JP5131778B2 - 装飾体の駆動装置 - Google Patents

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本発明は、装飾体を回転する駆動装置に関する。
壁掛け時計や置き時計としては、装飾体を定常的に又は所定のタイミングで駆動する駆動装置を備えたものがある。装飾体を回転する駆動装置は、装飾体を支持するシャフトを軸受に支持し、このシャフトをモータ等の駆動手段にて回転するものが一般的である。装飾体の駆動装置は、特許文献1にも開示されている。
特許第3734451号明細書
一般に、この種の駆動装置については、構成部品の寸法精度や組立て精度の観点から、駆動手段と飾り体とをシャフト1本で直結するのは好ましくないとされている。つまり、動力の伝達を良好に確保するには、駆動手段たるモータと装飾体との間に多少の遊びが必要となる。実際には、シャフトとモータとの間には歯車、カップリング、カム等の剛体要素が介在され、それらの間のクリアランスによって若干の遊びが設定されている。
しかしながら、このような遊びは、構成部品の寸法精度や組立て精度の許容性を向上する一方で、飾り体の挙動に悪影響をもたらす原因となる場合がある。例えば、遊びと装飾体の自重との微妙なアンバランスによって、装飾体に動力が伝達され得ないフリーの状態となる瞬間が生じることもあり、これが回転斑を生じる原因となる。
前述した特許文献1の駆動装置は、回転斑を解消又は低減する方法として、シャフトと軸受との摩擦抵抗を調整するものとなっている。但し、その摩擦抵抗が過剰であると、動力伝達性や耐久性の面で弊害を伴うことになる。
装飾体を観賞する者は、回転斑を認識してしまうと、たとえそれが僅かであったとしても、興醒めしてしまう傾向にある。故に、駆動装置の製造現場においては、製造の容易化とともに、装飾体の回転斑をより確実に低減するための構造的工夫が求められている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、装飾体の動きを円滑にするべく合理的に構成された装飾体の駆動装置を提供することである。
本願第1請求項に記載した発明は、装飾体を支持する軸体を備え、前記軸体を回転することにより前記装飾体を回転する駆動装置において、前記軸体は、回転可能に支持されたシャフトと、前記シャフトを挿通するとともに前記シャフトに固定された第1円筒部材と、前記シャフトを挿通するとともに前記シャフトに対して回転可能に装着された第2円筒部材と、前記第1円筒部材及び前記第2円筒部材の外周に装着されるとともに前記第1円筒部材及び前記第2円筒部材にそれぞれ端部を固定されたコイルばねとを備え、前記第2円筒部材には、前記シャフトを回転軸とするギア部を設け、前記装飾体は、前記シャフトに支持し、前記ギア部に伝達された動力が、前記コイルばねを介して前記シャフトに伝達されるようにし、前記軸体は、前記シャフトを挿通するとともに前記シャフトに固定されたストッパ部材を備え、前記第2円筒部材は、前記第1円筒部材と前記ストッパ部材との間に装着されるものとし、前記第2円筒部材には、前記ストッパ部材側に突出する凸部を設け、前記シャフトに対して前記第2円筒部材が回転すると前記ストッパ部材が前記凸部に突き当たることにより、前記シャフトに対する前記第2円筒部材の回転量が規制されるようにした構成の装飾体の駆動装置である。
本願第請求項に記載した発明は、請求項において、前記シャフトを金属製の部材とするとともに、前記第1円筒部材、前記第2円筒部材、及び前記ストッパ部材を樹脂製の部材とし、前記シャフトには、前記第1円筒部材を位置決めする第1段部と、前記ストッパ部材を位置決めする第2段部とを設け、前記第1円筒部材及び前記ストッパ部材は、それぞれ前記第1段部及び前記第2段部にて位置決めされるとともに、前記シャフトを圧入した状態で前記シャフトに固定された構成の装飾体の駆動装置である。
本発明によれば、装飾体の動きを円滑にするべく合理的に構成された装飾体の駆動装置を得ることができる。
本発明の実施例に係り、回転飾り装置を示す側面断面図である。 本発明の実施例に係り、(a)は軸体を示す側面図、(b)は(a)の下面図である。 本発明の実施例に係り、軸体を示す側面分解断面図である。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1乃至図3に示す装飾体の駆動装置は、装飾体100を支持する軸体200を備え、軸体200を回転することにより装飾体100を回転するものである。
この軸体200は、筐体300の内部に回転可能に支持されたシャフト210と、シャフト210を挿通するとともにシャフト210に固定された第1円筒部材220と、シャフト210を挿通するとともにシャフト210に対して回転可能に装着された第2円筒部材230と、第1円筒部材220及び第2円筒部材230の外周に装着されるとともに第1円筒部材220及び第2円筒部材230にそれぞれ端部を固定されたコイルばね240と、シャフト210を挿通するとともにシャフト210に固定されたストッパ部材250とを備えている。
装飾体100は、円板型のものであり、筐体300の外部に突出したシャフト210の先端部にその中心を支持されている。また、第2円筒部材230には、シャフト210を回転軸とするギア部231を設けており、ギア部231に伝達された動力が、コイルばね240を介してシャフト210に伝達される構成となっている。
シャフト210に対して第2円筒部材230が一方に回転するとコイルばね240が絞まり、他方に回転するとコイルばねが緩む。コイルばね240の弾性力によって、観賞する者が回転斑を認識し得ない程度に装飾体100の動きが円滑となる。
ギア部231は、筐体300の内部に配置された歯車400と噛合されており、この歯車400を介して不図示のモータから動力が伝達される構成となっている。
本例では、シャフト210を金属製の部材とするとともに、第1円筒部材220、第2円筒部材230、及びストッパ部材250を樹脂製の部材としている。シャフト210は、円柱形の金属素材に旋削加工を施してなるものである。第1円筒部材220、第2円筒部材230、及びストッパ部材250は、それぞれ所定の形状に成形された射出成形部材である。
シャフト210には、第1円筒部材220を位置決めする第1段部211と、ストッパ部材250を位置決めする第2段部212とを設けている。第1円筒部材220は、第1段部211にて位置決めされるとともに、シャフト210を圧入した状態でシャフト210に固定されている。ストッパ部材250は、第2段部212にて位置決めされるとともに、シャフト210を圧入した状態でシャフト210に固定されている。第2円筒部材230は、第1円筒部材220とストッパ部材250との間に装着されている。
また、第1円筒部材220及び第2円筒部材230の要所には、コイルばね240の端部を差し込んで固定する溝状又は孔状のコイルばね固定部220a,230aをそれぞれ設けている。
更に本例の場合、第2円筒部材230には、ストッパ部材250側に突出する凸部232を設けている。シャフト210に対して第2円筒部材230が回転するとストッパ部材250が凸部232に突き当たることにより、シャフト210に対する第2円筒部材230の回転量が規制される。コイルばね240を保護するための工夫である。
軸体200の組み付けは、次の通りである。シャフト210の基端部側から第1円筒部材220を設け、次に、コイルばね240を位置決めしつつ第2円筒部材230を設ける。そして、この状態でストッパ部材250を設けて第2円筒部材230を抜け止めする。組み付けが容易であるうえに、組み付けた後はこれを1つの部品として扱うことができるので、製造上便利である。
以上説明したように、本例の装飾体の駆動装置は、その製造製を踏まえつつ装飾体の動きを円滑にするべく極めて合理的に構成されたものである。尚、本例における各部の構成は、特許請求の範囲に記載した技術的範囲において適宜に設計変更が可能であり、図例説明したものに限定されないことは勿論である。
本発明の装飾体の駆動装置は、壁掛け時計や置き時計を装飾する装置として好適に利用することが可能である。
1 装飾体の駆動装置
100 装飾体
200 軸体
210 シャフト
211 第1段部
212 第2段部
220 第1円筒部材
220a コイルばね固定部
230 第2円筒部材
230a コイルばね固定部
231 ギア部
232 凸部
240 コイルばね
250 ストッパ部材
300 筐体
400 歯車

Claims (2)

  1. 装飾体を支持する軸体を備え、前記軸体を回転することにより前記装飾体を回転する駆動装置において、
    前記軸体は、回転可能に支持されたシャフトと、前記シャフトを挿通するとともに前記シャフトに固定された第1円筒部材と、前記シャフトを挿通するとともに前記シャフトに対して回転可能に装着された第2円筒部材と、前記第1円筒部材及び前記第2円筒部材の外周に装着されるとともに前記第1円筒部材及び前記第2円筒部材にそれぞれ端部を固定されたコイルばねとを備え、
    前記第2円筒部材には、前記シャフトを回転軸とするギア部を設け、
    前記装飾体は、前記シャフトに支持し、
    前記ギア部に伝達された動力が、前記コイルばねを介して前記シャフトに伝達されるようにし
    前記軸体は、前記シャフトを挿通するとともに前記シャフトに固定されたストッパ部材を備え、
    前記第2円筒部材は、前記第1円筒部材と前記ストッパ部材との間に装着されるものとし、
    前記第2円筒部材には、前記ストッパ部材側に突出する凸部を設け、
    前記シャフトに対して前記第2円筒部材が回転すると前記ストッパ部材が前記凸部に突き当たることにより、前記シャフトに対する前記第2円筒部材の回転量が規制されるようにしたことを特徴とする装飾体の駆動装置。
  2. 前記シャフトを金属製の部材とするとともに、前記第1円筒部材、前記第2円筒部材、及び前記ストッパ部材を樹脂製の部材とし、
    前記シャフトには、前記第1円筒部材を位置決めする第1段部と、前記ストッパ部材を位置決めする第2段部とを設け、
    前記第1円筒部材及び前記ストッパ部材は、それぞれ前記第1段部及び前記第2段部にて位置決めされるとともに、前記シャフトを圧入した状態で前記シャフトに固定されたことを特徴とする請求項1記載の装飾体の駆動装置。
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