JP5135829B2 - 透明電極付複合材料基板 - Google Patents
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Description
本発明によれば、架橋樹脂とガラス繊維とを含むプラスチックフィルムと、In−Zn−Oを主成分として含む透明電極とを用いることにより、プラスチックフィルムの膨張係数を低く抑制することができるとともに、処理前後の抵抗値の変化を抑制することができる。また、プラスチックフィルムの両面にガスバリア層を設けることにより、ガスバリア性を向上させることができ、それにより基板のダークスポットを低減することができる。したがって、優れた寸法安定性、抵抗値の安定性および透明性をバランス良く有する透明電極付複合材料基板を実現することができる。
上記透明電極付複合材料基板は、有機コート層をさらに含み得る。
図1は、本発明の一実施形態による透明電極付複合材料基板が有機EL素子に用いられた一例を示す。図1において、有機EL素子10は、プラスチックフィルム1と、プラスチックフィルム1の両面に設けられたガスバリア層2および4と、ガスバリア層2の表面に設けられた有機コート層3と、ガスバリア層4の表面に設けられたIZO電極5とを含む、透明電極付複合材料基板を含む。この有機EL素子10は、透明電極付複合材料基板のIZO電極5の表面に設けられた有機層6と、有機層6の表面に設けられた対向電極7と、接着剤9を介して設けられたステンレス製封止缶8を含む。
以下、各構成毎に詳細に説明する。
本発明で用いられるプラスチックフィルムは、架橋樹脂とガラス繊維とを含む。
プラスチックフィルムは、ガラス繊維に架橋樹脂を含浸させて、この架橋樹脂を硬化させることにより得られる。
本発明のプラスチックフィルムを製造するために用いられる架橋樹脂としては、(A)アクリレートなどの反応性モノマーを活性エネルギー線および/または熱によって架橋した樹脂又は(B)エポキシ樹脂が挙げられる。
ガラス繊維よりも屈折率の低い反応性モノマーとしては、脂環式構造や脂肪族鎖を含む各種の(メタ)アクリレートを用いることができ、特に透明性や耐熱性の面から脂環式構造を有する(メタ)アクリレートが好ましい。
ガラス繊維よりも屈折率の高い反応性モノマーとしては、イオウや芳香族環を含む各種の(メタ)アクリレートを用いることができ、特に屈折率が高いことから含イオウ(メタ)アクリレートやフルオレン骨格を有する(メタ)アクリレートが好ましい。
反応性モノマーを紫外線等の活性エネルギー線により架橋、硬化させるには、樹脂組成物中にラジカルを発生する光重合開始剤を加えるのが好ましい。かかる光重合開始剤としては、例えばベンゾフェノン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインプロピルエーテル、ジエトキシアセトフェノン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトン、2,6−ジメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシドなどが挙げられる。これらの光重合開始剤は2種以上を併用してもよい。
透明電極付複合材料基板は、プラスチックフィルムの両面に少なくとも1層のガスバリア層を有する。
本発明の一実施形態において、透明電極層は、ガスバリア層の上に成膜される。好ましくは、この透明電極層は、ガスバリア層上に直接成膜される。ガスバリア層と透明電極層の間に有機層が存在すると、この層起因の(層に内包されていたり、エッジから侵入する物質)成分が液晶素子や有機EL素子内部に侵入することがある。この透明電極層は操作性、コスト、エッチング性などを総合的に考慮すると、スパッタリング法を用いたITO、IZOが実用的である。さらに、熱処理を加えたときの抵抗値の安定性やエッチング特性の安定性、および膜応力などの観点からIZOが好適である。透明電極層の成膜は、枚葉方式あるいはロール・トゥ・ロール方式のいずれも適用できるが、プラスチックフィルム上に成膜を行なうため、ロール・トゥ・ロール方式で行なうと生産性が向上する。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
下記多官能アクリレート樹脂組成物(架橋後の屈折率1.531)を下記ガラス繊維に含浸した後に紫外線硬化装置により連続的に硬化し、樹脂50重量%、ガラス繊維50重量%、幅30cm、長さ100m、厚さ100μmのプラスチックフィルム(1)を得た。
ジシクロペンタジエニルジアクリレート(式1)
(東亞合成(株)製M−203、架橋後の屈折率1.527) 96重量部
ビス[4−(アクリロイロキシエトキシ)フェニル]フルオレン(式4)
(東亞合成(株)試作品TO−2065、架橋後の屈折率1.624) 4重量部
光重合開始剤 1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン
(チバスペシャリティケミカル製、イルガキュア184) 0.5重量部
Sガラス系のガラスクロス(厚さ50μm、屈折率1.530、ユニチカクロス製(#2117))
このプラスチックフィルム(1)を、スパッタロールコート装置に装填し、DCマグネトロンスパッタにより、Siをターゲットとして用いて、到達真空度1.0×10−4Pa以下、成膜温度180℃でプロセスガスとしてアルゴンガスと酸素ガスを導入し反応性スパッタでプラスチックフィルム(1)上に膜厚70nmのSiOx(x=1.8,XPSによる)の成膜を行って、ガスバリア層(2)を形成した。
最後にIZO層(5)を形成するために、ガスバリア層(4)を形成したプラスチックフィルム(1)をスパッタロールコート装置に装填し、DCマグネトロンスパッタにより、IZO(In2O3にZnOを10wt%添加)をターゲットとして用いて、成膜温度100℃でプロセスガスとしてアルゴンガスと微量の酸素ガスを導入し反応性スパッタで膜厚150nmのIZOの成膜を行ってIZO層(5)を形成した(評価基板1−1)。
この透明電極付複合材料基板のダークスポット(DS)発生率(%)を評価するために有機EL素子を作製した。この場合、上述のIZO層(5)を形成するのと同条件で、IZO層(5)がスパッタされない部分をシャドーマスクを用いて同時に形成し、通電時の電極の形状を基板上に作成した。
次に図1に示すように、Appl.Phys.Lett.,Vol.81,No.16,14 October 2002,p2929に準拠し緑色燐光有機EL素子を作製した。蒸着前の到達真空度は3×10−5Paとした。本発明の評価基板1−2上に、銅フタロシアニン類(CuPC)を平坦化層(図示せず)として10nm蒸着し、その上に有機層(6)を形成した。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
このガスバリア層(4)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(10)を形成した。
有機コート層(10)の上に実施例1と同様の方法でガスバリア層(11)を形成した。
このガスバリア層(11)の上に実施例1と同様の方法でIZO層(5)を形成した(評価基板2−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板2−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板2−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
このガスバリア層(4)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(10)を形成した。
有機コート層(3)と反対面に、実施例1と同様の方法でガスバリア層(11)を形成した。
このガスバリア層(11)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(12)を形成した。
この有機コート層(12)の上に実施例1と同様にガスバリア層(13)を形成した。(IZO層の作製)
このガスバリア層(13)の上に実施例1と同様の方法でIZO層(5)を形成した(評価基板3−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板3−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板3−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
このプラスチックフィルム(1)上に実施例1と同様に有機コート層(14)を形成した。
有機コート層(14)の反対面も実施例1と同様に有機コート層(15)を形成した。
有機コート層(15)上に実施例1と同様にガスバリア層(16)を形成した。
ガスバリア層(16)上に実施例1と同様に有機コート層(17)を形成した。
有機コート層(17)の反対面に実施例1と同様の方法でガスバリア層(18)を形成した。
このガスバリア層(18)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(19)を形成した。
この有機コート層(19)の上に実施例1と同様にガスバリア層(20)を形成した。
(IZO層の作製)
このガスバリア層(20)の上に実施例1と同様の方法でIZO層(5)を形成した(評価基板4−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板4−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板4−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
このガスバリア層(4)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(10)を形成した。
この有機コート層(10)の上に実施例1と同様の方法でIZO層(5)を形成した(評価基板9−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板9−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板9−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
このガスバリア層(4)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(10)を形成した。
有機コート層(10)の上に実施例1と同様の方法でガスバリア層(11)を形成した。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
最後にITO層(21)を形成するために、ガスバリア層(4)を形成したプラスチックフィルム(1)をスパッタロールコート装置に装填し、DCマグネトロンスパッタにより、ITO(In2O3にSnO2を10wt%添加)をターゲットとして用いて、成膜温度100℃でアルゴンガスと微量の酸素ガスを導入し反応性スパッタで膜厚150nmのITOの成膜を行ってITO層(21)を形成した(評価基板5−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板5−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板5−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックシートの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
このガスバリア層(4)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(10)を形成した。
有機コート層(10)の上に実施例1と同様の方法でガスバリア層(11)を形成した。
ガスバリア層(11)上に比較例3と同様にITO層(21)を形成した(評価基板6−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板6−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板6−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(プラスチックフィルムの準備)
プラスチックフィルムとして、幅30cm、長さ100m、厚さ200μmのポリエーテルスルホン(PES)フィルムFST−U1340(住友ベークライト社製)を用いた。このフィルムをプラスチックフィルム(2)とした。
このプラスチックフィルム(2)上に実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
このガスバリア層(4)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(10)を形成した。
有機コート層(10)の上に実施例1と同様の方法でガスバリア層(11)を形成した。
このガスバリア層(11)の上に実施例1と同様の方法でIZO層(5)を形成した(評価基板7−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板7−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板7−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(プラスチックフィルムの準備)
比較例5と同じプラスチックフィルム(2)を用いた。
このプラスチックフィルム(2)上に実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)の反対面に、実施例1と同様にガスバリア層(4)を形成した。
このガスバリア層(4)の上に実施例1と同様の方法で有機コート層(10)を形成した。
有機コート層(10)の上に実施例1と同様の方法でガスバリア層(11)を形成した。
ガスバリア層(11)上に比較例3と同様にITO層(21)を形成した(評価基板8−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板8−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板8−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックフィルムの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
このガスバリア層(2)の上に実施例1と同様の方法でIZO層(5)を形成した(評価基板10−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板10−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板10−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
(ガラス繊維含有架橋樹脂入りプラスチックシートの作製)
実施例1のプラスチックフィルム(1)を用いた。
実施例1と同様にガスバリア層(2)を形成した。
実施例1と同様に有機コート層(3)を形成した。
この有機コート層(3)上に実施例1と同様の方法でガスバリア層(22)を形成した。
このガスバリア層(22)の上に実施例1と同様の方法でIZO層(5)を形成した(評価基板11−1)。
有機EL素子作製に用いる基板は、実施例1と同様にパターン形成、切断、洗浄および乾燥を行い、評価基板11−2を得た。
実施例1と同様に本発明の評価基板11−2上に平坦化層、有機層(6)および対向電極(7)を形成し、ステンレス製封止缶(8)と紫外線硬化性接着剤(9)を用いてはりあわせた。
以下方法で得られた透明電極付複合材料基板の評価を行った。結果を表1に示す。
JISK7129B法に基づき40℃90%RH時の水蒸気透過率を測定した。
OLED1〜11を、25℃50%RHの条件下で、10mA/cm2の一定電流で500時間駆動させた後に、6mm×15mm四方の範囲で確認できる非発光点(ダークスポット)の面積を測定した。
各実施例、比較例の素子を10個同様に作製し、試作直後の最初の通電時に電流が流れ全面発光するものを良品とし、全面発光しないものを不良品とした。10個中の良品の個数を示す。
JISK7194法に基づき各サンプルにつき5点測定を行ない、表面抵抗率(Ω/□)を求めた。各透明電極層の厚さは150nmである。評価サンプルは、実施例、比較例の−1の評価基板を用い(例えば実施例1ならば評価基板1−1を用いた)、電極成膜後熱処理無しと、180℃5時間の熱処理品について測定した。
JIS K7197に準じて、セイコー電子(株)製TMA/SS120C型熱応力歪測定装置を用いて、プラスチックフィルムの線膨張係数を測定した。
JISK7361法に基づき全光線透過率測定を行なった。評価サンプルは、実施例、比較例の−1の評価基板を用いた(例えば実施例1ならば評価基板1−1を用いた)。
評価基板−2(例えば実施例1ならば評価基板1−2を用いた)を乾燥工程直後に目視で観察し、反りが少なければ(およそ3mm以下)○、それを超えるようなら×とした。
2 ガスバリア層
3 有機コート層
4 ガスバリア層
5 IZO電極
6 有機層
7 対向電極
8 ステンレス製封止缶
9 接着剤
10 有機EL素子
Claims (6)
- 架橋樹脂とガラス繊維とを含むプラスチックフィルムと、
前記プラスチックフィルムの両面に設けられた少なくとも1層のガスバリア層と、
前記ガスバリア層の上に設けられ、In−Zn−Oを主成分として含む透明電極層と、
を含み、
180℃で熱処理される前の透明電極のシート抵抗値をa、180℃で熱処理された後の透明電極のシート抵抗値をbとするとき、b/aの値が0.8以上、1.5未満であることを特徴とする透明電極付複合材料基板。 - 前記ガラス繊維は、前記プラスチックフィルムの全重量に対して、10〜90重量%配合されていることを特徴とする請求項1に記載の透明電極付複合材料基板。
- 前記プラスチックフィルムの、30℃から150℃における線膨張係数は、0ppm/℃以上、40ppm/℃以下であることを特徴とする、請求項1または2に記載の透明電極付複合材料基板。
- 水蒸気透過率が、0.01g/(m2・24hr)以下(JIS K7129B法に基づき40℃90%RH時の測定値)であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の透明電極付複合材料基板。
- 前記ガスバリア層は、ケイ素の酸化物、窒化物または酸化窒素化物を主成分として含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の透明電極付複合材料基板。
- 有機コート層をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の透明電極付複合材料基板。
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