JP5140024B2 - エンドプレートおよびその施工方法 - Google Patents
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Description
有孔ブロックを並列に配設する際には、対向する側壁の間にモルタル等の充填材を充填している。当該充填材が固化することで、並置した有孔ブロックどうしを固定する。
本発明の集水装置Xは、上水・用水・工業用水・生活廃水・工業廃水等などの被処理水に含まれる懸濁物など(被除去物)をろ過・吸着・分解により除去する水処理設備Yにおいて、被除去物が除去された処理水を集水する。
本実施形態の除去手段10は、濾過処理によって被処理水中に含まれる被除去物を除去する場合について説明する。従って、処理層11は濾過層となる。しかし、このような態様に限られるものではなく、生物処理によって被処理水中に含まれる被除去物を除去することも可能である。この場合、処理層11は生物処理層となり、例えば粒状媒体12の表面に被処理物を生物的に分解する微生物を担持させておく。
被処理水を除去手段10の上方に設けた排水トラフ50より処理層11に給水して処理層11を通過させることで、被処理水中に含まれる被除去物が処理層11によって除去される。なお、排水トラフ50経由ではなく直接被処理水が供給される場合も有る。
図2に示すように、有孔ブロック20は除去手段10の下方に配置して除去手段10を支持する。本実施形態では、除去手段10と有孔ブロック20との間には、多孔プレート60を配設してある。
有孔ブロック20は、中空で断面が略矩形となる外壁21(上壁21a・側壁21b・底壁21c)、および、当該外壁21の内側に接続して有孔ブロック20の内部空間を複数の空間に分割する傾斜内壁22が設けてある。
有孔ブロック20は、耐食性・耐圧性に優れた材質であれば、何れの材料で形成してもよいが、例えば発泡成形ポリエチレン製とすれば、軽量化することができるため、運搬や施工面で作業性がよい。
これらリブ部23a〜23cによって、上壁21aの上面を複数の区画に分割してある。これらリブ部23a〜23cを設けることで上壁21aの耐圧性を強化することができ、除去手段10の荷重による上壁21aの撓みを防止できる。
多孔プレート60は、前記リブ部23a〜23cの上面に載置する。多孔プレート60は、ボルトによって前記リブ部23a〜23c或いは上壁21aに固定する。多孔プレート60は、例えば、直径数mmのペレットを多数接合して構成するとよい。当該ペレットとしては、ポリオレフィン等のプラスチックの他、セラミック、焼結金属等が使用可能である。
側方リブ24は、水平側方リブ24Aおよび垂直側方リブ24Bの少なくとも何れか一方を形成するとよい。
上述のように、複数の有孔ブロック20を格子状に並置する際に、側方流通部Bおよび中央流通部Aの軸芯方向(つまり、有孔ブロック20の長手方向)に隣接する有孔ブロック20同士が接続される。そして、前記軸心方向の端部に配置された有孔ブロック20は、当該端部方向に開口を有することになる。そこで、当該開口から処理済水が流出したり、充填材30が有孔ブロック20に流入するのを防止するために、図4及び図6に示すように、当該開口にエンドプレートが設けられ開口が閉鎖される。
充填材30は、複数の有孔ブロック20を並置する際に、各有孔ブロック20の間に充填する。
充填材30は、モルタル・コンクリート等、間隙等に流動状態で投入した後、経時的に固化する態様のものであれば、公知の充填材を使用することができる。固化した充填材30は、並置した有孔ブロック20の間隙を埋めると共に、各有孔ブロック20どうしを強固に接着して固定することで、有孔ブロック20の上方に載置した除去手段10を安定して支持することができる。
図1に示すように、本発明の集水装置Xは、充填材30の中には、有孔ブロック20の高さ方向における中間位置より上方に上方補強部材41、および、中間位置より下方に下方補強部材42を配設してある。
補強部材40である上方補強部材41および下方補強部材42は、例えば鉄筋・木材等を使用することができるが、これらに限られるものではない。固化した充填材30がその長さに亘って破壊しないようにするため、例えば水平に長尺状に配置できる態様のものであれば使用できる。
本発明の集水装置Xの施工方法は、図3に示したように、有孔ブロック接続工程P1と、有孔ブロック設置工程P2と、補強部材配設工程P3と、充填工程P4と、を有する。
有孔ブロック設置工程P2は、上述した接続工程P1により一列に接続された有孔ブロックの列を設置する。また、図4に示すように、長手方向の端部に配置された有孔ブロック20にエンドプレート50が設けられる。先ず、図5に示すように、エンドプレート50の外周当接面51の全周に沿ってコーキング材80が設けられる。このとき、案内溝51aがコーキング材80を案内するので、コーキング材80を適切な位置に設けることができる。その後、中央膨出部54を中央流通部Aに挿入し、側方膨出部53を側方流通部Bにそれぞれ挿入することにより、外周当接面51を外周端面21dに、内側当接面52を内側端面22aにそれぞれ当接させる。その後、外周当接面51に形成された被固定部51bと有孔ブロック20とに渡ってステープル90(固定具9の一例)を穿設することにより、エンドプレート50を有孔ブロック20に固定する。
本実施形態では、上述の有孔ブロック設置工程P2と補強部材配設工程P3とが交互に繰り返されて、並列に配設した各有孔ブロック20の間に、上方補強部材41、および、下方補強部材42を配設した状態となる。
充填工程P4は、並列に配設した各有孔ブロック20の間に充填材30を充填する。
水処理設備Yで被処理水を濾過処理するに従い、経時的に処理層11が被除去物によって目詰まりする。当該目詰まりが発生すれば処理層の濾過性能は低下する。そのため、定期的に逆洗処理を行って処理層に詰まった被除去物を除去している。当該逆洗処理を行うことで、処理層の濾過性能を復活させることができる。
尚、本実施形態では、集水処理時には処理水を配管によって所定の貯水槽に搬送しているが、逆洗処理時には、処理水を所定の貯水槽に搬送する方向とは逆方向に逆洗用媒体を当該配管によって流通させる。
上述の実施形態では、案内溝51bを断続的に設ける例を示したが、案内溝51bは、外周当接面の全周に沿って連続的に形成しても良い。また、固定具は、用いない、又は、ステープル以外のものであってもよい。
また、上述の実施形態では、エンドプレート50の当接面のうち外周当接面51にのみ案内溝51bを設ける場合を例に説明したが、内側当接面52にもコーキング材80を設ける場合には、内側当接面52にも案内溝51bを設けてもよい。
9 固定具
10 除去手段
11 処理層
12 粒状媒体
20 有孔ブロック
21d 外周端面
22a 内側端面
50 エンドプレート
51 外周当接面
51a 案内溝
51b 被固定部
52 内側当接面
80 コーキング部材
90 ステープル
Claims (5)
- 複数の孔を備えた上壁、一対の側壁、および底壁により外周が囲われるとともに内部に上壁の孔と連通する内部空間を備える有孔ブロックの端部の開口を閉鎖するエンドプレートであって、
前記有孔ブロックの前記開口の側の端面に対応して当接する当接面に溝部が形成されているエンドプレート。 - 前記溝部が前記有孔ブロックの周縁に対応して前記当接面に断続的に形成されている請求項1に記載のエンドプレート。
- 前記エンドプレートが透明又は半透明である請求項1又は2に記載のエンドプレート。
- 請求項1に記載のエンドプレートを用いて有孔ブロックの端部開口を閉鎖するエンドプレートの施工方法であって、エンドプレートに形成された前記溝部にコーキング材を充填する充填工程と、有孔ブロックの開口端面にエンドプレートを当接する閉鎖工程とを有することを特徴とするエンドプレートの施工方法。
- 請求項2に記載のエンドプレートを用いて有孔ブロックの端部開口を閉鎖するエンドプレートの施工方法であって、エンドプレートに形成された前記溝部にコーキング材を充填する充填工程と、有孔ブロックの開口端面にエンドプレートを当接する閉鎖工程と、断続的に形成された溝部の溝部同士の隙間に対応する位置に、有孔ブロックの開口端面でエンドプレートを固定する固定具を穿設する固定工程とを有することを特徴とするエンドプレートの施工方法。
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