JP5141145B2 - 電磁誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description
本発明は一般家庭で使用される電磁誘導加熱調理器の誘導加熱コイルの構成に関するものである。
従来、この種の電磁誘導加熱調理器は誘導加熱コイルをトッププレートに押し付けるためのスプリングとスプリングを支持する筐体を設けている（例えば、特許文献１参照）。
図２は、従来の電磁誘導加熱調理器を示すものである。図２に示すように、誘導加熱コイル６、７と、スプリング８、９と、筐体１から構成されている。
特開２００３−２８２２２３号公報
しかしながら、前記従来の構成では、設計要件によってスプリングと加熱コイルユニットのスプリング受部のオーバーラップが十分取れない場合に、加熱コイルユニットに対する水平方向の衝撃に対して加熱コイルユニットの重心がずれて傾きスプリング受部がスプリングに対して乗り上げてスプリングから加熱コイルユニットが脱落するという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、加熱コイルユニットに対する水平方向の衝撃に対して加熱コイルユニットがスプリングから脱落しないことを可能とした電磁誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電磁誘導加熱調理器は、トッププレートと、誘導加熱コイル及び、前記誘導加熱コイルを載置する支持台を有する加熱コイルユニットと、前記加熱コイルユニットを前記トッププレートに押し付けるためのスプリングと、前記スプリングを筐体に支持する３箇所の支持軸と、前記支持台に設けられリング状の開口部を設けたガイド部と、前記筐体の前記支持軸とは異なる位置に設けられ前記ガイド部と水平方向に当接する複数ヶ所のボスと、を備え、前記ガイド部の開口部が前記ボスに挿入されるとともに、前記ガイド部と前記ボスのオーバーラップは、前記ガイド部が前記ボスから脱落しない程度に深さ方向に十分大きく設定しているものである。
これによって加熱コイルに対する水平方向の衝撃に対して加熱コイルユニットがスプリングから脱落しないようになる。また、加熱コイルユニットを組立てる際の案内の目安となり、組立性を向上することができる。
本発明の電磁誘導加熱調理器は、加熱コイルユニットに対する水平方向の衝撃に対して加熱コイルユニットがスプリングから脱落しないようにすることができる。また、加熱コイルユニットを組立てる際の案内の目安となり、組立性を向上することができる。
第１の発明はトッププレートと、誘導加熱コイル及び、前記誘導加熱コイルを載置する支持台を有する加熱コイルユニットと、前記加熱コイルユニットを前記トッププレートに押し付けるためのスプリングと、前記スプリングを筐体に支持する３箇所の支持軸と、前記支持台に設けられリング状の開口部を設けたガイド部と、前記筐体の前記支持軸とは異なる位置に設けられ前記ガイド部と水平方向に当接する複数ヶ所のボスと、を備え、前記ガイド部の開口部が前記ボスに挿入されるとともに、前記ガイド部と前記ボスのオーバーラップは、前記ガイド部が前記ボスから脱落しない程度に深さ方向に十分大きく設定しているので、加熱コイルユニットに対する水平方向の衝撃に対して前記ガイド部が前記ボスに支えられることにより、前記スプリングから脱落しないようにすることができる。
また、前記支持台にガイド部を複数ヶ所設けることにより、加熱コイルユニットに対する水平方向の衝撃が如何なる方向から加えられても、スプリングから脱落しないようにすることができる。
また、前記支持台に設けられたガイド部に開口部を設け、前記ボスに前記ガイド部の開口部が挿入される構成とすることにより、加熱コイルユニットを組立てる際の案内の目安となり、組立性を向上することができる。
第２の発明は、特に、第１の発明の前記支持台に設けられた前記ガイド部と前記ボスの嵌合を前記加熱コイルユニットと前記筐体との相互位置決めとすることにより、加熱コイルユニットと電磁誘導加熱調理器本体との正確な位置決めが可能となり、トッププレートの印刷とのずれを防止して高品位にすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
（実施の形態１）
図１は、本発明の第１の実施の形態における電磁誘導加熱調理器の斜視図を示すものである。
図１は、本発明の第１の実施の形態における電磁誘導加熱調理器の斜視図を示すものである。
図１において、誘導加熱コイル６は支持台１０に載置されて加熱コイルユニット１６を構成している。加熱コイルユニット１６はスプリング８によってトッププレート２に押し付けられる。スプリング８は筐体１に設けられた支持軸１７に支持されている。支持台１０にはリング状の開口部を有するガイド部１８が設けられている。ガイド部１８は筐体１に設けられたボス１９に挿入されている。
以上のように構成された電磁誘導加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
まず、運搬時の包装落下等によって加熱コイルユニット１６に水平方向の衝撃が掛かった時、衝撃はガイド部１８を介してボス１９が受け止める。ガイド部１８とボス１９のオーバーラップはガイド部１８がボス１９から脱落しない程度に深さ方向に十分大きく設定しているので、加熱コイルユニット１６の重心がずれて傾いてもガイド部１８とボス１９の嵌合が維持され、水平に戻るとスプリング８とスプリング受部が元の位置に戻されるものであり、即ちスプリング８から加熱コイルユニット１６が脱落することも無いこととなる。
以上のように、本実施の形態においては、加熱コイルユニット１６の支持台１０にガイド部１８を設けて、筐体１に設けられたボス１９に挿入する構成とすることによって、加熱コイルユニット１６に対する水平方向の衝撃に対して加熱コイルユニット１６がスプリング８から脱落することながいようにすることができる。
また、本実施の形態ではガイド部１８をほぼ対角線上に２ヶ所設けることにより、加熱コイルユニット１６に対する水平方向の衝撃が如何なる方向から加えられても加熱コイルユニット１６がスプリング８から脱落することを防止することができる。
また、本実施の形態では、ガイド部１８にリング状の開口部を設けていることによりボス１９との嵌合が見やすくなり、組立時の案内の目安となって、組立性を向上することができる。
また、本実施の形態では、ガイド部１８とボス１９が相互に正確な位置決めできるような寸法となっており、加熱コイルユニット１６の誘導加熱調理器本体に対する位置精度が向上しトッププレート２の印刷とのずれが小さくなり、高品位な電磁誘導加熱調理器を提供することができる。
以上のように、本発明の電磁誘導加熱調理器は加熱コイルユニットに対する水平方向の衝撃によるスプリングからの脱落を防止できる頑強で、高品位な製品の開発に適用できる。
１ 筐体
２ トッププレート
６ 誘導加熱コイル
８ スプリング
１０ 支持台
１６ 加熱コイルユニット
１７ 支持軸
１８ ガイド部
１９ ボス
２ トッププレート
６ 誘導加熱コイル
８ スプリング
１０ 支持台
１６ 加熱コイルユニット
１７ 支持軸
１８ ガイド部
１９ ボス
Claims (2)
- トッププレートと、誘導加熱コイル及び、前記誘導加熱コイルを載置する支持台とを有する加熱コイルユニットと、前記加熱コイルユニットを前記トッププレートに押し付けるためのスプリングと、前記スプリングを筐体に支持する３箇所の支持軸と、前記支持台に設けられリング状の開口部を設けたガイド部と、前記筐体の前記支持軸とは異なる位置に設けられ前記ガイド部と水平方向に当接する複数ヶ所のボスと、を備え、前記ガイド部の開口部が前記ボスに挿入されるとともに、前記ガイド部と前記ボスのオーバーラップは、前記ガイド部が前記ボスから脱落しない程度に深さ方向に十分大きく設定している電磁誘導加熱調理器。
- 前記支持台に設けられた前記ガイド部と前記ボスの嵌合を前記加熱コイルユニットと前記筐体との相互位置決めとした請求項１に記載の電磁誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007223413A JP5141145B2 (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 電磁誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007223413A JP5141145B2 (ja) | 2007-08-30 | 2007-08-30 | 電磁誘導加熱調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009059489A JP2009059489A (ja) | 2009-03-19 |
| JP5141145B2 true JP5141145B2 (ja) | 2013-02-13 |
Family
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- 2007-08-30 JP JP2007223413A patent/JP5141145B2/ja not_active Expired - Fee Related
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