JP5139823B2 - タイヤの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの製造方法に関する。
タイヤは、ローカバー(未架橋タイヤとも称される)から得られる。ローカバーは、多数のゴム部材が組み合わされて形成される。ゴム部材の具体例としては、インナーライナー、カーカスプライ、ビード、サイドウォール、ベルト、トレッド等が挙げられる。省力化の観点から、これらゴム部材の組み合わせには、製造装置が用いられる。
図5は、従来の、タイヤの製造装置2の一部が示された側面図である。この製造装置2は、上記サイドウォールを形成しうる。この製造装置2は、ドラム4と、押さえユニット6とを備えている。なお、この図5において、紙面に対して垂直な方向が、このドラム4の軸方向である。
ドラム4は、略円筒状である。ドラム4は、回転しうる。図5中、両矢印線Aはこのドラム4の回転方向を表している。
押さえユニット6は、ドラム4の半径方向外側に位置している。押さえユニット6は、床8に固定されている。押さえユニット6は、圧着部10と、駆動部12とを備えている。圧着部10は、プレート14と、このプレート14を保持しうるホルダー16とを備えている。プレート14は、平滑な押さえ面18を備えている。駆動部12は、本体20と、ピストン22と、ジョイントプレート24とを備えている。この本体20には、ピストン22を挿通しうるシリンダ(図示されず)が設けられている。このピストン22の先端26に、ジョイントプレート24が取り付けられている。この製造装置2では、このジョイントプレート24に、上記圧着部10が固定されている。この駆動部12は、空気の圧力でピストン22が本体20に対してスライドしうるように構成されている。この製造装置2では、駆動部12が圧着部10のプレート14をドラム4に向けて前進及び後進させうる。
この製造装置2では、ドラム4が回転されて、未架橋ゴムからなるリボン28が巻かれる。このリボン28の一の端面30aと他の端面30bとが継ぎ合わされて、リング状のサイドウォール32が形成される。この製造装置2では、さらにドラム4が回転されて、サイドウォール32の継ぎ目34がドラム4と上記プレート14の押さえ面18との間に配置される。次に、駆動部12により、プレート14がドラム4に向かって前進させられる。この前進により、押さえ面18が継ぎ目34の部分に押し当てられて、この継ぎ目34を構成する両端面30が充分に圧着されうる。このようなタイヤの製造装置2の一例が、特開平7−32507号公報に開示されている。
上記製造装置2でサイドウォール32が形成された後、トレッド等がアッセンブリーされて、ローカバーが得られる。図示されていないが、このようにして得られたローカバーでは、サイドウォール32の半径方向外側にトレッドが、その半径方向内側にビードが配置される。
次に、ローカバーは開かれたモールドに投入される。投入後、モールドが閉じられて、ローカバーは加圧及び加熱される。この加圧及び加熱により、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴム組成物が架橋反応を起こし、タイヤが得られる。加圧及び加熱によりタイヤが得られる工程は、加硫工程と称される。
特開平7−32507号公報
上記加硫工程においてモールドが閉じられる際、まず、トレッドの端の部分及びビードの部分がモールドのキャビティ面に接触し、次いで、サイドウォール32がこのキャビティ面に接触する。このため、ローカバーとキャビティ面との間に存在する気体は、このサイドウォール32とキャビティ面との間に寄せられてしまう。
図6は、図5の製造装置2で形成されたサイドウォール32の一部が示された斜視図である。図示されているように、サイドウォール32の継ぎ目34の部分は、隆起している。この隆起は、モールドが閉じられる際にサイドウォール32とキャビティ面との間に寄せらた気体の排出を阻害してしまう。したがって、このサイドウォール32を有するローカバーでは、このサイドウォール32の部分に気体が残存してしまう場合がある。この気体の残存は、タイヤにベアー等の外観不良を招来してしまう。このような製造装置2は、タイヤの生産性を阻害してしまうという問題がある。
本発明の目的は、高品質なタイヤを製造しうるタイヤの製造方法の提供にある。
本発明に係るタイヤの製造方法は、
(1)未架橋ゴムからなるリボンがドラムに巻かれ、このリボンの一端とその他端とが継ぎ合わされて、サイドウォールが形成される工程と、
(2)このサイドウォールの継ぎ目の部分に、このドラムの半径方向外側に位置するプレートの凸条が押し当てられて、ドラムの軸方向に延在する溝が形成される工程と、
(3)この溝が形成されたサイドウォールを含んだローカバーが、モールド内で加圧及び加熱される工程とを含む。
好ましくは、この製造方法では、上記プレートは、上記ドラムの軸方向に延在する2本の凸条を備えている。これら凸条は、並列している。上記溝が形成される工程において、上記継ぎ目がこれら凸条の間に配置されつつこれら凸条が押し当てられて、この継ぎ目の両側に溝が形成されうる。
好ましくは、この製造方法では、上記溝が形成される工程において、上記プレートの、上記サイドウォールに作用する力は、9.8N以上29.4N以下である。
好ましくは、この製造方法では、上記凸条の断面形状は、矩形である。この凸条の高さは、2mm以上4mm以下である。この凸条の幅は、0.5mm以上3mm以下である。
好ましくは、この製造方法では、上記2本の凸条の間隔は、5mm以上15mm以下である。
本発明に係るタイヤの製造装置は、未架橋ゴムからなるリボンが巻かれ、このリボンの一端とその他端とが継ぎ合わされて、サイドウォールが形成されうるドラムと、このドラムの半径方向外側に位置する押さえユニットとを備えている。この押さえユニットは、プレートと、このプレートを保持するホルダーと、このホルダーに保持されたプレートをこのドラムに形成されたサイドウォールに向けて前進及び後進させうる駆動部とを備えている。このプレートは、このドラムの軸方向に延在する凸条を備えている。この凸条は、このドラムに形成されたサイドウォールに押し当てられる。
本発明に係るタイヤの製造方法では、ローカバーがモールド内で加圧及び加熱される際に、気体が充分に排出されうるので、ベアーの発生が抑制される。この製造方法は、外観品質に優れるタイヤを製造しうる。高品質なタイヤが製造されうるので、この製造方法はタイヤの生産性にも寄与しうる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの製造方法のための製造装置36の一部が示された側面図である。この製造装置36は、ドラム38と、押さえユニット40とを備えている。この図1において、紙面に対して垂直な方向がこのドラム38の軸方向である。
ドラム38は、略円筒状である。ドラム38は、回転しうる。図1中、両矢印線Aがこのドラム38の回転方向である。後述するが、この製造装置36では、ドラム38が回転されて未架橋ゴムからなるリボン28が巻かれる。このリボン28の一の端面30aと他の端面30bとが継ぎ合わされて、リング状のサイドウォール32がこのドラム38に形成される。
押さえユニット40は、ドラム38の半径方向外側に位置している。押さえユニット40は、圧着部42と、駆動部44と、固定部46とを備えている。圧着部42は、プレート48と、ホルダー50とを備えている。プレート48は、この圧着部42において、ドラム38の側に位置している。このプレート48のドラム38の側の面が、押さえ面52である。ホルダー50は、このプレート48を保持している。
図2は、図1の製造装置36の押さえユニット40に設けられるプレート48が示された斜視図である。プレート48は、並列された2本の凸条54を備えている。凸条54は、押さえ面52から突出している。凸条54は、プレート48の長手方向に延在している。この製造装置36では、この凸条54の断面形状は矩形である。この断面形状が、三角形とされてもよいし、台形とされてもよい。
駆動部44は、本体56と、ピストン58と、ジョイントプレート60と、テーブル62と、スライダー64とを備えている。図示されていないが、この本体56には、ピストン58を挿通しうるシリンダが設けられている。この製造装置36では、この駆動部44は、空気の圧力でピストン58が本体56に対してスライドしうるように構成されている。この駆動部44において、本体56及びピストン58で構成される部分は、市販の空圧機器である。ジョイントプレート60は、このピストン58の、ドラム38の側の端66に固定されている。この本体56は、テーブル62に載せられて固定されている。
図示されているように、この製造装置36では、固定部46の下側が床8に固定されている。この固定部46に、上記テーブル62が連結されている。この製造装置36では、固定部46にシャフト68が設けられている。この製造装置36は、このシャフト68の回転により、テーブル62が軸方向にスライドしうるように構成されている。
前述したように、ジョイントプレート60はピストン58に取り付けられている。駆動部44において、ピストン58が本体56に対してスライドすると、このジョイントプレート60がピストン58のスライド方向と同じ方向にスライドしうる。この製造装置36では、ピストン58はドラム38の半径方向にスライドしうるので、このジョイントプレート60もこの半径方向にスライドしうる。この製造装置36では、ピストン58の両側のそれぞれにスライダー64が設けられている。このスライダー64の端70は、ジョイントプレート60に取り付けられている。図示されていないが、この本体56はこのスライダー64が挿通されうるガイドホールをさらに備えている。このスライダー64は、ジョイントプレート60の揺動を防止しうる。この製造装置36では、ジョイントプレート60は、揺動することなく半径方向にスライドしうる。
図1に示されているように、圧着部42のホルダー50はジョイントプレート60に取り付けられている。このホルダー50に保持されているプレート48は、ピストン58が本体56に対してスライドしてジョイントプレート60が半径方向にスライドすると、揺動することなくドラム38に向かってスライドしうる。この製造装置36では、プレート48のドラム38の側へのスライドが前進であり、ドラム38から離間していく方向が後進である。前述したように、このドラム38にはサイドウォール32が形成される。この製造装置36では、プレート48は、このサイドウォール32に向けて前進及び後進させられる。
図3は、図1の製造装置36の押さえユニット40に設けられる圧着部42の前進状態が示された側面図である。この圧着部42の前進状態において、プレート48の押さえ面52がサイドウォール32に押し当てられる。この製造装置36では、凸条54が押さえ面52からドラム38に向かって突出している。この凸条54は、この前進状態においてサイドウォール32にめり込む。
図3に示されているように、プレート48の押さえ面52はサイドウォール32の継ぎ目34の部分に押し当てられる。この押さえ面52が所定の荷重でこの継ぎ目34の部分を押さえつけるので、この継ぎ目34を構成する両端面30が充分に圧着されうる。圧着が完了すると、プレート48が後退させられる。この後退により、凸条54がサイドウォール32から引き抜かれる。この引き抜きにより、サイドウォール32に溝が形成される。
この製造装置36では、プレート48はその長手方向がドラム38の軸方向に一致するように圧着部42のホルダー50に保持される。前述したように、凸条54はプレート48の長手方向に延在している。この製造装置36では、凸条54はドラム38の軸方向に延在している。
この製造方法では、タイヤは次のようにして製造される。サイドウォール32を構成するゴム組成物が押出機に投入されて、帯状のリボン28が形成される。このリボン28は、未架橋ゴムからなる。次に、製造装置36のドラム38が回転されつつ、リボン28がドラム38に巻かれる。前述したように、このリボン28の一の端面30aと他の端面30bとが継ぎ合わされて、サイドウォール32が形成される。なお、この製造方法では、このサイドウォール32の形成に先だって、ドラム38に、インナーライナー、カーカス及びビードを備えるゴム部材72が形成されている。図1に示されているように、サイドウォール32はこのゴム部材72に積層される。次に、ドラム38が回転されて、サイドウォール32の継ぎ目34の部分がドラム38とプレート48との間に配置される。この製造方法では、リボン28の、継ぎ目34を構成する他の端面30bの縁74がプレート48に設けられている2本の凸条54の間に配置される。次に、駆動部44の本体56が稼働されて、プレート48が前進させられる。この前進により、プレート48の押さえ面52がサイドウォール32に押し当てられる。これにより、プレート48の力がサイドウォール32に作用して、ドラム38の軸方向に延在する凸条54がサイドウォール32にめり込む。この押さえ面52がサイドウォール32に押し当てられた状態で、所定時間保持される。所定時間の経過後、プレート48が後進させられる。この後進により、サイドウォール32にめり込んだ凸条54が引き抜かれて、ドラム38の軸方向に延在する溝がサイドウォール32に形成される。溝が形成されたサイドウォール32にトレッド等がアッセンブリーされて、ローカバーが得られうる。
次に、溝が形成されたサイドウォール32を含んだローカバーが、加硫工程に供される。この加硫工程では、ローカバーがモールドに投入される。ローカバーは、モールド及びブラダーで加圧され、かつ加熱される。加圧及び加熱により、ゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。この製造方法では、加硫工程の初期段階において、ローカバーとモールドのキャビティ面との間に存在する気体が、サイドウォール32に形成された溝を通じて排出される。その後、ゴム組成物の流動により、この溝は消失される。
図4は、サイドウォール32の一部が示された斜視図である。この図4には、サイドウォール32の継ぎ目34の部分が示されている。図示されているように、この継ぎ目34の部分には、上記凸条54により2本の溝76が形成されている。この製造装置36では、サイドウォール32の継ぎ目34が2本の凸条54の間に配置されつつ、プレート48の押さえ面52がサイドウォール32に押し当てられるので、継ぎ目34の両側のそれぞれに溝76が形成される。
この製造方法では、サイドウォール32の継ぎ目34の部分に溝76が形成されるので、モールドが閉じられる際にこの継ぎ目34の部分に寄せ集められる気体がこの溝76を通じて排出されうる。継ぎ目34の両側に溝76が形成されているので、気体が充分に排出されうる。この製造方法では、ベアーの発生が効果的に抑制されうる。この製造方法は、外観品質に優れるタイヤを製造しうる。
この製造方法では、プレート48の押さえ面52の、サイドウォール32に作用する力が調節されているので、溝76が確実に形成されうる。この製造方法では、この溝76を通じて気体が充分に排出されうる。この製造方法では、ベアーの発生が効果的に抑制されうる。この製造方法は、外観品質に優れるタイヤを製造しうる。この観点から、このプレート48の、サイドウォール32に作用する力は9.8N以上が好ましく、29.4N以下が好ましい。この力は、ピストン58をスライドさせるために駆動部44に充填される気体の圧力と、ピストン58の断面積とが乗ぜられることにより、得られる。
後述するが、この製造方法では、凸条54の断面形状が適切に調節されている。この凸条54により形成された溝76は、気体を充分に排出しうる。この製造方法では、ベアーの発生が効果的に抑制されうる。この製造方法は、外観品質に優れるタイヤを製造しうる。
この製造方法では、高品質なタイヤが安定に製造されうる。この製造方法は、タイヤの生産性にも寄与しうる。
図2において、両矢印線HAは凸条54の高さを表している。両矢印線WAは、凸条54の幅を表している。両矢印線DAは、一の凸条54と他の凸条54との間隔を表している。
この製造方法では、高さHAは、2.0mm以上4.0mm以下であるのが好ましい。この高さHAが2.0mm以上に設定されることにより、凸条54によりサイドウォール32に形成される溝76が気体の排出に寄与しうる。この製造方法では、ベアーの発生が効果的に抑制されうる。この製造方法は、外観品質に優れるタイヤを製造しうる。この観点から、この高さHAは2.5mm以上がより好ましい。この高さHAが4.0mm以下に設定されることにより、サイドウォール32を構成するゴム組成物の流動により、この溝76が消失されうる。この観点から、この高さHAは3.5mm以下がより好ましい。
この製造方法では、幅WAは、0.5mm以上3.0mm以下であるのが好ましい。この幅WAが0.5mm以上に設定されることにより、凸条54によりサイドウォール32に形成される溝76が気体の排出に寄与しうる。この製造方法では、ベアーの発生が効果的に抑制されうる。この製造方法は、外観品質に優れるタイヤを製造しうる。この観点から、この高さHAは1.0mm以上がより好ましい。この高さHAが3.0mm以下に設定されることにより、サイドウォール32を構成するゴム組成物の流動により、この溝76が消失されうる。この観点から、この高さHAは2.5mm以下がより好ましい。
この製造方法では、間隔DAは、5.0mm以上15.0mm以下であるのが好ましい。この間隔DAが5.0mm以上に設定されることにより、2本の凸条54の間にサイドウォール32の継ぎ目34が配置されつつ、これら凸条54がサイドウォール32に押し当てられうるので、継ぎ目34の両側に溝76が形成されうる。このようにして形成された溝76は気体の排出を促すので、ベアーの発生が効果的に抑制される。この製造方法は、外観品質に優れるタイヤを製造しうる。この観点から、この間隔DAは7.0mm以上がより好ましい。この間隔DAが15.0mm以下に設定されることにより、継ぎ目34の両側に形成される溝76の間隔が適切に維持されうるので、これら溝76が気体の排出に寄与しうる。この観点から、この間隔DAは13mm以下がより好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1に示された基本構成を備え、下記表1に示された仕様を備えたプレートをもちいて、そのサイズが235/65R18であるタイヤを200本製造した。このプレートは、2本の凸条を備えている。凸条の高さHAは、2.0mmである。凸条の幅WAは、1.0mmである。凸条の間隔DAは、5.0mmである。プレートの、サイドウォールに作用する力(以下、プレートの力)は、9.8Nである。
[実施例16]
高さHAを下記表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例6及び9]
幅WAを下記表1及び表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例7]
間隔DAを下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例8]
プレートの力を下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例2]
高さHA及び幅WAを下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例3及び10]
高さHA及びプレートの力を下記表1及び表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例5]
幅WA及びプレートの力を下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例4]
幅WA、間隔DA及びプレートの力を下記表1の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例12]
高さHA、幅WA及びプレートの力を下記表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[実施例11及び13から15]
高さHA、幅WA、間隔DA及びプレートの力を下記表2の通りとした他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[比較例1]
プレートに凸条を設けなった他は実施例1と同様にして、タイヤを製造した。
[評価]
試作したタイヤの外観を観察して、ベアーの発生状況が確認された。ベアーが確認されたタイヤの本数の、試作されたタイヤの全数(200本)に対する比率(ベアーの発生率)が、得られた。この比率が、下記表1及び表2に示されている。この数値が小さいほど良好であることを表す。
Figure 0005139823
Figure 0005139823
表1及び表2に示されるように、実施例の製造方法では、比較例の製造方法に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、種々のタイヤの製造方法に適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの製造方法のための製造装置の一部が示された側面図である。 図2は、図1の製造装置の押さえユニットに設けられるプレートが示された斜視図である。 図3は、図1の製造装置の押さえユニットに設けられる圧着部の前進状態が示された側面図である。 図4は、サイドウォールの一部が示された斜視図である。 図5は、従来の、タイヤの製造装置の一部が示された側面図である。 図6は、図5の製造装置で形成されたサイドウォールの一部が示された斜視図である。
符号の説明
2、36・・・製造装置
4、38・・・ドラム
6、40・・・押さえユニット
10、42・・・圧着部
12、44・・・駆動部
14、48・・・プレート
16、50・・・ホルダー
18、52・・・押さえ面
20、56・・・本体
22、58・・・ピストン
24、60・・・ジョイントプレート
28・・・リボン
32・・・サイドウォール
34・・・継ぎ目
46・・・固定部
54・・・凸条
62・・・テーブル
64・・・スライダー
68・・・シャフト
74・・・縁
76・・・溝

Claims (5)

  1. 未架橋ゴムからなるリボンがドラムに巻かれ、このリボンの一端とその他端とが継ぎ合わされて、サイドウォールが形成される工程と、
    このサイドウォールの継ぎ目の部分に、このドラムの半径方向外側に位置するプレートの凸条が押し当てられて、ドラムの軸方向に延在する溝が形成される工程と、
    この溝が形成されたサイドウォールを含んだローカバーが、モールド内で加圧及び加熱される工程とを含んでおり、
    上記プレートが、上記ドラムの軸方向に延在する2本の凸条を備えており、
    これら凸条が、並列しており、
    上記溝が形成される工程において、上記継ぎ目がこれら凸条の間に配置されつつこれら凸条が押し当てられて、この継ぎ目の両側に溝が形成されるタイヤの製造方法。
  2. 上記溝が形成される工程において、上記プレートの、上記サイドウォールに作用する力が、9.8N以上29.4N以下である請求項1に記載の装置。
  3. 上記凸条の断面形状が、矩形であり、
    この凸条の高さが、2mm以上4mm以下であり、
    この凸条の幅が、0.5mm以上3mm以下である請求項1又は2に記載の装置。
  4. 上記2本の凸条の間隔が、5mm以上15mm以下である請求項からのいずれかに記載の装置。
  5. 未架橋ゴムからなるリボンが巻かれ、このリボンの一端とその他端とが継ぎ合わされて、サイドウォールが形成されうるドラムと、このドラムの半径方向外側に位置する押さえユニットとを備えており、
    この押さえユニットが、プレートと、このプレートを保持するホルダーと、このホルダーに保持されたプレートをこのドラムに形成されたサイドウォールに向けて前進及び後進させうる駆動部とを備えており、
    このプレートが、上記ドラムの軸方向に延在する2本の凸条を備えており、
    これら凸条が、並列しており、
    上記ドラムに形成されたサイドウォールの継ぎ目の部分をこれら凸条の間に配置しつつ、これら凸条を押し当てて、この継ぎ目の両側に溝を形成するタイヤの製造装置。
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