JP5140111B2 - リヤアンダーミラー - Google Patents
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Description
請求項1に係る発明は、車体後部のリヤウィンドウガラス(例えば、実施形態のリヤウィンドウガラス6)の前面に臨む位置に設置されて、車室内の乗員に向けて車両の後部下方を映すリヤアンダーミラーにおいて、反射鏡(例えば、実施形態の反射鏡12)と、この反射鏡を保持するリテーナ(例えば、実施形態のハウジング13及びベースプレート14)と、を備え、前記リテーナは、前記リヤウィンドウガラスの上辺に隣接するとともにリヤウィンドウガラスから前方に向かって延びる車体ルーフ側の部材(例えば、実施形態のドアインナパネル2A)に固定される固定部(例えば、実施形態の上部壁16)と、前記固定部から下方に屈曲してリヤウィンドウガラスの前面に沿うように延出する下方延出壁(例えば、実施形態の下方延出壁17)と、前記下方延出壁に設けられ前記リヤウィンドウガラスの前面に当接する姿勢支持部(例えば、実施形態のスペーサ21)と、灯体面がリヤウインドウガラスに臨んで露出するように前記下方延出壁に取り付けられるハイマウントストップランプ(例えば、実施形態のハイマウントストップランプ9)と、を備え、前記姿勢支持部は、前記ハイマウントストップランプよりも下方に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に係るリヤアンダーミラーにおいて、前記固定部は、ボルトによって前記車体ルーフ側の部材に締結固定されていることを特徴とする。
また、反射鏡の下部側領域がリヤウィンドウガラスの面に対してより平行に近くなっているため、反射鏡の下部側領域で姿勢支持部の近傍を安定的に支持することが可能になる。
図1は、跳ね上げ式のバックドア2(テールゲート)を備えたワンボックスタイプの車両1の後部側の側面を示す図である。同図中3は、バックドア2の上部に設けられたリヤウィンドウであり、4は、車両のルーフパネル、5は、後部側のサイドドア、Wrは、後輪である。なお、リヤウィンドウ3にはリヤウィンドウガラス6が取り付けられている。
バックドア2は、ルーフパネル4の左右の側縁の後端部に図示しないドアヒンジを介して回動自在に取り付けられている。バックドア2は、車幅方向の中央部が最も外側(車体後方側)に突出するように外側に湾曲するとともに、上端部がルーフパネル4と滑らかに連続するように上縁部が前部上方に向かって湾曲している。リヤウィンドウ3(リヤウィンドウガラス6)の上辺に隣接するバックドア2の車室内側の上縁部には、車室内の乗員に向けて車両1の後部下方(図1中のBの領域)を映すリヤアンダーミラー10が設置されている。リヤアンダーミラー10は、バックドア2の車幅方向の中央位置(車両1の車幅方向中央位置)に取り付けられている。
リヤアンダーミラー10は、図3〜図5に示すように、リヤウィンドウガラス6を通して車体の後部下方を映す反射鏡12と、この反射鏡12を直接保持する樹脂製のハウジング13と、バックドア2の上縁部に直接締結固定され、最終的にハウジング13がビス止め等によって取り付けられるベースプレート14と、を備えている。なお、この実施形態においては、ハウジング13とベースプレート14がリテーナを構成している。また、この実施形態の場合、リヤアンダーミラー10には、ハイマウントストップランプ9のユニットが一体に組み込まれており、ハイマウントストップランプ9は、灯体面がリヤウィンドウガラス6の車室内側面に臨むようにベースプレート14に取り付けられている。
また、反射鏡12の凸面側の曲率半径も上下方向で一定ではなく、上端側から下端側に向かって曲率半径が次第に大きく(曲げが弱く)なるように設定されている。
したがって、これによりスペーサ21が安定的にリヤウィンドウガラス6の前面に当接し、反射鏡12やハウジング13を常に安定姿勢に維持することが可能になる。
また、このリヤアンダーミラー10では、反射鏡12の凹面側で上端側から下端側に向かって曲率半径が次第に小さくなり、反射鏡12の下部側領域がリヤウィンドガラス26の面に対して平行に近くなっているため、反射鏡12の下部側領域でスペーサ21の近傍を安定的に支持することができる。
また、スペーサ21としては必ずしもゴム状の弾性部材を用いる必要はないが、この実施形態のようにスペーサ21をゴム状の弾性部材によって構成した場合には、ハウジング13や反射鏡12が受ける反力をスペーサ21で適切に制限することができるとともに、下方延出壁17に入力された振動をスペーサ21の材質によって有効に減衰することができる。
6…リヤウィンドウガラス
9…ハイマウントストップランプ
10…リヤアンダーミラー
12…反射鏡
13…ハウジング(リテーナ)
14…ベースプレート(リテーナ)
16…上部壁(固定部)
17…下方延出壁
21…スペーサ(姿勢支持部)
Claims (7)
- 車体後部のリヤウィンドウガラスの前面に臨む位置に設置されて、車室内の乗員に向けて車両の後部下方を映すリヤアンダーミラーにおいて、
反射鏡と、この反射鏡を保持するリテーナと、を備え、
前記リテーナは、
前記リヤウィンドウガラスの上辺に隣接するとともにリヤウィンドウガラスから前方に向かって延びる車体ルーフ側の部材に固定される固定部と、
前記固定部から下方に屈曲してリヤウィンドウガラスの前面に沿うように延出する下方延出壁と、
前記下方延出壁に設けられ前記リヤウィンドウガラスの前面に当接する姿勢支持部と、
灯体面がリヤウインドウガラスに臨んで露出するように前記下方延出壁に取り付けられるハイマウントストップランプと、を備え、
前記姿勢支持部は、前記ハイマウントストップランプよりも下方に取り付けられていることを特徴とするリヤアンダーミラー。 - 前記固定部は、ボルトによって前記車体ルーフ側の部材に締結固定されていることを特徴とする請求項1に記載のリヤアンダミラー。
- 前記反射鏡は、略上下方向が凹面で略水平方向が凸面である凹凸面鏡によって構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のリヤアンダーミラー。
- 前記反射鏡の凹面側の曲率半径は、当該反射鏡の上部側領域に比較して下部側領域が小さく設定されていることを特徴とする請求項3に記載のリヤアンダーミラー。
- 前記反射鏡の凸面側の曲率半径は、当該反射鏡の上部側領域に比較して下部側領域が大きく設定されていることを特徴とする請求項3または4に記載のリヤアンダーミラー。
- 前記姿勢支持部は、前記固定部での前記車体ルーフ側の部材に対する前記リテーナの固定力によって前記リヤウィンドウガラスの前面に圧接されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のリヤアンダーミラー。
- 前記姿勢支持部は、弾性を有する軟質部材によって構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のリヤアンダーミラー。
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