JP3394681B2 - 指針駆動機構におけるバネ受構造 - Google Patents

指針駆動機構におけるバネ受構造

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JP3394681B2 JP06253897A JP6253897A JP3394681B2 JP 3394681 B2 JP3394681 B2 JP 3394681B2 JP 06253897 A JP06253897 A JP 06253897A JP 6253897 A JP6253897 A JP 6253897A JP 3394681 B2 JP3394681 B2 JP 3394681B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、指針を駆動及び支
持する四番車等からなる指針駆動車を付勢するバネのバ
ネ圧の変更が可能なバネ受構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、図6に示すように、秒針を駆
動する四番車2と中板4との間にはバネ6が配設されて
おり、このバネ6はその端部にある屈曲した支持部6
a、6bが中板4に設けられた凹部4a、4bからなる
バネ受部に嵌め込まれることにより位置決めされてい
た。このバネ6は、ダストカバー8を前板10に固定す
る際に、ダストカバー8で押し込まれた四番車2と中板
4との間で圧縮され、そのバネ力で四番車2を軸方向に
付勢するものであった。 【0003】このバネ6は、これを用いて四番車2を軸
方向に付勢することにより、秒針をステップ運針させた
ときの秒針のブレを無くし、また、四番車2に加わる負
荷や衝撃をやわらげてそれらがロータに伝わることを防
いだり、四番車2が傾くことを防止する等のために設け
られていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記バネ6のバネ力を
用いて秒針のブレ等を効果的に防ぐには、ある程度強い
バネ力で四番車2を押さえることが必要であるが、強い
力で四番車2を付勢するとステップモーターの負荷が増
大することになり、好ましいものではなかった。このた
め、従来は、秒針の大きさや重量、あるいはステップモ
ーターの回転トルク等を考慮した上でバネ6の高さ又は
バネ受部の深さを変えることによりバネ圧を調整してい
た。このように、バネ6の高さやバネ受部の深さを変え
るには、加工あるいは成形用の金型を修正したり、様々
な高さの部品を予めそろえておくことが必要であり、金
型修正等の費用と日数がかかり、また部品管理が必要に
なるという課題が生じるものであった。 【0005】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
ので、組立時にバネ圧を簡単に変更することができる指
針駆動機構におけるバネ受構造を提出するものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の指針駆動機構に
おけるバネ受構造は、指針をステップ運針させる指針駆
動機構内の指針駆動車を軸方向に付勢するバネと、該バ
ネの支持部がセット可能な複数の凹部を有し、該複数の
凹部が一組ずつ異なる深さを有するバネ受部と、からな
り、前記バネ受部の凹部を選定して前記バネをセットす
ることによりバネ圧の変更を可能にしたものである。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明の指針駆動機構におけるバ
ネ受構造においては、バネ受部を複数の凹部で構成し、
しかもその凹部が一組ずつ異なる深さを有するように形
成している。このため、組立時にバネの支持部をセット
する凹部を選定するだけでバネの高さが変わり、バネ圧
を変更することが可能となる。 【0008】 【実施例】図1は本発明の一実施例に係る指針駆動機構
におけるバネ受構造の要部を示す平面図、図2は図1に
示す指針駆動機構におけるバネ受構造の要部分解斜視
図、図3及び図4は互いに異なるバネ圧に設定したとき
の状態を示す要部断面図、図5は図1に示す凹部の高さ
の違いを示す説明図である。 【0009】12は秒針等の指針をステップ運針させる
ための指針駆動機構である。本実施例における指針駆動
機構12は、ステップモーター(ロータ14のみ図示)
と、複数の歯車からなる輪列16とからなり、輪列16
内には秒針等の指針を駆動する指針駆動車18が含まれ
ている。この指針駆動車18は、その軸部18aが中板
20とダストカバー22により回転可能に支持されてい
る。 【0010】24は指針駆動車18を付勢するバネであ
り、中央に指針駆動車18の軸部18aを挿通する穴2
4dが設けられた円板状の付勢部24aを有し、この付
勢部24aから相対する方向に支持部24b、24cが
突出してなるものである。このバネ24の支持部24
b、24cは、細長い板状部を略L字形状に屈曲させて
なるものである。 【0011】26は指針駆動車18を中心として中板2
0の表面に円形に形成されたバネ受部である。本実施例
におけるバネ受部26は、円を12等分し、等分した部
分にそれぞれ凹部28a〜28f、30a〜30fを形
成したものである。この凹部28a〜28f、30a〜
30fは、凹部28a〜28fと凹部30a〜30fと
がそれぞれ対向すると共に対向する凹部同士が同じ深さ
を有し、その各組ごとに深さが異なるように形成されて
いる。即ち、この凹部28a〜28f、30a〜30f
は、図5に示すように、凹部28a、30aが最も浅
く、凹部28f、30fが最も深くなるように順にその
深さが設定されている。また、各凹部28a〜28f、
30a〜30fの間には図1及び図5に示すように、凸
部34a〜34mが設けられており、振動等のショック
を受けても、セットされたバネ24が深さの異なる凹部
に移動しないように構成されている。 【0012】前述したバネ24は、その支持部24b、
24cの先端をバネ受部26の凹部28a〜28f、3
0a〜30fの何れか一組に差し込むことによりセット
される。このときにバネ24の付勢部24aはバネ受部
26内側の中板20の表面20aから浮き上がってお
り、この付勢部24aの中板20の表面20aからの高
さが、セットする凹部の深さに応じて変わることにな
る。 【0013】このようにバネ24をセットした後、その
中央の穴24dに指針駆動車18の軸部18aの一端を
通す。更に、ダストカバー22を前板32に嵌合させ、
このときにダストカバー22の軸受部22aで指針駆動
車18の軸部18aの他端を押し込むようにして支持す
る。このようにして指針駆動車18が押し込まれると、
指針駆動車18の歯車部18bの中央付近にある段部1
8cの端面がバネ24の付勢部24aを押圧することに
なる。これにより、バネ24はわん曲し、そのバネ力に
より指針駆動車18を軸方向、即ちダストカバー22の
方向に付勢する。 【0014】上記のようにダストカバー22が取り付け
られたときの指針駆動車18の段部18cの端面と中板
20の表面20aとの間隔は常に一定となる。そこで、
図3及び図5に示すように、バネ24の支持部24b、
24cを最も浅い凹部28a、30aにセットした場
合、バネ24の付勢部24aの中板20の表面20aか
らの高さは最大となり、指針駆動車18の段部18cの
端面で付勢部24aが一定の位置に至るまで押圧される
と、このときのバネ24のわん曲する量は最大となっ
て、最大のバネ力で指針駆動車18を付勢することにな
る。 【0015】一方、図4及び図5に示すように、バネ2
4の支持部24b、24cを最も深い凹部28f、30
fにセットした場合、バネ24の付勢部24aの中板2
0の表面20aからの高さは最小となり、指針駆動車1
8の段部18cの端面で付勢部24aが一定の位置に至
るまで押圧されると、このときのバネ24のわん曲する
量は最小となって、最小のバネ力で指針駆動車18を付
勢することになる。 【0016】上記のように、バネ24を回転させるよう
にしてその支持部24b、24cをセットするバネ受部
26の凹部28a〜28f、30a〜30fを選択する
ことにより、図5に示すように、指針駆動車18を取り
付けたときのバネ24のわん曲する量を凹部28a〜2
8f、30a〜30fの深さに応じて変更することがで
きる。これにより、バネ24のバネ圧が変わり、指針駆
動車18を付勢するバネ力を数段階に切り換えて変更す
ることが可能となる。 【0017】尚、本実施例においては、バネ受部26の
凹部を、円を12等分した位置に12個設けているが、
その数は任意に設定することができるものである。 【0018】また、本実施例においては、バネ24の支
持部24b、24cを2本設けているが、2本以上であ
っても良いものであり、更にバネ24を三角形、四角形
等に形成し、その角部を屈曲させて支持部とすることも
可能である。これらの場合には、その支持部の数及び位
置に応じた凹部を一組として同じ深さに設定する。 【0019】 【発明の効果】本発明によれば、バネ受部に複数の凹部
を設け、しかもその深さを一組ごとに異なるように設定
しているので、バネの支持部をセットする凹部を選定す
るだけでバネ圧を変更することができ、これにより指針
駆動車を付勢するバネ力を簡単に変更して調整すること
ができる。 【0020】特に、金型の変更や部品の交換等を必要と
しておらず、更にバネの向きを変えるのに工具等も必要
としないので、バネ圧の変更に関してコストも手間もか
からず、量産性の低下をまねくこともない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例に係る指針駆動機構における
バネ受構造の要部を示す平面図である。 【図2】図1に示す指針駆動機構におけるバネ受構造の
要部分解斜視図である。 【図3】図2等に示すバネの支持部を最も浅い凹部にセ
ットしたときの状態を示す要部断面図である。 【図4】図2等に示すバネの支持部を最も深い凹部にセ
ットしたときの状態を示す要部断面図である。 【図5】図1に示す凹部の高さの違いを示す説明図であ
る。 【図6】従来の指針駆動機構におけるバネ受構造を示す
要部断面図である。 【符号の説明】 12 指針駆動機構 18 指針駆動車 18a 軸部 18b 歯車部 18c 段部 20 中板 22 ダストカバー 24 バネ 24a 付勢部 24b、24c 支持部 26 バネ受部 28a〜28f 凹部 30a〜30f 凹部 32 前板 34a〜34m 凸部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 指針をステップ運針させる指針駆動機構
    内の指針駆動車を軸方向に付勢するバネと、 該バネの支持部がセット可能な複数の凹部を有し、該複
    数の凹部が一組ずつ異なる深さを有するバネ受部と、か
    らなり、 前記バネ受部の凹部を選定して前記バネをセットするこ
    とによりバネ圧の変更を可能にしたことを特徴とする指
    針駆動機構におけるバネ受構造。
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