JP5132647B2 - パターン形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、微細パターンの形成に適用されるパターン形成方法に関する。
半導体装置の微細加工技術は加速的に進歩している。半導体装置は、光リソグラフィー技術を用いて微細パターンが作製されている。しかし、次式(1)で示すように、光リソグラフィーの解像度HPは、波長に応じた回折限界が存在する。このため、光リソグラフィーの解像度HPは、限界がある。
HP=k1・λ/(NA) …(1)
ここで、λは露光波長、k1はプロセスファクター(k1ファクター:定数)、NAは投影レンズの開口数である。
ところで、nmオーダーの微細パターンの形成において、光リソグラフィーを適用するには、紫外線、X線などのように波長をさらに短くさせる必要である。しかし、光源が高価であるため量産に適していない。そこで、近接場リソグラフィーや近接場アシスト型のナノインプリントなどの波長に依存せず、比較的安価な微細パターンの形成方法が開発されている(例えば特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に開示されている金属を利用する近接場アシスト型のナノインプリント技術は、光の照射時間の誤差や、光強度のむらにより、金属周囲に発生する近接場強度分布によって形成されるパターン寸法に誤差が生じる。これは、近接場強度分布が表面から指数関数的に変化することに起因する。
特開2006−287012号公報
本発明は、正確な寸法のパターンを形成することが可能なインプリントによるパターン形成方法を提供することにある。
本発明の一態様によるパターン形成方法は、凹凸パターンの少なくとも凸部の先端に金属層を有するテンプレートを光硬化性樹脂が塗布された被加工基板上に配置する工程と、波長λの光を前記テンプレートを通して前記光硬化樹脂に照射する工程であって、前記金属層の周辺の近接場領域の強度を増加させるプラズモン共鳴を生じさせる前記工程とを含み、前記波長λに対応する前記金属層の複素比誘電率をε1、前記波長λに対応する前記光硬化性樹脂の複素比誘電率をε2としたとき、これらの関係がε1=−2ε2であり、前記近接場は前記金属層の厚さと相関しており、かつ、前記近接場は前記基板のラフネス量よりも厚くなるように、前記金属層の厚さは設定されていることを特徴とする。
本発明は、正確な寸法のパターンを形成することが可能なインプリトによるパターン形成方法を実現できるようになる。
実施形態に係るパターン形成方法を説明するための断面図。 実施形態に係るパターン形成方法を説明するためのフローチャート。 実施形態の作用を示すものであり、異なる金属に対する光強度分布を示す図。 実施形態の作用を示すものであり、プラズモン共鳴の利用の有無の違いによる入射光の強度と加工寸法との関係を示す図。 実施形態の作用を示すものであり、プラズモン共鳴の利用の有無の違いによる照射時間と加工寸法との関係を示す図。 実施形態に係るテンプレートの作成方法の一例を示す断面図。 図6に続く作成方法を示す断面図。 図7に続く作成方法を示す断面図。 図8に続く作成方法を示す断面図。 実施形態に係る別のテンプレートの作成方法の一例を示す断面図。 図10に続く作成方法を示す断面図。 図11に続く作成方法を示す断面図。 実施形態に係る他のパターン形成方法を説明するための断面図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態は、プラズモン共鳴を利用したインプリントプロセスにより、正確な寸法を有するパターンを形成するというものである。プラズモン共鳴とは、特定の金属に特定の波長の光を照射した場合、その金属の周囲の媒質の近接場光強度が増大する現象である。
例えば微小球状の金属において、入射光の波長λに対応する金属の複素比誘電率ε(λ)と、金属の周囲に存在する、入射光の波長λに対応する誘電体の複素比誘電率ε(λ)の関係が、次式(2)で示す関係を満足するとき、球状金属の周囲に局在プラズモン共鳴を励起できる。
ε=−2ε …(2)
但し、表面プラズモンはTM(Transverse Magnetic)偏光波であるため、照射する光は直線偏光(P偏光)でなければならない。照射する光を直線偏光(P偏光)に変えるには、例えば偏光子を用いる。
このような条件下で、テンプレートの一部に金属層を配置すると、テンプレートの金属層近傍における電場強度を大幅に増強することができる。
図1、図2は、本実施形態に係る、プラズモン共鳴を利用した微細パターンの形成方法を示している。より詳細には、図1は微細パターンの形成方法を示す断面図、図2は微細パターンの形成方法を示すフローチャートである。
まず、透光性材料により形成された凹凸パターンの複数の凸部13aの上面に、金属層14が設けられてなるテンプレート13を作成または用意する(S1)。このようなテンプレート13の作成方法については後で説明する。金属層14は例えばAg(銀)により構成されている。
このような構成に形成されたテンプレート13は、被加工基板11上に塗布された光硬化樹脂12に押し当てられる(S2)。凸部13a及び金属層14は光硬化樹脂12内に位置される。金属層14の先端部は、被加工基板11の表面に当接されている。
この状態において、テンプレート13の凸部13aが形成された面と反対側の面から、プラズモン共鳴が起こる条件を満たす光(プラズモン共鳴光)が照射される(S3)。すなわち、テンプレート13を通してプラズモン共鳴が起こる条件で光が金属層14及び光硬化性樹脂12に照射される。この光の波長は、金属層14を構成するAgがプラズモン共鳴する例えば365nm〜450nmである。
ここで、金属層14の複素比誘電率と光硬化性樹脂12の複素比誘電率は、式(2)の関係を満たしているものとする。また、プラズモン共鳴光は、凹凸パターンに対して垂直な方向に振動する電気ベクトルを主成分とする直線偏光である。このため、プラズモン共鳴により、金属層(Ag)14の近接場光強度が増加する。図1において、符号15は、近接場領域を示している。
このように、プラズモン共鳴を利用して近接場光強度を増大することにより、光硬化性樹脂12は光により効果的に硬化される。光硬化性樹脂12の硬化後、光硬化性樹脂12からテンプレート13が離される(テンプレート離型)(S4)。この後、光照射により硬化された光硬化性樹脂12をマスクに用いて、被加工基板11をエッチングにより加工することで、微細なパターンが形成される(S5)。
ここで、被加工基板11の最上層がポリシリコン膜や金属膜等の導電膜の場合、微細な電極パターンや配線パターンなどが形成される。
また、被加工基板11の最上層がシリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の絶縁膜の場合、微細なコンタクトホールパターンやゲート絶縁膜などが形成される。
また、被加工基板11がシリコン基板等の半導体基板の場合、微細な素子分離溝(STI)などが形成される。
図3は、光の波長を例えば365nm〜450nmとして、AgとCr(クロム)を備えたテンプレート近傍の光強度分布(近接場強度)を示している。
すなわち、図1に示すように、テンプレート13に例えばハーフピッチ20nmの矩形状の突起13aを形成し、この突起13aの先端に20nm×20nm×20nmの矩形状の金属層14を形成する。この金属層14をAgにより形成したサンプルと、Crにより形成したサンプルに波長365nm〜450nmの光を照射し、テンプレート近傍の光強度分布を測定した。矩形状の金属層14は、20nmの球形と同等であり、局在プラズモン共鳴を励起している。
図3に示すグラフの横軸は位置、縦軸は光強度を示している。プラズモン共鳴が起こるAgを用いた場合、入射光の強度に対してテンプレート近傍の光強度が10倍以上に強くなっていることが分かる。これに対して、プラズモン共鳴が起こらないCrを用いた場合(プラズモン非共鳴の場合)には、入射光の強度に対してテンプレート近傍の光強度は5倍以下である。
図4は、プラズモン共鳴の利用の有無の違いによる入射光の強度と加工寸法との関係を示している。
図4から、Crを用いた場合、つまり、プラズモン共鳴を利用しないでパターンを形成した場合、形成されたパターンの寸法誤差は最大7nmとなっている。
これに対して、Agを用いた場合、つまり、プラズモン共鳴を利用してパターンを形成した場合、形成されたパターンの寸法誤差の最大値は1nm以下である。
したがって、プラズモン共鳴を利用したパターン形成の場合、入射光の強度が変化しても寸法誤差を低減することが可能である。すなわち、正確な寸法のパターンを形成することが可能なインプリントによるパターン形成方法を実現できるようになる。
図5は、プラズモン共鳴の利用の有無の違いによる照射時間と加工寸法との関係を示している。
図5から、Crを用いた場合、つまり、プラズモン共鳴を利用しないでパターンを形成した場合、形成されたパターンの寸法差が8nm以上である。
これに対して、Agを用いた場合、つまり、プラズモン共鳴を利用してパターンを形成した場合、形成されたパターンの寸法差が1nm以内である。
上記のように、プラズモン共鳴を利用してパターンを形成した場合、入射光強度の誤差や照射時間の誤差によるパターン寸法の誤差を抑制することができることが分かる。すなわち、正確な寸法のパターンを形成することが可能なインプリントによるパターン形成方法を実現できるようになる。
以上の説明では、Agのプラズモン共鳴を利用してパターンを形成する場合について説明した。しかし、テンプレート13の突起13aに形成される金属層14はAg層に限定されるものではない。すなわち、プラズモン共鳴は金属と周囲に充填されている光硬化性樹脂の屈折率から決まる。光硬化性樹脂の屈折率が1.46〜2.7である場合、プラズモン共鳴が発生する金属材料と入射光の波長との関係は次の通りである。
Ag:波長365nm〜450nm
Pt:波長365nm〜490nm
Cu:波長460nm〜550nm
Au:波長510nm〜550nm
Cr:波長450nmを含む光
その他、金属層14は、単一の金属に限らず、例えばAg、Pt、Cu、Cr若しくはこれらを含有する金属を用いることも可能である。
本記実施形態によれば、テンプレート13の凸部13aに金属層14を形成し、このテンプレート13にプラズモン共鳴光を照射することにより、テンプレートの金属層14の表面近傍で光強度を増強することができる。このため、コントラストを大幅に向上することができ、所望のパターン寸法を得るための露光量の余裕度を大幅に改善することができる。したがって、テンプレートのパターンの倍ピッチを有する微細パターンを形成することが可能である。
しかも、プラズモン共鳴を利用することにより、テンプレートに対する入射光の強度の誤差や照射時間の誤差の影響を抑制して正確な寸法を有する微細パターンを形成することができる。
図6乃至図9は、上記実施形態に適用されるテンプレートの作成方法の一例を示している。図6乃至図9において、図1と同一部分には同一符号を付している。
図6に示すように、先ず、クォーツ基板13−1上に、例えばAgが金属層14−1として蒸着あるいはスパッタリングにより形成される。この金属層14−1上にEB(電子ビーム)用レジスト21−1が塗布される。
この後、図7に示すように、このレジスト21−1がEB描画によりパターンニングされ、レジストパターン21−2が形成される。このレジストパターン21−2をマスクとして金属層14−1がエッチングされ、図8に示すように、金属層14のパターンが形成される。金属層14のパターン形成は、EB描画に限定されるものではなく、例えばFIB(Focused Ion Beam)描画などを利用することも可能である。
次いで、金属層14をマスクとして、例えばHF、BHFなどの溶液を用いてクォーツ基板13−1がエッチングされる。
この結果、図9に示すように、凸部13aの先端に金属層14を有するテンプレート13が完成する。
尚、上記実施形態は、金属層14をマスクとしてクォーツ基板13−1をエッチングすることにより、凸部13aの先端に金属層14を有するテンプレート13を形成する場合について説明した。しかし、これに限らず、例えば金属層14を一度剥離し、スパッタ、蒸着によって、テンプレート13に形成された凹凸パターンの凸部13aの上面及び凹部の底面の両方に形成してもよい。
また、金属層14を球状とすることにより、局在プラズモンの強度を高めることが可能である。
図10乃至図12は、球状金属を有するテンプレートの作成方法を示している。
図10に示すように、クォーツ基板13−1上に例えば金属によりパターン31を形成する。パターン31の形成工程は、例えば、図6乃至図8の工程に準じる。パターン31を構成する金属は、例えば、マスク材料として利用されるCrである。この後、球状の金属微粒子32が塗布され、金属パターン31内に配置される。この金属微粒子32の材料は、例えばAgである。この金属微粒子32は、自己組織(self-assembled)させて配列させることも可能である。自己組織としては、例えば、ブロックコポリマー等の自己組織化技術を用いることができる。
この後、図11に示すように、金属パターン31が除去される。
次いで、金属微粒子32をマスクして、クォーツ基板13−1がエッチングされ、凸部13aの先端に金属微粒子32を有するテンプレート13が形成される。金属微粒子32の材料としては、Agに限らず、Pt、Cu、Cr若しくはこれらを含有する金属を用いることが可能である。
上記のように、凸部13aの先端に金属微粒子32を有するテンプレート13は、局在プラズモンの強度を効果的に高めることが可能であるため、一層微細パターンの形成に有効である。
ところで、図1において、説明した光硬化性樹脂の膜厚はスピンコータ、インクジェットなどの手法で制御することが望ましい。例えば基板表面に50nmのラフネスがある場合、光硬化樹脂の膜厚が50nm以下であると、光硬化樹脂により基板全体をパターニングすることができない。
一方、図13に示すように、光硬化樹脂の膜厚がテンプレートの凸部の高さよりも十分に厚い場合(例えば1μm以上)において、テンプレート13の近傍、例えば凸部13a先端の金属層14から数十nm以内の領域に存在する光硬化性樹脂12は、プラズモン共鳴で増強している近接場領域15で硬化が起きる。しかし、テンプレート13から離れ、被加工基板11の表面と接触している部分の光硬化樹脂12は硬化が起こりにくい。このため、テンプレート13を離型する際、パターンの剥離や破損が生じる。
そこで、テンプレート13の金属層14の膜厚と相関している近接場領域15(一般に指数関数の強度が元の強度に対して1/e弱まる地点)を、基板のラフネス量Δよりも厚くすることで、上記した問題を回避することが可能である。近接場領域15における硬化範囲の大きさは照射する光の強度や照射時間によって制御できる。
上記実施形態では、テンプレートの凸部の断面形状が矩形状であるが、その形状は形成するべきデバイスのパターン(デバイスパターン)によって適宜変更される。また、実施形態のパターン方法は、MOSトランジスタ等の半導体デバイス以外にも適用でき、例えば、光学素子であるCCDに用いられるマイクロレンズアレイや、DNAチップ(バイオ製品)を構成するSiウェハ上に形成されるパターンにも適用できる
また、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施できる。
11…半導体基板、12…光硬化樹脂、13…テンプレート、13a…凸部、14…金属層、15…近接場領域。

Claims (5)

  1. 凹凸パターンの少なくとも凸部の先端に金属層を有するテンプレートを光硬化性樹脂が塗布された被加工基板上に配置する工程と、
    波長λの光を前記テンプレートを通して前記光硬化樹脂に照射する工程であって、前記金属層の周辺の近接場領域の強度を増加させるプラズモン共鳴を生じさせる前記工程とを含み、
    前記波長λに対応する前記金属層の複素比誘電率をε1、前記波長λに対応する前記光硬化性樹脂の複素比誘電率をε2としたとき、これらの関係が
    ε1=−2ε2
    であり
    前記近接場は前記金属層の厚さと相関しており、かつ、前記近接場は前記基板のラフネス量よりも厚くなるように、前記金属層の厚さは設定されていることを特徴とするパターン形成方法。
  2. 前記波長λの光は、前記凹凸パターンに対して垂直な方向に振動する電気ベクトルを主成分とする直線偏光であることを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 前記金属層の材料が白金の場合、前記波長λは365nm乃至490nmであり、
    前記金属層の材料が銅の場合、前記波長λは460nm乃至550nmであり、
    前記金属層の材料が金の場合、前記波長λが510nm乃至550nmであり、
    前記金属層の材料がクロムの場合、前記波長λは450nmであることを特徴とする請求項1又は2に記載のパターン形成方法。
  4. 前記光を前記テンプレートを通して前記光硬化樹脂に照射する工程の後に、
    前記光硬化樹脂から前記テンプレートを離す工程と、
    前記光硬化樹脂をマスクにして前記被加工基板をエッチングする工程と
    をさらに含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  5. 前記金属層の形状が球形であることを特徴する請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
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