送給速度制御部13は、記憶部21と、ワイヤ送給速度決定部22とを備えている。ここで記憶部21は、設定電流あるいは平均ワイヤ送給速度と、溶接終了信号が入力された後のワイヤ送給速度の減速の傾き、所定溶接電流時間t2、および逆送時間t3等のパラメータを対応付けた関係式あるいはテーブル(表)を記憶している。ワイヤ送給速度決定部22は、溶接条件設定部23において設定された設定電流に基づき、記憶部21から溶接終了信号が入力された後のワイヤ送給速度の減速の傾き、所定溶接電流時間t2、および逆送時間t3等のパラメータを決定する。
一方、溶接電流と溶接電圧との溶接出力制御については、以下の通りである。出力制御部11は、溶接条件設定部23において設定される溶接設定電流と溶接設定電圧とによって選定される溶接波形パラメータによって、短絡期間であれば短絡期間に適正なパラメータを用いて溶接電流、あるいは溶接電圧を制御する信号を出力する。またアーク期間であればアーク期間に適正なパラメータを用いて溶接電流、あるいは溶接電圧を制御する信号を出力する。そして、その出力信号をスイッチング素子4に入力することにより溶接出力を制御する。
そして、溶接起動指示部12から溶接起動offの溶接終了信号が出力制御部11に入力され、初回の短絡が開放されると、短絡/アーク検出部10から短絡開放の信号が出力される。これにより、出力制御部11は、ワイヤ16先端部の大きさを制御するために、短絡開放後の所定溶接電流時間t2の間、所定溶接電流A1を出力するように制御する。
このように本発明の実施の形態2のアーク溶接装置は、消耗電極である溶接用のワイヤ16と、被溶接物である母材15との間においてアーク17を発生させて溶接を行う消耗電極式である。そしてアーク溶接装置は、溶接条件設定部23、スイッチング素子4、溶接電圧検出部9、溶接起動指示部12、短絡/アーク検出部10、出力制御部11、記憶部21、ワイヤ送給速度決定部22、およびワイヤ送給速度制御部13を備えている。さらにアーク溶接装置のワイヤ送給速度制御部13は、アーク17中に溶接終了信号が入力された後のワイヤ16と母材15との初回の短絡の発生までは、ワイヤ16の送給をそれまでの正送速度のままとする。あるいは、ワイヤ16の送給をそれまでの正送速度から所定の減速により低減させる。そしてワイヤ送給速度制御部13は、溶接終了信号が入力された後の初回の短絡が発生すると、ワイヤ16の逆送を開始して所定のワイヤ逆送速度により所定時間逆送させる。その後、ワイヤ送給速度制御部13はワイヤ16の送給を停止させる。出力制御部11は、ワイヤ16の逆送中に生じる短絡開放時を時間起点とし、一定の所定溶接電流を所定溶接時間出力してから溶接出力を停止する。
これらによって、適正な大きさのワイヤ16の先端形状をばらつきなく、またワイヤ16先端部と母材15間の溶着を防止するのに十分なワイヤ先端部−母材間距離を得ることができ、生産稼動停止を防止できる。また、溶接終了にかかる時間として例えば背景技術で示した従来制御では100msec〜200msecかかっていた終了時間を、1回の短絡により終了処理を完了させることができる。そのため、溶接終了にかかる時間を概ね30msec〜50msecに短縮でき、生産タクト短縮が可能となり、生産性を向上することができる。
なお、本実施の形態2では、アーク期間中に溶接終了信号が入力された場合について説明したが、短絡中に溶接終了信号が入力された場合には、入力された時点からワイヤ16の送給を逆送するようにしても良い。
そのため、入力された時点の短絡中に逆送するので短時間でワイヤ先端部−母材間距離をえることができる。
本発明によれば、消耗電極である溶接ワイヤを連続的に送給しながらアーク溶接を行う方法および装置として産業上有用である。
1 入力電源
2 主変圧器
3 一次側整流素子
4 スイッチング素子
5 リアクトル
6 二次側整流素子
8 溶接電流検出部
9 溶接電圧検出部
10 短絡/アーク検出部
11 出力制御部
12 溶接起動指示部
13 ワイヤ送給速度制御部
14 溶接電源
15 母材
16 ワイヤ
17 アーク
18 トーチ
19 ワイヤ送給部
20 チップ
21 記憶部
22 ワイヤ送給速度決定部
23 溶接条件設定部

Claims (9)

  1. アーク中に溶接終了信号が入力されると溶接用ワイヤを加速させて前記溶接用ワイヤと母材との短絡を発生させ、その後に前記溶接用ワイヤを逆送させて所定のワイヤ逆送速度に達するとワイヤ送給速度を所定の前記ワイヤ逆送速度に一定制御して所定時間逆送させた後に前記溶接用ワイヤの送給を停止させ、前記溶接用ワイヤの逆送中に生じる短絡開放時を時間起点として一定の所定溶接電流を所定溶接時間出力してから溶接出力を停止することを特徴とするアーク溶接方法。
  2. 前記溶接用ワイヤの加速は所定の周期と振幅とにより行い、前記溶接用ワイヤの逆送も前記所定の周期と振幅とにより行うことを特徴とする請求項1記載のアーク溶接方法。
  3. 前記短絡中に前記溶接終了信号が入力された場合、前記短絡が開放されるまでは前記溶接用ワイヤの加速を行わず、前記短絡が開放されてから前記溶接用ワイヤを加速させて前記短絡を発生させることを特徴とする請求項1または2記載のアーク溶接方法。
  4. アーク中に溶接終了信号が入力された後の溶接用ワイヤと母材との初回の短絡発生までは、前記溶接用ワイヤの送給を前記溶接終了信号が入力されるまでの正送速度のままとする、あるいは、前記溶接用ワイヤの送給を前記溶接終了信号が入力されるまでの正送速度から所定の減速により低減させ、前記短絡が発生すると前記溶接用ワイヤの逆送を開始して所定のワイヤ逆送速度で所定時間逆送させた後に前記溶接用ワイヤの送給を停止させ、前記溶接用ワイヤの逆送中に生じる短絡開放時を時間起点として一定の所定溶接電流を所定溶接時間出力してから溶接出力を停止することを特徴とするアーク溶接方法。
  5. 前記短絡中に前記溶接終了信号が入力された場合には、前記溶接終了信号が入力された時点から前記溶接用ワイヤの逆送を開始することを特徴とする請求項4記載のアーク溶接方法。
  6. 消耗電極である溶接用ワイヤと被溶接物である母材との間においてアークを発生させて溶接を行う消耗電極式のアーク溶接装置であって、
    溶接条件を設定するための溶接条件設定部と、
    溶接出力を制御するスイッチング素子と、
    溶接電圧を検出する溶接電圧検出部と、
    前記溶接出力の起動あるいは停止を指示するための溶接起動指示部と、
    前記溶接電圧検出部の出力に基づいて前記溶接用ワイヤと前記母材との溶接状態が短絡状態であるのかアーク状態であるのかを検出する短絡/アーク検出部と、
    前記溶接条件設定部において設定された設定電流と前記短絡/アーク検出部の出力とに基づいて予め定められた電流波形あるいは電圧波形となるように前記スイッチング素子を制御する出力制御部と、
    前記設定電流とワイヤ送給速度の周波数と前記ワイヤ送給速度の振幅と前記ワイヤ送給速度の平均ワイヤ送給速度とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記設定電流に基づいて前記記憶部から前記平均ワイヤ送給速度と前記周波数と前記振幅とを決定するワイヤ送給速度決定部と、
    前記短絡/アーク検出部の出力と前記ワイヤ送給速度決定部の出力とを入力して前記ワイヤ送給速度を正送と逆送とに周期的に繰り返して制御するワイヤ送給速度制御部とを備え、
    前記ワイヤ送給速度制御部は前記アーク中に溶接終了信号が入力されると所定の周期と振幅とにより前記溶接用ワイヤを加速させて前記溶接用ワイヤと前記母材との短絡を発生させ、前記所定の周期と振幅とにより前記溶接用ワイヤを逆送させて所定のワイヤ逆送速度に達すると前記ワイヤ送給速度を所定の前記ワイヤ逆送速度に一定制御して所定時間逆送させた後に前記溶接用ワイヤの送給を停止させ、
    前記出力制御部は前記溶接用ワイヤの逆送中に生じる短絡開放時を時間起点として一定の所定溶接電流を所定時間出力してから前記溶接出力を停止することを特徴とするアーク溶接装置。
  7. 前記短絡中に前記溶接終了信号が入力された場合、前記ワイヤ送給速度制御部は前記短絡が開放されるまでは前記溶接用ワイヤの加速を行わず、前記短絡が開放されてから所定の周期と振幅とにより前記溶接用ワイヤを加速させて前記溶接用ワイヤと前記母材との短絡を発生させることを特徴とする請求項6記載のアーク溶接装置。
  8. 消耗電極である溶接用ワイヤと被溶接物である母材との間においてアークを発生させて溶接を行う消耗電極式のアーク溶接装置であって、
    溶接条件を設定するための溶接条件設定部と、
    溶接出力を制御するスイッチング素子と、
    溶接電圧を検出する溶接電圧検出部と、
    前記溶接出力の起動あるいは停止を指示するための溶接起動指示部と、
    前記溶接電圧検出部の出力に基づいて前記溶接用ワイヤと前記母材との溶接状態が短絡状態であるのかアーク状態であるのかを検出する短絡/アーク検出部と、
    前記溶接条件設定部において設定された設定電流と前記短絡/アーク検出部の出力とに基づいて予め定められた電流波形あるいは電圧波形となるように前記スイッチング素子を制御する出力制御部と、
    前記設定電流と溶接終了信号が入力された後の前記溶接用ワイヤのワイヤ送給速度とを対応付けて記憶する記憶部と、
    前記設定電流に基づいて前記記憶部から前記ワイヤ送給速度を決定するワイヤ送給速度決定部と、
    前記短絡/アーク検出部の出力と前記ワイヤ送給速度決定部の出力とを入力して前記ワイヤ送給速度を制御するワイヤ送給速度制御部とを備え、
    前記ワイヤ送給速度制御部は前記アーク中に前記溶接終了信号が入力された後の前記溶接用ワイヤと前記母材との初回の前記短絡の発生までは、前記溶接用ワイヤの送給をそれまでの正送速度のままとする、あるいは、前記溶接用ワイヤの送給をそれまでの正送速度から所定の減速により低減させ、前記溶接終了信号が入力された後の初回の前記短絡が発生すると前記溶接用ワイヤの逆送を開始して所定のワイヤ逆送速度により所定時間逆送させた後に前記溶接用ワイヤの送給を停止させ、前記出力制御部は前記溶接用ワイヤの逆送中に生じる短絡開放時を時間起点として一定の所定溶接電流を所定時間出力してから前記溶接出力を停止することを特徴とするアーク溶接装置。
  9. 前記短絡中に前記溶接終了信号が入力された場合、前記ワイヤ送給速度制御部は前記溶接終了信号が入力された時点から前記溶接用ワイヤの逆送を開始することを特徴とする請求項8記載のアーク溶接装置。
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