JP5138508B2 - ピークリミッタ回路 - Google Patents

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本発明は、閾値を超えた入力信号の振幅を抑圧して閾値以下にするピークリミッタ回路に関し、特にインパルス応答の性質で抑圧を行うピークリミッタ回路に関する。
閾値を超えた入力信号の振幅を抑圧して閾値以下にするピークリミッタ回路は、最大瞬時電力対平均電力比(以下、PAPRと称す。)を改善するために使用し、その抑圧をインパルス応答の性質をもって行うことは隣接チャネル漏洩電力比(以下、ACLRと称す。)を改善するため非常に有効である。このため、従来より、インパルス応答の性質で抑圧を行うピークリミッタ回路が提案されている(例えば、特許文献1から3参照。)。
特許第3990974号公報には、ピークリミッタ回路においてインパルス信号を発生させてピークを抑圧する技術が記載されている。この回路では、インパルス信号の発生例としてFIRフィルタが用いられている。
特許第3643795号公報には、マルチキャリア信号を増幅するシステムで用いられるピークリミッタ回路において、入力信号を合成した送信信号を抑圧する際の入力信号の合成技術が記載されている。しかし、入力信号を合成後の抑圧量及びロジックのコストについての言及はない。
特開2006−304229号公報には、非線形増幅回路の出力信号の希望信号帯域外に発生する帯域外雑音を抑制する方法としてインパルス応答を使用する技術が記載されている。この技術でもロジックのコストについての言及はない。
特許第3990974号公報 特許第3643795号公報 特開2006−304229号公報
ピークリミッタ回路においてFIRフィルタを用いた場合、乗算器を多数使用するためPLD(Programmable Logic Device)などのハードウェアではロジックコストを多量に消費してしまう問題があった。
そこで、本発明は、乗算器の使用数を削減し、ロジック資源の低コスト化を可能とするピークリミッタ回路の提供を目的とする。
本発明に係るピークリミッタ回路は、複数の入力信号をベクトル合成する合成回路と、前記合成回路からの合成入力信号から振幅の絶対値を出力する絶対値回路と、前記絶対値回路からの絶対値が予め定められた閾値を超過し、かつ当該絶対値の振幅がピークとなったことを検出するピーク検出回路と、インパルス応答の性質をもつ信号パターンを記憶するTAP係数記憶部と、前記ピーク検出回路がピークを検出すると、前記絶対値の振幅のピークが前記閾値を超過した超過量の割合から入力信号ごとの抑圧レベルを計測する抑圧レベル計測回路と、前記TAP係数記憶部に記憶されている信号パターンと入力信号ごとの前記抑圧レベルから抑圧信号を生成する抑圧信号生成回路と、前記複数の入力信号を、前記抑圧信号生成回路からの複数の抑圧信号で抑圧する調整回路と、を備えることを特徴とする。
予めTAP係数記憶部に記憶されている信号パターンを用いて入力信号を抑圧するので、乗算器の使用数が削減可能となり、ロジック資源を低コスト化することができる。さらに、入力信号は単体では閾値を超過しないが、ベクトル合成した合成入力信号にすると閾値THDを超過してしまう場合であっても、PAPRとEVMの関係を適切に維持することができる。
本発明に係るピークリミッタ回路では、前記抑圧レベル計測回路は、前記合成回路のベクトル合成した入力信号と前記合成入力信号の振幅のピークが前記閾値を超過した超過量の比を用いて、入力信号ごとの抑圧レベルを計測することが好ましい。
ベクトル合成した入力信号とベクトル合成した入力信号の閾値を超えた超過量の比は、個別の入力信号と個別の入力信号の閾値を超えた超過量の比と等しい。そのためこの比を用いることで、合成回路と絶対値回路と抑圧レベル計測回路とで簡単に個別の入力信号の抑圧レベルを求めることができる。
本発明によれば、乗算器の使用数を削減可能とし、ロジック資源の低コスト化を可能とするピークリミッタ回路の提供をすることができる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。
図1は、本実施形態に係るピークリミッタ回路の構成概略図である。本実施形態に係るピークリミッタ回路1は、合成回路12と、絶対値回路13と、ピーク検出回路14と、抑圧レベル計測回路15と、TAP係数記憶部16と、抑圧信号生成回路17と、調整回路18と、遅延回路10及び11と、を備える。
合成回路12は、n波(nは1以上の整数。)の入力信号IQ(t)をベクトル合成し、入力信号の合成入力信号IQ(t)を出力する。本実施形態では入力信号IQ(t)と入力信号IQ(t)の2波の場合を説明するが、1波でも2波以上でも同様の処理ができる。
絶対値回路13は、合成回路12からの合成入力信号IQ(t)から振幅の絶対値A(t)を出力する。具体的には、合成入力信号IQ(t)の実数値I(t)と虚数値Q(t)を2乗和して平方根を掛けることで絶対値A(t)を算出する。
ピーク検出回路14は、絶対値回路13からの合成入力信号の絶対値A(t)が予め定められた閾値THDを超過したことを検出し、かつ合成入力信号の絶対値A(t)の振幅がピークとなったことを検出してピーク検出フラグTHDF(t)を出力する。図2に閾値を超過した合成入力信号の絶対値A(t)の一例を示す。具体的には、時刻tでのサンプル点における絶対値A(t)が閾値THD及び時刻(t−1)でのサンプル点における絶対値A(t−1)よりも大であり、かつ、時刻(t+1)でのサンプル点における絶対値A(t+1)と同じか大であるとき、ピーク検出フラグTHDF(t)を出力する。閾値を超過した信号が複数点存在してもピーク検出フラグTHDF(t)は振幅の頂点でのみ出力される。
TAP係数記憶部16は、インパルス応答の性質をもつ信号パターンを記憶し、ピーク検出回路14がピークを検出すると、記憶している信号パターンをTAP係数信号TAP(t)として出力する。具体的には、TAP係数記憶部16は、カウンタと記憶回路をもち、ピーク検出フラグTHDF(t)を検知すると、干渉区間サンプル点数のカウンタを回し、このカウンタ値をもとにして記憶回路にプリセットしているインパルス応答の性質をもつTAP係数信号TAP(t)を出力する。またTAP係数記憶部16が複数個のカウンタと記憶回路を並列にもつと、カウンタを回し終わる前にピーク検出フラグTHDF(t)を検出した場合にもTAP係数信号TAP(t)を出力できる。
抑圧レベル計測回路15は、ピーク検出フラグTHDF(t)を検知すると、入力信号IQ(t)の超過量iq(t)を検出して、入力信号IQ(t)ごとに求めた抑圧レベル信号−iq(t)を出力する。例えば、抑圧レベル計測回路15は、ピーク検出フラグTHDF(t)を検知すると、絶対値信号A(t)から合成信号IQ(t)の閾値を超えた超過量iq(t)を検出して、この絶対値A(t)と超過量iq(t)の比から各入力信号IQ(t)の超過量iq(t)を検出して、この超過量iq(t)を抑圧する抑圧レベル信号−iq(t)を出力する。超過量iq(t)は、絶対値A(t)が閾値を超えてピークになったときの各入力信号IQ(t)の超過量である。
遅延回路10は、抑圧レベル信号−iq(t)を生成するために入力信号IQ(t)と絶対値信号A(t)の遅延を調節する。具体的には、遅延回路10は、抑圧レベル信号−iq(t)を生成するための信号である絶対値信号A(t)と超過量iq(t)の比と入力信号IQ(t)の遅延調節を行う。
抑圧信号生成回路17は、ピーク検出回路14がピークを検出すると、各入力信号IQ(t)の抑圧信号TIQ(t)を生成する。ここで、抑圧信号TIQ(t)は、TAP係数記憶部16に記憶されている信号パターンすなわちTAP係数信号TAP(t)の最大値を各入力信号IQ(t)の抑圧レベルに合わせた信号であり、具体的には、合成回路12のベクトル合成した入力信号と抑圧レベル計測回路15の計測する合成入力信号の振幅のピークが閾値THDを超過した超過量の割合に等しい入力信号IQ(t)ごとの抑圧レベルである。そして抑圧信号TIQ(t)は、入力された抑圧レベル信号−iq(t)を、抑圧の影響を与える区間(以後、干渉区間と呼ぶ。)保持してTAP係数信号TAP(t)と乗算して出力する。なお、干渉区間は、インパルス応答の性質に応じて設定することが好ましく、一例として4シンボルかつ2サンプル点とする。
調整回路18は、複数の入力信号IQ(t)を、抑圧信号生成回路17からの複数の抑圧信号TIQ(t)で抑圧し、出力信号OIQ(t)を出力する。具体的には、入力信号IQ(t)から抑圧信号TIQ(t)を減算する。遅延回路11は、入力信号IQ(t)のピークに抑圧信号TIQ(t)の最大値を合わせるために遅延調節を行う。
ピークリミッタ回路1の動作を説明する。合成回路12に入力された入力信号IQ(t)は、合成入力信号IQ(t)に合成される。絶対値回路13で合成入力信号IQ(t)の絶対値A(t)が算出される。絶対値A(t)は、ピーク検出回路14及び抑圧レベル計測回路15に入力される。ピーク検出回路14が絶対値A(t)のピークを検出すると、抑圧レベル計測回路15が抑圧レベル信号−iq(t)を出力し、TAP係数記憶部16がTAP係数信号TAP(t)を出力する。抑圧信号生成回路17は、抑圧レベル信号−iq(t)及びTAP係数信号TAP(t)から抑圧信号TIQ(t)を生成する。抑圧信号TIQ(t)が調整回路18に入力されると、調整回路18は、各入力信号IQ(t)を各抑圧信号TIQ(t)で抑圧し、出力信号OIQ(t)を出力する。
上記のように、実施形態に係るピークリミッタ回路では、入力信号IQ(t)を抑圧する信号としてTAP係数記憶部16に予め記憶されている信号パターンを用い、閾値を超えた入力信号の振幅を抑圧する。
また、本実施形態に係るピークリミッタ回路では、合成回路12と、絶対値回路13と、ピーク検出回路14と、抑圧レベル計測回路15を備え、合成入力信号IQ(t)が予め定められた閾値THDを超過しないように各入力信号IQ(t)を抑圧する構成となっている。図3は、ピークリミッタ回路の信号の一例を示す説明図である。入力信号IQと入力信号IQはピークリミッタ回路への入力信号である。これらの入力信号は単体では閾値THDを超過しないが、ベクトル合成した合成入力信号IQにすると閾値THDを超過してしまう。閾値THDはPAPRと信号の品質劣化(以下、EVMと称す。)との関係が最適になるように設定されている。そのため、合成入力信号IQが閾値THDを超過した振幅を出力しないようにすることで、PAPRとEVMの関係を適切に維持することができる。
合成入力信号IQの閾値THDを超えた超過量iqは、入力信号IQと同位相の超過量iqと、入力信号IQと同位相の超過量iqの合成ベクトルと考えられる。入力信号IQと超過量iqの割合は、合成入力信号IQと超過量iqの割合と同じなので、合成入力信号IQと超過量iqの比を求めて入力信号IQに乗算すれば超過量iqが求まる。同様に入力信号IQと超過量iqの割合も合成入力信号IQと超過量iqの割合と同じなので、合成入力信号IQと超過量iqの比を求めて入力信号IQに乗算すれば超過量iqが求まる。このため、超過量iqに合わせた抑圧信号TIQ及び超過量iqに合わせた抑圧信号TIQを抑圧信号生成回路(図1に示す符号17)にて生成し、調整回路18にて、入力信号IQから超過量iqに合わせた抑圧信号TIQを減算し、入力信号IQから超過量iqに合わせた抑圧信号TIQを減算すれば、合成入力信号IQを閾値以下に抑圧することができる。
上記にてピークリミッタ回路1の構成を説明したが、TAP係数記憶部16と抑圧信号生成回路17はインパルス応答の性質をもつ抑圧信号TIQ(t)を生成する部分なので詳細に説明する。
まず従来技術について説明する。図4は、従来のFIRフィルタで抑圧信号を生成するFIRフィルタ回路の一例である。従来はピークを検出すると閾値を超過した量と同量のインパルス信号、例えば図3に示す超過量iq、がFIRフィルタ回路4に入力されて干渉区間分の遅延回路40を通過する。干渉区間分の信号に記憶回路42から出力されたTAP係数を乗算器44で乗算し総和回路43で総和を求めるとインパルス応答の性質をもつ抑圧信号が生成される。
そのため、本実施形態のように干渉区間が4シンボルかつ2サンプルであれば、3個の遅延器40と4個の乗算器44、2bitカウンタ41と総和回路43における4個の加算器をもつ。干渉区間が多くなると、遅延回路40、乗算器44、2bitカウンタ41及び総和回路43における加算器もその分だけ増える。また、複数の入力信号がある場合、入力信号IQ(t)ごとに抑圧するには入力信号と同数のFIRフィルタ回路4をもつ必要がある。
次に、本実施形態に係るTAP係数記憶部16と抑圧信号生成回路17について、図5及び図6を用いて説明する。図5は、TAP係数記憶部16及び抑圧信号生成回路17のピックアップ図である。TAP係数記憶部16は、3bitカウンタ51と、TAP係数を記憶する記憶回路52を備える。抑圧信号生成回路17は、ラッチ回路50と、遅延回路40と、乗算器53を備える。図5では、TAP係数記憶部16及び抑圧信号生成回路17が一体となった抑圧信号発生回路5として説明する。図6は、TAP係数信号TAP(t)の生成例を示す説明図であり、(a)は絶対値A(t)、(b)は抑圧レベル信号−iq(t)、(c)はTAP係数信号TAP(t)の一例を示す。
図6(a)に示すように、ピーク検出回路(図1に示す符号14)が絶対値A(t)のピークを検出すると、ピーク検出フラグTHDF(t)と抑圧レベル信号−iq(t)が抑圧信号発生回路5に入力されて、3bitカウンタ51によりTAP係数カウンタ信号が生成される。TAP係数カウンタ信号は記憶回路52に至り、この信号を記憶回路52のアドレスとして使用することで0→1→2・・・7の順番にTAP係数信号TAP(t)を生成する。抑圧レベル信号−iq(t)は、抑圧信号発生回路5に入力された時点ではインパルス状態なので、ラッチ回路50により干渉区間分、つまり4シンボルかつ2サンプル分の時間的な幅をもつ抑圧レベル信号−iq(t)にして遅延回路40に入力される。
図1に示すピーク検出回路14が複数の連続したピークを検知する場合のTAP係数記憶部16及び抑圧信号生成回路17の構成について、図7及び図8を用いて説明する。図7は、ピーク検出回路が複数の連続したピークを検知する場合のTAP係数記憶部16及び抑圧信号生成回路17のピックアップ図である。図8は、複数の連続したピークを検知する場合のTAP係数信号の生成例を示す説明図である。図7に示すTAP係数記憶部16は、ピーク検出フラグTHDF(t)を分配するフラグ分配部54の後段に複数段のカウンタ51−1及び51−2と記憶回路52−1及び52−2を並列にもつ。
最初のピーク検出フラグTHDF(t)を検知すると、フラグ分配部54はピーク検出フラグTHDF(t)を1段目のカウンタ51−1に振り分け、1段目のカウンタ51−1で干渉区間サンプル点数のカウンタを回し、このカウンタ値をもとにして1段目の記憶回路52−1にプリセットしているインパルス応答の性質をもつTAP係数信号TAP(t)を出力する。そして1段目のカウンタが回っている間に、ピーク検出フラグTHDF(t)を検知すると、フラグ分配部54はピーク検出フラグTHDF(t)を2段目のカウンタ51−2に振り分け、2段目のカウンタ51−2で干渉区間サンプル点数のカウンタを回し、このカウンタ値をもとにして2段目の記憶回路52−2にプリセットしているインパルス応答の性質をもつTAP係数信号TAP(t)を1段目のTAP係数信号TAP(t)に加算して出力する。
このように、前段のn−1段目のカウンタ51−(n−1)が回っているうちに次のピーク検出フラグTHDF(t)を検知すると、次段のn段目のカウンタ51−nで干渉区間サンプル点数のカウンタを回し、このカウンタ値をもとにして次段の記憶回路52−nにプリセットしているインパルス応答の性質をもつTAP係数信号TAP(t)を前段のTAP係数信号TAPn−1(t)に加算器55で加算して出力する。
図9は、入力信号の抑圧の一例を示す説明図であり、(a)は抑圧信号TIQ(t)、(b)は抑圧前後の入力信号IQ(t)を示す。抑圧信号生成回路17において、TAP係数信号TAP(t)と干渉区間分の幅をもった抑圧レベル信号−iq(t)を乗算して、図9(a)に示すようなインパルス応答の性質をもつ抑圧信号TIQ(t)を生成する。そして、調整回路18において、抑圧前の入力信号IQ(t)から抑圧信号TIQ(t)を減算することで、図9(b)に示すような閾値を超えた入力信号IQ(t)の振幅を抑圧して閾値以下にすることができる。本実施形態のように干渉区間が4シンボルかつ2サンプルであれば、図5に示す抑圧信号発生回路5は、1個のラッチ回路50と1個の3bitカウンタ51と1個の乗算器53で構成することができる。
FIRフィルタを用いた従来技術と比べてサンプル区間が同じであれば乗算器の個数を減らすことができるため、ロジックコストの削減ができる。また複数の入力信号がある場合、入力信号数分の抑圧信号生成回路17が必要になるが、TAP係数記憶部16は1つでよいためさらにロジックコストを少なくすることができる。
上記のように、実施形態に係るピークリミッタ回路では、インパルス応答の性質を持つ抑圧信号の発生方法としてTAP係数記憶部16を用いたことで、干渉区間のサンプル数が多く、かつ平均電力に対して低い頻度で最大瞬時電力が発生するような、例えばマルチキャリア方式を用いた送信器のピークリミッタ回路において従来方式に比べ乗算器の数を大幅に減らすことができる。
本発明は、移動体通信基地局等に用いられる無線送信機のベースバンド信号処理装置に利用することができる。
本実施形態に係るピークリミッタ回路の構成概略図である。 閾値を超過した合成入力信号の振幅の絶対値A(t)の一例を示す。 ピークリミッタ回路の信号の一例を示す説明図である。 FIRフィルタで抑圧信号を生成する回路の一例である。 TAP係数記憶部及び抑圧信号生成回路のピックアップ図である。 TAP係数信号TAP(t)の生成例を示す説明図であり、(a)は絶対値A(t)、(b)は抑圧レベル信号−iq(t)、(c)はTAP係数信号TAP(t)の一例を示す。 ピーク検出回路が複数の連続したピークを検知する場合のTAP係数記憶部及び抑圧信号生成回路のピックアップ図である。 複数の連続したピークを検知する場合のTAP係数信号の生成例を示す説明図である。 入力信号の抑圧の一例を示す説明図であり、(a)は抑圧信号TIQ(t)、(b)は抑圧前後の入力信号IQ(t)を示す。
符号の説明
1 ピークリミッタ回路
4 FIRフィルタ回路
5 抑圧信号発生回路
10 遅延回路
11 遅延回路
12 合成回路
13 絶対値回路
14 ピーク検出回路
15 抑圧レベル計測回路
16 TAP係数記憶部
17 抑圧信号生成回路
18 調整回路
40 遅延回路
41 2bitカウンタ
42 記憶回路
43 総和回路
44 乗算器
50 ラッチ回路
51、51−1、51−2 3bitカウンタ
52、52−1、52−2 記憶回路(TAP係数)
53 乗算器
54 フラグ分配部
55 加算器

Claims (2)

  1. 複数の入力信号をベクトル合成する合成回路と、
    前記合成回路からの合成入力信号から振幅の絶対値を出力する絶対値回路と、
    前記絶対値回路からの絶対値が予め定められた閾値を超過し、かつ当該絶対値の振幅がピークとなったことを検出するピーク検出回路と、
    インパルス応答の性質をもつ信号パターンを記憶するTAP係数記憶部と、
    前記ピーク検出回路がピークを検出すると、前記絶対値の振幅のピークが前記閾値を超過した超過量の割合から入力信号ごとの抑圧レベルを計測する抑圧レベル計測回路と、
    前記TAP係数記憶部に記憶されている信号パターンと入力信号ごとの前記抑圧レベルから抑圧信号を生成する抑圧信号生成回路と、
    前記複数の入力信号を、前記抑圧信号生成回路からの複数の抑圧信号で抑圧する調整回路と、を備えることを特徴とするピークリミッタ回路。
  2. 前記抑圧レベル計測回路は、前記合成回路のベクトル合成した入力信号と前記合成入力信号の振幅のピークが前記閾値を超過した超過量の比を用いて、入力信号ごとの抑圧レベルを計測することを特徴とする請求項に記載のピークリミッタ回路。
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