JP5617451B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、被加熱調理容器を載置するトッププレートと加熱コイルの位置関係を精度よく組み立てる構成の誘導加熱調理器に関するものである。
近年、火を使わない、燃焼ガスの出ない安全でクリーンな熱源として誘導加熱調理器が普及してきている。この誘導加熱調理器は誘導加熱のための加熱コイルと、加熱コイルに高周波電流を制御可能に供給する制御回路上に様々な電子部品とを備えている。
そして、誘導加熱調理器はガス加熱に比べて高い熱効率であるものの、被調理鍋の材質による比透磁率や抵抗率によって加熱効率が異なり、相対的に熱効率の低い条件下では熱損失が増大し、その分加熱コイル等の部品の発熱が増大するため、安定した加熱調理を行うために、加熱コイルの構造が重要となり、種々の改良がなされている。
この種の誘導加熱調理器の加熱コイルの構成としては、簡便な方法で加熱コイルを支持する構成としたものがある(例えば、特許文献1参照)。
例えば、図9に示す従来の誘導加熱調理器の加熱コイルとインバータ基板との構成では、鍋等を載置する天板1はセラミックプレート等で構成されている。天板1の下方には、鍋を誘導加熱するための磁力線を発生させるコイル2が配置されている。
コイル2は支持体3上に固定されている。支持体3の下方には、コイル2に高周波電流を供給し駆動させるインバータ基板4が配設されている。インバータ基板4は基板支持体5上に保持されている。
基板支持体5は、支持体3を保持するための支持ボス6を複数個有している。支持ボス6の中央に形成された柱にはスプリングで構成された弾性体7が挿入されている。保持部8は、支持体3の外周部に一体に形成され下方に開口した筒状であり、弾性体7にかぶせられている。
支持体3はこれらによって保持されている。また支持体3には、保持部8の上方に押し当てボス9が複数個設けられている。押し当てボス9は弾性体7に押し上げられ、天板1裏面に当たる。
この構成によりコイル2と天板1とのギャップの距離は常に一定に保たれている。また支持体3の摺動距離Aは、弾性体7の形状と付勢力とに依存し、支持体下面10と電子部品天面部11との隙間Bの最小値より小さくならないようにする必要がある。
このような従来の構成では、例えば梱包状態において誤って落下すると本体に衝撃が加わる。ここで、コイル2を支持する支持体3は弾性体7により保持されている。そのため、弾性体7は下方に圧縮され、支持体3も同時に下方に押し下げられ摺動する。
その際、押し下げられた支持体3はインバータ基板4上に載っている電子部品天面部11に当たるまで押し下げられる。そのため、電子部品に応力がかかり、電子部品と共にインバータ基板4も破壊される。
このため、従来の構成においては、支持体下面10と電子部品天面部11との隙間Bの最小値を大きくするか、弾性体7の付勢力を強くして電子部品に応力がかからないようにされている。
隙間Bの最小値を大きくする場合には、本体内の空間に高密度に部品を実装できず製品高さが高くなり、本体のコンパクト化、薄型化の要望に対応することができない。一方、弾性体7の材質あるいは形状を変えて付勢力を大きくすると、押し当てボス9から天板1に加わる圧力が高くなる。そのため、梱包状態での製品の落下時に天板1に与えられる衝撃が大きくなり天板1が破壊される恐れが大きくなる。
そのため、簡便な方法で加熱コイルを支持して落下等の衝撃を受けても、壊れにくく信頼性が高くなるように構成したものがある(例えば、特許文献2参照)。
例えば図10に示す従来の誘導加熱調理器は、調理容器を載置する天板21と、加熱コイル22と、インバータ基板23と、支持体24と、基板支持体25と弾性体26とを有する。加熱コイル22は調理容器を誘導加熱する。
インバータ基板23は部品を搭載し、加熱コイル22を駆動させる。支持体24はインバータ基板23上方に配置され、加熱コイル22を支持する。
また支持体24は上方に押し当てボス27が設けられこの押し当てボス27を介在させて天板21に押し当てられる。基板支持体25は、支持体24を保持する3以上の支持ボス27を有するとともに、インバータ基板23を保持する。
弾性体26は支持体24と支持ボス28との間に介在する。支持体24には第1摺動規制部24aが設けられ、支持ボス28には第2摺動規制部28aが設けられている。第1摺動規制部24aと第2摺動規制部28aとは、互いに当接して、支持体24下面24bと部品の天面23aとの隙間の最小値より、支持体24の摺動距離の方が小であるように制限する。
これにより弾性体26が圧縮され支持体24が押下げられても、インバータ基板23上の部品に支持体24が当たらなくなり、落下等の衝撃を受けても、壊れにくく信頼性が高くなる。
特開平9−312195号公報 国際公開第2006/022275号
しかしながら、前記従来の構成では、支持体24と支持ボス28との間に介在させた弾性体26によって、加熱コイル22を載置した支持体24を天板21に押し当てるようになっていて、加熱コイル22の水平方向の位置に対して規制をしていないので、天板21と加熱コイル22の位置関係が安定しにくいという課題があった。
特に、弾性体26を撓ませるために必要な弾性体26と支持ボス28のガタツキ分や、組み立て時の弾性体26を支持ボス28に挿入する際に必要な支持ボス28と弾性体26の隙間が大きく、加熱コイル22の水平方向の位置が定まりにくい構造となっていた。
さらに、支持ボス28は外郭下面に設けられた基板支持体25に設けられており、外郭と基板支持体25の取付けばらつきや、外郭の下面と側面の角度ばらつき、そして、外郭の側面と取付ばらつきと、天板21に対して水平方向の位置ずれの集積ばらつきが大きいため、天板21と加熱コイル22の位置関係がずれやすい構造となっていた。
そのため、天板21に加熱位置を表示してあっても天板21に載置した被加熱調理容器と加熱コイル22の位置ずれが生じてしまい、被加熱調理容器の加熱効率が悪くなったり加熱ムラを生じて調理がうまくできなくなる心配や、加熱コイル22にセンサーや表示器等を取り付けた誘導加熱調理では、天板21に施した印刷とセンサーや表示器等の位置ずれで、センサーの検出精度や表示器の見映えが悪くなってしまうという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、簡単な構成で、加熱コイル22と天板21の水平方向の位置ずれ規制して、天板21と加熱コイル22の位置関係を精度よく組み立てられる誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の誘導加熱調理器は、本体の上面に設けたトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ前記トッププレート上の被加熱調理容器を加熱する略円形状の加熱コイルと、前記加熱コイルを保持するコイルベースと、前記コイルベースを載置する金属製の非磁性プレートと、前記非磁性プレートの下方に位置し前記加熱コイルを駆動するインバータ駆動部等を有する制御部と、前記加熱コイルや前記制御部を下方から覆うように配設したケースと、前記ケースの側壁上部の適所と前記非磁性プレートのいずれか一方に設けられた開口と、前記ケースの側壁上部の適所と前記非磁性プレートのいずれか他方に前記開口に挿入可能に設けられた挿入部と、を備え、前記トッププレートと前記加熱コイルが密着あるいは所定の距離を保つように、前記非磁性プレートを上方へ押し上げ、前記トッププレートに押しつけるようにバネ等からなる弾性手段を配設するとともに、前記開口に前記挿入部を挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制する位置決め手段を設けた構成としたものである。
これによって、ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制する位置決め手段を設けてあるので、簡単な構成でケースの側壁に対する非磁性プレートの水平方向の位置を規制でき、非磁性プレートに載置してある加熱コイルと天板の水平方
向の位置を安定させることができるので、天板と加熱コイルの位置関係を精度よく組み立てられるようにすることができる。
本発明の誘導加熱調理器は、簡単な構成でケースの側壁に対する非磁性プレートの水平方向の位置を規制して、非磁性プレートに載置してある加熱コイルと天板の水平方向の位置が安定させることができ、天板と加熱コイルの位置関係を精度よく組み立てられるようになるので、天板に表示してある加熱位置に被加熱調理容器を載置することで加熱コイル直上に精度よく位置させることができ、加熱効率の低下や加熱ムラを低減することができる。
また、加熱コイルにセンサーや表示器等を取り付けた誘導加熱調理においては、天板に施した印刷とセンサーや表示器等の位置ずれを低減でき、センサーの検出精度や表示器の見映えを向上するので、品質・性能の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の要部断面図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の要部斜視図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の平面図 本発明の実施の形態1における誘導加熱調理器の制御ブロック図 本発明の実施の形態2における誘導加熱調理器の要部斜視図 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の要部斜視図 本発明の実施の形態3における誘導加熱調理器の要部断面図 本発明の他の実施の形態における誘導加熱調理器の要部断面図 従来の誘導加熱調理器の要部断面図 従来の誘導加熱調理器の要部断面図
従来の課題を解決するために、第1の発明の誘導加熱調理器は、本体の上面に設けたトッププレートと、前記トッププレートの下方に設けられ前記トッププレート上の被加熱調理容器を加熱する略円形状の加熱コイルと、前記加熱コイルを保持するコイルベースと、前記コイルベースを載置する金属製の非磁性プレートと、前記非磁性プレートの下方に位置し前記加熱コイルを駆動するインバータ駆動部等を有する制御部と、前記加熱コイルや前記制御部を下方から覆うように配設したケースと、前記ケースの側壁上部の適所と前記非磁性プレートのいずれか一方に設けられた開口と、前記ケースの側壁上部の適所と前記非磁性プレートのいずれか他方に前記開口に挿入可能に設けられた挿入部と、を備え、前記トッププレートと前記加熱コイルが密着あるいは所定の距離を保つように、前記非磁性プレートを上方へ押し上げ、前記トッププレートに押しつけるようにバネ等からなる弾性手段を配設するとともに、前記開口に前記挿入部を挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制する位置決め手段を設けた構成としてある。
そして、ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制する位置決め手段を設けてあるので、簡単な構成でケースの側壁に対する非磁性プレートの水平方向の位置を規制でき、非磁性プレートに載置してある加熱コイルとトッププレートの水平方向の位置が安定させることができ、トッププレートと加熱コイルの位置関係を精度よく組み立てられるようにすることができる。
これにより、トッププレートに表示してある加熱位置に被加熱調理容器を載置することで加熱コイル直上に精度よく位置させることでき、加熱効率の低下や加熱ムラを低減する
ことができる。
また、加熱コイルにセンサーや表示器等を取り付けた誘導加熱調理においては、トッププレートに施した印刷とセンサーや表示器等の位置ずれを低減でき、センサーの検出精度や表示器の見映えが向上させられるので、品質・性能の向上を図ることができるようになる。
第2の発明は、特に、第1の発明の位置決め手段の高さは、前記非磁性プレートが最下端に下がったときに、前記制御部と干渉しないように高さ規制する構成としてある。
これによって、位置決め手段の高さは、前記非磁性プレートが最下端に下がったときに、前記制御部と干渉しないように高さ規制する構成としてあるので、該誘導加熱調理器を輸送や設置時に誤って落下などの衝撃で、非磁性プレートが最下端に下がっても制御部と接触しないので、制御部を損傷する心配もなく、さらに、制御部と接触した反動で、トッププレートに押し上げられることもなくなるので、トッププレートに与えられる衝撃が大きくなってトッププレートを破壊する危険性も大幅に低減することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記開口は前記ケースの側壁上部の適所に切り起こして設けられた位置決め用の開口とし、前記開口に前記非磁性プレートの一部に設けた挿入部を挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制するようにした構成としてある。
これによって、ケースの側壁上部の適所に切り起こして位置決め用の開口を設け、前記開口に前記非磁性プレートの一部に設けた挿入部を挿入して位置決め手段を構成してあるので、最小の部品で位置決め手段を構成できるとともに、部品を取り付ける工数も低減でき、安価にすることができるようになる。
さらに、位置決め用の開口はケースの側壁と一体となっているので、ケースの側壁と位置決め用の開口の位置ずれを生じないので、位置精度を高くすることができ、より、トッププレートと加熱コイルの位置関係を精度よく組み立てられるようにすることができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか1つの発明の弾性手段は、前記ケースの底部あるいは制御部の上面と非磁性プレートの下面の間に位置するように配設したコイルバネで形成した構成としてある。
これによって、弾性手段は、前記ケースの底部あるいは制御部の上面と非磁性プレートの下面の間に位置するように配設したコイルバネで形成してあるので、非磁性プレートの水平方向の位置を規制する位置決め手段を使用して非磁性プレートを取り付けると同時にコイルバネで上方へ押し上げ、トッププレートに押しつけるように構成でき、組み立て性を向上することができる。
第5の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記開口は前記ケースの側壁上部の適所に切り起こして設けられた位置決め用の開口とし、前記開口に前記非磁性プレートの一部に一体に形成した挿入部を挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制するとともに、前記挿入部の一部の形状を板バネ形状などの弾性形状として前記非磁性プレートと一体に形成した構成としてある。
これによって、挿入部の一部の形状を板バネ形状などの弾性形状として前記非磁性プレートと一体に形成してあるので、コイルバネ等の他の部品が不要となり、新しい部品を使用せずに位置決め手段を構成できるとともに、部品を取り付ける工数も低減でき、安価に
することができるようになる。
第6の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記挿入部は前記ケースの側壁上部の適所に切り起こした水平面部に形成された位置決め用のピンとし、前記開口は前記非磁性プレートに設けられた位置決め孔とし、前記位置決め孔に前記位置決め用のピンを挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制するようにした構成としてある。
これによって、ケースの側壁上部の適所に切り起こして水平面部を設け、前記水平面部に位置決め用のピンを配設するようにしてあるので、組み立て順序が、位置決め用のピンを取付けて、次に、非磁性プレートの位置決め孔をガイドに非磁性プレートを重ねることができ、積み上げて組み立てていくことができるので、作業性を大幅に向上することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の要部断面図、図2は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の要部斜視図、図3は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の平面図、図4は本発明の第1の実施の形態における誘導加熱調理器の制御ブロック図である。
図1〜図4に示すように、本体31の天面は鍋などの被加熱調理容器32を載置するトッププレート33で形成され、その一部に操作部34が設けてあり、トッププレート33の内側には被加熱調理容器32を加熱する略円形状の加熱コイル35と、前記加熱コイル35の運転や電源供給するインバータ部36を制御する制御部37が配置されていて、制御部37が、インバータ部36のスイッチング半導体をオン、オフしてインバータ部36の高周波発振を制御するとともに発振動作の起動、停止も制御している。
前記インバータ部36は、周波数変換装置の一つで、電源整流器、フィルタコンデンサ、共振コンデンサ、スイッチング半導体などを含み、商用電源38を高周波電流に変換し、この高周波電流を加熱コイル35に供給して、加熱コイル35は被加熱調理容器32の近傍で高周波磁界を発生し被加熱調理容器32の底を加熱するようになっている。
また、加熱コイル35は略同心円状直列に配設された内側および外側の二つのコイルからなり、加熱コイル35の下方には耐熱樹脂性のコイルベース39が設けられており、コイルベース39は、アルミ製の非磁性プレート41に載置してある。
そして、トッププレート33には被加熱調理容器32を載置する場所が印刷で表示されるとともに、本体31の内側で加熱コイル35を載置したコイルベース39外周には発光表示体40が配置され、少なくとも、発光表示体40に相対するトッププレート33は光を透過するようにしてあり、発光表示体40はトッププレート33側に向けて発光して被加熱調理容器32を載置する位置や加熱コイル35が加熱状態であることを表示するようになっていて、より使用者に判りやすいようにしてある。
また、本体31のトッププレート33の下方の外殻を形成するケース42は、金属板で底面42aから上方へ折り曲げて側壁である側板42bを一体形成して箱状としてあり、上記の加熱コイル35や制御部37を内蔵するようになっている。
そして、図2に示すように、ケース42の側板42bの適所に切り起こして上面に位置決め用の開口43aを設け、位置決め用の開口43aに非磁性プレート41の一部に設けた挿入部41aを挿入して水平方向の位置を規制するようにした位置決め手段43を設けた構成としてある。
また、ケース42の側板42bの適所に切り起こして形成した位置決め手段43の高さは、制御部37の部品の最上端よりも高い位置にしてあり、非磁性プレート41が最下端に下がったときに、制御部37と干渉しないように高さ規制をするようになっていて、さらに、切り起こして形成した位置決め手段43は下方へ折り曲げ部分42cを設け、下方の側板42bと突っ張って倒れ防止して、水平面を保つようにしてある。
そしてまた、位置決め手段43の近傍にケース42の底部の上面と非磁性プレート41の下面の間に位置するように弾性体であるコイルバネ44を配設してあり、非磁性プレート41をコイルバネ44で上方へ押し上げ、トッププレート33に押しつけるようにしてある。
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
本体31の天面は鍋などの被加熱調理容器32を載置して、使用者が操作部34を操作して、所定の条件で加熱を開始すると、制御部37が、インバータ部36を稼働させて高周波電流を加熱コイル35に供給し、加熱コイル35は被加熱調理容器32の近傍で高周波磁界を発生して、被加熱調理容器32の底を加熱するようになっている。
ここで、ケース42の側板42b上部の適所に非磁性プレート41の水平方向の位置を規制する位置決め手段43を設けてあるので、簡単な構成でケース42の側板42bに対する非磁性プレート41の水平方向の位置を規制でき、非磁性プレート41に載置してある加熱コイル35とトッププレート33の水平方向の位置が安定させることができ、トッププレート33と加熱コイル35の位置関係を精度よく組み立てられるようにできる。
これにより、トッププレート33に表示してある加熱位置33aに被加熱調理容器32を載置することで加熱コイル35直上に精度よく位置させることでき、加熱効率の低下や加熱ムラを低減することができる。
そして、トッププレート33の被加熱調理容器32を載置する場所の印刷表示部と、加熱コイル35の位置ずれも低減でき、発光表示体40による被加熱調理容器32を載置する位置や加熱コイル35が加熱状態であることを表示する部分も、位置ずれも低減できるようになり、トッププレート33の透過部分を少なくすることができるので、トッププレート33から下方に位置する加熱コイル35等の内蔵物も見えにくくすることができ、見映えを向上させることができるようになる。
また、加熱コイル35にセンサーや表示器等(図示せず)を取り付けた誘導加熱調理においては、トッププレート33に施した印刷とセンサーや表示器等の位置ずれを低減でき、センサーの検出精度や表示器の見映えが向上させられるので、品質・性能の向上を図ることができるようになる。
さらに、位置決め手段43の高さは、非磁性プレート41が最下端に下がったときに、制御部37と干渉しないように高さ規制する構成としてあるので、該誘導加熱調理器を輸送や設置時に誤って落下などの衝撃で、非磁性プレート41が最下端に下がっても制御部37と接触しないので、制御部37を損傷する心配もなく、さらに、制御部37と接触した反動で、トッププレート33に押し上げられることもなくなるので、トッププレート3
3に与えられる衝撃が大きくなってトッププレート33を破壊する危険性も大幅に低減されるようになる。
そして、ケース42の側板42bの適所に切り起こして上面に位置決め用の開口43aを設け、開口43aに非磁性プレート41の一部あるいは別体に設けた挿入部41aを挿入して位置決め手段43を構成してあるので、最小の部品で位置決め手段43を構成できるとともに、部品を取り付ける工数も低減でき、安価にすることができるようになる。
さらに、位置決め用の開口43aはケース42の側板42bと一体となっているので、ケース42の側板42bと位置決め用の開口43aの位置ずれを生じないので、位置精度を高くすることができ、より、トッププレート33と加熱コイル35の位置関係を精度よく組み立てられるようにできる。
また、切り起こして形成した位置決め手段43は下方へ折り曲げ部分42cを設け、下方の側板42bと突っ張って倒れ防止して、水平面を保つようにしてあるので、位置決め手段43が非磁性プレート41の荷重などによって、下方へ曲げられようとしても、下方への折り曲げ部分42cで支えられ、水平面を保ち、トッププレート33と加熱コイル35の位置関係を精度よく保持することができる。
そして、弾性手段は、ケース42の底部の上面と非磁性プレート41の下面の間に位置するように配設したコイルバネ44で形成してあるので、水平方向の位置を規制する位置決め手段43を使用して非磁性プレート41を取り付けると同時にコイルバネ44で上方へ押し上げ、トッププレート33に押しつけるように構成でき、組み立て性を向上することができる。
尚、位置決め手段43と弾性手段であるコイルバネ44は、ケース42とトッププレート33を締結する手段の近傍に配設した方が、非磁性プレート41に載置してある加熱コイル35とトッププレート33の水平方向の位置の精度が高くなる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の第2の実施の形態における誘導加熱装置の要部斜視図である。実施の形態2は、前述の実施の形態1と位置決め手段の構成が異なる点で、実施の形態1と同一部分は同一符号を付記して、その説明を省略し異なる部分のみを説明する。
図5に示すように、ケース42の側板42bの適所に切り起こして上面に位置決め用の開口43aを設け、開口43aに非磁性プレート51の一部に一体に形成した挿入部51aを挿入して水平方向の位置を規制するとともに、弾性手段を、非磁性プレート51の挿入部51aの一部の形状を撓みやすいように曲げ部分51bを設け、弾性形状として非磁性プレート51と一体に形成した構成としてある。
そして、弾性手段を、挿入部51aの一部の形状を撓みやすいように曲げ部分51bを設け弾性形状として非磁性プレート51と一体に形成してあるので、コイルバネ44等の他の部品が不要となり、新しい部品を使用せずに位置決め手段43を構成できるとともに、部品を取り付ける工数も低減でき、安価にすることができるようになる。
(実施の形態3)
図6は、本発明の第2の実施の形態における誘導加熱装置の要部斜視図、図7は、本発明の第3の実施の形態における誘導加熱調理器の要部断面図を示すものである。本実施の形態は、前述の実施の形態1および実施の形態2と位置決め手段の構成が異なる点で、実施の形態1と同一部分は同一符号を付記して、その説明を省略し異なる部分のみを説明す
る。
図6、図7に示すように、ケース61の側板61aの適所に切り起こして水平面部61bを設け、水平面部61bに位置決め用のピン63とその周囲に弾性手段の弾性体64を配設するとともに、非磁性プレート65に位置決め孔66を設け、位置決め用の部品の位置決め用のピン63を挿入して水平方向の位置を規制するようにした構成としてある。
そして、ケース61の側板61aの適所に切り起こして水平面部61bを設け、水平面部61bに位置決め用のピン63とその周囲に弾性体64を配設するようにしてあるので、組み立て順序が、位置決め用のピン63を取付けて、次に、弾性体64を配設した後に、非磁性プレート65の位置決め孔66をガイドに非磁性プレート65を重ねることができ、積み上げて組み立てていくことができるので、作業性を大幅に向上することができる。
尚、図8は、本発明の他の実施の形態における誘導加熱調理器の要部断面図である。図8に示すようにケース71の側板71aの適所に取付部を設けるとともに、上面に位置決め用のピン72とその周囲に弾性体73を配設したケース71と別体の位置決め用部品74を取付部に取付け、且つ、非磁性プレート75に位置決め孔76を設け、位置決め用部品74の位置決め用のピン72を挿入して水平方向の位置を規制するようにしてもよい。
これによれば、弾性体73を保持するための強度が必要な場合にケース71から位置決め部を切り起こして用いると、ケース71の板厚を厚くするなどのケース71の強度対策が必要となり、コスト高になって重量も重くなってしまう心配があるが、ケース71の側板71aの適所に設けた取付部にケース71と別体の位置決め用部品74を取付けるようにしてあるので、位置決め用部品74だけの板厚を厚くするなどの強度アップを図ればよく、簡単に加重対応ができるようになる。
また、位置決め用のピン72を位置決め用部品74と別体として説明したが、これは、位置決め用部品74の一部を切り起こして形成するようにしてもよい。
以上のように、本発明にかかる誘導加熱調理器は、簡単な構成で、加熱コイルとトッププレートの水平方向の位置ずれ規制して、トッププレートと加熱コイルの位置関係を精度よく組み立てられるので、加熱コイルを用いる誘導加熱器全般に有効である。
1、21 天板
31 本体
32 被加熱調理容器
33 トッププレート
22、35 加熱コイル
37 制御部
39 コイルベース
41、51、65、75 非磁性プレート
42、61、71 ケース
42b、61a、71a 側板
42c 折り曲げ部分
43 位置決め手段
43a 開口
44 コイルバネ
51b 曲げ部分
7、26、64、73 弾性体
63、72 ピン
66、76 位置決め孔

Claims (6)

  1. 本体の上面に設けたトッププレートと、
    前記トッププレートの下方に設けられ前記トッププレート上の被加熱調理容器を加熱する略円形状の加熱コイルと、
    前記加熱コイルを保持するコイルベースと、
    前記コイルベースを載置する金属製の非磁性プレートと、
    前記非磁性プレートの下方に位置し前記加熱コイルを駆動するインバータ駆動部等を有する制御部と、
    前記加熱コイルや前記制御部を下方から覆うように配設したケースと、
    前記ケースの側壁上部の適所と前記非磁性プレートのいずれか一方に設けられた開口と、前記ケースの側壁上部の適所と前記非磁性プレートのいずれか他方に前記開口に挿入可能に設けられた挿入部と、
    を備え、
    前記トッププレートと前記加熱コイルが密着あるいは所定の距離を保つように、前記非磁性プレートを上方へ押し上げ、前記トッププレートに押しつけるようにバネ等からなる弾性手段を配設するとともに、前記開口に前記挿入部を挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制する位置決め手段を設けた誘導加熱調理器。
  2. 前記位置決め手段の高さは、前記非磁性プレートが最下端に下がったときに、前記制御部と干渉しないように高さ規制する構成とした請求項1に記載の誘導加熱調理器。
  3. 前記開口は前記ケースの側壁上部の適所に切り起こして設けられた位置決め用の開口とし、前記開口に前記非磁性プレートの一部に設けた挿入部を挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制するようにした請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  4. 前記弾性手段は、前記ケースの底部あるいは制御部の上面と非磁性プレートの下面の間に位置するように配設したコイルバネで形成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱調理器。
  5. 前記開口は前記ケースの側壁上部の適所に切り起こして設けられた位置決め用の開口とし、前記開口に前記非磁性プレートの一部に一体に形成した挿入部を挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制するとともに、前記挿入部の一部の形状を板バネ形状などの弾性形状として前記非磁性プレートと一体に形成した請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
  6. 前記挿入部は前記ケースの側壁上部の適所に切り起こした水平面部に形成された位置決め用のピンとし、前記開口は前記非磁性プレートに設けられた位置決め孔とし、前記位置決め孔に前記位置決め用のピンを挿入して前記ケースの側壁上部の適所に前記非磁性プレートの水平方向の位置を規制するようにした請求項1または2に記載の誘導加熱調理器。
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