JP5138635B2 - ヘッドサスペンション - Google Patents

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Description

本発明は、電圧の印加状態に応じて変形する圧電素子が、非導電性接着剤を媒介して実装されるヘッドサスペンションに関する。
近年、情報機器の小型化、精密化が急速に進展してきている。かかる情勢から、微小距離で位置決め制御が可能なマイクロアクチュエータの需要が高まっている。例えば、光学系の焦点補正や傾角制御、インクジェットプリンタ装置、磁気ディスク装置のヘッドアクチュエータ等の技術分野では、そうしたマイクロアクチュエータの要請が高い。
一方、磁気ディスク装置では、記憶容量を大きくすることが喫緊の課題である。一般に磁気ディスク装置の大容量化は、ディスク1枚あたりの記憶容量を大きくすることで実現される。ディスクの直径を変えずに高記録密度化を実現するには、単位長さあたりのトラック数 (TPI : Track Per inch) を大きくすること、つまり、トラックの幅を狭くすることが必要である。そのため、トラックにおける幅方向の磁気ヘッドの位置決め精度を向上することが必要となる。かかる観点からも、微細領域で高精度の位置決めを実現可能なアクチュエータが望まれる。
こうした要請に応えるために、本願出願人は、ベースプレートと、ベースプレートよりも薄いヒンジ部を備えた連結プレートと、フレキシャが設けられるロードビームと、一対の圧電素子と、などを備えたディスク装置用サスペンション(例えば、特許文献1参照)を提案している。
上述の特許文献1に係る技術は、デュアル・アクチュエータ方式と呼ばれる。この方式では、精密位置決め用のアクチュエータとして、通常のボイルコイルモータに加えて、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)よりなる圧電素子を採用している。
この圧電素子は、ロードビームの先端側を、サスペンションにおける幅方向(いわゆるスウェイ方向)に微少駆動する。同方式を用いたヘッドサスペンションによれば、シングル・アクチュエータ方式のものと比較して、磁気ヘッドの位置決めを高精度に行うことができる。
このようなデュアル・アクチュエータ方式を用いたヘッドサスペンションでは、サスペンション本体に圧電素子を実装するにあたり、本来的に求められる振動特性や衝撃特性をいかにして担保するか、が問題となる。
こうした問題を解決するためのアプローチのひとつとして、ロードビームと、ベースプレートと、を備え、ベースプレートに、外方に突出したU字形状の一対の可撓連結部を設けるとともに開口部を開設し、この開口部に圧電素子を収容し、開口部と圧電素子との間に非導電性接着剤を充填し、この接着剤を媒介して圧電素子を開口部に実装する構成のヘッドサスペンションが開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1又は2記載のヘッドサスペンションによれば、一対の可撓連結部の存在によって剛性を高めることができ、本来的に求められる振動特性や衝撃特性を十全に担保することができる。
しかしながら、特許文献1又は2記載のヘッドサスペンションは、外方に突出した一対の可撓連結部の存在が、剛性アップに寄与する反面、アクチュエータとしての変位ストロークの減少を招いていた。
特開2002−050140号公報 特開2001−307442号公報
解決しようとする問題点は、従来技術では、外方に突出した一対の可撓連結部の存在が、アクチュエータとしての変位ストロークの減少を招いていた点である。
本発明は、アクチュエータとしての変位ストロークの減少を招くことなしに、振動特性や衝撃特性といった基本的な特性を良好に維持可能なヘッドサスペンションを得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るヘッドサスペンションは、ロードビームと、前記ロードビームの基部に固設したアクチュエータベースの開口部に、電圧の印加状態に応じて変形する矩形板状の圧電素子を実装してなる圧電アクチュエータと、を備え、前記圧電アクチュエータは、前記ロードビームの先端側をスウェイ方向に変位させる機能を有するヘッドサスペンションであって、前記開口部は、前記圧電素子の周側面に対向する周縁部と、該開口部から内方側にせり出して前記圧電素子の底面に対向する底面受け部と、を有し、前記圧電素子は、該圧電素子と前記周縁部及び前記底面受け部の各間にわたり、非導電性接着剤を充填することによって前記開口部に実装され、前記アクチュエータベースには、前記開口部の外方側に離間部が形成され、前記離間部の離間は、前記外方側での周縁部が前記離間部を挟んで前記圧電素子の周側面に対向する各長さよりも小さく設定されて該離間部が接着剤で結合された、ことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るヘッドサスペンションでは、サスペンション本体に圧電素子を実装するにあたり、アクチュエータベースの開口部に、圧電素子の周側面に対向する周縁部と、該開口部から内方側にせり出して前記圧電素子の底面に対向する底面受け部と、を設ける。圧電素子と前記周縁部及び前記底面受け部の各間にわたり、非導電性接着剤を充填することによって、圧電素子を前記開口部に実装する。そして、アクチュエータベースには、前記開口部の外方側に離間部が形成され 前記離間部の離間は、前記外方側での周縁部が前記離間部を挟んで前記圧電素子の周側面に対向する各長さよりも小さく設定されて該離間部が接着剤で結合された構成を採用することとした。
本発明に係るヘッドサスペンションによれば、アクチュエータとしての変位ストロークの減少を招くことなしに、振動特性や衝撃特性といった基本的な特性を良好に維持可能なヘッドサスペンションを得ることができる。
本発明の実施例1に係るヘッドサスペンションの外観を表す斜視図である。 実施例1に係るヘッドサスペンションの主要部である圧電アクチュエータを拡大して示す外観を表す斜視図である。 圧電アクチュエータのA−A線に沿う矢視断面図である。 比較例に係るヘッドサスペンションの圧電アクチュエータを拡大して示す外観を表す斜視図である。 実施例1に係る圧電アクチュエータの剛性を、三つの観点で評価する際の試験方法を示す説明図であり、図5(A)は、垂直剛性試験を行う際の負荷荷重の方向と大きさを示す説明図、図5(B)は、ねじり剛性試験を行う際の負荷荷重の方向と大きさを示す説明図、図5(C)は、スウェイ方向剛性試験を行う際の負荷荷重の方向と大きさを示す説明図である。 比較例と実施例1の剛性試験結果を三つの観点から対比して示す説明図である。 本発明の実施例2に係るヘッドサスペンションの外観を表す斜視図である。 実施例2に係るヘッドサスペンションの主要部である圧電アクチュエータを拡大して示す外観を表す斜視図である。 実施例2に係るヘッドサスペンションの平面図である。 実施例2に係るヘッドサスペンションの主要部である圧電アクチュエータのB−B線に沿う矢視断面図である。 実施例3に係るヘッドサスペンションの外観を表す斜視図である。
アクチュエータとしての変位ストロークの減少を招くことなしに、振動特性や衝撃特性といった基本的な特性を良好に維持可能なヘッドサスペンションを得るといった目的を、アクチュエータベースに設けた開口部に、圧電素子の周側面に対向する周縁部と、該開口部から内方側にせり出して圧電素子の底面に対向する底面受け部と、を設け、圧電素子と前記周縁部及び底面受け部の各間にわたり、非導電性接着剤を充填することによって、圧電素子を開口部に実装し、アクチュエータベースの開口部における外方側に離間部を形成する構成を採用することで実現した。
本発明の実施例1に係るヘッドサスペンションについて、図面を参照して詳細に説明する。
初めに、実施例1に係るヘッドサスペンションの概略構成について説明する。
[ヘッドサスペンションの概略構成]
図1は、実施例1に係るヘッドサスペンションの外観を表す斜視図である。
実施例1に係るヘッドサスペンション11は、図1に示すように、ベースプレート13と、ロードビーム15と、ロードビーム15の先端側をスウェイ方向に変位させる圧電アクチュエータ17の構成要素であるアクチュエータベース18と、を備える。
ベースプレート13は、例えば、板厚が150〜200μm程度の、ステンレス鋼などの金属薄板からなる。その素材としては、例えば、アルミニウム合金などの軽合金、又は軽合金とステンレス鋼とからなるクラッド材等を用いることもできる。かかる軽量素材を採用すれば、ベースプレート13の慣性質量(イナーシャ)を軽減することを通じて、スウェイ方向の共振周波数を高くし、ひいてはヘッドサスペンション11のトレース能力向上に寄与することができる。
ベースプレート13における基部側には、略円形のボス孔19が開設されている。このボス孔19を介して、ベースプレート13は、ボイスコイルモータ(不図示)によって駆動されるアクチュエータアームの先端部分に固着され、ボイスコイルモータによって旋回駆動されるように構成されている。
ベースプレート13の前端側には、図1に示すように、アクチュエータベース18が、ベースプレート13とは別体に設けられている。
ロードビーム15は、不図示のスライダに負荷荷重を与えるもので、例えば、板厚が30〜150μm程度の、ステンレス鋼などのばね性を有する金属製薄板からなる。その素材としては、ベースプレート13と同様に、アルミニウム合金などの軽合金、又は軽合金とステンレス鋼からなるクラッド材等を用いることもできる。
ロードビーム15には、フレキシャ25が設けられている。フレキシャ25における先端側には、磁気ヘッドを構成するスライダが設けられる。
ロードビーム15には、その両側部に一対の曲げ縁27a,27bが形成されている。これら一対の曲げ縁27a,27bは、ロードビーム15の剛性を高める役割を果たす。
ロードビーム15における後端側には、連結プレート29が一体に設けられている。
連結プレート29は、例えば、板厚が30μm程度の、ステンレス鋼などのばね性を有する金属薄板からなる。連結プレート29の一部には、厚み方向の曲げ剛性を下げ、軽量化を図る等の目的で、孔31が開設されている。この孔31の両側部に、厚み方向に撓むことのできる一対のヒンジ部33a,33bが、それぞれ形成されている。
連結プレート29における後端側、つまり、ロードビーム15の基部は、次述するアクチュエータベース18の前端側に、その裏面側から重ね合わされて、レーザ溶接等の適宜の固着手段によって相互に固着されている。
次に、実施例1に係るヘッドサスペンション11の主要部を構成する圧電アクチュエータの概略構成について説明する。
[圧電アクチュエータの概略構成]
図2は、実施例1に係るヘッドサスペンションの主要部を構成する圧電アクチュエータの外観を拡大して表す斜視図、図3は、圧電アクチュエータのA−A線に沿う矢視断面図である。ただし、圧電素子23の背面側における圧電アクチュエータの構成を明らかにする目的で、図2において、一対の圧電素子23のうち一方を取り外した状態を示している。
本発明の主要部を構成する圧電アクチュエータ17は、アクチュエータベース18に設けた開口部21に、電圧の印加状態に応じて変形する圧電素子23を実装してなる。
ここで、圧電アクチュエータ17の説明に先立って、従来技術の課題に言及する。背景技術で引用した特許文献1,2に記載の、一対の可撓連結部を備えたヘッドサスペンションでは、以下に述べるような課題が山積していた。
(1)外方に突出したU字形状の一対の可撓連結部の存在によって、縦剛性に比べて面内剛性は低い反面、アクチュエータとしての変位ストロークの減少を招く。
(2)サスペンションの幅方向の寸法が大きくなり、製造工程での面付け数が減少し、材料歩留まりの低下を招来してしまう。
(3)既存の一般的なサスペンションと比べて幅方向の寸法が大きいため、既存のサスペンション用生産ラインでは、ライン設置物とワーク間で物理的な干渉を生じる。このため、ワークの干渉や引っ掛かりの回避を考慮した生産ラインを新たに設ける必要があった。その結果、所要の面積と金銭面での観点から大きな設備投資の負担を強いることとなっていた。
(4)外方に突出したU字形状の一対の可撓連結部を有するベースプレートを、仮に、プレス成形によって生産する場合、バレル研磨によるバリ取り時に可撓連結部が引っ掛かり、変形してしまう。
(5)上記の変形を回避する目的で、バレル研磨に代えて薬剤を用いた化学的研磨によるバリ取りを行った場合、その処理コストが製造原価の上昇を招来してしまう。
(6)ヘッドサスペンションが組み込まれる、例えば磁気ディスク装置等の設計段階において、幅方向の寸法を増大させる可撓連結部の存在によって、周辺部品との干渉の回避を考慮する必要が生じていた。その結果、サスペンション周辺部品を配置する際の設計の自由度を低下させることとなっていた。
(7)振動特性面においても、可撓連結部の存在が、固有のばたつきやねじれ振動を生じさせる。この振動モードは、可撓連結部を有しない一般のサスペンションでは生じ得ないものである。その結果、考慮すべき周波数パラメータの増加等が相俟って、振動特性面での最適化を狙った設計を難しくする。
さらに、圧電アクチュエータ17を設計するにあたっては、圧電素子23の歪み(変位)を効果的にロードビーム15に伝達すること、圧電素子23の電極とアクチュエータベース18間における電気的な絶縁性を確保すること、圧電素子23の周側面から塵埃が離脱するのを未然に防止すること、並びに、脆く壊れやすい圧電素子23をその損傷から保護すること、等の諸要素を考慮することが求められる。
上述した種々の観点を考慮して、本実施例1では、先に述べた通り、ベースプレート13とロードビーム15との間に介在させて、ベースプレート13とは別体に、アクチュエータベース18が設けられている。ただし、アクチュエータベース18を、ベースプレート13と一体に形成する構成を採用してもよい。
上記別体の構成を採用した実施例1では、ベースプレート13とアクチュエータベース18とを接合するにあたっては、アクチュエータベース18の後端側とベースプレート13の前端側とを重ね合わせた部分に対し、レーザ溶接等の適宜の固着手段を適用することによって接合すればよい。
一方、上記一体の構成を採用した実施例1の変形例では、ステンレス鋼などの金属製薄板から、ベースプレート13とアクチュエータベース18とを含む所定の外形形状を、例えばプレス加工処理によって打ち抜いた後、次述する開口部21の周縁部分等に適宜のエッチング処理を適用することによって、ベースプレート13とアクチュエータベース18とが一体となる構成部材を製造すればよい。
上記の、ベースプレート13とアクチュエータベース18が一体となる構成部材を備えた実施例1の変形例では、上記一体の構成部材を、「アクチュエータベース」と総称することとする。この場合において、本発明で「アクチュエータベース」と言うときは、ベースプレート13とアクチュエータベース18の両者の概念を含むことになる。
アクチュエータベース18は、図2に示すように、前記圧電素子23を収容するための開口部21を有する。具体的には、アクチュエータベース18には、略矩形形状の一対の開口部21が、幅方向に並列して開設されている。これら一対の各開口部21のそれぞれに、圧電素子23が埋め込み式に実装される。これによって、圧電アクチュエータ17は、圧電素子23の変形に従ってロードビーム15の先端側をスウェイ方向に変位させる機能を獲得するように構成されている。
アクチュエータベース18に設けた開口部21は、圧電素子23の周側面23cに対向する周縁部41と、開口部21から内方側にせり出して圧電素子23の底面23bに対向する底面受け部43と、を有する。この底面受け部43は、図2又は図3に示すように、圧電素子23の底面23bがアクチュエータベース18の下方側から臨めるように、圧電素子23の下方側に該当する部分が切り欠かれている。こうして構成された底面受け部43は、圧電素子23の底面23b側との間に形成される間隙に、非導電性接着剤47を充填するにあたり、この接着剤47を底面23b側からもれなく受け止める役割を果たす。
底面受け部43を開口部21と一体に形成するにあたっては、共通の金属製薄板から所定の形状に切り出したアクチュエータベース18のうち、底面受け部43に該当する部位に化学的な腐食処理を施すことによって、その周囲の部分に比べて板厚を薄くする、部分的なハーフエッチング処理を適用すればよい。
一対の各開口部21に装着される個々の圧電素子23の外寸は、開口部21の内寸よりも僅かに小さい、略矩形形状に形成されている。また、一対の各圧電素子23は、共通の構成を有して、略同一形状かつ略同一サイズに形成されている。
圧電素子23は、図3に示すように、例えば、0.07mm〜0.20mm程度の厚みを有した、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電セラミックスを素材としてなる。
圧電素子23の上面23a及び底面23bには、蒸着、スパッタリング、又はメッキ等の適宜の手段によって、例えば、金(Au)等の接触抵抗が低い良導電性の材料からなる電極24が形成されている。
上面23a側の電極24aは、図3に示すように、銀ペースト等の導電性樹脂45を介してアクチュエータベース18に接地されている。また、底面23b側の電極24bは、導電性接着剤49を介して、フレキシャ25に配設された例えば銅製の配線部51に接続されている。なお、底面23b側の電極24bと、フレキシャ25の配線部51と、の間を接続するにあたっては、導電性接着剤49に代えて、ボンディングワイヤ、半田付け、又は超音波接合等の接続手段を採用してもよい。図3において、符合53はフレキシャ25の金属製基材、符合55はフレキシャ25上に形成された例えばポリイミド樹脂からなる電気絶縁層である。
圧電素子23を、開口部21における所定の位置に装着された状態で、圧電素子23の周側面23cと、開口部21の周縁部41との間に、所定の間隙を生じる。
この間隙を埋めて、圧電素子23の歪み(変位)を効果的にロードビーム15に伝達する等の効果を狙って、圧電素子23は、圧電素子23と周縁部41及び底面受け部43の各間にわたり、非導電性接着剤47を隈無く充填することによって、開口部21に実装されている。非導電性接着剤47としては、公知の非導電性接着剤(導電性接着剤に絶縁性を有するシリカやガラス等の粒子を含有させたものを含む。)を適宜採用することができる。
圧電素子23を開口部21に実装するにあたっては、アクチュエータベース18の厚み方向における中心と、圧電素子23の厚み方向における中心と、が整合する厚み方向の位置に実装することが好ましい。このように構成すれば、圧電アクチュエータ17のスウェイ動作時におけるよじれ動作の発生を未然に抑制することができる。
アクチュエータベース18に設けた開口部21の外方側における略中央部分には、所定寸法の離間部50が形成されている。この離間部50の存在が、圧電アクチュエータ17のスウェイ動作時において、変位ストローク動作を妨げない役割を果たす。
次に、上述のように構成された圧電アクチュエータ17の作用について説明する。
アクチュエータベース18の開口部21に実装された一対の圧電素子23は、所定の電圧が印加されると、圧電素子23の長手方向に沿う中心軸を境界として一側が長手方向に伸びるとともに、他側が長手方向に縮む。つまり、一対の各圧電素子23は、全体として略台形形状に歪む。その結果、圧電アクチュエータ17は、一対の圧電素子23によってもたらされる歪み方向及び変位ストローク量に応じて、ロードビーム15の先端側を幅方向(スウェイ方向)に微少距離だけ変位させるように動作する。
上述したスウェイ方向への変位を円滑かつ的確に行わせるために、実施例1に係る圧電アクチュエータ17では、圧電素子23の周側面23cに対向する周縁部41によって、圧電素子23の周側面23cをほぼ全面にわたって包囲し、圧電素子23の周側面23cと周縁部41間に生じた間隙に、非導電性接着剤47を充填する構成を採用している。
また、実施例1に係る圧電アクチュエータ17では、開口部21から内方側にせり出して圧電素子23の底面23bに対向する底面受け部43によって、圧電素子23の底面23bのうち外周縁部分を下方から支持し、圧電素子23の底面23bと底面受け部43間に生じた間隙に、非導電性接着剤47を充填する構成を採用している。
(剛性評価試験)
上述した構成を具備する実施例1に係るヘッドサスペンション11の主要部である圧電アクチュエータ17の剛性評価試験を、次述する試験条件に従って実施した。
図4は、比較例に係る圧電アクチュエータを拡大して示す外観を表す斜視図、図5は、実施例1に係る圧電アクチュエータの剛性を、三つの観点で評価する際の試験方法を示す説明図であり、図5(A)は、垂直剛性試験を行う際の負荷荷重の方向と大きさを示す説明図、図5(B)は、ねじり剛性試験を行う際の負荷荷重の方向と大きさを示す説明図、図5(C)は、スウェイ方向剛性試験を行う際の負荷荷重の方向と大きさを示す説明図、図6は、比較例と実施例1の剛性試験結果を三つの観点から対比して示す説明図である。
(試験条件)
実施例1の比較例として、図4に示す圧電アクチュエータ61を用いた。実施例1に係る圧電アクチュエータ17と、比較例に係る圧電アクチュエータ61とは、基本的な構成要素が共通であるため、その重複した説明を省略して、両者の相違点に注目して説明を進めることにする。
実施例1と比較例との相違点は次の通りである。すなわち、実施例1に係る圧電アクチュエータ17では、アクチュエータベース18の開口部21に一体に設けた圧電素子23と周縁部41及び底面受け部43の各間にわたり、非導電性接着剤47を充填することによって、圧電素子23を開口部21に実装し、アクチュエータベース18に設けた開口部21の外方側における略中央部分に、離間部50を形成する構成を採用している。
これに対し、比較例に係る圧電アクチュエータ61では、周縁部41の先端側及び後端側のみに、非導電性接着剤47を充填することによって、開口部21に圧電素子23を実装している点、開口部21の外方側に相当する部分がそっくり欠落している点、及び、この欠落に由来して、圧電素子23における外方側面の支持力が低下している点が、実施例1とは相違している。
次に、比較例及び実施例1に係る圧電アクチュエータの剛性を、三つの観点で評価する際の試験方法について説明する。
第一の観点では、図5(A)に示すように、垂直剛性を評価する。この評価試験では、アクチュエータベース18の前端側部分における幅方向中央部に、図5(A)の矢印で示す上側方向に向けて、1gfの大きさの垂直負荷荷重を与える。そして、この垂直負荷荷重を与えたときの、圧電アクチュエータ17の剛性相関値を、試験機によって測定した。
第二の観点では、図5(B)に示すように、ねじり剛性を評価する。この評価試験では、アクチュエータベース18の前端側部分における幅方向両側部に、図5(B)の矢印で示す上下側方向に向けて、それぞれが0.5gfの大きさのねじり負荷荷重を与える。そして、このねじり負荷荷重を与えたときの、圧電アクチュエータ17の剛性相関値を、試験機によって測定した。
第三の観点では、図5(C)に示すように、スウェイ方向剛性を評価する。この評価試験では、ヘッドサスペンション11におけるロードビーム15の先端側部分に、図5(C)の矢印で示す上側方向に向けて、1gfの大きさのスウェイ方向負荷荷重を与える。そして、このスウェイ方向負荷荷重を与えたときの、圧電アクチュエータ17の剛性相関値を、試験機によって測定した。
(試験結果)
上述の試験条件に従って、比較例及び実施例1に係る圧電アクチュエータの剛性評価試験を実施した。その結果を図6に示す。
(1)垂直剛性評価試験結果
実施例1の垂直剛性相関値(10,850N/m)は、比較例の垂直剛性相関値(9,467N/m)と比べて、10%以上、その数値が上回っていた。
(2)ねじり剛性評価試験結果
実施例1のねじり剛性相関値(1,243uNm/deg)は、比較例のねじり剛性相関値(942uNm/deg)と比べて、約25%程度、その数値が上回っていた。
(3)スウェイ方向剛性評価試験結果
実施例1の揺さぶり剛性相関値(47,342N/m)は、比較例のスウェイ方向剛性相関値(37,560N/m)と比べて、20%以上、その数値が上回っていた。
以上の結果から、実施例1に係る圧電アクチュエータ17は、比較例に係る圧電アクチュエータ61と比べて、少なくとも10%以上、高い剛性相関値を示すことがわかった。
[実施例1の効果]
実施例1に係るヘッドサスペンション11では、アクチュエータベース18の開口部21に一体に設けた圧電素子23と周縁部41及び底面受け部43の各間にわたり、非導電性接着剤47を充填することによって、圧電素子23を開口部21に実装したので、開口部21、非導電性接着剤47、及び圧電素子23が、あたかも三位一体の支持梁のように機能して、圧電アクチュエータ17の剛性向上に貢献することができる。
このため、背景技術で引用した特許文献1,2に記載の、一対の可撓連結部を設けることなしに、サスペンション11本体の剛性を高水準に維持することができる。
しかも、アクチュエータベース18に設けた開口部21の外方側における略中央部分に離間部50を形成したので、この離間部50の存在が、圧電アクチュエータ17のスウェイ動作時において、変位ストローク動作を妨げない役割を果たす。
従って、実施例1に係るヘッドサスペンション11によれば、アクチュエータとしての変位ストロークの減少を招くことなしに、振動特性や衝撃特性といった基本的な特性を良好に維持することができる。
また、サスペンションの幅方向の寸法を抑制することができるので、製造工程での面付け数を増大させて、材料歩留まりの向上に寄与することができる。
さらに、既存の一般的なサスペンションと比べて、幅方向の寸法を同等程度に抑制することができるので、既存のサスペンション用生産ラインをそのまま流用して生産を行うことができる。従って、設備投資の側面からの負担を軽減することができる。
しかも、実施例1に係るアクチュエータベース18を、仮に、プレス成形によって生産する場合であっても、特許文献1,2に係る可撓連結部に相当する突出部分が一切存在しないので、バレル研磨によるバリ取りを円滑に行うことができ、その製造原価を低く抑えることができる。
また、ヘッドサスペンションが組み込まれる、例えば磁気ディスク装置等の設計段階において、特許文献1,2に係る可撓連結部に相当する突出部分が一切存在しないので、周辺部品との干渉の回避を考慮する必要がない。従って、サスペンション周辺部品を配置する際の設計の自由度を十分に享受することができる。
しかも、振動特性面においても、特許文献1,2に係る可撓連結部に相当する突出部分が一切存在しないので、一般のサスペンションでは生じ得ない振動モードを考慮する必要がない。従って、従来のサスペンションと同等程度の設計工数をもって、本実施例1の優れた効果を併せ持つヘッドサスペンションを得ることができる。
そして、実施例1に係るヘッドサスペンション11では、圧電素子23の周側面23cに対向する周縁部41によって、圧電素子23の周側面23cをほぼ全面にわたって包囲し、圧電素子23の周側面23cと周縁部41間に生じた間隙に、非導電性接着剤47を充填する構成を採用したので、従って、圧電素子23の歪み(変位)を効果的にロードビーム15に伝達すること、圧電素子23の電極とアクチュエータベース18間における電気的な絶縁性を確保すること、圧電素子23の周側面から塵埃が離脱するのを未然に防止すること、並びに、脆く壊れやすい圧電素子23をその損傷から保護すること、の全てを、高い水準で実現することができる。
本発明の実施例2に係るヘッドサスペンションについて、図面を参照して説明する。
図7は、実施例2に係るヘッドサスペンションの外観を表す斜視図、図8は、実施例2に係る圧電アクチュエータを拡大して示す外観を表す斜視図、図9は、実施例2に係るヘッドサスペンションの平面図、図10は、実施例2に係る圧電アクチュエータのB−B線に沿う矢視断面図である。
実施例1に係るヘッドサスペンションと、実施例2に係るヘッドサスペンションとは、基本的な構成要素が共通であるため、その重複した説明を省略して、両者の相違点に注目して説明を進めることにする。
実施例1と実施例2との相違点は次の通りである。すなわち、実施例1に係るヘッドサスペンション11の圧電アクチュエータ17では、アクチュエータベース18の開口部21に一体に設けた圧電素子23と周縁部41及び底面受け部43の各間にわたり、非導電性接着剤47を充填することによって、圧電素子23を開口部21に実装し、この開口部21の外方側における略中央部分に離間部50を形成する構成を採用している。
これに対し、実施例2に係るヘッドサスペンション71の圧電アクチュエータ73では、図7〜図10に示すように、アクチュエータベース18とは別体となる底面受け部75を採用した点が、実施例1とは大きく相違している。
底面受け部75は、図7〜図10に示すように、アクチュエータベース18とは別体の、例えばプレス加工処理によって所定形状に切り出された金属製薄板部材を、アクチュエータベース18の底面に重ねて固着して構成されている。この底面受け部75には、前記薄板部材の外方側に曲げ加工処理を施すことによって、非導電性接着剤47を受け止めるための立ち上げ部79が形成されている。なお、図8、図9中の符合77は、底面受け部75の外方側における略中央部分を微少距離隔てて離間させた離間部である。

上述のように構成された実施例2に係るヘッドサスペンション71では、圧電アクチュエータ73を製造するにあたり、ハーフエッチング処理に代えて、フルエッチング処理によって所定の外形形状に切り出したアクチュエータベース18と、例えばプレス加工処理によって所定の外形形状に切り出した底面受け部75と、の二部材を組合せ接合することによって、圧電アクチュエータ73を製造している。
従って、実施例2に係るヘッドサスペンション71によれば、実施例1の効果に加えて、その製造工程が簡略化される結果として、製造時の工数削減、並びに組み立て精度の向上に貢献することができる。
本発明の実施例3に係るヘッドサスペンションについて、図面を参照して説明する。
図11は、実施例3に係るヘッドサスペンションの外観を表す斜視図である。
実施例1に係るヘッドサスペンションと、実施例3に係るヘッドサスペンションとは、基本的な構成要素が共通であるため、その重複した説明を省略して、両者の相違点に注目して説明を進めることにする。
実施例1と実施例3との相違点は次の通りである。すなわち、実施例1に係るヘッドサスペンション11の圧電アクチュエータ17では、一対の開口部21を有し、これら一対の各開口部21のそれぞれに対し、非導電性接着剤47を介して、一対の各圧電素子23を実装する構成を採用している。
これに対し、実施例3に係るヘッドサスペンション81の圧電アクチュエータ83では、図11に示すように、ひとつの開口部21を有し、この開口部21に対し、非導電性接着剤47を介して、ひとつの圧電素子23を実装する点が、実施例1とは大きく相違している。
上述のように構成された実施例3に係るヘッドサスペンション81によれば、実施例1と同様の作用効果を奏する。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うヘッドサスペンションもまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、本発明実施例では、説明の便宜上、磁気ディスクの上方にヘッドサスペンションが対向して位置する使用態様を前提として、その上下等の位置関係を説明した。ただし、実際の使用態様では、磁気ディスクの下方にヘッドサスペンションが対向して位置する場合もある。こうした場合であっても、本発明は、実施例で述べた位置関係に係る表現を実際の使用態様に合わせて解釈した上で、本発明の技術的思想を曲解することなく、適切に適用可能であることは言うまでもない。
11 ヘッドサスペンション(実施例1)
13 ベースプレート(実施例1,2,3共通)
15 ロードビーム(実施例1,2,3共通)
17 圧電アクチュエータ(実施例1)
18 アクチュエータベース(実施例1,2,3共通)
19 ボス孔(実施例1,2,3共通)
21 開口部(実施例1,2,3共通)
23 圧電素子(実施例1,2,3共通)
23a 圧電素子の上面(実施例1,2,3共通)
23b 圧電素子の底面(実施例1,2,3共通)
23c 圧電素子の周側面(実施例1,2,3共通)
24a,24b 電極(実施例1,2,3共通)
25 フレキシャ(実施例1,2,3共通)
27a,27b 一対の曲げ縁(実施例1,2,3共通)
29 連結プレート(実施例1,2,3共通)
31 孔(実施例1,2,3共通)
33a,33b 一対のヒンジ部(実施例1,2,3共通)
41 周縁部(実施例1,2,3共通)
43 底面受け部(実施例1,3共通)
45 銀ペースト(実施例1,2,3共通)
47 非導電性接着剤(実施例1,2,3共通)
49 導電性接着剤(実施例1,2,3共通)
50 離間部(実施例1,2,3共通)
51 フレキシャの配線部(実施例1,2,3共通)
53 フレキシャの金属製基材(実施例1,2,3共通)
55 電気絶縁層(実施例1,2,3共通)
61 圧電アクチュエータ(比較例)
71 ヘッドサスペンション(実施例2)
73 圧電アクチュエータ(実施例2)
75 底面受け部(実施例2)
77 離間部(実施例2)
79 立ち上げ部(実施例2)
81 ヘッドサスペンション(実施例3)
83 圧電アクチュエータ(実施例3)

Claims (7)

  1. ロードビームと、前記ロードビームの基部に固設したアクチュエータベースの開口部に、電圧の印加状態に応じて変形する矩形板状の圧電素子を実装してなる圧電アクチュエータと、を備え、前記圧電アクチュエータは、前記ロードビームの先端側をスウェイ方向に変位させる機能を有するヘッドサスペンションであって、
    前記開口部は、前記圧電素子の周側面に対向する周縁部と、該開口部から内方側にせり出して前記圧電素子の底面に対向する底面受け部と、を有し、
    前記圧電素子は、該圧電素子と前記周縁部及び前記底面受け部の各間にわたり、非導電性接着剤を充填することによって前記開口部に実装され、
    前記アクチュエータベースには、前記開口部の外方側に離間部が形成され
    前記離間部の離間は、前記外方側での周縁部が前記離間部を挟んで前記圧電素子の周側面に対向する各長さよりも小さく設定されて該離間部が接着剤で結合された、
    ことを特徴とするヘッドサスペンション。
  2. 請求項1記載のヘッドサスペンションであって、
    前記底面受け部は、前記アクチュエータベースにハーフエッチング処理を施すことで一体成形されている、
    ことを特徴とするヘッドサスペンション。
  3. 請求項1記載のヘッドサスペンションであって、
    前記アクチュエータベースとは別体の金属製薄板部材を、前記アクチュエータベースの底面に重ねて固着し、当該薄板部材の外方側に曲げ加工処理を施すことによって、前記底面受け部が構成されている、
    ことを特徴とするヘッドサスペンション。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のヘッドサスペンションであって、
    前記圧電素子は、その外周側の全面が前記接着剤によって覆われている、
    ことを特徴とするヘッドサスペンション。
  5. 請求項1〜4のうちいずれか一項に記載のヘッドサスペンションであって、
    前記離間部は、前記開口部の外方側における略中央部分を微少距離隔てて離間させることによって形成されている、
    ことを特徴とするヘッドサスペンション。
  6. 請求項1〜5のうちいずれか一項に記載のヘッドサスペンションであって、
    前記開口部は、幅方向に並列して一対設けられ、前記一対の各開口部のそれぞれに前記圧電素子が前記接着剤を介して実装されている、
    ことを特徴とするヘッドサスペンション。
  7. 請求項1〜6のうちいずれか一項に記載のヘッドサスペンションであって、
    前記圧電素子は、前記アクチュエータベースの厚み方向における中心と、前記圧電素子の厚み方向における中心と、が整合する厚み方向の位置に実装されている、
    ことを特徴とするヘッドサスペンション。
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